ダ・ヴィンチ・コード | |||||||||||||||||||||||||||
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ダ・ヴィンチ・コード (2006) | |||||||||||||||||||||||||||
THE DA VINCI CODE | |||||||||||||||||||||||||||
映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE
DA VINCI CODE 』を紹介します。 映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』の原作 ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』の主なスタッフ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』の主なキャスト ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』のあらすじ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』のトリビア ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』のスタッフとキャスト ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 ダ・ヴィンチ・コード 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
ダ・ヴィンチ・コード
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』の解説 『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』の封切は現時点 2005/05/24 から約一年後なのだけど、日本公開日も邦題も『 ダ・ヴィンチ・コード 』と早や決定している。それに、『 ダ・ヴィンチ・コード 』は、メジャー作品であり大ヒットが予想される映画につきものの世界殆ど同時封切である。 『 ダ・ヴィンチ・コード 』のプロットはルーブル美術館のレオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナ・リザ」の前で起こった美術館長の奇怪な殺人事件から。手掛かりは、被害者が現場に残した謎の暗号(=コード)。だからタイトルが『 ダ・ヴィンチ・コード THE DA VINCI CODE 』というのだ。『 ダ・ヴィンチ・コード 』はルーブルが舞台になるので、ルーブル美術館での撮影は正式に許可されて臨場感いっぱい。『 ダ・ヴィンチ・コード 』主役にトム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、ジャン・レノら、豪華陣である。 ▲TOPへ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』の原作 『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』は米国人作家ダン・ブラウンの同名のベストセラー小説「ダ・ヴィンチ・コード」の映画化である。「ダ・ヴィンチ・コード」は世界 42 ヶ国で翻訳され、全世界で二千万冊以上が発行されている超人気小説だ。「ダ・ヴィンチ・コード」は日本でも角川書店 / [訳]越前敏弥で出版されている。 「ダ・ヴィンチ・コード」著者ダン・ブラウンは「ダ・ヴィンチ・コード」のTV番組化と版権に興味を示さなかった。しかし数ヵ月後、ソニー・ピクチャーズ Sony Pictures が著作権に $6,000,000($1=¥ 105 換算で6億3千万円)支払って映画化の権利を手にした。 ※また、ダン・ブラウン原作のシリーズ1作目“Angels & Demons”『天使と悪魔』(角川書店刊)は、映画版『 天使と悪魔 (2009) ANGELS & DEMONS 』では時制を前後させ2009年に続編として製作された。<2011年4月9日データ更新> ▲TOPへ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』の主なスタッフ ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の監督: ロン・ハワード 『 シンデレラマン (2005) CINDERELLA MAN 』 『 アラモ (2003) THE ALAMO 』 『 ミッシング (2003) THE MISSING 』 『 ビューティフル・マインド (2001) A BEAUTIFUL MIND 』 『 アポロ13 (1995) APOLLO 13 』 ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の製作: ジョン・コーリー 『 クローサー (2004) CLOSER 』 ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の製作: ブライアン・グレイザー 『 シンデレラマン (2005) CINDERELLA MAN 』 『 プライド 栄光への絆 (2004) FRIDAY NIGHT LIGHTS 』 『 ハットしてキャット (2003) THE CAT IN THE HAT 』 『 ディボース・ショウ (2003) INTOLERABLE CRUELTY 』 『 8 Mile (2002) 8 MILE 』 『 ブルークラッシュ (2002) BLUE CRUSH 』 『 アンダーカバー・ブラザー (2002) UNDERCOVER BROTHER 』 『 ビューティフル・マインド (2001) A BEAUTIFUL MIND 』 ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の脚本: アキヴァ・ゴールズマン 『 SAYURI (2005) MEMOIRS OF A GEISHA 』 『 シンデレラマン (2005) CINDERELLA MAN 』 『 アイ,ロボット (2004) I, ROBOT 』 『 ビューティフル・マインド (2001) A BEAUTIFUL MIND 』等で脚本家 『 Mr.&Mrs. スミス (2005) MR. AND MRS. SMITH 』 『 コンスタンティン (2004) CONSTANTINE 』 『 Mindhunters (2004) MINDHUNTERS 』 『 スタスキー&ハッチ (2004) STARSKY & HUTCH 』でプロデューサー 『 コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』で出演(uncredited) ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の撮影: サルヴァトーレ・トチノ 『 シンデレラマン (2005) CINDERELLA MAN 』 『 ミッシング (2003) THE MISSING 』 『 チェンジング・レーン (2002) CHANGING LANES 』 ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の美術: アラン・キャメロン 『 サハラ 死の砂漠を脱出せよ (2005) SAHARA 』 『 ヴァン・ヘルシング (2004) VAN HELSING 』 『 シャンハイ・ナイト (2003) SHANGHAI KNIGHTS 』 『 サハラに舞う羽根 (2002) THE FOUR FEATHERS 』 『 ハムナプトラ2/黄金のピラミッド (2001) THE MUMMY RETURNS 』 『 インビジブル (2000) HOLLOW MAN 』 『 スターシップ・トゥルーパーズ (1997) STARSHIP TROOPERS 』 ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の美術: リチャード・ロバーツ 『 サウンド・オブ・サンダー (2004) A SOUND OF THUNDER 』 『 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2005) STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH 』 『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』 『 ビロウ (2002) BELOW 』 『 007/ダイ・アナザー・デイ (2002) DIE ANOTHER DAY 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 トゥームレイダー2 (2003) LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE 』 『 ハンニバル (2001) HANNIBAL 』 『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』 『 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』 『 タイタニック (1997) TITANIC 』 ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の衣装: ダニエル・オーランディ 『 アラモ (2003) THE ALAMO 』 『 恋は邪魔者 (2003) DOWN WITH LOVE 』 『 カンガルー・ジャック (2003) KANGAROO JACK 』 『 フォーン・ブース (2002) PHONE BOOTH 』 ○『 ダ・ヴィンチ・コード 』の音楽: ハンス・ジマー 『 パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (2006) PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST 』 『 バットマン ビギンズ (2005) BATMAN BEGINS 』 『 マダガスカル (2005) MADAGASCAR 』 『 ザ・リング2 (2005) THE RING TWO 』 『 SPANGLISH (2004) 』 『 シャーク・テイル (2004) SHARK TALE 』 『 サンダーバード (2004) THUNDERBIRDS 』 『 キング・アーサー (2004) KING ARTHUR 』 『 シュレック2 (2004) SHREK 2 』 『 パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』 『 恋愛適齢期 (2003) SOMETHING'S GOTTA GIVE 』 『 ラスト サムライ (2003) THE LAST SAMURAI 』 『 マッチスティック・メン (2003) MATCHSTICK MEN 』 『 ティアーズ・オブ・ザ・サン (2003) TEARS OF THE SUN 』 『 スピリット (2002) SPIRIT: STALLION OF THE CIMARRON 』 『 シュレック (2001) SHREK 』 『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』 『 ハンニバル (2001) HANNIBAL 』 『 M:I−2 (2000) MISSION: IMPOSSIBLE 2 / M:I-2 』 『 グラディエーター (2000) GLADIATOR 』 『 シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE 』 『 レインマン (1988) RAIN MAN 』 ▲TOPへ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』の主なキャスト ●トム・ハンクス as ロバート・ラングドン@ダ・ヴィンチ・コード 『 ポーラー・エクスプレス (2004) THE POLAR EXPRESS 』 『 トラブル IN ベガス (2004) ELVIS HAS LEFT THE BUILDING 』 『 ターミナル (2004) THE TERMINAL 』 『 レディ・キラーズ (2004) THE LADYKILLERS 』 『 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) CATCH ME IF YOU CAN 』 『 ロード・トゥ・パーディション (2002) ROAD TO PERDITION 』 『 グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE 』 『 アポロ13 (1995) APOLLO 13 』 『 フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994) FORREST GUMP 』 ●オドレイ・トトゥ as ソフィー・ヌヴー@ダ・ヴィンチ・コード 『 ロシアン・ドールズ (2005) LES POUPEES RUSSES (原題) / THE RUSSIAN DOLLS (英題) 』 『 ロング・エンゲージメント (2004) UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES (原題) / A VERY LONG ENGAGEMENT (英題) 』 『 巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト) (2003) PAS SUR LA BOUCHE (仏題) / NOT ON THE LIPS (英題) 』 『 堕天使のパスポート (2002) DIRTY PRETTY THINGS 』 『 スパニッシュ・アパートメント (2002) L'AUBERGE ESPAGNOLE (原題) / SPANISH APARTMENT (英題) 』 『 アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 』 ●ジャン・レノ as ブズュ・ファッシュ@ダ・ヴィンチ・コード 『 ピンクパンサー (2006) THE PINK PANTHER 』 『 エンパイア・オブ・ザ・ウルフ (2005) L'EMPIRE DES LOUPS (原題) / EMPIRE OF THE WOLVES (英題) 』 『 ホテル・ルワンダ (2004) HOTEL RWANDA 』 『 クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE 』 『 ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題) 』 『 シェフと素顔と、おいしい時間 (2002) DECALAGE HORAIRE (原題) / JET LAG (英題) 』 『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』 『 RONIN (1998) RONIN 』 ●イアン・マッケラン as リー・ティービング卿@ダ・ヴィンチ・コード 『 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003) THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING 』 『 X−MEN2 (2003) X-MEN 2 』 『 ロード・オブ・ザ・リング (2001) THE LORD OF THE RINGS: THE FELLOWSHIP OF THE RING <前編>』 『 ロード・オブ・ザ・リング (2001) THE LORD OF THE RINGS: THE FELLOWSHIP OF THE RING <後編>』 『 X−メン (2000) X-MEN 』 ●アルフレッド・モリナ as アリンガローザ司教@ダ・ヴィンチ・コード 『 タブロイド (2004) CRONICAS (原題) / CHRONICLES (英題) 』 『 スパイダーマン2 (2002) SPIDER-MAN 2 』 『 コーヒー&シガレッツ (2003) COFFEE AND CIGARETTES 』 『 “アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』 『 死ぬまでにしたい10のこと (2003) MY LIFE WITHOUT ME 』 『 フリーダ (2002) FRIDA 』 『 ショコラ (2000) CHOCOLAT 』 『 マグノリア (1999) MAGNOLIA 』 『 ブギーナイツ (1997) BOOGIE NIGHTS 』 ●ジャン=ピエール・マリエール as 館長ジャック・ソニエール@ダ・ヴィンチ・コード 『 エイリアンVSヴァネッサ・パラディ (2004) ATOMIK CIRCUS - LE RETOUR DE JAMES BATAILLE (原題) / ATOMIC CIRCUS (英題) 』 ▲TOPへ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』のあらすじ ※本作『 ダ・ヴィンチ・コード 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 ダ・ヴィンチ・コード 』のストーリー。 映画『 ダ・ヴィンチ・コード 』は、このファイルを作成した現時点 2005/05/24 では海外情報でも小説「ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code 」に基づいているというだけなので、小説「ダ・ヴィンチ・コード」の内容に仮に忠実だとして書き進めていこう。海外の "The Da Vinci Code"の本の複数の英語あらすじを読んでまとめてみたが、キリスト教が絡んでいて誤りがあれば悪しからず。 ロバート・ラングドン博士(トム・ハンクス)はアメリカ人の象徴学者。ハーバード大学 Harvard University のシンボリズムの権威で、今は学会出席のためフランスはパリ Paris, France に滞在している。そんなラングドンに、ある深夜、緊急電話が入った。ルーブル美術館(ルーヴル美術館 Musée du Louvre / Louvre Museum )の館長ジャック・ソニエール(ジャン=ピエール・マリエール)が殺されたのだという。ラングドンはルーブル美術館に急行し、ソニエールの遺体まで案内される。すると、ソニエールの亡骸の裸体には異教徒のシンボルがいくつも描かれている。 そこに亡きソニエール美術館長の孫娘ソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)が到着した。ソフィーはラングドン博士にこう警告する。フランス警察の DCPJ ( Direction Centrale de la Police Judiciaire 刑事司法警察局)つまり米国で言えばFBIのような機関がラングドンを犯人にでっち上げて捜査している、と。その長官はブズュ・ファッシュ(ジャン・レノ)であり、ラングドンを逮捕しようとしている。そこで、ラングドンとソフィーは一緒にルーブル美術館から逃走した。 そして、ソフィーは暗号解読の専門家であると分かり、自ら象徴学の専門家であるラングドンは、ソフィーの殺された祖父ソニエールは体にシンボルや形を色々描いて何かを伝えようとしていたのだと気づく。そして名画「モナ・リザ」の作者レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci とモナ・リザ Mona Lisa のアナグラム( anagrams 替え字謎[なぞ]・文字や語句の綴り換え)の神秘的な語句を幾つも、ソニエールが息絶える前に床に書いていたのを二人は発見する。 因みに、モナリザの微笑みであまりにも有名な「モナ・リザ Mona Lisa 」の絵は、イタリア名はラ・ジョコンダ La Gioconda 、フランス名はラ・ジョコンドゥ La Joconde と呼ばれる。幸も実際にルーブル美術館(ルーヴル美術館)で「モナ・リザ」を観ることができた。大勢の人だかりの前に、想像よりずっと小さな絵がポツン。あぁ、これがホンモノか〜って。つま先立って懸命に目に焼きつけ、気がつけば人の波に押し流されていました。 ルーブル美術館の映画撮影許可が下りたのは『 ダ・ヴィンチ・コード 』が初めてではなく、『 ルーヴルの怪人 (2001) BELPHEGOR - LE FANTOME DU LOUVRE / BELPHEGOR, PHANTOM OF THE LOUVRE 』など過去に数件だけあった。『 ザ・インタープリター (2005) THE INTERPRETER 』の国連ロケは史上初だけど。国連ではウィークエンドの土・日、ルーブル美術館での撮影は夜間と休館日の火曜日に行われた。 さて、二人が「モナ・リザ」の絵の所に駆けつけると、「モナ・リザ」の前で別の手掛かりが見つかった。そこから導かれるように「岩窟の聖母 Madonna of the Rocks / The Virgin of the Rocks 」というやはりレオナルド・ダ・ヴィンチの油絵の所に行く。すると、その絵の裏に P.S.というイニシャルが彫られている鍵をソフィーが発見した。ラングドンとソフィーは、そのイニシャルは「シオン修道会 Priory of Sion / Priory of Zion 」のことだと分かる。シオンとかザイオンとかは『 マトリックス (1999) THE MATRIX 』参照どうぞ。 シオン修道会というのは、聖杯 the Holy Grail 伝説とキリスト教の秘密を守るために出来た秘密結社だ。聖杯伝説というのは<キリストが最後の晩餐に用い、アリマタヤのヨセフが十字架上のキリストが流した血を受けたという聖杯を騎士達が探求する中世ヨーロッパの伝説。聖杯探求譚。(三省堂辞典より)> シオン修道会は実存した秘密結社で、イギリスの数学者・物理学者・天文学者アイザック・ニュートン Sir Isaac Newton 、イタリアの画家サンドロ・ボッティチェリ Sandro Botticelli 、フランスの詩人・作家・劇作家ビクトル・ユゴー Victor Marie Hugo 、それにレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)もメンバーだった。殺された美術館長ソニエールはこのシオン修道会が古くから二千年もの間ずっと続く現在の総長だったのだ。ソニエールはキリスト教の秘密を次の者に継承したいが外には漏れないようにコード(暗号)でダイイング・メッセージとして遺したのだ。 ラングドンとソフィーはソニエールの遺した手掛かりを追って、聖杯の秘密の発見にだんだん近づいていく。けれども、カトリック教会 Catholic Church は聖杯の秘密を見つけて破壊したがっているし、フランス警察と並行してラングドンとソフィーの二人を追跡している。ラングドンとソフィーはフランス国内だけでなく、英国にまで飛び、謎の究明を続ける。リー・ティービング卿(イアン・マッケラン)が絡んだり、教会のアリンガローザ司教(アルフレッド・モリナ)が登場したり。英国ではロンドン London, England と、リンカーンシャー州にあるリンカーン大聖堂 Lincoln Cathedral, Lincoln, Lincolnshire がロケ地。聖杯伝説の秘密を暴くのはラングドンとソフィーが先か? 或いは、カトリック教会の方が先に見つけて真実を永久に葬ってしまうのか・・・。なお、この映画『 ダ・ヴィンチ・コード 』は宗教が絡んでいますので、間違いがあればご容赦ください。 ▲TOPへ ■映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』のトリビア 【ダ・ヴィンチ・コードのトリビア その1】 『 ダ・ヴィンチ・コード 』の主人公ロバート・ラングドン役には当初はラッセル・クロウ Russell Crowe が考えられていた。ロン・ハワード監督も製作のブライアン・グレイザーも脚本のアキヴァ・ゴールズマンもラッセル・クロウの 『 シンデレラマン (2005) CINDERELLA MAN 』 『 ビューティフル・マインド (2001) A BEAUTIFUL MIND 』に携わっていたから馴染みが深いのだろう。 【ダ・ヴィンチ・コードのトリビア その2】 『 ダ・ヴィンチ・コード 』のヒロインのソフィー・ヌヴー役には、初めはこの二人が考えられていた: ●ジュリー・デルピー Julie Delpy 『 ビフォア・サンセット (2004) BEFORE SUNSET 』 『 GO!GO!L.A. (1998) L.A. WITHOUT A MAP 』 ●ケイト・ベッキンセイル Kate Beckinsale 『 アンダーワールド:エボリューション (2006) UNDERWORLD: EVOLUTION 』 『 ヴァン・ヘルシング (2004) VAN HELSING 』 『 アビエイター (2004) THE AVIATOR 』 『 アンダーワールド (2003) UNDERWORLD 』 『 しあわせの法則 (2002) LAUREL CANYON 』 『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』 『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』 【ダ・ヴィンチ・コードのトリビア その3】 その後、『 ダ・ヴィンチ・コード 』のヒロインのソフィー・ヌヴー役にはオドレイ・トトゥとこういう候補者が挙がっていた: ●ソフィー・マルソー Sophie Marceau 『 あなたにも書ける恋愛小説 (2003) ALEX AND EMMA 』 『 ルーヴルの怪人 (2001) BELPHEGOR - LE FANTOME DU LOUVRE 』 『 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』 『 真夏の夜の夢 (1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』 ●ヴィルジニー・ルドワイヤン Virginie Ledoyen 『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』 『 8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題) 』 ●ジュディット・ゴドレーシュ Judith Godreche 『 スパニッシュ・アパートメント (2002) L'AUBERGE ESPAGNOLE (原題) / SPANISH APARTMENT (英題) 』 『 仮面の男 (1998) THE MAN IN THE IRON MASK 』 ●リンダ・アルディ Linda Hardy 『 ゴッド・ディーバ (2004) IMMORTEL AD VITAM 』 この中で、猛烈な激戦や反対の結果、オドレイ・トトゥが『 ダ・ヴィンチ・コード 』のヒロイン役をゲットした。 |
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【『 ダ・ヴィンチ・コード 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: ロン・ハワード Ron Howard (Directed
by) 製作: ジョン・コーリー John Calley (producer) ブライアン・グレイザー Brian Grazer (producer) 原作: ダン・ブラウン Dan Brown (novel "The Da Vinci Code" ) 脚本: アキヴァ・ゴールズマン Akiva Goldsman (screenplay) 撮影: サルヴァトーレ・トチノ Salvatore Totino (Cinematography by) 美術: アラン・キャメロン Allan Cameron (Production Design by) リチャード・ロバーツ Richard Roberts (Set Decoration by) 衣装: ダニエル・オーランディ Daniel Orlandi (Costume Design by) 音楽: ハンス・ジマー Hans Zimmer (Original Music by) 出演: トム・ハンクス Tom Hanks as Robert Langdon オドレイ・トトゥ Audrey Tautou as Sophie Neveu ジャン・レノ Jean Reno as Bezu Fache イアン・マッケラン Ian McKellen as Sir Leigh Teabing アルフレッド・モリナ Alfred Molina as Bishop Aringarosa ジャン=ピエール・マリエール Jean-Pierre Marielle as Jacques Sauniere ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 ダ・ヴィンチ・コード (2006) THE DA VINCI CODE 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com Yahoo! Movies 公式サイト(英語版) http://www.sonypictures.com/movies/thedavincicode/ The Da Vinci Code " Book Reviews " Official Website of Dan Brown http://www.danbrown.com/novels/davinci_code/plot.html The Da Vinci Code Book Review http://www.csd99.k12.il.us/north/library/books/d33.htm Da Vinci Code Book Review http://www.flamesfirepit.org/da_vinci_code_review.htm The Da Vinci Code Book Review http://www.ycsi.net/users/reversespins/davincicode.html |
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■映画『 ダ・ヴィンチ・コード 』の更新記録 2005/05/24新規: ファイル作成 2005/10/13更新: ◆追記 2006/02/04更新: ◆データ追加 2006/04/28更新: ◆データ追加 2006/05/17更新: ◆データ追加 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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