グッドナイト&グッドラック
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グッドナイト&グッドラック (2005)
GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK
 映画『 グッドナイト&グッドラック (2005) GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』を紹介します。

 映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 グッドナイト&グッドラック (2005) 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の主なスタッフ
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の主なキャスト
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の背景
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』のあらすじ
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の受賞
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』のトリビア
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』のスタッフとキャスト
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 グッドナイト&グッドラック 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 グッドナイト&グッドラック (2005) GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の更新記録

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■映画『 グッドナイト&グッドラック (2005) 』のポスター、予告編および映画データ
グッドナイト&グッドラック
グッドナイト&グッドラック
Links:  Official Web Site
Trailers:

公式サイトで観られます。

上映時間 Runtime: 1:33
製作国 Country: アメリカ USA
製作会社
Production Company:
Warner Independent Pictures
2929 Productions
Participant Productions
Davis-Films
Redbus Pictures
Tohokushinsha Film Company Ltd. 等
全米配給会社 Distributer: Warner Independent Pictures
Warner Bros. (2006) (USA)
全米初公開 Release Date: 2005/10/14
日本初公開 R. D. in Japan: 2006/04/29 先行公開
2006/05/13 全国拡大公開
日本公開情報 : 東北新社
ジャンル Genre: ドラマ/歴史
Drama / History
MPAA Rating 指定: Rated PG for mild thematic elements and brief language.
日本語公式サイト
http://www.goodnight-movie.jp/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の解説

 『 グッドナイト&グッドラック 』はジョージ・クルーニーが『 コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND 』に次いで監督する第2作。『 グッドナイト&グッドラック 』は半世紀前のテレビが世に出た頃の実話で、時代を感じさせる白黒のスクリーン。『 グッドナイト&グッドラック 』では、実在した伝説的ニュースキャスターが良心を貫くためにジャーナリストとして勇気ある行動をとり、ジョージ・クルーニーはそれを支持するTV局のプロデューサー役として出演もする。

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■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の主なスタッフ

○『 グッドナイト&グッドラック 』の監督・脚本・出演: ジョージ・クルーニー
シリアナ (2005) SYRIANA
オーシャンズ12 (2004) OCEAN'S TWELVE
ディボース・ショウ (2003) INTOLERABLE CRUELTY
コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND
ソラリス (2002) SOLARIS
ウェルカム トゥ コリンウッド (2002) WELCOME TO COLLINWOOD
オーシャンズ11 (2001) OCEAN'S ELEVEN
シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE
フェティッシュ (1996) CURDLED 』等に出演や製作や監督
ジャケット (2005) THE JACKET
エデンより彼方に (2002) FAR FROM HEAVEN
インソムニア (2002) INSOMNIA 』等でプロデューサー

○『 グッドナイト&グッドラック 』の製作・脚本: グラント・ヘスロフ
ディボース・ショウ (2003) INTOLERABLE CRUELTY

○『 グッドナイト&グッドラック 』の製作: バーバラ・A・ホール
Ray/レイ (2004) RAY
サイダーハウス・ルール (1999) THE CIDER HOUSE RULES
妹の恋人 (1993) BENNY & JOON

○『 グッドナイト&グッドラック 』の製作: ジギー・カマサ
スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする (2002) SPIDER
ベッカムに恋して (2002) BEND IT LIKE BECKHAM
理想の結婚 (1999) AN IDEAL HUSBAND

○『 グッドナイト&グッドラック 』の製作総指揮: マーク・バタン
ファイナル・カット (2004) THE FINAL CUT
ワンダーランド (2003) WONDERLAND
ニュースの天才 (2003) SHATTERED GLASS
コンフィデンス (2003) CONFIDENCE
ルールズ・オブ・アトラクション (2002) THE RULES OF ATTRACTION

○『 グッドナイト&グッドラック 』の製作総指揮: クリス・サルヴァテッラ
オーシャン・オブ・ファイヤー (2004) HIDALGO

○『 グッドナイト&グッドラック 』の製作総指揮: スティーヴン・ソダーバーグ
シリアナ (2005) SYRIANA
ジャケット (2005) THE JACKET
オーシャンズ12 (2004) OCEAN'S TWELVE
愛の神、エロス (2004) EROS
コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND
エデンより彼方に (2002) FAR FROM HEAVEN
ウェルカム トゥ コリンウッド (2002) WELCOME TO COLLINWOOD
インソムニア (2002) INSOMNIA
ソラリス (2002) SOLARIS
フル・フロンタル (2002) FULL FRONTAL
オーシャンズ11 (2001) OCEAN'S ELEVEN
エリン・ブロコビッチ (2000) ERIN BROCKOVICH

○『 グッドナイト&グッドラック 』の撮影: ロバート・エルスウィット
ニューオーリンズ・トライアル (2003) RUNAWAY JURY
ジーリ (2003) GIGLI
パンチドランク・ラブ (2002) PUNCH-DRUNK LOVE
マグノリア (1999) MAGNOLIA
ブギーナイツ (1997) BOOGIE NIGHTS

○『 グッドナイト&グッドラック 』の編集: スティーヴン・ミリオン
21グラム (2003) 21 GRAMS

○『 グッドナイト&グッドラック 』の配役: エレン・シュノウェス
レディ・キラーズ (2004) THE LADYKILLERS
モナリザ・スマイル (2003) MONA LISA SMILE
アナライズ・ユー (2002) ANALYZE THAT
バンディッツ (2001) BANDITS
バーバー (2001) THE MAN WHO WASN'T THERE

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■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の主なキャスト

●ジョージ・クルーニー as フレッド・フレンドリー@グッドナイト&グッドラック
上記参照

●デヴィッド・ストラザーン as エドワード・マロー@グッドナイト&グッドラック
ツイステッド (2004) TWISTED
真夏の夜の夢 (1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
ショコラーデ (1998) MESCHUGGE (原題) / THE GIRAFFE (英題)

●ロバート・ダウニー・Jr as Joe Wershba @グッドナイト&グッドラック
愛の神、エロス (2004) EROS
ゴシカ (2003) GOTHIKA
追跡者 (1998) U.S. MARSHALS

●パトリシア・クラークソン as Shirley Wershba @グッドナイト&グッドラック
ミラクル (2004) MIRACLE
ドッグヴィル (2003) DOGVILLE
エイプリルの七面鳥 (2004) PIECES OF APRIL
エデンより彼方に (2002) FAR FROM HEAVEN
グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE

●レイ・ワイズ as Don Hollenbeck @グッドナイト&グッドラック
ヒューマン・キャッチャー (2003) JEEPERS CREEPERS 2

●フランク・ランジェラ as ウィリアム・パリィ@グッドナイト&グッドラック
スーパーマン リターンズ (2006) SUPERMAN RETURNS
レッド・ドラゴン (2002) RED DRAGON
ナインスゲート (1999) THE NINTH GATE
1492・コロンブス (1992) 1492 CONQUEST OF PARADISE

●ジェフ・ダニエルズ as シグ・ミケルソン@グッドナイト&グッドラック
ブラッド・ワーク (2002) BLOOD WORK

●テイト・ドノヴァン as Jesse Zousmer @グッドナイト&グッドラック
キャプテン・ウルフ (2005) THE PACIFIER

●マット・ロス as エディ・スコット@グッドナイト&グッドラック
アビエイター (2004) THE AVIATOR
恋は邪魔者 (2003) DOWN WITH LOVE

●リード・ダイアモンド as ジョン・アーロン@グッドナイト&グッドラック
スパイダーマン2 (2002) SPIDER-MAN 2
S.W.A.T. (2003) S.W.A.T.

●ロバート・ジョン・バーク as チャーリー・マック@グッドナイト&グッドラック
ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ (2005) HIDE AND SEEK
コニー&カーラ (2004) CONNIE AND CARLA

●アレックス・ボースタイン as ナタリー@グッドナイト&グッドラック
キャットウーマン (2004) CATWOMAN
バッドサンタ (2003) BAD SANTA
リジー・マグワイア・ムービー (2003) THE LIZZIE MCGUIRE MOVIE

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■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の背景

 今から半世紀以上も前のこと、米国ウィスコンシン州の共和党上院議員ジョセフ・レイモンド・マッカーシーは、米国の国務省職員に 205 人の共産主義者がいると告発した。マッカーシーは 1950 年から 1954年まで、共産主義者とシンパの摘発をし、いわゆる「赤狩り / 魔女狩り」に発展していく。このジョセフ・レイモンド・マッカーシーの名から、この弾圧事件は「マッカーシズム McCarthyism 」と呼ばれる。

 「赤狩り」は芸能界にまで影響を及ぼした。チャーリー・チャップリン Charlie Chaplin 、ジョン・ヒューストン John Huston 、『 ローマの休日 (1953) ROMAN HOLIDAY 』監督のウィリアム・ワイラー William Wyler 等が「アカ」と告発された。一方、『 エデンの東 (1954) EAST OF EDEN 』のエリア・カザン Elia Kazan 、『 ピーター・パン2/ネバーランドの秘密 (2002) RETURN TO NEVER LAND 』等の数知れないアニメの元を築いた創設者ウォルト・ディズニー Walt Disney 、『 シャンハイ・ヌーン (2000) SHANGHAI NOON 』にまでパロディ化された『 真昼の決闘 (1952) HIGH NOON 』主演のゲイリー・クーパー Gary Cooper 、ロバート・テイラー Robert Taylor たちは告発に協力した側。

 でも、同じ映画人でも反対運動を起こした人達もいた。ダニー・ケイ Danny Kaye 、ジュディ・ガーランド Judy Garland 、『 イージー・ライダー (1969) EASY RIDER 』主演ピーター・フォンダ Peter Fonda の父親の大俳優ヘンリー・フォンダ Henry Fonda 、『 カサブランカ (1942) CASABLANCA 』のハンフリー・ボガート Humphrey Bogart 、『 ローマの休日 (1953) ROMAN HOLIDAY 』主演のグレゴリー・ペック Gregory Peck 、カーク・ダグラス Kirk Douglas 、バート・ランカスター Burt Lancaster 、『 オーシャンズ11 (2001) OCEAN'S ELEVEN 』のオリジナル『 オーシャンと十一人の仲間 (1960) OCEAN'S ELEVEN 』等のスーパースター、フランク・シナトラ Frank Sinatra 、キャサリン・ヘプバーン Katharine Hepburn 、ジャズ界の大御所ベニー・グッドマン Benny Goodman 等は、反共追放を推進した非米活動委員会(HUAC / House Un-American Activities Committee)がアメリカ憲法と権利章典に違反するとして、反対運動を起こした。<ウィキペディア引用含む>

 『 RONIN (1998) RONIN 』等のロバート・デ・ニーロ Robert De Niro 主演『 真実の瞬間(とき) (1991) GUILTY BY SUSPICION 』も、この事件をテーマにしている映画だ。なお、ジョセフ・レイモンド・マッカーシー上院議員は、この映画『 グッドナイト&グッドラック 』で、権威に反して良識と勇気あるニュースキャスターに取り上げられ、告発内容も捏造だった点も判明し、マッカーシズムは 1954 年頃には収まった。

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■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』のあらすじ
※本作『 グッドナイト&グッドラック 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 グッドナイト&グッドラック 』のストーリー。
 『 グッドナイト&グッドラック 』の舞台は今から半世紀以上も昔のアメリカ。ニューヨークを拠点とするテレビ放送局CBSの名ニュースキャスターがいた。エドワード・R・マロー(デヴィッド・ストラザーン)といい、CBSのニュース番組 "See it Now" と "Person to Person" を受け持っていた。当時の米国ではお茶の間で人気の報道番組で、エドワード・マローは日々の出来事や事件を民衆に伝える役目に誇りを持っていた。エドワード・マローは真面目で真理を追究するジャーナリストであった。

 エドワード・マローのTV局のプロデューサーはフレッド・フレンドリー(ジョージ・クルーニー)である。そしてCBSの他のスタッフには、ドン・ヒューイット(脚本も書いているグラント・ヘスロフ)、パーマー・ウィリアムズ(トーマス・マッカーシー)、 Jesse Zousmer (テイト・ドノヴァン)、ジョン・アーロン(リード・ダイアモンド)、チャーリー・マック(ロバート・ジョン・バーク)、エディ・スコット(マット・ロス)らがいた。ジョー(ロバート・ダウニー・Jr)とシャーリー(パトリシア・クラークソン)は職場結婚を秘密にしているけど、実際にはみんな知っているみたい。

 エドワード・マローが最近最も関心があるのは、ウィスコンシン州 Wisconsin の共和党上院議員 Republican U.S. Senator ジョセフ・レイモンド・マッカーシー Joseph Raymond McCarthy (本人の記録映像)の言動についてである。このマッカーシーという上院議員は、米国の国務省職員に 205 人の共産主義者がいると告発した。マッカーシーは共産主義者およびシンパの摘発をし、いわゆる「赤狩り / 魔女狩り witch-hunt 」に発展し、市民達はおちおち平和に暮らしていけない。強硬すぎる「マッカーシズム」で、マッカーシーは米国で一番恐怖の人物となる。ジャーナリストのドン・ホーレンベック(レイ・ワイズ)も、共産主義者として指摘されてしまった。
 
 そんな時、米国海軍(か空軍)のパイロット、Milo Radulovich が移民の父親や妹の活動を疑われて、本人も誰も見たことのない封印された証拠を廉に、軍隊を追放されてしまうという事件が起こる。そこで、エドワード・マローは、マッカーシー上院議員と疑わしき方策を暴露することこそ、ニュースキャスターである自分の使命だと決意するのだ。そしてジョージ・クルーニー扮するプロデューサーのフレッド・フレンドリーもその姿勢を支持して、CBSのTVニュース番組 "See it Now" で今の状況を報道する道を選ぶ。

 すると、当然、権威は当惑する。先ず、CBSの幹部でトップから二番目の男シグ・ミケルソン(ジェフ・ダニエルズ)は各方面への波及を心配し出す。そしてそのボスであるウィリアム・パリィ(フランク・ランジェラ)の注意を引くことになるのだ。結局、ウィリアム・パリィは、キャスターのエドワード・マローとスタッフにマッカーシー上院議員に関する報道を続けることに苦渋の許可をした。そして番組で実行すると、今度は軍の高級将校が放送局を訪れてきた。更にはマッカーシー上院議員自身からの特別な注意も促すこととなる。

 そんな中、エドワード・マローは信念を持って連日ニュースで報道していく。数ヶ月が経過し、マッカーシー上院議員はニュースキャスターのエドワード・マロー当人を始め、 "See it Now" という番組、TV局の CBS 、そしてスポンサー企業に圧力を加えてくる。でも、エドワード・マローとスタッフはそれに屈せず、米国民にマッカーシー上院議員の活動を報告し続けるのだ。何か変化をもたらすことができるかもしれないという希望を持って・・・。因みに、タイトルとなっている「グッドナイト&グッドラック Good Night, and Good Luck (お休みなさい、そしてご幸運を)」というのは、番組 "See it Now" でキャスターのエドワード・マローが視聴者にいつも投げかける語句。そして番組の同胞がエドワード・マローを「頑張れよ」と励ます意味でもあると感じた。

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■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の受賞

★『 グッドナイト&グッドラック 』は、ベネチア(ヴェネチア・ベニス)映画祭 2005 Venice Film Festivalで5部門で受賞し、1部門でノミネートされた。

 『 グッドナイト&グッドラック 』で受賞したのは:
◎ジョージ・クルーニーが批評家連盟賞 FIPRESCI Prize Competition
◎ジョージ・クルーニーとグラント・ヘスロフがオゼッラ最優秀脚本賞 Golden Osella Best Screenplay
◎ジョージ・クルーニーが人権映画ネットワーク賞 Human Rights Film Network Award - Special Mention
◎ジョージ・クルーニーが最優秀作品賞 Pasinetti Award Best Film
◎デヴィッド・ストラザーンが主演男優賞 Volpi Cup Best Actor

○金獅子賞 Golden Lion には
ブラザーズ・グリム (2005) THE BROTHERS GRIMM
ナイロビの蜂 (2005) THE CONSTANT GARDENER
プルーフ・オブ・マイ・ライフ (2004) PROOF 』等と並んで
ジョージ・クルーニー監督の『 グッドナイト&グッドラック 』もノミネートされた。

 この時、
ティム・バートンのコープスブライド (2005) TIM BURTON'S CORPSE BRIDE 』も Future Film Festival Digital Award を受賞している。

★『 グッドナイト&グッドラック 』は、第63回ゴールデン・グローブ賞 2006 Golden Globes で、
○最優秀作品賞 [ドラマ部門] Best Motion Picture - Drama
○デヴィッド・ストラザーンが主演男優賞 [ドラマ部門] Best Performance by an Actor in a Motion Picture - Drama
○ジョージ・クルーニーが監督賞 Best Director
○ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフが脚本賞 Best Screenplay に、各ノミネートされた。

★『 グッドナイト&グッドラック 』は、第78回アカデミー賞でも6部門でノミネートされた。

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■映画『 グッドナイト&グッドラック GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』のトリビア

【グッドナイト&グッドラックのトリビア その1】  ジョセフ・レイモンド・マッカーシーは記録映像を使っていて本人だ。本人の記録映像を使おうと決めたのはジョージ・クルーニー監督。テスト上映したら、それを知らずに観た人達は、本人なのに、‘ジョセフ・マッカーシー役の俳優’はちょっと演技過剰だと感じたという。映画『 グッドナイト&グッドラック 』は全体に抑えた白黒画面だし、衣装やトーンや背景など大変しっくりとできているので、記録映像なのに生の役者さんと全然区別できないほどの自然な出来具合だ。

【グッドナイト&グッドラックのトリビア その2】  フランク・ランジェラ扮するウィリアム・パリィという実在した人物は、実生活でオフィスにマイクロフォンのコレクションをしていた。そこで、映画『 グッドナイト&グッドラック 』スタッフは、ジョージ・クルーニーが映画『 オー・ブラザー! (2000) O BROTHER, WHERE ART THOU? 』で使ったマイクを、『 グッドナイト&グッドラック 』の劇中のウィリアム・パリィのオフィスのセットに置いて、ジョージ・クルーニーを驚かせたそうだ。

【グッドナイト&グッドラックのトリビア その3】  『 グッドナイト&グッドラック 』中で演奏しているバンドは、実在したローズマリー・クルーニー・バンドという。ローズマリー・クルーニー Rosemary Clooney (1928-2002)とは、苗字で分かるように、ジョージ・クルーニーの親戚。叔母さんに当たる。彼女は女優であり歌手だった。息子のガブリエル Gabriel の結婚相手は、 1950 年代の大ポップシンガー、パット・ブーン Pat Boone の娘。ローズマリー・クルーニーの弟のニック・クルーニー Nick Clooney はABCニュースのキャスターとして有名で、ジョージ・クルーニーの父親なのだ。芸能界の凄い家系だなぁ。
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【『 グッドナイト&グッドラック 』のスタッフとキャスト】
監督: ジョージ・クルーニー George Clooney (Directed by)
製作: グラント・ヘスロフ Grant Heslov (producer)
    バーバラ・A・ホール Barbara A. Hall (co-producer)
    ジギー・カマサ Zygi Kamasa (co-producer)
    Kiyotaka Ninomiya (co-producer)
製作総指揮: マーク・バタン Marc Butan (executive producer)
    ベン・コスグローヴ Ben Cosgrove (executive producer)
    マーク・キューバン Mark Cuban (executive producer)
    ジェニファー・フォックス Jennifer Fox (executive producer)
    クリス・サルヴァテッラ Chris Salvaterra (executive producer)
    ジェフ・スコール Jeff Skoll (executive producer)
    スティーヴン・ソダーバーグ Steven Soderbergh (executive producer)
    トッド・ワグナー Todd Wagner (executive producer)
脚本: ジョージ・クルーニー George Clooney (written by)
    グラント・ヘスロフ Grant Heslov (written by)
撮影: ロバート・エルスウィット Robert Elswit (Cinematography by)
編集: スティーヴン・ミリオン Stephen Mirrione (Film Editing by)
配役: エレン・シュノウェス Ellen Chenoweth (Casting by)

出演: ジョージ・クルーニー George Clooney as Fred Friendly
    デヴィッド・ストラザーン David Strathairn as Edward R. Murrow
    ロバート・ダウニー・Jr Robert Downey, Jr. as Joe Wershba
    パトリシア・クラークソン Patricia Clarkson as Shirley Wershba
    レイ・ワイズ Ray Wise as Don Hollenbeck
    フランク・ランジェラ Frank Langella as William Paley
    ジェフ・ダニエルズ Jeff Daniels as Sig Mickelson
    テイト・ドノヴァン Tate Donovan as Jesse Zousmer
    トーマス・マッカーシー Thomas McCarthy as Palmer Williams (as Tom McCarthy)
    マット・ロス Matt Ross as Eddie Scott
    リード・ダイアモンド Reed Diamond as John Aaron
    ロバート・ジョン・バーク Robert John Burke as Charlie Mack
    アレックス・ボースタイン Alex Borstein as Natalie
    ジョセフ・マッカーシー Joseph McCarthy as Himself (archive footage) (uncredited)

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ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 グッドナイト&グッドラック (2005) GOOD NIGHT, AND GOOD LUCK 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      マッカーシズム/フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
       http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%
B7%E3%82%BA%E3%83%A0
      McCarthyism - Wikipedia, the free encyclopedia
       http://en.wikipedia.org/wiki/McCarthyism
      公式サイト(英語版)
       http://wip.warnerbros.com/goodnightgoodluck/
■映画『 グッドナイト&グッドラック 』の更新記録
2005/10/14新規: ファイル作成
2005/10/17新規: タグ追記
2006/03/31更新: ◆データ追加
2006/04/10更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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