ボン・ヴォヤージュ
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ボン・ヴォヤージュ (2003)
BON VOYAGE
 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』を紹介します。映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』は、2004/05/06 の時点では邦題が分からなかったので、「ボン・ボヤージュ」としておいた。その後、邦題は「 ボン・ヴォヤージュ 」となった。

 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』を目次的に紹介する。
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の解説
  ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の主なスタッフ
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の主なキャスト
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』のプロット
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』のスタッフとキャスト
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ボン・ヴォヤージュ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』のエッセイ「ボン・ヴォヤージュとパリ陥落」
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の歴史的背景(年表)
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の更新記録

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■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』のポスター、予告編および映画データ
ボン・ヴォヤージュ
ボン・ヴォヤージュ
ポスターはALLOCINE.COM
より使わせて頂いてます。

Links:  Official Web Site
Trailers: QuickTime
上映時間 Runtime: 1:54
製作国 Country: フランス France
製作会社
Production Company:
ARP Sélection [fr]
France 2 Cinéma [fr]
France 3 Cinéma [fr]
全仏配給会社 Distributer: ARP Sélection [fr]
全仏初公開 Release Date: 2003/04/16
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/12/11 予定
日本公開情報 : アスミック・エース
ジャンル Genre: コメディ/ドラマ
Comedy / Drama
MPAA Rating 指定: Rated PG-13 for some violence.
日本語公式サイト
http://bonvoyage-cinema.jp/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の解説

 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』は、『 リオの男 (1963) L'HOMME DE RIO 』< 1965 年アカデミー脚本賞ノミネート>『 シラノ・ド・ベルジュラック (1990) CYRANO DE BERGERAC 』< 1990 年カンヌ国際映画祭出展作品>等のジャン=ポール・ラプノー監督&脚本作品。『 プロヴァンスの恋 (1995) LE HUSSARD SUR LE TOIT 』以来 8 年振りにメガホンを取ったラプノー監督の喜劇『 ボン・ボヤージュ 』に出演するのは、イザベル・アジャーニ(『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』)やジェラール・ドパルデュー(『 ヴィドック (2001) VIDOCQ 』)等、フランス映画界の錚錚(そうそう)たる俳優陣。グレゴリー・デランジェールは、本作『 ボン・ヴォヤージュ 』で 2004 年セザール賞の最有望新人男優賞を受賞した。映画『 ボン・ヴォヤージュ 』は、第 12 回フランス映画祭横浜 2004 ( 2004/06/16〜20 )のオープニング作品に決定している。映画『 ボン・ヴォヤージュ 』の舞台は、第二次世界大戦中、ドイツによる占領を目前にしたパリ Paris, France 。映画を観て、ラプノー監督が描く 1940 年代のパリへ“ボン・ヴォヤージュ BON VOYAGE (良い旅を。)!”したいなぁ。あぁ、横浜もパリも遠い〜!

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■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の主なスタッフ

 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の脚本には、ラプノー監督、パトリック・モディアーノ、ジル・マルシャン(『 ハリー、見知らぬ友人 (2000) WITH A FRIEND LIKE HARRY (米題) / HARRY IS HERE TO HELP (米題) / HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (仏題) 』等)、ジェローム・トネール(『 天使の肌 (2002) PEAU D'ANGE (原題) / ONCE UPON AN ANGEL (米題) 』等)ら計 5 名がクレジットされている。中でも、パトリック・モディアーノは 50 冊以上の著作がある作家。モディアーノは、『 ルシアンの青春 (1973) LACOMBE LUCIEN 』< 1975 年英国アカデミー脚本賞ノミネート>でルイ・マル Louis Malle 監督、TVシリーズ『 MADAME LE JUGE (1977) 』でクロード・シャブロル Claude Chabrol 監督(『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』原案)、『 イヴォンヌの香り (1994) LE PARFUM D'YVONNE 』でパトリス・ルコント Patrice Leconte 監督といった、ラプノー監督同様、フランスを代表する有名監督ともコラボしている。

 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の製作には、『 TAXi (1997) TAXI 』『 ロゼッタ (1999) ROSETTA 』『 TAXi 2 (2000) TAXI 2 』『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』『 TAXi 3 (2003) TAXI 3 』『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003) MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN 』等に携わるロラン・ペタンとミシェル・ペタン。音楽には、『 カミーユ・クローデル (1988) CAMILLE CLAUDEL 』『 イングリッシュ・ペイシェント (1996) THE ENGLISH PATIENT 』< 1997 年アカデミー音楽賞受賞>『 リプリー (1999) THE TALENTED MR. RIPLEY 』< 2000 年アカデミー音楽賞ノミネート>『 抱擁 (2002) POSSESSION 』『 コールド マウンテン (2003) COLD MOUNTAIN 』< 2004 年アカデミー作曲賞ノミネート>『 Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス? (2004) SHALL WE DANCE? 』等のガブリエル・ヤーレ。

 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の撮影には、『 シーズ・ソー・ラヴリー (1997) SHE'S SO LOVELY 』< 1997 年カンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会賞受賞>『 ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC 』『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』『 キス・オブ・ザ・ドラゴン (2001) KISS OF THE DRAGON 』『 ファム・ファタール (2002) FEMME FATALE 』『 キャットウーマン (2004) CATWOMAN 』等のティエリー・アルボガスト。衣装は、『 ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC 』(costume supervisor)『 シェフと素顔と、おいしい時間 (2002) DECALAGE HORAIRE (原題) / JET LAG (英題) 』(key costumer)『 ザ・レース (2002) LE RAID (原題) / THE RACE (英題) 』等のティエリー・デレトルと『 シラノ・ド・ベルジュラック (1990) CYRANO DE BERGERAC 』< 1991 年アカデミー美術(装置)賞ノミネート>等のジャック・ルクセルが担当。映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の撮影と衣装は、それぞれセザール賞に輝いている。

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■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の主なキャスト

●イザベル・アジャーニ as ヴィヴィアンヌ
『 アデルの恋の物語 (1975) L'HISTOIRE D'ADELE H. (原題) / THE STORY OF ADELE H. (米題) 』< 1976 年アカデミー主演女優賞ノミネート>
カミーユ・クローデル (1988) CAMILLE CLAUDEL 』< 1990 年アカデミー主演女優賞ノミネート、 1989 年ベルリン国際映画祭女優賞受賞>
イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE
イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003) MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN 』等

●ジェラール・ドパルデュー as ボーフォール
カミーユ・クローデル (1988) CAMILLE CLAUDEL
『 シラノ・ド・ベルジュラック (1990) CYRANO DE BERGERAC 』< 1990 年カンヌ国際映画祭男優賞受賞、 1991 年アカデミー主演男優賞ノミネート>
1492・コロンブス (1992) 1492 CONQUEST OF PARADISE
仮面の男 (1998) THE MAN IN THE IRON MASK
ミッション・クレオパトラ (2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題)
シティ・オブ・ゴースト (2002) CITY OF GHOSTS
ブランシュ (2002) BLANCHE
ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題) 』等

●ヴィルジニー・ルドワイヤン as カミーユ
8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題)
< 2002 年ベルリン国際映画祭銀熊賞(芸術貢献賞)をカトリーヌ・ドヌーヴ Catherine Deneuve (『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』『 リトル・トム (2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題) 』『 8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題) 』『 永遠の語らい (2003) A TALKING PICTURE 』等)らと共に受賞>等

●グレゴリー・デランジェール as フレデリック

●イヴァン・アタル as ラウル
フレンチなしあわせのみつけ方 (2004) ILS SE MARIERENT ET EURENT BEAUCOUP D'ENFANTS / AND THEY LIVED HAPPILY EVER AFTER

●ジャン=マルク・ステレ as 教授
女はみんな生きている (2001) CHAOS
イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』等

●ピーター・コヨーテ as ウィンクラー
パッチ・アダムス (1998) PATCH ADAMS
エリン・ブロコビッチ (2000) ERIN BROCKOVICH
ウォーク・トゥ・リメンバー (2002) A WALK TO REMEMBER
ファム・ファタール (2002) FEMME FATALE 』等

●ニコラ・ファウデ as ティエリー
ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題) 』等

 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の他のキャストには、
ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題)
ヴィドック (2001) VIDOCQ 』等のエディット・スコブ、
天使の肌 (2002) PEAU D'ANGE (原題) / ONCE UPON AN ANGEL (米題) 』等のミシェル・ヴュイエルモズ、
リード・マイ・リップス (2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』等のピエール・ディオらがいる。

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■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』のプロット

 ドイツ軍の侵入が進み、パリからの逃亡を図るため、ミスマッチな一団がボルドー Bordeaux で集結する…。
 ヴィヴィアンヌ(イザベル・アジャーニ)は、銀幕以外の場所でもその才能を素晴らしく発揮できる名女優。ヴィヴィアンヌは、戦時中に便利なようにと、フランス首相ボーフォール(ジェラール・ドパルデュー)を誘惑。しかし、ヴィヴィアンヌの元恋人フレデリック(グレゴリー・デランジェール)が現れる。フレデリックは、ヴィヴィアンが犯した殺人のために刑務所に送られていたが、ラウル(イヴァン・アタル)と一緒に脱獄して自由の身となり、ヴィヴィアンヌを追っている。その間、 2 人の前科者は、物理学を勉強する可憐な女学生カミーユ(ヴィルジニー・ルドワイヤン)と出会う。カミーユは、決してドイツの手に渡してはならない科学的発見と彼女の教授(ジャン=マルク・ステレ)を守ろうとしている。疑わしいジャーナリストのウィンクラー(ピーター・コヨーテ)はコソコソしているし、ヴィヴィアンが殺害した男の甥であるティエリー(ニコラ・ファウデ)は、復讐に燃えていて…。

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【『 ボン・ヴォヤージュ 』のスタッフとキャスト】
監督: ジャン=ポール・ラプノー Jean-Paul Rappeneau (Directed by)
製作: ロラン・ペタン Laurent Pétin (producer)
    ミシェル・ペタン Michèle Pétin (producer)
脚本: パトリック・モディアーノ Patrick Modiano (Writing credits)
    ジル・マルシャン Gilles Marchand (adaptation)
    ジャン=ポール・ラプノー Jean-Paul Rappeneau (adaptation)
    ジュリアン・ラプノー Julien Rappeneau (adaptation)
    ジェローム・トネール Jérôme Tonnerre (adaptation)
音楽: ガブリエル・ヤーレ Gabriel Yared (Original Music by)
撮影: ティエリー・アルボガスト Thierry Arbogast (Cinematography by)
編集: マリリン・モンチュー Maryline Monthieux (Film Editing by)
美術: ジャック・ルクセル Jacques Rouxel (Production Design by)
衣装: ティエリー・デレトル Thierry Delettre (Costume Design by)
    カトリーヌ・ルテリエ Catherine Leterrier (Costume Design by)

出演: イザベル・アジャーニ Isabelle Adjani as Viviane Denvers
    ジェラール・ドパルデュー Gérard Depardieu as Jean-Étienne Beaufort
    ヴィルジニー・ルドワイヤン Virginie Ledoyen as Camille
    イヴァン・アタル Yvan Attal as Raoul
    グレゴリー・デランジェール Grégori Derangère as Frédéric
    ピーター・コヨーテ Peter Coyote as Alex Winckler
    ジャン=マルク・ステレ Jean-Marc Stehlé as Professeur Kopolski
    オーロール・クレマン Aurore Clément as Jacqueline de Lusse
    ザヴィエ・ドゥ・ギユボン Xavier De Guillebon as Brémond
    エディット・スコブ Edith Scob as Mme Arbesault
    ミシェル・ヴュイエルモズ Michel Vuillermoz as M. Girard
    ニコラ・ピニョン Nicolas Pignon as André Arpel
    ニコラ・ファウデ Nicolas Vaude as Thierry Arpel
    ピエール・ディオ Pierre Diot as Maurice/Le gardien du studio
    ピエール・ラローシュ Pierre Laroche as L'érudit

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の感想
 私にとってフランス映画の醍醐味は、フランスの美しい言語、フランスの美しい俳優、フランスの美しい風景、フランスの美しい文化だ。しかし、フランス映画ではそんな美しいものに囲まれているのに、不幸な登場人物が描かれることが多い。そんなフランス映画の結末に「なんでやねん!」と受け入れられない方もいらっしゃることだろう。しかし、最近はそんな暗いフランス映画以外にも、
TAXi (1997) TAXI
TAXi 2 (2000) TAXI 2
クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES
ヴィドック (2001) VIDOCQ
ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題)
YAMAKASI ヤマカシ (2001) YAMAKASI
TAXi 3 (2003) TAXI 3 』等のエンターテインメント重視の映画や、
パリのレストラン (1995) AU PETIT MARGUERY
橋の上の娘 (1999) LA FILLE SUR LE PONT
パリの確率 (1999) PEUT-ETRE
ハリー、見知らぬ友人 (2000) WITH A FRIEND LIKE HARRY (米題) / HARRY IS HERE TO HELP (米題) / HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (仏題)
青い夢の女 (2000) MORTEL TRANSFERT (原題) / MORTAL TRANSFER (英題)
アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 』等のように、フランス映画的なものを前面に押し出しながら、ハッピーエンドな映画も続々と登場している。

 映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』は、フランスの美しい言語、フランスの美しい俳優、フランスの美しい風景、フランスの美しい文化に溢れながら、エンターテイメント性にも優れ、且つ、フランス映画的なものもチラリと推察させてくれる、てんこ盛りな映画。しかもおよそ 20 億円以上の製作費で時代考証にも余念がないので、映像も見応えがあり、当時の混乱のパリやボルドーに訪れたような気にさせてくれる。また、『 アデルの恋の物語 (1975) L'HISTOIRE D'ADELE H. (原題) / THE STORY OF ADELE H. (米題) 』『 カミーユ・クローデル (1988) CAMILLE CLAUDEL 』『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』等で、情念の女を演じさせたらピカイチの女優イザベル・アジャーニが、お茶目なコメディエンヌ役を楽しんでいるのが Bon Bon ! 〔某車のCMのマネ〕である。

 映画好きな女性としては、見逃せないのがハンサム俳優。私、フレデリック役のグレゴリー・デランジェールに、心を奪われてしまいました。(⌒ー⌒) ニヤリ。最初はフーンって感じだったけど、映画が進んでいくにつれて、その知的な眼差しに♪麻呂はクラクラ〜♪〔「おじゃる丸」っぽく〕。映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』で、セザール賞最有望新人男優賞を獲得したのに納得の存在感、そして演技でした。これからもしっかりと応援させて頂きたく存じます。
■映画『 ボン・ヴォヤージュ 』のエッセイ「パリ陥落とボン・ヴォヤージュ」はここをクリック

■映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の更新記録
◆解説とネタばれ:2004/05/06 ◆俳優についてリンク更新:2004/05/06
◆テキスト一部およびファイル書式更新:2004/07/08
◆タイトル変更:2004/09/16
◆感想追記:2004/11/06
◆一部データ更新:2004/11/23
2005/03/30更新: ◆データ追加
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幸田 幸
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