スペース カウボーイ | |
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映画の森てんこ森■映画レヴュー | |
スペース カウボーイ (2000) | |
SPACE COWBOYS | |
スペース カウボーイ |
【『 スペース カウボーイ SPACE COWBOYS 』の解説】 映画『 スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS 』を紹介します。 映画『 スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS 』は、監督・製作・主演ともクリント・イーストウッドの 2000 年公開のSF・アクション・サスペンス作品。映画『 スペース カウボーイ 』で三役を務めるイーストウッドは 1930 年カルフォルニア州生まれ。年齢は計算してください!この高年齢で今回の映画は何と「宇宙飛行士」を演じるのだ。映画『 スペース カウボーイ 』では、それも、あと三人、似通った年齢のいわゆる往年の(現在も活躍中の)大スターを共演に誘って製作した。 映画『 スペース カウボーイ 』では、『 逃亡者 (1993) THE FUGITIVE 』の捜査官役でアカデミー助演男優賞受賞のトミー・リー・ジョーンズ、「JFK」など 75 を越える作品に出演してきたドナルド・サザーランド、「マーヴェリック」やTV「ロックフォードの事件メモ」シリーズで人気だったジェームズ・ガーナーと組んで、クリント・イーストウッドは四人の老宇宙飛行士チームの活躍を西部劇のカウボーイのタッチで見せる。 映画『 スペース カウボーイ 』は、「老人でも何でも元気でやれる」というエールとメッセージを送って、アメリカのみならず世界中の中高年の観客に勇気と希望を与え、全客層を笑いと興奮とスリルに誘ってくれる作品だ。 |
■映画『 スペース カウボーイ (2000) SPACE
COWBOYS 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)※ご注意:『 スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS
』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 | |
■『 スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS
』のデータ 上映時間 130分 製作国 アメリカ 公開情報 ワーナー 初公開年月 2000/11/03 ジャンル SF/アクション/サスペンス 《米国コピーTagline》 |
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【『 スペース カウボーイ 』のスタッフとキャスト】 監督: クリント・イーストウッド Clint Eastwood 製作: クリント・イーストウッド Clint Eastwood アンドリュー・ラザー Andrew Lazar 製作総指揮: トム・ルーカー Tom Rooker 脚本: ケン・カウフマン Ken Kaufman ハワード・クラウスナー Howard Klausner 撮影: ジャック・N・グリーン Jack N. Green 編集: ジョエル・コックス Joel Cox 音楽: レニー・ニーハウス Lennie Niehaus 出演: クリント・イーストウッド Clint Eastwood フランク・コービン トミー・リー・ジョーンズ Tommy Lee Jones ホーク・ホーキンズ ドナルド・サザーランド Donald Sutherland ジェリー・オニール ジェームズ・ガーナー James Garner タンク・サリバン ジェームズ・クロムウェル James Cromwell ウィリアム・ディヴェイン William Devane マーシャ・ゲイ・ハーデン Marcia Gay Harden ローレン・ディーン Loren Dean コートニー・B・ヴァンス Courtney B. Vance バーバラ・バブコック Barbara Babcock ブレア・ブラウン Blair Brown |
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<もっと詳しく> | |
ネタばれ御注意! このレヴューは「テキストによる映画の再現」を目指して作文しています。よって、ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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■映画『 スペース カウボーイ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 【スペース カウボーイ 第01段落】 クリント・イーストウッドはもとは陸軍に所属した。たまたま訪れた映画のロケ隊に影響されて、除隊後、俳優を目指してロサンゼルスの学校で演技を学ぶ。ユニヴァーサルと契約するが暫くは鳴かず飛ばず。 28 歳の時、TV番組「ローハイド」のロディ役で大当たりし一躍名が売れた。アメリカだけでなく日本でも大ヒットし、このはまり役は7年半続いた。 64 年からはイタリアに招かれ「荒野の用心棒」を皮切りにマカロニ・ウェスタンの世界的大旋風を起こした。 71 年からは「ダーティハリー」の映画シリーズで「客を呼べる」貴重な俳優にのし上がった。以後、監督・製作も手掛けるようになり、 92 年「許されざる者」でアカデミー作品賞・監督賞を受賞し、現在も現役活躍中。 【スペース カウボーイ 第02段落】 イーストウッドは背が高いなぁとかねがね思っていたが、調べてみたら 193 cm あった!米国俳優の第5位に堂々ランキング。だから、マカロニ・ウェスタンで馬に乗っても、ダーティハリーで悪者相手にアクションしても、宇宙服に身を包んでも、サマになるのだ。第1位はチャック・コナースで 202 cm 。私は知らない俳優なので父に訊いたら、父が確か中・高生の頃、TVで「ライフルマン」の主役だったそうだ。「ザ・ライフルマン!スターリング チャック・コナース!バンバンバンバン(これライフルを撃ちまくる音)」と毎回、最初に流れたのだそうな。(身長の出典は共同通信社「外国映画 男優」より)なお、「ユニバーサル・ソルジャー」「レッド・スコルピオン」「ロッキー4/炎の友情」など出演のドルフ・ラングレンは2メートルくらいの大男だそうだが、スウェーデン人俳優なので、確かな情報は見つからなかった。 【スペース カウボーイ 第03段落】 さて、映画の冒頭。回想シーンから始まる。米国空軍の四人のテストパイロットたちが、怖さ知らずで空に向かって超音速で機を飛ばしている。限界まで挑む超音速飛行をあたかも楽しんでいるような彼らは、根っからの曲芸飛行大好き人間。主人公フランク・コービンとホーク・ホーキンズとジェニー・オニールとタンク・サリバンの四人の 40 年前の姿だ。ここではイーストウッドら主演四人を若手の俳優が代役している。そして、この映画はNASAの全面協力下で製作され、実際にヒューストンのジョンソン宇宙センターやオーランドのケネディ宇宙センター内で撮影が行われたそうだ。 【スペース カウボーイ 第04段落】 この四人は、約 40 年前のアメリカ空軍の伝説的なテストパイロット・チームのメンバー。「チーム・ダイダロス」と呼ばれ、宇宙探索飛行を目的としたパイロット・チームだった。ダイダロス Daedalus の語源は「クレタ( Crete )島の迷路( Labyrinth )や飛行翼を作った伝説上の名工(三省堂「新コンサイス英和辞典」より)だ。知力・体力抜群の彼らは、米国建国以来の夢である宇宙探索の実験飛行を果たすために、特訓に特訓を重ね、「人類初の宇宙飛行士」になるはずだった。 【スペース カウボーイ 第05段落】 不死身の元チーム・ダイダロスのメンバーは: フランク・コービン(クリント・イーストウッド:『 荒野の用心棒 (1964) PER UN PUGNO DI DOLLARI (原題) / A FISTFUL OF DOLLARS (米題) 』『 夕陽のガンマン (1965) PER QUALCHE DOLLARO IN PIU (原題) / FOR A FEW DOLLARS MORE (米題) 』『 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 (1966) IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO (原題) / THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY (米題) 』『 ダーティハリー (1971) DIRTY HARRY 』『 ダーティハリー2 (1973) MAGNUM FORCE 』『 ダーティハリー3 (1976) THE ENFORCER 』『 ダーティファイター (1978) EVERY WHICH WAY BUT LOOSE 』『 アルカトラズからの脱出 (1979) ESCAPE FROM ALCATRAZ 』『 ブロンコ・ビリー (1980) BRONCO BILLY 』『 ダーティハリー4 (1983) SUDDEN IMPACT 』『 ダーティハリー5 (1988) THE DEAD POOL 』『 許されざる者 (1992) UNFORGIVEN 』『 ザ・シークレット・サービス (1993) IN THE LINE OF FIRE 』『 マディソン郡の橋 (1995) THE BRIDGES OF MADISON COUNTY 』『 真夜中のサバナ (1997) MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL 』『 スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS 』『 ブラッド・ワーク (2002) BLOOD WORK 』『 ミスティック・リバー (2003) MYSTIC RIVER 』等) 【スペース カウボーイ 第06段落】 次が、ホーク・ホーキンズ(トミー・リー・ジョーンズ:『 逃亡者 (1993) THE FUGITIVE 』『 依頼人 (1994) THE CLIENT 』『 バットマン・フォーエヴァー (1995) BATMAN FOREVER 』『 メン・イン・ブラック (1997) MEN IN BLACK 』『 追跡者 (1998) U.S. MARSHALS 』『 ダブル・ジョパディー (1999) DOUBLE JEOPARDY 』『 スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS 』『 メン・イン・ブラック2 (2002) MEN IN BLACK II 』『 ハンテッド (2003) THE HUNTED 』等)、ジェニー・オニール(ドナルド・サザーランド)、それにタンク・サリバン(ジェームズ・ガーナー)である。 【スペース カウボーイ 第07段落】 しかし、 1958 年、米国初の「宇宙飛行士」は一匹のチンパンジー「スペース・モンキー」にさらわれてしまった。空軍に代わり、NASAが新設され、宇宙プロジェクトが空軍からNASAの手に移ってしまったからだ。厳しい訓練とテスト飛行を積んできて、いつでもロケットの打ち上げにスタンバイしてきた彼らは「ご用済み」となった。ボブ・ガーソン (ジェイムズ・クロムウェル) というチーム・ダイダロスの指揮官が、四人の「人類初の宇宙飛行士」を水の泡とし、チンパンジーに代えたのだ。四人は夢を断ち切られた悔しさを隠しきれない。 【スペース カウボーイ 第08段落】 舞台は変わって 40 年後。ダイダロスの元メンバー、フランク・コービン (クリント・イーストウッド)は空軍を引退し、人里はなれた地で、電子関係の技師をしてゆったりと生活していた。ある日、自宅の仕事場で妻バーバラ(バーバラ・バブコック)といちゃつきながら日本の電子器具を修理していると、客が二人来る。二人はNASAからだった。何で今さら…。 【スペース カウボーイ 第09段落】 彼らの話はこうだった。ロシアの通信衛星〈アイコン〉が故障し、NASAに助けを求めてきたこと。そのシステムは機能停止し、通信網が破壊されていること。このまま放置すれば地球に落下してしまうこと。アイコンにはアメリカの人工衛星スカイラブと同じシステムが搭載されていること。スカイラブを設計したのはコービンだから、コービンしかアイコンを修理できないこと。そう、フランク・コービンはテストパイロットでありながら、 Dr. (博士)だったのだ。こういう電子回路の設計者なのだ。 【スペース カウボーイ 第10段落】 コービンは考える。自分が設計したシステムが、なぜソ連(現在のロシア)に流れたのだろう?それに、通信衛星が故障したなら、その場で爆破して、なくせば済むことだろうに。でも、NASAの二人は、地上でシステムを解明してくれるよう、執拗に依頼する。なぜ爆破しない?何か裏がある…。結局、コービンは宇宙空間でのアイコン修理を引き受けることにした。ただし、それには注文をつけた。この任務を遂行するメンバーは自分が選ぶ。かっての「チーム・ダイダロス」のメンバーをだ! 【スペース カウボーイ 第11段落】 こうして、宇宙行きが幻となっていた「チーム・ダイダロス」の昔のメンバーたちを勧誘に行く。コービンは先ず、ホーク・ホーキンス(トミー・リー・ジョーンズ)を訪ねる。ホークは赤い飛行機を操縦して地上ギリギリを滑走している。それと平行してコービンは自動車を走らせる。こうして二人は 40 年ぶりの再会を果たす。ホークは昔、コービンのライバルで、超音速の限界までテスト飛行をするのが生甲斐の、向こう見ずの超人パイロットだった。現在は、小型飛行機で殺虫剤空中散布する仕事をしている。今でも、芸術的曲芸的な低空飛行が大好きだ。 【スペース カウボーイ 第12段落】 次に訪れたのは、ジェリー・オニール(ドナルド・サザーランド)。彼はパイロットであり、天体物理学者であり、宇宙船の設計者だった。女性道楽が好きで、今も変わらない。現在は遊園地のローラーコースターの設計をして暮らしている。ホークもジェリーも、やはり昔ついた杵柄(きねづか)で、今でも飛行機に関連する職業に就いているから面白い。因みに私生活では、ドナルド・サザーランドは女優シャーリー・ダグラスと再婚して、俳優キーファー・サザーランドは息子だ。シャーリーと離婚後、ジェーン・フォンダとも付き合ったりしているそうな。 【スペース カウボーイ 第13段落】 最後、三人目はタンク・サリバン (ジェイムズ・ガーナー)。パイロットであり、ナヴィゲイターであり、ロボット工学のエキスパートだった。しかし、タンクはチンパンジーに「宇宙初乗り」をさらわれたのが大分響いたのか、今は全く飛行機関係ではない仕事に就いている。田舎の牧師をしているのだ!みんな年老いて 70 歳くらい。でも、精神は昔のまま「少年」。三人はコービンの誘いを受諾する。 【スペース カウボーイ 第14段落】 こうして彼ら「チーム・ダイダロス」は、 40 年ぶりに宇宙へ飛び立つ準備を開始する。しかし、彼らの空軍時代の指揮官でチンパンジーに席を譲るのを許したボブ・ガーソンが、今、NASAの高官となっていた。彼は、四人に若い宇宙飛行訓練生と同じ厳しい訓練とテストを受けさせる。身体検査から、基礎体力チェックのランニング、各種運動、と訓練は続き、無重力状態の中での動作、宇宙酔いの検査、スペース・シャトルの模型での模擬飛行…とテストは続く。 【スペース カウボーイ 第15段落】 若い宇宙飛行訓練生たちは、彼らの老いぼれた裸体を笑い、ランニングで彼らを容赦なく引き離し、最新技術のスペース・シャトルのシステムにはついていけないだろうと馬鹿にする。高官ガーソンも、彼らは年老いているから、若者と同じテストには通らないだろうとタカをくくっている。しかし、彼らは生まれもった明るさと積極性と楽観主義で、訓練をやり遂げる。 30 日間にもならない短期集中特訓だった。 【スペース カウボーイ 第16段落】 四人は無事にスペース・シャトル搭乗メンバーに合格した。しかし、トミー・リー・ジョーンズのホークは癌にかかっている事が判明して、一時は搭乗を諦めるが、コービンが「チーム・ダイダロス」の四人組でなければ意味がないと言って励まし、同行を決心する。ただし、この「チーム・ダイダロス」だけでは許可が下りず、二人の若い飛行士が主導権を持って乗りこむことになった。イーサン・グランス(ローレン・ディーン)とロジャー・ハインズ(コートニー・B・バンス)だ。 【スペース カウボーイ 第17段落】 そして、とうとう六人の乗ったスペース・シャトルは発射。ロシアの通信衛星アイコンの修理へと向かう。出発してからも若手二人の態度はデカかった。何にもわからないだろう、おじさんたち、という態度見え見えで、傍若無人の振る舞いだ。しかし、途中で大変化が起きる。このロシアの人工衛星はただの通信衛星ではなかった!四つの核弾頭を積んでいたのだ。だから、単に爆破して処理することが出来なかったのだ。・・・ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【スペース カウボーイ 第18段落】 NASAの高官ガーソンは、それを内幕で知っていて、若手の宇宙飛行士イーサンに、コービンらに内緒で核弾頭の処理をさせよとしていた。発射後、暫くして、コービンらに気付かぬように、イーサンは人工衛星内で核弾頭の処理をこっそりしている。その時、大衝撃と共に、人工衛星は完全に制御不能に陥った。器械も故障したし、アンテナや外部の構造系統も破損してしまった。若手たちは負傷する。この大宇宙の中、彼らはなすすべを知らない。ここで急に若手は塩らしくなる。ここからがコービンらベテランのおじいさんパワーの見せ所だ。 【スペース カウボーイ 第19段落】 ここから特にスペクタクルの宇宙シーンが登場する。この宇宙のシーンは、ILM(インダストリアル・ライト & マジック Industrial Light & Magic )が手掛けている。ここは特撮とSFXの専門団体だ。「E.T.」「スター・ウォーズ」「フリントストーン」「ジュラシック・パーク」「ターミネーター」など、お馴染みの作品が、 1977 年から 2002 年までに約 80 本、ILMによって手掛けられている。 【スペース カウボーイ 第20段落】 イーストウッドのコービンは、自分の設計した人工衛星スカイラブと同じシステムが、なぜロシアの通信衛星に搭載されているのか疑問だったが、これは盗まれてここに搭載されたのだとわかる。でも、今は一触即発、そんなことを言っている場合ではない。人工衛星の核弾頭の爆発を防ぎ、衛星を制御可能に修理しなければならない。船内でも修理に頑張り、船外でも無重力の中を、暴れまわる制御不能の人工衛星と戦って、修繕を試みる。この船外の浮遊シーンはCGに俳優の顔を貼って作っているそうだ。 【スペース カウボーイ 第21段落】 全てコンピュータ制御の現代の器機に、コービンは「ファック、コンピュータ!」と言ってイライラする。でも、どうにか一時的には鎮めることは出来た。しかし、核弾頭はどうにもならない。このままでは地球に激突してしまう。核弾頭さえなければこの危機は乗り越えられるのだ。ここで、ホーク役のトミー・リー・ジョーンズが一番おいしい役をもらっている。ホークは癌にかかっていて余命あと僅か。だから、ホークは、「自分が四つの核弾頭を積んだロケットと共に地球と逆方向に飛んでいく」と言い出すのだ。 【スペース カウボーイ 第22段落】 ショックを受ける仲間たちだが、それしか道はないのだ。かって超音速試験飛行のライバルだったコービンは、そんな相棒のホークをこんな形で失いたくない。しかし、冷静に事を見つめ、ホークの申し出に甘んじるのだった。ホークは宇宙服のヘルメットごしに笑顔を見せて、核弾頭に身体を引っ付けて月に向かって飛んでいく…。見送る「チーム・ダイダロス」の仲間たち…。 【スペース カウボーイ 第23段落】 エンディングは文字通り、フランク・シナトラの「♪フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」。悲劇っぽくなく、軽快に美しく終わっていく。なお、音楽はレニー・ニーハウス。この人はイーストウッドとは陸軍以来の長年の友人で、イーストウッドの作品の大部分に携わっている。また、音響効果は、 2000 年アカデミー音響効果賞ノミネートのアラン・ロバート・マーレイとバブ・アスマン。 以上。 <もっと詳しく>からスペースを含まず6370文字/文責:幸田幸 参考資料:IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com |
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(■解説とネタばれ:2002/02/19アップ ◆俳優についてリンク更新:2003/10/01) ■テキスト一部とリンクおよびファイル書式更新:2004/07/12 |
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