グラディエーター | |
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映画の森てんこ森■映画レヴュー | |
グラディエーター (2000) | |
GLADIATOR | |
映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR
』をレヴュー紹介します。 映画『 グラディエーター GLADIATOR 』を以下に目次別に紹介する。 ■映画『 グラディエーター GLADIATOR 』の解説及びポスター、予告編 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 グラディエーター GLADIATOR 』の映画データ ■映画『 グラディエーター GLADIATOR 』の主なキャスト ■映画『 グラディエーター GLADIATOR 』のスタッフとキャスト ■映画『 グラディエーター GLADIATOR 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 グラディエーター 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 グラディエーター GLADIATOR 』の結末 ■映画『 グラディエーター GLADIATOR 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の鑑賞評価: 8つ星 | |
■映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』の解説及びポスター、予告編 | |
グラディエーター |
■映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR
』の解説 映画『 グラディエーター GLADIATOR 』は 2000 年のアカデミー最優秀作品賞と主演男優賞および衣裳デザイン・視覚効果・音響の各賞を総なめにし、並びに助演男優・監督・脚本・作曲・美術の各賞もノミネートされたスペクタクル。『 グラディエーター 』は「ベン・ハー」の縮小版といったところでしょうか。『 グラディエーター 』では、『 1492・コロンブス (1992) 1492 CONQUEST OF PARADISE 』『 ハンニバル (2001) HANNIBAL 』『 キングダム・オブ・ヘブン (2005) KINGDOM OF HEAVEN 』等のリドリー・スコットが監督、ラッセル・クロウが主人公マキシマス、ホアキン・フェニックスが助演で新皇帝コモドゥスを好演。 題名の「グラディエーター」とは、古代ローマ帝国の剣闘士のこと。もともと主人公マキシマスは卓越した将軍で、次期皇帝に望まれていたが、皇帝の息子コモドゥスはそれを嫉み、マキシマスを抹殺しようとする。マキシマスは間一髪で逃れたが、故郷の妻子は無残に殺されていた。奴隷商人に売られたマキシマスはグラディエーター(剣闘士)にされて、観衆の前で死の闘いを強いられる。「いつかきっと妻子の仇をとってやる…」と心に誓って。 テレビも映画もなかった時代は、殺し合いを見て民衆は楽しんでいたのだ。怖い時代だ。 |
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』の映画データ | |
上映時間 155分 製作国 アメリカ 公開情報 UIP 初公開年月 2000/06/ ジャンル アクション/歴史劇/アドベンチャー 《公開時コピー》いま、ヒーローは立ち上がる 《米国コピーTagline》What We Do In Life Echoes In Eternity. |
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■映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』の主なキャスト | |
●ラッセル・クロウ as マキシマス 『 クイック&デッド (1995) THE QUICK AND THE DEAD 』 『 L.A.コンフィデンシャル (1997) L.A. CONFIDENTIAL 』 『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』 『 プルーフ・オブ・ライフ (2000) PROOF OF LIFE 』 『 ビューティフル・マインド (2001) A BEAUTIFUL MIND 』 『 マスター・アンド・コマンダー (2003) MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD 』 ●ホアキン・フェニックス as コモデゥス 『 裏切り者 (2000) THE YARDS 』 『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』 『 サイン (2002) SIGNS 』 『 戦争のはじめかた (2001) BUFFALO SOLDIERS 』 『 IT'S ALL ABOUT LOVE (2003) 』 『 ブラザー・ベアー (2003) BROTHER BEAR 』 『 ヴィレッジ (2004) THE VILLAGE 』 『 炎のメモリアル (2004) LADDER 49 』 『 ホテル・ルワンダ (2004) HOTEL RWANDA 』 ●リチャード・ハリス as マルクス・アウレリウス 『 許されざる者 (1992) UNFORGIVEN 』 『 パトリオット・ゲーム (1992) PATRIOT GAMES 』 『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 モンテ・クリスト伯 (2002) THE COUNT OF MONTE CRISTO 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ケイナ ザ・プロフェシー (2003) KAENA LA PROPHETIE (原題) / KAENA THE PROPHECY (米題) 』 |
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【『 グラディエーター 』のスタッフとキャスト】 | |
監督: リドリー・スコット Ridley Scott 製作: デヴィッド・H・フランゾーニ David H. Franzoni ブランコ・ラスティグ Branko Lustig ダグラス・ウィック Douglas Wick 製作総指揮: ローリー・マクドナルド Laurie MacDonald ウォルター・F・パークス Walter F. Parkes 原案: デヴィッド・フランゾーニ David Franzoni 脚本: デヴィッド・フランゾーニ David Franzoni ジョン・ローガン John Logan ウィリアム・ニコルソン William Nicholson 撮影: ジョン・マシソン John Mathieson 美術: アーサー・マックス Arthur Max 編集: ピエトロ・スカリア Pietro Scalia 音楽: ハンス・ジマー Hans Zimmer 出演: ラッセル・クロウ Russell Crowe マキシマス ホアキン・フェニックス Joaquin Phoenix コモデゥス コニー・ニールセン Connie Nielsen ルッシラ オリヴァー・リード Oliver Reed プロキシモ リチャード・ハリス Richard Harris マルクス・アウレリウス デレク・ジャコビ Derek Jacobi ジャイモン・フンスー Djimon Hounsou ジュバ デヴィッド・スコフィールド David Schofield ジョン・シュラプネル John Shrapnel トマス・アラナ Tomas Arana ラルフ・モーラー Ralph Moeller スペンサー・トリート・クラーク Spencer Treat Clark ルシアス デヴィッド・ヘミングス David Hemmings トミー・フラナガン Tommy Flanagan スヴェン・オリトールセン Sven-Ole Thorsen オミッド・ジャリリ Omid Djalili ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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■映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR
』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 【グラディエーター 第01段落】 西暦 180 年、大ローマ帝国。マキシマス将軍(ラッセル・クロウ)はスペインの田園地帯の農場に妻子を残し、幾たびかの戦いにことごとく勝利を収め、大ローマ帝国の無敵の英雄となっていた。マルクス・アウレリウス皇帝(リチャード・ハリス)は、そんなマキシマスに大いなる信頼を置いている。アウレリウス皇帝の息子のコモドゥス(ホアキン・フェニックス)は、マキシマスの偉大な将軍ぶりを驚異の目で見るだけでなく、一種の嫉妬さえ覚えていた。また、皇帝の娘のルッシラ(コニー・ニールセン: 『 ミッション・トゥ・マーズ (2000) MISSION TO MARS 』 『 ストーカー (2002) ONE HOUR PHOTO 』 『 DEMONLOVER (2002) DEMONLOVER 』 『 ハンテッド (2003) THE HUNTED 』 『 閉ざされた森 (2003) BASIC 』)は、マキシマスに心を寄せている。 【グラディエーター 第02段落】 アウレリウス皇帝は、息子のコモドゥスではなく、大将軍ぶりと人格を認めたマキシマス将軍に次期皇帝を継がせてローマを共和制に戻そうと考えた。そしてマキシマスにその旨を伝えるが、マキシマスは皇帝の息子のコモドゥスにやはり伝えて欲しいと言って、即決しなかった。それが、運のつき。マキシマスに皇帝の座をとられると知ったコモドゥスは、父、皇帝を抱きしめながら、殺してしまう。愛している父親が、自分よりも他人のマキシマスを選んだのが我慢できなかったのだ。 【グラディエーター 第03段落】 こうしてコモドゥスは、邪悪な心で野心を抱き、実の父親であるアウレリウス皇帝を暗殺、新皇帝の座に就く。皇帝が死んだのは急病のせいにして。だが、この暗殺をマキシマスは見抜いた。そんなマキシマスを生かしてはおけない。コモドゥスは部下達にマキシマスを森深く連行して、処刑することを命じる。しかし、武術の優れたマキシマスは、間一髪で、処刑を逃れて逃亡に成功する。 【グラディエーター 第04段落】 コモドゥスは新皇帝に収まったものの、自分の地位がとられるのではないかと疑心暗鬼でいる。姉のルッシラに息子ルシアス(スペンサー・トリート・クラーク: 『 ダブル・ジョパディー (1999) DOUBLE JEOPARDY 』 『 アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE 』 『 ミスティック・リバー (2003) MYSTIC RIVER 』 『 バイバイ、ママ (2005) LOVERBOY 』)がいるが、この少年にさえ、殺気立った目を投げて、ルッシラに非難される。そして、コモドゥスは、この実の姉に恋心を抱き、ちょっと変態な関係になりたがる。ルッシラとしたら、自分の恋するマキシマスを殺した(逃げのびたとは知らないから)こんな弟は大嫌い。でも、息子ルシアスに手をかけられるのを恐れて、ある程度、言われるままになる。 【グラディエーター 第05段落】 一方、マキシマスはローマから馬に乗って、力尽きながらも、遥か遠い故郷スペインに向かう最中だ。そして、スペインの片田舎のブドウ畑に囲まれた我が家に、何日もかけてやっとたどり着いた。愛する妻子は大丈夫だろうか・・・。あぁ遅かった・・・。新皇帝コモドゥスの部下たちは先に到着して、マキシマスの妻と一人息子を火あぶりで首をつって虐殺していたのだ。雇い人たちもブドウ畑も焼き払って。マキシマスは全身の力を奪われて、地に倒れこむほかなかった。 【グラディエーター 第06段落】 マキシマスは気がつくと、動物や黒人と一緒に檻に入れられて、移動の最中だった。彼は奴隷売買の手に引き取られてしまったのだ。ローマ帝国の嘗ての偉大な将軍が、奴隷になり下がっている。マキシマスは奴隷商人プロキシモ(オリバー・リード)に売られて、剣闘士つまり‘グラディエーター’にされて、観客の見守る中、死ぬまで戦うという娯楽の道具にされる。剣闘士‘グラディエーター’にされた奴隷達は、剣の使い方を習い、必死に練習する。 【グラディエーター 第07段落】 マキシマスは既に武術の達人だから、弱い奴隷の仲間達に、戦い方を教えてやる。そうやって、奴隷仲間ジュバ(ジャイモン・フンスー: 『 サハラに舞う羽根 (2002) THE FOUR FEATHERS 』 『 イン・アメリカ/三つの小さな願いごと (2002) IN AMERICA 』 『 トゥームレイダー2 (2003) LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE 』 『 ブルーベリー (2004) BLUEBERRY 』 『 コンスタンティン (2004) CONSTANTINE 』 『 アイランド (2005) THE ISLAND 』)らから慕われる。 【グラディエーター 第08段落】 奴隷商人プロキシモは、地方の剣闘場を転々として、剣闘士‘グラディエーター’たちに稼がせる。人間対人間、人間対ライオン、等、どちらかが死ぬまで殺戮の見世物は続けられた。それを歓ぶ観客たち。そんな中、プロキシモは、何事も民衆の心をつかむのが勝ちだとマキシマスにアドバイスする。マキシマスはそうやって剣闘士‘グラディエーター’をしながら、群を抜いて強いながら残酷でないことが観衆に新鮮にアピールし、人気を獲得、仲間のグラディエーターたちの信頼と尊敬もますます勝ち取っていく。 【グラディエーター 第09段落】 プロキシモは今度はとうとうローマまで剣闘士‘グラディエーター’たちを引き連れていくことに。かつては将軍だった、その上、皇帝にまでなる筈だったマキシマスは、今は悲しきグラディエーターの身分だ。彼は、グラディエーターとして、コロシアムで民衆の喚声の中を戦わされる。卓越した剣さばきと圧倒的な強さで、すぐにマキシマスは人々の心を捉える。「スペイン人 Spaniard 」と呼ばれてコロシアムの人気者の英雄剣闘士になった。 【グラディエーター 第10段落】 あまりの人気者ぶりに、皇帝コモドゥスは、その「スペイン人」のグラディエーターの間近に行って名を尋ねる。返事は「グラディエーター(剣闘士)です。」 そして、頭の覆いをとる。死んだと思っていたマキシマスを見てコモドゥスは肝をつぶす。観覧席からその光景を見るルッシラは、一人微笑む。やはり、あの人は強いから生きていた…。 【グラディエーター 第11段落】 皇帝コモドゥスは、マキシマスが生きていて強いグラディエーターになっているのを知ると、再び闘争心が沸いてきて、どうにかして危険なマキシマスを消したいと思う。そしてマキシマスの妻子の最期を「お前の妻は娼婦みたいに悦んだ。お前の息子は吊るされる時、女の子みたいに泣きじゃくった。」と言って、マキシマスに辛い思いと怒りをますます植え付ける。復讐心を増長するマキシマス。 【グラディエーター 第12段落】 遂には皇帝自らがコロシアムの土に立ち、マキシマスに闘いを挑むことになった。(でも、どう考えても皇帝が自分で戦うのはありえないと思うのですが。) そして、技量と力量ではマキシマスに勝てないと悟った皇帝コモドゥスがとった卑怯な手は…。 ▲TOPへ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【グラディエーター 第13段落】 試合直前、楽屋裏でコモドゥスは、マキシマスの脇腹を刺すのだ。苦痛に顔をゆがめるマキシマス。血が流れ出る。その状態で、傷口と流血が見えないようによろいを着させ、コロシアムの舞台に出さすのだ。大歓声の中を、意識もうろうとして一歩一歩進んでいくマキシマス。血は流れ続ける。でも、他人からは見えない。そこに、イイカッコしたコモドゥスが強そうなふりをして登場。戦う。結果は明らかだ。すでに重傷を負っているマキシマスは本来の力を丸っきり出せないまま、倒れこむ。 【グラディエーター 第14段落】 画面はモノトーンに変わる。雑草の生い茂る寂しい石の塀と門。アッ、墓場だ。薄れていく意識の中で故郷の妻子が微笑みながらマキシマスを迎えるエンディング。悲しすぎる結末・・・。 以上。 <もっと詳しく>からスペースを含まず3366文字/文責:幸田幸 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com |
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■映画『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』の更新記録 2002/08/24新規: ファイル作成 2003/10/02更新: ◆俳優についてリンク 2005/03/18更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 2006/02/16更新: ◆データ追加 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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