アルフィー＠映画の森てんこ森

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アルフィー　(2004)

ALFIE

幸の観たい度：８つ星　

■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』のポスター、予告編および映画データ

アルフィー

Links:	Official Web Site
Trailers:	QuickTime

上映時間 Runtime：	1:42
製作国 Country：	イギリス／アメリカ UK / USA
製作会社 Production Company：	Paramount Pictures [us]
全米配給会社 Distributer：	Paramount Pictures [us]
全米初公開 Release Date：	2004/11/05
日本初公開 R. D. in Japan：	2005/07/09　予定
日本公開情報：	ＵＩＰ
ジャンル Genre：	コメディ／ドラマ／ロマンス Comedy / Drama / Romance
MPAA Rating 指定：	Rated R for sexual content, some language and drug use.
日本語公式サイト
http://www.alfie.jp/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』の解説

　映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』は、 1966 年に Sir マイケル・ケイン（『サイダーハウス・ルール　(1999) THE CIDER HOUSE RULES 』『愛の落日　(2002) THE QUIET AMERICAN 』等）がタイトル・ロールの色男を演じた映画のリメイク。 Sir マイケルが監督のチャールズ・シャイアに勧めた 2004 年度版『アルフィー』の主役は、『リプリー　(1999) THE TALENTED MR. RIPLEY 』『コールドマウンテン　(2003) COLD MOUNTAIN 』でオスカー・ノミネートの英国人俳優ジュード・ロウ！映画の舞台はロンドンからニューヨークに変わるが、アルフィーが直接カメラに話しかけるという 1966 年の奇抜な表現方法はそのままだ。アルフィーが遍歴する女性陣には、スーザン・サランドン（『ムーンライト・マイル　(2002) MOONLIGHT MILE 』等）、マリサ・トメイ（『イン・ザ・ベッドルーム　(2001) IN THE BEDROOM 』等）らのオスカー女優や、ジュード・ロウの現恋人である新人女優シエナ・ミラーも登場する。

　近頃、『ステップフォード・ワイフ　(2004) THE STEPFORD WIVES 』『クライシス・オブ・アメリカ　(2004) THE MANCHURIAN CANDIDATE 』そして本作『アルフィー　(2004) ALFIE 』、さらにはアダム・サンドラーの『 THE LONGEST YARD (2005) 』、トム・クルーズ＆スピルバーグ監督の『 WAR OF THE WORLDS (2005) 』とリメイク続きのパラマウント映画。 What's it all about, Alfie? （♪Alfie♪by Dionne Warwick）

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■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』ゴールデングローブ賞おめでとう！
【受賞部門】
＼(*^o^)／歌曲賞(♪Old Habits Die Hard♪)

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■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』の主なスタッフ

○監督＆製作＆脚本：チャールズ・シャイア
『プライベート・ベンジャミン　(1980) PRIVATE BENJAMIN 』＜ 1981 年アカデミー脚本賞ノミネート＞
『マリー・アントワネットの首飾り　(2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE 』（監督・製作）等

○製作＆脚本：エレイン・ポウプ

○製作総指揮：ショーン・ダニエル
『ギフト　(2000) THE GIFT 』
『ハムナプトラ２／黄金のピラミッド　(2001) THE MUMMY RETURNS 』(producer)
『ハンテッド　(2003) THE HUNTED 』
『ディボース・ショウ　(2003) INTOLERABLE CRUELTY 』等

○製作総指揮：ダイアナ・フィリップス

○原作：ビル・ノートン（ 1910-1992 ）
『アルフィー　(1966) ALFIE 』＜ 1967 年アカデミー脚色賞ノミネート＞

○音楽：ミック・ジャガー
　言わずと知れた Sir ミック・ジャガーは、 40 年以上トップの座に君臨するロック・バンド、ザ・ローリング・ストーンズ the Rolling Stones のヴォーカリスト。ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ Keith Richards も『パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち　(2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』の第２弾に出演するような動きがある。コンサート・ツアーがあったり、ロッカー仕事は体にキツイから、徐々にあんまり動かなくてもいい映画の仕事にシフトしていこうとしてたり…なんちゃって！いつまでも活動の場を広げ続けて日夜努力するおじ様ロッカーを応援するゾ。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ　(2001) THE ROYAL TENENBAUMS 』(song "Ruby Tuesday") (song "She Smiled Sweetly")
『オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー　(2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』(singer: "Miss You")(as The Rolling Stones)
『エニグマ (2002) ENIGMA 』（製作）
『ブロンド・ライフ　(2002) LIFE OR SOMETHING LIKE IT 』(song "Satisfaction")
『ムーンライト・マイル　(2002) MOONLIGHT MILE 』(song "Moonlight Mile")
『アダプテーション　(2002) ADAPTATION 』(song "Wild Horses")
『Ｎ.Ｙ式ハッピー・セラピー　(2003) ANGER MANAGEMENT 』(song "19th Nervous Breakdown")
『ブルース・オールマイティ　(2003) BRUCE ALMIGHTY 』(song "God Gave Me Everything")
『Ｓ.Ｗ.Ａ.Ｔ. (2003) S.W.A.T. 』(song "Shattered")等

○音楽：ジョン・パウエル
『シン・レッド・ライン　(1998) THE THIN RED LINE 』(additional music)
『シュレック　(2001) SHREK 』(also song "It Is You {I Have Loved}")
『ボーン・アイデンティティー　(2002) THE BOURNE IDENTITY 』
『ドラムライン　(2002) DRUMLINE 』
『プルート・ナッシュ　(2002) THE ADVENTURES OF PLUTO NASH 』
『トゥー・ウィークス・ノーティス　(2002) TWO WEEKS NOTICE 』
『エージェント・コーディ　(2003) AGENT CODY BANKS 』
『セイブ・ザ・ワールド　(2003) THE IN-LAWS 』
『ジーリ　(2003) GIGLI 』
『ペイチェック　消された記憶　(2003) PAYCHECK 』
『シュレック２　(2004) SHREK 2 』("Shrek" theme)
『ボーン・スプレマシー　(2004) THE BOURNE SUPREMACY 』
『ロボッツ　(2005) ROBOTS 』等

○音楽：デヴィッド・Ａ・スチュワート
　80 年代にヒットしたイギリスの男女二人組エレクトロニック・ポップ・ユニット、ユーリズミックス Eurythmics のメンバー。 93 年に解散後、デイヴ・スチュワートはプロデュースや映画音楽の世界でも活躍している。元相方のアニー・レノックス Annie Lennox は、『ロード・オブ・ザ・リング／王の帰還　(2003) THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING 』で、 2004 年アカデミー歌曲賞を受賞。

『デュエット　(2000) DUETS 』
『８０デイズ　(2004) AROUND THE WORLD IN 80 DAYS 』等

○撮影：アシュレイ・ロウ
『マリー・アントワネットの首飾り　(2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE 』
『カレンダー・ガールズ　(2003) CALENDAR GIRLS 』等

○編集：パードリック・マッキンレー
『１７歳の処方箋　(2002) IGBY GOES DOWN 』
『イフ・オンリー　(2004) IF ONLY 』等

○美術：ソフィー・ベッチャー

○衣装：ベアトリス・アルナ・パスツォール
『バッファロー'６６　(1998) BUFFALO '66 』(costume consultant)
『ジョンＱ－最後の決断－　(2002) JOHN Q 』
『９デイズ　(2002) BAD COMPANY 』
『リクルート　(2003) THE RECRUIT 』
『イン・ザ・カット　(2003) IN THE CUT 』
『悪女　(2004) VANITY FAIR 』
『イーオン・フラックス　(2005) AEON FLUX 』等

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■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』の主なキャスト

☆ジュード・ロウ as アルフィー
『リプリー　(1999) THE TALENTED MR. RIPLEY 』＜ 2000 年アカデミー助演男優賞ノミネート＞
『スターリングラード　(2000) ENEMY AT THE GATES 』
『ロード・トゥ・パーディション　(2002) ROAD TO PERDITION 』
『コールドマウンテン　(2003) COLD MOUNTAIN 』＜ 2004 年アカデミー主演男優賞ノミネート＞
『スカイキャプテン　ワールド・オブ・トゥモロー　(2004) SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW 』
『クローサー　(2004) CLOSER 』
『アビエイター　(2004) THE AVIATOR 』
『ハッカビーズ　(2004) I HEART HUCKABEES / I LOVE HUCKABEES 』等

◆俳優について

ジュード・ロウ　Jude Law

Photo Date: 22 November 2004
Photo by Lester Cohen - c WireImage.com - Image courtesy WireImage.com
IMDbより使わせて頂いてます。

　ジュード・ロウは、最初は単なる英国産のフェロモン俳優の一人として現れたが、すぐにその魅惑的な容姿を越える才能をカメラの前でしっかりと証明する。イギリスの昼メロから、 1995 年にショーン・マサイアス Sean Mathias の舞台『 INDISCRETIONS 』（『ヴァージン・スーサイズ　(1999) THE VIRGIN SUICIDES 』等のキャスリーン・ターナー Kathleen Turner と共演）でブロードウェイへ。ジュード・ロウの作品は、批評家やファンからますます評価を獲得するようになる。

　ジュード・ロウは 1972 年 12 月 29 日ロンドン London 生まれ。トマス・ハーディ Thomas Hardy の小説「日陰者ジュード（Jude The Obscure）」から息子の名前を付けた両親ピーター Peter とマギー Maggie は、現在はフランスで劇団を運営しているが、以前は学校の教師だった。姉のナターシャ Natasha は写真家である。ジュード・ロウは、 12 歳の時に国立青年音楽劇場 the National Youth Music Theatre で演技を始め、 17 歳の時に『 FAMILIES (1900 』というグラナダTV Granada TV の昼メロに出演するため完全に学校を中退した。 1992 年、ジュード・ロウは舞台の道に進む。ロンドンのいたる所で沢山の舞台に出演し、 1994 年にはローレンス・オリヴィエ賞の新人賞にノミネートされる。ロンドンで『 INDISCRETIONS 』に出演した後、ブロードウェイでも同じ演目の舞台に立ち、絶賛される。

　『 INDISCRETIONS 』以前に、ジュード・ロウが最も注目を浴びたのは、映画『ショッピング　(1993) SHOPPING 』。このイギリス映画で、ジュード・ロウは初めて認知されると同時に、未来の妻の女優サディ・フロスト Sadie Frost （『ドラキュラ　(1992) BRAM STOKER'S DRACULA 』等出演、『スカイキャプテン　ワールド・オブ・トゥモロー　(2004) SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW 』製作）と出会う。 1997 年に結婚し、ジュード・ロウは、ロンドンで妻と 2 人の間にできた息子のラファティ Rafferty とルディ Rudy 、娘のアイリス Iris 、そしてカメや犬といったペットと一緒に暮らした。サディ・フロストの前夫との子供フィンリー Finley も一緒に過ごすことがあった。サディ・フロストのために、ジュード・ロウは菜食主義者になったが、『コールドマウンテン　(2003) COLD MOUNTAIN 』の撮影の間、バルクアップ（筋肉量アップ）するためにお肉を再び食べ始め、今も食べているとか…。お肉に再び目覚めた（？）せいで、妻のことがイヤになったのかどうか知らないけど、 2003 年 10 月にジュード・ロウは離婚している。左腕にビートルズ the Beatles の♪Sexy Sadie♪の歌詞“ You came along to turn on everyone, sexy Sadie. （君は皆を興奮させるためにやって来たね、セクシー・サディ。）”と入れていたタトゥーはどうしてしまったんだろう？因みに、ビートルズが意味した“セクシー・サディ”とは、彼らが崇拝していたのにホントはＨだったインド人のグル（導師）のことらしい。

　ジュード・ロウは俳優としての仕事に加え、サディ・フロスト、ユアン・マクレガー Ewan McGregor （『トレインスポッティング　(1996) TRAINSPOTTING 』『ブラス！　(1996) BRASSED OFF 』『リトル・ヴォイス　(1998) LITTLE VOICE 』『ムーラン・ルージュ　(2001) MOULIN ROUGE! 』『恋は邪魔者　(2003) DOWN WITH LOVE 』『猟人日記　(2003) YOUNG ADAM 』『ビッグ・フィッシュ　(2003) BIG FISH 』『ロボッツ　(2005) ROBOTS 』等）、ショーン・パートウィー Sean Pertwee （『ケミカル５１　(2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題) 』『リベリオン (2002) EQUILIBRIUM 』等）、ジョニー・リー・ミラー Jonny Lee Miller （『トレインスポッティング　(1996) TRAINSPOTTING 』『マインドハンター　(2004) MINDHUNTERS 』等）達と 1995 年に映画製作会社ナチュラル・ナイロン Natural Nylon を立ち上げる。 1999 年にはナチュラル・ナイロン初の映画『チューブ・テイルズ　(1999) TUBE TALES 』がリリースされた。ナチュラル・ナイロンは他ではできない革新的な映画の製作を目指したが、売れっ子俳優のジュード・ロウは携わる時間がなくなり、 2003 年に会社を離れた。（ユアン・マクレガーはジュード・ロウが辞める前年の 10 月に去っている。）

　ジュード・ロウは『 INDISCRETIONS 』で批評的にも商業的にも成功した後、映画に仕事の比重を置き始め、コツコツと映画スターとしての地位を確立していく。クリント・イーストウッド Clint Eastwood 監督（『ミスティック・リバー　(2003) MYSTIC RIVER 』等）の作品『真夜中のサバナ　(1997) MIDNIGHT IN THE GARDEN OF GOOD AND EVIL 』に出演し、 1999 年には鬼才デヴィッド・クローネンバーグ David Cronenberg 監督（『スパイダー／少年は蜘蛛にキスをする　(2002) SPIDER 』等）の『イグジステンズ　(1999) EXISTENZ 』、そしてアンソニー・ミンゲラ Anthony Minghella 監督（『イングリッシュ・ペイシェント　(1996) THE ENGLISH PATIENT 』等）の『リプリー　(1999) THE TALENTED MR. RIPLEY 』ではアカデミー助演男優賞にノミネート。ジャン＝ジャック・アノー Jean-Jacques Annaud 監督（『トゥー・ブラザーズ　(2004) TWO BROTHERS 』等）の『スターリングラード　(2000) ENEMY AT THE GATES 』、スティーヴン・スピルバーグ Steven Spielberg 監督（『ターミナル　(2004) THE TERMINAL 』等）の『 A.I.　(2001) ARTIFICIAL INTELLIGENCE:AI 』、サム・メンデス Sam Mendes 監督（『アメリカン・ビューティー　(1999) AMERICAN BEAUTY 』等）の『ロード・トゥ・パーディション　(2002) ROAD TO PERDITION 』と、その後もビッグ・ネームな監督とのコラボも続く。

　ジュード・ロウは、再びユニットを組んだアンソニー・ミンゲラ監督作品『コールドマウンテン　(2003) COLD MOUNTAIN 』で、アカデミー主演男優賞にノミネートされる。そして 2004 年は 6 本の映画に出演。デヴィッド・Ｏ・ラッセル David O. Russell 監督のコメディ『 I HEART HUCKABEES 』、ヒーロー物『スカイキャプテン　ワールド・オブ・トゥモロー　(2004) SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW 』、 1966 年話題作のリメイク『 ALFIE 』、マイク・ニコルズ Mike Nichols 監督の人間ドラマ『クローサー　(2004) CLOSER 』、世界中でハリー・ポッターと並ぶ超人気シリーズの映画化『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語　(2004) LEMONY SNICKET'S A SERIES OF UNFORTUNATE EVENTS 』、マーティン・スコセッシ Martin Scorsese 監督の実話物『アビエイター　(2004) THE AVIATOR 』。いずれも大作・話題作ばかり。ジュード・ロウの躍進は止まりそうもない。

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☆マリサ・トメイ as ジュリー
『いとこのビニー　(1992) MY COUSIN VINNY 』＜ 1993 年アカデミー助演女優賞受賞＞
『忘れられない人　(1993) UNTAMED HEART 』
『イン・ザ・ベッドルーム　(2001) IN THE BEDROOM 』＜ 2002 年アカデミー助演女優賞ノミネート＞
『Ｎ.Ｙ式ハッピー・セラピー　(2003) ANGER MANAGEMENT 』
『バイバイ、ママ　(2005) LOVERBOY 』等

☆オマー・エップス as マーロン
『ファイティング×ガール　(2004) AGAINST THE ROPES 』等

☆ニア・ロング as ロネット

☆ジェイン・クラコフスキー as ドリー
　TVドラマ『アリー・ｍｙラブ ALLY McBEAL 』でのアリーの秘書エレイン・ヴァッセル役が印象に残る。

☆シエナ・ミラー as ニッキ
　1981 年生まれの新鋭女優シエナ・ミラーは、 2003 年 10 月に離婚したばかりのジュード・ロウの新恋人。本作『アルフィー (原題) (2004) ALFIE 』での共演がお付き合いのきっかけだ。 2004 年 10 月には婚約のニュースが流れたが、ジュード・ロウは報道した大衆紙を批判し、噂を否定した。

☆スーザン・サランドン as リズ
『アトランティック・シティ　(1980) ATLANTIC CITY 』＜ 1982 年アカデミー主演女優賞ノミネート＞
『テルマ＆ルイーズ　(1991) THELMA & LOUISE 』＜ 1992 年アカデミー主演女優賞ノミネート＞
『ロレンツォのオイル／命の詩　(1992) LORENZO'S OIL 』＜ 1993 年アカデミー主演女優賞ノミネート＞
『若草物語　(1994) LITTLE WOMEN 』
『依頼人　(1994) THE CLIENT 』＜ 1995 年アカデミー主演女優賞ノミネート＞
『デッドマン・ウォーキング　(1995) DEAD MAN WALKING 』＜ 1996 年アカデミー主演女優賞受賞＞
『バンガー・シスターズ　(2002) THE BANGER SISTERS 』
『ムーンライト・マイル　(2002) MOONLIGHT MILE 』
『１７歳の処方箋　(2002) IGBY GOES DOWN 』
『 Shall we Dance?　シャル・ウィ・ダンス？　(2004) SHALL WE DANCE? 』
『ＮＯＥＬ　ノエル　(2004) NOEL 』

☆ゲディ・ワタナベ as ウィン

☆ディック・ラテッサ as ジョー

☆レニー・テイラー as Lu Schnitman
『ふたりの誓い　(1970) LOVERS AND OTHER STRANGERS 』＜ 1971 年アカデミー脚色賞ノミネート＞等

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■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』 1966年度版マイケル・ケインの『アルフィー』

　Sir マイケル・ケインが演じたアルフィーは、ロンドンの無責任な女たらし。アルフィーの人生の主な喜びは週に毎日違う女の子とのデートで楽しく過ごすこと。ガールフレンドのジルダ（ジュリア・フォスター Julia Foster ）を思いがけず妊娠させてしまったとき、アルフィーは人生について考えるために田舎で休暇を取る。とはいえ、まだ何とかうまく様々な女性と性的な関係を持っている。大富豪のルビー（シェリー・ウィンタース Shelley Winters ）、若き逃亡者シディー（ミリセント・マーティン Millicent Martin ）。そして友人の妻リリー（ヴィヴィエン・マーチャント Vivien Merchant ）でさえもアルフィーと関係がある。しかし、アルフィーは永遠に休暇を取れるわけじゃない。間もなく、父としての責任がアルフィーにのし掛かる。アルフィーは放蕩生活の産物に向き合わなければならず…。

　マイケル・ケインのアルフィーは、ジュード・ロウのアルフィーより冷淡でよそよそしく無情だったそうだ。しかし、単なるオモチャでなく人としての女性に対して、尊敬を持つ方向に徐々に気持ちが呼び覚まされてくる。 40 年前のイギリスの美青年にとっては、女性にモテるために流行の服を着こんだオオカミ男のアルフィーの変化が画期的だった。しかし、 40 年後の現在は男の子より女の子のほうがずっと変化している時代。新しいアルフィーはそんな社会的意義は追わない娯楽作品となっているようだ。

☆マイケル・ケイン Michael Caine

　Sir マイケルは、チャールズ・シャイア監督に『アルフィー』をリメイクする許可と、助言を与えたらしい。最初に監督に主演ジュード・ロウを勧めたのは、マイケル・ケインだそうで、そのカンはピッタリ当たったといえる。

『アルフィー　(1966) ALFIE 』＜ 1967 年アカデミー主演男優賞ノミネート＞
『探偵＜スルース＞　(1972) SLEUTH 』＜ 1973 年アカデミー主演男優賞ノミネート＞
『リタと大学教授　(1983) EDUCATING RITA 』＜ 1984 年アカデミー主演男優賞ノミネート＞
『ハンナとその姉妹　(1986) HANNAH AND HER SISTERS 』＜ 1987 年アカデミー助演男優賞受賞＞
『リトル・ヴォイス　(1998) LITTLE VOICE 』
『サイダーハウス・ルール　(1999) THE CIDER HOUSE RULES 』＜ 2000 年アカデミー助演男優賞受賞＞
『デンジャラス・ビューティー　(2001) MISS CONGENIALITY 』
『オースティン・パワーズ　ゴールドメンバー　(2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』
『愛の落日　(2002) THE QUIET AMERICAN 』＜ 2003 年アカデミー主演男優賞ノミネート＞
『ウォルター少年と、夏の休日　(2003) SECONDHAND LIONS 』
『バットマンビギンズ　(2005) BATMAN BEGINS 』等

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■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』のあらすじ
※本作『アルフィー　(2004) ALFIE 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　アルフィー（ジュード・ロウ）は、オシャレでキチンとした身なりをしたリムジン・タクシーの運転手。小粋なベスパ Vespa （イタリアのスクーター。『ローマの休日　(1953) ROMAN HOLIDAY 』でオードリー・ヘプバーンも乗っている。運転が苦手のジュード・ロウはベスパを乗りこなすために、バイクの運転クラスに通って訓練したらしい。）に乗って、マンハッタン Manhattan の町を疾走する。いつもうろつき回っているアルフィーは、美しい通りすがりの女性とベッドインしようとしているか、初老の隣人をおだてて自分のアパートの掃除をさせようとしている。チャーミングなジュード・ロウのイギリス訛りの英語は、マンハッタンの女性にはキュンとくるらしい。

　アルフィーは、長時間労働を数少ない従業員に強要するステレオタイプな中国系のウィン氏（ゲディ・ワタナベ）が所有する会社で働いている。ウィン氏が忍耐強い妻を虐待するのを、アルフィーは案外気にしているようだ。アルフィー自身は、女の子を簡単に捨てるけど、彼女達を叱り付けたりしないから。そんなウィン氏の振る舞いを観察して解釈しているのに、女の子を尊重しなかったら、女の子は去ってしまうということをアルフィーは完全に分かっていない。

　アルフィーには唯一の同性の親友である、同僚のマーロン（オマー・エップス）はアフリカン・アメリカン。マーロンは同じ人種であるカクテル・ウェイトレスの元ガールフレンド、ロネット（ニア・ロング）とよりを戻したがっている。おバカなことに、マーロンはアルフィーにロネットとの仲裁を頼む。アルフィーはロネットと一夜限りの関係を持ち、そのたった一度の危険な情事のせいで、ロネットは妊娠してしまう。この妊娠は中絶という結果にならないが、アルフィーと関係を持った後、ロネットはどんなにマーロンを愛しているかを悟り、 2 人はやり直すことに。

　アルフィーは、夫にうんざりしているリッチなお客ドリー（ジェイン・クラコフスキー）と毎週情事に及んでいる。また、安全パイとして“半永久的擬似的ガールフレンド”であるシングルマザーのジュリー（マリサ・トメイ）をキープしている。ジュリーは家事をしてくれたり、たまに手料理を持ってきてくれたりすることもある。“クリスマスの奇跡”だった薬物乱用のパーティーガール、ニッキ（シエナ・ミラー）との出会いは悪夢へと変化し、アルフィーの生活からニッキはいなくなる。キャリアウーマンのリズ（スーザン・サランドン）は“美しく保存された”年上の意志の強い女性。シャネルやグッチ、ダナキャランを着込み、宝石を身につけたリズは、女たらしのアルフィーを含むどんな男たちとも同等だ。と、女遊びを続けるアルフィーだが…。

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【『アルフィー』のスタッフとキャスト】

監督：チャールズ・シャイア　Charles Shyer (Directed by)
製作：チャールズ・シャイア　Charles Shyer (producer)
　　　　エレイン・ポウプ　Elaine Pope (producer)
製作総指揮：ショーン・ダニエル　Sean Daniel (executive producer)
　　　　ダイアナ・フィリップス　Diana Phillips (executive producer)
原作：ビル・ノートン　Bill Naughton (play) (earlier screenplay)
脚本：エレイン・ポウプ　Elaine Pope (screenplay)
　　　　チャールズ・シャイア　Charles Shyer (screenplay)
音楽：ミック・ジャガー　Mick Jagger (Original Music by)
　　　　ジョン・パウエル　John Powell (Original Music by)
　　　　デヴィッド・Ａ・スチュワート　David A. Stewart (songs)
撮影：アシュレイ・ロウ　Ashley Rowe (Cinematography by)
編集：パードリック・マッキンレー　Padraic McKinley (Film Editing by)
美術：ソフィー・ベッチャー　Sophie Becher (Production Design by)
衣装：ベアトリス・アルナ・パスツォール　Beatrix Aruna Pasztor (Costume Design by)

出演：ジュード・ロウ　Jude Law as Alfie
　　　　マリサ・トメイ　Marisa Tomei as Julie
　　　　オマー・エップス　Omar Epps as Marlon
　　　　ニア・ロング　Nia Long as Lonette
　　　　ジェイン・クラコフスキー　Jane Krakowski as Dorie
　　　　シエナ・ミラー　Sienna Miller as Nikki
　　　　スーザン・サランドン　Susan Sarandon as Liz
　　　　ゲディ・ワタナベ　Gedde Watanabe as Wing
　　　　ディック・ラテッサ　Dick Latessa as Joe
　　　　レニー・テイラー　Renée Taylor as Lu Schnitman

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　　http://www.alfiemovie.com/

■映画『アルフィー　(2004) ALFIE 』の更新記録
2004/11/11新規：ファイル作成
2004/11/13更新：◆解説とネタばれおよび俳優についてリンク
2004/12/04更新：◆新型ファイルに変更
2005/1/5更新：◆「ジュード・ロウとシエナ・ミラー」を追加リンク
2005/01/18更新：◆ゴールデングローブ賞追加
2005/02/18更新：◆邦題タイトル決定
2006/01/14更新： ◆データ追加
2006/02/16更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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