| ギャラクシー・クエスト | |||||
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| 映画の森てんこ森■映画レヴュー | |||||
 ギャラクシー・クエスト (1999) |
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| GALAXY QUEST | |||||
ギャラクシー・クエスト
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【『 ギャラクシー・クエスト 』の解説】 映画『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』を紹介します。 映画『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』は2000 年にドラマティック・プレゼンテーション部門でヒューゴ賞を受賞したドリーム・ワークスの「スター・トレック」パロディ満載ＳＦコメディ。 ［ THE HUGO AWARD ：ヒューゴ賞は、＜ＳＦ雑誌の父＞と 1960 年の特別賞で称えられたヒューゴー・ガーンズバックに敬意を表して名付けられた。またヒューゴ賞は、ＳＦの業績賞としても有名で、世界ＳＦ協会（ＷＳＦＳ）が毎年行っている。ＷＳＦＳがスポンサーとなり、その年に開催される世界ＳＦ大会（ワールドコン）の委員会が運営し、ＷＳＦＳの会員からの推薦と人気投票で決定する。一般に、前年に発表された作品に対して送られる。］ 『 ギャラクシー・クエスト 』は劇中劇にＴＶ「ギャラクシー・クエスト」があるので頭を整理しよう。約 20 年前に放送が打ち切られたＳＦテレビ番組「ギャラクシー・クエスト」。しかし、＜クエスタリアン＞と呼ばれる熱狂的なファンがいまだに存在している。彼らのためのサイン会やイベントを糧に、番組のレギュラー達は落ちぶれた俳優生活を送っていた。「ギャラクシー・クエスト」のテレビ電波を受信し、歴史ドキュメンタリーの真実のドラマだと勘違いしている宇宙人サーミアンが、そんな俳優達のもとに助けを求めてやってくる…。 『 ギャラクシー・クエスト 』は面白くって尚且つ泣ける、最高の映画でした。私は「スター・トレック」について全然知識がないけれども、『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』は心の底から楽しめました。大好きです。 |
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| ■映画『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY
QUEST 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー（あらすじとネタばれ）※ご注意：『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY
QUEST 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 ギャラクシー・クエスト 』のキャラクター ■映画『 ギャラクシー・クエスト 』のストーリー >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ（画面の切り替え） |
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| ●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 | |||||
| ■『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY
QUEST 』のデータ 上映時間 102分 製作国 アメリカ 公開情報 ＵＩＰ 初公開年月 2001/01/20 ジャンル ＳＦ／コメディ／アドベンチャー 《公開時コピー》Never Giveup! Never Surrender! 《米国コピーTagline》The show has been cancelled...but the adventure is just beginning. |
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| 【『 ギャラクシー・クエスト 』のスタッフとキャスト】 監督： ディーン・パリソット Dean Parisot 製作： マーク・ジョンソン Mark Johnson チャールズ・ニューワース Charles Newirth 製作総指揮： エリザベス・カンティロン Elizabeth Cantillon 原案： デヴィッド・ハワード David Howard 脚本： ロバート・ゴードン Robert Gordon デヴィッド・ハワード David Howard 撮影： ジャージー・ジーリンスキー Jerzy Zielinski 音楽： デヴィッド・ニューマン David Newman 出演： ティム・アレン Tim Allen タガート艦長（マイケル・ネズミス） シガーニー・ウィーヴァー Sigourney Weaver マディソン中尉（グウェン・デマルコ） アラン・リックマン Alan Rickman ドクター・ラザラス（アレクサンダー・デイン） トニー・シャローブ Tony Shalhoub 技術主任チェン（フレッド・クワン） サム・ロックウェル Sam Rockwell ガイ・フリーグマン ダリル・ミッチェル Daryl Mitchell ラレド（トミー・ウェバー） エンリコ・コラントーニ Enrico Colantoni マセザー ロビン・サックス Robin Sachs サリス パトリック・ブリーン Patrick Breen クエレック ミッシー・パイル Missi Pyle ラリアリ ジェド・リース テッブ ジャスティン・ロング Justin Long ブランドン |
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◆俳優について |
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| 『 エイリアン (1979) ALIEN 』でお馴染みのシガーニー・ウィーヴァー Sigourney Weaver は、1949/10/08 生まれの今年（2003年9月の現時点で）満
53 歳。アメリカ、ニューヨーク市のリロイ病院生まれ
Leroy Hospital of New York City, USA。本名はスーザン・アレクサンドラ・ウィーヴァー
Susan Alexandra Weaver 。父親は最近 93歳で亡くなったが、1953-55
にＮＢＣテレビ社長だったシルヴェスター・Ｌ・ウィーヴァーＪｒ.
Sylvester L. Weaver Jr.。未だに続行しているＮＢＣのＴＶ番組「
Today 」と「 Tonight 」を創り出したテレビ界の開拓者である。ローマ史に情熱を傾けるあまり、最初の男の子にはトロージャン
Trajan というローマの将軍・政治家・皇帝のトラヤヌスにあやかった名を付け、次に生まれた彼女にもローマ皇帝コンスタンチン大帝の妃の名フレイヴィア
Flavia と命名しようとさえした。しか母親の元英国女優エリザベス・イングリス
Elizabeth Inglis の意向で、母の親友の探検家スーザン・プレツリック
Susan Pretzlik に因んでスーザンと名付けられた。後に
1963 年、14歳の時、フィッツジェラルドの「偉大なるギャツビー」
Fitzgerald's 'The Great Gatsby' の登場人物の名シガーニーに改名した。 母親が芸能生活に没頭した為、シガーニーは乳母とメイドに育てられ、十歳までに一家は 30 の異なった世帯を転々とした。13 歳の時、ニューヨークの私立学校 Chapin で、背の高さで常に笑われてクラスの道化役をせざるをえなかった。サンフランシスコに移転しても、コネティカットに移転しても、同様ないじめにあった。現在 5' 11" ( 1.80 m ) の彼女は中学生時代でも既に 5' 10" (約 1.78 m ) もあったからである。学校の演劇部で「真夏の夜の夢 A Midsummer Night's Dream 」に主演し、劇団で「欲望という名の電車 A Streetcar Named Desir 」にも主演した。シガーニーという芸名に変えたのもこの直前である。しかし「我が家の楽園 You Can't Take It With You 」を演じたときは、長身の為に脇役にまわされた。 高校卒業と同時にイスラエルの集団農場キブツで暫く過ごし、レポーターのアーロン・レイサム Aaron Latham と婚約する。しかし、その恋は間もなく破局を迎えた。1969 年、彼女は名門スタンフォード大学 Stanford University に入学して英文学を専攻した。大学では演劇に参加し、特に日本の「能」に関心を持った。この頃、彼女は男性の友人と小妖精のような服で樹上の小屋の暮らしをしたという変わり種だったようである。1971 年にはイェール・スクール・オブ・ドラマ Yale School of Drama に入学志願し、オーディションではドイツの劇作家・詩人「ブレヒト Brecht 」の作品を朗誦するのにロープのようなベルトの服を着用していたにも拘わらず、合格した。けれども、教授たちは彼女の長身ゆえにいい役を与えず、売春婦とか老女といった型にはまった役ばかりを当てた。一方、同期生のメリル・ストリープ Meryl Streep は優遇されていた。 しかし、転機が訪れたのは、1973 年に「 Watergate Classics 」で劇場のデビューを飾り、優秀な脚本家と役者たちとの出会いだった。1974 年の頃には様々な芝居で主役を演じていた。これはスタンフォード大在学中の活動である。この年に大学を卒業して、依然、舞台活動でいい役を求めていたが、やはり背が飛びぬけて高いのが災いして困難を極めた。それでも、 1970 年代中旬にはＴＶにも出番し、 1977 年には映画『アニー・ホール (1977) ANNIE HALL 』の端役でデビューを飾る。リドリー・スコット Ridley Scott 監督の『 エイリアン (1979) ALIEN 』のリプリー Ripley 役で大ヒットして、あっという間にスターの仲間入りをした。それ以降、『エイリアン 』シリーズは勿論の事、リドリー・スコット監督との二作目『 １４９２・コロンブス (1992) 1492: CONQUEST OF PARADISE 』ではイザベラ女王 Queen Isabel の威厳ある役を、またＳＦコメディ『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』ではブロンド長髪のセクシー隊員役、悪役で『 穴／HOLES (2003) HOLES 』等と 30 作もの映画で色々な役を演じてきている。 アカデミー賞は、『 エイリアン２ (1986) ALIENS 』『 愛は霧のかなたに (1988) GORILLAS IN THE MIST: THE STORY OF DIAN FOSSEY 』で主演女優賞ノミネート、『 ワーキング・ガール (1988) WORKING GIRL 』で助演女優賞ノミネート。ゴールデン・グローブ賞では『 愛は霧のかなたに (1988) GORILLAS IN THE MIST: THE STORY OF DIAN FOSSEY 』でドラマ部門女優賞、『 ワーキング・ガール (1988) WORKING GIRL 』で助演女優賞に輝く。『エイリアン (1979) ALIEN 』ではＳＦ・ファンタジー・ホラー映画芸術院 Academy of Science Fiction, Fantasy & Horror Films, USA の土星賞 Saturn Award 最優秀女優賞を、『 アイス・ストーム (1997) THE ICE STORM 』では、イギリスのアカデミー賞にあたる BAFTA賞 British Academy of Film and Television Arts の助演女優賞を、『 ハーフムーン・ストリート (1986) HALF MOON STREET 』では Mystfest 賞、という数々の受賞に輝いている。 私生活では、ジェームズ・Ｍ・マクルーア James M. McClure と破局を迎えた二年後の 1983 年に俳優ジム・シンプソン Jim Simpson とロマンスの花を咲かせ、翌年結婚、現在に至る。1990 年に長女シャーロット Charlotte を出産した。 |
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| ※以下のデータは、IMDb の規約に基づいて引用しています。 | |||||
| （■解説とネタばれ：2002/08/24アップ ◆俳優についてリンク更新：2003/09/01） | |||||
| ＜もっと詳しく＞ | |||||
| ■映画『 ギャラクシー・クエスト 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 【映画『 ギャラクシー・クエスト 』のキャラクター】 「ギャラクシー・クエスト（ＴＶ）」 1979-1982 ○ピーター・クインシー・タガート艦長（ティム・アレン Tim Allen） ＠『 ギャラクシー・クエスト 』宇宙探査局（ＮＳＥＡ）プロテクター号艦長。勇敢で仲間思い。決め台詞は「ネバー・ギブアップ！ネバー・サレンダー！」 ［ジェイソン・ネズミス as ピーター・クインシー・タガート艦長］ タガート艦長を演じるジェイソン・ネズミスは、放送が打ち切りになって約 20 年経った今でも、自分が人気者だと信じているお調子者だ。イベントにはいつも遅刻、他の出演者には黙って一人だけで契約した仕事をし、仲間から顰蹙を買っている。ネズミスは劇中のタガート艦長と違って、信頼されていないのだ。タウニー・マディソン少佐役のグエンのことが好き。 ［ティム・アレン as ジェイソン・ネズミス＆ピーター・クインシー・タガート艦長］ 勉強不足の私は、この映画を見るまでこの人の存在を知りませんでした。「トイ・ストーリー」で、バズの声をされていたそうです。いい味のある俳優さんなので、もっとたくさんの映画に出てもらいたいです。この映画で、 2000 年サターン・アウォード主演男優賞を受賞されたそうです。日本語版のオフィシャル・サイトにも書いてあったのですが、ティム・アレンは、最初はいかにもテレビ俳優といった感じに見えるのですが、話が進むにつれてだんだんカッコよくなってくるのです。そして映画を見終えた後には、「ネバー・ギブアップ！ネバー・サレンダー！」を連発している自分がいました。 ［ Saturn Award ：ＳＦアカデミーによって、ＳＦ・ファンタジー・ホラー系の映画に対して毎年贈られる賞。］ 因みにの出演映画は、『 ビッグ・トラブル (2002) BIG TROUBLE 』『 サンタクロース・リターンズ！ クリスマス危機一髪 (2002) THE SANTA CLAUSE 2: THE MRS. CLAUSE 』 『 クライム＆ダイヤモンド (2001) CRIME & DIAMOND 』 『 リーマン・ジョー！ (2001) JOE SOMEBODY 』 『 トイ・ストーリー２ (1999) TOY STORY 2 (声の出演) 』 『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』など、11本あります。（リンク更新：2003/09/04） ○タウニー・マディソン少佐（シガニー・ウィーバー Sigourney Weaver）＠『 ギャラクシー・クエスト 』 ブロンドのセクシー美人で、プロテクター号での任務は、コンピュータからの指示を繰り返すことだけ。決めのポーズは、マーシャル・アーツの構え。 ［グエン・デマルコ as タウニー・マディソン少佐］ タウニー・マディソン少佐を演じるグエン・デマルコは、気持ちがバラバラになっている出演者たちの仲を取り持つ役目を果たしている。 70 年代のテレビにありがちな、頭のない金髪グラマー美人のタウニー・マディソン少佐の役には、ほとほとウンザリしている。インタビューもいつもバストサイズのことだけ。しかし、仕事だからと頑張っている。 ［シガニー・ウィーバー as グエン・デマルコ＆タウニー・マディソン少佐］ 予備知識なしでこの映画をビデオで借りた私は、あのシガニー・ウィーバーが出ているのにビックリしました。それも、グラマラスなブロンド美人という設定で！これからずっとこの路線でいけばいいのにと思うくらい、とてもよく似合っていて、 1949 年生まれだとは思えないくらいに若く見えました。髪形やメイクで変わるもんだなーと本当に感心しました。私にとって今までで最高のシガニー・ウィーバーです。 ○ドクター・ラザラス（アラン・リックマン Alan Rickman） ＠『 ギャラクシー・クエスト 』プロテクター号の医師であるトカゲ・ヘッドのエイリアン。トカゲだけに＜隠れ身の術＞が使える。決め台詞は「トカゲ・ヘッドにかけて、必ず復讐を果たす！」おまじないの「ララク、タラク」という言葉もある｡ ［アレックス・デーン as ドクター・ラザラス］ ドクター・ラザラスを演じるアレックス・デーンは、イギリスの名優であった過去の栄光が忘れられないでいる。「リチャード三世」を演じて五回のカーテンコールを受けたと愚痴るのが、イベント前の恒例だ。バカげた自分の決め台詞を憎み、いつも人気者のタガート艦長を妬んでいる。 ［アラン・リックマン as アレックス・デーン＆ドクター・ラザラス］ 「いつか晴れた日に」（ 1995 ）のブランドン大佐が、こんなキュートな役をしているなんて！「ハリー・ポッター」のスネイプ先生もよかったけど、この映画のドクター・ラザラスには敵わない。イギリスの舞台で高い評価を受けたアラン・リックマンにこの役をさせるなんて、このキャストを考えた人には座布団を何枚もあげたいと思います。「いつか晴れた日に」でも少し心が傾きかけていたのですが、この映画ですっかりアラン・リックマンのファンになりました。 因みに、アラン・リックマン Alan Rickman は、『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE 』 『 シャンプー台のむこうに (2000) BLOW DRY 』 『 ドグマ (1999) DOGMA 』 『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』 『 ウィンター・ゲスト (1997) THE WINTER GUEST 』 『 いつか晴れた日に (1995) SENSE AND SENSIBILITY 』『 ロビン・フッド (1991) ROBIN HOOD: PRINCE OF THIEVES 』 『 ダイ・ハード (1988) DIE HARD 』など、現時点（2003年/09月/04日）のデータでは、19 本に出演しています。（リンク更新：2003/09/04） ○技術主任チェン＠『 ギャラクシー・クエスト 』 転送技術の芸術家！プロテクター号の乗組員達から厚い信頼をうける。目を細くして、不思議な微笑みを浮かべる東洋人。 ［フレッド・クワン as 技術主任チェン］ 技術主任チェンを演じるフレッド・クワンは、チョットした事では動じない宇宙人的感覚を持った不思議な人。フレッドは技術主任チェン役を取るために、東洋人風に化粧をし、名前まで変えてオーディションを受けたという設定だそうだ。 ［トニー・シャローブ as フレッド・クワン＆技術主任チェン］ フレッドには本当に笑い転げました。ベリリウム球を捜しに行く探査船の中で、周りが騒然としている中、一人落ち着き払ってプリンのようなものを食べているシーンが大好きです。それと、転送装置でゴリグナックをプロテクター号に転送した後に、「これだから人生は楽しい」というところもお気に入り！ 『 マーシャル・ロー (1998) THE SIEGE 』で見たシビアな演技とは打って変わったコミカルな演技に、俳優ってスゴイなぁと思いました。シガニー・ウィーバー、トニー・シャローブ、そしてマセザー役のエンリコ・コラントーニは、みんなイエール大学演劇科出身で、やっぱりそういう関係で、役ってつくのかなぁ？ ○ラレド＠『 ギャラクシー・クエスト 』 プロテクター号を自由自在に操る子供の名操縦士。テレビ放送時は 10 歳だったらしい。 ［トミー・ウエバー as ラレド］ 放送時は子供だったが、今はもうすっかり大人に。文句は一人前になったが、なんとなくまだ子供っぽい。 ［ダリル・ミッチェル as トミー・ウエバー＆ラレド］ ラッパーから俳優に転職した人らしい。 ○乗組員６（サム・ロックウェル Sam Rockwell）＠『 ギャラクシー・クエスト 』 番組開始後５分で殺される端役。 1981 年第 82 話では、溶岩モンスターに殺される。 ［ガイ・フリーグマン as 乗組員６］ 乗組員６を演じるガイ・フリーグマンは、現在はギャラクシー・クエストのイベントのＭＣをしている。内心プロテクター号のメンバーになるのに憧れている。 ［サム・ロックウェル as ガイ・フリーグマン＆乗組員６］ 私のこれまでのサム・ロックウェル歴は「チャーリーズ・エンジェル」（ 2000 ）「キャメロット・ガーデンの少女」（ 1997 ）「真夏の夜の夢」（ 1999 ）です。どの映画でも「あっ、この人！」と思わせる魅力のある俳優さんで、気に入っています。「ギャラクシー・クエスト」でも最高でした。最初のコンベンション会場でタガート艦長を紹介するＭＣは私の琴線に触れました！ 因みに、サム・ロックウェル Sam Rockwell の出演映画は、初期はインディペンデント系の映画出演が中心でしたが、『 キャメロット・ガーデンの少女 (1997) LAWN DOGS 』『 真夏の夜の夢 (1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』『 グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE 』『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』『 チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS 』『 ザ・プロフェッショナル (2001) HEIST 』『 ウェルカム トゥ コリンウッド (2002) WELCOME TO COLLINWOOD 』『 コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』、そしてハリウッド映画界のサラブレッド・ニコラス・ケイジ Nicolas Cage との共演映画『 マッチスティック・メン (2003) MATCHSTICK MEN 』と、メジャー作品に恵まれ、着実に大物になるべくキャリアを重ねてきています。（リンク更新：2003/09/04） 【映画『 ギャラクシー・クエスト 』のストーリー】 【ギャラクシー・クエスト 第01段落】 1979 年から４年間放送された伝説的ＳＦテレビ番組「ギャラクシー・クエスト」のイベントが行われるコンベンション会場は、＜クエスタリアン＞と呼ばれる熱狂的なファンでいっぱいだ。控え室では、いつものようにキャスト・メンバー達がもめている。また、艦長役のジェイソン・ネズミスが遅刻なのだ。ジェイソンは、仲間に内緒で＜タガート艦長＞として自分だけ写真撮影の仕事をしてきたのだ。そして、これもイベント前の恒例となっているのだが、ドクター・ラザラス役のアレックス・デーンが愚痴り始める。かつてイギリスの名舞台俳優であった彼は、 20 年前に流行ったテレビ番組のトカゲ頭のエイリアン役にすがっていかなければならない自分に耐えられない。スッタモンダするが、結局全員舞台に上がる。 【ギャラクシー・クエスト 第02段落】 舞台での紹介が終わると、即サイン会。やはりタガート艦長は他のメンバーよりも人気者。アレックスは不機嫌。なぜなら、ドクター・ラザラスのファンは、トカゲヘッドであの決り文句を言おうとするからだ。クエスタリアンの中には、自分の思い入れのあるキャラクターの格好をしている人が多くいて、会場はちょっと異様だ。その中でも、一際目立っておかしい一行（白い顔に黒いピッタリとした髪型、女性はおかっぱ頭。グレーのボディースーツを着用）が、右手を左胸に当て（プロテクター号の隊員達の挨拶ポーズ）、「我々は、ネビュラ星雲に住むサーミアン…」と変わった話し方でジェイソンに話す。変わらぬ人気に意気揚揚としながら、トイレに入ったジェイソンは、ファン達の思いがけない発言を耳にする。タガート艦長役の俳優は、この 20 年間サイン会だけが収入源なのにもかかわらず、今でも自分が人気者だと信じていて、他のメンバーから悪口を言われていると。すっかり落ち込んだジェイソンは、マニアのブランドン少年達の質問に「たかがテレビ番組だ！」とキレてどこかへ行ってしまう。 【ギャラクシー・クエスト 第03段落】 自棄酒を飲んで自宅の床で寝てしまったジェイソンを起こすのは、コンコンと窓ガラスをたたく音。気がつくと昨日コンベンション会場で会ったあの一風変わったファン達が、窓の外に立っているではないか。彼らは、ファクトリ星のサリスという宇宙人との戦いで絶体絶命の危機にある自分達を救って欲しいとジェイソンに訴える。 【ギャラクシー・クエスト 第04段落】 この変わった歩き方（手と脚を互い違いでなく、同じ側を出す）をする人々は本当にサーミアンという宇宙人で、テレビ番組「ギャラクシー・クエスト」の電波を自分達の星で受信し、架空のドラマだとは思わず、本物の歴史ドキュメンタリーと信じて見ていたのだ。＜嘘＞という概念を悪者宇宙人サリスと戦うまで知らなかったというほど純真な心を持つサーミアンは、愛と正義と勇気と信頼の世界である「ギャラクシー・クエスト」に憬れ、それを模範に自分達の星を再建したという真のクエスタリアンだ。サリスとの戦争に苦しむ彼らは、最後の望みとして、百戦錬磨のプロテクター号艦長に助けを求めに来たのだ。 【ギャラクシー・クエスト 第05段落】 しかし、ジェイソンは彼らをプロモーターだと勘違いし、いつも通りの仕事だと思って彼らが用意したリムジンに乗り込む。二日酔いで辛いジェイソンが涎を垂らして目覚めると、すでに彼らの宇宙船の中なのだが、そんなことには気付かない。いつもよりよくできたセットだと褒め、モニターを介して爬虫類のような緑色の宇宙人サリスのリーダーが「オメガ 13 （謎の最終兵器である）をよこせ！」と脅しても、よくできた人形だと感心している。だから、適当に攻撃命令を出して、さっさと帰ろうとする。しかし、帰りはいつもと全然違う。目の前には土星のような大きな惑星と広がる宇宙。足元からジェル状の透明の液体が染み出てきて全身と包み込んだかと思うと、一気に身体が宇宙に飛び出して行く。ジェイソンは、物凄いスピードでブラックホールに入っていく。自宅のプールの横に到着したジェイソンは、ショックで震えるのだった。 【ギャラクシー・クエスト 第06段落】 他のメンバー達は、電気店の開店イベントに参加していた。ジェイソンは自分のエキサイティングな体験を他のメンバーに話すために急いで駆けつけるが、途中ブランドン少年とぶつかり、サーミアンからもらった本物の交信器を、ブランドン少年が持っている玩具の交信器と取り違えてしまう。宇宙体験をジェイソンの遅刻をごまかすための悪ふざけだと思った他のメンバーは、取り合わずに帰ろうとする。そこへ、再びタガート艦長に助けを求めるためにやって来たサーミアン達が現れる。もちろん他のメンバー達は彼らが宇宙人だとは思わないが、新しい仕事の依頼を蹴ってはと思い、仕事を受けるという意味で「宇宙船に乗る」と言う。その話を横で聞いていたイベントＭＣのガイも参加を願い出る。サーミアンが了承すると、足元からジェル状の液体が染み出してきて…。 【ギャラクシー・クエスト 第07段落】 猛スピードの宇宙旅行を体験した他のメンバー達が呆然としていると、タコのような宇宙人たちが近寄ってくる。恐ろしさに声も出ない。彼らの様子に気付いた宇宙人達は、「変身し忘れていました」と人間の姿のサーミアンに戻る。そこへ先に来ていたジェイソンが現れ、事の次第を説明する。そんな大仕事が俳優である自分達に務まるわけがないと反対するメンバー達だったが、リーダーのマセザーを始めとするサーミアンたちの自分達に対する憬れと尊敬の態度に本当のことが言い出せない。その半端じゃない思い入れの証拠として、彼らの宇宙基地や宇宙船は「ギャラクシー・クエスト」の世界そのままなのだ。プロテクター号の隊員を演じていた俳優達は、本物のプロテクター号に乗ることになる。この歴史的瞬間が見たいと大勢のサーミアン達が見守っている。一番うろたえたのは、操縦士役のトミー。テレビの演技の通りにすればいいとジェイソンに言われ、やってみると、本当に宇宙船が動き出す。しかし、方向がだんだん左にそれてしまって宇宙船に傷をつけるが、なんとか出発することができる。ジェイソン達は胸をなでおろす。 【ギャラクシー・クエスト 第08段落】 しかし、残忍なサリスの映像を見せられ、慌てて地球へ帰ろうとする俳優達だったが、宇宙船にサリスが近づいているため逃げ出すことができない。ジェイソンはサリスと交渉することになるが、うまくいくはずは無く、総攻撃を仕掛けられる。 【ギャラクシー・クエスト 第09段落】 破損の激しい宇宙船を修復するには、宇宙船の原動力であるベリリウム球が必要だ。責任を感じたジェイソン達は、小型の宇宙探査船に乗り込み、ベリリウム球をとりに未知の惑星へと向かう。その星には子どものように可愛く見えるが実は獰猛なエイリアンがいた。彼らがいなくなった隙にベリリウム球を持っていこうとするが、やはり見つかってしまう。運動会の大玉転がしのようにベリリウム球を転がしてなんとか宇宙探査船まで持っていこうとする俳優達。タガート艦長になりきっているジェイソンはヒーローぶって自分より先に他のメンバーを宇宙探査船に乗せたために、取り残されてしまう。ジェイソンはベイビー・エイリアンに石で頭を殴られ気絶する。ブタトカゲのエイリアンに顔をなめられて意識を取り戻したジェイソンは、ベイビー・エイリアンが見守る中、その奇妙な生物と戦う。 【ギャラクシー・クエスト 第10段落】 宇宙船に戻った仲間は、モニターを通してジェイソンと交信をし、転送装置を使って彼を助け出そうとする。もちろん転送装置を扱うのは技術主任チェンを演じるフレッドだ。装置がきちんと作動するか、試しにブタトカゲを転送装置してみると、身体の内と外がひっくり返って宇宙船に到着してしまう。それを見てジェイソンがそうなってしまってはとフレッドはすっかり気弱になってしまう。そうこうしている間にジェイソンにもっと大きな危険が迫る。ベイビー・エイリアン達が口々に「ゴリグナック！」と叫び始めると、大きな岩のエイリアンがジェイソンに襲い掛かってくる。フレッドはなかなか転送装置を使う気にはなれない。しかし、そこに女性サーミアンのラリアリがやってくると、フレッドは勇気百倍。危機一髪でジェイソンを助ける。 【ギャラクシー・クエスト 第11段落】 喜びも束の間、サリスが宇宙船に乗り込んできたのだ。サリスのリーダーはジェイソンにオメガ 13 を渡せと、捕らえたマセザーに拷問を加える。それを見たジェイソンはサリスに自分の正体を明かす。自分にはオメガ 13 が何なのかわかりようも無いのだと。ジェイソンはサリスのリーダーの命令で、事実をマセザーに話す。マセザーはショックを受ける。サリスのリーダーはジェイソン達を宇宙へ放り出し、大勢のサーミアンがいる部屋の酸素を抜き、宇宙船を爆破するように命じる。自分達が演じてきた「ギャラクシー・クエスト」のストーリーからヒントを得て、なんとかサリスの手下をやっつけたジェイソン達。酸素の無い部屋に閉じ込められているサーミアン達を助けるため、フレッドとラリアリとガイは酸素の供給を操作する部屋へ、アレックスはドアをこじ開けるために直接サーミアン達の部屋へ行く。ジェイソンとグエンは、制御不能となった宇宙船のコンピュータを回復させて船の爆破を防ぐために機関室へと向かう。トミーは操縦の練習だ。 【ギャラクシー・クエスト 第12段落】 フレッド達が部屋の中を見ると、サリスが一杯で手も足も出ない。サリスから奪った銃を持つガイは、いつも死ぬ端役だったが最後は英雄となって死ぬと言って、サリスの中へ突撃しようとするが、フレッドに名案が浮かぶ。転送装置でサリスのいる部屋に＜ゴリグナック＞を移動させるのだ。フレッドの考えは見事に成功する。ゴリグナックの威力で宇宙船の壁を突き破り、ゴリグナックとサリスは宇宙を漂っていってしまう。大仕事を果たしたフレッドは、ラリアリと熱いキスを交わす。気持ちが高ぶったラリアリのタコ足がフレッドに絡みつく。 【ギャラクシー・クエスト 第13段落】 たまたまドクター・ラザラスの隠れ身の術を真似ていたお蔭で助かっていた、ドクター・ラザラスを敬愛するサーミアンの青年クエレックと一緒に、アレックスはサーミアン達の救出に向かう。ドアは硬くなかなか開かなかったが、フレッド達の活躍のお蔭で開く。安心していた矢先、クエレックがサリスの銃弾に倒れる。アレックスはクエレックを励ますが、助かる見込みは無い。「あなたを父のように思っていた」と言うクエレックに、アレックスは心の底からあのセリフを言うのだった。「トカゲヘッドと父の名にかけて、必ず復讐を果たす！」そしてサリスに勇猛果敢に立ち向かって行く。 【ギャラクシー・クエスト 第14段落】 ジェイソンとグエンは宇宙船のどこに機関室があるのかを知らなかったが、ジェイソンと交信器を取り違えて本物を持っている地球の引きこもり少年ブランドンと交信しながら、機関室へと進んで行く。ブランドンはコンベンション会場でのジェイソンの言葉に傷ついていたが、交信器から「ギャラクシー・クエスト」のストーリーは真実だと言われ、俄然喜ぶ。仲間のカイルやホルスターとネットを通じて交信し、内部の構造をジェイソンに伝える。彼らのマニアックな知識のお蔭で、ようやく宇宙船の中心部にやって来たジェイソンとグエンの頭上には、ＤＮＡ螺旋構造をばらしたような美しいオメガ 13 の姿が。ブランドンによると、オメガ 13 とは物凄い破壊力を持つものであるというのが通説らしいが、本当のところはほんの少しだけ時間を戻すことのできるものらしい。 ジェイソンとグエンは機関室に辿り着き、宇宙船の爆破を止めるためのボタンを押すが、タイマーは止まらない。もうダメかと絶望し、抱き合う二人だったが、１秒前に止まる。やったー！・・・ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【ギャラクシー・クエスト 第15段落】 しかし、まだ安心はできない。サリスの宇宙船が追ってくる。プロテクター号の隊員達はそれぞれ自分の任務につく。ジェイソンはトミーに宇宙の地雷原に飛び込むように言う。練習のお蔭ですっかり操縦がうまくなったトミーは、以前のようではなく、地雷の中をスイスイと宇宙船を進ませて行く。磁気に引き寄せられる地雷の性質を利用する作戦のために、地雷にぎりぎりに近づいて操縦することもできる。プロテクター号は向きを変え、正面からサリスの宇宙船を目掛けて突き進む。サリスもそれに応えてプロテクター号目掛けて飛んでくる。プロテクター号がスッと下方に方向を転換すると、磁気でその後ろに控えていた地雷がサリスの宇宙船に飛び掛って行く。ドッカーン！サリスの宇宙船は爆発する。 【ギャラクシー・クエスト 第16段落】 見事な勝利を収めたジェイソン達をやはり本物のプロテクター号の隊員だと信じるマセザーは、ジェイソン達にここに指導者として残って欲しいと頼むが、ジェイソンはマセザーこそがサーミアンの指導者だと言う。その言葉に同意する仲間のサーミアン達を見て感激するマセザー。そこにフレッドに姿を変えたサリスのリーダーが入ってきて、銃を乱射する。バタバタと銃弾に倒れる隊員たち。自身も撃たれたジェイソンは、マセザーにオメガ 13 の起動を命じる。すると時間が戻って行き、ちょうど撃たれる前の穏やかな時になる。そこに現れたフレッドをぶちのめそうとするジェイソンを隊員達が止めに入る。それはフレッドじゃないと叫ぶジェイソンを皆が取り押さえる。そこでサリスのリーダーは銃を取り出すが、マセザーがぶちのめす。気絶したままのサリスのリーダー。地球に近づいてきたため、宇宙船の切り離しをして別れなければならない。固く手を結ぶフレッドとラリアリは一緒に地球に行く。 【ギャラクシー・クエスト 第17段落】 ジェイソン達の切り離された宇宙船を向かえるため、花火で進路を示そうとするブランドン達。その光りに導かれ、「ギャラクシー・クエスト」のイベントが行われるコンベンション会場の駐車場目掛けて飛んでくる宇宙船。物凄いスピードのためなかなか止まらない。ついにコンベンション会場に突っ込む。逃げ惑うファンだったが、停止した宇宙船から現れるプロテクター号のメンバーに大感激で熱い歓声を上げる。しかし、宇宙船からはサリスのリーダーの姿が。そこでジェイソンがカッコよくポーズを決めて銃で彼を撃つと、煙と共に消えてなくなってしまう。観衆は大盛り上がり。ジェイソンはグエンにキスをする。そして舞台のカーテンコールのようにキャスト全員が舞台に並び、観客にお辞儀をする。 【ギャラクシー・クエスト 第18段落】 このイベントのお蔭か、「ギャラクシー・クエスト」は映画化されることに。新メンバーのラリアリと保安主任役のガイも登場する。 ネバー・ギブアップ！ネバー・サレンダー！ 以上。 ＜もっと詳しく＞からスペースを含まず１０２７１文字／文責：幸田幸 参考資料：IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 「 ギャラクシー・クエスト」日本語版オフィシャルサイト |
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| （■解説とネタばれ：2002/08/4 ◆俳優についてリンク更新：2003/01/15） ■テキスト一部とリンクおよびファイル書式更新：2004/07/10 |
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