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■2004年2月分のリスト 幸の作成した今月の映画ファイル(映画解説・レヴュー等) ※五十音順 M 『 MON−ZEN [もんぜん] (1999) ERLEUCHTUNG GARANTIERT (原題) / ENLIGHTENMENT GUARANTEED (英題) 』 2/8 R 『 Re:プレイ (2003) THE I INSIDE 』 2/21 あ 『 アメリカン・スプレンダー (2003) AMERICAN SPLENDOR 』 2/6 あ 『 アンデッド (2003) UNDEAD 』 2/16 う 『 ヴィレッジ (2004) THE VILLAGE 』 2/19 え 『 エイプリルの七面鳥 (2004) PIECES OF APRIL 』 2/20 え 『 エレファント (2003) ELEPHANT 』 2/17 お 『 おまけつき新婚生活 (2003) DUPLEX 』 2/29 き 『 キング・アーサー (2004) KING ARTHUR 』 2/26 き 『 ギャザリング (2002) THE GATHERING 』 2/7 き 『 ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK 』 2/1 く 『 クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE 』 2/5 こ 『 ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK 』 2/22 さ 『 ザ・クーラー (原題) (2003) THE COOLER 』 2/2 し 『 シュレック2 (2004) SHREK 2 』 2/28 す 『 スパン (2002) SPUN 』 2/26 た 『 タイムリミット (2003) OUT OF TIME 』 2/18 た 『 堕天使のパスポート (2002) DIRTY PRETTY THINGS 』 2/4 ち 『 チャーリーとチョコレート工場 (2005) CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY 』 2/29 と 『 ドラムライン (2002) DRUMLINE 』 2/3 と 『 永遠の語らい (2003) A TALKING PICTURE 』 2/19 ま 『 マッハ! (2003) ONG-BAK / ONG BAK: MUAY THAI WARRIOR 』 2/19 ら 『 ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY 』 2/1 |
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■2004年2月29日(日) おまけつき新婚生活 (2003) DUPLEX チャーリーとチョコレート工場 (2005) CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY ポスターは 『 夢のチョコレート工場 (1971) WILLY WONKA & THE CHOCOLATE FACTORY 』 のものです。 |
2004.02.29 日本では情報が殆どないコメディ映画『 おまけつき新婚生活 (2003) DUPLEX 』を「読む映画試写会」のレヴューの形で紹介します。不確かだが、日本公開は、2004/10/24 かも知れない。ベン・スティラーとドリュー・バリモアが夫婦役になって、念願の立派な二世帯住宅「デュプレックス」に入居できたけど、テナントである階上の老婦人が何かと邪魔をするので殺そうとさえするコメディ。『 おまけつき新婚生活 (2003) DUPLEX 』監督は、『 エリン・ブロコビッチ (2000) ERIN BROCKOVICH 』を製作し『 マーズ・アタック! (1996) MARS ATTACKS! 』『 ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES 』『 デス・トゥ・スムーチー (2002) DEATH TO SMOOCHY 』『 ビッグ・フィッシュ (2003) BIG FISH 』等では出演もしているダニー・デヴィート。製作・脚本は『 ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション (2003) LOONEY TUNES: BACK IN ACTION 』のラリー・ドイル。製作は、プロデューサーとしても実績のあるドリュー・バリモア自身と、『 アダルト♂スクール (2003) OLD SCHOOL 』のスチュアート・コーンフェルドや『 ウェイキン・アップ・イン・リノ (原題) (2002) WAKING UP IN RENO 』のジェレミー・クレイマーら。もっと詳しく・・・ 解説を一本追加します。アメリカ公開2005年6月予定で、相当先にリリースされる『 チャーリーとチョコレート工場 (2005) CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY 』です。原題を直訳すれば、”チャーリーとチョコレート工場”だ。ロアルド・ダール著の児童文学「チョコレート工場の秘密 CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY 」(評論社 訳:田村隆一)が原作。 1971 年に著者ロアルド・ダール( 1916-1990 )が脚本を手がけた、ジーン・ワイルダー Gene Wilder 主演の映画化作品『 WILLY WONKA & THE CHOCOLATE FACTORY 』は、日本では未公開だったが、『夢のチョコレート工場』という邦題が付いている。映画『 チャーリーとチョコレート工場 (2005) CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY 』は、公開がとっても待ち遠しい映画。なぜなら私はこの本が大好きなんデス!子供のときに母に読書感想文用の本として買ってもらった時は、なんでこんなに可愛くない絵の本を買ってきたのかと怒ったのですが、読んでみるとスゴイ楽しい。一気にウィリー・ワンカさんのチョコレート工場の世界に引き込まれました。読み終わった後は、チョコレートがすごく食べたくなります。今では、子供のときに”にくそい(大阪弁で可愛くないの意)”と思っていたジョセフ・シンデルマン Joseph Schindelman の挿絵にも愛着があるほどです。ジョニー・デップ演じるワンカさんの楽しい不思議なチョコレート工場が、ティム・バートン監督の手でどのように映像化されるのか、今からワクワクです!もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月28日(土) シュレック2 (2004) SHREK 2 |
2004.02.28 2004年11月20日日本公開予定の映画『 シュレック2 (2004) SHREK 2 』を紹介します。映画『 シュレック2 』は、 2002 年アカデミー長編アニメ賞を受賞した『 シュレック (2001) SHREK 』の続編。監督は、前回と同じアンドリュー・アダムソン監督、『 スピリット (2002) SPIRIT: STALLION OF THE CIMARRON 』のケリー・アズベリー監督、ジンジャーブレッドマンとして声の出演もしているコンラッド・ヴァーノン監督の3人。『 シュレック (2001) SHREK 』の基になった「みにくいシュレック Shrek! 」(セーラー出版)の原作者ウィリアム・ステイグは、 2003 年 10 月 3 日に 95 歳で亡くなった。因みに、4回も結婚したウィリアム・ステイグの初婚のお相手は、有名な文化人類学者マーガレット・ミード Margaret Mead ( 1901-1978 )の妹〔姉?〕。火を噴くドラゴンや邪悪なファークアード卿(ジョン・リスゴー)と戦い、プリンセス・フィオナを勝ち得たシュレックは、今や最大の挑戦に直面している。新婚旅行から戻ったシュレックとプリンセス・フィオナは、遥か遠く離れた王国にいるフィオナの両親である王様と女王様に招きを受けた。シュレックは義理の両親と対面するのだ!遥か遠くの王国では、国民と共に、王と女王は娘と新しいプリンスとなる娘婿の帰還を楽しみに待っていた。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月27日(金) ローマの休日 副題:タダのローマの休日 |
2004.02.27 エッセイ「シャイな幸の独り言」に「ローマの休日(副題:タダのローマの休日」を追加。これで、「チップ」、「ローマの休日(副題:タダのローマの休日)」、「ローマの噴水」の三部作となった。近頃よく耳にするトリロジー(三部作 trilogy)ってところだ。「ローマの休日(副題:タダのローマの休日)」のタイトルは、当然映画『 ローマの休日 (1953) ROMAN HOLIDAY 』に因んで、滸(おこがま)しくもつけた。幸が先日ローマで休日をとっただけで、映画のようなロマンスは全くない^_^;。副題は「タダのローマの休日」だ。ローマでの休日=「ローマの休日」をできるだけお金を使わないで無料(タダ)で過ごそう、何も特別なことのない、タダ単なるローマの休日と語呂合わせしたと云う企画だ。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月26日(木) スパン (2002) SPUN |
2004.02.26 日本公開は2004年5月予定の『 スパン (2002) SPUN 』を紹介します。映画『 スパン 』はドラッグ、覚醒剤に狂った若者の三日間のお話。内容はちょっとヤバイのじゃないかと思うような過激なものらしい。映画『 スパン 』の製作は『 バッファロー'66 (1998) BUFFALO '66 』『 ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES 』のクリス・ハンレイら、製作総指揮は『 シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE 』『 ワイルド・スピードX2 (2003) 2 FAST 2 FURIOUS 』『 シェイド (2003) SHADE 』のマーク・ブーン・Jr らである。ロス(ジェイソン・シュワルツマン:『 シモーヌ (2002) SIMONE/S1M0NE 』)はサウス・ダコタ州キーストーンにあるラッシュモア Rushmore, Keystone, South Dakota の大学に通う真面目な学生だったが、覚醒剤にのめり込んだのか、大学を中退する。そして北ロサンゼルス丘陵 North Los Angeles Valley の覚醒剤中毒グループの溜り場に迷い込む。ロスは、スパイダー・マイク(ジョン・レグイザモ:『 ロミオ&ジュリエット (1996) WILLIAM SHAKESPEAR'S ROMEO & JULIET / ROMEO + JULIET 』『 ムーラン・ルージュ (2001) MOULIN ROUGE! 』『 アイス・エイジ (2002) ICE AGE 』)のとばく場バンガローに先ず姿を現した。そこはまるで戦場みたいな家。スパイダー・マイクは偏執症で移り気な性質の、覚醒剤のディーラーで、ロスはスパイダー相手に得点を挙げようと必死に立ち向かう。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月25日(水) キング・アーサー (2004) KING ARTHUR |
2004.02.25 日本公開は2004年7月予定の『 キング・アーサー (2004) KING ARTHUR 』を紹介します。映画『 キング・アーサー 』は、アーサー王伝説に基づいて制作されたスペクタクル・アドヴェンチャー。ケルトの伝説を映画化するのは、ハリウッドの敏腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー(『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』『 ヴェロニカ・ゲリン (2003) VERONICA GUERIN 』『 カンガルー・ジャック (2003) KANGAROO JACK 』『 パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』『 バッドボーイズ2バッド (2003) BAD BOYS 2 BAD 』等)と、『 トレーニング デイ (2001) TRAINING DAY 』『 ティアーズ・オブ・ザ・サン (2003) TEARS OF THE SUN 』等で期待の黒人監督アントワーン・フークア。コンピュータ技術の発達で、巨大な歴史的建造物などがヴァーチャルで作れるようになったことが、歴史スペクタクル映画の製作を促している。そうして古代ローマを見事に再現し、大成功を収めたのが、オスカー作品『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』だ。この映画で 2001年アカデミー脚本賞にノミネートされたデヴィッド・フランゾーニが、ジョン・リー・ハンコック(『 オールド・ルーキー (2002) THE ROOKIE 』監督、『 アラモ (2003) THE ALAMO 』監督・脚本)と共に、映画『 キング・アーサー (2004) KING ARTHUR 』でも脚本を担当する。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月24日(火) シャイな幸の独り言 「エレファント」 |
2004.02.24 エッセイ「シャイな幸の独り言」に「エレファント」というタイトルでアップします。2004年3月27日日本公開の『 エレファント (2003) ELEPHANT 』は、2004/01/19に作成して、2004/02/17に弊サイトで紹介済みだが、「エレファント 映画」をキーワードとして検索しても、弊ページは、Yahoo!では約5090件中 40位、googleでは約9,780件中 41位と、弊サイトの他の映画紹介ページランキングに比べて優れません。折角解説を書いても、訪問して読んで頂かなければ、HP作成の意味はありません。それで、ポータルサイトで上位ランクされるのを目標に、再度、新ファイルを作成しました。日本語の詳しいデータを入手して画像も使用許可いただくように、権利会社にメールをさせて頂きました。返事が来るのが楽しみです。この『 エレファント (2003) ELEPHANT 』は、まだ観ていませんが、調査した段階では、ガス・ヴァン・サント監督の表現手法に大いに興味を抱いたので、是非とも観てみたいと思っています。映画「エレファント」のキャッチコピーは「いつもと同じ1日だと思ってた」・・・。<アレックスは親友エリックと、この穏やかな秋の日に、校内で一大事件を起こすのだ。無差別乱射…。逃げ惑う生徒たち。 13 人も殺した。>もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月22日(日) ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK ローマの噴水(ムーア人の噴水) |
2004.02.22 映画『 ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK 』のレヴューが出来上がっているので紹介します。『 ゴスフォード・パーク 』は、 2002 年アカデミー脚本賞に輝いた、ブラック・コメディ・サスペンス。 1932 年、イギリスのカントリー・ハウスを舞台に、英国貴族とその使用人の群像劇を巧みに描いたのは、ロバート・アルトマン監督。アルトマン監督は『 M★A★S★H マッシュ (1970) MASH 』で 1970 年のパルムドール、『 ザ・プレイヤー (1992) THE PLAYER 』で 1992 年の監督賞と、カンヌ国際映画祭などで評価を受けた。彼は 1925 年生まれだから、映画『 ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK 』は、 76歳のころの作品だ。御高齢にもかかわらず、名作を作り続ける監督はスゴイ!脚本を手がけたジュリアン・フェロウズは、俳優として活躍していたが、映画『 ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK 』で脚本家として一気に名を馳せた。ストーリーは、1932 年 11 月、ウィリアム・マッコードル卿(マイケル・ガンボン:『 スリーピー・ホロウ (1999) SLEEPY HOLLOW 』『 ワイルド・レンジ 最後の銃撃 (2003) OPEN RANGE 』『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』等)所有のカントリー・ハウスで、ハウス・パーティが開かれた。それぞれの思惑を秘めた招待客は、彼らの使用人と共に、緑と空気の美しい邸宅を訪れたが…。もっと詳しく・・・ 昨日から今日にかけて、エッセイ「シャイな幸の独り言」に「ローマの噴水」を書きました。 2004 年 2 月、ローマ Roma に又もややって来ました。\(*^o^)/冬真っ盛りの 2 月にやって来てみると、前回とは違って、ローマはひんやりと美しく心地よい。日本では冬とは思えないような青い空の下、悠久の歴史をそのまま伝える石造りの建造物を仰ぎ見ながら、永遠の都ローマの町を精力的に歩いた。歩いていると、至る所に噴水を発見する。ヨーロッパ猛暑の去年見た噴水は”焼け石に水”状態だったけど、今回はその美しさを堪能できたかも。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月21日(土) Re:プレイ (2003) THE I INSIDE |
2004.02.21 2003年05月15日(Cannes Film Festival)公開され、日本では2004年陽春予定となっている映画『 Re:プレイ (2003) THE I INSIDE 』を紹介します。この『 Re:プレイ 』の原作・脚本のマイケル・クーニーは『 “アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』等、ホラー映画を得意としている。『 Re:プレイ 』は『 ドット・ジ・アイ (2003) DOT THE I 』と何となくタイトルが似ているけど、ストーリーは似ていなそう。映画『 Re:プレイ 』は、アラン・ディーン・フォスター Alan Dean Foster による同題のSF小説「 The I Inside (邦題不明)」とは無関係だ。『 Re:プレイ 』の舞台は、米国のぞっとするような病院。でも実際は、撮影は全編が英国で、特にウェールズ Wales でなされている。この病院の一室で、臨死体験をした一人の男性患者サイモン・ケイブル(ライアン・フィリップ:『 ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK 』)が昏睡から目覚めた。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月20日(金) エイプリルの七面鳥 (2003) PIECES OF APRIL |
2004.02.20 全米公開は2003/10/17のリミッティドのコメディ・ファミリードラマ映画『 エイプリルの七面鳥 (2003) PIECES OF APRIL 』を紹介します。現時点で日本公開は未定のようだが、主人公の母親役のパトリシア・クラークソン(『 グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE 』『 ウェルカム トゥ コリンウッド (2002) WELCOME TO COLLINWOOD 』『 エデンより彼方に (2002) FAR FROM HEAVEN 』『 ドッグヴィル (2003) DOGVILLE 』等)が 2003 年第61回ゴールデングローブ賞 Golden Globe Awards と、第76回アカデミー賞 Academy Award の両方で助演女優賞にノミネートされているので、取り上げた。 『 ピーシズ・オブ・エイプリル 』は制作費は $300,000 ($1=¥ 110 換算で3千3百万円)という極めて低予算映画である。それなのにオスカーにも名が挙がるなんて偉いと思う。『 ピーシズ・オブ・エイプリル 』のストーリーの舞台は、ニューヨークはマンハッタン Manhattan, NYC 、ロウアー・イースト・サイド Lower East Side にある古びたアパート。ロウアー・イースト・サイドというのは上流階級とは縁遠い地で、一時期はスラム密集地ともなり、ヒスパニック系移民も多い街のようだ。ここのアパートで暮らすパンクキッドの若い女性、家族とは疎遠になって独りで生きているエイプリル・バーンズ(ケイティ・ホームズ:『 ギフト (2000) THE GIFT 』『 フォーン・ブース (2002) PHONE BOOTH 』『 ケイティ (2002) ABANDON 』)。タイトル『 ピーシズ・オブ・エイプリル 』の「エイプリル」は「四月」ではなく、このヒロインの名前だ。ケイティ・ホームズはポスターで見れば強烈さが分かるように、可憐でもある他の出演映画の時とは物凄い変身のしようだ。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月19日(木) 永遠の語らい (2003) A TALKING PICTURE ヴィレッジ (2004) THE VILLAGE |
2004.02.19 フランスでは2003年の10月に公開され、日本公開は2004年10月予定の映画『 永遠の語らい (2003) A TALKING PICTURE 』を紹介します。「トーキング・ピクチャー」とは「喋る映画」という意味の通り、ジョン・マルコヴィッチやカトリーヌ・ドヌーヴらが地中海を船旅しながら文明の歴史や様々なトピックを喋り捲るという、一風変わった映画のようだ。『 永遠の語らい 』の監督と脚本の二役は、現在の世界の映画界で生存している最年長の監督、ポルトガル人のマノエル・デ・オリヴェイラである。 1908 年生まれだから 95 歳で現役とはスゴイ。製作もポルトガル人のパウロ・ブランコ。ストーリーは、ポルトガルのリスボン Lisbon, Portugal からインドのボンベイ Bombay, India へ向かうクルーズの乗客たちが主人公。先ず主役、リスボン大学 Lisbon University の歴史教授でエレガントな母親でもあるローザ・マリア(レオノール・シルヴェイラ)は、七歳の娘マリア・ホアナ(フィリパ・デ・アルメイダ)を連れて地中海航海へ。航空会社のパイロットである夫がインドにいるので会いに行くためだ。不思議な魅力のある各寄港地は、地中海文明の築かれた重要地点である。母親は娘にその地の神話や伝説を語って聞かせ、娘の質問に答えていく。文明ってどういう意味? 神話って何? 人間は何故こんなに邪悪なの? 自然ってどういう意味? モスク mosque って何?先日幸が訪れたポンペイも出てくるらしい。ちょっと『 ソフィーの世界 (1999) SOFIES VERDEN / SOPHIE'S WORLD 』的にお勉強になりそう。現代版バスコ・ダ・ガマ Vasco da Gama のように、母子のクルーズ客はインド目指して進んでいく。もっと詳しく・・・ さて、今日は調子がいいのでもう一本。全米でも、2004/07/30公開で、日本は2004年9月公開となっている映画『 ヴィレッジ (2004) THE VILLAGE 』を紹介します。『 ヴィレッジ 』は、得体の知れない恐怖を味わわせるので有名なM・ナイト・シャマラン(『 シックス・センス (1999) THE SIXTH SENSE 』『 アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE 』『 サイン (2002) SIGNS 』等)が監督・製作・脚本の三役を務める映画だ。シャマラン監督によると、この映画はロマンスも含み文学的で優雅だけれど、やっぱり彼独特の戦慄が走るプロットだそうだ。映画『 ヴィレッジ THE VILLAGE (村)』の元のタイトルは『 THE WOODS (森)』というものだった。しかし『 メイ (2002) MAY 』のラッキー・マッキー Lucky McKee 監督のホラー・ミステリーで同題の映画『 THE WOODS (2004) 』というのがほぼ同時期の製作であるので、混乱を避ける為に『 ヴィレッジ THE VILLAGE 』にしたそうだ。「森」にしろ「村」にしろ、どちらもこの映画『 ヴィレッジ 』のストーリーと深い関係がある。舞台は 1897年 、米国はペンシルベニア州のコヴィントン Covington, Pennsylvania という小さな田舎の村。この「村=ヴィレッジ」は、神話的というか架空の生物が住んでいるという言い伝えのある「森」に囲まれている。人口たった 60 人という小さなヴィレッジの住民達には、強い結束力があった。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月18日(水) 世界遺産ポンペイを訪ねて タイムリミット (2003) OUT OF TIME |
2004.02.18 先日2月11日に訪れたポンペイの遺跡に感動して、エッセイ「シャイな幸の独り言」に「ポンペイを訪ねて」を書いた。そして、Gif アニメも作成した。世界遺産ポンペイ Pompei (伊)/ Pompeii (英)は、紀元 79 年 8 月 24 日にヴェスヴィオ火山 Il Monte Vesuvio / Mt. Vesuvius の大噴火で一瞬にして崩壊した古代都市。ポンペイの町は火山灰に埋もれ、多くの人々は火山から発せられる有毒ガスによって亡くなりました。火砕流が流れ込んだのは、 79 年にポンペイと同じにベスビオ火山の噴火で消滅したエルコラーノ Ercolano / Herculaneum の町だそうです。約2万人のポンペイの人口は、商人や奴隷などで占められていましたが、エルコラーノは貴族の保養地でした。もっと詳しく・・・ 2004年06月に日本公開予定の『 タイムリミット (2003) OUT OF TIME 』のレヴューを書いた。機内だとメモもできるし、2回は観れるのでレヴューするのに大いに助かる。この映画『 タイムリミット 』は、日本未公開でストーリーを、ネタばれも含めてテキストによる映画の再現」という扱いなので「読む映画試写会」に分類しておきます。 映画『タイムリミット』は、デンゼル・ワシントンが警察署長として主演するサスペンスである。しかしヒーロー的な言動をするのでなく、不倫から犯罪に落とし込まれてしまい、犯人に仕立て上げられる証拠の数々に閉口してアタフタ。浮気がバレないよう、そして気の迷いから手を出した公金を取り戻そう、更に殺人犯にされないようにと、時間との戦いになる。それで邦題が『 タイムリミット 』なのだろう。原題『 アウト・オブ・タイム OUT OF TIME 』は「期限などに遅れて」とか「時間が無い」という意味だ。結構理知的に振舞う役が多いデンゼル・ワシントンが、『 タイムリミット 』では、バレそうになるのを必死に小細工をして回避していく。その動作や過程が非常に俗世界の人間ぽくって、そういうデンゼル・ワシントンを観るだけでも充分面白かった。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月17日(火) エレファント (2003) ELEPHANT |
2004.02.17 映画『 エレファント (2003) ELEPHANT 』を紹介します。2004年春日本公開予定となっている映画『 エレファント 』はドラマらしくない映画と言えよう。『 ボウリング・フォー・コロンバイン (2002) BOWLING FOR COLUMBINE 』と同じタイプの、高校乱射事件を描いた作品だ。『 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち (1997) GOOD WILL HUNTING 』のガス・ヴァン・サント監督が監督・脚本・編集の三役を務め、ガス・ヴァン・サントは 2003年カンヌ国際映画祭 Cannes Film Festival でパルム・ドール Golden Palm / Palme d'Or と監督賞 Best Director の二冠に輝く。 2003年NY批評家協会賞 New York Film Critics Circle Awards ではハリス・サヴィデスが撮影賞 Best Cinematographer に輝いた。この映画『 エレファント 』の生徒たちの役は、皆、地元のズブの素人の少年少女たちである。だから配役と言っても大人の役だけと思うが、配役を担当したのは『 タイタニック (1997) TITANIC 』『 マトリックス (1999) THE MATRIX 』『 グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE 』『 K−19 (2002) K-19: THE WIDOWMAKER 』『 8 Mile (2002) 8 MILE 』『 フォーン・ブース (2002) PHONE BOOTH 』『 アドルフの画集 (2002) MAX 』『 マトリックス リローデッド (2003) THE MATRIX RELOADED 』『 マトリックス レボリューションズ (2003) THE MATRIX REVOLUTIONS 』『 ビッグ・バウンス (2004) THE BIG BOUNCE 』『 ガール・ネクスト・ドア (2004) THE GIRL NEXT DOOR 』というヒット作を着々と手掛けているマリ・フィンと、『 ハンテッド (2003) THE HUNTED 』のダニー・ストルツ。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月16日(月) アンデッド (2003) UNDEAD |
2004.02.16 一週間のご無沙汰でした。 ローマから帰国早々、2004年03月20日に日本公開予定のホラー・SF映画『 アンデッド (2003) UNDEAD 』を紹介します。恥ずかしくも知らなかったが、これまでにオーストラリアではゾンビ・ホラー映画は製作されたことがなかったそうだ。タイトル『 アンデッド Undead 』の意味は「死んでいない」。日本での配給は『 メイ (2002) MAY 』『 キャビン・フィーバー (2002) CABIN FEVER 』『 マーダー・ライド・ショー (2003) HOUSE OF 1000 CORPSES 』のアートポート、ホラー部門による。アートポートは『 デッドロック (2002) UNDISPUTED 』『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION 』『 シルベスター・スタローン ザ・ボディガード (2002) AVENGING ANGELO 』等も扱っているようだ。さて、『 アンデッド 』のストーリーの舞台は、北オーストラリアのバークレイ Berkeley という海辺の漁村だ。のどかで平和そのもの、住民もおっとりと優しい。ヒロインのルネ(フェリシティ・メイソン)は、この村の美人コンテストで優勝するくらいの美人。子供時代の思い出の農場を銀行にとられたので、彼女はこの田舎から都会に出て行く決心をする。もっと詳しく・・・ |
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■2月10日〜15日(日) 真実の口 Bocca della Verità Santa Maria in Cosmedin サンタ・マリア・イン・コスメディン教会 |
イタリアはローマへ行ってきました。ローマの滞在中に、今回はポンペイとナポリまで足を伸ばしました。 楽しかったデス。そしてお天気に恵まれて、とてもラッキーでした。 また、旅行中のメモを整理して、映画解説の合間の時間をみて旅行記を書きます。これを読まれる旅行好きの方に「そうだ、そうだ!」と思い出を共有できれば幸いです。 左の写真は、『 ローマの休日 (1953) ROMAN HOLIDAY 』で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン(Santa Maria in Cosmedin)教会にある「真実の口」に手を入れてきました。 |
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■2004年2月09日(月) マッハ! (2003) ONG-BAK / ONG BAK: MUAY THAI WARRIOR |
2004.02.09 今年の夏に日本でも封切りされる映画『 マッハ! (2003) ONG-BAK / ONG BAK: MUAY THAI WARRIOR 』を紹介します。非公式英語タイトルは『 デアデビル (2003) DAREDEVIL 』と同じに『 DAREDEVIL 』という。国際英語タイトルは『 ONG-BAK MUAY THAI WARRIOR 』である。幸はタイ映画については、監督・製作がタイ人のカオス Wych Kaosayananda の『 バリスティック (2002) BALLISTIC: ECKS VS. SEVER 』くらいしか知らない。知っている映画に関与しているスタッフは、『 TAXi (1997) TAXI 』『 ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC 』『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』『 キス・オブ・ザ・ドラゴン (2001) KISS OF THE DRAGON 』『 トランスポーター (2002) THE TRANSPORTER 』『 TAXi 3 (2003) TAXI 3 』『 ダニー・ザ・ドッグ (2004) DANNY THE DOG 』など音響担当のヴィンセント・テュリくらいだ。主役のパノム・イーラムはスタントマンから俳優に転換した人で、アクションでもワイヤーワークやCGは一切使わないという主義。きっと本当に強いんだろうナ。共演のドン・ファーガソンは『 ツインズ・エフェクト (2003) 千機變 (原題) /THE TWINS EFFECT (英題) 』、デヴィッド・イズマローンとエリック・マーカス・シュッツは『 沈黙の聖戦 (2003) BELLY OF THE BEAST 』にも出演している。「オン・バック」とは、タイの仏教徒の村の信仰の象徴である仏像のこと。その首が盗まれ、不幸に度々見舞われるようになった村人達を、一人のムエタイ戦士が取り戻そうと奔走する。だから「オン・バック ムエタイ戦士」という意味の題がついているのだ。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月08日(日) MON−ZEN [もんぜん] (1999) ERLEUCHTUNG GARANTIERT (原題) / ENLIGHTENMENT GUARANTEED (英題) 異文化コミュニケーション |
2004.02.08 2002年10月05日に初公開された映画『 MON−ZEN [もんぜん] (1999) ERLEUCHTUNG GARANTIERT (原題) / ENLIGHTENMENT GUARANTEED (英題) 』をレヴューしました。映画『 MON−ZEN [もんぜん] 』はヘンなタイトルだけど、日本を舞台に描かれるドイツ映画でジャンルはドラマ・コメディだ。外国人(欧米人)向けの異文化ギャップと好奇心から生まれる笑いと、異文化を肯定的に認め吸収しようとする姿勢、時には異文化から積極的に啓蒙を受けるスタンスが読み取れる。等身大の日本がロケーションの映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』が第61回ゴールデングローブ賞 Golden Globe Awards や第76回アカデミー賞 Academy Awardsで話題になっているので、何だか興味が沸いて、映画『 MON−ZEN [もんぜん] 』を TSUTAYA レンタルしてみた。監督は、『 メン (1985) MANNER (原題) / MEN (英題) 』『 愛され作戦 (1994) KEINER LIEBT MICH (原題) / NOBODY LOVES ME (米題) 』『 アム・アイ・ビューティフル? (1998) BIN ICH SCHON? (原題) / AM I BEAUTIFUL? (英題) 』など、本国ドイツでは多作で人気のある女性監督のドーリス・デリエ監督。デジタル・カメラで撮影したという映像は、映画っぽくないけど、それもまたこの映画『 MON−ZEN [もんぜん] (1999) ERLEUCHTUNG GARANTIERT (原題) / ENLIGHTENMENT GUARANTEED (英題) 』の味になっている。妻と子供に去られた、キッチン・セールスマンのウーヴェ(ウーヴェ・オクセンネヒト)は、風水コンサルタントの弟グスタフ(グスタフ=ペーター・ヴェーラー)に泣きついた。グスタフは、予てから計画していた日本の石川県總持寺での禅寺修行を実行しようとしているところ。ウーヴェはグスタフに付いて行く事に…。果たして二人に”悟り ERLEUCHTUNG / ENLIGHTENMENT ”は”保証されている GARANTIERT / GUARANTEED ”?もっと詳しく・・・ エッセイ「シャイな幸の独り言」に「異文化コミュニケーション」を書いた。『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』と『 ラスト サムライ (2003) THE LAST SAMURAI 』と『 MON−ZEN [もんぜん] (1999) ERLEUCHTUNG GARANTIERT (原題) / ENLIGHTENMENT GUARANTEED (英題) 』には共通項がある。それは日本を題材にしていることだ。そして、主人公は自国からそれぞれの理由ではるばる日本へやってくる。そして、文化ギャップから来る笑いがある。そして、啓蒙がある。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月07日(土) ギャザリング (2002) THE GATHERING |
2004.02.07 日本では2004年02月28日公開予定の映画『 ギャザリング (2002) THE GATHERING 』を紹介します。2002年の映画なのに、ほんの数日前までこの映画「ギャザリング」の存在は知らなかった。ポスターだけでも『 ホワット・ライズ・ビニース (2000) WHAT LIES BENEATH 』的で、いかにも怖そう。ヒロインはクリスティナ・リッチ(『 スリーピー・ホロウ (1999) SLEEPY HOLLOW 』『 私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION 』『 モンスター (2003) MONSTER 』、少女時代は『 アダムス・ファミリー (1991) THE ADDAMS FAMILY 』『 アダムス・ファミリー2 (1993) ADDAMS FAMILY VALUES 』)と聞いただけで、ピッタリ適役だと確信できる。『 ギャザリング 』のストーリーの舞台は、現代の英国の田園地帯。ロケはマン島 Isle of Man とグロスターシャー、ノースリーチ Northleach, Gloucestershire, England 。『 ギャザリング 』の冒頭、その地域のある町で一世紀の大昔の教会が発掘され、不吉な壁画も見つかった。丁度、全く同じ時刻、若い女性のアメリカ人旅行者キャシー(クリスティナ・リッチ)は交通事故に巻き込まれる。徒歩旅行をしているから hiker であるし、荷物はリュックサックに担いで個人の自由旅行をしているから backpacker とも呼ばれる旅人である。彼女はイングランドの村々を渡り歩いて旅している間に事故に遭った。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月06日(金) アメリカン・スプレンダー (2003) AMERICAN SPLENDOR |
2004.02.06 映画『 アメリカン・スプレンダー (2003) AMERICAN SPLENDOR 』は低予算のインディペンデント系作品で、 2003 年サンダンス映画祭 Sundance Film Festival でグランプリ Grand Jury Prize に輝いた。第76回アカデミー賞 The 76th Annual Academy Awards で、『 アメリカン・スプレンダー 』の監督・脚本のシャリ・スプリンガー・バーマンとロバート・プルチーニの両名が脚本賞にノミネートされたし、先日の第61回ゴールデングローブ賞 Golden Globe Awards でも、『 アメリカン・スプレンダー 』のホープ・デイヴィスが助演女優賞にノミネートされていた。主人公ハーヴェイ・ペカー(ポール・ジアマッティ:『 トゥルーマン・ショー (1998) THE TRUMAN SHOW 』『 交渉人 (1998) THE NEGOTIATOR 』『 デュエット (2000) DUETS 』『 PLANET OF THE APES 猿の惑星 (2001) PLANET OF THE APES 』『 コンフィデンス (2003) CONFIDENCE 』『 ペイチェック 消された記憶 (2003) PAYCHECK 』)はオハイオ州クリーブランド Cleveland, Ohio に住む気むずかしい中年の独り身の男。離婚歴数回。ハーヴェイのアパートの部屋には数千冊もの書物やLPレコードがいっぱい。そして彼の楽しみは、クリーブランド市中を探し回って、中古品特売店やガレージセールで掘り出し物を見つけること。このように、ハーヴェイっていう男は根暗のオタクなのだ。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月05日(木) クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE |
2004.02.05 GAGAでは2004年初夏としか公開予定が分らない映画『 クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE 』を紹介します。第一作『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』は、気味悪くて面白かった。『 クリムゾン・リバー 』では、監督は幸のお気に入りのマチュー・カソヴィッツ Mathieu Kassovitz (『 アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 』『 ミッション・クレオパトラ (2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題) 』『 ゴシカ (2003) GOTHIKA 』)だったが、「クリムゾン・リバー2」は、リュック・ベッソンらしい。それに、やはり幸のお気に入りのヴァンサン・カッセル(『 エリザベス (1998) ELIZABETH 』『 ジャンヌ・ダルク (1999) 』『 ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題) 』『 リード・マイ・リップス (2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』『 オーシャンズ12 (2004) OCEAN'S TWELVE 』等、味のある演技をする)はもう出演していない。とっても残念!でも『 ピアニスト (2001) LA PIANISTE (原題) / THE PIANO TEACHER (英題) 』でカッコ良くて断然好きになった、今一番気に入っているかなと思うブノワ・マジメルが出ていて興味津々...。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月04日(水) 堕天使のパスポート (2002) DIRTY PRETTY THINGS |
2004.02.04 現時点では日本公開は2004年秋としか分らない映画『 堕天使のパスポート (2002) DIRTY PRETTY THINGS 』は第76回アカデミー賞 Academy Awards で、脚本のスティーヴン・ナイトがオリジナル脚本賞にノミネートされた話題の作品。監督は『 ハイ・フィデリティ (2000) HIGH FIDELITY 』のスティーヴン・フリアーズ。『 ダーティ・プリティ・シングス 』の製作は『 ユージュアル・サスペクツ (1995) THE USUAL SUSPECTS 』のロバート・ジョーンズや、『 ギャンブル・プレイ (2002) THE GOOD THIEF 』のトレイシー・シーウォード、『 ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK 』のマーゴ・マイヤーズらである。主人公オクウェ(キウェテル・イジョフォー:『 ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY 』)が働くホテルで、客が物(シングズ things )を汚したら(ダーティ dirty )、翌日には綺麗に(プリティ pretty )し直しておくものなのだ、とマネージャーに言われるこの台詞が、タイトル『 ダーティ・プリティ・シングス 』になっているようだ。この「汚い物」とは、客室のトイレに詰まっていた「人間の心臓」である…。オクウェは、トルコ Turkey からのやはり不法滞在者の若い女性シネイ(オドレイ・トトゥ:『 アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 』『 スパニッシュ・アパートメント (2002) L'AUBERGE ESPAGNOLE (原題) / SPANISH APARTMENT (英題) 』)とアパートを一緒に借りている。と言っても全然体の関係があるわけでなく、単なるルームメイトだ。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月03日(火) ドラムライン (2002) DRUMLINE |
2004.02.03 現時点では日本公開は2004年春としか分らない映画『 ドラムライン (2002) DRUMLINE 』を紹介します。この映画は『 タイムライン (2003) TIMELINE 』とタイトルが「ライン」だけ似ているけど全然関係ない。フットボール試合のハーフタイムに演奏するマーチング・バンドの「ドラムの部門」という意味だ。ドラム演奏に秀でたジコチューの青年が他人との摩擦の中で心の成長を遂げていく様を描いた映画である。ストーリーの主人公は、ニューヨークのハーレム NY Harlem 出身の青年デヴォン・マイルズ(ニック・キャノン:『 メン・イン・ブラック2 (2002) MEN IN BLACK II 』『 ラブ・ドント・コスト・ア・シング (原題) (2003) LOVE DON'T COST A THING 』『 ガーフィールド (2004) GARFIELD: THE MOVIE 』)。デヴォンはドラムがずば抜けて上手く、ハーレムのストリート・ドラマーをしているところを見出されて、米国は南部のアトランタ州のA&T大学 Atlanta A&T University に奨学金を得て入学した。ドラムの腕を買われて、その大学のマーチング・バンドのドラム部門つまり「ドラムライン」に就くわけである。もっと詳しく・・・ 「映画の森てんこ森」は、今日で2周年を迎えました。 おめでとう。\(*^o^)/そして、作業分担でバックアップしてくれる父 TamaRudo、夜食を作ってくれる母、アメリカから情報提供してくれる弟、メールで注文が多い姉に感謝。そして、ご指導して頂いた方々やご訪問頂く皆様に深く感謝致します。今まで試行錯誤して、更新・改造しながら、一生懸命やって来た甲斐あって、毎日アクセスも多く、励みになるメールを沢山頂いてウレシイです。この場でお礼申し上げます。現在の「映画の森てんこ森」コンテンツについて「シャイな幸の独り言」に「映画の森てんこ森2周年」というエッセイを書きました。 |
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■2004年2月02日(月) ザ・クーラー (原題) (2003) THE COOLER |
2004.02.02 映画『 ザ・クーラー (原題) (2003) THE COOLER 』を紹介します。『 コールド・マウンテン (原題) (2003) COLD MOUNTAIN 』同様、日本公開は未定のようなので解説は書いていなかったが、先日(1月)発表された第61回ゴールデングローブ賞 Golden Globe Awards で、『 ザ・クーラー 』のアレック・ボールドウィンが助演男優賞に、共演のマリア・ベロも助演女優賞にノミネートされた。その上、第76回アカデミー賞 Academy Awards でもアレック・ボールドウィンが助演男優賞にノミネートされている。それで、びっくりして調べた。今まで『 ザ・クーラー THE COOLER 』の解説を書かなかったのは、何かピンと来ない地味なタイトルの為、関心が沸かなかったからかもしれない。(実際、日本で公開される場合きっと全然違う題になるだろうから、困るなぁ。「ザ」をとって「クーラー」になることなんて絶対無いだろうし...。また、大幅に修正しなきゃ。タイトル決定は突然行なわれるから、結構これが手間がかかるんだよね。) でも、この題名の由来が分かったので気持ちがスッとした。カジノで、つきまくっている状態を英俗語で「ホット hot 」と表す。その「つき」をなくさせるのを動詞で「クール cool 」と言う。その行為者「つきをなくさせる人」のことを「クーラー cooler 」というのだ。「 the cooler 」には、「冷却器」ということから「刑務所」という意味もあるようだが、この映画はカジノのストーリーなので、「クーラー」は「つきをなくさせる人」を指しているのだろう。舞台はラスベガス、もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月01日(日) ギャング・オブ・ニューヨーク ラブ・アクチュアリー |
2004.02.01 昨日(1月31日昼すぎ)から始めた、『 ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK 』のレヴューを朝までかかって仕上げた。大雑把だがメモは映画を観た時に残してあるのでストーリー書きはスムーズなのだが、幸はアメリカの歴史にあまり詳しくない、特にニューヨーク市の歴史はもっと知らないので、色々調べものをして思いのほか時間がかかった。お陰で随分の睡眠不足。夜食、いや早い朝食を食べてすぐに寝た。 映画『 ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK 』は、ニューヨークの町に思い入れの深いマーティン・スコセッシ監督(『 タクシードライバー (1976) TAXI DRIVER 』『 グッドフェローズ (1990) GOODFELLAS 』等)が 9700 万ドル( 1 ドル= 120 円換算で約 116 億円)もの製作費を投じて描いたニューヨークの創世記。 2001 年 9 月 11 日のアメリカ同時多発テロの影響で、公開が 1 年延期されたことも話題になった。 『 ギャング・オブ・ニューヨーク 』の主演はレオナルド・ディカプリオ(『 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) CATCH ME IF YOU CAN 』等)。ロバート・デニーロ(『 RONIN (1998) RONIN 』『 アナライズ・ユー (2002) ANALYZE THAT 』等)が監督に推薦したらしい。この『 ギャング・オブ・ニューヨーク 』のために体を鍛えたというレオ様の胸板は厚かった! 1846 年、アイルランド人を中心とする移民グループ”デッド・ラビッツ”とアメリカ生まれ人々のグループ”ネイティブズ”がニューヨークの貧民街ファイブ・ポインツの支配権をめぐって、壮絶な戦いを行った。デッド・ラビッツのリーダー、ヴァロン神父(リーアム・ニーソン:『 K−19 (2002) K-19: THE WIDOWMAKER 』等)は、敵のリーダー、ビルに殺される。父の死を目の当たりにしたアムステルダム少年は、16 年後、復讐を胸にファイブ・ポインツへと戻ってくる…。もっと詳しく・・・ 2004年04月02日日本公開予定の『 ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY 』を紹介します。この映画『 ラブ・アクチュアリー 』は2003年09月に蓄積していた 52 本の解説やレヴューを一気に紹介した映画の中の一つだったので、「読む映画試写会」として分類していなかった。幸は、ヒュー・グラントのラブコメは結構好きなほうだ。映画『 ラブ・アクチュアリー 』は、『 フォー・ウェディング (1994) FOUR WEDDINGS AND A FUNERAL 』『 ノッティングヒルの恋人 (1999) NOTTING HILL 』『 ブリジット・ジョーンズの日記 (2001) BRIDGET JONES'S DIARY 』の脚本などを手掛けてきたリチャード・カーティスが送る究極のロマンティック・コメディ。 ロンドンの町で起こったラブ・ストーリーがそれぞれ絡み合いながら、クリスマス・イヴにクライマックスを迎える様を描く。その内の一つは、ヒュー・グラント演じる就任したばかりのイギリス首相が、ダウニング街 10 番地の首相官邸に初登庁した日に、お茶を運びの女の子(マルティン・マカッチョン)に一目惚れしてしまうというストーリー。イギリス首相の姉を演じるのがエマ・トンプソンで、その夫役がアラン・リックマンだ。また、別のストーリーでは継父(リーアム・ニーソン)とその継子の関係を追う。 群像劇である映画『 ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY 』の登場人物がそれぞれ微妙にリンクされていて、まさにイギリス国内は“ Love actually is all around. ”といった感じ。もっと詳しく・・・ |
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■2004年2月分 |
幸が調査した2月の公開予定映画リストを下に挙げておきます。これを作成した時点と現在とでは情報が異なる場合があります。 詳しくは「とれ幸2004年2月」で確認してください。 N N.Y式ハッピー・セラピー Anger Management 2004/02/予定 き ギャザリング (2002) THE GATHERING 2004/02/28予定 http://www.imdb.com/title/tt0294594/ く グッバイ!レーニン(原題)→グッバイ、レーニン! (2003) Good bye, Lenin! く グッバイ、レーニン! (2003) Good bye, Lenin! こ ゴシカ (2003) GOTHIKA http://us.imdb.com/title/tt0348836/ し シービスケット Seabiscuit 2004/02/予定 し ショコラーデ (1998) MESCHUGGE (原題) / THE GIRAFFE (英題) 2004/02/14 し 幸せになるためのイタリア語講座 (2000) ITALIENSK FOR BEGYNDERE (原題) / ITALIAN FOR BEGINNERS (英題) http://us.imdb.com/title/tt0243862/ 2004/02 予定 つ ツインズ・エフェクト 千機變 (原題) / The Twins Effect (英題) 2004/02/予定 と トルク(原題) TORQUE 2004/02/予定 は バレットモンク Bulletproof Monk 2004/02/予定 ふ フルタイムキラー 全職殺手/FULLTIME KILLER 2003/12/予定 へ ヘブン・アンド・アース (2003) Warriors of Heaven and Earth http://us.imdb.com/title/tt0374330/ ま マスター・アンド・コマンダー (2003) MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD 2004/02/28 http://us.imdb.com/title/tt0311113/ ら ラブ・アクチュアリー Love Actually 2004/02/予定 ら ランナウェイ・ジュリィ(原題)→ニューオーリンズ・トライアル Runaway Jury 2004/01/31予定に変更 ろ ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 The Load of the Rings: The Return of the King 2004/02/14 http://us.imdb.com/title/tt0167260/ |
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