穴/HOLES | |||||||||||||||||||||||
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穴/HOLES (2003) | |||||||||||||||||||||||
HOLES | |||||||||||||||||||||||
映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』をレヴュー紹介します。『
穴/HOLES (2003) HOLES 』は 2003/05/28 の時点では邦題は分からなかったので「ホールズ/穴」としておいたら『
穴/HOLES 』と決定した。 映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』のスタッフとキャスト ■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 穴/HOLES 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』の結末 ■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の鑑賞評価: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||
■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||
穴/HOLES
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』の解説 映画『 穴/HOLES (2003) HOLES 』は邦題がやっと決定したら、何と劇場未公開だとは! 実際観た者として、こんなに面白い映画なのに勿体無いというのが実感である。 『 穴/HOLES 』はルイス・サッカー Louis Sachar 著作の小説「穴/HOLES」のディズニー社による映画化。「穴/HOLES」の小説も映画も一見子供向けのように思えるが、中身は奥深くて大人の鑑賞に十分に堪えうる映画。こんな風変わりな映画も珍しい。 まず主人公の少年の名前からして作者は気合入れてる。スタンリー・イェルナッツ四世といい、Stanley Yelnats を逆さに読んでも英語では同じになる。この少年(カッコいい新人シャイア・ラブーフ)は、キャンプ・グリーン・レイクという少年鑑別所に送られるが、緑の湖どころでなく、乾いた大地だ。ここでは鬼所長(シガニー・ウィーバー)の方針で、毎日穴掘りをさせられる。まさにタイトル通り「穴/HOLES」だ。黄色の見渡す限りの大地を毎日毎日、背丈ほどの穴を同じ大きさに幾つも掘るという試練は、「性格を改善する為」という建前だが、どうもおかしい。すると、昔この辺りに埋められた宝を狙っているのが本音だと気付く。少年院で知り合う仲間との確執と理解、それにスタンリー少年の呪われた家系を辿っていく推理も面白い。こんな風に絡まって繋がって行くとは…。溜息の出るほど見事な展開だ。 |
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【『 穴/HOLES 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||
監督: アンドリュー・デイヴィス Andrew Davis (Directed
by) 製作: ラウエル・D・ブランク Lowell D. Blank (producer) アンドリュー・デイヴィス Andrew Davis (producer) マイク・メダヴォイ Mike Medavoy (producer) テレサ・タッカー=デイヴィス Teresa Tucker-Davies (producer) クラーク・ヘンダーソン Clark Henderson (associate producer) 製作総指揮: マーティ・P・エウィング Marty P. Ewing (executive producer) ルイス・フィリップス Louis Phillips (executive producer) 原作: ルイス・サッカー Louis Sachar (novel) 脚本: ルイス・サッカー Louis Sachar (screenplay) 撮影: スティーヴン・セントジョン Stephen St. John (Cinematography by) ボブ・カールソン Bob Carlson (additional photography) 音楽: ジョエル・マクニーリー Joel McNeely (Original Music by) 出演: シガニー・ウィーバー Sigourney Weaver ルイーズ・ウォーカー所長 Warden Louise Walker ジョン・ヴォイト Jon Voight サー氏/マリオン・シルヴィオ Mr. Sir/Marion Sirvio ティム・ブレイク・ネルソン Tim Blake Nelson ペンダンスキー博士 Dr. Pendanski シャイア・ラブーフ Shia LaBeouf スタンリー・イェルナッツ四世 Stanley Yelnats IV/Caveman クリオ・トマス Khleo Thomas ゼロ Zero ダミエン・ルヴァラ Damien Luvara ひひ祖父エリヤ・イェルナッツ Elya Yelnats アラン・コールマン Allan Kolman ひ祖父スタンリー・イェルナッツ一世 Stanley Yelnats Sr. ネーザン・デイヴィス Nathan Davis 祖父スタンリー・イェルナッツ二世 Stanley Yelnats Jr. ヘンリー・ウィンクラー Henry Winkler 父スタンリー・イェルナッツ三世 Stanley Yelnats III シオバン・ファロン Siobhan Fallon 母 Mrs. Yelnats ジェイク・M・スミス Jake M. Smith スクイド/アラン Squid/Alan バイロン・コットン Byron Cotton セオドア 'アームピット' Theodore 'Armpit' ブレンダン・ジェファソン Brenden Jefferson レックス 'X-レイ' Rex 'X-Ray' ミゲル・カストロ Miguel Castro ホセ 'マグネット' Jose 'Magnet' マックス・カッシュ Max Kasch ジグザグ/リッキー Zig-Zag/Ricky ノア・ポレティエク Noah Poletiek トゥイッチ Twitch ローマ・マフィア Roma Maffia カーラ・モレンゴ Miss Carla Morengo レイ・ベイカー Ray Baker 検事総長補佐 Assistant Attorney General マイケル・キャヴァノー Michael Cavanaugh 裁判官 Judge Austin Gorg リック・フォックス Rick Fox クライド'スウィートフィート'リヴィングストン Clyde 'Sweet Feet' Livingston アーサ・キット Eartha Kit マダム・ゼローニ Madame Zeroni シャーリー・バトラー Shirley Butler ゼローニ夫人 Mrs. Zeroni パトリシア・アークエット Patricia Arquette キャサリン 'キッシン' ケイト・バーロウ Katherine 'Kissin' Kate' Barlow デューレイ・ヒル Dule Hill サム Sam the Onion Man エリック・ピアポイント Eric Pierpoint 保安官 The Sheriff スコット・プランク Scott Plank チャールズ 'トラウト' ウォーカー Charles 'Trout' Walker アリソン・スミス Allison Smith リンダ・ミラー・ウォーカー Linda Miller Waker ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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■映画『 穴/HOLES 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 私は日本公開前に字幕スーパーなしの英語で観たので、わかる範囲でレヴューします。映画データについては調査した時点と公開される時点で異なる場合があります。本作の内容については、語学力と経験・常識不足のため、間違いや勘違いや適切でない表現があるかもしれません。どうかご理解賜りますようお願いいたします。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。 ▲TOPへ 【穴/HOLES 第01段落】 ルイス・サッカー著でベストセラーになった原作の「 Holes (穴)」は、米国で 1999 年ニューベリー賞 The Newbery Awards や 1998 年全米図書賞 The National Book Awards などに輝く話題作。ポスターからイメージを受ける、穴の奥深くに何かある冒険ものかな、と思ったら、そんな単純なストーリーではなかった。次のような諸々の要素を含んでいるので、『 ハリー・ポッター (2001〜) HARRY POTTER 』シリーズ同様、子供のためになる映画として人気を博している。同時に、大人も人生いろいろ考えさせられ、ずっしりと重みを感じる映画だ。と言っても、決して真面目過ぎの優等生的な平坦な映画なのでない。冒険・神秘・推理・毒トカゲ・友情・忠誠心・財宝・人間性・先祖と家系・人種の偏見・銀行強盗・殺人・家族愛と家族扶養・真実を告げる大切さ、こういう山ほどの要素を物語りに伏線で組み込んである、誠にスリリングで結末までの謎解きが非常に巧みな作品だ。 【穴/HOLES 第02段落】 ところで、ニューベリー賞とは、あまり聞き慣れない名だが、これは米国で出版された児童書の中で最も優れた書物に対し年に一度贈られる、権威ある児童文学賞だそうだ。 1922 年にアメリカ図書館協会 American Library Association によって創設され、世界で最初の児童文学賞となった。賞の名称'ニューベリー'は、児童書の発展に大きく貢献した 18 世紀イギリスの著述家・出版家のジョン・ニューベリー John Newbery に因んでつけられたという。(「ニューベリー賞受賞作品リスト」の解説より) 【穴/HOLES 第03段落】 ここはどこまでも続くテキサス Texas の乾いた大地。 『 オールド・ルーキー (2002) THE ROOKIE 』のジミー・モリス Jimmy Morris 少年が移転してきた黄色い大地の舞台とそっくりだ。ここで自分の背丈ほどの大きな丸い「穴」を一人一つずつ掘っている少年・青年たち。太陽はギラギラ照りつけ、汗と埃にまみれた異様で壮絶な光景だ。「♪掘れ、掘れ…」という軽快なBGの音楽担当のジョエル・マクニーリーは 『 ピーター・パン2/ネバーランドの秘密 (2002) RETURN TO NEVER LAND 』等で活躍の人。一人の少年が蛇を見つけ、スニーカーを態々脱いで、靴下まで脱いで、裸の足を蛇の顔の前に突き出す。その瞬間、痛さに顔を歪める少年…。ここはキャンプ・グリーン・レイク Camp Green Lake という少年鑑別所。その名と違って、キャンプ場もないし、湖も、樹木もない。あるのは、だだっ広い黄色の乾いた土地ばかり。 【穴/HOLES 第04段落】 ここに今日、新入りで連れてこられる少年がいる。スタンリー・イェルナッツ四世(シャイア・ラブーフ: 『 チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル (2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE 』 『 コンスタンティン (2004) CONSTANTINE 』 『 アイ,ロボット (2004) I, ROBOT 』等に出演の若手俳優)という 15 歳くらいの顔立ちの整った少年だ。この子を乗せた鑑別所送迎用のバスを上空から写すと、まっすぐに延びた埃の舞う道路の両側に、無限に広がる大地に無数の掘り起こされた穴が見える。千だろうか、二千だろうか、まるでアリの穴を沢山見ているような錯覚に陥る。撮影のスティーヴン・セントジョン( 『 マトリックス リローデッド (2003) THE MATRIX RELOADED 』等)とボブ・カールソン( 『 ユージュアル・サスペクツ (1995) THE USUAL SUSPECTS 』 『 ノボケイン 局部麻酔の罠 (2001) NOVOCAINE 』等)のカメラワークが非常に上手い。 【穴/HOLES 第05段落】 スタンリー・イェルナッツ四世は少年院に送られたが、本当は無実なのだ。ある日、スタンリーが通りを歩いていると、上からスニーカー一足が落ちてきて彼を直撃した。訝(いぶか)しく思ったけれど、いいメーカーのだったので、履いて歩いていた。するとパトカーが来て補導される。それは、クライド'スウィートフィート'リヴィングストン(リック・フォックス)という一流の野球選手が寄付して孤児院に展示されていた、特に価値ある品物だった。孤児だったというリヴィングストン選手は涙ぐんで裁判の場で証言台に立つ。なお、リヴィングストン選手はひどい足の匂い。スタンリーの家庭には弁護士を雇う余裕がないので、弁護のしようがない。 【穴/HOLES 第06段落】 検事総長補佐役のレイ・ベイカーは 『 ホワット・ライズ・ビニース (2000) WHAT LIES BENEATH 』、裁判官役のマイケル・キャヴァノーは 『 レッド・ドラゴン (2002) RED DRAGON 』等に出演の人。刑務所か、キャンプ・グリーン・レイクかどちらがいいかという裁判官の質問に、「キャンプに行ったことないので…」という単純な可愛い理由で、キャンプ・グリーン・レイクの少年鑑別所送りとなった。 18 ヶ月の刑期である。母親(シオバン・ファロン: 『 フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994) FORREST GUMP 』 『 交渉人 (1998) THE NEGOTIATOR 』 『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』等に出演)は涙を流し、父も祖父も悲しむ。 【穴/HOLES 第07段落】 このスタンリー少年の家は、自宅兼仕事場で、決して裕福でない。父親(ヘンリー・ウィンクラー)はスニーカー等の靴の蒸れの匂い(履く人の足の悪臭)をとる薬剤の発明が仕事で、家の中は台所まで実験の靴が何十足も吊るしてある状態。母も多分一緒に労働して忙しいながら一家の愛情は濃い。スタンリー少年の同居の祖父に扮しているネーザン・デイヴィスは、この映画の監督・製作のアンドリュー・デイヴィス( 『 逃亡者 (1993) THE FUGITIVE 』等)の父親である。スタンリー少年はスタンリー・イェルナッツ四世という名で、父親はスタンリー・イェルナッツ三世、祖父はスタンリー・イェルナッツ二世というふうに、この一家は、男子がずっと同じ名前を継いでいる。それも、氏名を逆さに読んでも同じ Stanley Yelnats だから、それを誇りに?継承しているようだ。 【穴/HOLES 第08段落】 スタンリー少年が今回も無実なのにとんだとばっちりを受けて少年院送りになるのも、先祖代々からの呪い curse のせいだと、祖父は話して聞かせている。この一家は、いつだってツイていないのだ。「タイミングの悪い時に、運の悪い場所 bad place, bad time 」に遭遇してこれまでずっと辛苦をなめてきた。これがこの一家の宿命。なにしろ、スタンリー少年のひ・ひ・祖父が「豚泥棒でとんでもない奴" The no-good-dirty-rotten-pig-stealing-great-great-grandfather "」だったから、それが今までたたっているのだと、祖父は少年に語る。 【穴/HOLES 第09段落】 ひ・ひ・おじいさんに当たるエリヤ・イェルナッツ(ダミエン・ルヴァラ)はヨーロッパのラトヴィア Latvia <ヨーロッパ東部、バルト海東岸に面する共和国。機械・車両などの工業が発達。1991年9月ソビエト連邦から分離・独立。住民はラトビア人とロシア人。正称、ラトビア共和国。(大辞林国語辞典より)>に住んでいた。村の若い女性に求愛したくて、ジプシーのような老女マダム・ゼローニ(アーサ・キット)にアドヴァイスを受ける。その教えに従い豚を盗んで育てて、求婚の贈り物にしたが、決断力のないちょっとオバカなその女性に断られてしまう。 【穴/HOLES 第10段落】 このアドヴァイスを与える引き換え条件として、マダム・ゼローニは、山頂の、水が逆流している秘密の場所に、死ぬ前に一度おぶって連れて行ってもらう約束をエリヤ・イェルナッツにさせていた。しかし、彼はその約束を反故(ほご)にしたまま、気になりながらも新天地を目指してアメリカに渡ってしまった。このため、約束を破った呪いが、イェルナッツ家の子孫にずっと及んでいるのだ。エリヤ・イェルナッツはマダム・ゼローニの子孫をアメリカに来てからも探し続けるが見つからない。 【穴/HOLES 第11段落】 彼がアメリカで結婚して生まれた息子がスタンリー・イェルナッツ一世(アラン・コールマン: 『 エアフォース・ワン (1997) AIR FORCE ONE 』等に出演)で、現在のスタンリー少年のひ祖父に当たる。この人物はアメリカで財をなしたが、駅馬車で移動中、強盗団に襲われて財宝を入れたカバンを奪われてしまった。その強盗の一味のボスは女性で、殺した相手の顔にキスして立ち去ることから 'キッシン' ケイト 'Kissin' Kate' と呼ばれていた。この際、駅馬車の御者(この映画のバス運転手役も兼ねる/ジム・ウィルキー: 『 スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS 』 『 悪いことしましョ! (2000) BEDAZZLED 』等に出演)は殺されたが、スタンリー・イェルナッツ一世は一文無しになってさまよい、 16 日間も水も食糧もなしで生き延びた。・・・ということを、一世の息子で少年の祖父に当たるスタンリー・イェルナッツ二世は少年に話していた。 【穴/HOLES 第12段落】 さて、スタンリー少年は原作では体重過多のいじめられっ子となっているが、映画では、 183 cm の長身のスラッとした綺麗な少年だ。バスでこの黄色の大地のど真ん中に位置する少年院に連れて来られて唖然とする。キャンプ・グリーン・レイクからくる想像とは大違い。埃と灼熱の地で、収容されている少年・青年たちはオレンジ色のつなぎの服に、マスクやらほっかぶりやらをしてひどい格好。所長の右腕とも思われる男はサー氏といい、 Mr. Sir だから、「様様」みたいな怪しい名だ。この眉毛を剃ったすごい形相の男を演じるのは、 『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』 『 ズーランダー (2001) ZOOLANDER 』 『 アリ (2001) ALI 』等のジョン・ヴォイトである。よくもここまで芝居できたなぁ、という気合の入れようだ。ジョン・ヴォイトの娘は 『 ボーン・コレクター (1999) THE BONE COLLECTOR 』 『 17歳のカルテ (1999) GIRL, INTERRUPTED 』 『 ブロンド・ライフ (2002) LIFE OR SOMETHING LIKE IT 』等のご存知アンジェリーナ・ジョリー Angelina Jolie だ。 【穴/HOLES 第13段落】 この地は、もともとはテキサスで一番大きな湖があったのでこんな地名になっていると知る。現在は、その湖が干乾びた湖底なわけだ。 400 マイル(1 mile = 1.6 km 換算で約 640 km )は水がないから、逃げても無駄だと説明を受ける。死だけが待ち受ける荒野だから、収容所には囲いの柵もない。所長の右腕はもう一人いて、こちらは小柄のペンダンスキー博士(ティム・ブレイク・ネルソン: 『 シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE 』 『 マイノリティ・リポート (2002) MINORITY REPORT 』等に出演)という、一応はカウンセラーということになっている男だ。 【穴/HOLES 第14段落】 先に収容されている少年たちは、アラン、セオドア 、レックス、ホセ、リッキーという、まぁ柄の悪い連中で、スタンリーは初めは威張られて萎縮する。なお、その少年達はそれぞれスクイド、アームピット、X-レイ、マグネット、ジグザグというニックネームで呼ばないと暴力を振るう。一人、 12 歳くらいのひときわ小さい少年はゼロと呼ばれ、誰も本名を知らない。うち沈み、一言も口をきかず、オツムが空っぽなので「ゼロ」なのだ。ところが、新入りのスタンリーがここに入れられた理由のスニーカーのことを食堂で話すと、初めて口をきいた。他の連中は、お前、喋られたのか、と驚き、ゼロとスタンリーは心を許す友人となった。 【穴/HOLES 第15段落】 翌朝、まだ暗いうちから軍隊のようなラッパに起こされる。朝食はタコス tacos の皮だけを手に、一人ずつ本格的なスコップを供給されて、数十人ほどの少年達は徒歩で穴掘り現場に向かう。図書館 Library と書いてある小屋が、実はスコップ倉庫というデタラメな更生施設だ。ペンダンスキー博士によると、「一日中、暑い日光の下で穴を掘れば、いい子になる」という理念がここの哲学なのだとか。穴は、直径も深さも5フィート(約 1.5 メートル)という大きなもので、毎日毎日一人一つずつ掘らす強制労働なのだ。なんという更生理論だろう。 【穴/HOLES 第16段落】 一日を終えると、手の平には豆だらけで、奴隷のような生活。シャワーだって一人の時間が制限されている。ベッドのマットには、前の収容者の血のような跡。サソリも出てくる。 30 cm くらいの毒のある蜥蜴(とかげ)もこの地域には多いという。怖いところだ。母親には、心配させまいと、ここは楽しいところだと嘘の手紙を出す。また、友達になった年下のゼロは字が読めないと分かり、セロは字を教えてくれとスタンリーに頼む。一旦は断ったが、穴掘り仕事中でも教えてあげるようになった。 【穴/HOLES 第17段落】 また昔にさかのぼる。この映画は、現在と昔とが行ったり来たりして話が進むので、現在は現在、過去は過去、と大きく分けて書こうとも思ったけれど、話の進展には、やはりある程度小刻みに分けなければ繋がらない内容なのだ。 【穴/HOLES 第18段落】 ・・・昔、この地にキャサリン・バーロウという小学校教師がいた。ブロンドの長髪で美しい彼女は人柄もよかった。キャサリンに扮するパトリシア・アークエットは 『 リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』等に出演の女優で、ニコラス・ケイジ Nicolas Cage ( 『 ウインドトーカーズ (2002) WINDTALKERS 』 『 アダプテーション (2002) ADAPTATION 』等に出演)と結婚・離婚、今は婚約中のパートナーのトーマス・ジェーン Thomas Jane ( 『 ブギーナイツ (1997) BOOGIE NIGHTS 』 『 マグノリア (1999) MAGNOLIA 』 『 クリスティーナの好きなコト (2002) THE SWEETEST THING 』等に出演)と子供をもうけている。パトリシア・アークエットの弟は 『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』 『 スパイダー パニック! (2002) ARAC ATTACK / EIGHT LEGGED FREAKS 』等のデヴィッド・アークエット David Arquette だ。 【穴/HOLES 第19段落】 キャサリンとお互い心を通い合わせていたのは、黒人のサム(デューレイ・ヒル)で、 Sam the Onion Man と呼ばれていた。水が逆流する秘密の畑に玉ねぎを栽培していたのでそんな呼び名らしい。サムはその玉ねぎで各種のペーストを製造し、小学校の屋根の雨漏りを修理してあげたり、外壁を塗ってあげたりした。その報酬に、キャサリンの得意な桃のジャム peach preserves の大瓶をもらって、二人は淡い恋心を抱いて幸せだった。町の有力者チャールズ 'トラウト' ウォーカー(スコット・プランク)はキャサリンに横恋慕していたが、足の匂いは強烈で、彼女は相手にしない。 【穴/HOLES 第20段落】 ある日、サムとキャサリンがキスをしている所を、彼女にキスしたがっていた保安官(エリック・ピアポイン)が目撃。人種差別もあるのだろう。サムは、「メアリー・ルー Mary Lou 」という名のボートでグリーン・レイクを漕いでいるところを、嫉妬した保安官に射殺される。この「キス」ということがミソなのだ。キャサリンは愛するサムを殺されて怒りが爆発、保安官を撃ち殺す。そして、その死に顔にキスして(つまり口紅の跡を残し)、カウボーイハットを被って馬に乗って颯爽と立ち去る。・・・ 【穴/HOLES 第21段落】 さて、現在。サー氏は穴掘り現場に給水トラックで定期的にやって来て監督する。少年達は水筒を腰にぶら下げて、この給水が唯一の命の綱だ。皆は、穴を掘って何かを見つけたらサー氏かペンダンスキー博士に報告するように言われている。そうすればその日の残りの時間は休養させてくれるというので、皆は励みにしている。でも、興味のわかないものを提出しても、怒られるだけ。スタンリー少年はいつしかケイヴマン( Caveman 穴居人)というあだ名がついていた。そんな時、スタンリーは薬莢<やっきょう=銃砲の発射薬を詰める、底部に雷管を備えた筒(大辞林国語辞典より)>らしきものを見つけた。しかし、先輩格の少年が手柄を横取りしてしまった。 【穴/HOLES 第22段落】 この薬莢は先方の興味を大いに引き、キャンプ・グリーン・レイクの所長が初めて顔を出す。ルイーズ・ウォーカー所長(シガニー・ウィーバー: 『 1492・コロンブス (1992) 1492: CONQUEST OF PARADISE 』 『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』等に出演)という中年女性の勇ましい所長だ。彼女は、その薬莢がどこで掘り出されたか非常に関心を示す。そして、後日、スタンリーは布袋をまた掘り出す。すると、これも所長の関心を引いて、所長室に呼ばれた所長は蛇の体液から作ったマニキュアをし、その手で部下のサー氏を殴ると、サー氏の頬は蛇の毒で膨れてひどい怪我になる。所長の部屋には昔の新聞の切り取りやお尋ね者の紙が貼られていた。指名手配ケイト Wanted Kate とか'キッシン' ケイト・バーロウ Kissing Kate Barlow 銀行強盗とかだ。また、強盗殺人 Robbery & Murder という記事も。何かあるな、と感づくスタンリー少年。 【穴/HOLES 第23段落】 ある日、スタンリーの掘る穴を巡ってゼロと年上のジグザグが喧嘩になり、スタンリーはゼロを庇う。みんなが馬鹿にするゼロだが、本当は賢いのだとスタンリーは説明するが、所長は、他人の穴を今後一切掘ってはいけないし、穴掘り最中に読み書きを教えてもいけないときつく命じる。更にペンダンスキー博士は馬鹿にして、「 d - i - g は何だい?」とゼロをからかうと、ゼロは「ディッグ dig (掘る)だ!」と叫ぶや否や、走り去って行った。 【穴/HOLES 第24段落】 周りは水のない不毛の地。逃げれば死ぬだけ。所長は、責任問題と体裁を気にして、ゼロがこの少年院に籍を置いた形跡の残らないように処理することを部下達に命じる。ゼロには身寄りがないので誰も探しはしないけどネ、と所長と部下二人が話していると、それを耳にしたスタンリー少年は、「僕は探します」と確固とした態度で言う。仲間の連中は、ゼロは今ごろきっと死んでいるだろうと噂している。 【穴/HOLES 第25段落】 翌日、黄色い大地に向かって「ゼ〜ロ〜」と独り叫ぶスタンリー。この時、ハッと彼は思い出した。祖父が話してくれた「 16 日間、水も食糧もなしで生き延びた」ひおじいさんのことを。丁度この日、新入りの少年トゥイッチ(ノア・ポレティエク)が入所し、捕まった理由が自動車泥棒だと聞く。それをヒントに、給水時に来たトラックを奪ってスタンリーは脱走する。この頃には少年達はみんな仲良くなっていて、彼の快挙に喝采を送る。トラックはあいにく穴の一つに落っこちて失敗するが、彼は車から降りて走って逃亡した。少年達はヤンヤと応援して手を振っている。スタンリーは逃げたはいいが、咄嗟の出来事だったので水筒に水は入れていないのだが。スコップだけ、重いのに持ってきた。 【穴/HOLES 第26段落】 意識朦朧(もうろう)としながら荒涼とした涸れ地を歩いて行くと、ボートのひっくり返ったのがポツンと見つかる。すると、その下で、灼熱の太陽から逃れてゼロが生きていた!しかも、ボートの中にあった、古いけれど美味しいジャムの瓶を見つけて食べて生き延びていたのだ。この辺で、観客はやっと分かるのである。黒人サムとの繋がりを。修理仕事をして、お返しにジャムの瓶をもらって、キャサリンと相思相愛だったサム。彼は湖で保安官に撃ち殺されたのだった。このボートの名称を読むと、サムの乗っていた「メアリー・ルー Mary Lou 」である。昔のグリーン・レイクのシーンは Lake Casitas, Ventura, California らしい。そして、この乾いた湖底のシーンは Cuddeback Dry Lake Bed, California だと思う。 【穴/HOLES 第27段落】 ゼロとスタンリーは、向こうの方に見える岩山に向かって歩き出した。親指の形の大きな岩が頂上に聳え立っている。この辺りのロケは Red Rock Canyon, California だろうか。生き延びたひおじいさんの話をしながら、二人は乾いた大地を頑張って進む。岩山に差し掛かると、BGMは「♪Never give up! (諦めないで)」と歌って元気付ける。スタンリーが岩から落下しそうになると、年下のゼロがスコップを綱代わりにして助ける。また、ゼロが脱水状態でフラフラになれば、スタンリーが背負って、スコップが杖代わりになる。 【穴/HOLES 第28段落】 こうして助け合って山頂付近に達すると、何と、こんな高い所だと言うのに清流が流れている。それに、野生の玉ねぎが群生しているではないか。二人は救われた。美味しい水を喉に流し込み、甘いオニオンをゴリゴリとかじってお腹に入れられた。フーン、ここがサムの秘密の畑だった所なのか!それに、ラトヴィアでマダム・ゼローニが言及していた、山頂の水の逆流する所というのも関連してきたゾ。更に、 16 日間、水も食糧もなしで生き延びたひおじいさんは、恐らくここでこの玉ねぎを食べて生き延びたのだ。そして、この玉ねぎはちょっとやそっとの玉ねぎでなく、その汁 onion juice はトカゲの毒にも効く優れものなのだ。 【穴/HOLES 第29段落】 夜空の星を見上げてしんみりと語り合うゼロとスタンリー。ここでゼロが驚くべき真実を告白する。スタンリーの上から落ちてきたスニーカーは、実はゼロが孤児院の展示から盗んだものだったのだ。盗んだ後にパトカーに見つかりそうになったために陸橋の上から落としたものが、下を歩いていたスタンリーに降りかかったのだった。スタンリーは「運命」を感じる。「タイミングの悪い時に、運の悪い場所で」何でもツイていなかったイェルナッツ家であり、これは先祖から呪われていると教えられてきたが、君に会えてよかったとスタンリーは笑顔で伝える。ゼロはもう頭カラッポのゼロでない。ヘクター Hector という本名で呼んでいる。 【穴/HOLES 第30段落】 この頃、スタンリーの自宅では、父イェルナッツ三世が、靴の消臭剤の発明に成功したところだった。また、キャンプ・グリーン・レイクには、カーラ・モレンゴ(ローマ・マフィア)という弁護士か社会福祉のカウンセラーの女性が所長を訪れ、怒って帰っていく。さぁ、何事であろうか。 【穴/HOLES 第31段落】 ・・・また昔に舞台は変わる。乾いた湖底のひっくり返ったボート脇で、サムの微笑の幻想を見ているキャサリン。キャサリンこそ、サムを殺された後は自暴自棄で強盗稼業にのめりこみ、スタンリーのひおじいさんの大切なカバンも盗んだ犯人'キッシン' ケイトである。殺されたサムをいつまでも想い、悪事にも疲れ果てているのだろう。そこに'キッシン' ケイトの強奪した財宝を奪おうとして、以前キャサリンに言い寄っていたチャールズ 'トラウト' ウォーカーと、彼と結婚したリンダ・ミラー(アリソン・スミス)の二人組がライフルを向けて迫ってきた。リンダ・ミラーは、キャサリンが小学校教師をしていた頃は優しい女生徒(メリッサ・ミッチェル)だったのに、お金に目がくらんで悪の道に入ったと見える。キャサリン 'キッシン' ケイトは、宝の入ったカバンはこの乾いた湖底のどこかに埋めてしまったわと言い残し、ボート下から出てきた毒トカゲに腕を噛まれて即死した。・・・ 【穴/HOLES 第32段落】 また現在。スタンリーは、祖父が話してくれた、ひ祖父の財宝を入れたカバンが 'キッシン' ケイトという強盗に奪われたことを思い出し、それを所長が狙っているのだと気付いた。それを見つけるために、無限の荒野を少年達を使って掘らせていたわけだ。カバンはきっと薬莢の出てきた穴の辺りに隠されているのだろう。こう推測したスタンリーとヘクター(ゼロ)は、夜の闇に紛れて穴のある地域まで歩いて戻った。そして掘り進めると、あった!年代もののカバンが掘り返された。中には宝石がどっさり。 【穴/HOLES 第33段落】 喜んだのも束の間、二人の頭上には懐中電灯の明かりが照らされ、所長と部下の二人の男が立ちはだかっている。カバンをよこせと命じるが、その間に毒トカゲ達がウヨウヨと何匹もカバンに纏(まと)わりついている。だから所長たちは手も足も出ない。トカゲはスタンリーとヘクターの肩や頭にも乗っていて、ここで普通の人なら噛まれて死ぬのだが、二人は岩山の頂上の玉ねぎを食べたせいで、トカゲに噛まれることがないのだ。プロットはどこまでも繋がっているのだなぁ。・・・ ▲TOPへ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【穴/HOLES 第34段落】 困っていると、先日訪れた女性弁護士または社会福祉カウンセラーが到着した。スタンリー少年の無実が証明されたからすぐに出所させるように、とのこと。イェルナッツ家の運がいい方に向いてきたんだ。スタンリー少年の父が先日、靴の匂いを消す発明に成功して、それでお金が入り、弁護士を雇うことができたのだ。所長を始めとするここの管理者達は、少年達への非人道的処遇を責められる。所長が白状したところ、子供の頃から、埋められた宝を求めて、親と一緒にこの辺りを掘らされていたのだそうだ。シガニー・ウィーバー扮するこの所長はルイーズ・ウォーカー、そう、3段落前に記したチャールズ 'トラウト' ウォーカーの子孫なのだ! 【穴/HOLES 第35段落】 トカゲをはらった宝のカバンを、それでも所長は自分のものにしようとする。しかし、ここで、スタンリーに字を教わって賢くなったヘクター(ゼロ)が、革のカバンに刻まれている氏名を指差して微笑む。そこには Stanley Yelnats と明確に刻印されているではないか。反対から読んでも Stanley なんだね、とヘクターは嬉しそう。スタンリーも大喜び。ひおじいさんの宝が戻った瞬間だった。三人の管理者達は咎められ、無実のスタンリーは釈放。でも、スタンリーは親友で孤児のヘクターを連れて出たい。すると、幸運なことに、先日ヘクター(ゼロ)が脱走した時、面倒を恐れて記録を抹殺したので、ここに置き留める理由はもうないのだ。なお、所長の右腕のサー氏は、マリオン・シルヴィオというお尋ね者だと判明して、逮捕される。 【穴/HOLES 第36段落】 めでたく自宅に帰れたスタンリーは、両親と祖父とヘクターと一緒に、ひおじいさんの宝を確認する。宝石に、小切手まで入っている。 1905 年の小切手で、$25,000,000($1=¥ 120 換算で約 30 億円)の超大金だ。スタンリーは、一緒にこれを手に入れた相棒のミスター・ゼローニ Mr. Zeroni に半分の分け前をあげてと提案。家族はその通りに、ミスター・ゼローニに半分を渡す。ゼローニとはヘクターの苗字だ。それを聞いた祖父は驚く。先祖代々探していた、ラトヴィアのマダム・ゼローニ(イェルナッツ家の一代目のエリヤ・イェルナッツが約束を果たせなかったジプシー老女)の子孫だとは! 【穴/HOLES 第37段落】 目出度いことが重なる。ヘクターは手に入れたお金で私立探偵を雇って、実母(シャーリー・バトラー)を探し出すことができた。母親の方でもずっと探していたという二人は固く抱き合う。そして、スタンリー・イェルナッツ家では、あの財宝と、靴の消臭の発明で財をなし、大邸宅に引っ越して豊かに暮らせるようになった。砂漠の地で何よりも欲していた「水」を、庭のプールで実現させて。愛情豊かな家族が固まって、ヘクター達と見るテレビには、いわくつきのスニーカーの寄贈者、クライド'スウィートフィート'リヴィングストンが靴の消臭剤「スプルーシュ Sploosh 」のCFに出演している。何てお茶目。 【穴/HOLES 第38段落】 製作のクラーク・ヘンダーソンは 『 サイダーハウス・ルール (1999) THE CIDER HOUSE RULES 』という、逃げ場のないような悲痛なストーリーも扱っているが、この『 穴/HOLES 』は、超ハッピーエンド。不運を諦めないで、運は切り開けるものだということを教えている。それにしても、先祖とその周辺の人達が残した事実と、現代の世代が直面している事態が、何と巧妙に絡み合っているのだろうと、舌を巻いた思いだ。これを文字にまとめるに当たり、非常に複雑なので頭がオカシクなりそうになったが、やっと整理できてホッとしているのが正直なところデス。 以上。 <もっと詳しく>からスペースを含まず12072文字/文責:幸田幸 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト(英語版) http://disney.go.com/disneypictures/holes/index.html ニューベリー賞受賞作品リスト http://www.yamaneko.org/bookdb/award/us/newbery/ 2000年2月に読んだ本 http://wing.zero.ad.jp/mopet/books/2000/02.html Crosswalk.com - "Holes" http://www.crosswalk.com/fun/1196082.html Holes http://www.readingmatters.co.uk/books/holes.htm Holes by Louis Sachar - Book Information Language Arts Lesson http://www.lessonplanspage.com/LAHolesByLouisSachar1-IntroSupplementalInfo36.htm いつも参考にしておりますallcinema ONLINE さんには、2003年05月28日の時点で[ データ ]及び [ 解説 ]は出ていませんので、これをアップしました。Thanks to allcinema ONLINE. |
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■映画『 穴/HOLES 』の更新記録 2003/05/28新規: ファイル作成 2004/03/31更新: ◆タイトル変更 2004/12/26更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 2005/10/06更新: ◆追記 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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