ル・ディヴォース/パリに恋して
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ル・ディヴォース/パリに恋して (2003)
LE DIVORCE
 映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』を紹介します。映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』は 2003/10/23 の時点では邦題は分からなかったので「ル・ディボース」としておいたら『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』に決定。

 映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』の主なスタッフ
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』の主なキャスト
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』のあらすじ
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』のトリビア
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』のスタッフとキャスト
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』の更新記録

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■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して LE DIVORCE 』のポスター、予告編および映画データ
ル・ディヴォース/パリに恋して
ル・ディヴォース/パリに恋して

Links:  Official Web Site
Trailers: Official Web Site
上映時間 Runtime: 1:57
製作国 Country: アメリカ/フランス
USA / France
製作会社
Production Company:
Merchant-Ivory Productions [us]
Radar Pictures Inc. [us]
全米配給会社 Distributer: 20th Century Fox Film Corporation [us]
Fox Searchlight Pictures [us]
全米初公開 Release Date: 2003/08/29
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/05/22
日本公開情報 : FOX
ジャンル Genre: ドラマ/ロマンス/コメディ
Drama / Romance / Comedy
MPAA Rating 指定: Rated PG-13 for mature thematic elements and sexual content.
日本語公式サイト
http://www.foxjapan.com/movies/ledivorce/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』の解説

 『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』の原題「 LE DIVORCE ル・ディヴォース」はフランス語で、意味は離婚。英語と同じスペリングだけど、フランス語の発音に忠実に表記しようとすると「ル・ディヴォルス」だ。" r "の発音は難しい!邦題の「ル・ディヴォース/パリに恋して」は、「離婚」という日本語を前面に出さないで「ル・ディヴォース/パリに恋して」というように「パリに恋して」とロマンスや夢のあるようにしているところが巧みだ。
 映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』は、アメリカとフランスの異文化対立の悲喜劇を描いたダイアン・ジョンソンのベストセラー「 Le Divorce (離婚)」を基にし、“パリのアメリカ人”という古典的なテーマにひねりをきかせた現代版ヘンリー・ジェームズ Henry James ( 1843-1916 )といった作品。

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■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』の主なスタッフ

 このような作品『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』にメガホンをとる監督は、明るい日差しのカリフォルニア生まれでありながら、その作風からイギリス人だと思われていることが多いというジェームズ・アイヴォリー監督(
眺めのいい部屋 (1986) A ROOM WITH A VIEW
モーリス (1987) MAURICE
ハワーズ・エンド (1992) HOWARDS END 』等)だ。『 ヨーロピアンズ<未> (1979) THE EUROPEANS 』『 ボストニアン<未> (1984) THE BOSTONIANS 』『 金色の嘘 (2000) THE GOLDEN BOWL 』でヘンリー・ジェームズの作品を映画化している監督のスタンスも、アメリカからイギリスに帰化した作家のようなのだろうか。

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■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』の主なキャスト

●ケイト・ハドソン as イザベル・ウォーカー
あの頃ペニー・レインと (2000) ALMOST FAMOUS
サハラに舞う羽根 (2002) THE FOUR FEATHERS
10日間で男を上手にフル方法 (2003) HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS
あなたにも書ける恋愛小説 (2003) ALEX AND EMMA

●ナオミ・ワッツ as ロキシー
エリー・パーカー (原題) (2005) ELLIE PARKER
キング・コング (2005) KING KONG
ザ・リング2 (2005) THE RING TWO 』
ハッカビーズ (2004) I HEART HUCKABEES / I LOVE HUCKABEES
リチャード・ニクソン暗殺を企てた男 (2004) THE ASSASSINATION OF RICHARD NIXON
21グラム (2003) 21 GRAMS
ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE
『 ザ・リング (2002) THE RING 』
マルホランド・ドライブ (2001) MULHOLLAND DR. / MULHOLLAND DRIVE
『 エリー・パーカー (2001) Ellie Parker 』
娼婦ベロニカ (1998) DANGEROUS BEAUTY / A DESTINY OF HER OWN

●ストッカード・チャニング
ブロンド・ライフ (2002) LIFE OR SOMETHING LIKE IT

●グレン・クローズ
『 危険な情事 (1987) FATAL ATTRACTION 』等でアカデミー賞で5回ノミネート
エアフォース・ワン (1997) AIR FORCE ONE

●スティーヴン・フライ
ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK

●マシュー・モディーン
メンフィス・ベル (1990) MEMPHIS BELLE

●ロマン・デュリス
パリの確率 (1999) PEUT-ETRE
リトル・トム (2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題)
スパニッシュ・アパートメント (2002) L'AUBERGE ESPAGNOLE (原題) / SPANISH APARTMENT (英題)
イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE
ルパン (2004) ARSENE LUPIN

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■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』のあらすじ
※本作『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』のストーリー。
 ケイト・ハドソン演じる主人公イザベル・ウォーカーは、ヘンリー・ジェームズの作品『 ある貴婦人の肖像 (1996) THE PORTRAIT OF A LADY 』の主人公イザベル・アーチャー Isabel Archer を髣髴とさせる人物。典型的なカリフォルニア・ガールのイザベルは、映画学校を中退しフランス人の夫に捨てられようとしている妊娠中の姉ロキシー(ナオミ・ワッツ)を助けるためにパリへと向かう。

 ロキシーが夫のシャルル=アンリ・ドゥ・ペルザン(メルヴィル・プポー:『 愛人/ラマン (1992) L'AMANT (原題) / THE LOVER (英題) 』等)の母親であるペルザン夫人(レスリー・キャロン:『 リリー (1953) LILI 』等でアカデミー主演女優賞にノミネート、『 ショコラ (2000) CHOCOLAT 』等)を始めとする“おフランス”な家族とゴタゴタしている間、イザベルは既婚男性であるエドガー(ティエリー・レルミット:『 メルシィ!人生 (2000) LE PLACARD (原題) / THE CLOSET (英題) 』等)と恋に落ちる。フランスの外交官であるエドガーは、近い将来にイザベルの前義兄となるシャルル=アンリのおじ! そんなスキャンダルが続く中、2人のアメリカ人姉妹は、ペルザン一家のフランス的な頑固な合理主義に直面する。

 そして問題をもっと複雑にしたのは、ロキシー所有のウォーカー家の家宝である絵画の存在だ。ジョルジュ・ラトゥール作というその絵画が、何百万ドル($1=¥ 120 換算で数億円)もの価値があるということが突然判明し、離婚調停の焦点となってしまう。様々な企てがなされる中、犯罪の様相を呈してくる。しかし、突然それがきっかけとなって、個々の思惑や文化衝突が崩壊し、相互理解への新たな可能性が開けてくる…。

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■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』のトリビア

 アメリカとフランスの文化摩擦といえば、シラク仏大統領のローラ・ブッシュ米大統領夫人へのフレンチ・キス事件( 2003 年 9 月 29 日)を思い出した。ユネスコの式典出席のためパリを訪れたローラ夫人の手の甲にシラク大統領が中世騎士のように熱くキスをしたのだ。イラク情勢に対するフランスの振舞いを快く思わないアメリカのメディアはシラク大統領の行為を批判したが、これも文化の違いかなぁと思った。産経新聞のパリ支局長山口昌子さん(幸は尊敬申し上げている)の記事には、フランス人はこれはこれ、それはそれと考えることのできる国民だというようなことが書かれていた。イラクのことでフランスとアメリカが対立していても、それはそれ。シラク大統領としては、別の要件でフランスを訪問した長年の友好国のファースト・レディを自国の礼儀で手厚くお迎えしたに過ぎないみたい。

 因みにヨーロッパ旅行から戻ってきたローラ夫人を待っていたのは、これまたお熱いブッシュ大統領が夫人宛てに書いた詩。夫人はワシントンで開かれた全国ブック・フェスティバルのための図書館会議でその詩を公表した。それには、"Roses are redder(バラはより赤く)/Bluer am I(私はより青く)/Seeing you kissed by that charming French guy,(チャーミングなフランス男に君がキスされるのを見て)"と、 例のフレンチ・キスについての記述も。2国よりもかなり異なった文化を持つ日本人の私としては、夫ブッシュ大統領の詩を公に発表する妻ローラ夫人にカルチャー・ショックかな(政治的なパフォーマンスなんだろうけど)。それにしても文化の問題は難しい。 
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【『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』のスタッフとキャスト】
監督: ジェームズ・アイヴォリー James Ivory (Directed by)
製作: イスマイル・マーチャント Ismail Merchant (producer)
    マイケル・シファー Michael Schiffer (producer)
製作総指揮: テッド・フィールド Ted Field (executive producer)
    エリカ・ハギンズ Erica Huggins (executive producer)
    スコット・クルーフ Scott Kroopf (executive producer)
原作: ダイアン・ジョンソン Diane Johnson (novel)
脚本: ルース・プラワー・ジャブヴァーラ Ruth Prawer Jhabvala (screenplay)
    ジェームズ・アイヴォリー James Ivory (screenplay)
撮影: ピエール・ロム Pierre Lhomme (Cinematography by)
編集: ジョン・デヴィッド・アレン John David Allen (Film Editing by)
音楽: リチャード・ロビンズ Richard Robbins (Original Music by)
美術: フレデリック・ベナール Frederic Benard (Production Design by)
衣装: キャロル・ラムジー Carol Ramsey (Costume Design by)

出演: ケイト・ハドソン Kate Hudson as Isabel Walker
    ナオミ・ワッツ Naomi Watts as Roxeanne de Persand (Roxy)
    レスリー・キャロン Leslie Caron as Suzanne de Persand
    ストッカード・チャニング Stockard Channing as Margeeve Walker
    グレン・クローズ Glenn Close as Olivia Pace
    スティーヴン・フライ Stephen Fry as Piers Janely
    ティエリー・レルミット Thierry Lhermitte as Edgar Cosset
    マシュー・モディーン Matthew Modine as Tellman
    メルヴィル・プポー Melvil Poupaud as Charles-Henri de Persand
    ベベ・ニューワース Bebe Neuwirth as Julia Manchevering
    サム・ウォーターストン Sam Waterston as Chester Walker
    ロマン・デュリス Romain Duris as Yves

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して (2003) LE DIVORCE 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.le-divorce.com/
■映画『 ル・ディヴォース/パリに恋して 』の更新記録
2003/10/24新規: ファイル作成
2005/03/03更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/05/04更新: ◆データ追加
2005/05/22更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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