セレンディピティ
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セレンディピティ (2001)
SERENDIPITY
 映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』をレヴュー紹介します。

 映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』を以下に目次別に紹介する。
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の解説及びポスター、予告編
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の映画データ
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の主なキャスト
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』のスタッフとキャスト
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 セレンディピティ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の結末
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の感想
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の更新記録

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幸の鑑賞評価: 8つ星 
■映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』の解説及びポスター、予告編
セレンディピティ
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Links:  Official Web Site
Trailers:  Quick Time ?Mb
■映画『 セレンディピティ SERENDIPITY 』の解説

 映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』は、日本では 2002 年の秋に「恋人たちのニューヨーク」という題で放映されるらしいが、先に封切りされた「KATE & LEOPOLD(ニューヨークの恋人)」と混乱するのでは…。後に邦題はこの「セレンディピティ」に落ち着いた。映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』は、大都会ニューヨークで、ニューヨーカーのジョナサン(ジョン・キューザック)とイギリス人のサラ(ケイト・ベッキンセイル)の間に<Serendipity>が起こる。ピーター・チェルソム監督のロマンチック・ラブコメディ。
 『 セレンディピティ 』の原題は「SERENDIPITY」。 セレンディピティとは、映画ではたしか<幸運な偶然の出会い>と言っていたと思うが、辞書では<思わぬ発見をする特異な才能>と載っていた。
 『 セレンディピティ 』のストーリー...クリスマス間近のある不思議な夜、ジョナサンは、サラと出会った。ジョナサンはサラに一目惚れだが、サラは運命を信じている。お互いを知る手がかりを運命に任せ、二人は離れ離れに。数年後、別々の場所で、それぞれの恋人と結婚を控えた二人だが、あの夜のソウル・メイトのように感じた相手が忘れられなくて探し出そうとする…。
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』の映画データ
 上映時間:90分
 公開情報:アミューズ・ピクチャーズ
 アメリカ公開年月:2001年10月5日
 日本公開年月:2002年11月9日
 ジャンル:コメディ/ロマンス
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■映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』の主なキャスト
●ジョン・キューザック as ジョナサン
すてきな片想い (1984) SIXTEEN CANDLES
スタンド・バイ・ミー (1986) STAND BY ME
セイ・エニシング (1989) SAY ANYTHING
真夜中のサバナ (1997) MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL
コン・エアー (1997) CON AIR
フィオナが恋していた頃 (1998) THIS IS MY FATHER
シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE
マルコヴィッチの穴 (1999) BEING JOHN MALKOVICH
ハイ・フィデリティ (2000) HIGH FIDELITY
セレンディピティ (2001) SERENDIPITY
アメリカン・スウィートハート (2001) AMERICA'S SWEETHEARTS
アダプテーション (2002) ADAPTATION
アドルフの画集 (2002) MAX
“アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』
ニューオーリンズ・トライアル (2003) RUNAWAY JURY
理想の恋人.com (2005) MUST LOVE DOGS

●ケイト・ベッキンセイル as サラ
パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR
しあわせの法則 (2002) LAUREL CANYON 』
アンダーワールド (2003) UNDERWORLD
ヴァン・ヘルシング (2004) VAN HELSING
アビエイター (2004) THE AVIATOR
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【『 セレンディピティ 』のスタッフとキャスト】
監督: ピーター・チェルソム Peter Chelsom
製作: ピーター・エイブラムス Peter Abrams
    サイモン・フィールズ Simon Fields
    ロバート・L・レヴィ Robert L. Levy
製作総指揮: ジュリー・ゴールドスタイン Julie Goldstein
    ボブ・オシャー Bob Osher
    エイミー・スロトニック Amy Slotnick
脚本: マーク・クライン Marc Klein
撮影: ジョン・デ・ボーマン John De Borman
音楽: アラン・シルヴェストリ Alan Silvestri

出演: ジョン・キューザック John Cusack as ジョナサン
    ケイト・ベッキンセイル Kate Beckinsale as サラ
    ジェレミー・ピヴェン Jeremy Piven as ディーン
    モリー・シャノン Molly Shannon as イヴ
    ジョン・コーベット John Corbett as ラルス
    ブリジット・モイナハン Bridget Moynahan as ハリー
    ユージン・レヴィ Eugene Levy as ブルーミングデールの店員
    ルーシー・ゴードン Lucy Gordon as キャロライン・ミッチェル

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『 セレンディピティ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー
 私は日本公開前に字幕スーパーなしの英語で観たので、わかる範囲でレヴューします。映画データについては調査した時点と公開される時点で異なる場合があります。本作の内容については、語学力と経験・常識不足のため、間違いや勘違いや適切でない表現があるかもしれません。どうかご理解賜りますようお願いいたします。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。
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【セレンディピティ 第01段落】  クリスマスを控えた混雑するマンハッタンの高級デパート<ブルーミングデール>で、ジョナサンとサラはカシミアの黒い手袋に同時に手を伸ばす。お互いの恋人に贈るために二人が偶然選んだクリスマスのプレゼントが、デパートに一つしか残っていないこの手袋である。サラは手袋を譲ってくれたジョナサンに御礼として「Serendipity」というお店でのお茶に誘う。(二人が飲んでいたフローズン・ホット・チョコレートはとても美味しそう!飲んでみたい!)すっかり打ち解けた二人だが、初対面ということもあって、一線を超えようとはしない。そのまま別れる。

【セレンディピティ 第02段落】  しかし、別れた後、ジョナサンはマフラーを、サラは譲ってもらったカシミアの黒い手袋を忘れたことに気付いて、もう一度お店に戻る。そして再び会う。偶然の再会に、何か特別なものを感じた二人は、もう少しデートをすることに。セントラル・パークでスケートをする。滑って転んだサラを介抱するジョナサンは、彼女の腕にカシオペア座の形に配置されたホクロを見つける。そして優しく腕にキスをする。

【セレンディピティ 第03段落】  お互いの気持ちのままに流されようとするジョナサンに対し、サラは運命論を持ち出す。ジョナサンの名前と電話番号の書いた5ドル札で飴を買う。また、サラが持っていた「 LOVE IN THE TIME OF CHOLERA 」という本の初版に彼女自身の名前と電話番号を書いて、翌日古本屋に売ると言う。もし、サラがその5ドル札を、そしてジョナサンがその本を手に入れることができれば、二人は一緒になる運命なのだ。二人はホテルへ向かい、そこでも運命を確かめようとする。

【セレンディピティ 第04段落】  別々のエレベーターに乗って、無作為に階のボタンを押す。もし互いの押したボタンが同じ階のものなら、二人はそうなる運命だというのだ。エレベーターの扉が閉まる瞬間に、サラは黒いカシミアの手袋の片方が入った赤い袋をジョナサンに放り投げ、自分の名前を告げる。サラとジョナサンは偶然にも同じ 23 階のボタンを押す。しかし、事はそう簡単には運ばない。ジョナサンのエレベーターに、途中の階から悪魔のコスチュームを着た少年とその付き添いの男性が乗ってきた。腕白な少年がエレベーターのボタンを押し捲(まく)ったために、エレベーターは各階に止まる羽目に。ジョナサンが 23 階で降りた直前、先に 23 階に辿り着いていたサラは待ちくたびれて帰ってしまう。結局二人はお互いを探し出す情報を得ることなしに離れ離れになる。

【セレンディピティ 第05段落】  数年後、ジョナサンはニューヨーク、サラは 3000 マイルも離れたところ(アメリカ・ウェストコーストとかカナダのトロントとか、幸は調べたけどわかりませんでした)で別々の人生を歩み、それぞれ別々の人と結婚しようとしていた。「ニューヨーク・タイムズ」の記者であるジョナサンはハリー(ブリジット・モイナハン)という美しい女性と、また、神経科医の卵のサラは新進気鋭の東洋音楽趣味ミュージシャンのラルス(ジョン・コーベット)とだ。結婚を間近に控えて、ジョナサンとサラは、お互いを思い出させるものばかりが目に入り、ニューヨークでの<Serendipity>が頭から離れない。結婚する前に、もう一度会ってきちんと気持ちの整理をしておきたいと考えた二人は、それぞれお互いを探し始める。

【セレンディピティ 第06段落】  ジョナサンは親友のディーン(ジェレミー・ピヴェン)と一緒に、サラ探しを行う。ディーンはハリーとの幸せな結婚を前に、なぜそんなことをするのかと訝(いぶか)るが、「ハリーは<ゴッド・ファーザー2>で、<ゴッド・ファーザー1>を観なければその本当の良さを知ることができない」というジョナサンの説得に納得する。(私も納得しました。確かに<ゴッド・ファーザー2>は<ゴッド・ファーザー1>を凌ぐ良い作品ですが、<ゴッド・ファーザー1>を見なければ、ストーリーを完全に理解したことにはなりません。)新聞記者の彼らは、ジョナサンが偶然に見つけた、例のカシミアの手袋を買ったときのレシートや、サラがカシミアの手袋に潜ませていた名前を書いた紙を使って、サラの割り出しに奔走する。サラ探しに協力?するのは、<ブルーミングデール>の店員さん(ユージン・レヴィ)や、不動産屋の社員、以前ラルスとサラのルーム・メイトだったフランス人画家(この人物にはウケました! )。

【セレンディピティ 第07段落】  一方サラも、親友のイヴ(モリー・シャノン)と一緒に、ジョナサン探しにニューヨークへと旅立つ。自分の仕事とラルスの公演のおかげで、結婚式や新婚旅行の準備は大変で、サラは混乱していた。ラルスは自分の公演の事で頭が一杯。サラは結婚前に気持ちをスッキリさせたいからとラルスに言って旅行の許可を得る。イヴは自分の誕生日にサラが気前良くニューヨーク旅行をプレゼントしてくれたと大喜びだったが、実はジョナサン探しだと知り、怒って帰ろうとするが、サラの真摯な気持ちに打たれ、協力することに。サラのインスピレーションに任せて、ジョナサンを求めてニューヨークの街を闊歩(かっぽ)する。

【セレンディピティ 第08段落】  途中イヴはプラダの偽物財布プラドを路上で買う。なんと思い出の店「Serendipity」でイヴはあの5ドル札を手に入れるのだが、二人ともそのことには気付かない。そして、これも、なんと宿泊するホテルでジョナサンの結婚相手ハリーと出会う。イヴとハリーは大学時代の知り合いで、ハリーは結婚式にイヴを招待する。ジョナサンとハリーはこのホテルで結婚式を挙げるのだ。物凄い偶然の連続!イヴは結婚式のリハーサルに出るが、ハリーの横にいるジョナサンがサラの探し人であるとは思いもよらない。

【セレンディピティ 第09段落】  先に一人ホテルの部屋に戻ってきたサラは、部屋の前に婚約者のラルスがいるのを見つける。彼は寂しさのあまりサラを追ってきたのだ。二人でロマンチックにセントラル・パークでデートをするが、目の前にはあのスケートリンク、そして空には輝くカシオペヤ座。そばにラルスがいても、思い出すのはジョナサンだ。公演キャンセルの知らせがラルスの携帯にかかり、ラルスは慌てて戻らなくてはならなくなる。

【セレンディピティ 第10段落】  結婚式のリハーサルの後、ハリーはジョナサンに花婿へのプレゼントに「 LOVE IN THE TIME OF CHOLERA 」の初版を渡す。本を開くと、なんとサラ・トーマスという名前と電話番号が。驚いたジョナサンに「本屋さんに行くと、いつもその本を手にとっていたから」と言うハリー。ついにサラの現住所を突きとめたジョナサンは、結婚式の前日にも拘(かかわ)らず、ディーンと一緒に飛行機に乗ってサラのもとへと向かう。サラの家に着くと、人の気配がない。サラの家に忍び込んだジョナサンとディーンは、窓越しにサラとラルスの激しいベッドシーンを見てしまう。がっくりとしたジョナサンとディーンはニューヨークへと戻る。 (※N氏のご指摘により一部修正 2005/10/06)

【セレンディピティ 第11段落】  ジョナサン探しをあきらめ、ラルスとの婚約も解消したサラは、ニューヨークを後にしようと、飛行機に乗る。スチュワーデスから機内用のイヤフォンを買おうと、お財布を出すと、イヴの<プラド>だ。サラは笑って、そこからあの5ドル札をスチュワーデスに渡す。次の客にイヤフォンを売るスチュワーデスの手に5ドル札を発見したサラは、その5ドルをスチュワーデスから取って、慌てて飛行機を降りる。・・・

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◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say !


【セレンディピティ 第12段落】  ジョナサンのアパートに向かったサラは、そこで今日がジョナサンの結婚式の日であることを知り、結婚式の執り行われるホテルへと急ぐ。ホテルでは、結婚式の後片付けをしているみたい。呆然とするサラに、ホテルのオジさんが結婚式はキャンセルになったことを教える。喜ぶサラ。

【セレンディピティ 第13段落】  ベンチに落ちていて何気なく拾ったジャケットを持って、セントラル・パークのスケートリンクでごろんと仰向けになるジョナサンに、雪がちらほらと降りかかる。そのジョナサンに黒いカシミアの手袋の片方が投げられた。えっ?何かを感じたジョナサンが振り向くと、ジャケットを失い寒さをこらえるサラが、リンクの端に立ってジョナサンを見ている。やっと出会えた二人にホッ。

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【セレンディピティ 感想01】  この映画は、以前なんとなくネット検索していた時に、オフィシャル・サイトを偶然見たことがあった。私の好きなロマンチック・コメディなので、日本でビデオレンタルが開始されたら是非観たいと思っていた。だから飛行機内での<Serendipity>は、嬉しかった。ジョン・キューザックは以前からちょっぴりお気に入りの俳優さんで、主演作品では「セイ・エニシング」( 1989 )「真夜中のハバナ」( 1997 )「マルコヴィッチの穴」( 1999 )を観たことがある。別に超カッコイイということもないのだけれど、優しそうな何とも言えない雰囲気がいい。実生活でも友人を大切にする人らしいから、本当に優しいのだ、きっと。レンタルが開始されたら、『 アメリカン・スウィートハート (2001) AMERICA'S SWEETHEARTS 』も絶対観る!(追記:観た!)

【セレンディピティ 感想02】  姉のジョーン・キューザックも好き。いつも出演している作品で隠し味のような働きをしているこの女優さんは名女優だと思う。彼女と同じようなものを感じるのが、サラの友人イヴ役のモリー・シャノン。ジョーン・キューザックと同様、彼女も「サタデー・ナイト・ライブ」に出演していたからかな。ちなみにモリー・シャノンのものまねレパートリーは、コートニー・ラブ、ライザ・ミネリ、モニカ・ルインスキー(懐かしい!)などだそう。見てみたい。

以上。
<もっと詳しく>からスペースを含まず4208文字/文責:幸田幸

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      Rotton Tomatoes
      JUNGLE CITY.COM
      公式サイト(英語語版)
       http://www.serendipity-themovie.com/
■映画『 セレンディピティ (2001) SERENDIPITY 』の更新記録
2002/08/24新規: ファイル作成
2005/03/17更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2006/10/06更新: ◆一部テキスト修正追記
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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