猟人日記
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猟人日記 (2003)
YOUNG ADAM
 映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』を紹介します。『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』は 2004/05/10 の時点では邦題が分からなかったので「ヤング・アダム」としておいたら『 猟人日記 』と決定した。

 映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の主なスタッフ
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の背景
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』のあらすじ
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の受賞
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』のトリビア
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』のスタッフとキャスト
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 猟人日記 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』のポスター、予告編および映画データ
猟人日記
猟人日記
Links:  Official Web Site
Trailers: QuickTime : High
QuickTime : Medium
QuickTime : Low
上映時間 Runtime: 1:33
製作国 Country: イギリス/フランス
UK / France
製作会社
Production Company:
Film Council [gb]
HanWay Films
Recorded Picture Company (RPC) [gb]
Scottish Screen [gb]
Sveno Media [fr]
全米配給会社 Distributer: Sony Pictures Classics [us]
全米初公開 Release Date: 2004/04/16 (Los Angeles, California)
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/新春 予定
日本公開情報 : ギャガ・コミュニケーションズ
ジャンル Genre: ドラマ/犯罪/サスペンス
Drama / Crime / Thriller
MPAA Rating 指定: Rated NC-17 for some explicit sexual content.
日本語公式サイト 調査中
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の解説

 『 猟人日記 』という題は以前に日本とソ連の二作品があったようだが、この『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』はスコットランドの小説家アレクサンダー・トロッキの同タイトルのエロティック・スリラー小説「ヤング・アダム」の映画化。カミュの「異邦人」の再来とも喩えられるこの映画『 猟人日記 』はユアン・マクレガー主演の話題作である。この映画『 猟人日記 』はエロティック・スリラーとかセクシー・スリラーとか犯罪絡みのサスペンス・ドラマとかにジャンルされる。

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■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の主なスタッフ

○『 猟人日記 』の製作: ジェレミー・トーマスとステファン・モールマンとピーター・ワトソン
ドリーマーズ (2003) THE DREAMERS

○『 猟人日記 』の製作: ジリアン・ベリー
リトル・ストライカー (2000) THERE'S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE
ドッグヴィル (2003) DOGVILLE

○『 猟人日記 』の製作総指揮: ロバート・ジョーンズ
ユージュアル・サスペクツ (1995) THE USUAL SUSPECTS
ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK
CODE46 (2003) CODE 46

○『 猟人日記 』の音楽: デヴィッド・バーン
堕天使のパスポート (2002) DIRTY PRETTY THINGS
バンガー・シスターズ (2002) THE BANGER SISTERS

○『 猟人日記 』の撮影: ジャイルズ・ナットジェン
マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE
プール (2002) SWIMFAN / SWIMF@N
イフ・オンリー (2004) IF ONLY

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■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の背景

 映画『 猟人日記 』の原作「ヤング・アダム」の著者アレクサンダー・トロッキは、 1950 年代のスコットランドのビート作家と呼ばれる。‘ビート族 beat generation ’とは、< 1950 年代にアメリカを中心として顕著だった、物質文明的な進歩志向に背を向けた若者たち、ビートニク (大辞林国語辞典より)>のことだそうだ。だから、作家アレクサンダー・トロッキの書いた小説は‘ビート小説 beat novel’とか‘カルト小説 cult novel’と呼ばれ、冒頭で触れたように、アルベール・カミュ Albert Camus の「異邦人 L'Etranger / The Outsider / The Stranger 」との比較が言及されているほどの奥深い文学のようだ。『 猟人日記 』のジョーは「異邦人」の主人公ムルソー Meursault と類似点があると捉えられている。

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■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』のあらすじ
※本作『 猟人日記 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 猟人日記 』の舞台は『 ダニー・ザ・ドッグ (2005) UNLEASHED / DANNY THE DOG 』でも舞台のグラスゴー Glasgow (スコットランド中部のクライド川 River Clyde に臨む港市)とエジンバラ Edinburgh (スコットランドの首都)間の運河。ジョー・テイラー(ユアン・マクレガー)は、別の町で作家を志望していたが身を立てられず、放浪者として流れ着き、このクライド運河 Clyde Canal で職を見つけた。グラスゴー・エジンバラ間を行き来する‘艀(はしけ=平底の荷船)’で働く仕事である。荷船の持ち主はレスリー・ゴールト(ピーター・ミュラン:
トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING
マグダレンの祈り (2002) THE MAGDALENE SISTERS 』)
という気むずかしい中年男だ。映画『 猟人日記 』の冒頭で、その運河に若い女性の半裸の水死体が上がり、作業中のジョーとレスリーがそれを引き上げる。

 この映画『 猟人日記 』はフラッシュバック手法が多用され、過去のシーンが幾度か挿入される。その溺死体の女性はジョーの知っている女だった。・・・小説では2年前のこと。浜辺でジョーはその女性キャシー・ディムリー(エミリー・モーティマー:
エリザベス (1998) ELIZABETH 』
ケミカル51 (2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題) 』)
をナンパする。水着姿で日焼け止めオイルを体に塗っているサングラスのキャシー。その仕種から自分を誘惑しているように感じたジョーは近づき、散歩でもどう? と声をかける。どこまで? 向こうまでさ。というノリで二人は空の貨物?の車両の中ですぐに関係を持つ。そして付き合ったか同棲したかだが、特別に恋愛感情を持つでなく、単なる体の関係のようだった。キャシーは妊娠する。そしてきっとジョーは彼女を捨てて流れ者になったのだろう。

 現在に戻って・・・ジョーは、船主レスリー・ゴールトの妻エラ(ティルダ・スウィントン:
アダプテーション (2002) ADAPTATION
コンスタンティン (2004) CONSTANTINE 』)
にも手を出す。夫婦には息子ジム(ジャック・マケルホーン)もいて、その息子のことはジョーは「キッド kid (ちび)」と呼んでいる。青白く毛深いやつれた中年女性エラは初めは乗り気でなかったが、若い雇い人ジョーとの関係に溺れていく。ティルダ・スウィントンとユアン・マクレガーのこういうベッドシーンは結構キワモノらしい。英国ではそのまま映し、米国ではカットされたそうで。この二人の関係であるが、これまたジョーは雇い主の妻エラを愛しているというわけでは毛頭ないのだ。エラとレスリー・ゴールトとの夫婦間の関係はとうに冷めているのを悟って、ジョーはエラに言い寄ったに過ぎない。

 妻の不倫を知った夫レスリー・ゴールトは妻エラの許を去る。そしてそれからエラの妹(または姉)グウェン(テレーズ・ブラッドレー)がやって来ると、ジョーはグウェンをも誘惑して肉体関係を持ってしまう。ジョーはこのように、常に新しい女性を体の対象に求めているという男なのだ。このジョーを演じるユアン・マクレガーは
トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING
ブラス! (1996) BRASSED OFF
リトル・ヴォイス (1998) LITTLE VOICE
ムーラン・ルージュ (2001) MOULIN ROUGE!
恋は邪魔者 (2003) DOWN WITH LOVE
ビッグ・フィッシュ (2003) BIG FISH 』等、英国映画とハリウッド映画の両方に活躍しているが、今回の『 猟人日記 』は英国とフランスの製作。全編、ユアン・マクレガーの故郷スコットランド Scotland のロケである。

 事故か、自殺か、殺人か? 溺死体をめぐって捜査していた警察は、このキャシーという女性とジョー・テイラーが関係あると突き止めた。前後して、その女性の殺人容疑で無実の男が逮捕されるのだが、状況からそうではないとジョーは分かって、身分を明かさない方法でその旨を警察に届けるらしい。でも、映画のラストのほうで裁判になるという。そこでジョーは人格を試され、物事の善悪の区別ができるかどうか決定しなければならなくなる…。脇に、
タイタニック (1997) TITANIC 』のユアン・スチュアートや
28日後... (2002) 28 DAYS LATER 』のスチュワート・マッカリーも登場。

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■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の受賞

・映画『 猟人日記 』は、 2003 年カンヌ映画祭 Festival International du Film de Cannes / Cannes Film Festival の「ある視点 Un Certain Regard 部門」で
アメリカン・スプレンダー (2003) AMERICAN SPLENDOR 』等と並んで上映された。

・映画『 猟人日記 』は 2003 年エジンバラ国際映画祭 Edinburgh International Film Festival では
しあわせの法則 (2002) LAUREL CANYON 』
イン・アメリカ/三つの小さな願いごと (2002) IN AMERICA 』
イン・マイ・スキン (2002) DANS MA PEAU (原題) / IN MY SKIN (英題)
インファナル・アフェア (2002) 無間道 (原題) / INFERNAL AFFAIRS (英題)
キャビン・フィーバー (2002) CABIN FEVER
クローサー (2002) SO CLOSE / 夕陽天使 (原題)
スパン (2002) SPUN
アメリカン・スプレンダー (2003) AMERICAN SPLENDOR
スイミング・プール (2003) SWIMMING POOL
パーティ★モンスター (2003) PARTY MONSTER
心の羽根 (2003) DES PLUMES DANS LA TETE (原題) / FEATHERS IN MY HEAD (英題)
等を押さえて、最優秀映画賞に輝いた。

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■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』のトリビア

 ところで、小説にしろ映画にしろ、登場人物でアダムという人は出てこないのに、なぜ原題が「ヤング・アダム」なのか? そのことは映画『 猟人日記 』では何も言及されていないが、調べた限りでは次のような可能性が大であろう。
 「ヤング・アダム」原作者アレクサンダー・トロッキは聖書の引用をよくする作家として知られている。最初に書いた小説は「 Cain's Story (邦題不明/直訳:カイン物語)」と言って、やはり聖書に登場するカインだ。カインは、<旧約聖書創世記の中のアダムとイブの長子。弟アベルの捧げた供物が自分の供物よりも神に喜ばれたことを怒り、アベルを殺す。(大辞林国語辞典より)>という、人類最初の殺人者である。
 すると、この『 猟人日記 』=「ヤング・アダム」はやはり聖書で人類創造のアダムとイブ Adam and Eve のアダムだと解釈するのが妥当と思われる。ユアン・マクレガー扮するジョーを、人間の男性全体の代表としておいてみたらしいのだ。禁じられた実を食べて堕落する人類最初の男性アダム。また、溺死した元カノジョ、キャシーの生を授からなかったお腹の赤ん坊ではないかという意見もある。アダムに「ヤング」がついているからかな。
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【『 猟人日記 』のスタッフとキャスト】
監督: デヴィッド・マッケンジー David Mackenzie (Directed by)
製作: ジェレミー・トーマス Jeremy Thomas (producer)
    ジリアン・ベリー Gillian Berrie (associate producer)
    レナード・クルックス Leonard Crooks (associate producer)
    ステファン・モールマン Stephan Mallmann (associate producer)
    スティーヴ・マッキンタイア Steve McIntyre (associate producer)
    ピーター・ワトソン Peter Watson (associate producer)
    ニック・・オヘイガン Nick O'Hagan (co-producer)
    ジム・リーヴ Jim Reeve (co-producer)
    アレクサンドラ・ストーン Alexandra Stone (co-producer)
製作総指揮: ロバート・ジョーンズ Robert Jones (executive producer)
原作: アレクサンダー・トロッキ Alexander Trocchi (novel)
脚本: デヴィッド・マッケンジー David Mackenzie (Writing credits)
撮影: ジャイルズ・ナットジェンズ Giles Nuttgens (Cinematography by)
編集: コリン・モニー Colin Monie (Film Editing by)
音楽: デヴィッド・バーン David Byrne (Original Music by)

出演: ユアン・マクレガー Ewan McGregor as Joe Taylor
    ティルダ・スウィントン Tilda Swinton as Ella Gault
    ピーター・ミュラン Peter Mullan as Les Gault
    エミリー・モーティマー Emily Mortimer as Cathie Dimly
    ジャック・マケルホーン Jack McElhone as Jim Gault
    テレーズ・ブラッドレー Therese Bradley as Gwen
    ユアン・スチュアート Ewan Stewart as Daniel Gordon
    スチュワート・マッカリー Stuart McQuarrie as Bill

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.sonyclassics.com/youngadam
■映画『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』の更新記録
2004/05/10新規: ファイル作成
2004/07/07更新: ◆テキストとリンク一部およびファイル書式
2004/11/24更新: ◆タイトル変更
2004/12/13更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/10/13更新: ◆追記
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幸田 幸
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