スーパーマン リターンズ | |||||||||||||||||||||||||||
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映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画解説 | |||||||||||||||||||||||||||
スーパーマン リターンズ (2006) | |||||||||||||||||||||||||||
SUPERMAN RETURNS | |||||||||||||||||||||||||||
映画『 スーパーマン リターンズ (2006)
SUPERMAN RETURNS 』を紹介します。 映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』の主なスタッフ ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』の音楽 ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』の主なキャスト ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』のあらすじ ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』のトリビア ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』のスタッフとキャスト ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 スーパーマン リターンズ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 スーパーマン リターンズ SUPERMAN RETURNS 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
スーパーマン リターンズ
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』の解説 『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』は、 第1作『 スーパーマン (1978) SUPERMAN 』 第2作『 スーパーマン II/冒険篇 (1981) SUPERMAN II 』 第3作『 スーパーマン III/電子の要塞 (1983) SUPERMAN III 』 第4作『 スーパーマン4/最強の敵 (1987) SUPERMAN IV: THE QUEST FOR PEACE 』から長らく次作が待ち焦がれてきた「スーパーマン」シリーズの第5弾。二十年近くたって映画は復活したので『 スーパーマン リターンズ 』。『 スーパーマン リターンズ 』は「SUPERMAN V 」とも知られている。 クリストファー・リーヴ Christopher Reeve がスーパーマンのはまり役から落馬事故・全身不随・死去という悲しい結果になって、『 スーパーマン リターンズ 』の新スーパーマン俳優がずっと模索されてきた。そして遂に『 スーパーマン リターンズ 』の新スーパーマンに選ばれたのは映画俳優としては新人のブランドン・ラウス。体格もマスクもスーパーマンの伝統を受け継いでいる。『 スーパーマン リターンズ 』では、ロイス・レインにはケイト・ボスワース、レックス・ルーサーにはケヴィン・スペイシーという豪華メンバー。 ▲TOPへ ■映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』の主なスタッフ ○『 スーパーマン リターンズ 』の監督・製作・脚本: ブライアン・シンガー 『 X−MEN2 (2003) X-MEN 2 』 『 X−メン (2000) X-MEN 』 『 ユージュアル・サスペクツ (1995) THE USUAL SUSPECTS 』等で監督・製作・脚本 『 ネメシス/S.T.X (2002) STAR TREK: NEMESIS 』に出演も ○『 スーパーマン リターンズ 』の製作: ギルバート・アドラー 『 コンスタンティン (2004) CONSTANTINE 』 『 スタスキー&ハッチ (2004) STARSKY & HUTCH 』 『 ゴーストシップ (2002) GHOST SHIP 』 『 13ゴースト (2001) THIR13EN GHOSTS / 13 GHOSTS 』 ○『 スーパーマン リターンズ 』の製作: ジョン・ピーターズ 『 アリ (2002) ALI 』 『 バットマン リターンズ (1992) BATMAN RETURNS 』 『 バットマン (1989) BATMAN 』 『 レインマン (1988) RAIN MAN 』 ○『 スーパーマン リターンズ 』の製作: スティーヴン・ジョーンズ 『 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2005) STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH 』 『 ピーター・パン (2003) PETER PAN 』 『 ゴーストシップ (2002) GHOST SHIP 』 『 スクービー・ドゥー (2002) SCOOBY-DOO 』 ○『 スーパーマン リターンズ 』の製作総指揮: クリス・リー 『 S.W.A.T. (2003) S.W.A.T. 』 『 バリスティック (2002) BALLISTIC: ECKS VS. SEVER 』 ○『 スーパーマン リターンズ 』の撮影: ニュートン・トーマス・サイジェル 『 ブラザーズ・グリム (2005) THE BROTHERS GRIMM 』 『 コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』 ○『 スーパーマン リターンズ 』の美術: ガイ・ダイアス 『 ブラザーズ・グリム (2005) THE BROTHERS GRIMM 』 『 サウンド・オブ・サンダー (2004) A SOUND OF THUNDER 』 『 キング・アーサー (2004) KING ARTHUR 』 『 マトリックス リローデッド (2003) THE MATRIX RELOADED 』 『 カンガルー・ジャック (2003) KANGAROO JACK 』 『 9デイズ (2002) BAD COMPANY 』 『 PLANET OF THE APES 猿の惑星 (2001) PLANET OF THE APES 』 『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』 『 13デイズ (2000) THIRTEEN DAYS 』 『 ザ・セル (2000) THE CELL 』 『 ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』 ▲TOPへ ■映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』の音楽 ○『 スーパーマン リターンズ 』の音楽: ジョン・オットマン 『 ファンタスティック・フォー [超能力ユニット] (2005) FANTASTIC FOUR 』 『 蝋人形の館 (2005) HOUSE OF WAX 』 『 ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ (2005) HIDE AND SEEK 』 『 セルラー (2004) CELLULAR 』 『 ゴシカ (2003) GOTHIKA 』 『 コール (2002) TRAPPED 』 『 スパイダー パニック! (2002) EIGHT LEGGED FREAKS 』 ジョン・オットマンは『 スーパーマン リターンズ 』の編集もしている多才な人材だ。 ○『 スーパーマン リターンズ 』のオリジナルテーマ音楽: ジョン・ウィリアムズ 『 SAYURI (2005) MEMOIRS OF A GEISHA 』 『 宇宙戦争 (2005) WAR OF THE WORLDS 』 『 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 (2005) STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH 』 『 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』 『 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) CATCH ME IF YOU CAN 』 『 ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS 』 『 マイノリティ・リポート (2002) MINORITY REPORT 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』 『 パトリオット (2000) THE PATRIOT 』 『 アンジェラの灰 (1999) ANGELA'S ASHES 』 『 セブン・イヤーズ・イン・チベット (1997) SEVEN YEARS IN TIBET 』 『 ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (1997) THE LOST WORLD: JURASSIC PARK 』 ▲TOPへ ■映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』の主なキャスト ●ブランドン・ラウス as クラーク・ケント/スーパーマン@スーパーマン リターンズ 『 スーパーマン リターンズ 』でスーパーマン役に抜擢されたブランドン・ラウスは 1979/10/09 米国アイオワ州デモイン Des Moines, Iowa 生まれ。本名ブランドン・ジェームズ・ラウス Brandon James Routh といい、愛称 B.J 。いかにも新人らしく、‘ Routh ’の発音は、‘south サウス’のように‘ラウス’だよと IMDb がわざわざ書いてくれている。 身長は 1.89 m。ハリウッド映画の大作『 スーパーマン リターンズ 』に抜擢される前は、アイオワ大学に通い、TV番組 "Odd Man Out (1999) "、"Undressed (1999) "、"Gilmore Girls (2000) "等に出演していた。趣味はサッカー、バスケットボール、水泳、サイクリング、読書。楽器はトランペットとピアノを演奏できる。 2003 年のハロウィーンでは「クラーク・ケント/スーパーマン Clark Kent/Superman 」の仮装をした。そしたらそれが映画『 スーパーマン リターンズ 』で実現とは! 2004年のハロウィーンでは「バットマン Batman 」の仮装をした。スーパーマンの役を貰ってからは、スーパーマンの肉体的存在感を把握するため、スーパーマンの動作を指導するコーチについた。撮影では、スーパーマンのコスチュームを身に着けると、本当に強くなる気がしたそうだ。因みに、ブランドン・ラウスのお兄さんは実社会の‘スーパーマン’警察官である。 ●ケイト・ボスワース as ロイス・レイン@スーパーマン リターンズ 『 ビヨンド the シー 夢見るように歌えば〜 (2004) BEYOND THE SEA 』 『 ワンダーランド (2003) WONDERLAND 』 『 ルールズ・オブ・アトラクション (2002) THE RULES OF ATTRACTION 』 『 ブルークラッシュ (2002) BLUE CRUSH 』 ●ケヴィン・スペイシー as レックス・ルーサー@スーパーマン リターンズ 『 ビヨンド the シー 夢見るように歌えば〜 (2004) BEYOND THE SEA 』 『 ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (2003) THE LIFE OF DAVID GALE 』 『 16歳の合衆国 (2003) THE UNITED STATES OF LELAND 』 『 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー (2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』 『 光の旅人 K−PAX (2001) K-PAX 』 『 アメリカン・ビューティー (1999) AMERICAN BEAUTY 』 『 交渉人 (1998) THE NEGOTIATOR 』 『 ユージュアル・サスペクツ (1995) THE USUAL SUSPECTS 』 ●マーロン・ブランド as ジョー=エル (記録映像)@スーパーマン リターンズ 『 ヴェニスの商人 (2004) THE MERCHANT OF VENICE 』 (special thanks) 『 地獄の黙示録 (1979) APOCALYPSE NOW 』参照 『 スーパーマン (1978) SUPERMAN 』 『 ゴッドファーザー (1972) THE GODFATHER 』 ●サム・ハンティントン as ジミー・オルセン@スーパーマン リターンズ 『 Uボート 最後の決断 (2004) IN ENEMY HANDS / U-BOAT 』 ●ジェームズ・カレン as ベン・ハバード@スーパーマン リターンズ 『 マルホランド・ドライブ (2001) MULHOLLAND DR. / MULHOLLAND DRIVE 』 『 13デイズ (2000) THIRTEEN DAYS 』 ●フランク・ランジェラ as ペリー・ホワイト@スーパーマン リターンズ 『 レッド・ドラゴン (2002) RED DRAGON 』 『 ナインスゲート (1999) THE NINTH GATE 』 『 1492・コロンブス (1992) 1492 CONQUEST OF PARADISE 』 ●ジェームズ・マースデン as リチャード・ホワイト@スーパーマン リターンズ 『 きみに読む物語 (2004) THE NOTEBOOK 』 『 ズーランダー (2001) ZOOLANDER 』 ●ノエル・ニール as 以前は裕福な婦人@スーパーマン リターンズ 「スーパーマン Adventures of Superman 」TVシリーズやスーパーマンの諸映画でロイス・レイン役をしていたベテラン女優さん ●カル・ペン as スタンフォード@スーパーマン リターンズ 『 マスク2 (2005) SON OF THE MASK 』 『 LOVE DON'T COST A THING (2003) 』 ●パーカー・ポージー as キティ・コスロフスキー@スーパーマン リターンズ 『 ブレイド3 (2004) BLADE: TRINITY 』 『 クリスティーナの好きなコト (2002) THE SWEETEST THING 』 ●テッド・メイナード as ニュース司会者@スーパーマン リターンズ 『 スパイ・ゲーム (2001) SPY GAME 』 ●ペータ・ウィルソン as ボビー・フェイ@スーパーマン リターンズ 『 リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い (2003) THE LEAGUE OF EXTRAORDINARY GENTLEMEN 』 ▲TOPへ ■映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』のあらすじ ※本作『 スーパーマン リターンズ 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 スーパーマン リターンズ 』のストーリー。 「 Faster than a speeding bullet, more powerful than a locomotive, and able to leap tall buildings in a single bound (日本のTVでは: 弾よりも速く、力は機関車より強く、高いビルもひとっ飛び)」という名文句で始まった 1950 年代のテレビ番組「スーパーマン」。そしてクリストファー・リーヴ主演の映画版「スーパーマン」。「スーパーマン」はジェリー・シーゲルとジョー・シャスターが生み出した永遠のコミック・ヒーローである。「スーパーマン」のニックネームは「鋼鉄の男 The Man of Steel 」といい、超能力の持ち主である。力は強くて心は優しい民衆の味方。 スーパーマンは地球ではなく、クリプトン星 Krypton で産まれた。父親はジョー=エル Jor-El (マーロン・ブランド)という科学者であり指導者である。母親は元・宇宙飛行士だったララ Lara という。スーパーマンは初めからスーパーマンという名ではなくて、クリプトン星ではカル=エル Kal-El という名だった。カル=エルが二、三歳の頃、科学者の父ジョー=エルは、クリプトン星は滅亡の運命にあると知り、クリプトン星の指導的地位にいる科学者たちに危機を話す。しかし彼らはそれを信じず、クリプトン星人たちに警告するのを拒んだ。 ジョー=エルは息子のカル=エルを地球まで脱出させようと決心する。妻ララは夫と運命を共にする方を選んだ。息子一人の方が無事に生存するチャンスが大きいと願って。父ジョー=エルは、クリプトン星が爆発する寸前に、カル=エルを乗せたロケットを宇宙に発射した。その宇宙船の中で数ヶ月間、幼児のカル=エルの頭脳にあらん限りの凝縮された知識・エネルギーが注入されていく。そして地球に無事に着陸すると、カル=エルは少年に成長していた。地球ではクリプトン星よりも重力が小さいことと、太陽の黄色い光が、カル=エル少年に超能力をもたらすことを父は知っていた。 カル=エルの宇宙船が着地したのは、スモールヴィル Smallville という町の近くの畑だった。ここで、地元農家のジョナサンとマーサ(エヴァ・マリー・セイント)というケント夫妻に保護される。二人は、その‘拾った’子にクラークと名付けた。クラークはマーサの旧姓なのだ。ケント夫妻はクラークを正式に養子にして可愛がって大切に育てた。 クラークが学校に入る頃、ケント一家は農場からスモールヴィルに引っ越した。夫妻は農場を売却して町に雑貨店を購入したのだ。この時期にはもう、ケント夫妻も、クラーク(子役:ステファン・ベンダー)本人も、クラークの人並みはずれた驚異的身体能力に気づいていた。それこそ‘弾よりも速く’走り、‘力は機関車より強く’て、自動車まで持ち上げて人命救助したりする。‘高いビルもひとっ飛び’のように空を飛ぶのはもう少し大人になってから。クラークは「スーパーボーイ Superboy 」と呼ばれるようになって、自分の超人的パワーを良い事に使い、犯罪と戦う。 . 高校を卒業すると、ケント夫妻は亡くなり、クラークはメトロポリス Metropolis (いわばニューヨークのような大都会)に移転してメトロポリス大学 Metropolis University に入った。そしてスーパーヒーローの名は「スーパーマン」となる。大学ではジャーナリズムを専攻し、卒業するとデイリー・プラネット社 the Daily Planet という新聞社に記者として就職した。デイリー・プラネット社の編集長はペリー・ホワイト(フランク・ランジェラ)。葉巻がトレードマークで、スタッフには無愛想に見えるが実は思いやりのある人物だ。 クラークは普段は「スーパーマン」の正体は隠し、スーツ(背広)に眼鏡というダサクて御人好しの普通人に化けている。その場合の彼の名はクラーク・ケントである。同僚女性のロイス・レイン(ケイト・ボスワース)はそんなクラークには無関心(後のコミックでは二人は結婚するけど)。クラークは何か事件が起こると、電話ボックスの中とか小部屋とかで「S」字のマークの青いスーパーマン・スーツにパッと着替えて「スーパーマン」に大変身。マントを翻してビルの谷間から突如として現れ、悪人を懲らしめ、善人たちを救い出す。ロイス・レインは「スーパーマン」がクラーク・ケントであることを知らずに、大事な時にどこに行っていたのよといつもお冠。ロイス・レインはスーパーマンに恋してる。クラークも(スーパーマンも)ロイスを愛している。 デイリー・プラネット社でロイス・レインとクラーク・ケントと行動を共にするカメラマンがジミー・オルセン(サム・ハンティントン)で、二人の理解者であり、周囲からは「スーパーマンの友達 Superman's Pal 」と呼ばれるほど。片や、スーパーマンの敵は、レックス・ルーサー Lex Luthor やゾッド将軍 General Zod である。『 スーパーマン リターンズ 』は、こういう、「スーパーマン」のリメイクであり、第1作『 スーパーマン (1978) SUPERMAN 』と第2作『 スーパーマン II/冒険篇 (1981) SUPERMAN II 』の半ば続編であるという。 スーパーマンは謎めいて姿を消していた。そしてスーパーマンは6年ぶりに戻ってくる。スーパーマン映画が復活したのが二十年近くたったから『 スーパーマン リターンズ 』というだけでなく、スーパーマンが6年ぶりに戻ってきたから『 スーパーマン リターンズ 』というのだ。スーパーマンはその6年間、生まれ故郷のクリプトン星に戻って、本当に自分がその不運の惑星の最後の息子なのかどうかを調べていたのだ。スーパーマンの旧敵によってパワーをなくされてしまったスーパーマンは、愛した女性ロイス・レインに関する痛手を味わう。ロイスには5歳になる息子が生まれているのだ。その父親はリチャード・ホワイト(ジェームズ・マースデン)で、ロイスはリチャードと婚約している。 スーパーマンは、自分がいなくてもやっていける社会での場所を見つけようともする。でも、6年ぶりに戻ってきた世界は前よりも悪化していた。スーパーマンが不在の間に、レックス・ルーサー(ケヴィン・スペイシー)はメトロポリスで実権を握るようになってしまっている。レックス・ルーサーとはスーパーマンの宿敵で、「鋼鉄の男」スーパーマンの超能力を失わせようと目論む科学の天才というストーリーもあれば、レックスコープ社 LexCorp という巨大コングロマリットの堕落したCEOというストーリーもある。いずれにしてもレックス・ルーサーはスーパーマンに敵意と憎悪の念を抱いている邪悪な人物である。『 スーパーマン リターンズ 』では、レックス・ルーサーはCIAエージェントという情報だ。 それにも加え、クリプトン星の昔の敵が再出現する。他のクリプトン星人たちも、地球に来るとスーパーマンと同様に太陽から超能力を得るわけなので、スーパーマンとクリプトン星人たちの戦いは凄まじい。クリプトン星人の一人はカル=エル(スーパーマンのクリプトン星での名前)の従兄だ。スーパーマンは地球で他のクリプトン星人たちがしでかしている真実を探究していくうちに、CIA捜査官レックス・ルーサーと対決することに。スーパーマンはレックス・ルーサーとも、クリプトン星人とも戦わねばならない。社会を悪から護るため、スーパーマンは海の底から宇宙の果てまで広大な旅をして民衆の英雄となって活躍する・・・。 ※なお、この『 スーパーマン リターンズ 』あらすじは上映前の米国の諸情報から調べたので正しいとは限りません。 ▲TOPへ ■映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』のトリビア 【スーパーマン リターンズのトリビア その1】 『 スーパーマン リターンズ 』のロケーションは、アメリカでなくてオーストラリアで行われた。主にシドニー Sydney, New South Wales, Australia だ。シドニーの街が小道具や大道具で米国ニューヨーク風に染められ、デイリー・プラネット社も電話ボックスもまるでニューヨークにあるみたいになっている。 【スーパーマン リターンズのトリビア その2】 『 スーパーマン リターンズ 』でスーパーマンを育ててくれたケント夫妻の農場は、シドニーと同じくニューサウスウェールズ州のタムワースTamworth, New South Wales で撮影された。撮影スタッフはここでトウモロコシを栽培して12週間後に収穫できたそうだ。 【スーパーマン リターンズのトリビア その3】 『 スーパーマン リターンズ 』製作が 1990 年代中盤に計画された時には、監督には ●ティム・バートン Tim Burton ( 『 ティム・バートンのコープスブライド (2005) TIM BURTON'S CORPSE BRIDE 』 『 スリーピー・ホロウ (1999) SLEEPY HOLLOW 』等)が考えられていた。 【スーパーマン リターンズのトリビア その4】 同様に計画当初は、『 スーパーマン リターンズ 』でスーパーマン役には何と ●ニコラス・ケイジ Nicolas Cage ( 『 ゴーストライダー (2007) GHOST RIDER 』 『 アダプテーション (2002) ADAPTATION. 』等)が考えられていた。 【スーパーマン リターンズのトリビア その5】 同様に計画当初は、『 スーパーマン リターンズ 』でレックス・ルーサー役には ●ジャック・ニコルソンJack Nicholson ( 『 アバウト・シュミット (2002) ABOUT SCHMIDT 』 『 イージー・ライダー (1969) EASY RIDER 』等)が考えられていた。 【スーパーマン リターンズのトリビア その6】 同様に計画当初は、『 スーパーマン リターンズ 』でロイス・レイン役には ●サンドラ・ブロック Sandra Bullock ( 『 トゥー・ウィークス・ノーティス (2002) TWO WEEKS NOTICE 』 『 デンジャラス・ビューティー (2001) MISS CONGENIALITY 』等)が考えられていた。でも十年も経ってしまったから、もっと若手に回っちゃったみたいで。 【スーパーマン リターンズのトリビア その7】 『 スーパーマン リターンズ 』の監督には ●ブレット・ラトナー Brett Ratner ( 『 ダイヤモンド・イン・パラダイス (2004) AFTER THE SUNSET 』 『 レッド・ドラゴン (2002) RED DRAGON 』等)も当初は携わっていたが、『 スーパーマン リターンズ 』の度重なる延期やスーパーマンの配役の困難さ等から降板した。 【スーパーマン リターンズのトリビア その8】 『 スーパーマン リターンズ 』の監督がブレット・ラトナーだった時には、スーパーマンの父親ジョー=エル役に ●アンソニー・ホプキンス Anthony Hopkins ( 『 ハンニバル (2001) HANNIBAL 』 『 M:I−2 (2000) MISSION: IMPOSSIBLE 2 / M:I-2 』等)が決まっていたのだが、ラトナー監督が辞めるとアンソニー・ホプキンスもそれに倣った。 【スーパーマン リターンズのトリビア その9】 『 スーパーマン リターンズ 』の監督だったブレット・ラトナーがワーナーブラザーズ幹部と意見が折り合わない原因となったスーパーマン役の人選はこういうものだった: ●ジョシュ・ハートネット Josh Hartnett 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 シン・シティ (2005) SIN CITY 』 『 ハリウッド的殺人事件 (2003) HOLLYWOOD HOMICIDE 』 ●ポール・ウォーカー Paul Walker 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 NOEL ノエル (2004) NOEL 』 『 ワイルド・スピードX2 (2003) 2 FAST 2 FURIOUS 』 ●マシュー・ボーマー Matthew Bomer 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 フライトプラン (2005) FLIGHTPLAN 』 ●ブレンダン・フレイザー Brendan Fraser 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 愛の落日 (2002) THE QUIET AMERICAN 』 『 ハムナプトラ2/黄金のピラミッド (2001) THE MUMMY RETURNS 』 ●アシュトン・カッチャー Ashton Kutcher 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 バタフライ・エフェクト (2004) THE BUTTERFLY EFFECT 』 『 ジャスト・マリッジ (2003) JUST MARRIED 』 ●イアン・サマーハルダー Ian Somerhalder 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 Uボート 最後の決断 (2004) IN ENEMY HANDS / U-BOAT 』 『 ルールズ・オブ・アトラクション (2002) THE RULES OF ATTRACTION 』 ●ジェリー・オコンネル Jerry O'Connell 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 カンガルー・ジャック (2003) KANGAROO JACK 』 『 ミッション・トゥ・マーズ (2000) MISSION TO MARS 』 ●ヘンリー・カヴィル Henry Cavill 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 モンテ・クリスト伯 (2002) THE COUNT OF MONTE CRISTO 』 ●デヴィッド・ボレアナズ David Boreanaz 『 スーパーマン リターンズ 』落選 【スーパーマン リターンズのトリビア その10】 『 スーパーマン リターンズ 』の監督には、ブレット・ラトナーの次はマックG McG (『 チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS 』等)に一旦は収まったが、予算とロケ地の点でワーナーブラザーズ幹部と意見を異にして去った。ワーナーはオーストラリアを『 スーパーマン リターンズ 』ロケ地にしたいと思っていたのが、マックGはアメリカ精神を他の大陸で表すのは不適当だという考えだったので。 【スーパーマン リターンズのトリビア その11】 『 スーパーマン リターンズ 』で監督がマックGだった時には、スーパーマン役には ●ジェイソン・ベア Jason Behr 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 THE JUON/呪怨 (2004) THE GRUDGE 』 ●ジャレッド・パダレッキ Jared Padalecki 『 スーパーマン リターンズ 』落選 『 フライト・オブ・フェニックス (2004) FLIGHT OF THE PHOENIX 』 『 ニューヨーク・ミニット (2004) NEW YORK MINUTE 』 が考えられていた。 【スーパーマン リターンズのトリビア その12】 『 スーパーマン リターンズ 』のロイス・レイン役にケイト・ボスワースが決まる前はこういう候補があった: ●エリシャ・カスバート Elisha Cuthbert 『 蝋人形の館 (2005) HOUSE OF WAX 』 『 アダルト♂スクール (2003) OLD SCHOOL 』 ●クレア・デインズ Claire Danes 『 めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS 』 『 17歳の処方箋 (2002) IGBY GOES DOWN 』 ●ケリー・ラッセル Keri Russell 『 ママが泣いた日 (2005) THE UPSIDE OF ANGER 』 ●ミーシャ・バートン Mischa Barton 『 シックス・センス (1999) THE SIXTH SENSE 』 『 ノッティングヒルの恋人 (1999) NOTTING HILL 』 ●キーラ・ナイトレイ Keira Knightley 『 ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY 』 『 パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』 ●スカーレット・ヨハンソン Scarlett Johansson 『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』 『 バーバー (2001) THE MAN WHO WASN'T THERE 』 【スーパーマン リターンズのトリビア その13】 『 スーパーマン リターンズ 』で結構オイシイ役、カメラマンのジミー・オルセン役には ●エリック・クリスチャン・オルセン Eric Christian Olsen 『 セルラー (2004) CELLULAR 』 『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』 ●トファー・グレイス Topher Grace 『 イン・グッド・カンパニー (2004) SYNERGY / IN GOOD COMPANY 』 『 モナリザ・スマイル (2003) MONA LISA SMILE 』 ●ショーン・アシュモア Shawn Ashmore 『 X−MEN2 (2003) X-MEN 2 』 『 X−メン (2000) X-MEN 』 ●シア・ラブーフ Shia LaBeouf 『 チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル (2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE 』 『 コンスタンティン (2004) CONSTANTINE 』 『 穴/HOLES (2003) HOLES 』 が考えられていた。 【スーパーマン リターンズのトリビア その14】 驚くなかれ、『 スーパーマン リターンズ 』のレックス・ルーサー役とジョー=エル役とに ●ジョニー・デップ Johnny Depp ( 『 チャーリーとチョコレート工場 (2005) CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY 』 『 シークレット・ウインドウ (2004) SECRET WINDOW 』等) まで考えられていたのだって!!! 【スーパーマン リターンズのトリビア その15】 『 スーパーマン リターンズ 』のスーパーマン役に ●ジェームズ・カヴィーゼル(ジム・カヴィーゼル) James Caviezel ( 『 シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE 』 『 G.I.ジェーン (1997) G.I. JANE 』等)が非常に興味を示した。しかし、ブライアン・シンガー監督はカヴィーゼルが『 パッション (2004) THE PASSION OF THE CHRIST 』で主演してから有名になりすぎたと感じて配役を拒んだそうだ。 |
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【『 スーパーマン リターンズ 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: ブライアン・シンガー Bryan Singer (Directed
by) 製作: ギルバート・アドラー Gilbert Adler (producer) ジョン・ピーターズ Jon Peters (producer) ブライアン・シンガー Bryan Singer (producer) スティーヴン・ジョーンズ Stephen Jones (co-producer) 製作総指揮: クリス・リー Chris Lee (executive producer) キャラクター: ジェリー・シーゲル Jerry Siegel (characters) ジョー・シャスター Joe Shuster (characters) 脚本: ブライアン・シンガー Bryan Singer (story) マイケル・ドハティ Michael Dougherty (story & screenplay) ダン・ハリス Dan Harris (story & screenplay) 撮影: ニュートン・トーマス・サイジェル Newton Thomas Sigel (Cinematography by) 編集: エリオット・グレアム Elliot Graham (Film Editing by) ジョン・オットマン John Ottman (Film Editing by) 美術: ガイ・ダイアス Guy Dyas (Production Design by) 音楽: ジョン・オットマン John Ottman (Original Music by) ジョン・ウィリアムズ John Williams (original themes) 出演: ブランドン・ラウス Brandon Routh as Clark Kent/Superman ケイト・ボスワース Kate Bosworth as Lois Lane ケヴィン・スペイシー Kevin Spacey as Lex Luthor マーロン・ブランド Marlon Brando as Jor-El (archive footage) ステファン・ベンダー Stephan Bender as Young Clark Kent サム・ハンティントン Sam Huntington as Jimmy Olsen ジェームズ・カレン James Karen as Ben Hubbard フランク・ランジェラ Frank Langella as Perry White ジェームズ・マースデン James Marsden as Richard White ノエル・ニール Noel Neill as Previously Wealthy Woman カル・ペン Kal Penn as Stanford パーカー・ポージー Parker Posey as Kitty Koslowski エヴァ・マリー・セイント Eva Marie Saint as Martha Kent テッド・メイナード Ted Maynard as News Anchor ペータ・ウィルソン Peta Wilson as Bobbie Faye ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com Superman - Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/Superman Superman Returns Story Details?? http://www.latinoreview.com/scoops/superman-sd.html |
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■映画『 スーパーマン リターンズ 』の更新記録 2005/09/04新規: ファイル作成 2006/01/09更新: ◆データ追加 2006/03/28更新: ◆データ追加 2006/06/25更新: ◆データ追加 2007/02/05更新: ◆データ追加 |
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