IT'S ALL ABOUT LOVE
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イッツ・オール・アバウト・ラブ(原題) (2003)
IT'S ALL ABOUT LOVE
 【解説】  映画『 イッツ・オール・アバウト・ラブ (原題) (2003) IT'S ALL ABOUT LOVE 』を紹介します。映画『 イッツ・オール・アバウト・ラブ (原題) (2003) IT'S ALL ABOUT LOVE 』は、ドグマ 95 なデンマークの監督、トマス・ヴィンターベア監督がハリウッドの若手スター、『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』『 サイン (2002) SIGNS 』等のフォアキン・フェニックスと『 ロミオ&ジュリエット (1996) WILLIAM SHAKESPEAR'S ROMEO & JULIET 』等のクレア・デインズを主役にメガホンをとった、ヒッチコック・サスペンスの要素を持つ古典的なラブ・ストーリー。『 イッツ・オール・アバウト・ラブ 』(それは愛についての全て)という題名からしてロマンチックな感じだ。『 イッツ・オール・アバウト・ラブ 』では、ハンサムなフォアキンと可愛いクレアが、不安定な世界で自分たちの愛、ついには命のために戦うカップルを演じる。本作『 イッツ・オール・アバウト・ラブ 』のストーリーはSFでもあるのだけど、脚本もドグマ系のモージェン・ルコフだけに、ドグマっぽいSFってどんなだろうと興味ある。

 『 デッドマン・ウォーキング (1995) DEAD MAN WALKING 』でベルリン国際映画祭、『 シーズ・ソー・ラヴリー (1997) SHE'S SO LOVELY 』でカンヌ国際映画祭、『 キャスティング・ディレクター (1998) HURLYBURLY 』でヴェネチア国際映画祭と、世界三大映画祭の男優賞を制覇した、ハリウッドの名優ショーン・ペン(『 シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE 』『 I am Sam アイ・アム・サム (2001) I AM SAM 』『 デブラ・ウィンガーを探して (2002) SEARCHING FOR DEBRA WINGER 』『 ミスティック・リバー(原題) (2003) MYSTIC RIVER 』等にも出演)も出演。

 国際結婚カップルのジョン(フォアキン・フェニックス)と世界的に有名なアイス・スケーターのエレナ(クレア・デインズ)は、数年間別居している。ジョンはポーランドに、エレナは殆どニューヨークにいる。離れて過ごす時間のせいで2人の心も離れてしまい、ジョンは離婚をするためにエレナのいるニューヨークへと向かう。しかし、ニューヨークに到着したジョンは、エレナの周りで予期しない不可解なことが起こっていることに気付く。彼が友達だと思っていた人々は、結局はそうではなかったのかもしれない。死んだと思っていた愛は再び燃え上がり、ジョンはエレナを運命から救おうとするが…。

 コペンハーゲンでラース・フォン・トリアー Lars von Trier 監督らと共に「 DOGME 95(ドグマ 95 )」<『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』レヴューの下方を参照>を立ち上げ、 1998 年のカンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞したドグマ 95 第1作品 Dogme # 1『セレブレーション (1998) FESTEN(原題)/THE CELEBRATION(米題)』を作ったトマス・ヴィンターベア監督。もちろん本作はドグマ・フィルムではないが、スタッフにはデンマークのドグマ系な人たちも集まっている。

 プロデューサーのブリギッテ・ハルドは、ソーレン・クラーク=ヤコブセン Soren Kragh-Jacobsen 監督のドグマ 95 第3作品 Dogme # 3 である『 ミフネ (1998) MIFUNES SIDSTE SANG(原題)/MIFUNE'S LAST SONG(英題) 』でも製作を担当。 Line producer のモーテン・カウフマンは、『 セレブレーション (1998) FESTEN(原題)/THE CELEBRATION(米題) 』でも同職につき、『 ミフネ (1998) MIFUNES SIDSTE SANG(原題)/MIFUNE'S LAST SONG(英題) 』では製作を担当。共同製作のラーシュ・ヨンソンは、フォン・トリアー監督が 1996 年にカンヌで審査員特別賞を受賞した『 奇跡の海 (1996) BREAKING THE WAVES 』では製作総指揮、同監督の 2000 年パルム・ドール作品『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』では共同製作担当している。

 製作総指揮のピーター・オルベク・イェンセンは『 奇跡の海 (1996) BREAKING THE WAVES 』、『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』、 Dogme #28 『 しあわせな孤独 (2002) ELSKER DIG FOR EVIGT(原題)/OPEN HEARTS(英題) 』、『 Dogville (2003) 』にも参画。撮影はアントニー・ドッド・マントルで、デンマーク以外の映画では、『 トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING 』のダニー・ボイル Danny Boyle 監督の『 28日後... (2002) 28 DAYS LATER... 』でもその手腕を発揮している。

 その他のスタッフには、『 オルランド (1992) ORLANDO 』で 1993 年アカデミー美術(監督)賞にノミネートされたベン・ヴァン・オズがプロダクション・デザイン、クシシュトフ・キエシロフスキー Krzysztof Kieslowski 監督のトリコロール三部作等の音楽を担当し、『 トリコロール/青の愛 (1993) TROIS COULEURS: BLEU 』等で数々の賞に輝くズビグニエフ・プレイスネルが音楽で映画の雰囲気を盛り上げる。

 その他のキャストには、『 ハムナプトラ2/黄金のピラミッド (2001) THE MUMMY RETURNS 』で大英博物館館長を演じたアラン・アームストロング、『 めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS 』等のマーゴ・マーティンデイル、『 HOTEL (2001) HOTEL 』等のマーク・ストロング、『 マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE 』等のジェフリー・ハッチングス、『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』等に出演し、本作ではダイアローグ・コーチもしているショーン=マイケル・スミス。

 『 若草物語 (1994) LITTLE WOMEN 』『 ロミオ&ジュリエット (1996) WILLIAM SHAKESPEAR'S ROMEO & JULIET 』『 めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS 』『 ターミネーター3 (2003) TERMINATOR 3: RISE OF THE MACHINES 』等に出演し、ハリウッドのスターダムを着実に登っているクレア・デインズ。彼女と言えば思い出すのは、彼女がゴールデン・グローブ賞を受賞したTVシリーズ『 アンジェラ15歳の日々 (1994〜1995) MY SO-CALLED LIFE 』。NHK総合で深夜再放送していたのを楽しみに観ていたのだが、物凄い中途半端な感じで終わってしまった。あれは本当に最終回だったのだろうか?ジョディ・フォスターに憧れているクレア・デインズは、ジョディの母校、名門イェール大学 Yale University に入学し、心理学を専攻しているそうだ。美人で頭もいい…ハァ…。

幸の観たい度: 8つ星 
IT'S ALL ABOUT LOVE

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Trailers:  Official Web Site[fr]
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上映時間 Runtime: 1:44
製作国 Country: アメリカ USA /日本 JP /スウェーデン SE /イギリス UK /デンマーク DK /ドイツ DE /オランダ NL
製作会社
Production Company:
CoBo Fund [nl]
Danmarks Radio (DR) [dk]
Det Danske Filminstitut [dk]
Egmont Entertainment A/S [no]
Film i Vast [se]
FilmFour [gb]
Filmpool Nord AB [se]
Isabella Films B.V. [nl]
Keyfilms Roma [it]
Memfis Film & Television [se]
Nederlands Fonds voor de Film [nl]
Nimbus Film ApS [dk]
Nordisk Film- & TV Fond [dk/no/se/fi/is]
Pathé
Senator Film Produktion GmbH [de]
Shochiku Entertainment
Slot Machine
Swedish Film Institute [se]
VPRO Television [nl]
Zenith Entertainment Ltd. [gb]
Zentropa Entertainments [dk]
全米配給会社 Distributer: Focus Features [us]
全米初公開 Release Date: 2003/01/18 (Sundance Film Festival)
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/10 予定
日本公開情報 : 松竹
ジャンル Genre: ドラマ/サスペンス/ロマンス/SF
Drama / Thriller / Romance / Sci-Fi
MPAA Rating 指定: Rated R for a scene of strong violence, some language and sexuality.
日本語公式サイト 調査中
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
【スタッフとキャスト】
監督: トマス・ヴィンターベア Thomas Vinterberg (Directed by)
製作: ブリギッテ・ハルド Birgitte Hald (producer)
    ラーシュ・ヨンソン Lars Jönsson (co-producer)
    モーテン・カウフマン Morten Kaufmann (line producer)
製作総指揮: ピーター・オルベク・イェンセン Peter Aalbæk Jensen (executive producer)
脚本: モージェン・ルコフ Mogens Rukov (screenplay)
    トマス・ヴィンターベア Thomas Vinterberg (screenplay)
撮影: アントニー・ドッド・マントル Anthony Dod Mantle (Cinematography by)
プロダクション・デザイン: ベン・ヴァン・オズ Ben van Os (Production Design by) 
編集: ヴァルディス・オスカードゥティル Valdís Óskarsdóttir (Film Editing by)
音楽: ニコライ・イゲルンド Nikolaj Egelund (Original Music by)
    ズビグニエフ・プレイスネル Zbigniew Preisner (Original Music by)
衣装デザイン: エレン・レンズ Ellen Lens (Costume Design by)
視覚効果監修: ピーター・ヒョース Peter Hjorth (visual effects supervisor)
 
出演: フォアキン・フェニックス Joaquin Phoenix as John ジョン
    クレア・デインズ Claire Danes as Elena エレナ
    ショーン・ペン Sean Penn as Marciello マルチェロ
    ダグラス・ヘンシュオール Douglas Henshall as Michael マイケル
    アラン・アームストロング Alun Armstrong as David デイヴィッド
    マーゴ・マーティンデイル Margo Martindale as Betsy ベッツィ
    マーク・ストロング Mark Strong as Arthur アーサー
    ジェフリー・ハッチングス Geoffrey Hutchings as Mr. Morrison モリソン氏
    ショーン=マイケル・スミス Sean-Michael Smith as Pete ピート
<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。
好評の「テキストによる映画の再現(あらすじとレヴュー)」は、鑑賞後アップします。
幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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