ハリー・ポッターと賢者の石 | |
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映画の森てんこ森■映画レヴュー | |
ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) | |
HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE |
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映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001)
HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY
POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』をレヴュー紹介します。 映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』を以下に目次別に紹介する。 ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の解説及びポスター、予告編 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の映画データ ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の主なキャスト ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』のスタッフとキャスト ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の結末 ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の感想(ネタばれご注意) ■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の鑑賞評価: 8つ星 | |
■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) 』の解説及びポスター、予告編 | |
ハリー・ポッターと賢者の石 |
■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の解説 映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』は、世界中で大ベストセラーとなったJ・K・ローリングの「ハリー・ポッターと賢者の石」の映画化。著者J・K・ローリングと製作デイビッド・ヘイマンが、多くの監督志願者の中から白羽の矢を当てたのは、「ホーム・アローン」「ミセス・ダウト」のクリス・コロンバス。『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の監督はアメリカ人だが、『 ハリー・ポッターと賢者の石 』のキャストは全員イギリス人で撮影もイギリスで行い、原作の持つ魔法の国イギリスの雰囲気を十二分に楽しませてくれる。ハリー・ポッター・シリーズの『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』も同様に面白い。 両親を亡くしたハリー・ポッターは、母親の妹の家族ダーズリー一家に引き取られて暮らしていた。虐げられ階段下の物置で暮らすハリーが 11 歳になったとき、彼に初めて自分宛の手紙が届く。その手紙とはホグワーツ魔法学校の入学許可証。なんとハリーは魔法使いだったのだ。そして邪悪な魔法使いのせいで自分の両親が死んでしまうが、自分は奇跡的に生き残ったことを知る…。 本を読んでから映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』を見たけど、期待はずれでなくって良かったと思う。 |
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) 』の映画データ | |
上映時間 152 分 製作国 アメリカ 公開情報 ワーナー 初公開年月 2001/12/01 ジャンル ファンタジー/アドベンチャー 《米国コピーTagline》 Let The Magic Begin. |
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■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) 』の主なキャスト | |
●リチャード・ハリス as アルバス・ダンブルドア 『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 モンテ・クリスト伯 (2002) THE COUNT OF MONTE CRISTO 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ケイナ ザ・プロフェシー (2003) KAENA LA PROPHETIE (原題) / KAENA THE PROPHECY (米題) 』 ●マギー・スミス as ミネルバ・マクゴナガル 『 ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK 』 『 ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 (2002) DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 (2002) DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』 『 レディース・イン・ラベンダー (原題) (2004) LADIES IN LAVENDER 』 |
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【『 ハリー・ポッターと賢者の石 』のスタッフとキャスト】 | |
監督: クリス・コロンバス Chris Columbus
製作総指揮: マイケル・バーナサン Michael Barnathan 原作: J・K・ローリング J.K. Rowling 脚本: スティーヴン・クローヴス Steven Kloves 撮影: ジョン・シール John Seale 音楽: ジョン・ウィリアムズ John Williams プロダクションデザイン: スチュアート・クレイグ 出演: ダニエル・ラドクリフ Daniel Radcliffe ハリー・ポッター ルパート・グリント Rupert Glint ロン・ウィーズリー エマ・ワトソン Emma Watson ハーマイオニー・グレンジャー リチャード・ハリス Richard Harris アルバス・ダンブルドア マギー・スミス Maggie Smith ミネルバ・マクゴナガル アラン・リックマン Alan Rickman セブルス・スネイプ イアン・ハート Ian Hart クィレル ロビー・コルトレーン Robbie Coltraine ルビウス・ハグリッド リチャード・グリフィス Richard Griffiths ヴァーノン・ダーズリー フィオナ・ショウ Fiona Shaw ペチュニア・ダーズリー ジョン・クリーズ John Cleese ニック トム・フェルトン Tom Felton ドラコ・マルフォイ ハリー・メリング Harry Melling ダドリー・ダーズリー ワーウィック・デイヴィス Warwick Davis フリットウィック ジョン・ハート John Hurt ミスター・オリヴァンダー マシュー・ルイス Matthew Lewis ネヴィル・ロングボトム デヴィッド・ブラッドリー David Bradley フィルチ ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 【ハリー・ポッターと賢者の石 第01段落】 髪と髭かやたらと長く地面を引きずるほどの長い紫色のマントをはおった背の高い老人、偉大な魔法使いのアルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス:古くは 『 許されざる者 (1992) UNFORGIVEN 』 『 パトリオット・ゲーム (1992) PATRIOT GAMES 』等)がブリペット通り4番地にやってきた。彼がライターをカチッと鳴らすにつれ、街灯がひとつひとつ消えていく。猫に変身していたマクゴナガル先生(マギー・スミス:古くは『 地中海殺人事件 (1982) EVIL UNDER THE SUN 』 『 眺めのいい部屋 (1986) A ROOM WITH A VIEW 』 『 フック (1991) HOOK 』等)が、厳格な女性の姿に戻り、神妙な顔つきで彼と話す。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第02段落】 すると空から大きなバイクにのった大男ハグリッド(ロビー・コルトレーン:『 007/ゴールデンアイ (1995) GOLDENEYE 』 『 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』 『 アリス・イン・ワンダーランド/不思議の国のアリス (1999) ALICE IN WONDERLAND 』 『 フロム・ヘル (1994) FROM HELL 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』等)が落ちてきた。彼は大事なものをもってきたのだ。それはハリー・ポッターという赤ちゃん。この赤ちゃんはブリペット通り4番地に住む叔母さん家族に預けられるために連れてこられた。ここの家はマグル[人間]の中でも最悪なので、預けても大丈夫だろうかと心配するマクゴナガル先生だが、ダンブルドアはここで静かに暮らす方がこの子のためになると言って、そっと手紙を添えて赤ん坊をダーズリー家の玄関前においた。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第03段落】 10 年が経った。ハリー(ダニエル・ラドクリフ)はいつも従兄のダドリー(ハリー・メリング)に虐められていた。バーノンおじさん(リチャード・グリフィス: 『 宮廷料理人ヴァテール (2000) VATEL 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』等)とペチュニアおばさん(フィオナ・ショー)も息子と同じで、ハリーを階段下の物置に住まわせるような連中だ。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第04段落】 ハリーの 11 歳の誕生日が近づいたある日、「サレー州 リトル・ウインジング プリペット通り4番地 階段下の物置内 ハリー・ポッター様」とエメラルド色のインクで宛名が書かれた手紙が届けられた。しかし、生まれて初めて自分宛にもらった手紙なのに、バーノンおじさんに取り上げられてしまう。手紙の送り主はハリーが受け取っていないことを知っているのか、手紙は毎日毎日何通もフクロウに運ばれてやってくる。バーノンおじさんが狂ったように手紙をハリーに渡そうとしないので、家の周りはもうフクロウだらけだ。暖炉や塞いだドアの郵便受けからどんどん溢れんばかりの手紙がやってくる。あくまでも手紙を受け取ろうとしないバーノンおじさんは、家族とハリーを連れて海の彼方に見える大きな岩の上の小屋に逃れた。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第05段落】 ダーズリー一家の連中は寝静まっていたが、ハリーは誰も祝ってくれない誕生日を、地面にバースデーケーキの絵を描いて一人で寂しく祝っていた。すると大轟音で扉が床に落ち、大男のハグリッドがハリー宛の手紙を持ってやってきた。ハグリッドがバーノンおじさんのかまえる銃の先を手で曲げてしまうと、おじさん達は怖くてハリーから手紙を取り上げることができない。ハリーが封筒を開けると、それはダンブルドア校長からのホグワーツ魔法学校の入学許可証だった。自分が魔法使いであることを知らないハリーに、ハグリッドはハリーのお父さんとお母さん、ジェームズとリリーのことを聞かせる。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第06段落】 11 年前、悪い魔法使い、「例のあの人」と呼ばれるヴォルデモートが、反対勢力の優秀な魔法使いであるハリーの父ジェームズと母リリーを殺した。1歳になったばかりのハリーも狙われたが、何故かヴォルデモートの強力な呪いの魔術がハリーには効かなかった。その代わりハリーの額には今もその呪いのためにできたイナズマ形の傷が残っている。ヴォルデモートはその日以来姿を消している。そんな生き残った男の子、ハリー・ポッターは魔法界では超有名人だという。両親が交通事故で死んだと聞かされていたハリーは驚く。その上、自分が魔法使いだなんて…。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第07段落】 バーノンおじさんがダンブルドア校長を侮辱したのに怒ったハグリッドは、ハリーの為に持ってきたバースデーケーキにむさぼりついていたダドリーに、魔法で豚のしっぽをつける。ダーズリー一家が騒ぎ立てている間に、新しい世界に興味を持ったハリーはハグリッドと一緒に旅立つ。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第08段落】 ホグワーツ魔法学校入学に必要なものをダイアゴン横丁に買いに行く。ダイアゴン横丁はロンドンのとある壁を入り口にしている魔法使い専用のショピング・モール。まず買い物の資金を調達しにグリンゴッツ銀行へ行き、ハリーの両親が遺してくれた金貨を出す。ハグリッドはダンブルドア校長の使いで、 713 番金庫の小さな包みに入った何かを大切に持っていく。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第09段落】 オリバンダー老人の店で買った杖やハグリッドが誕生祝いにくれたフクロウなどたくさんの荷物を持ってロンドンのキング・クロス駅を歩くハリー。ハグリッドはホグワーツ魔法学校行きの切符をハリーに渡し、用事があるからとどこかへ行ってしまう。切符には9と4分の3番線と書いてある。ハリーが9と4分の3番線が分からず迷っていると、ホグワーツ魔法学校に行くらしい子供達がやってきた。見送りの母親に挨拶をして、彼らは9番線と 10 番線の間にある柱の中へスッと入っていく。その母親から9と4分の3番線への行き方を聞いたハリーは、思い切って柱にぶつかっていくと、もうそこにはホグワーツ魔法学校行きの特急列車が停まっていた。やった!9と4分の3番線だ。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第10段落】 ハリーは9と4分の3番線への行き方を教えてくれた母親の末息子、赤毛のロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)と車内で仲良しになり、二人で魔法界のお菓子を食べる。魔法使いのカード付き「蛙のチョコレート」、色んな味[物凄い味もある]が楽しめる「百味ビーンズ」。そこにハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)が友達ネビルのヒキガエルを探しにやってくる。彼女はやる気満々の優等生タイプだが、どこか憎めないおしゃまな女の子だ。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第11段落】 ハグリッドの案内で暗闇にそびえ立つホグワーツ魔法学校に到着したハリーたち新入生を待ち受けているのは、組分けの儀式。組分け帽子を被ると、帽子が行くべき寮を告げてくれるのだ。ホグワーツ魔法学校にはグリフィンドール、ハップルパフ、レイブンクロー、スリザリンの4つの寮がある。勇気ある者はグリフィンドール、忠実で忍耐強い者はハップルパフ、賢く機知のある者はレイブンクロー、目的を遂げる狡猾さのある者はスリザリンに入る。各寮生が学校生活において素晴らしい活躍をみせれば寮の得点となり、学年の終わりに総合得点がトップの寮には寮杯が渡される。ハリー、ロン、ハーマイオニーはグリフィンドールに、嫌味なマルフォイ(トム・フェルトン: 『 アンナと王様 (1999) ANNA AND THE KING 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』等)はスリザリンに決まった。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第12段落】 大広間は、宙に浮かぶ何千というろうそく、天井はビロードのような黒い星空、と不思議で素晴らしい光景だ。その中で、皆と食べる豪華な食事はハリーを幸せにした。ハリーの今までとは全く違う学校生活が始まる。なんたって、最終目標は<魔法使い>なんだから。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第13段落】 変身術のマクゴナガル先生は超厳しい中にも優しさのある先生、ハリーに敵意のあるような魔法薬学のスネイプ先生(アラン・リックマン: 『 いつか晴れた日に (1995) SENSE AND SENSIBILITY 』 『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY 』『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』等)、ターバンを巻く、闇の魔術の防衛術のクィレル先生(イアン・ハート)はどもりでいつもおどおどしている。そしてとっても変わった寮生活!気まぐれに動く階段、話をする肖像画、「ほとんど首なしニック」「血みどろ男爵」などのおかしなゴーストたち。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第14段落】 フーチ先生(ゾーイ・ワナメイカー)のほうきの飛行訓練の授業で、初めてほうきに乗ったにも拘わらず、父譲りの才能のせいか物凄いテクニックのあるハリー。その光景を見たマクゴナガル先生は、クィディッチ(ほうきに乗って行う3つのボールを使ったサッカーのようなスポーツ)のシーカーと呼ばれる花形選手にハリーを大抜擢。ハリーはグリフィンドール対スリザリンの試合で大活躍。見事グリフィンドールを勝利に導き、さすがあのハリー・ポッターと、一躍校内の人気者になる。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第15段落】 ある日、新入生歓迎会でダンブルドア校長から立入禁止を言い渡された3階に入り込んでしまったハリー、ロン、ハーマイオニー。そこには頭が三つある怪物犬フラッフィーがいた。三人は必死で逃げるが、さすが優等生、ハーマイオニーはフラッフィーの下に仕掛け扉があり、何かを守っていることに気付く。ハリーはフラッフィーが守っている物はハグリッドがグリンゴッツ銀行の 713 番金庫から持ち出した小さな包みではないかと感じるのだった。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第16段落】 ハロウィーンに巨大な怪物トロールが校内に侵入したり、誰かがハグリッドから情報を得るために彼にドラゴンの卵をあげたり、そして森の中で見たユニコーンの血を飲む邪悪な者の存在!ホグワーツに「例のあの人」の陰謀が再び渦巻いているのではないか…。クリスマスに届けられたハリーのお父さんが使っていたという透明マントや魔法を使って、ハリー達三人は調査を開始する。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第17段落】 錬金術師ニコラス・フラメル、彼が創った永遠の命を与えるという<賢者の石>、それをフラッフィーがホグワーツの3階で守っているということ、そしてそれを狙っているのがヴォルデモートで、彼の味方をしている者がホグワーツの中にいるということ。次々と謎が解き明かされる。ハリーの額の傷も悪い予兆を示してか、ズキズキ痛む。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第18段落】 賢者の石をヴォルデモートに奪われてはならない。ハリーたち三人がホグワーツの3階に行くと、フラッフィーはハープに奏でられた音楽でスヤスヤと眠っていた。ヴォルデモートの味方をする者がハグリッドからの情報で行った仕業だ。もうその犯人が賢者の石を取りに行っている。ハリーがフラッフィーの足の下の仕掛け扉を開けて中に入ろうとすると、目を覚ましたフラッフィーが襲ってきた。危機一髪で三人が扉の中に入ると、着地したところには魔法の木の蔓がうじゃうじゃあり、彼らに巻き付いてくる。勉強家のハーマイオニーはこの魔法から逃れる方法を知っていた。冷静になること。ハーマイオニーとハリーは冷静になることができたが、ロンはできない。このままではロンが窒息して死んでしまう。ハーマイオニーは魔法で蔓を燃やし、ロンを助ける。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第19段落】 お次は何千羽といる鍵に羽の付いた鳥たち。この中から次へと進むドアの鍵を見つけなければならない。ハリーは羽の折れている鳥を見つけ、その鳥が当たりだと思う。なぜなら、先に通った者が鳥を捕まえたはずだから。ほうきに乗ってハリーが鳥を捕まえに行くと、他の鳥たちがハリーを邪魔するように飛んでくるが、なんとか鍵を得ることができた。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第20段落】 次の部屋へ入ると、巨大なチェス盤に三人よりもずっと大きい駒が並んでいる。このチェスは魔法使いのチェスで、取られた駒は相手に叩き割られる。チェスの得意なロンがナイトの駒の上に乗り、駒の一つとなったハリーとハーマイオニーを動かしていく。あと一手でチェック・メイト。しかし、そのためにはナイトのロンが犠牲にならなければならない。ロンは思い切って自分を捨て駒にする。ハリーは倒れているロンの面倒をハーマイオニーに任し、一人次の部屋へと入っていく。・・・ ▲TOPへ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【ハリー・ポッターと賢者の石 第21段落】 次の部屋でハリーを待ちかまえていたのは、「みぞの鏡」。みぞの鏡とは、心の一番奥底にある望みを見せてくれる鏡で、以前ハリーはその鏡に両親の姿を見て虜になったことがあるが、ダンブルドア校長がそんなハリーを心配して別の場所に移した。その鏡がここにあるとは…。そしてその隣にはクィレル先生が立っている。ずっと犯人はスネイプ先生だと思っていたハリーは驚く。クィレルがハリーに鏡の中に何が見えるか言うように命令するので、ハリーは鏡を見る。なんと鏡の中のハリーは血のように赤く美しい賢者の石を持っていて、それをポケットの中にしまい込んだ。するとその瞬間ハリーは自分のポケットに本当に物が落ちるのを感じたのである。ハリーは賢者の石を手に入れたのだ。ハリーがクィレルの質問に嘘をつくので、クィレルに取り憑いているヴォルデモートはイライラして自分がハリーと話すと言う。クィレルは頭に巻いているターバンをはずし始めた。ターバンをはずした彼の頭の後ろには、恐ろしいヴォルデモートの顔が。ハリーのポケットに賢者の石があると知るヴォルデモートは、クィレルに奪わせようとするが、ハリーがクィレルに触ると、触った場所からクィレルはどんどん灰になっていき、最後には体がなくなってしまった。クィレルの体に寄生していたヴォルデモートの魂は、ハリーの体を通り過ぎて逃げていく。その衝撃でハリーは気絶する。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第22段落】 ハリーが気づくと、ダンブルドア校長が側にいてくれ、たくさんの友達からのお見舞いの品がベッドの近くにおいてある。ホッとするハリーに、ダンブルドア校長は賢者の石は割ってしまい、ハリーをヴォルデモートから守ったのは両親のハリーへの愛の力だと教える。しかし、賢者の石がなくなったからといって、ヴォルデモートが復活できないというわけではないらしい。まだ復活の方法は残っている。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第23段落】 学年末パーティーでは、最高得点の寮には寮杯がもらえる。今年はスリザリンのようだ。大広間はグリーンとシルバーのスリザリンのカラーで飾られている。しかし、ダンブルドア校長が、今回の事件でのハリーたちの活躍を褒め称え、点数を付け加えてくれたため、急遽寮杯はグリフィンドールのものとなり、すぐに飾り付けもグリフィンドールカラーの真紅と金に変わった。スリザリン以外の寮は大喜びだ。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第24段落】 ハリー達は、新学期が始まるまで再びマグルの世界へと戻っていく。ホグワーツ特急に乗ろうとするハリーをハグリッドが見送りにきてくれ、赤ちゃんのハリーと両親が写った写真をくれる。そしてハグリッドはハリーに言う。ダーズリー一家に虐められそうになったら、ダドリーの豚のしっぽに加えて耳もつけてやると言ってやれ。だって、連中は戻ったら魔法を使ってはいけないことを知らないのだから。笑うハリー。 ▲TOPへ 【ハリー・ポッターと賢者の石 第25段落 感想@】 ハリーを演じるダニエル・ラドクリフ君の両親は、この仕事のオファーがきたとき、最初は懸念したという。やっぱり、「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンのようになるのを心配したんだろうな。子供の頃に大金を持ったために道を間違えてしまったカルキン君の前例を踏まえ、コロンバス監督や周りのスタッフにはラドクリフ君がそうならないように注意していただきたいものだ。 【ハリー・ポッターと賢者の石 第26段落 感想A】 原作の良さを損なうことなく映画化されているのは、音楽にジョン・ウィリアムズ、美術にスチュアート・クレイグ、衣装にジュディアーナ・マコースキー、撮影にジョン・シールなどといった世界的な超一流メンバーが揃ったからだろう。 以上。 <もっと詳しく>からスペースを含まず7636文字/文責:幸田幸 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 「ハリー・ポッターと賢者の石」パンフレット J.K.ローリング(著)「ハリー・ポッターと賢者の石」 |
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■映画『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) 』の更新記録 2003/05/30新規: ファイル作成 2004/07/11更新: ◆テキストとリンク一部およびファイル書式 2005/03/17更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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