ロイヤル・セブンティーン
表紙目次読む映画試写会レヴュー観たい度映画予告編エッセイ日誌試写会情報リンク集
映画人解説・レヴュー一覧表映画ゲーム思い出映画ブロードバンド(B)版旅行の森てんこ森
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画レヴュー
ロイヤル・セブンティーン (2003)
WHAT A GIRL WANTS
 映画『 ロイヤル・セブンティーン (2003) WHAT A GIRL WANTS 』をレヴュー紹介します。

 映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の主なスタッフ
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の主なキャスト
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』のスタッフとキャスト
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ロイヤル・セブンティーン 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の結末
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の更新記録

>>
「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え)
幸の鑑賞評価: 8つ星 
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』のポスター、予告編および映画データ
ロイヤル・セブンティーン
ロイヤル・セブンティーン

Links:  Official Web Site
Trailers:  Quick TimeSmall
Quick TimeMedium
Quick TimeLarge
上映時間 Runtime: 1:40
製作国 Country: アメリカ USA
製作会社
Production Company:
Castle Rock Entertainment [us]
DiNovi Pictures [us]
Gaylord Films [us]
HSI Tomorrow Film
Sloane Square Films [us]
Warner Bros. [us]
全米配給会社 Distributer: Warner Bros. [us]
全米初公開
Release Date:
2003/04/04
日本初公開
R. D. in Japan:
2003/11/15 予定
日本公開情報 : ワーナー
ジャンル Genre: アドヴェンチャー/コメディ/ドラマ/ファミリー/ロマンス/ファンタジー
Adventure / Comedy / Drama / Family / Romance / Fantasy
MPAA Rating 指定: Rated PG for mild language.
日本語公式サイト 調査中
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
▲TOPへ
■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の解説

 映画『 ロイヤル・セブンティーン 』はポスターのイメージよりもずっと見応えがある。ワクワクするお話だ。
 大ロマンスの末に結ばれた英国貴族の御曹司と米国女性は、貴族の家庭の圧力で別れさせられてしまった。女性がNYに帰ってから生まれた女の子には、その男性との思い出を聞かせて育ててきた。ティーンエイジャーに成長した女の子はまだ見ぬ父親を求めて単身渡英する。そこで初めて会う父親。広大なお屋敷。選挙戦にからんだ背景。ロンドンで出会った意中の人。映画『 ロイヤル・セブンティーン 』には、青春・自己の探求・夫婦愛・親子愛・シンデレラ・ヒップホップ・タトゥー・英国王室・貴族・社交界デビュー・恋愛、と何と盛り沢山のコンテンツ!いつしか我を忘れて、映画『 ロイヤル・セブンティーン 』に魅入っていた。

▲TOPへ

■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の主なスタッフ

○『 ロイヤル・セブンティーン 』の監督はデニー・ゴードン

○『 ロイヤル・セブンティーン 』の製作は
シザーハンズ (1990) EDWARD SCISSORHANDS
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (1993) THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS
若草物語 (1994) LITTLE WOMEN
ウォーク・トゥ・リメンバー (2002) A WALK TO REMEMBER 』のデニーズ・ディ・ノヴィや
ドニー・ダーコ (2001) DONNIE DARKO
ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 (2002) DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD 』のハント・ロウリー

○『 ロイヤル・セブンティーン 』の撮影は
メラニーは行く! (2002) SWEET HOME ALABAMA 』のアンドリュー・ダン

▲TOPへ

■映画『 ロイヤル・セブンティーン WHAT A GIRL WANTS 』の主なキャスト

●アマンダ・バインズ
ロボッツ (2005) ROBOTS

●ケリー・プレストン
フェティッシュ (1996) CURDLED
DADDY AND THEM (2001)
ハッピー・フライト (2003) VIEW FROM THE TOP 』
ハットしてキャット (2003) THE CAT IN THE HAT

●コリン・ファース
イングリッシュ・ペイシェント (1996) THE ENGLISH PATIENT
恋におちたシェイクスピア (1998) SHAKESPEARE IN LOVE
ブリジット・ジョーンズの日記 (2001) BRIDGET JONES'S DIARY
真珠の耳飾りの少女 (2003) GIRL WITH A PEARL EARRING
ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12カ月 (2004) BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON
▲TOPへ
【『 ロイヤル・セブンティーン 』のスタッフとキャスト】
監督: デニー・ゴードン Dennie Gordon (Directed by)
原作: ウィリアム・ダグラス・ホーム William Douglas Home (play The Reluctant Debutante)
製作: デニーズ・ディ・ノヴィ Denise Di Novi (producer)
    ビル・ガーバー Bill Gerber (producer)
    ハント・ロウリー Hunt Lowry (producer)
製作総指揮: E・K・ゲイロード二世 E.K. Gaylord II (executive producer)
    アリソン・グリーンスパン Alison Greenspan (executive producer)
    ケイシー・ラ・スカラ Casey La Scala (executive producer)
脚本: ウィリアム・ダグラス・ホーム William Douglas Home (1958 screenplay)
    ジェニー・ビックス Jenny Bicks (screenplay)
    エリザベス・チャンドラー Elizabeth Chandler (screenplay)
撮影: アンドリュー・ダン Andrew Dunn (Cinematography by)
音楽: ルーパート・グレグソン=ウィリアムズ Rupert Gregson-Williams (Original Music by)

出演: アマンダ・バインズ Amanda Bynes ダフィネ・レイノルズ Daphne Reynolds 
    コリン・ファース Colin Firth ヘンリー・ダッシュウッド Henry Dashwood
    ケリー・プレストン Kelly Preston リビー・レイノルズ Libby Reynolds
    オリヴァー・ジェームズ Oliver James イアン・ウォレス Ian Wallace
    アンナ・チャンセラー Anna Chancellor グリニス・ペイン Glynnis Payne
    クリスティーナ・コール Christina Cole クラリッサ・ペイン Clarissa Payne
    ジョナサン・プライス Jonathan Pryce アリステア・ペイン Alistair Payne
    トム・ハーパー Tom Harper エドワード Edward
    エイリーン・アトキンス Eileen Atkins ジョスリン・ダッシュウッド Jocelyn Dashwood
    ピーター・ヒューゴ Peter Hugo チャールズ皇太子 Prince Charles

▲TOPへ
<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『 ロイヤル・セブンティーン 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー
 私は日本公開前に字幕スーパーなしの英語で観たので、わかる範囲でレヴューします。映画データについては調査した時点と公開される時点で異なる場合があります。本作の内容については、語学力と経験・常識不足のため、間違いや勘違いや適切でない表現があるかもしれません。どうかご理解賜りますようお願いいたします。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。
▲TOPへ

【ロイヤル・セブンティーン 第01段落】  ダフィネ・レイノルズ(アマンダ・バインズ)はニューヨーク New York のチャイナタウン China Town に母と住む 17 歳の白人の少女。母リビー・レイノルズ(ケリー・プレストン)はダフィネを心底可愛がって育ててきたシングルマザー。ダフィネが幼かった時から、常に母は自分のロマンスとダフィネが生まれた経緯を娘に語ってきた。

【ロイヤル・セブンティーン 第02段落】  今から 20 年近く前、母リビーが若かった頃、彼女はモロッコ Morocco (アフリカ北西岸の王国)を冒険していて、砂丘を落下してしまう。そこで救ってくれた男性ヘンリー・ダッシュウッド(コリン・ファース)と、二人は熱い恋に落ちた。そして『 アラビアのロレンス (1962) LAWRENCE OF ARABIA 』風のBGMの中で、二人だけの結婚式をする。暫くして夫ヘンリーのロンドン London, England の実家に二人して戻ると、そこは貴族の大きなお屋敷だった。意気揚揚と帰ってきた御曹司ヘンリーと新妻リビーは、ここで想像もしなかった待遇に見舞われる。ボヘミアンのアメリカ女性では、この代々続く由緒ある家系にそぐわないと、ヘンリーに内緒で新妻を米国に追い払ってしまったのだ。

【ロイヤル・セブンティーン 第03段落】  妻は自分を愛していないから急に去ったのだとヘンリーはずっと思ってきた。そして夫は貴族の家系にふさわしくないからと私を追い出したのだと妻は思ってきた。でも、妻リビーはそんな昔の夫を未練たらしく憎まなかったし、帰国してから生まれた娘にはロマンスの思い出だけを語り聞かせて育ててきたのだ。子供が生まれたことも知らせていない。認知とか、養育費とか、そんなものは一切なしで、自分の力と愛情だけでやってきたのである。

【ロイヤル・セブンティーン 第04段落】  そうやって愛情豊かに育てられ、何の不自由もしていないのだが、ティーンエイジャーになると、ダフィネはまだ見ぬ父親のことを知りたくなる。折りしも、母子が働いているのはニュージャージー New Jersey の結婚式の披露宴会場。母リビーは結婚式のパーティ客の前のステージで歌手をしている。娘ダフィネはウェイトレスをしている。よその家庭の父と娘がウェディング・ダンスをする光景を毎日見せつけられ、父親への憧憬はますます深くなっていく。そうして、母に留守電を吹き込んで、バッグ一つでロンドンヘ飛んでいく。父の写真と自分のアルバムを詰めて。

【ロイヤル・セブンティーン 第05段落】  赤い二階建てバス double decker bus でロンドン見物。ロンドン橋 London Bridge 、ビッグベン Big Ben 、トラファルガー広場 Trafalgar Square 等をダフィネは観てから、雨が急に降ってきたので街の安ホテルに入った。ロビーでギターを弾いている年頃の男の子に声をかけると、このホテルのフロントのアルバイトもしているようだ。この青年はイアン・ウォレス(オリヴァー・ジェームズ)といい、ダフィネにロンドン案内をしてくれる。そしてテレビ・ニュースに映った、写真でだけ知っている父親を見てダフィネは驚く。父ヘンリー・ダッシュウッドは富豪の貴族で、選挙にも出馬している上流階級の人物だったのだ。名前もロード・ヘンリー・ダッシュウッドつまりヘンリー・ダッシュウッド卿(きょう)という。ダフィネはそれを見て、素直に喜んで、父なのよ、とイアンに言うのだ。

【ロイヤル・セブンティーン 第06段落】  イアン・ウォレスに扮するオリヴァー・ジェームズはこの映画がデビュー作。映画の道を進むために、世界で最多の映画を作る米国ハリウッドを目指し、ロサンゼルス Los Angeles に移り住んだ。この 6 月 1 日で 23 歳になったばかりの甘いマスクの好青年だ。イギリス英語とアメリカ英語は発音が大分異なるが、自分では米国的に上手く言えているから大丈夫と言っている。実際この映画でも、彼の発音はそんなにイギリス英語を感じさせなかった。それにオリヴァー・ジェームズはミュージシャンとしても活躍しており、この映画の中でもそういうシーンは多いし、サントラ soundtrack に彼の歌も数曲入っている。

【ロイヤル・セブンティーン 第07段落】  主人公ダフィネ・レイノルズに扮するアマンダ・バインズは、この役と同じ、 1986 年 4 月 3 日生まれの 17 歳の若〜い女の子。カリフォルニア州で歯科医を営む両親の元で暮らし、成績もオールÅという優等生。幼い時からこの道に入り、たった 13 歳で" The Amanda Show "というバラエティ番組を持った芸能の申し子。成長しているのにいつまでも周囲は子ども扱いするのが不満だとか。身長だって 5' 8" (1foot = 30.48cm 換算で約 172 cm )になっているし、ホンダのアコードの運転もしているのに、と。このポスターは映画の実物と大分雰囲気が違う。これは痩せて写っているし、生気がない。この映画のヒロインにアマンダを打診した時は彼女がまだ 15 歳だったそうだから、このスチールも恐らく初期に撮ったのだろう。スクリーンでは、もっと丸い顔でクリッとしていたし、何しろ健康的で弾けるように溌剌としていた。スタイルももう少し"凹凸"があったし。

【ロイヤル・セブンティーン 第08段落】  ダフィネは地図を片手に、早速父親 Lord Henry Dashwood のお屋敷に行ってみる。貴族の館だけあって、大きな門に、広大な庭園、遥か奥の方に豪邸、というスケールの大きさに彼女はびっくり。門には門番がいて入りにくいので、彼女は怖さを知らぬ冒険心で裏の方の塀によじ登る。蔦(つた)を踏み台にしながら、大人の背よりもずっと高い塀を越え、庭に侵入成功。その時、屋敷内の居間では、ヘンリー・ダッシュウッド卿の婚約者と娘が団欒していた。ジーンズ姿の不審者を目撃した彼女らは大騒ぎ。そして、それを聞いたダッシュウッド卿が'不審者'を捕らえる。

【ロイヤル・セブンティーン 第09段落】  ダッシュウッド卿の婚約者グリニス・ペイン(アンナ・チャンセラー)は、中年の、黒髪で 6 フィート(約 183 cm)の女傑。アメリカ人の元妻リビー・レイノルズの、ブロンドでいかにも美しい優雅な女性を演じるケリー・プレストンと非常に対照的。アンナ・チャンセラー自身、ウィンチルシーとノッティンガムの 12 代目の伯爵 12th Earl of Winchilsea & Nottingham のひ・ひ孫であり、もっと辿るとエドワードというナイト卿の親族でもある、高貴な家系の出身だ。「 PRIDE AND PREJUDICE (邦題:高慢と偏見)」で知られる英国の著名な小説家ジェーン・オースチン Jane Austen (『 いつか晴れた日に (1995) SENSE AND SENSIBILITY 』原作)の遠い血縁でもある。

【ロイヤル・セブンティーン 第10段落】  この中年婚約者には、ダフィネと同じくらいの年齢の娘クラリッサ・ペイン(クリスティーナ・コール)がいる。彼女らは、ヘンリー・ダッシュウッド卿という、ブルジョワの貴族家系で選挙にも勝利を収めるのが当確という面を狙って、その妻子の座を射止めようとしているらしい。グリニス・ペインには実父アリステア・ペイン(ジョナサン・プライス:
マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE 』等に出演)が常についていて、ヘンリーに色々口出ししている。

【ロイヤル・セブンティーン 第11段落】  ダフィネをつかまえた父ヘンリーは、選挙戦の報道関係の回し者かと思ってダフィネにきつく当たるが、あなたの娘です、とさらりとその女の子が発言するのでびっくり。婚約者グリニス一家は、もう迷惑千万という怯えに近い顔でおののく。ヘンリーは別れた妻リビーに赤ちゃんが生まれたとは全く聞かされていないので、初めは信じられない。しかし、ダフィネは若い時のヘンリーの写真を見せ、2歳の時から母親に語られてきた旨を話す。そして、ダフィネの目が自分とそっくりなことに気付いて、本当に娘なのだと分かる。

【ロイヤル・セブンティーン 第12段落】  婚約者は、選挙戦にあらぬ噂が立ったら困るから追い出すようにと言うし、ヘンリー本人も気持ちの整理がつかない。そんな時、同居のヘンリーの老母ジョスリン・ダッシュウッド(エイリーン・アトキンス:
めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS 』等に出演)が、今晩は泊めてあげたら、ととりなしてくれた。案内された客用の寝室はゴージャスの一言に尽きる。日本流に表せば五十畳くらいの広さで、アンティークで優雅な家具に、お姫様のような緞帳つきベッド。大喜びでベッドでジャンプの無邪気なダフィネ。

【ロイヤル・セブンティーン 第13段落】  晩には、ダフィネをロンドン案内してくれた好青年イアンからお屋敷に電話があるが、婚約者の娘クラリッサは取り次いでくれないのだ。イアンにはダフィネは事情を話してあるので、お父さんに無事会えたのかな、と心配してくれているのに。婚約者一家は、もう妻子気取りになってこの屋敷を自由に牛耳っている。このペイン母娘は、まるでシンデレラの継母とその娘のように設定されており、
エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』を思い浮かべた。また、夜、ヘンリーはNYにいる元妻リビーに電話をかけて、今日の驚いた事実を伝える。リビーは、あの子もお年頃になって、まだ見ぬ父に会いたいという気持ちを行動に移してしまったのね、というふうに、二人でしんみり話をするのだ。

【ロイヤル・セブンティーン 第14段落】  ヘンリー・ダッシュウッド役のコリン・ファースはいい味を出して演じる英国の俳優さん。 2001 年の「ピープル誌」の「 50 人の最も美しい人々」 People Magazine's " 50 Most Beautiful People "に選ばれている。本人が言っているように、どっちつかずの顔をしているので、善玉にも悪役にもなれるので便利だとか。実際、
ブリジット・ジョーンズの日記 (2001) BRIDGET JONES'S DIARY 』ではカッコよかったけど、
イングリッシュ・ペイシェント (1996) THE ENGLISH PATIENT
恋におちたシェイクスピア (1998) SHAKESPEARE IN LOVE 』ではヒーローの恋敵で、感じ悪い役だった。

【ロイヤル・セブンティーン 第15段落】  コリン・ファースは父は大学で歴史を教え、母は大学で宗教を教えているという学術的ファミリーで育った。イイトコの坊ちゃんである。だから、この貴族の役も板について、派手すぎず地味すぎず立派に演じられている。翌日、ダフィネは父に、赤ん坊からの写真を貼ったアルバムを見せる。どれもこれも、シングルマザーのリビーに心から可愛がられている成長記録。それをヘンリーは何とも言えない顔で見るのだった。

【ロイヤル・セブンティーン 第16段落】  今日は王室向けのファッション・ショー The Royal Dress Show の日だ。王室と貴族だけが集う、超ハイソな、選ばれし者だけの場。父ヘンリーと、フォーマルにドレスアップした婚約者とその娘クラリッサと、ダフィネはその場へ出発しようとしている。ダフィネはジーンスしか持っていないので、クラリッサがドレスを貸してくれた。しかし、ダフィネは(コメディ・タッチ!)着替えに手間取り、先に行ってもらう。こういう公式の場では、婚約者グリニスは地味にシックにベージュの服なので、
バンガー・シスターズ (2002) THE BANGER SISTERS 』の弁護士の妻のスーザン・サランドンの台詞「ベージュばかり!」を思い出した。

【ロイヤル・セブンティーン 第17段落】  軽快な音楽を背に、ファッションモデル達がロイヤル・ファッション、換言すれば面白くない高額な服の発表を行なっている。先に到着している三人は、ダフィネはまだかしらと噂している。ダフィネは、さっき、貴族の館のシャワーが勝手が違って、頭もドレスもびしょ濡れになってしまったので、結局ジーンズとキャミソール姿で駆けつけたのだ。そんな超カジュアルな姿だから、正式の入り口からは入れてもらえない。裏口から入って、カーテンを開けると、そこはモデル達が出場している現場だった。臨席している客全員の視線と驚きの声を浴びて、ダフィネは堂々とモデル歩きをして、若い肢体をアピール。観衆はやんやの喝采だ。カメラのフラッシュが続出。これで一挙にダフィネ・レイノルズの存在が明るみになり、新聞一面とTVニュースで報道される。ロード・ヘンリー・ダッシュウッドの娘という大ニュースである。

【ロイヤル・セブンティーン 第18段落】  その王室ファッション・ショーの客席には王室のそっくりさん達がいて面白かった。チャールズ皇太子 the Prince of Wales はピーター・ヒューゴという俳優で、他の諸映画でもチャールズ皇太子を演じている。長い赤ら顔で誠にそっくり。チャールズ皇太子の息子達、金髪の青年ウィリアム王子とハリー王子もいるみたい。後のシーンでエリザベス女王のそっくりさんも登場する。そこで、こういう英国王室の登場する映画は珍しいので、折角だからそのお勉強を。(敬語省略)

【ロイヤル・セブンティーン 第19段落】  現在のエリザベス女王2世 Queen Elizabeth II は王ジョージ6世とエリザベス King George VI and Queen Elizabeth ( Lady Elizabeth Bowes-Lyon )の間に生まれた長女。エリザベス女王2世には妹マーガレット王女 Princess Margaret ( Margaret Rose )がいたが、 2002.2.9 に 71 歳で亡くなった。母のほうのエリザベスは皇太后だから Queen Elizabeth The Queen Mother と呼ばれる。その前の代は王ジョージ5世とメアリー King George V and Queen Mary ( Mary of Teck )である。歴史を感じるナ〜。

【ロイヤル・セブンティーン 第20段落】  (因みに、故エリザベス皇太后ですが、幸の母がこのレヴューを読んで、「私、エリザベス皇太后を見たこと<拝見したこと>ある!」と叫んでおりますので追記します。言いたがり屋の母ですので…。帰国子女の母は、子供の頃カナダに住んでいた時、「皇太后記念ダービー」という感じの競馬に皇太后がいらっしゃるということで一家で遊びに行ったらしいのです。写真も残っていますが、競馬場と言っても、日の燦々と照る緑豊かな郊外のこじんまりした綺麗な場所で、馬券を買うでもなく、リクリエーションで行っただけですが。そこに赤絨毯が敷かれ、皇太后がお通りになり、賞をお渡しになったそうで。それから、別の機会に、自宅の近所の大通りを皇太后がオープンカーでパレードされるのにも沿道で手を振る経験もしたそうです。)

【ロイヤル・セブンティーン 第21段落】  エリザベス女王2世はエジンバラ公フィリップ殿下 Prince Philip, Duke of Edinburgh と結婚して、四人の子供が生まれた。一人目の子、王位継承第1位の長男がチャールズ皇太子 Prince Charles, the Prince of Wales で、ダイアナ妃となる Lady Diana Spencer と結婚。<英連合王国の皇太子にプリンス・オブ・ウェールズの称号を与える慣わしは、 600 年も前から行われて来たのであるが、これは被征服者の神経をさかなでする儀式なのだ。このプリンス・オブ・ウェールズの儀式の由来は、そもそも 13 世紀にイングランド王エドワード1世が、ウェールズを征服したとき、王子の名称をプリンス・オブ・ウェールズと公式に呼んだのがはじまりである。(中公文庫/出口保夫著「私の英国読本」より引用)> 簡潔に言えば、王位継承第1位の王子つまり皇太子のことを the Prince of Wales と称するのだ。

【ロイヤル・セブンティーン 第22段落】  エリザベス女王2世の二人目の子で唯一の娘であるのがアン王女 Princess Anne で、結婚してからは The Princess Royal と称せられている。三人目の子で次男がアンドリュー王子 Prince Andrew で、結婚してからは公爵となりヨーク公 The Duke of York という称号を与えられている。末っ子四人目の子で三男に当たるのがエドワード王子 Prince Edward で、結婚してからは伯爵と子爵になり、ウェセックス卿セバーン卿 The Earl of Wessex and Viscount Severn という称号を与えられている。

【ロイヤル・セブンティーン 第23段落】  こういう称号では階級はどういうふうになっているのだろう。英国の貴族階級はこうだそうだ:王族 royal family 、公爵 duke 、侯爵 marquis 、伯爵 earl 、子爵 viscount baron 、男爵 baron で、「王公侯伯子男」の順。「貴族」と正式に言うのはそこまでで、その下が世襲の準男爵 baronet 、更に下にナイト卿 knight (これは世襲ではなくて一代限り)があり、準男爵とナイト卿は Sir の称号を許される。この映画のヘンリー・ダッシュウッド卿は Lord Henry Dashwood と呼ばれている。この Lord とは<〔英〕 卿(きょう) ((侯爵以下の貴族,大主教 archbishop などに対する尊称)) ( EXCEED英和辞典より)>だそうだから、侯爵か伯爵か子爵か男爵のいずれかということだろう。また、「卿」でも、
モンテ・クリスト伯 (2002) THE COUNT OF MONTE CRISTO 』のように、ヨーロッパの場合は、英国の earl に当たるのは、欧州の伯爵を意味する count ということになる。

【ロイヤル・セブンティーン 第24段落】  さて、チャールズ皇太子に戻ろう。ご存知のように、離婚したダイアナ妃は 1997.8.31 にパリ Paris でパパラッチ paparazzi に追いかけられて非業の交通事故死を遂げた。その遺児が二人の王子である。長男で王位継承第2位のウィリアム王子 Prince William は正式には William Arthur Phillip Louis of Wales というのだそうだ。 1982.6.21 生まれの王子は現在はスコットランドのセント・アンドリューズ大学 University of St Andrews, Scotland で比較的自由な学園生活を送っている。ハンサムで年頃の王子を放っておくわけないのだが、そこではマスコミから守られて、一般学生とある程度対等に扱われて喜んでいるそうだ。

【ロイヤル・セブンティーン 第25段落】  チャールズ皇太子の次男が、王位継承第3位のハリー王子 Prince Harry で、そばかす顔でまだあどけなさの残る 18 歳の青年。イートン校 Eton College を卒業するところだ。ハリーとは愛称で、本当はヘンリー王子 Prince Henry だとは知らなかった。正式には Prince Henry Charles Albert David という仰々しいお名前。父親と南アフリカ共和国を公式訪問した際、チャリティ・コンサートにも列席し、それは
ベッカムに恋して (2002) BEND IT LIKE BECKHAM 』のベッカム選手の奥さんヴィクトリアがメンバーの「スパイス・ガールズ the Spice Girls 」出演だったそうで。王室の行事でもそんな派手なのがあるとは!

【ロイヤル・セブンティーン 第26段落】  それから、「イギリス」または「英国」と日本では一般的に呼んでいるが、正式には「グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国」といい、英語では the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland 、略して the United Kingdom 或いは U.K. と書く。日本には 16 世紀以降、南蛮人<中世末から近世にかけて日本に渡来した、ポルトガル人・スペイン人のこと。また、広く西洋人一般をさしてもいう。(大辞林国語辞典)>が渡来して、英語の England に当たるポルトガル語 Ingles やオランダ語 Engelsch がもたらされ、それが訛った発音の「エゲレス」、そして「イギリス」となったそうだ。その発音に「英吉利」という当て字ができて、それが「英国」と定着したという歴史がある。

【ロイヤル・セブンティーン 第27段落】  さぁ、ダフィネであるが、この夏いっぱい滞在していいというようになった。そして異なった文化を様々な行事で経験していく。お屋敷でパーティがあれば、ダフィネはフリルの沢山ついたドレスを与えられるが、どうもしっくりしない。思い切ってサテンの裏地だけの奇抜なドレスに切って作り直してしまった。それをピッタリと身につけて登場すると、客達はびっくり仰天。老人たちは顔をしかめるが、若い男性たちは熱い眼差しを向ける。王室ファッション・ショーの時にも特に視線を向けていたエドワード(トム・ハーパー)という若者貴族は、早速ダンスを申し込む。でも、この男、手つきがイヤラシイのだ。

【ロイヤル・セブンティーン 第28段落】  すると、このダッシュウッド邸のパーティ会場でバンドを演奏して歌っているのが、イアンだったのだ。白いタキシードに身を包んで、歌いながらダフィネに熱い想いを伝えている。ロンドン到着の日に優しく案内してくれた、ホテルのロビーでギターを弾いていたあの青年は、こういうバンドの仕事もしていたのか。ダフィネの方でもうっとりとイアンを見つめる。それからは、音楽をアメリカのヒップホップにしてと頼んで、ダフィネは現代の若者風の激しいダンスをする。それにつられて老いも若きもそんなダンスに興じてまさにコメディ。でも、その振動で、ホールの大シャンデリアが落下してしまったけど。

【ロイヤル・セブンティーン 第29段落】  新聞の報道は日に日にダフィネの記事がメジャーになってくる。婚約者は、選挙を控えているのにと、不安げだ。それに、父ヘンリーと娘ダフィネを観察していると、なすことがそっくりなのだ。ヘンリーはダフィネへの可愛さが日に日に増してくる。コーンフレイクス好みも一緒。食べ方もスピードも同じ。血は争えない。夜には、ダフィネがアメリカから持ってきたアルバムをそっと覗いたり、彼女の寝顔を見たりして、父親としての自覚が生まれ始めた。

【ロイヤル・セブンティーン 第30段落】  翌日、イアンがバイクに乗ってダフィネを迎えに来た。二人は仲良く、あっという間に走り去ってデートへ。テムズ川 the Thames 沿いだろうか、二人はバイクを降りて露店巡り。おやつを食べたり、アクセサリーを選んだり、服を買ったり、若い男女のする楽しいことばかり。池ではボートに乗って、
タイタニック (1997) TITANIC 』の舳先(へさき)で両手を広げるポーズをしようとして水中へドボン。そして映画でよくある展開だが、その後、ラブシーン。…白鳥がそばを泳ぐ美しい池。二人は恋に落ちてしまった。英国人と米国人、これから恋の行方は?

【ロイヤル・セブンティーン 第31段落】  次の行事は、ヘンリー・レガッタ The Henley Regatta というボート競技で、ダフィネも招待され、ロールスロイス Rolls-Royce に乗って行く。 Henley Royal Regatta とも言うこの競技は 160 年以上の歴史を誇る伝統的で権威のあるボートレースだ。貴族たちはまた晴れ着に身を包んで見物を悠々と楽しむ。この中に双子の太目のお嬢さん達がいるのだが、先日のパーティの時にはダサイ余計に太く見えるワンピースを着ていたのが、ダフィネに感化されて、スッキリしたドレス姿に変わっている。すると、やはり双子の青年貴族がすぐにアプローチして、二組のカップルが出来た。それを見て、まだ上流社会風のダサイ格好をしているグリニスとクラリッサのペイン母娘はイラツイテいる。

【ロイヤル・セブンティーン 第32段落】  溌剌と魅力的なダフィネには、またあのイヤラシイ青年貴族エドワードが言い寄ってきた。ダフィネは頭に来て、エドワードを池に突き落とす。すると辺りは大騒ぎになったので、父ヘンリーはダフィネを乗せて、バイクで逃走した。バイクはイアンのだ。イアンはこうした貴族の集まりに顔を出す仕事をしているから、丁度居合わせたわけ。こんな大胆なこともできるヘンリーだったのだ。考えてみたら、若かれし頃モロッコを冒険旅行していたのだから、そういう素質はあったのだ。二人はバイクで逃げて、誰も知らない児童公園で休む。父も選挙戦とは無縁の素顔で愛娘と語り合う。今、母さんは幸せかい?とヘンリーはしんみり訊くのだ。

【ロイヤル・セブンティーン 第33段落】  二人は陽気な父娘となって、散策。サングラスをかけたり、娘の服を選んだり、右腕に大きなタトゥーを入れたり、流行のCDを買ったり。こんな自由な街歩きはヘンリーにとって初めてか久しぶりだろう。そうしてバイクで自宅に戻ると、門の前にはマスコミが大勢待ち構えていた。ダフィネの案で、裏の塀からよじ登って邸内へ。部屋に戻ると、ヘンリーは買ってきた黒の袖なしTシャツに黒い皮革のパンツをはいて、CDに合わせて体を動かしているではないか。それを見た婚約者グリニスは卒倒する。

【ロイヤル・セブンティーン 第34段落】  選挙戦に響くと心配したグリニスやその父親、そして部下たちに言いくるめられ、翌日から大人しくするようにヘンリーは勿論、ダフィネは指示されてしまった。貴族の娘なのだから、ここのしきたりに合わせて変えなければならない。真珠のイアリング、素敵じゃないドレス、つばの大きな帽子、ヒールの靴、それに襟のついたイカサナイ上着。このように先ず外観から変貌させられた。新聞には相変わらずダフィネの写真が大写りしているが、以前のように輝いている笑顔はない。どれも暗くうつむいている。本来の彼女ではない。イアンが約束のデートの電話してくるが、断ってしまう。こんなんでいいの?・・・

▲TOPへ

◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say !


【ロイヤル・セブンティーン 第35段落】  エリザベス女王主催の恒例のガーデン・パーティの日。日本で言えば、天皇皇后主催で、毎年春と秋に東京・元赤坂の赤坂御苑で開かれる「園遊会」みたいなものかな。映画では、 Her Majesty the Queen invites you to The Annual Garden Party のように、行事は素敵な字体の文句がスクリーンに大きく出るので分かりやすい。この時、エリザベス女王のそっくりさんが出演している。イギリスの色々な行事や出来事がストーリーに組み込まれていくので、そういう面でも観ていて楽しい映画だ。

【ロイヤル・セブンティーン 第36段落】  次はいよいよダフィネの社交界デビュー。この時から、父は、ダフィネのことを Daphne Reynolds Dashwood と、正式に自分の苗字をつけて披露した。自宅のお屋敷に貴族連中を招待して、娘を公式に上流階級の社交界へお披露目するイヴェントのようだ。ダフィネは髪をアップにして、ヘンリーの母、つまりダフィネの祖母のジョスリン・ダッシュウッドが上げたティアラをさしている。ドレスは真っ白なサテンで胸の開いた実に美しい姿。ハリウッド映画のこういうシーンは
メイド・イン・マンハッタン (2002) MAID IN MANHATTAN
10日間で男を上手にフル方法 (2003) HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS 』でも女優さんが光り輝いて最高に綺麗。大階段から降りてくるドレスアップしたダフィネは、しかし笑顔ではない。バンドの歌手として来ているイアンとも口をきかない。家宝のティアラを孫娘に渡した祖母は、恐らく、昔、アメリカムスメのリビーを息子と別れさせてしまったことを、今となったら悔いているのだろう。

【ロイヤル・セブンティーン 第37段落】  大階段から、もう一人、美しい人が美しいドレス姿で現れた。リビーである。見つめ合うリビーとヘンリー。 20 年近い空白はもう問題ではなかった。二人は再会に胸を熱くしてチークダンスする。リビーを招待したのは祖母ジョスリンであろう。この劇的な再会に目を丸くした婚約者グリニスは、悪知恵を働かせて、その間にダフィネを別の部屋に閉じ込めてしまう。そうして、この社交界デビューのヒロインを、自分の娘クラリッサにさせたくて、ヘンリーにクラリッサとダンスさせるのだ。リビーがダフィネを探し出してホールに戻ると、ヘンリーはクラリッサと踊っている。激しい憤りを露わに、ダフィネはティアラを投げ捨てて、母リビーと足早にダッシュウッド邸を後にするのだった。

【ロイヤル・セブンティーン 第38段落】  NYのチャイナタウンに戻っているダフィネ。その顔は遥か遠くを想っている。同じ頃、イアン・ウォレスもロンドンで想いに沈んでいる。同時に、お屋敷のヘンリー・ダッシュウッド卿も想っている。老母ジョスリンはヘンリーを慰め、ヘンリーはこの時何かを決心した。選挙戦の支持者大会で、この選挙から降りるスピーチをする。サポーター達が驚いて止めようとしても、彼の決意は固かった。

【ロイヤル・セブンティーン 第39段落】  日暮れ時、ニュージャージーのウェディング会場の仕事に戻っているレイノルズ母娘。そこには父と娘が抱き合う光景が見られ、嫌でもダフィネの目はそこに吸い寄せられてしまうのだ。母リビーはステージでウェディング・ソングを、娘はテープルの係をしている、その時、ヘンリー・ダッシュウッドが現れる。観客の予想通りに安心して観ていられる進展だ。強く抱き合う父と娘。そして憧れの父娘のダンス。すると、嬉しく驚く事がもう一つ。イアンが微笑んでそこにいた! ダフィネをイアンの胸に任せて、ヘンリーは涙ぐむリビーの元へと近づいた…。

【ロイヤル・セブンティーン 第40段落】  後日、ロンドンでは、ヘンリーの婚約者だったグリニス・ペインの娘クラリッサには、いやらしいエドワードが一緒になっている。ペイン家としたら、とにかく貴族なら誰でもいいからしがみ付くのだろう。そして、ダッシュウッド邸の広い庭では、幸福にやっと包まれた四人の至福の姿があった。ヘンリーとリビー、イアンとダフィネの両カップルである。このように、観客をも幸福感に満たして映画は終わる。ポスターの印象より、ずっとずっと観る価値があると思う、欲張りほど面白い物を詰めてくれた映画だった。

以上。
<もっと詳しく>からスペースを含まず12571文字/文責:幸田幸

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      WHAT A GIRL WANTS 公式サイト(英語版)
      http://whatagirlwantsmovie.warnerbros.com/
      出口保夫著「私の英国読本」中公文庫
      英国ファンのページ/豆知識/英国王室の家系図
      http://plaza16.mbn.or.jp/~S_Muramoto/index.html
      英国の基本/観光情報/外務省/欧州(NIS諸国を含む)
      http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/uk/index.html
      C4 News - UK - Royals - Royal family exposed
      http://www.channel4.com/news/2003/03/week_2/13_royal.html
      Prince Charles Official website
      http://www.princeofwales.gov.uk/
      Official web site of the British Monarchy
      http://www.royal.gov.uk/output/Page1.asp
      Henley Royal Regatta
      http://www.hrr.co.uk/

いつも参考にしておりますallcinema ONLINE さんには、2003年06月11日の時点で[ データ ]及び [ 解説 ]は出ていませんので、これをアップしました。Thanks to allcinema ONLINE.
■映画『 ロイヤル・セブンティーン 』の更新記録
2003/06/13新規: ファイル作成
2004/12/25更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/10/06更新: ◆追記
▲TOPへ
幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
「映画の森てんこ森」へ 「旅行の森てんこ森」へ
映画解説・レヴュータイトル一覧表
映画の森てんこ森 バナー03

映画の森てんこ森 coda21幸田幸 クレジット バナー01
幸のイタリア各都市情報へ
旅行の森てんこ森 バナー03
136x70
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。
貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。
© 2003-2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved.