RONIN
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RONIN (1998)
RONIN
 映画『 RONIN (1998) RONIN 』をレヴュー紹介します。

 映画『 RONIN (1998) RONIN 』を以下に目次別に紹介する。
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の解説及びポスター、予告編
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の映画データ
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の主なキャスト
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』のスタッフとキャスト
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 RONIN 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 RONIN (1998) RONIN 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の結末
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の更新記録

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幸の鑑賞評価: 8つ星 
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の解説及びポスター、予告編
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■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の解説

 映画『 RONIN (1998) RONIN 』は、脊髄外科手術のための合併症による重い発作で 2002 年 7 月 6 日に亡くなったジョン・フランケンハイマー監督による、フランスを舞台にした 1998 年度のアクション・ムーヴィー。
 タイトル『 RONIN (1998) RONIN 』の“ RONIN ”とは、もちろん日本語の"浪人"(「牢人」とも書く。主家の没落などによって主従関係を断ち、代々の家禄その他の恩典を失った武士。<大辞林(国語辞典)より>)のこと。映画『 RONIN 』では、冷戦後の終結で、 CIA (米中央情報局)や KGB (旧ソ連の国家保安委員会)や SAS (英空軍のテロ対策特殊部隊)等の特殊機関を離れることになった元工作員たちのことを、そう準えている。各国の RONIN を演じる俳優には、ロバート・デ・ニーロ(『 タクシードライバー (1976) TAXI DRIVER 』等に出演)、ジャン・レノ(『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS 』等に出演)等、"プロ"が揃っている。『 RONIN 』で彼らが狙うのは、何か凄いものが入っているらしい箱…。
 プロと言えば、フィギュアスケートのダンサー役で、1984年と1988年のオリンピック金メダリスト、カタリーナ・ヴィットがこの『 RONIN (1998) RONIN 』に出演している。
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の映画データ
 上映時間:122分
 製作国:アメリカ
 公開情報:UA=UIP
 アメリカ初公開年月:1998年9月25日
 日本初公開年月:1999年5月29日
 ジャンル:アクション
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■映画『 RONIN (1998) RONIN 』主なキャスト
●ロバート・デ・ニーロ as サム
『 ゴッドファーザーPART II (1974) THE GODFATHER: PART II 』< 1975 年アカデミー助演男優賞受賞>
タクシードライバー (1976) TAXI DRIVER 』< 1977 年アカデミー主演男優賞ノミネート>
『 ディア・ハンター (1978) THE DEER HUNTER 』< 1979 年アカデミー主演男優賞ノミネート>
『 レイジング・ブル (1980) RAGING BULL 』< 1981 年アカデミー主演男優賞受賞>
『 未来世紀ブラジル (1985) BRAZIL
レナードの朝 (1990) AWAKENINGS 』< 1991 年アカデミー主演男優賞ノミネート>
『 ケープ・フィアー (1991) CAPE FEAR 』< 1992 年アカデミー主演男優賞ノミネート>
RONIN (1998) RONIN
『 ミート・ザ・ペアレンツ (2000) MEET THE PARENTS 』
アナライズ・ユー (2002) ANALYZE THAT
アバウト・ア・ボーイ (2002) ABOUT A BOY 』(producer)
STAGE BEAUTY (2004) 』(producer)
シャーク・テイル (2004) SHARK TALE
ミート・ザ・ペアレンツ2 (2004) MEET THE FOCKERS
ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ (2005) HIDE AND SEEK
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【『 RONIN 』のスタッフとキャスト】
監督: ジョン・フランケンハイマー John Frankenheimer
製作: フランク・マンキューソ・Jr Frank Mancuso Jr.
脚本: J・D・ザイク J.D. Zeik
    リチャード・ウェイズ Richard Weisz
撮影: ロバート・フラッセ Robert Fraisse
音楽: エリア・クミラル Elia Cmiral

出演: ロバート・デ・ニーロ Robert DeNiro サム
    ジャン・レノ Jean Reno ヴァンサン
    ナターシャ・マケルホーン Natasha McElhone ディアドラ
    ステラン・スカルスガルド Stellan Skarsgard グレゴール
    ショーン・ビーン Sean Bean スペンス
    スキップ・サダス Skipp Sudduth ラリー
    ジョナサン・プライス Jonathan Pryce シーマス
    ミシェル・ロンズデール Michel Lonsdale ジャン=ピエール
    カタリーナ・ヴィット Katarina Witt ナターシャ・キリロワ
    フェオドール・アトキン Feodor Atkine ミキ

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『 RONIN 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー

【RONIN 第01段落】  夜、パリのモンマルトル Montmartre, Paris の一角にある古いカフェの周りをウロウロするハンチング帽を被った男(ロバート・デ・ニーロ)。

【RONIN 第02段落】  その男は、ストレートロングの金髪の女店員(ナターシャ・マケルホーン:
トゥルーマン・ショー (1998) THE TRUMAN SHOW
しあわせの法則 (2002) LAUREL CANYON 』
フィアー・ドット・コム (2002) FEAR DOT COM
ソラリス (2002) SOLARIS 』等に出演)や、
毛糸の帽子の男(ジャン・レノ:
シェフと素顔と、おいしい時間 (2002) DECALAGE HORAIRE (原題) / JET LAG (英題)
ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題)
クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE 』)などが入店するのを確認し、ビールのケースの陰に銃を隠したりしている。ここで何かが起こるのだろうか。

【RONIN 第03段落】  ハンチング帽の男がやっと店内に足を踏み入れたのは、閉店間際。彼はトイレに行く振りをして、裏の出口の鍵を開けた。男がトイレから戻って来ると、店内には女店員と、カウンターに立つ毛糸の帽子の男と、テーブル席に座っている男(スキップ・サダス)しか残っていない。フランス語で一杯飲んだらすぐに帰ると言うハンチング帽の男に、女店員がカウンター越しに何故そんなに急ぐのかと英語で話し掛けた。彼女の腰には男がトイレに行っている間に装着した銃が隠されている。緊迫する店内。男は英語が分からない振りをしたが、女店員が合言葉めいたことを言うと、理解を示した。

【RONIN 第04段落】  女店員は裏出口の外で待っているワゴン車に乗り込むように、店内に居る3人の男たちに指示した。ハンチング帽の男は車に乗る前に、裏出口の横に置かれていたビール・ケースの後ろから隠しておいた銃を取った。裏出口の鍵を開けておいたのは、もしもの時に備えて隠しておいた銃を取り易くするためだったようだ。建物には出口を確認してから入るんだと話すこの男はかなり用心深い。

【RONIN 第05段落】  女店員と男3人が乗ったワゴン車は、とある倉庫群へと入って行った。そこにはあと2人の男も集められていた。女店員は仕事については明日話すと5人の男に伝え、奥の部屋へと入って行った。この5人は、各国の情報機関や軍、テロ組織といったところで働いていた腕に覚えのある者。冷戦後の今は組織から離れた一匹狼となり、特別な仕事を受けては自らの専門知識や技術を駆使して任務を遂げ、報酬を得ている。今回は、"車椅子の男"と呼ばれる人物の紹介で、この5人が集められた。彼らはお互いに面識はない。

【RONIN 第06段落】  翌日、その倉庫の中で作戦会議が開かれた。この時、男5人は初めて仕事の内容を知らされる。チームを取り仕切るのは、バーの女店員を装っていたディアドラ Deirdre 。彼女が6人の中で唯一雇用者と連絡の取れる人間だ。他の5人にとっては、雇用者は未知の存在である。ディアドラはアイルランド人。ってことはIRA( Irish Republican Army アイルランド共和国軍)絡みの仕事?

【RONIN 第07段落】  お互いについて何も知らないのに、一つの危ない仕事に一緒に取り組まなければならない。本当に信頼できる相手なのか、どのくらいの腕前なのだろうか。彼らは自分のプライバシーに関わる情報を一切話さないが、顔つきや言動等からどこの国・機関の出身なのかや、能力の程度などを推量していく。常に緊張感の走る現場だ。一番警戒心が強いのが、昨夜ハンチング帽を被っていた男でサム Sam というアメリカ人だ。細かくディアドラに色々と質問する。アメリカ人なので、元CIA( Central Intelligence Agency )工作員といったところだろうか。モンマルトルのカフェの中ではフランス語を話していたのに、いきなり英語を話したので、カフェでテーブル席に居た男ラリー Larry にアメリカ人だったのかと驚かれる。ロバート・デ・ニーロは、顔立ちがフランス人と言っても通用するのかも。

【RONIN 第08段落】  昨夜毛糸の帽子を被っていた男がフランス人で、名前はヴァンサン Vincent 。フランスの諜報組織DGSE( Direction Generale de la Securite Exterieure 対外治安総局)とかで働いていたのかなぁ。地元フランス人なので、必要な物資の調達や案内、通訳を任されるようだ。彼はフランス語を理解するサムと距離を縮めた。英語が理解できない時にサムに質問して説明してもらうためかな?ディアドラの英語の専門用語が分からなかった時、彼がサムに意味を尋ねるシーンがあった。

【RONIN 第09段落】  アメリカ人ラリーは、必要な物としてアウディS8 Audi S8 (S8は日本なら新車で 1150 万円くらいするかなりの高級車。因みに『 千と千尋の神隠し (2001) SPIRITED AWAY 』のお父さんの車はアウディA4の1.8Tクアトロ。お値段の方は『千と千尋〜』のレヴューを見てみて下さい。)と車を挙げていたから、車の運転が彼の専門分野だろう。自称武器の専門家、スペンス Spence (ショーン・ビーン:
リベリオン (2002) EQUILIBRIUM
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003) THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING
トロイ (2004) TROY 』等に出演)はイギリス人。SAS( Special Air Service )出身を匂わせている。チームの中でイニシアティヴを取りたがっているようだが…。

【RONIN 第10段落】  元KGB( Komitet Gosudarstvennoi Bezopasnosti )のドイツ人、グレゴール Gregor (ステラン・スカルスガルド:
ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK
シティ・オブ・ゴースト (2002) CITY OF GHOSTS
ドッグヴィル (2003) DOGVILLE
キング・アーサー (2004) KING ARTHUR
エクソシスト ビギニング (2004) EXORCIST: THE BEGINNING 』等に出演)は、ハイテクのスペシャリスト。銀縁メガネをかけた彼は、如何にもコンピュータ専門といった感じだが、鋭い反射神経の持ち主である。優秀そうに見えるKGBで鍛えられたドイツ人の能力を確かめる為、サムはヘマを装ってカップを落とした。グレゴールは見事それをキャッチする。

【RONIN 第11段落】  ディアドラによると、報酬は週に 5000 ドル(1ドル= 120 円換算で約 60 万円)ずつ、期間は最低でも4週間、仕事が成功した暁には一人につき2万ドル(約 240 万円)のボーナスが出る。これって、結構いい金額なのだろうか?命を張った危険な仕事なんだから、成功報酬に 1000 万円以上あってもいいのでは?冷戦後の人員削減で、彼らは各機関からリストラされた人たちかもしれないので、金額を叩かれてるのかな。

【RONIN 第12段落】  そして肝心の仕事の内容については詳細がはっきりしない。ある人物の持つ箱を手に入れることが任務なのだが、その人物が誰なのか、箱の中身は何なのか、相手はどれ位の戦力を持っているのか全く不明なのだ。 2〜3 台の車に乗って移動し、 5〜8 人の人間によって守られているその箱を、待ち伏せして奪うというのが、大まかな作戦。迅速に臨機応変に対応するようにとディアドラは言う。

【RONIN 第13段落】  ディアドラの指示で、現金と武器の交換に行くことになった。サムはディアドラに武器を提供してくれる相手は以前にも取引があるのかと尋ねたが、彼女は無視した。ヤバイ相手のようだ。通信器具の整備で忙しいグレゴールは倉庫に残り、運転係りのラリー、道案内のヴァンサン、武器の専門家のスペンスがアウディに乗り込んだ。サムは車に乗るのをためらった。しかし、ディアドラが認めなかったので、結局一緒に乗っていくことに。

【RONIN 第14段落】  セーヌ川 la Seine の河川敷で、取引相手を車の中で待つサムたち。夜空にライトアップされたエッフェル塔 La Tour Eiffel がアンヴァリッド橋 le Pont des Invalides の後方に見える。後部座席左に座っているスペンスは、かなり緊張しているようだ。アレクサンドル3世橋 le Pont Alexandre III の方にバン(たぶんシトロエンZXブレーク Citroen ZX break )が一台現れた。ヴァンサンから注文リストを貰ったスペンスは、武器の仲介業者と交渉するため、車を降りた。信用ならない相手とキャッシュで武器の交換という危険な仕事。サムはヴァンサンに促され、疑心暗鬼でゆっくりとスペンスに付いて行く。

【RONIN 第15段落】  フランス語を話す仲介業者に導かれるままに、スペンスはバンの後部に積まれた武器を確認した。しかし、そこにある品物では注文リストを満たさない。通訳のヴァンサンがその旨を仲介業者に伝えると、商人はお金を確認した後に別の車の中にある残りの品を渡すと話し、アレクサンドル3世橋の下にあるトンネルを指差した。するともう一台の車(BMW)がやって来た。武器商人は" Viens! (来いよ。)"と何も怪しいところはないという風に明るい声でスペンスを呼びながらトンネルの向こう側で待つBMWの方へ歩いて行く。

【RONIN 第16段落】  どんどん仲介業者に付いて行くスペンスに対し、サムは慎重だった。怪しい雰囲気を察知したサムは、ヴァンサンに自分は行かないことを告げた。ヴァンサンとスペンスは橋の下のトンネルの中に入って行った。その間にラリーはバンの中にある武器をアウディに積む。ヴァンサンとスペンスがトンネルの真ん中に差し掛かったとき、仲介業者の男は2人にそこで待つように指示した。商人の隣には、異国情緒な太った武器商人がいる。

【RONIN 第17段落】  ちょうどその時、セーヌ川にバトビュス Batobus (水上バス:『 キス・オブ・ザ・ドラゴン (2001) KISS OF THE DRAGON 』参照)が通り、その船の灯りがアレクサンドル3世橋の橋げたのところに居るスナイパーを照らした。サムのカンは当たった。やっぱり罠だったのだ。サムはすぐにスナイパーを銃で狙ったが、銃撃戦になる。ヴァンサンとスペンスも応戦し、敵はほとんど撃ち殺された。サイレンの音が聞こえ、対岸にパトカーの姿が見えたので、サムは引き上げを叫んだが、動転してしまったスペンスは銃を撃つのをなかなか止めようとはしなかった。しかし、ヴァンサンに引っ張られて車に乗り、4人は何とか逃げおおせた。

【RONIN 第18段落】  メトロ metro (<パリの>地下鉄)の駅(たぶん Porte de Lilas 駅)のエスカレーターを上っているディアドラの背後から男(ジョナサン・プライス:
マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE
ロイヤル・セブンティーン (2003) WHAT A GIRL WANTS
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL
ブラザーズ・グリム (2005) THE BROTHERS GRIMM 』等に出演)が近づいてきた。彼がディアドラのボス、シーマス Seamus だ。例の箱は今フランス南東部の都市、ニース Nice にあり、ロシア人もその箱を狙っているので、急いで任務を実行しなければならないとシーマスはディアドラに告げた。二人は人ごみの中でこっそりと茶封筒を交換し、シーマスからディアドラに詳しい情報が渡された。

【RONIN 第19段落】  倉庫に戻ったディアドラは、5人の男たちに計画を伝えた。箱の中身が何なのか言おうとしないディアドラに、どんなに危険か分からない物を奪うのだからと、サムは報酬の値上げを要求した。無言でサムの意見に賛成する他の4人の視線を見たディアドラは、携帯でボスに連絡を取った。昨夜の活躍もあり、サムはチームの中心的存在になりつつあった。

【RONIN 第20段落】  そんな雰囲気を自分の方へ向けようと、スペンスがでしゃばった。ターゲットが乗った車を、2人が道路を挟んで銃で攻撃しようと提案をした彼。馬鹿げた計画に、サムは彼が偽物だと確信した。道路を挟んで銃を打ち合えば、2人とも死んでしまうことになると、サムは皆の前でスペンスをこき下ろす。SASにいたと言うスペンスに、サムはSASの本部があるヘレフォード Hereford の艇庫(ていこ)の色は何だったと尋ねる。答えられず暴言を吐くスペンスをサムは取り押さえ、彼の銃を抜き取って見せた。人間も動物なので、順位制、リーダー制がある。強い個体があれば、弱い個体がある。この場合、弱い個体は群れを出て行かざるを得なくなった。チームがニースに発つ前、ディアドラはスペンスに契約は終わったとこれまでの分の報酬を渡した。

【RONIN 第21段落】  密かにショーン・ビーンのプチ・ファンである私には、役柄とはいえ彼がこんな風に虐められるのを観るのが忍びなかった。湾岸戦争でのSASの活躍を描いた実話をもとにした映画、『 ブラヴォー・ツー・ゼロ/サンドストーム (1999) BRAVO TWO ZERO 』で、ショーン・ビーンはSASの軍曹を演じている。この映画が本作の前年の映画だったら、艇庫の色を答えられていたかなぁ?なんて馬鹿なことを考えている私。

【RONIN 第22段落】  オレンジ色の屋根が綺麗な南仏ニースに移ったサムたちは、アパルトマンの一室を隠れ家にしていた。相変わらずディアドラは箱の中身が何なのか言わず、ターゲットの情報も信頼性に欠けた。そこでサムは色んな事項をチェックする為、現場に行ってみることにする。サムとディアドラは旅行者の夫婦を装い、 8〜10 人の護衛を連れたターゲットが泊まっているホテルへ向かうことにした。このホテルはニースと同じコートダジュール地方 Cote d'azur にあるカンヌ Cannes の4つ星ホテル、ホテル・マジェスティック Hotel Majestic 。カンヌ国際映画祭の季節(5月)にもなると、セレブで賑わう 1926 年開業のこの高級ホテルは、 1998 年に改装され、現在はホテル・マジェスティック・バリエール Hotel Majestic Barrieres という名前になっている。映画に映っているホテルは改装前で茶色っぽいけど、今は地中海の青い海と空が映える白亜の外観になっている。

【RONIN 第23段落】  サムとディアドラがホテルのロビーでくつろいだ振りをしていると、護衛と女性たちを引き連れ、ターゲットが手錠で手と離れないようにして銀色の箱を持って現れた。サムは近くに居た男に「英語が分かりますか。」と話し掛け、夫婦の写真を取って欲しいと頼んだ。カメラの使い方を男に説明しながらターゲットの写真を撮るサム。また、サムは巧く仕組んで"立ち入り禁止"の札をベルボーイに倒させた。その大きな音に護衛達は咄嗟に反応。その現場もサムは巧く写真に収め、彼らのセキュリティ能力が高いことを知った。

【RONIN 第24段落】  隠れ家に戻ったサムは、仕事を成功させるには、人手が必要だとディアドラに言うが、彼女は計画を実行するだけだと聞く耳をもたない。ターゲット達がその箱を買いに来るバイヤーと接触する前に道で彼らを襲撃し、箱を奪うというのが計画。そこにディアドラの携帯がなった。彼女は自分にボスが居ることを認めなかったが、携帯はその人物からに違いない。その電話からの情報によると、今夜はバイヤーが来ないので、ターゲットは動かないということだった。ディアドラの情報を余り信用していないサムは、ホテルから別荘に移ったターゲットを監視しに行くと外に出た。サムの後を追うディアドラ。

【RONIN 第25段落】  サムとディアドラは2人、車の中から田園にあるターゲットの別荘を見張っていた。そこにパトカーが通りかかった時、サムは警察に怪しまれないように恋人同士を装ってディアドラにキスをした。それがきっかけとなり、2人の心に他の仲間には言えない特別な感情が芽生える。緊迫した状態の時、人は恋に落ちやすいとどこかで聞いたことがある。この場合、密室だし、特にそうなりやすかったのかな。だから
007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH
007/ダイ・アナザー・デイ (2002) DIE ANOTHER DAY 』等のジェームス・ボンド James Bond は、しょっちゅう緊張状態だからプレイボーイなのかも。相手がロバート・デ・ニーロやピアース・ブロスナン Pierce Brosnan だったら、こんな仕事上の出来事も許せるかもしれないけど、もしこれがめっちゃキモイおっさんスパイだったら、最悪だと思った。

【RONIN 第26段落】  翌日、ターゲットは動いた。ターゲットの別荘が遠くに見える人気のない田園の道路に、エンストで停車している、日本のOA機器メーカー、リコー Ricoh の名前がボンネットに印刷された(もしかしてリコーは映画のスポンサー?)、プジョー Peugeot の白い作業車。リコーの作業員を装ったディアドラが車を点検する振りをして外を見張り、コンピュータ装備された車内ではグレゴールが通信機器を使ってモニターでターゲットの位置を確認し、仲間に知らせる。車内でターゲットがバイヤーと連絡を取っている携帯電話が発する電波で位置を特定できるのだ。何も知らないターゲットたちの黒い車が4台、ディアドラの横を通って行く。

【RONIN 第27段落】  次にターゲットたちの車が通るのは、サムとヴァンサンが待機している所。そこは、モナコ北方のラ・トゥルビ La Turbie という古代ローマの遺跡がある古いフランスの町。泉 La fontaine がある町の名勝の一つだ。ヴァンサンが装置を使って信号を操作し、車を止めると、サムがバズーカ砲みたいな武器で先頭の車を爆撃。予め植木に仕込んでおいた爆竹みたいな音がする装置を破裂させて、敵の気をそらしたところを銃で攻撃。銃撃戦で町の人が流れ弾に当たって死んでしまう中、サムとヴァンサンはプロだからだろうか、銃弾にかすりもしない。そうこうしている内に、ターゲットの乗った車を含む2台が逃走!

【RONIN 第28段落】  ここからのカー・アクションがスゴイ迫力!この映画の見所だ。サムとヴァンサンの乗った茶色のベンツ( 90年型くらいのSクラス Mercedes-Benz S-Class Sedan っぽい)が山道を猛スピードで追い、後方の車を爆破。残るはターゲットの乗ったシトロエンXM Citroen XM !ラリーの乗ったアウディS8が登場し、お互いスゴイ運転技術で道のないところもガンガンぶっ飛ばす。『 TAXi (1997) TAXI 』でもその腕を振るった元F1ドライバーのジャン=ピエール・ジャリエ Jean-Pierre Jarier がスタント・ドライバーの一人にいる。スタント指導したのは、『 ナインスゲート (1999) THE NINTH GATE 』等でも同職に付いたジャン=クロード・ラニエ Jean-Claude Lagniez (『 アメリ (2001) LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 』ではスタント担当している)。その世界のベテランだ。

【RONIN 第29段落】  車はニースの旧市街へと入り、ここでも凄いカー・チェイスが続く。グレゴールから指示を受けているラリーは見事ターゲットの車を捕らえた。ここでまた銃撃戦。ラリーを追ってきた、ヴァンサンとサムのベンツ、グレゴールとディアドラのプジョーも到着。敵の車も一台やって来た。ターゲットに止めの一撃を撃ちこんだのはグレゴール。彼はターゲットの手と箱を繋いだ手錠を銃で撃って壊し、箱を奪った。そして他の仲間が銃撃に集中している間に、自分が持ってきた偽の箱と取替えた。グレゴールは裏切ったのだ。元KGBのドイツ人という設定から、初めから怪しさを放っていたけれど、爆弾を積んだ偽の箱をサムに渡すなんてヒドイ!

【RONIN 第30段落】  しかし、サムはそんな嘘にまんまと騙されはしなかった。箱から手についたペンキを見て、裏切りに気付いたサムは、彼は箱を持っていたラリーにすぐに箱を捨てさせた。敵の車の下に投げた箱は車と共に大爆発。騒ぎに気付いた警官隊もやって来て、炎の向こう側から銃を撃ってくる。サムは爆発の衝撃で足を傷つけたラリーを連れ、仲間の乗った茶色のベンツに乗り込んだ。もちろん車の中にはグレゴールの姿はない。

【RONIN 第31段落】  それどころではなかったが、今日はクリスマスだった。ニースの街に賛美歌が響き渡っている。傷ついたラリーをベッドで寝かせ、傷口を手当てしながら、サムとヴァンサンとディアドラは話し合った。箱を買う資金のないディアドラの仲間より、高いお金で買ってくれるロシア人にグレゴールは箱を売るつもりだ。それにグレゴールは元KGBだから、ロシアの方に親近感があるのだろう。サムはディアドラに彼女のボスに電話をするように言ったが、ディアドラもヴァンサンもグレゴールを見つけて箱を取り戻すことが先決だと主張した。グレゴールがターゲットの位置を知ったように、携帯電話があればグレゴールの居所を掴むことができる。しかし、その装置がない。サムは自分の嘗ての仲間に助けを求めることにした。

【RONIN 第32段落】  サムはニースの町で用心深くそのアメリカ人の男に会い、グレゴールの携帯番号を渡した。サムとヴァンサンとディアドラはカフェで回答を待つが、すぐにグレゴールがプロヴァンス地方 Provence のアルル Arles に居ることが分かった。カエサル Gaius Julius Caesar ( BC100〜BC44 )のガリア遠征以来、ローマ Roma の植民都市として繁栄したアルル。映画には1世紀末に造られたとされる円形闘技場 Arenes が出てくる。グレゴールがそこでミキ Mikhi (フェオドール・アトキン)というロシア人の手下と接触するのだ。ディアドラの予想通りだ。しかし、ロシアもディアドラ達のアイルランドと同じように、お金がないようだ。グレゴールがロシア人ミキとの交渉するのはこれで二度目。一度目はロシア側がせこい事をしてきたので、グレゴールは折衝役のロシア人を撃ち殺した。

【RONIN 第33段落】  アルルはまたオランダの画家ゴッホ Vincent van Gogh ( 1853-1890 )が創作活動に没頭した地としても知られる。映画では、ラマルティーヌ広場 la Place Lamartine にある"ファン・ゴッホ"という黄色い壁のカフェが出てくる。このカフェは、彼の作品「夜のカフェ Cafe de nuit 」が描かれた場所にあり、絵をもとにして復元されたものだ。観光客の集まりが移動した後もそのカフェの前に立っている男がいる。ディアドラのボスのシーマスだ。観光客を装ったシーマスは、車で待機しているラリーに近づいた。

【RONIN 第34段落】  グレゴールとロシア人の2人組みを捕まえようとサムとヴァンサンとディアドラは、円形闘技場で奮闘していた。しかし、グレゴールには逃げられ、ロシア人達は2人とも殺害することができたものの、ヴァンサンを助けようとしたサムの脚に流れ弾に当たってしまった。先にラリーの車に戻ってきたディアドラは助手席に着いて驚いた。運転席のラリーが首を切られて殺されており、後部座席には銃を持ってグレゴールを取り押さえているシーマスが居たのだ。ディアドラはシーマスに命令されるままに車を走らせた。

【RONIN 第35段落】  ちょうどその時戻ってきたサムとヴァンサンは、走り去る車と道に放り出されたラリーの死体を見てディアドラに裏切られたと思った。パトカーのサイレンが聞こえてきたので、二人はとり合えず走ってきたフォルクスワーゲン・ゴルフ Volkswagen Golf を奪って逃走。ヴァンサンは手当てが必要なサムを、引退した元仲間ジャン=ピエール Jean-Pierre (ミシェル・ロンズデール)の家に連れて行った。自動で門が開くし、結構大きい家だ。

【RONIN 第36段落】  可愛いジャーマン・シェパードを2匹飼っている小太りの老人ジャン=ピエールの趣味は、日本の戦国時代のジオラマをつくること。小さな武家屋敷や戦国武将など、中々立派だ。自分で傷口を手術し、すでに歩けるようになっているサムがジャン=ピエールの仕事場に入ってきたとき、ジャン=ピエールは「忠臣蔵」で有名な赤穂浪士(題名『RONIN』の由来はこれだ。)の話をする。(目の前にある模型は明らかにそれとは違うんだけど。)

【RONIN 第37段落】  ジャン=ピエールにグレゴールとディアドラの所在地を調べてもらい、サムとヴァンサンはパリへ向かった。そして、隠れ家からグレゴールとディアドラとシーマスの3人が出てくるのを車の中から発見した。 16 区の郵便局にグレゴールが自分宛てに出した箱を取りに行くのだ。郵便局に入ったグレゴールとシーマスを車の中で待っているディアドラを、サムは殺すことができなかったため、高速逆行の迫力満点のカー・チェイスになってしまう。さっきも書いたけど、この映画のカー・アクションは本当に凄い。サムとヴァンサンの乗るプジョー406 Peugeot406 がディアドラたち3人の乗るBMWを追う激しいカー・バトル!ダイアナ妃 Lady Diana ( 1961-1997 )が亡くなったトンネルでも危険極まりない運転が展開される。そのバトルに勝利するのは…。

【RONIN 第38段落】  BMWが建設途中の高速道路から落下。しかし、逆さまをむいた車の中から流血のグレゴールが箱を持って這い出し、逃走。サムとヴァンサンは高速道路の上から銃を撃つが、そのせいでBMWが引火。親切な工事人達がディアドラとシーマスを車の中から引き出してあげる。寸前のところでBMWは大爆発。・・・

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◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
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【RONIN 第39段落】  夜、サムとヴァンサンはカフェでグレゴールの行方を考えあぐねていた。しかし、サムはカフェに居た2人の少女が、例の箱と似たようなのを持っているのを見て、ピンときた。グレゴールが持っていた偽の箱は、ニースに行く以前のパリから用意されており、誰かがグレゴールに渡したにちがいない。なぜならグレゴールはずっとサムたちと一緒に居て、そんな細工をする暇はなかったから。だから箱の入手先が分かれば、グレゴールの居所がわかるはずだ。ヴァンサンはすぐに父親と一緒にカフェから出て行った少女たちを追って、持っている箱について尋ねた。それはアイス・スケートの箱だった。今度はヴァンサンがピンときた。ということは、ロシア人だ。グレゴールは最初からロシア人の依頼を受けて動いていたのだ。

【RONIN 第40段落】  ロシアのフィギュア・スケートのスター、ナターシャ・キリロワ(カタリーナ・ヴィット)のショーが行われる会場。"ナターシャ・キリロワ Natacha Kirilova "の大きな看板の下、大きな人だかりができている。今、キリロワとその恋人のミキが車から降り立ったのだ。ミキがロシアの黒幕だと思ったサムとヴァンサンは、ショーが始まると、観客席から双眼鏡で遠くの席にいるミキを監視。さて、グレゴールは現れるか!

【RONIN 第41段落】  元オリンピックの金メダリスト、東ドイツ出身のカタリーナ・ヴィットの優雅な演技は流石だが、やっぱり全盛期のようには美しくない。一時は、数々の大会で金メダルを獲得したヴィットだったが、本作が公開された 1998 年の 12 月には「プレイボーイ Playboy 」でヌードになったそうだ。保護してくれる国を失った彼女こそ本当の浪人かも。もしかしてそういう意味での起用だったのかな。
 
【RONIN 第42段落】  ミキが動いた。サムとヴァンサンはミキを追ってバック・ステージの一室へと向かう。その部屋にグレゴールがミキとの商談に来ていた。お金と箱を交換した後、ミキはグレゴールにこの後はどうするのかと尋ねた。もちろんグレゴールはお金を持って出て行くつもりなわけだが、彼は自分の身を守る為のセキュリティについて話した。観客席には銃でリンク上のナターシャを狙っている腕の確かな仲間がいる。もし今から 45 秒経ってもグレゴールが出てこなかったら、その仲間が彼女を撃ち殺すことになっている。しかし、ミキにはそんな話は通用しなかった。ミキはグレゴールを躊躇なくその場で撃ち殺し、そしてナターシャもリンクの上で息絶えた。

【RONIN 第43段落】  観客が慌てて外に出て行き、場内外は騒然。そんな中、箱を持ったミキも一人護衛を伴って外に出たが、警官を装ったシーマスに撃ち殺される。箱を持ったシーマスをサムとヴァンサンは目撃した。シーマスを待っているディアドラの車があるはず。サムはシーマスよりも先にディアドラの所へ行った。サムはパトカーに乗っていたディアドラに逃げるように忠告した。「あなたと一緒なら。」と言うディアドラに、サムは隠していた真実を話す。サムは浪人ではなく、バリバリのCIAのスパイ。彼が狙っているのは、箱ではなく、シーマスだった。そのことを聞いたディアドラは一人パトカーを走らせた。

【RONIN 第44段落】  逃げる車がなくなったシーマスはもうこれでオシマイ?シーマスから制服を盗まれた警官もやって来たようだし、シーマスも絶体絶命だと思っていたら、ヴァンサンが撃たれた。シーマスはヴァンサンを撃ったことで、人々を混乱させ、騒ぎに乗じて館内に身を隠した。サムはシーマスを追った。しかし、サムも肩を撃たれてしまい、生殺与奪の権をシーマスに握られてしまう。ああ、もうダメ!っと思った瞬間、シーマスは銃殺される。哀れなアイルランド人のテロリストの背後に銃を持ってフラフラのヴァンサンがサムに向かって微笑みバタリと倒れた。これでアルルの遠景競技場で命を助けてもらった借りは返したって感じだろうか。

【RONIN 第45段落】  パリの街に北アイルランド和平交渉合意のニュースが流れる。北アイルランドのテロリスト、シーマスが何者かに殺されたお陰で、和平交渉が進展したそうだ。(現実には 1998 年 4 月にそのニュースが流れたはず<もちろんシーマスはなし>。だけど、結局未だ解決のめどが立たないままになっている感じ。)サムとヴァンサンは、初めて会ったカフェにいた。カフェの外には、ニースにいたサムの仲間が車で待っている。彼もCIAだったのね。サムはディアドラが来るのではと少し期待していたが、彼女は現れなかった。箱の中身は何だったのかと訊くヴァンサンに、サムは「忘れた。」と答える。何も訊かず、何も答えないというのが、彼らの世界の流儀だ。

【RONIN 第46段落】  撃たれたお陰で、まだ右手が使えないサムは、ヴァンサンと左手同士で握手をし、" Keep in touch. "とカフェを後にしたのだが、次に会うのは一体どこでだろう。なぜかというと、ロバート・デ・ニーロはフランスが大嫌いなようだから。 1998 年、映画の撮影でフランスに滞在していた時、国際売春シンジケートの捜査で、参考人として長時間拘束されて聴取を受けたことが原因らしい。デ・ニーロはこんな国に二度と来ないとフランス紙ルモンド Le Monde のインタヴューに答えたそうだ。私はこの映画に出てきた風光明媚な南仏の景色を見て、フランスに行きたくなったよ。しかし、"フランスに行きたしと思えども…"デス。

以上。
<もっと詳しく>からスペースを含まず13161文字/文責:幸田幸

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
       IMDb
       allcinema ONLINE
       Nostalgia.com
       CinemaClock.com
       フランス政府観光局オフィシャルサイト
       La Turbie - Site officiel de la Ville
       The Compleat Sean Bean
       ZAKZAK
       VividCar.com
       新車、中古車の情報満載! カーセンサーnet
■映画『 RONIN (1998) RONIN 』の更新記録
2003/05/10新規: ファイル作成
2004/07/14更新: ◆テキスト一部とリンクおよびファイル書式
2005/03/09更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/09/24更新: ◆データ追加
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幸田 幸
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