ロスト・イン・トランスレーション
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ロスト・イン・トランスレーション (2003)
LOST IN TRANSLATION
 映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』を紹介します。映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』は、 2003/12/20 の時点で邦題は分からなかったので「ロスト・イン・トランスレーション」としておいたらそのまま確定した。

 映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』の主なスタッフ
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』の主なキャスト
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』のあらすじ
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』の受賞
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』のトリビア
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』のスタッフとキャスト
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』のポスター、予告編および映画データ
ロスト・イン・トランスレーション
ロスト・イン・トランスレーション

Links:  Official Web Site
Trailers: Quick Time
上映時間 Runtime: 1:42
製作国 Country: アメリカ/日本
USA / Japan
製作会社
Production Company:
American Zoetrope [us]
Elemental Films [us]
Tohokashinsha Film Company Ltd. [jp]
全米配給会社 Distributer: Focus Features [us]
全米初公開 Release Date: 2003/08/29 (Telluride Film Festival)
2003/09/12 (Los Angeles, California)
2003/10/03
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/04/17
日本公開情報 : 東北新社
ジャンル Genre: ドラマ/コメディ/ロマンス
Drama / Comedy / Romance
MPAA Rating 指定: Rated R for some sexual content.
日本語公式サイト
http://www.lit-movie.com/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』の解説

 映画『 ロスト・イン・トランスレーション LOST IN TRANSLATION 』の「ロスト・イン・トランスレーション」とは、「翻訳の過程で、意味やニュアンスが失われる」というのが元々の意味(「中日新聞ホームページ」より)だそうだ。
 映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』は、文化や言語の違いにメランコリーな、東京 TOKYO のアメリカ人を描いたロマンチック・コメディ。『 ロスト・イン・トランスレーション 』の監督は『 ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES 』のソフィア・コッポラで、彼女が東京に滞在した時の経験が下敷きになっているそうだ。この映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』 は、2003 年ヴェネチア国際映画祭やNY批評家協会賞等で評価を受け、 2004 年 1 月に開催されるゴールデン・グローブ賞でも監督賞・作品賞・男優賞・女優賞・脚本賞の5部門にノミネートされている。ソフィア・コッポラ監督は、主演男優のビル・マーレイを念頭において、この脚本を書いたそうで、彼がもし役を降りれば、映画化を諦めようと思っていたのだとか。その位の思い入れがあっただけあって、ビル・マーレイも映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』で各映画賞に引っ張りだこだ。

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■映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』の主なスタッフ

○さて、『 ロスト・イン・トランスレーション 』の監督ソフィア・コッポラのプライベートでは、 2003 年 12 月にスパイク・ジョーンズ Spike Jonze 監督(『 マルコヴィッチの穴 (1999) BEING JOHN MALKOVICH 』『 アダプテーション (2002) ADAPTATION 』等)との4年にわたる結婚生活にピリオドをうち、悲しみの中のソフィア・コッポラ監督だが、作品は評価され、仕事の方は順調。(人生ってそんなものなのかな。) 32 歳とまだまだ若いのに、女優、デザイナー、監督等、色々才能に溢れていてスゴイ。監督業において一番活躍が目覚しいのは、やはりオスカー監督のお父様のお血筋?

○『 ロスト・イン・トランスレーション 』の製作総指揮には、ソフィア監督のお父さん、フランシス・フォード・コッポラ(『 ドラキュラ (1992) BRAM STOKER'S DRACULA 』等監督)と、『 ヤング・ブラック・スタリオン (2003) THE YOUNG BLACK STALLION 』等のフレッド・ルース。

○『 ロスト・イン・トランスレーション 』の製作には『 イン・ザ・ベッドルーム (2001) IN THE BEDROOM 』で 2002 年アカデミー作品賞にノミネートされたロス・カッツ(『 いつか晴れた日に (1995) SENSE AND SENSIBILITY 』)。

○『 ロスト・イン・トランスレーション 』の撮影は『 バッファロー'66 (1998) BUFFALO '66 』『 マルコヴィッチの穴 (1999) BEING JOHN MALKOVICH 』『 アダプテーション (2002) ADAPTATION 』等のランス・アコード

○『 ロスト・イン・トランスレーション 』の編集は『 プール (2002) SWIMFAN / SWIMF@N 』『 フル・フロンタル (2002) FULL FRONTAL 』等のサラ・フラック

○『 ロスト・イン・トランスレーション 』の音楽は『 グレイス・オブ・マイ・ハート (1996) GRACE OF MY HEART 』と『 マグダレンの祈り (2002) THE MAGDALENE SISTERS 』でそれぞれバンドマン役(?)で出演しているブライアン・レイツェルとケヴィン・シールズ。

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■映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』の主なキャスト

●ビル・マーレイ as ボブ・ハリス@ロスト・イン・トランスレーション
トッツィー (1982) TOOTSIE
ゴーストバスターズ (1984) GHOSTBUSTERS
『 3人のゴースト (1988) SCROOGED 』
ゴーストバスターズ2 (1989) GHOSTBUSTERS II
恋に落ちたら… (1993) MAD DOG AND GLORY
『 天才マックスの世界<未> (1998) RUSHMORE 』
チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS
コーヒー&シガレッツ (2003) COFFEE AND CIGARETTES
ガーフィールド (2004) GARFIELD: THE MOVIE
ライフ・アクアティック (2004) THE LIFE AQUATIC WITH STEVE ZISSOU

●スカーレット・ヨハンソン as シャーロット@ロスト・イン・トランスレーション
バーバー (2001) THE MAN WHO WASN'T THERE
スパイダー パニック! (2002) EIGHT LEGGED FREAKS
ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION
真珠の耳飾りの少女 (2003) GIRL WITH A PEARL EARRING
ママの遺したラヴソング (2004) A LOVE SONG FOR BOBBY LONG
理想の女(ひと) (2004) A GOOD WOMAN
イン・グッド・カンパニー (2004) SYNERGY / IN GOOD COMPANY 』
アイランド (2005) THE ISLAND 』

●ジョヴァンニ・リビシ as シャーロットの夫ジョン@ロスト・イン・トランスレーション
ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES
ギフト (2000) THE GIFT
ヘヴン (2002) HEAVEN
閉ざされた森 (2003) BASIC
コールド マウンテン (2003) COLD MOUNTAIN
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー (2004) SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW
フライト・オブ・フェニックス (2004) FLIGHT OF THE PHOENIX

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■映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』のあらすじ
※本作『 ロスト・イン・トランスレーション 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』のストーリー。
 50 歳半ばの盛りを過ぎたアメリカ人俳優ボブ・ハリス(ビル・マーレイ)は、 200 万ドル( 1 ドル=約 120 円換算で 2 億 4000 万円)のギャラでサントリー Suntory ウィスキー「響」のコマーシャル撮影のために東京に訪れた。

 時差ぼけと文化・言語の違いに疲れたボブが泊まるホテルは、国内外のエグゼクティブが宿泊する西新宿のパークハイアット東京 PARK HYATT TOKYO 。ボブはホテルのバーで同じように一人ぼっちで寂しい若いアメリカ人女性シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)と出会う。彼女はトレンディな写真家の夫ジョン(ジョヴァンニ・リビシ)と一緒の訪日だが、夫はいつも撮影に出かけていないのだ。ボブにも故国には感情的に離れた妻(衣裳のナンシー・シュタイナー<『 ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES 』『 グッド・ガール (2002) THE GOOD GIRL 』等の衣裳>がアンクレジットで声の出演)と子どもたちがいるが、全くの異国で数日間シャーロットと一緒に自由な時間を過ごす内に、友情が深まっていき…。

 映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』のような映画が撮影されるようになるなんて、東京は国際都市なんだなぁと実感。一方で、世界のグローバル化が進む中、諸外国の人々からすれば、東京にはまだまだビックリするような独自の文化があり、それは進化し続けている。それと平行して、映画にももちろん登場する京都の伝統的な風景が日本にはある。 TBS のニュース番組「ブロード・キャスター」で解説員のジョージ・フィールズさんが「日本には伝統の中に革新があって、それはどこの国にも見られないことだ。」みたいなことをおっしゃるのを聞いたことがあるけど、もしかしたらソフィア・コッポラ監督も”外国人”として彼と同じものを日本に感じたのかもしれない。

 しかし一方で、日本人目からすると、映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』の日本の描写には、片腹痛いところもありそう。ロスト・イン・トランスレーションが存在すると誤解を受けるので困るけど、世界から見て不可思議な国ジパングでい続けるのは、別に悪いことではないかなとちょっと思うかナ。

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■映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』の受賞

 ※「ロスト・イン・トランスレーション」2004年2月8日追記更新:
 <1月25日午後(日本時間26日午前)、米国第61回ゴールデン・グローブ賞 Golden Globe Awardsの授賞式がロサンゼルスのビバリーヒルトンホテルで開かれ、見事「ロスト・イン・トランスレーション」がミュージカル・コメディー部門の作品賞、ソフィア・コッポラ監督が脚本賞、ビル・マーレイがミュージカル・コメディー部門の主演男優賞を受賞した。また、第76回アカデミー賞 The 76th Annual Academy Awards は、2004年2月29日日曜日に発表される。発表までに選ばれた第76回アカデミー賞ノミネート作品の中でこの「ロスト・イン・トランスレーション」がいくつかの候補に挙がっている。「ロスト・イン・トランスレーション」のビル・マーレイが、Acting in a leading role 主演男優賞、そして「ロスト・イン・トランスレーション」が、Best Picture 作品賞、Directing 監督賞、Best Original Screenplay オリジナル脚本賞と大いに健闘している。>

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■映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』のトリビア

 『 ロスト・イン・トランスレーション 』の他のキャストには、『 ホット・チック (2002) THE HOT CHICK 』『 最‘狂’絶叫計画 (2003) SCARY MOVIE 3 』等に出演のアンナ・ファリスや、日本側からは、吉本興業の人気お笑い芸人藤井隆さんが扮するマシュー・南や、解散したロック・バンド、レッド・ウォーリアーズ RED WARRIORS の元ヴォーカリスト田所豊さん等が登場。登場シーンはかなり面白い。ビル・マーレイ演じるボブが「 Matthew's Best Hit TV 」(ANB 水曜日 23:15〜24:10)に出演するシーンなんて、スゴク笑った。藤井隆さんの爆発的なギャグ(私は大好き)は、アメリカでも通用する?予告編や公式サイトにもサントリーの「響」と同様に結構露出しているので、イケてるのかも? 400 万ドル( 1 ドル=約 120 円換算でおよそ 4 億 8000 万円)の低予算映画だけど、ジャパン・マネーが結構入っているのかな?
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【『 ロスト・イン・トランスレーション 』のスタッフとキャスト】
監督: ソフィア・コッポラ Sofia Coppola (Directed by)
製作: ソフィア・コッポラ Sofia Coppola (producer)
    ロス・カッツ Ross Katz (producer)
製作総指揮: フランシス・フォード・コッポラ Francis Ford Coppola (executive producer)
    フレッド・ルース Fred Roos (executive producer)
脚本: ソフィア・コッポラ Sofia Coppola (written by)
撮影: ランス・アコード Lance Acord (Cinematography by)
編集: サラ・フラック Sarah Flack (Film Editing by)
音楽: ブライアン・レイツェル Brian Reitzell (Original Music by)
    ケヴィン・シールズ Kevin Shields (Original Music by)
美術: K・K・バーレット K.K. Barrett (Production Design by)
    アン・ロス Anne Ross (Production Design by)
衣装: ナンシー・シュタイナー Nancy Steiner (Costume Design by)

出演: ビル・マーレイ Bill Murray as Bob Harris
    スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson as Charlotte
    ジョヴァンニ・リビシ Giovanni Ribisi as John
    アンナ・ファリス Anna Faris as Kelly
    マシュー南(藤井隆) Matthew Minami as Matthew Minami
    田所豊 as Yutaka Tadokoro

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.lost-in-translation.com/
■映画『 ロスト・イン・トランスレーション 』の更新記録
2003/12/20新規: ファイル作成
2005/03/02更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/04/04更新: ◆データ追加
2005/05/20更新: ◆データ追加
2007/02/05更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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