9デイズ | |||||
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9デイズ (2002) | |||||
BAD COMPANY | |||||
映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』をレヴュー紹介します。 映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』を以下に目次別に紹介する。 ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の解説及びポスター、予告編 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の映画データ ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の主なキャスト ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』のトリビア ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』のスタッフとキャスト ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 9デイズ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ )です。※ご注意:映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の内容やネタバレ がお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の結末 ■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の鑑賞評価: 8つ星 | |||||
■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の解説及びポスター、予告編 | |||||
9デイズ
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■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の解説 映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』は、キューバ危機を題材にした『 13デイズ (2000) THIRTEEN DAYS 』と<タイトル>も<核の脅威>のストーリーも似ているけれど、こちら『 9デイズ 』の方はアクションとコメディの要素が大きくて、まるで別のジャンル。『 9デイズ 』は、エンターテインメントとして成功している製作陣を見ても、日本でもきっと話題を呼ぶだろう。『 9デイズ 』の監督は「バットマン」の3・4作( 1995・1997 )など大ヒットメーカーのジョエル・シューマカー(F-1のシューマッハと同じ綴り)、製作は「タイタンズを忘れない」( 2000 )など現代ハリウッド最高のヒットメーカーと言われるジェリー・ブラッカイマー、音楽は『 ザ・ワン (2001) THE ONE 』のトレヴァー・ラビン。 『 9デイズ 』の主演二人はミスマッチとも一瞬思えるアンソニー・ホプキンスとクリス・ロック。ベテランCIA諜報員が、殺された若き諜報員の双子の弟をにわか諜報員に仕込んで、テロリストの手に核が渡らないようにする、この特訓期間が九日間つまり「9デイズ」なのだ。人類の滅亡にかかわる9デイズを途中までシリアスに、途中からコミカルなタッチで描く。 |
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の映画データ | |||||
製作国:アメリカ/チェコ共和国 上演時間:116分 公開情報:ブエナ アメリカ初公開年月:2002年6月7日 日本初公開年月:2002年10月 予定 ジャンル:アクション/犯罪/コメディ |
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■映画『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』の主なキャスト | |||||
●アンソニー・ホプキンス as ゲイロード・オークス 『 羊たちの沈黙 (1991) THE SILENCE OF THE LAMBS 』 『 M:I−2 (2000) MISSION: IMPOSSIBLE 2 / M:I-2 』 『 ハンニバル (2001) HANNIBAL 』 『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』 『 レッド・ドラゴン (2002) RED DRAGON 』 『 白いカラス (2003) THE HUMAN STAIN 』 『 アレキサンダー (2004) ALEXANDER 』 『 プルーフ・オブ・マイ・ライフ (2004) PROOF 』 ●クリス・ロック as ジェイク・ヘイズ/ケヴィン・ポープ 『 リーサル・ウェポン4 (1998) LETHAL WEAPON 4 』 『 ベティ・サイズモア (2000) NURSE BETTY 』 ●ピーター・ストーメア as アドリク・ヴァス 『 ファーゴ (1996) FARGO 』 『 ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (1997) THE LOST WORLD: JURASSIC PARK 』 『 ショコラ (2000) CHOCOLAT 』 『 ウインドトーカーズ (2002) WINDTALKERS 』 『 マイノリティ・リポート (2002) MINORITY REPORT 』 『 スパン (2002) SPUN 』 『 タキシード (2002) THE TUXEDO 』 『 バッドボーイズ2バッド (2003) BAD BOYS 2 BAD 』 『 バース (2004) BIRTH 』 『 ブラザーズ・グリム (2005) THE BROTHERS GRIMM 』 『 コンスタンティン (2004) CONSTANTINE 』 |
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【『 9デイズ 』のスタッフとキャスト】 | |||||
監督: ジョエル・シューマカー Joel Schumacher
製作: ジェリー・ブラッカイマー Jerry Blackheimer マイク・ステンソン Mike Stenson 製作総指揮: ゲイリー・グッドマン Gary Goodman チャド・オマン Chad Oman ラリー・シンプソン Lary Simpson クレイトン・タウンゼント Clayton Townsend 原案: ゲイリー・グッドマン Gary Goodman デヴィッド・ヒメルスタイン David Himmelstein 脚本: ジェイソン・リッチマン Jason Richman マイケル・ブラウニング Michael Browning 撮影: ダリウス・コンジ Darius Khondji 音楽: トレヴァー・ラビン Trevor Rabin 出演: アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins ゲイロード・オークス クリス・ロック Chris Rock ジェイク・ヘイズ/ケヴィン・ポープ ピーター・ストーメア Peter Stormare アドリク・ヴァス ガルセル・ビュヴァイス=ナイロン Garcelle Beauvais ニコール ケリー・ワシントン Kerry Washington ジュリー ガブリエル・マクト Gabriel Macht シール捜査官 ブルック・スミス Brooke Smith スワンソン捜査官 アドニ・マロピス Adoni Maropis ジャーマ マシュー・マーシュ Matthew Marsh ドラゴン・アジャニック ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |||||
ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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■映画『 9デイズ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 私は日本公開前に字幕スーパーなしの英語で観たので、わかる範囲でレヴューします。映画データについては調査した時点と公開される時点で異なる場合があります。本作の内容については、語学力と経験・常識不足のため、間違いや勘違いや適切でない表現があるかもしれません。どうかご理解賜りますようお願いいたします。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。 ▲TOPへ 【9デイズ 第01段落】 雷雨のハイウェー、カモメが飛び交う夕暮れの列車、薄暗い靄の中、東欧風の街並みと歴史を感じさせる彫刻の数々、哀愁を帯びたスリリングなBGM…これがコメディに発展するとは思いもよらないオープニングだ。ここはチェコ共和国のプラハ。 【9デイズ 第02段落】 チェスをしている神妙な顔つきの背広姿のケヴィン・ポープ(クリス・ロック)とロシア・マフィアのアドリク・ヴァス(ピーター・ストーメア)。ケヴィン・ポープはハーバード大卒のCIAの諜報員、この捜査活動では仲買人"マイケル・ターナー"と名前を変えて、アタッシュケースにすっぽり納まってしまうポータブル核爆弾のおとり捜査中なのだ。クリス・ロックは米国でお馴染みのコメディアンの星だが、ここではやけに大人しい。全然ふざけず、本来の彼の佇まいではないから何か企みが?一方、ロシア・マフィア役のピーター・ストーメアは非常に幅広く活躍している。スウェーデン生まれだからか演技だか分からないが、非常に訛った英語を話し、いかにもロシア・マフィアらしい。 【9デイズ 第03段落】 そこにゲイロード・オークス(アンソニー・ホプキンス)がバイヤーに扮して現れ、言葉を交わす。オークスはCIAの超エリート諜報員、初老だが独身で、捜査活動には常にスワンソンという婦人捜査官(ブルック・スミス)を従えている。ポータブル核爆弾の取引は 10 日後にしようとロシア・マフィアのヴァスは告げる。この核爆弾は、サイズは小さくても、マンハッタンを一瞬のうちに破壊してしまう恐ろしいものだ。だからテロリストに奪われる前に破壊力をなくしてしまわなければならない。ポータブル核爆弾は<P.N.B. >と略す。 PORTABLE NUCLEAR BOMB のことだと思う。ヴァスはターナーにケータイを渡し、これで進行状況を伝えるからと言う。因みに英語ではケータイを< cell phone >と言っていた。 Cellular phone の略だろう。 【9デイズ 第04段落】 オークスとターナー(つまりケヴィン・ポープ)は、戸外に出て二手に分かれる。同じCIAだと悟られてはならないからだ。夜道を歩くポープに怪しげな車が尾行し、気配を感じたポープは葬式の列に逃げ込む。オークスの部下のスワンソン捜査官らの察知で、オークスはポープのもとに車で急行するが、車に保護できたと思った途端にポープは射殺される。荘厳なBGM。あぁ、優秀な部下を亡くしてしまった。それに、このポータブル核爆弾の捜査では、彼が是非とも必要なのだ…。 【9デイズ 第05段落】 舞台は変わってアメリカはヴァージニアのラングレー、CIA本部の会議室。ケヴィン・ポープ諜報員を失って、捜査続行のためにはどうしたらよいか難儀している。ここで判明したのが、ケヴィン・ポープには生まれてすぐ離れ離れにされた一卵性双生児の弟がいること。里親の許で育てられたので、苗字も違う。ジェイク・ヘイズ(クリス・ロック二役)という、ニューヨークの街の遊び人だ。ここでクリス・ロック本来の味にやっとなった。そして映画自体、コメディっぽく変身だ。ジェイクはラフな服装でラップ・ミュージックを聞きながら、明るく軽いノリで街角でチェスをしている。このチェスは、兄に当たるケヴィン・ポープが冒頭でロシア・マフィアとチェスをしていたシーンに相通ずるものがある。でも対照的。冒頭は薄暗く、冷たく、危険の匂いがする部屋、背広姿で。それに対して、ここでは自由気ままな明るい屋外、ラップの服装。 【9デイズ 第06段落】 オークスや部下達は、そんなジェイクを見張って観察している。ケヴィン・ポープにあまりにも似ているため、まるで亡霊を見ているようだとオークスはつぶやく。ラップを聞きながらチェスの相手をどんどん負かしていく。遊び人に見えるが、IQは 185 だというから、ケヴィン・ポープの替え玉をやり遂げることができるだろう。こう判断したオークスはジェイクに近づき、ケヴィン・ポープの写真を見せて、生き別れの双子の兄がいて亡くなった事を話し、そして九日間だけ兄に代わって仕事をしないかと持ちかける。リスクはないのかという質問にははぐらかして、 $50,000 (約6百万円)の報酬でつってみた。ジェイクにはガールフレンドのジュリー(ケリー・ワシントン: 『 ファイティング×ガール (2004) AGAINST THE ROPES 』 『 レイ (2004) RAY 』 『 Mr.&Mrs. スミス (2005) MR. AND MRS. SMITH 』)がいたが、シアトルに行ってしまいそうになっている。大金を手に入れればジュリーを手放さなくてすむだろう?が決め文句になって、話は決まった。 【9デイズ 第07段落】 早速、フツーの街のお兄さんジェイクをCIAの切れ者諜報部員に変身させる作戦が始まった。これにはオークスの直臣のハンサムなシール捜査官(ガブリエル・マクト: 『 リクルート (2003) THE RECRUIT 』)が担当する。まず、部屋にはトイレにもテレビにもチェコ語の名札がついている。チェコに行くから先ずはチェコ語を勉強しなければならない。部屋には隠しカメラが備えられ、オークスやシールやスワンソンはモニターでジェイクのチェコ語の暗記を見守る。次は、大きなモニターで亡き兄の話し方を見せて真似させる。葉巻の吸い方やらワインのグラスの傾け方までマスターさせる。髭を剃らせ、背広に身を固めさせ、三日間でここまでこぎつけた。即席マイケル・ターナーだ。 【9デイズ 第08段落】 次はマイケル・ターナーの住んでいたNYのアパートに行かせ、隣人たちの反応を調べるテストをさせる。高級アパートメントの前で車から降りると、道で色々な人から上品に挨拶され、まるで人が変わったようだとジェイクは御機嫌。それに、この部屋、やけに広くて立派だ。知人らしいヨークシャーテリアを抱えたご婦人からもニセモノだと見破られない。ウキウキ気分のところを、通りを隔てた建物の窓のカーテン越しに狙っている男。 【9デイズ 第09段落】 その男はジェイクのいる部屋に侵入。ジェイクを完全にマイケル・ターナーと信じているようだ。ここでメチャメチャな戦い。ずぶの素人であるジェイクを殺し屋が襲うのだから、ジェイクとしては恐怖のピークになって逃げ惑う。本物のCIAのオークスやシールが掛けつけ、殺し屋を追うが、男は追い詰められて屋上から飛び降り自殺する。やはりプロの殺し屋だけある。最高に速足で逃げたジェイクはタクシーの運転手のケータイをとって連絡、里親の母親の許に戻って可愛がってもらい、お金も工面してもらう。そのころオークスらは、コンピュータのデータベースからジェイクの里親を探し出し、その場に急行。怖がっても、ジェイクにやってもらわねばならないのだ。 【9デイズ 第10段落】 またチェコのプラハ。捜査官のシールやスワンソンやオークスとジェイクは、別の交通手段でわざとバラバラに到着する。ジェイクは豪華な一室に送られ、美女三人に囲まれてエステをしてもらっている。そこにケータイがかかり、取り引きは1時間後と告げられる。さぁ頑張らなければ!オークスらはジェイクに最終特訓を行ない、爆弾を見せられたら、それが本物かどうか確かめ、事を進めるように指導する。湖畔でロシア・マフィアのヴァスと落ち合い、この九日間、どこに消えていたのかと詰問されるが、ジェイクは少しはターナーとしてのCIA役が板についてきていて、堂々と振舞う。前に渡した cell phone を出させて、コンピュータと接続させて、ヴァスは過去九日間の"ターナー"の居場所をチェックする。そんなことまでこのケータイに装置しているのだ。でも、この場も無事にクリア。 【9デイズ 第11段落】 部屋に戻ると、そこにはマイケル・ターナーの恋人ニコール(ガルセル・ビュヴァイス=ナイロン)がシャワーを浴びて待っていた。ロマンチックな音楽を流されて、バスタオルだけの美人を前にドキドキモードのジェイク。魅力に負けそうになって、NYに残してきた別れ話の出かかっている恋人ジュリーに必死に電話をかけ、"きっと戻るから絶対待っていてよ。"と留守電に入れる。ジュリーはそれを聞いて嬉し涙を流す。 【9デイズ 第12段落】 ニコールとレストランに食事に行き、肉料理を注文すると、"あなたベジタリアンだったでしょ?"そして、部屋に戻ってキスすると、"あなた、マイケル・ターナーではないわ!"こうして、ターナーの恋人には流石ばれた。そうしていると、また銃声。怖い怖い。二人はランドリー用のシュートの入り口に手を掛けて隠れるが、こんな時に限ってケータイが鳴るのだ。殺し屋に聞こえて見つかってしまい、犯人もろともシュートに落ちて行く。階下ではCIA捜査官たちが洗濯物の山をシュートの真下に運んで、そこに三人はダイビング。コメディ・タッチは延々と続く。 【9デイズ 第13段落】 本人という識別は指紋や声帯では行なわない。ハイテクの場では、<瞳>なのだ。ジェイクの瞳もマイケル・ターナーとして登録された。P.N.B. の破壊力を没にできるのも、コンピュータに覚え込ませたこの<瞳>と幾つかの数字の列が決め手になるのだ。そして、取引で、現物とお金を交換する場合、現場でお互いに渡すやり方はCIAではやらずに、入金はコンピュータでするのが主流だと、本物のCIAは映画製作陣に指導してくれたそうな。今は何でもコンピュータだ。スイスの銀行口座に $19,000,000 (約2,330,000,000 円)を送金したが、ロシア・マフィアのヴァスは射殺されてしまう。そしてテロリストがP.N.B. のアタッシュケースを奪っていこうとする。そして危機一髪という時、腕時計に仕込まれたアラーム・ボタンをジェイクは鳴らして危機を回避できた。だんだんジェイクもやってくれるではないか。進歩だ。 【9デイズ 第14段落】 この後、可愛いチェコの田舎の街並みを凄いカーチェイス。舞台は欧州だけあって、車はベンツのS 600 や箱型のベンツ。ジェイクの乗った車は追跡装置を落としてしまったので、衛星感知で追跡できなくなってしまった。危うしジェイク。林の中までカーチェイスが続き、大型ベンツは木に激突。アァ、もったいない。敵はボンネットにしがみついてまだ襲ってくる。怖くてたまらないジェイク。素人はプロの悪人に襲われたらどんなに怖いだろうというのが、クリス・ロックが演じると物凄くリアルだ。それに、コメディだけでなく、こういうアクションも結構あって賑やかな仕上がり。 【9デイズ 第15段落】 里親の住む町に核爆弾が爆発した想定を見せられ、家族も友人もみんな死んでしまうこと、放射能が空気や水に放たれ、空にはキノコ雲がもくもく昇る様子を見せられ、ジェイクは頑張らなければならないと改めて自覚する。 ▲TOPへ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【9デイズ 第16段落】 そこに悪い知らせ。ジェイクの恋人ジュリーが拉致された。ニュージャージーに戻って指示された通りにしなければジュリーを殺すとテロリストは言ってきた。ジェイクは耳の後ろに追跡用のチップを埋められて、テロリストの許に向かう。そしてP.N.B. のコンピュータを起動するために、ID用のジェイクの<瞳>でコンピュータを見つめるように強いられる。目を閉じ、懸命に抵抗するジェイクだが、相手は冷血テロリスト。ジェイクのまぶたをナイフで切ろうとしたので、ついにジェイクは目を開けてしまった!そしてコンピュータは起動。秒読みが始まる。 【9デイズ 第17段落】 P.N.B. のアタッシュケースが美術館のある部屋にあるとわかったオークスらCIAは現場に急ぐ。そして入場客を避難させ、廊下を疾走する。オークス役のアンソニー・ホプキンスはいつもは<静>が特徴で「羊たちの沈黙」( 1990 )等で渋い演技をする人だが、この作品『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』ではCIAの帽子を被って銃を手に走ったりするのだ。 1937 年生まれだというから、相当なお年だけど大丈夫だったかしら。ジュリーが銃を突き付けられ、秒読みも残り少なくなってみんな絶体絶命の時、ジェイクは遂に、CIA捜査官らしい<勘>と<機知>を発揮する。そしてジュリーもオークスもジェイク自身も死ななくてすむ。また、秒読みギリギリでP.N.B. の爆発も食い止める事が出来た。 【9デイズ 第18段落】 万事めでたしめでたし。ジェイクとジュリーは晴れて婚約、そして結婚式。花嫁の投げるブーケを受けた人は次に結婚すると言われているが、ブーケを受けたのは、何と白髪のオークス諜報員だった。ニヤッと笑って、オークスは、常に行動を共にしていた無口のスワンソン捜査官にブーケを捧げる。エッ、二人はそういう関係だったの!最後はいかにもアメリカ映画らしい楽しく幸せなエンディングでした。 因みに原題は" BAD COMPANY (悪仲間)"だが、この英語のタイトルの映画は本作を含んで過去に 12 本もあるので、邦題を「13デイズ」っぽく「9デイズ」としたのだろうか。 以上。 <もっと詳しく>からスペースを含まず5465文字/文責:幸田幸 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト(英語版) http://badcompany.movies.com/ |
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■映画『 9デイズ 』の更新記録 2002/09/29新規: ファイル作成 2005/01/03更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 2005/08/27更新: ◆データ追加 2005/09/30更新: ◆データ追加 2005/10/06更新: ◆追記 2006/12/10更新: ◆追記 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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