運命の女
表紙目次読む映画試写会レヴュー観たい度映画予告編エッセイ日誌試写会情報リンク集
映画人解説・レヴュー一覧表映画ゲーム思い出映画ブロードバンド(B)版旅行の森てんこ森
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画レヴュー
運命の女 (2002)
UNFAITHFUL
 映画『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』をレヴュー紹介します。

 映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』を以下に目次別に紹介する。
■映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』の解説及びポスター、予告編
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』の映画データ
■映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』の主なキャスト
■映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』のスタッフとキャスト
■映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 運命の女 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』の結末
■映画『 運命の女 UNFAITHFUL 』の更新記録

>>
「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え)
幸の鑑賞評価: 8つ星 
■映画『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』の解説及びポスター、予告編
運命の女
運命の女
Links:  Official Web Site
Trailers:  Quick Time 4.7Mb
Quick Time 8.2Mb
Quick Time 20.4Mb
■映画『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』の解説

 映画『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』は、フランスのクロード・シャブロル監督の「 La Femme Infidele (不実な女)」( 1969 ・日本未公開)を元に、アメリカサイドでリメイクした作品。映画『 運命の女 』の< UNFAITHFUL (不貞な)>という英題が示すように、内容は不倫の泥沼にはまり込む主婦の話。かなりエロチック要素のあるサスペンスだ。映画『 運命の女 』は、だからR指定。
 映画『 運命の女 』の製作総指揮アーノン・ミルチャンは 「交渉人」( 1998 )、脚本のアルヴィン・サージェントは「スパイダーマン」( 2002 )、共同脚本ウィリアム・ブロイルズ・Jr は「 PLANET OF THE APES 猿の惑星」( 2001 )を手掛けた売れっ子。映画『 運命の女 』の夫役はリチャード・ギア、妻の役はダイアン・レイン。それに若い浮気相手がフランス出身のオリヴィエ・マルティネスで、はまり役。平和な家庭が妻の不倫を境に崩れていくという普遍的な題材ではあるが、ついつい引きずられて観てしまうのは、やはり俳優達やスタッフのなせる業なのだろう。
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
▲TOPへ
■映画『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』の映画データ
 上映時間:124分
 製作国:アメリカ
 公開情報:FOX
 アメリカ初公開年月:2002/5/08
 日本初公開年月:2003/01/11 予定
 ジャンル:サスペンス/ドラマ
▲TOPへ
■映画『 運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』の主なキャスト
●リチャード・ギア as エドワード・サムナー@運命の女
プリティ・ブライド (1999) RUNAWAY BRIDE
プロフェシー (2002) THE MOTHMAN PROPHECIES
シカゴ (2002) CHICAGO
Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス? (2004) SHALL WE DANCE?
綴り字のシーズン (2005) BEE SEASON

●ダイアン・レイン as コニー・サムナー@運命の女
陽だまりのグラウンド (2001) HARDBALL
トスカーナの休日 (2003) UNDER THE TUSCAN SUN
理想の恋人.com (2005) MUST LOVE DOGS

●オリヴィエ・マルティネス as ポール・マーテル@運命の女
S.W.A.T. (2003) S.W.A.T.
テイキング・ライブス (2004) TAKING LIVES
▲TOPへ
【『 運命の女 』のスタッフとキャスト】
監督: エイドリアン・ライン Adrian Lyne
製作: G・マック・ブラウン G. Mac Brown
    エイドリアン・ライン Adrian Lyne
製作総指揮: ローレンス・スティーヴン・メイヤーズ Lawrence Steven Meyers
    アーノン・ミルチャン Arnon Milchan
    ピエール・リシャール・ミラー Pierre Richard Muller
原案: クロード・シャブロル Claude Chabrol
脚本: アルヴィン・サージェント Alvin Sargent
    ウィリアム・ブロイルズ・Jr William Broyles Jr.
撮影: ピーター・ビジウ Peter Biziou
音楽: ジャン・A・P・カズマレック Jan A. P. Kaczmarek

出演: リチャード・ギア Richard Gere エドワード・サムナー
    ダイアン・レイン Diane Lane コニー・サムナー
    エリック・パー・サリヴァン Eric Per Sullivan チャーリー・サムナー
    オリヴィエ・マルティネス Olivier Martinez ポール・マーテル
    チャド・ロウ Chad Lowe ビル・ストーン
    ケイト・バートン Kate Burton トレーシー
    マーガレット・コリン Margaret Colin サリー
    ミラ・L・テイラー Myra Lucretia Taylor グロリア
    ドミニク・チアニーズ Dominic Chianese 探偵フランク・ウィルソン

▲TOPへ
<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『 運命の女 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー
 私は日本公開前に字幕スーパーなしの英語で観たので、わかる範囲でレヴューします。映画データについては調査した時点と公開される時点で異なる場合があります。本作の内容については、語学力と経験・常識不足のため、間違いや勘違いや適切でない表現があるかもしれません。どうかご理解賜りますようお願いいたします。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。
▲TOPへ

【運命の女 第01段落】  風さえ強くなければ何事も起こらなかった…。その日、ニューヨーク市および周辺は異常な強風に見舞われていた。ここ、ニューヨーク市郊外の、湖に面した美しい住宅地でも、庭の樹木は揺れに揺れている。そこに佇む白い豪邸が緑の芝生の広い庭に映えて目に沁みる。エドワード・サムナー(リチャード・ギア)とコニー(ダイアン・レイン)は結婚 11 年の仲睦まじい夫婦。二人には8歳のにぎやかな一人息子チャーリー(エリック・パー・サリヴァン)がいる。夫はマンハッタンで社員十人程度の会社の社長をして、黒塗りの大型ベンツに乗り、一家はリッチで、何不自由しない平和な生活を送っている。でも、それが落とし穴なのかも…。

【運命の女 第02段落】  朝、夫と息子を送り出したコニーは、息子チャーリーのあと1週間後の9歳の誕生日のプレゼントを買いに、強風の中をトレンチコートを着て出ていく。チャーリー役のエリック・パー・サリヴァンは「アルマゲドン」( 1998 )や
サイダーハウス・ルール (1999) THE CIDER HOUSE RULES 』にも出演の芸達者な子役だ。さてコニーは最寄の駅まではRV車で、そして電車に乗る。アメリカの映画で駅の通路を駆けるのは珍しいと思ったが、これは電車に乗り遅れまいという意味ではなくて、風をよけるために速足にしたのだろうと後で解釈した。行き先はニューヨーク市内のソーホー。ウェストビレッジ、イーストビレッジ、トライベッカそれにソーホーの辺りは大勢の芸術家たちが住んでおり、 文化の最先端を行く若者の街と言われている。ここらへんは誕生日プレゼントにいい珍しい物を売っているのかな。

【運命の女 第03段落】  タクシーも拾えず、プレゼントの大きな包みを抱えて舗道を強風にあおられて歩むコニー。そこに、分厚い本を十何冊も重ねて視界を悪くして両手で運んでいる青年ポール・マーテル(オリヴィエ・マルティネス)。二人は強風に押されるかのようにぶつかり合って転ぶ。運命の出会いだ。ポールはフランス人なのでフランス語訛り丸出しの英語で、若者らしく微笑みかける。すぐ階上の自宅にバンドエイドがあるから貼っていったら?と子供っぽい笑顔をコニーに向ける。コニーは、ダイアン・レイン自身と同じ年齢設定としても 1965 年生まれだから37歳、相手は二十代後半の甘い異国の雰囲気を漂わせている男だ。空きのタクシーが目の前を通ったのに、彼女はポールの誘いの言葉の方を選んでしまった。まぁ、悪そうでないし、親切に言ってくれている外国人だわ。ソーホーのこんな感じの所、入ったことないし。まぁイッカ、という思いで。

【運命の女 第04段落】  エレベーターは故障で、階上の彼のアパートまで階段でテクテク。でも、何もかも笑いとなって新鮮に映る。広い部屋に入ると、一面の書籍の棚。ポールは本の売買のディーラーをしているのだ。洗面所のメディスンボックスからバンドエイドを両脚の膝に貼りながら、コニーは好奇心いっぱいにして、独り住まいの男のバスルームというものを観察する。やけに生々しい。そんなコニーの心は、ドアの外のポールには読まれている。なにしろコニーは、リッチでエリートな都会風の女性。英俗語では、こんな都会派の若手エリートビジネスマン(ウーマン)を<ヤッピー yuppie >と呼ぶらしい。こういう生活レベルの違う、異文化の暮らしは縁遠い。いってみればウブなのだ。ポールはその間に温かい紅茶を入れてくれ、優しい態度だ。部屋の片隅にサンドバッグが吊ってあり、ポールは以前ボクサーをしていたんだと言う。ポール役のオリヴィエ・マルティネスは 1966 生まれだが、もっと若く見える。父親もプロのボクサー、そして自分もウェルター級でファイトしていた経歴がある。フランス、パリ時代に「プロヴァンスの恋」( 1995 )で国際的にデビューを果たし、「夜になるまえに」( 2000 )が有名。

【運命の女 第05段落】  自宅に電話連絡をしている彼女の組んだ脚の膝の辺りにポールの目は吸い寄せられる(イヤラシクなってきた)。そして傷を冷やすための氷の包みを、電話中の彼女の膝に出し抜けに押しつける。ドキッとするコニー。お手伝いさんのグロリア(ミラ・L・テイラー)にはあと1時間くらいで帰るからと言って電話を切る。ミラ・L・テイラーはここでは端役だけど、
チェンジング・レーン (2002) CHANGING LANES 』の裁判官の役もしていたんだ。ちょっとドキッとしているコニーは、自己紹介して、コンスタンスという名で(つまりコニーは愛称)息子もいる主婦であることを話し、相手も自己紹介し、一冊の詩の本を彼女に持たせてやる。彼女が指示されたページをめくると、男はそこの文句を暗誦して聞かせ、コニーは憧憬の目で男を見つめる。この日はこれですぐに帰宅した。

【運命の女 第06段落】  夜、息子も夫エドワードも帰宅して家族団欒。リチャード・ギアは最近では
プロフェシー (2002) THE MOTHMAN PROPHECIES 』も観たが、 1949 年生まれだから 53 歳。妻役のダイアン・レインとは一回り以上も年上だ。この映画では髪の毛も薄茶に染めて?綺麗に若作りしているが、コニーにとっては毎日見慣れている平凡な亭主に過ぎない。今日の昼のバンドエイドをくれた"親切な男の人"の話は一応する。夫エドワードも、そりゃよかったね、何かお礼でもしたらとか。二人はこの段階ではまだイチャツイて愛し合う。なお、ポールにもらった本は玄関そばの棚にしまう。

【運命の女 第07段落】  翌朝、いつものように夫と息子を見送ると、昨夜の本が気になって棚から取り出す。すると紙切れが落ちてきた。ポールの電話番号だ。ドキドキ。あッ、飼い犬がじっとそれを見ている。暇人の主婦コニーはまた昼頃、電車に乗り、グランド・セントラル駅構内からポールに電話をかける。この女性、珍しくケイタイは持っていない。公衆電話から、ためらいながら、周囲の目を気にしながら、行動を起こしてしまうのだ。これも全てポールの思う壺なのだろう。恐らく、女心を知り尽くしている遊び人なのだ。「先日のお礼を言いたくて」と言う彼女に、「近くにいるなら来てよ。コーヒーでも飲んで一休みしていったら」と明るく答えるポール。コニーは今日はジーンズでラフな格好。着くと、コートを脱がせる彼の指先がコニーのうなじに触れ、また、点字の本を面白おかしく読ませるのに、指に指を重ねて動かしたり。コニーは自分でもちょっとヤバク感じ、どぎまぎして急いで帰る。帰宅しても、頭の中はポールのことでいっぱい。皿洗いしていても何かを思いつめている妻の表情に夫は???。

【運命の女 第08段落】  次の日も、磁石で吸い寄せられるようにコニーはポールの許に。今日はタイトスカートに体の線がよく見える白いセーター姿。昨日までかかっていなかった音楽が今日は妖しく響いている。トム・ヨーク Thom Yorke の< Exit Music >という曲らしい。この音楽に合わせて二人は肩に手を置き合いゆっくり踊り出すが、急に、これは間違いだわとコニーは言い出して急いで帰ろうとする。このように、平凡な主婦が、誘惑に駆られていきそうになりながら誘惑と戦っている過程が、これでもかこれでもかと描かれる。…しかし、とうとうポールに抱きつかれてしまい、一線を越えてしまった。帰途の電車で、さっきのベッドでの光景を目に浮かべては、一人、思い出し笑いするコニー。主婦が地獄に陥った時だった。それからは、毎日、いそいそとポールの許に通って禁断の恋を味わうのだ。

【運命の女 第09段落】  夫はそんな妻の異変に少しずつ気がつき始める。(1)友人達との会合に出ると言っているのに、友人からコニーに暫く会っていないと聞く。(2)家で他のことを考えている様子。(3)聞いたこともない音楽< Exit Music >を家でかけるようになった。(4)妻が腰に恋人に書かれたフェルトペンの悪戯書きをバスタブ内で必死に消そうとしている。(5)一緒にお風呂に入って愛し合おうとすると、避けて先に出てしまう。(6)派手なランジェリーや新しいヒールの靴を買っている。(7)昼食を一緒にしようと誘うと、美容院の予約があるからと言って断る。夫が電話で確認してみると、そんな予約はない。(8)叱った会社の雇い人ビル・ストーン(チャド・ロウ)に、貴様のファミリーもよく見ろと、ののしられる。ビルは社長の奥さんのデート現場を目撃しているからだ。なお、チャド・ロウの兄、ロブ・ロウは
オースティン・パワーズ (1997) AUSTIN POWERS: INTERNATIONAL MAN OF MYSTERY 』や
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー (2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』全シリーズに出演していて、兄弟は顔の輪郭がよく似ているな。

【運命の女 第10段落】  夫エドワードはシカゴへの出張の間、或いは出張は口実で、市内のホテルで滞在して妻を"泳がせて"、私立探偵フランク・ウィルソン(ドミニク・チアニーズ)に妻の行状調査を依頼する。すると、男と共にいる妻の何とも幸福そうな楽しそうな姿が証拠写真として提出された。そして男の素性と住所も教えられる。やはり、本当だったのか。エドワードはがっくりし、途方に暮れる。この映画では、リチャード・ギアはいわゆる"普通"の夫を演じることを要求されたそうだ。「プリティ・ウーマン」( 1990 )、
プリティ・ブライド (1999) RUNAWAY BRIDE 』のようなカッコイイ、スーパー・ヒーローでなく、どこにでもいるような平凡な家庭の夫・父親を。だから、ここでもエドワードは妻に問い詰めて思いきり叱ったり、殴ったりしないで、ただただうろたえるのだ。

【運命の女 第11段落】  そうとは知らない妻コニーは、ソーホー地区のポールの家の真ん前で、友達トレーシー(ケイト・バートン)とサリー(マーガレット・コリン)にばったり遭遇してしまい、喫茶店で友達を席に座らせておいて、トイレでポールと事に及んだり、大胆にますますのめり込んでいる。でも、ポールの家で寝過ごして、夕方学校に息子を迎えに行くのに遅れて罪悪感を持ったり、感情の起伏が激しい。大雨の日、買い物帰りにまたポールの所に車を向けてしまうコニーが目にしたのは、別の女性と親しげにしている彼の姿だった。とっさにポールの頭を叩いて嫉妬で怒り狂うコニーだが、女性の扱いの上手いポールは、そんなコニーとまたもや関係してしまう。泥沼状態のコニー。

【運命の女 第12段落】  コニーがポールのアパートから帰るのと入れ違いに、住所のメモを手に、夫エドワードが意を決して訪れてくる。そして、相手の若さに先ずびっくりし、「何歳?」なんて場違いなことを先ず口走ってしまう。そしてシーツの乱れたダブルベッドを間近に見て、頭に来て涙ぐむ。また、自分がコニーに昔プレゼントした置物を、コニーがポールに贈ったと知って、最高に頭に来る。情けなくてあまりにも気持ちが悪くなったエドワードは、気がつくと、その置物で相手の頭を激情から力任せに殴っていた。死、死んでしまった…。普通人のエドワードであるから、殺人なんて思いもよらないし、慣れてもいない。泣き出し、気がへたりそうになったが、そこにコニーから留守電が入る。「こんなこと、よくないわ。もうお別れしましょう。」妻のこの声に我に帰って、そこらじゅうの自分の指紋を消し、床の血の海は雑巾で拭き取り、シーツとカーペットで死体をグルグル巻きにする。そして、大雨の中、ベンツのトランクに乗せる。ここのエレベーターの怪力シーンは、スーパーマンでもあるまいし、現実離れしていたけれど…。

【運命の女 第13段落】  帰宅して血のついた服を捨て、シャワーを浴びて、大慌てで子供の学芸会に少し遅れて到着。先に観ていた妻と合流して、息子の晴れ姿に笑い泣きする。そして、妻の横顔を見て、これで全てが終わったと噛み締め、二人は手を握り合う。帰りにベンツは追突されてトランクの中が見えそうになってハラハラさせるのは、映画の常。死体は夜、家族が寝静まった頃にゴミ捨て場に捨てに行く。

【運命の女 第14段落】  クリスマス・イヴに祖父母や親戚が集まって七面鳥のディナー。何もかも元通りに平和に戻った…。

▲TOPへ

◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say !


【運命の女 第15段落】  ある日曜日、夫婦がガーデニングをしていると、刑事が「ポール・マーテルが行方不明なのだが、何かご存知か」とコニーに訊きに来る。コニーの手紙がポールの部屋から見つかり、事情を知っているかと思ったのだ。コニーは本を買ったことがあるだけなのでと誤魔化すが、ソーホーの駐車場の券もあなたの車のナンバーですからとも言われ、ドキドキ。また、後日、行方不明だったポール・マーテルは死体で見つかったと、また事情聴取に来た。刑事達はコニーを疑っている。コニーは一人、悩むが、夫は心配そうに見守ってくれるので慰められる。

【運命の女 第16段落】  しかし、ある日、クリーニングに出そうとして、夫の服のポケットから探偵の撮った自分の不倫現場の写真を見つけてコニーは初めて真相を知る。夫は知っていたのだ!更に、犯行の凶器となった可愛いガラスの置物が、また自分の家に戻っているではないか!夫と目が合って、あなたが?!と心の中で叫ぶ妻。そして数日間は、恋人を夫が殺(あや)めたことに腹が立って、家の中は険悪な状態。息子チャーリーもそんな家庭の暗さに敏感になっている。

【運命の女 第17段落】  夜、息子を膝に乗せてピアノを弾かせている夫のそばで、コニーは何気なくあのガラスの置物の内蓋を外してみた。すると、数年前に夫がプレゼントしてくれた時の愛のメッセージが入っており、それを読んだコニーは優しい夫に改めて目覚める。そして証拠写真は暖炉で燃やす。もう全て済んだことは流そう…。二人の無言の認め合いがそこにあった。…あの風の強い日、バンドエイドの誘いに乗らず、来た空きのタクシーに乗っていたら、と涙を流すコニー。二人は絆を取り戻し、泣いて強く抱き合う。

【運命の女 第18段落】  あとには戻れない。メキシコにでも夜逃げして、名前も変えて生き直そうか。車の中で親子三人、真夜中の街角の信号で、信号が青になっても車は止まったままだった。そこは、警察の真ん前。このあとは観客に想像させる余韻を残して映画は終わる。このままメキシコに行ったら、ワンちゃんはどうなるのだろう、なんて筋に関係ないこと思ってしまった私。

【運命の女 第19段落】  因みにリチャード・ギアとダイアン・レインは昔「コットンクラブ」( 1984 )で共演している。あの頃の、カワイコちゃん的ツッパリ的だったと思うのだが、ダイアン・レインも、その後、結婚・出産・離婚を経験して、大人の女優になったなというのが、リチャード・ギアの感想だそうだ。ダイアン・レインは「陽だまりのグラウンド」( 2001 )では小学校の教師ウィルクス先生に扮して、意欲に燃えた誠実で真面目な役を上手にこなしている。8歳からの演技人生 30 年近く経つと、やはり演技が自然体で、この不倫の話も観る者の目を釘付けにするのだろう。数年前のクリント・イーストウッドとメリル・ストリープの
マディソン郡の橋 (1995) THE BRIDGES OF MADISON COUNTY 』の中年の不倫映画も泣かせたが、こういう映画って案外?面白い。

以上。
<もっと詳しく>からスペースを含まず6437文字/文責:幸田幸

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      運命の女 公式サイト(英語版)
       http://unfaithfulmovie.com/
      スケッチで綴るニューヨークの旅/ ソーホーとグリニッジビレッジ
       http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/6320/n09_soho.htm
■映画『 運命の女 』の更新記録
2002/11/11新規: ファイル作成
2005/01/03更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/03/30更新: ◆データ追加
2005/10/06更新: ◆追記
2006/07/15更新: ◆リンク追加
▲TOPへ
幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
「映画の森てんこ森」へ 「旅行の森てんこ森」へ
映画解説・レヴュータイトル一覧表
映画の森てんこ森 バナー03

映画の森てんこ森 coda21幸田幸 クレジット バナー01
幸のイタリア各都市情報へ
旅行の森てんこ森 バナー03
136x70
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。
貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。
© 2002-2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved.