ステイ＠映画の森てんこ森

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ステイ　(2005)

STAY

幸の観たい度：８つ星　

■映画『ステイ　(2005) STAY 』のポスター、予告編および映画データ

ステイ

ポスターはtrailerdownload.net/
より引用させて頂きました。

Links:	Official Web Site
Trailers:	Quick Time: 100k 300k 500k

上映時間 Runtime：	1:39
製作国 Country：	アメリカ USA
製作会社 Production Company：	New Regency Pictures Epsilon Motion Pictures Regency Enterprises
全米配給会社 Distributer：	Twentieth Century Fox Film Corporation
全米初公開 Release Date：	2005/10/21
日本初公開 R. D. in Japan：	2006/06/03　予定
日本公開情報：	ＦＯＸ
ジャンル Genre：	ドラマ／スリラー Drama / Thriller
MPAA Rating 指定：	Rated R for language and some disturbing images.
日本語公式サイト
http://www.foxjapan.com/movies/stay/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『ステイ　(2005) STAY 』の解説

　『ステイ』はマーク・フォースター監督、ユアン・マクレガー主演の怖～いサスペンス。『ステイ』でユアン・マクレガーは精神病医サムに扮し、恋人は、以前に自殺未遂した大学の美術教授（ナオミ・ワッツ）。サムは自殺志望の学生（ライアン・ゴズリング）を気にかける。あと三日で自殺するという学生をサムは引き止めようと尽力するのと同時に、その脳の中を見たいとも思うのだ。一体どこまでが真実でどこまでが虚空なのかと。『ステイ』は、こういう生と死との狭間の霊的で怖い話で、『シックス・センス　(1999) THE SIXTH SENSE 』に通ずるところがありそう。
　『ステイ』というタイトルの由来は、どうも、生と死との間にステイつまり滞在する、いる、ということからのようだ。『ステイ』のようなチョッと不気味な話は、心理スリラー Psychological thriller として分類される。

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■映画『ステイ　(2005) STAY 』の主なスタッフ

○『ステイ』の監督：マーク・フォースター
ドイツ生まれでスイス育ち、映画を学びにＮＹに渡りＬＡ在住
『ネバーランド　(2004) FINDING NEVERLAND 』の成功で世界に名を轟かせた

○『ステイ』の製作：エリック・コペロフ
『コンフィデンス　(2003) CONFIDENCE 』

○『ステイ』の製作総指揮：ビル・カラッロ
『ウィラード　(2003) WILLARD 』
『デアデビル　(2003) DAREDEVIL 』
『アンダーカバー・ブラザー　(2002) UNDERCOVER BROTHER 』

○『ステイ』の製作総指揮：ガイモン・キャサディ
『ファイナル・カット　(2004) THE FINAL CUT 』

○『ステイ』の製作総指揮：アーノン・ミルチャン
『綴り字のシーズン　(2005) BEE SEASON 』
『 Mr.&Mrs. スミス　(2005) MR. AND MRS. SMITH 』
『エレクトラ　(2005) ELEKTRA 』
『マイ・ボディガード　(2004) MAN ON FIRE 』
『ガール・ネクスト・ドア　(2004) THE GIRL NEXT DOOR 』
『ニューオーリンズ・トライアル　(2003) RUNAWAY JURY 』
『デアデビル　(2003) DAREDEVIL 』
『真夏の夜の夢　(1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM 』
『交渉人　(1998) THE NEGOTIATOR 』
『娼婦ベロニカ　(1998) DANGEROUS BEAUTY / A DESTINY OF HER OWN 』
『未来世紀ブラジル　(1985) BRAZIL 』

○『ステイ』の脚本：デヴィッド・ベニオフ
『トロイ　(2004) TROY 』
『 25時　(2002) 25TH HOUR 』
　デヴィッド・ベニオフは、
『シリアナ　(2005) SYRIANA 』
『 “アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』
『１７歳の処方箋　(2002) IGBY GOES DOWN 』
『チェンジング・レーン　(2002) CHANGING LANES 』等に出演のアマンダ・ピート Amanda Peet と婚約中

○『ステイ』の美術：ジョージ・デチッタＪｒ
『ピンクパンサー　(2006) THE PINK PANTHER 』
『ブロンド・ライフ　(2002) LIFE OR SOMETHING LIKE IT 』
『卒業の朝　(2002) THE EMPEROR'S CLUB 』
『セント・オブ・ウーマン／夢の香り　(1992) SCENT OF A WOMAN 』

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■映画『ステイ　(2005) STAY 』の主なキャスト

●ユアン・マクレガー as サム・フォスター＠ステイ
『アイランド　(2005) THE ISLAND 』
『スター・ウォーズ　エピソード３／シスの復讐　(2005) STAR WARS: EPISODE III - REVENGE OF THE SITH 』
『ロボッツ　(2005) ROBOTS 』
『ビッグ・フィッシュ　(2003) BIG FISH 』
『猟人日記　(2003) YOUNG ADAM 』
『恋は邪魔者　(2003) DOWN WITH LOVE 』
『ムーラン・ルージュ　(2001) MOULIN ROUGE! 』
『リトル・ヴォイス　(1998) LITTLE VOICE 』
『ブラス！　(1996) BRASSED OFF 』
『トレインスポッティング　(1996) TRAINSPOTTING 』

●ライアン・ゴズリング as ヘンリー・リーサム＠ステイ
『きみに読む物語　(2004) THE NOTEBOOK 』
『１６歳の合衆国　(2003) THE UNITED STATES OF LELAND 』

●ケイト・バートン as リーサム夫人＠ステイ
『プール　(2002) SWIMFAN / SWIMF@N 』
『運命の女　(2002) UNFAITHFUL 』

●ナオミ・ワッツ as リラ・カルペッパー＠ステイ
『ミュンヘン　(2005) MUNICH 』
『キング・コング　(2005) KING KONG 』
『ザ・リング２　(2005) THE RING TWO 』
『エリー・パーカー (原題) (2005) ELLIE PARKER 』
『ハッカビーズ　(2004) I HEART HUCKABEES / I LOVE HUCKABEES 』
『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男　(2004) THE ASSASSINATION OF RICHARD NIXON 』
『２１グラム　(2003) 21 GRAMS 』＜ 2004 年アカデミー主演女優賞ノミネート＞
『ル・ディヴォース／パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』
『ザ・リング　(2002) THE RING 』
『マルホランド・ドライブ　(2001) MULHOLLAND DR. / MULHOLLAND DRIVE 』
『エリー・パーカー (2001) Ellie Parker 』
『娼婦ベロニカ　(1998) DANGEROUS BEAUTY / A DESTINY OF HER OWN 』

●ボブ・ホスキンス as レオン・パターソン博士＠ステイ
『マスク２　(2005) SON OF THE MASK 』
『ダニー・ザ・ドッグ　(2005) UNLEASHED / DANNY THE DOG 』
『ビヨンド the シー夢見るように歌えば～　(2004) BEYOND THE SEA 』
『悪女　(2004) VANITY FAIR 』
『メイド・イン・マンハッタン　(2002) MAID IN MANHATTAN 』

●ジャニーン・ガロファロー as ベス・リーヴァイ博士＠ステイ
『ワンダーランド　(2003) WONDERLAND 』

●Ｂ・Ｄ・ウォン as レン博士＠ステイ
『セブン・イヤーズ・イン・チベット　(1997) SEVEN YEARS IN TIBET 』

●ライリー・Ｇ・マシューズＪｒ as 警官＠ステイ
『プロデューサーズ　(2005) THE PRODUCERS 』
『宇宙戦争　(2005) WAR OF THE WORLDS 』
『ラストデイズ　(2005) LAST DAYS 』
『スクール・オブ・ロック　(2003) THE SCHOOL OF ROCK 』

●マーク・マーゴリス as ビジネスマン＠ステイ
『陽だまりのグラウンド　(2001) HARDBALL 』
『ハンニバル　(2001) HANNIBAL 』

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■映画『ステイ　(2005) STAY 』のあらすじ
※本作『ステイ』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　さて、映画『ステイ』のストーリー。
　映画『ステイ』冒頭、ニューヨークのブルックリン・ブリッジ Brooklyn Bridge での自動車事故がある。ヘンリー・リーサム（ライアン・ゴズリング）という大学生は、ブルックリン・ブリッジの真ん中で、燃え盛る車のそばに座っている。心を取り乱したこの青年は、事故現場の破壊した車から歩き去った。

　ヘンリーは、これまで掛かっていた精神科の医師ベス・リーヴァイ博士（ジャニーン・ガロファロー）に代わって診て欲しいと、精神病医サム・フォスター（ユアン・マクレガー）を訪れた。ヘンリーは両親を殺したと言っており、自分の苦痛、罪悪感、絶望の治療を受けにきたのだ。そして見るからに反抗的で芸術家っぽい振る舞いで、ヘンリーは２１歳の誕生日に自殺すると決意する。それは三日後、来たる土曜日に自殺するという予告だ。その意図を精神病医サムに宣言する。

　その若者を受け持った新しい精神病医サムは、情熱的に関心を持った。その理由の一つは、青年には極度の脅威が感じられ、他人に危害を及ぼすかもしれないから。もう一つの理由は、サムはこれまで患者が自殺するを救ってきたという経験もあるし、恋人リラ・カルペッパー（ナオミ・ワッツ）も、以前に自殺未遂の経験があるからだ。彼女の手首にはいまだに躊躇い傷が残っている。リラは大学の美術の教授であり、その自殺しようとしている学生ヘンリーも美術専攻だ。また、精神病医サムは、その大学に教えにもに行っている。　

　ヘンリーは自殺の予告をした後に消えた。精神病医サムはその青年を探して大都会ニューヨークを歩き回り、ある女性とばったり知り合った。それは、女優志願のウェイトレス、アテナまたはアセナ、アシーナ（エリザベス・リーザー）という若い女性で、ヘンリーには、レストランでピカン・パイを注文されてお出ししたと話す。彼には影響されて覚えているみたいだ。

　ここからヘンリーの現実の認識は怪奇にゆがんでいく。測り知れないものを熟考し、生と死の現実が不可解なものへとなっていくのだ。サムは、死んだと言われているヘンリーの両親と出会うし、自分と新しい患者ヘンリーとの間に不思議な関係を見い出し始める。恋人リラは、ある時点でサムのことをヘンリーと呼びさえする。サムが持っているエンゲージリングは、ヘンリーがプロポーズしようとしていた時＜でも、遅すぎた＞の指輪と同じだ。

　サムの精神病医師の盲目の同僚レオン・パターソン博士（ボブ・ホスキンス）は父親だと、ヘンリーは言い張る。この精神病医はサムの主治医かヘンリーの亡き父親なのか？また、ヘンリーの母親ということになっている女性（ケイト・バートン）は、警官が主張するように、実際に数ヶ月前に死んだのか？サムは、同じ瞬間瞬間を何度もありありと心に描き始め、他人が言うにはもう死んでいるという人達と語りもする。

　ヘンリーは何故サムの皮膚の下にそんなに深く潜るのか？サムはトム・ブラウン Thom Brown のデザインによるスーツをきちんと身につけるのに、ソックスは履いていない。また、サムのパンツ（ズボン）は短すぎる。それは、マーク・フォースター監督によると、ヘンリーがうずくまっている時のヘンリーからの視点だと、パンツは引き上げられてそう見えるからなのだそうだ。

　奇怪なことがたくさんあって、随所随所で、観客は起こっている事で嘘をつかれている気がしてくる。何が現実なのか分からない。映画『ステイ』冒頭でブルックリン橋で自動車事故があったが、死んだのは誰？ラストのすぐ前のシーンでは、人々は逆さまに歩き、喋るのも前に戻っていく。こうしてラストに近づき、"I don't know what's real anymore, （もう何が現実なのか分からない。）"とサムは言うのだ。映画『ステイ』のエンディングも、冒頭と同じ、ブルックリン橋でのひどい交通事故である・・・。

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■映画『ステイ　(2005) STAY 』のトリビア

【ステイのトリビア　その１】　　映画『ステイ』で、らせん階段を落下していく夢のシーンは、ニューヨーク市の聖ヨハネ大聖堂 St. John's Cathedral で撮影された。

【ステイのトリビア　その２】　　映画『ステイ』のオリジナルのエンディングは、ヘンリーが橋のてっぺんに立っているものだった。そこでのヘンリーは、灰色がかって亡霊のようで、橋で起こっている出来事を見下ろしているというふうに描かれていた。

【ステイのトリビア　その３】　　映画『ステイ』では、エキストラの人達の多くは背景で二人分とか三人分になって映っている。目を凝らして観れば、同じ服装とか同じ動作の人が二人とか三人並んで歩いているのが分かる。

【ステイのトリビア　その４】　　映画『ステイ』のロケーションは：
『Ｎ.Ｙ.式ハッピー・セラピー　(2003) ANGER MANAGEMENT 』
『スパイダーマン　(2002) SPIDER-MAN 』
『光の旅人　Ｋ－ＰＡＸ　(2001) K-PAX 』等のロケ地でもある
ニューヨークはマンハッタンのコロンビア大学 Columbia University - Broadway & 116th Street, Manhattan

『愛についてのキンゼイ・レポート　(2004) KINSEY 』
『マーシャル・ロー　(1998) THE SIEGE 』等のロケ地でもある
ニューヨークはブロンクスのブロンクス・コミュニティ・カレッジのグールド記念図書館 Gould Memorial Library, Bronx Community College - University Avenue at West 181 Street, Bronx

を初めとするニューヨーク市 New York City, New York, USA と、

『ウェス・クレイヴン’ｓ　カースド　(2005) CURSED 』
『カポーティ　(2005) CAPOTE 』
『ナイロビの蜂　(2005) THE CONSTANT GARDENER 』
『ザ・コア　(2003) THE CORE 』
『Ｋ－１９　(2002) K-19: THE WIDOWMAKER 』等のロケ地でもある
カナダのマニトバ州ウィニペグ Winnipeg, Manitoba, Canada である。

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【『ステイ』のスタッフとキャスト】

監督：マーク・フォースター　Marc Forster　(Directed by)
製作：エリック・コペロフ　Eric Kopeloff　(producer)
　　　　トム・ラサリー　Tom Lassally　(producer)
製作総指揮：ビル・カラッロ　Bill Carraro　(executive producer)
　　　　ガイモン・キャサディ　Guymon Casady　(executive producer)
　　　　アーノン・ミルチャン　Arnon Milchan　(executive producer)
脚本：デヴィッド・ベニオフ　David Benioff (written by)
撮影：ロベルト・シェイファー　Roberto Schaefer　(Cinematography by)
編集： Matt Chesse　(Film Editing by)
美術：ケヴィン・トンプソン　Kevin Thompson　(Production Design by)
　　　　ジョージ・デチッタＪｒ　George DeTitta Jr.　(Set Decoration by)
音楽：アッシュ・アンド・スペンサー　Asche & Spencer　(Original Music by)

出演：ユアン・マクレガー　Ewan McGregor as Sam Foster
　　　　ライアン・ゴズリング　Ryan Gosling as Henry Letham
　　　　ケイト・バートン　Kate Burton as Mrs. Letham
　　　　ナオミ・ワッツ　Naomi Watts as Lila Culpepper
　　　　エリザベス・リーザー　Elizabeth Reaser as Athena
　　　　ボブ・ホスキンス　Bob Hoskins as Dr. Leon Patterson
　　　　ジャニーン・ガロファロー　Janeane Garofalo as Dr. Beth Levy
　　　　Ｂ・Ｄ・ウォン　B.D. Wong as Dr. Ren
　　　　マイケル・ガストン　Michael Gaston as Sheriff Kennelly/Security Officer
　　　　ライリー・Ｇ・マシューズＪｒ　Riley G. Matthews Jr. as Officer #1
　　　　マーク・マーゴリス　Mark Margolis as Business Man

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『ステイ　(2005) STAY 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　　http://www.staythemovie.com/

■映画『ステイ』の更新記録
2006/03/03新規：ファイル作成
2006/04/28更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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