25年目のキス | |
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映画の森てんこ森■映画レヴュー | |
25年目のキス (1999) | |
NEVER BEEN KISSED | |
映画『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN
KISSED 』をレヴュー紹介します。 映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』を以下に目次別に紹介する。 ■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』の解説及びポスター、予告編 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』の映画データ ■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』の主なキャスト ■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』のスタッフとキャスト ■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 25年目のキス 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』の結末 ■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の鑑賞評価: 8つ星 | |
■映画『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』の解説及びポスター、予告編 | |
25年目のキス |
■映画『 25年目のキス NEVER BEEN KISSED
』の解説 映画『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』は、1999 年、ドリュー・バリモアが初めて製作総指揮に挑戦した、青春ロマンスコメディ。『 25年目のキス 』監督は、「ホーム・アローン3」( 1998 )のラージャ・ゴスネル。 新聞社で働くジョシー・ゲラー(ドリュー・バリモア)は 25 歳(だから邦題が『 25年目のキス 』)。彼女は高校生の頃、ちょっとデブで髪の毛ぼさぼさ、その上笑うとブリッジで歯がギラギラ光る、といった風貌で、みんなからジョシー・グロッシー[ブスのジョシー]とからかわれていた。その経験が災いしてか、未だ恋愛経験のない寂しい 25 歳だった。しかし、ある日高校生活をやり直すチャンスがめぐってくる。新聞記事のために、高校に潜伏取材を行うことになったのだ。ジョシーは高校時代のトラウマを乗り越え、運命の人を手に入れることができるのか…。『 25年目のキス 』っていうタイトルだから! 『 25年目のキス 』は、もう一度学生生活をやり直せたらと誰もが思う心理を上手くついた作品。『 25年目のキス 』のように、女の子がだんだんと可愛くなっていくストーリーって、本当に楽しい。アークエット芸能一家の四男、デヴィッド・アークエットも弟役を好演。 |
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』の映画データ | |
上映時間 107 分 製作国 アメリカ 公開情報 FOX 初公開年月 1999/06 ジャンル コメディ/青春/ロマンス |
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■映画『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』の主なキャスト | |
●ドリュー・バリモア as ジョシー・ゲラー 『 バットマン・フォーエヴァー (1995) BATMAN FOREVER 』 『 エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』 『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』 『 チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS 』 『 ドニー・ダーコ (2001) DONNIE DARKO 』 『 コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』 『 チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル (2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE 』 『 50 ファースト・デート (原題) (2004) 50 FIRST DATES 』 ●デヴィッド・アークエット as 弟ロブ・ゲラー 『 ビューティフル・ガールズ (1995) BEAUTIFUL GIRLS 』 『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』 『 スパイダー パニック! (2002) EIGHT LEGGED FREAKS 』 『 ネバー・ダイ・アローン (2004) NEVER DIE ALONE 』 ●マイケル・ヴァルタン as サム・コールソン先生 『 ストーカー (2002) ONE HOUR PHOTO 』 |
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【『 25年目のキス 』のスタッフとキャスト】 | |
監督: ラージャ・ゴスネル Raja Gosnell 製作: サンディ・アイザック Sandy Isaac ナンシー・ジュヴォネン Nancy Juvonen 製作総指揮: ドリュー・バリモア Drew Barrymore 脚本: アビー・コーン Abby Kohn マーク・シルヴァースタイン Marc Silverstein 撮影: アレックス・ネポンニアシー Alex Nepomniaschy 音楽: デヴィッド・ニューマン David Newman 出演: ドリュー・バリモア Drew Barrymore ジョシー・ゲラー デヴィッド・アークエット David Arquette ロブ・ゲラー ジョン・C・ライリー John C. Reilly ガス リーリー・ソビエスキー Leelee Sobiesky アルディス マイケル・ヴァルタン Michael Vartan サム・コールソン モリー・シャノン Molly Shannon アニータ ジェレミー・ジョーダン Jeremy Jordan ガイ・パーキンス ゲイリー・マーシャル Garry Marshall リグフォート ジェシカ・アルバ Jessica Alba カースティン マーリー・シェルトン Marley Shelton クリスティン ジョーダン・ラッド Jordan Ladd ギビー ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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■映画『 25年目のキス 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 【25年目のキス 第01段落】 ジョシー・ゲラー(ドリュー・バリモア:『 E.T. (1982) E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL 』『 バットマン・フォーエヴァー (1995) BATMAN FOREVER 』『 エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』『 チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS 』『 ドニー・ダーコ (2001) DONNIE DARKO 』『 コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』『 チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル (2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE 』等)は 25 歳。彼女はシカゴ・サンタイムズ社の最年少コピーエディター。会社に自分用の部屋や秘書をもつキャリアウーマンの彼女は、両親から独立して一軒家で一人暮らし、ペットはカメ、趣味はクッションづくりだ。記者となって、キャリアアップすることを望んでいる。しかし、人の間違った言葉を正さずにはいられない、といったような性質や、ポッチャリとした容姿におばさんライクなファッション、なんとなくダサイ身の振る舞いなどが災いしてか、生まれてこの方 25 年間キスをしたことがない。そして、心の中で「運命の人」が現れるのを待っているのだ。 【25年目のキス 第02段落】 サンタイムズ社のリグフォート社長(ゲイリー・マーシャル)は、役に立たない社員は即クビ、特集記事は全て社長の私生活に関する事柄を題材とするなどのワンマンだ。そんな社長が自分の息子がピーナッツアレルギーであることを知らなかったことから、「我が息子のことも知らないのなら、世の高校生のことなど何もわかるはずがない」と、次の特集記事の内容を<私の高校生活>とすることにした。ジョシーはその特集記事のために高校生となって高校に潜入し、取材を行うことを社長から言い渡される。突然の覆面潜伏記者への大抜てきに大喜びのジョシー。若い彼女には荷が重いと同僚の女友達アニータ(モリー・シャノン)[男遊びが激しい]や上司のガス(ジョン・C・ライリー:『 ブギーナイツ (1997) BOOGIE NIGHTS 』『 シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE 』『 マグノリア (1999) MAGNOLIA 』『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』『 グッド・ガール (2002) THE GOOD GIRL 』『 めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS 』『 シカゴ (2002) CHICAGO 』『 N.Y式ハッピー・セラピー (2003) ANGER MANAGEMENT 』等)[生真面目でジョシーに教えてもらった編み物が趣味]が反対するのを説得し、さっそく仕事にとりかかる。 【25年目のキス 第03段落】 ハワイ風の包装雑貨店ティキポストでアルバイトをする弟・ロブ(デヴィッド・アークエット:『 ビューティフル・ガールズ (1995) BEAUTIFUL GIRLS 』『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』『 スパイダー パニック! (2002) EIGHT LEGGED FREAKS 』等)にボロ車を借りに行く。自分のフル装備のビュイック・ルセーバーでは高校生らしくないからだ。ロブは、野球で大学に進学しようとしていたが、病気で挫折し、親元から離れられずにチンケな店で働いている。ジョシーは、覆面潜伏記者に抜てきされたおかげで、 1999 年の高校3年生になることを喜んでロブに伝えるが、彼は彼女に悲惨だった高校生活、ジョシー・グロッシー[ブスのジョシー]と言われて、いじめられていたことを思い出させる。ジョシーはイヤなことを思い出して吐き気をもよおす。 【25年目のキス 第04段落】 サウス・グレン高校に転入初日。アニータのアドバイスで白いジーンズに白い鳥の羽のマフラーをして、自分なりにはキメたファッションで登校。昔はなかった登校時のボディチェックに戸惑いながらも、高校に潜入。最初の授業に遅刻し、スペイン語を連発するヘンな女の先生であるノックス先生に罰としてソンブレロを被らされる。また、白い鳥の羽のマフラーを「ばかみたい」と陰口をたたかれ最悪の出だし。ソンブレロを被ったまま自己紹介をさせられている途中に、かつて自分が高校時代にあこがれていた高校のスターの男の子、ビリーを思い出させるガイ(ジェレミー・ジョーダン)が教室に入ってきて、戸惑ってしまい、バリ島からやってきたなどと言ってしまう。国語の授業はシェイクスピアの「お気に召すまま」。本領発揮のジョシーは、かっこいい担当教師のサム・コールソン先生(マイケル・ヴァルタン)を驚かせる。 【25年目のキス 第05段落】 カフェテリアで、高校のスター女の子グループに近づくが、名前を間違ったり、コーヒー牛乳を白いジーンズにこぼしてしまったりとさえない。ガイにも話しかけられるが、変な答え方で、ミョーな奴と思われる。次の体育の授業では、体力が高校生には全くおよばない。もうヘトヘト。 【25年目のキス 第06段落】 帰り、車に乗って帰ろうとすると、弟に借りた車がなくなっている。国語の授業の時に席が隣で本を貸してくれたオタク系女の子アルディス(リーリー・ソビエスキー)が、ガイ達のグループが新入りにする悪戯だと教えてくれる。新入りが自分の車を探し回るのを見て笑うのだそうだ。ジョシーとアルディスは喫茶店に入る。ジョシーは高校生の実体を知ろうと、将来の夢をアルディスに尋ねる。そこに上司ガスからの携帯電話が入るが、父親からだとごまかす。ガスは、ジョシーのカフェテリア食品に関する記事に怒って、もっと売れる記事を書くように檄を飛ばす。 ガイ達に隠された車を校庭にとりに来たジョシーとアルディス。ジョシーはアルディスに仲間になれば敵から守って上げると誘われて、数学クラブに入ることにする。 数学クラブの子達はみんな緑のトレーナーを着て、集団行動をする。その中になじむジョシー。 【25年目のキス 第07段落】 「人は仮装することで自由になり、何でもできる」というシェイクスピアの言葉を国語のコールソン先生の授業で真剣に聞くジョシー。コールソン先生は自分のアイスホッケーでの経験を例にその言葉の意味を語る。そして、ジョシーに第5幕2場のロザリンドのセリフを読ませる。ジョシーは読みながら高校時代の思い出にふける。…髪がボサボサの彼女は黒板の前で同じセリフを朗読している。席に座っている憧れの人ビリーに語りかけるように。あまりの陶酔ぶりに、教室からはクスクスと笑い声が…。図書室で勉強をしているジョシーに、デブの女友達が走りよってきて、プロムにビリーがジョシーを誘うと話し、大喜びして抱き合う二人。 【25年目のキス 第08段落】 授業終了のチャイムでジョシーは我に帰る。廊下をアルディスと歩いていると、今年のプロムのテーマが「千年王国(ミレニアム)」であると校内放送が流れ、学校中が活気づく。こんなにみんなが夢中になるのは、毎年サウス・グレン高校がプロムのナンバー・ワン高校となるからである。 【25年目のキス 第09段落】 夜アルディスの運転するVOLVOのバンにアルディスの妹?と一緒に楽しく歌を歌って乗っていると、コート(宮廷)と呼ばれる、毎晩ガイ達がパーティを開く場所の前にやってくる。車をその前で止めると、ガイがやってきて、ジョシー達を追い払う。車の中で「あんなのくだらない。」と怒るジョシーとアルディス。 【25年目のキス 第10段落】 翌日会社に出勤したジョシーはガスに大目玉。昨夜見たコート(宮廷)が他社の新聞で記事になっているのだ。ガスはコート(宮廷)に行っている連中と友達になって、そこに行って取材をするようにジョシーに命令。自分のクビとジョシーのクビがかかっていると激怒。 【25年目のキス 第11段落】 クラくなって、家に戻ると、弟ロブが家の中にいる。コート(宮廷)の記事が載っている他社の新聞を見せ、学校のスター達と仲良くならなければならなくなったと、意気消沈して話すジョシー。ロブはサウス・グレン高校の三人のスターの女の子達の新聞写真を見て、今の高校生はセクシーだと驚き、サウス・グレン高校が野球の強い学校であるとジョシーに教える。ジョシーはサウス・グレン高校でも、昔のようにいじめられるようになると絶望していると、ロブは「姉貴は大人の女で、成功し、成績もトップ、新聞社で働き、今はもうブスではない。高校のスター達のことを記事に書いて、みんなを見返してやるんだ」と励ます。ジョシーは高校時代に人気者だったロブがうらやましかったと言う。ロブは、学校で一番イケてる奴に、自分をクールな奴だと思わせることができたら、みんながついてくるようになるとジョシーに教える。 【25年目のキス 第12段落】 次の日、勇んで登校するジョシーを会社の張り込み専門要員ジョージが引き留め、彼の張り込み仕様車に彼女を乗せる。彼女に隠しカメラつきのブローチをつけさせるためだ。上司のガスが、彼女の見ているものをチェックして、記事の内容を決めることになったのだ。これからジョージは、ずっとジョシーの張り込みだ。 【25年目のキス 第13段落】 国語の授業で、「お気に召すまま」の感想を発表しているジョシー。ガスの部屋のモニターには、彼女の発表に聞き入っている教師コールソンの姿が映っている。ジョシーのロマンチックな発表と、コールソンの優しい眼差しにうっとりとするアニータ。そこにガスが部屋に戻ってくる。すっかり気持ちがジョシーモードになっているアニータは、仕事が忙しいなら今夜手伝って上げるとガスに言い、何となく彼に真剣な思いを感じる。 【25年目のキス 第14段落】 廊下ですれ違ったガイ達が今夜「オゾマトリ」というバンドのライブに行く話をしているのを聞いたジョシーは、自分もそこへ行くことにする。夜、店に広がるレゲエのリズム。店に入るときに、お酒を飲むかどうか入り口のチェックのおニイさんに訊かれたジョシーは、 17 歳だから飲まないとオバカに答え、手に DELLOSER とハンコを押される。国語教師のコールソンも、ニューヨークから来た美しい彼女ラーラと一緒に来ていて、ジョシーは彼らと話しをするが、ちょっぴり残念そう。高校のスターの三人娘がクールにダンスしているのを見つけたジョシーは、彼女たちに話しかけるが、無視される。ジョシーは何となく居心地が悪くなり、ラスター・ヘアのおニイさんが座っているソファの横に座らせてもらう。そのおニイさんは、ジョシーにマリファナたっぷりのチョコレートケーキを勧め、何も知らない彼女は、すっかりそれを平らげて、超ハイな気分に。舞台に上がり込んで、ダサいダンスをしまくるジョシーに、高校のスター達は唖然とし、コールソンはジョシーの意外な面に驚いた様子。店にいるラスター・ヘアのおニイさん方はノリノリだ。 【25年目のキス 第15段落】 家に帰って、ロブに電話をかけ、いかに自分がクールだったかを話しながら、ケーキを食べるジョシー。すっかり疲れてそのままテーブルで寝てしまう。 【25年目のキス 第16段落】 朝、目覚めると、いつもの起床時間より遅れている。テーブルでうつ伏して寝たときに、昨夜押してもらった DELLOSER のハンコの LOSER の部分が額についてる。しかし、それに気づくことなく、昨日と同じ服で、急いで学校に出かける。学校に着くと、みんながみんなジョシーを見て LOSER (負け犬)と笑う。わけがわからないジョシーは、トイレにかけ込み、鏡を見て、事態に気づく。気持ち悪くなってトイレに吐き、トイレの床に座って、悲惨な高校時代を思い出す。―プロムの日、ジョシーは、家の玄関であこがれの人ビリーをうれしそうに待っている。しかし、ダサダサのビンクのドレスに、歯には銀色の矯正用器具が光っている。ビリーから迎えに行くとの電話がかかってきて、喜んで外に出るジョシー。リムジンがやってくる。ルーフから上半身を出すビリーにジョシーは手を振り、ビリーも手を振り返す。するとビリーの横からきれいな女の子が出てくる。そしてビリーは「卵の詩でも書きな」とジョシーに生卵を2つ投げつける。卵まみれのジョシーは悲しくて、泣き伏せてしまう。 【25年目のキス 第17段落】 ジョシーは泣きながら廊下を走るが、ちょうど開いたドアに頭をぶつけて倒れてしまう。大丈夫かとジョシーを起こす声はなぜか弟・ロブの声。ロブももう一度野球でのチャンスを得るために、 23 歳なのに偽装して、高校に編入したのだ。そして、人気者になってジョシーを助けると言う。ジョシーはたった1日で人気者になれるはずがないと悲観的だが…。 【25年目のキス 第18段落】 カフェテリアでコールスローの早食い競争をしているロブ。カフェテリアはロブコールでいっぱいだ。ロブは一気にみんなの人気者になってしまった。驚いているジョシーに、アルディスが昨日の会う約束はどうなったのか尋ねる。ジョシーは、「忘れていた」と答え、アルディスを怒らせてしまう。 【25年目のキス 第19段落】 サウス・グレン高校3年生の夜。観覧車や回るブランコなどの乗り物が、イルミネーションで光る。「プロムの資金稼ぎに参加を!」と叫ぶ体育会系の男子生徒の顔に、パイを投げつけるアトラクション。ジョシーが一人で二人乗りの観覧車に乗ろうとすると、係員のおじさんが大声で誰か一緒に乗る人はいないか募る。コールソン先生がやってきて一緒に乗ることになる。前のゴンドラに乗るスターのうちの二人が、ジョシーとコールソンをからかう。コールソン先生の授業の言葉は全て覚えているというジョシーに、ガールフレンドのラーラがニューヨークに来るように言っていて、男として大人にならなければならないと、思わず自分の個人的な話をしてしまうコールソン。「大人になったら、男はみんな君に夢中になるよ。」と言うコールソンに、ジョシーは先生だからそう言ってくれると悲しい顔をする。すると「先生だから言うべきじゃない。」と意味ありげな言葉。 【25年目のキス 第20段落】 ロブは学校中で、ジョシーがサイコーにクールな自分の元カノジョで超お金持ちだと言いふらかす。ジョシーに会いに来たアニータが、たまたま性教育の授業のときにやってきて、講師の先生と間違われる。自分の体験を語るアニータは良い講師のようだ。バナナにコンドームをつける練習をしているときに、となりに座っているロブに気のある女の子が、早くそういう体験をしたいとうれしそうにジョシーに話す。気のはやる彼女にジョシーは、アデリーペンギンは長い時間をかけて相手を捜し、一生添い遂げると話し、大切な問題だと言う。それを聞いていたコールソンが、話しに入ってくると、ジョシーは弾みでコンドームをコールソンの顔にあててしまう。落ち込むジョシー。そこに他校とプロムのテーマ「千年王国(ミレニアム)」がかぶってしまったと校内放送が入り、教室内は騒然となる。コールソンは、静かにして、新しいテーマを探すように生徒たちを諭す。ガイがジョシーの考えを聞こうと言い、ジョシーは「運命の恋人達―歴史上の恋人達」はどうかと提案する。みんなはそれがとても気に入り、ジョシーは初めて高校生活での重要な出来事に意見が言え、またそれが受け入れられたことがうれしくて微笑んでコールソンを見る。 【25年目のキス 第21段落】 ジョシーはその日から高校のスター達に仲間入りする。そして日々コールソンと一緒にプロムの準備に楽しく取り組む。会社の上司ガスの部屋のモニターには大勢の社員が群がり、ジョシーの楽しい高校生活を興味津々で眺めている。スター三人娘と一緒にショッピングを楽しむジョシーに、エスカレーターのすれ違いにアルディスは「金魚のフン」だと言う。 【25年目のキス 第22段落】 ジョシーはロブの野球の試合をスター三人娘と観戦している。ロブの活躍でチームは勝利、監督は今年の選手権大会の主力だとロブに告げる。プロのスカウトに見てもらえるチャンスにロブは喜ぶ。同じように野球を観戦していたスターの男の子達の中のガイがジョシーを見つめながらギターを弾いている。ガイはジョシーを気に入った様子だ。 【25年目のキス 第23段落】 すっかり自信に満ちあふれて明るく入社するジョシー。遅れて会議に出席する。社長はジョシーに二週間以内に記事を仕上げるように言い、そうでなければ、上司のガスもろともクビだと言う。 【25年目のキス 第24段落】 ロブが家でパーティを開いている。ガイに誘われたジョシーは二階の自分の部屋に行くことになり、自分の部屋であるという痕跡を隠そうとする。ベッドに座る二人。ガイはジョシーをプロムに誘う。ジョシーは喜んで承諾する。 【25年目のキス 第25段落】 プロムのチケットを買おうとするアルディスに、スターの男の子はなかなか売ろうとしない。アルディスは「おつりの計算ができないの?」と強引にチケットを買っていく。怒ったスターの男の子と女の子は、アルディスへの復讐を企む。 【25年目のキス 第26段落】 大学にジョシーを推薦したというコールソンの映像をモニターで見ながら、ガスはジョシーにコールソンをネタに記事を書けという。教師と生徒の近すぎる関係を暴露しろというのだ。コールソンに好意を抱くジョシーは、先生との間には何も起きていないと反対するが、ガスは社長もこのテーマを気に入っていて、自分たちのクビがかかっていると、ジョシーを脅す。悩むジョシー。 【25年目のキス 第27段落】 そしてプロム当日。シェイクスピアの「お気に召すまま」のロザリンドに仮装したジョシーは、ロブに夢が叶ったと感謝する。ロブは「卒業白書」のトム・クルーズの仮装で、黒いサングラス、白いワイシャツにパンツ一丁だ。高校時代と同じように、リムジンがジョシーを迎えに来た。ルーフから上半身を出したガイに、ビリーとの事を思い出してドキリとするが、ガイの手には卵ではなく一輪の白い花があり、ほっとする。もちろんガイの仮装は、オーランドーだ。ぞくぞくとプロム会場に様々な歴史上のカップルの仮装をした生徒たちが現れる。スター三人娘はバービーに、アルディス達の数学クラブのメンバーは、DNA二重螺旋構造の衣装などなど。ガスの部屋では、社員が集まってモニター見学、張り込みのジョージも車に彼女を呼んで、大人達も気分はすっかりプロムだ。 【25年目のキス 第28段落】 コールソン先生とノックス先生が壇上に上がって、プロムのプリンセス達とプリンス達を発表。プリンセス達はもちろんスター三人娘。プリンス達はスターの二人とロプだ。プロムのキングにはガイ。そしてクイーンはなんとジョシーだ。会場でも会社でも大喜びだ。そしてキングとクイーンのダンス。ダンスの間、ガイはジョシーに「君は僕の世界を変えた。楽しいし、頭がいいし、クレイジーでステキだ。」と告白するが、ジョシーはコールソンを見つめる。ジョシーはコールソンにダンスに誘われ、ガイはアルディスをダンスに誘う。コールソンと踊りながら、全てを告白する決意をし、カメラつきブローチを外す。 ・・・ ▲TOPへ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【25年目のキス 第29段落】 後ろでスター達がアルディスにこの間の復讐として、ドッグフードの肉缶をかけてやろうとたくらんでいる。それに気づいたジョシーは、アルディスにかけられそうになった肉缶を払うと、逆にドッグフードがスター三人娘にかかってしまう。激怒したスター三人娘は、「やっぱり、あんたは負け犬よ。」とジョシーを罵る。ジョシーもブチ切れて、自分の正体を明かし、なぜ他人を陥れることで自分の存在価値を確かめるのかと怒る。みんながジョシーと話すようになったのは、弟のロブが自分を好きになるようにしむけてくれたからだと、ロブの正体も明かす。そして、高校生活において、プロムのクイーンであっても、クォーターバックであっても、オタクであっても、そんなことは世の中に出たら関係ない、世界はもっと広いのだとみんなに訴える。そして、ジョシーの正体を知って部屋を出たコールソンを追う。アルディスがジョシーに拍手を送ると、会場のみんなも拍手をする。 【25年目のキス 第30段落】 外に出たジョシーにジョージが、画像が切れてどうしたのか、コールソンについて何かネタが取れたのか、と尋ねに来る。それを聞いていたコールソンが自分を記事にするのかとジョシーに訊く。ジョシーは気持ちを修復しようとするが、コールソンは去る。 家に着くと、門のところでロブがジョシーを待っている。ロブはあと2日で選手権大会だったのに、チャンスを壊したと、ジョシーを責める。翌日の会社でも、他社がプロムのクイーンが覆面潜伏記者だったことをスッパ抜いて記事にしているのを見せられ、ジョシーのせいで自分のクビまで飛ぶとガスは怒る。ジョシーは、そんなガスに、まだ失敗していない、素晴らしい記事を書いてみせると言い捨てて部屋を出る。 【25年目のキス 第31段落】 黒のパンツスーツでキメたジョシーが、グレン・サウス高校の野球部を訪れ、コーチにシカゴ・サンタイムズ社のスポーツ記者やその他の記者を集めるから、自分の言うことを聞いてほしいと交渉する。コーチはすぐさまOK。そして、ジョシーは自分の過去、今回の出来事を暴露する記事を書く。そして記事の中でコールソンに謝り、愛を告白する。そして記事の締めくくりに、グレン・サウス高校野球部の優勝決定戦の試合の前、5分間にグラウンドに立つジョシーに本当のキスをしに来てくれるように提案する。 【25年目のキス 第32段落】 ジョシーの記事のおかげで、優勝決定戦には、たくさんの観客、報道陣が集まっている。緊張するジョシーをアルディスとアニータが励ます。グラウンドの真ん中に立つジョシー。彼女を応援する観客たちの声が響きわたる。社長もやってきてすっかり満足だ。刻々と時間は過ぎていくが、コールソンは現れない。5分間は瞬く間に終わってしまった。マイクを落とすジョシー。観客もガッカリ。そこにコールソンが急いで階段を下りてくる。わき返る歓声。コールソンはジョシーのもとに走ってきて「運命のキス」をするのだ。そして野球部のベンチには、アシスタント・コーチとなったロブの姿が。 < Happy End > 以上。 <もっと詳しく>からスペースを含まず9258文字/文責:幸田幸 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com |
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■映画『 25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED
』の更新記録 2002/08/24新規: ファイル作成 2004/07/07更新: ◆テキスト一部とリンクおよびファイル書式 2005/03/17更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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