靴に恋して
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靴に恋して (2002)
PIEDRAS (原題) / STONES (英題)
 映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS (原題) / STONES (英題) 』をレヴュー紹介します。

 映画『 靴に恋して 』を目次的に紹介する。また09/25付けでエッセイ「『靴に恋して』 を観て」を書いた。
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の主なスタッフ
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の現地会社
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の受賞
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』のあらすじ
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の公開情報
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』のスタッフとキャスト
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 靴に恋して 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の更新記録
■映画『 靴に恋して 』の感想とエッセイ「『9/25 靴に恋して』 を観て」

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幸の鑑賞評価: 8つ星 
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』のポスター、予告編および映画データ
靴に恋して
靴に恋して
ポスターはhttp://www.hyperleap.nl/
より引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 2:15
製作国 Country: スペイン
Spain
製作会社
Production Company:
Alquimia Cinema S.A. [es]
西蘭配給会社 Distributer: Hispano Foxfilms S.A.E. [es]
Independent Films [nl]
全米初公開 Release Date: 2003/04/26 (San Francisco International Film Festival)
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/10/02 予定
日本公開情報 : エレファント・ピクチャー
ジャンル Genre: ドラマ Drama
MPAA Rating 指定: Denmark:7 / Spain:13 / Sweden:11
日本語公式サイト
http://www.elephant-picture.jp/kutsunikoishite/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の解説

 映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』は五人の女性を別々のヒロインに据えて、人生のやり直しを考えさせる五つの物語。『 靴に恋して 』は『 マグノリア (1999) MAGNOLIA 』と『 8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題) 』をミックスしたようなスペイン版で、ラモン・サラサールの監督・脚本作品である。映画『 靴に恋して 』の雑感はエッセイ「『9/25 靴に恋して』 を観て」で書いた。

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■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の主なスタッフ

 映画『 靴に恋して 』の製作は、『 ドット・ジ・アイ (2003) DOT THE I 』のフランシスコ・ラモス。ラモン・サラサール監督の下で助監督をするカルロス・サンタナは『 ピーター・パン (2003) PETER PAN 』でも関与。編集は『 死ぬまでにしたい10のこと (2003) MY LIFE WITHOUT ME 』のイレーネ・ブレキュア。『 靴に恋して 』の音響は『 10億分の1の男 (2001) INTACTO 』のダヴィド・カレハら。『 靴に恋して 』ではナタリー・マーチャント Natalie Merchant の歌声も聞こえ、“♪The Shadow Of Your Smile ”がテーマ・ミュージックになっている。

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■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の現地会社

 映画『 靴に恋して 』のスペインの製作会社アルキミア社は
ぼくは怖くない (2003) IO NON HO PAURA (原題) / I'M NOT SCARED (英題)
ドット・ジ・アイ (2003) DOT THE I
歌え!ジャニス・ジョップリンのように (2003) JANIS ET JOHN (原題) / JANIS AND JOHN (英題) 』も製作した。

 映画『 靴に恋して 』のスペインの配給会社イスパーニョ・フォックス社は
ロミオ&ジュリエット (1996) WILLIAM SHAKESPEAR'S ROMEO & JULIET / ROMEO + JULIET 』『 タイタニック (1997) TITANIC
フル・モンティ (1997) THE FULL MONTY
エバー・アフター (1998) EVER AFTER
シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE
25年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED
娼婦ベロニカ (1998) DANGEROUS BEAUTY / A DESTINY OF HER OWN
X−メン (2000) X-MEN
ホワット・ライズ・ビニース (2000) WHAT LIES BENEATH
悪いことしましョ! (2000) BEDAZZLED
PLANET OF THE APES 猿の惑星 (2001) PLANET OF THE APES
キス・オブ・ザ・ドラゴン (2001) KISS OF THE DRAGON
キューティ・ブロンド (2001) LEGALLY BLONDE
フロム・ヘル (2001) FROM HELL
ムーラン・ルージュ (2001) MOULIN ROUGE!
愛しのローズマリー (2001) SHALLOW HAL
アイス・エイジ (2002) ICE AGE
イン・アメリカ/三つの小さな願いごと (2002) IN AMERICA 』
ウインドトーカーズ (2002) WINDTALKERS
ストーカー (2002) ONE HOUR PHOTO
ロード・トゥ・パーディション (2002) ROAD TO PERDITION
運命の女 (2002) UNFAITHFUL
サーティーン/あの頃欲しかった愛のこと (2003) THIRTEEN
アップタウン・ガールズ (2003) UPTOWN GIRLS
ふたりにクギづけ (2003) STUCK ON YOU
12人のパパ (2003) CHEAPER BY THE DOZEN
ニューオーリンズ・トライアル (2003) RUNAWAY JURY
マスター・アンド・コマンダー (2003) MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD
アイ,ロボット (2004) I, ROBOT
ムースポート (2004) WELCOME TO MOOSEPORT
ワイルド・タウン/英雄伝説 (2004) WALKING TALL
エイリアンVSプレデター (2004) ALIEN VS. PREDATOR
ガーフィールド (2004) GARFIELD: THE MOVIE
ガール・ネクスト・ドア (2004) THE GIRL NEXT DOOR
TAXI NY (2004) TAXI
デイ・アフター・トゥモロー (2004) THE DAY AFTER TOMORROW
『 マイ・ボディガード (2004) MAN ON FIRE 』等に携わっている大手のようだ。

 映画『 靴に恋して 』のオランダの配給会社インディペンデント社は
10億分の1の男 (2001) INTACTO
アダプテーション (2002) ADAPTATION
ジェリー (2002) GERRY
マイ・ビッグ・ファット・ウェディング (2002) MY BIG FAT GREEK WEDDING
グッド・ガール (2002) THE GOOD GIRL
穴/HOLES (2003) HOLES
ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE
ワイルド・レンジ 最後の銃撃 (2003) OPEN RANGE
マインドハンター (2004) MINDHUNTERS
アビエイター (2004) THE AVIATOR
80デイズ (2004) AROUND THE WORLD IN 80 DAYS
コニー&カーラ (2004) CONNIE AND CARLA
ツイステッド (2004) TWISTED 』を扱っている。

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■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の受賞

 映画『 靴に恋して 』は、母国スペインのブタカ賞 Butaca Awards 、ベルギー・フランス・オランダの北海に面する地域のフランダース国際映画祭 Flanders International Film Festival 、アイルランドのゴールウェイ映画祭 Galway Film Fleadh 、そしてスウェーデンのストックホルム映画祭 Stockholm Film Festival の各々、 2002 年度の受賞に輝いている。また、 2003 年米国サンフランシスコ国際映画祭 San Francisco International Film Festival でも受賞している。

 それに、権威ある 2002 年ベルリン映画祭 Berlin International Film Festival では受賞こそ逃したが、金熊賞ノミネートを受けた正式出品作品だった。その時の金熊賞 Golden Berlin Bear は、日本の
千と千尋の神隠し (2001) SPIRITED AWAY 』で、他のノミネーションは:
アイリス (2001) IRIS
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS
8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題)
ヘヴン (2002) HEAVEN 』らが控えていた。

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■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』のあらすじ

 映画『 靴に恋して 』であるが、『 靴に恋して 』は邦題であり、同題の短編小説集「靴に恋して」(ソニーマガジンズ刊)もあるそうだ。この『 靴に恋して 』のスペイン語の原題「 PIEDRAS 」は、英題「 STONES 」と同様「石・岩」という意味の語の複数形である。この‘ piedra (ピエドラ)’というスペイン語の単語は、『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』のスペイン語バージョンのタイトル「 Harry Potter Y LA Piedra Filosofal 」の中にも見つけられてちょっぴり嬉しい。因みに、スペイン語と同じくラテン系言語のイタリア語では「石」のことを‘ pietra (ピエトラ)’といって似ている。そして、その男性名詞形が‘ pietro (ピエトロ)’。つまり、ヴァチカン市国 Vatican のサン・ピエトロ(聖ピエトロ San Pietro )大聖堂やサン・ピエトロ広場は‘聖・石男さん、岩雄さん’なのだ!

 映画『 靴に恋して 』の原題が何故「 PIEDRAS / STONES (石)」なのか? それは、邦題『 靴に恋して 』が「靴」をキーワードに置いたのに対し、本国スペインでは「石」にキーワードを置いているからだ。人生では、愛情・友情・家庭・職業といった大きな「石」を先ず系統立てて置く。そうして、それらの諸々の「石」の隙間に、もっと些細だけど必要なものを埋めていくものだ。もしもその逆にしたら、「大きな石」を置くスペースはなくなってしまう。というのが監督・脚本のラモン・サラサールの考え。この映画『 靴に恋して 』のヒロイン五人は、そういう「大きな石」を人生に於いて置くことができなかった人達なのだ。

 アデラ(アントニア・サン・フアン:『 オール・アバウト・マイ・マザー (1998) TODO SOBRE MI MADRE / ALL ABOUT MY MOTHER[米]』)、レイレ(ナイワ・ニムリ:『 オープン・ユア・アイズ (1997) ABRE LOS OJOS / OPEN YOUR EYES[米]』)、マリカルメン(ヴィクトリア・ペーニャ)、アニータ(モニカ・セルヴェラ)、イサベル(アンヘラ・モリーナ:『 1492・コロンブス (1992) 1492 CONQUEST OF PARADISE 』『 欲望のあいまいな対象 (1977) CET OBSCUR OBJET DU DESIR / THAT OBSCURE OBJECT OF DESIRE 』『 めざめ (2002) CARNAGES / CARNAGE 』)という五人の女性が主人公。

 彼女たちは、並行して物語をなしていく。誰もが通り道にしつこく現れる「石」をどかそうとするし、もっと悪いことには、靴の中にある「石」を除去しようとする。これは抽象的な表現だけど、彼女らは人生で新しいチャンスと素晴らしいプリンスの出現を求めているシンデレラ達なのだ。女性達の「靴」は、各登場人物を象徴するものとなっている。

 アデラ(アントニア・サン・フアン)は売春宿を経営する中年マダム。人生半ばになってのロマンスに乗り出したい。イサベル(アンヘラ・モリーナ)は離婚騒動のさ中にいる裕福な女性。若いレイレ(ナイワ・ニムリ)は『 マグノリア (1999) MAGNOLIA 』のクラウディア役(メローラ・ウォルターズ MELORA WALTERS :
ブギーナイツ (1997) BOOGIE NIGHTS
マッチスティック・メン (2003) MATCHSTICK MEN
コールド マウンテン (2003) COLD MOUNTAIN
バタフライ・エフェクト (2004) THE BUTTERFLY EFFECT 』)と似た役柄だそうだ。男性は脇役にしか出ない。その中で、クン(ダニエレ・リオッティ:『 女王フアナ (2001) JUANA LA LOCA (原題) / MAD LOVE (米題) 』)がセクシーに登場するのは掘り出し物だとか。
(注;この「あらすじ」は映画を鑑賞する前に記載。鑑賞後のネタばれ全部は<もっと詳しく>)

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■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の公開情報

 では、映画『 靴に恋して 』の配給・宣伝会社エレファント・ピクチャーより提供頂いた資料です。この章、<ストーリー>と<解説>公開情報をそのまま引用させて頂きます。

<ストーリー>
・「盗んだ靴を履く女・レイレ 23歳 高級靴店の店員」
  夢は靴デザイナーになることだが、自信がない。彼氏は「夢をあきらめちゃいけない!」と言い残して去っていった・・・
・「偏平足の女・アデラ 49歳 クラブのオーナー」
  夢は小説家になること。だけど、知的障害者の娘の世話で余裕のない日々。
・「スリッパを履く女・マリカルメン 43歳 堅実で現実的なタクシードライバー」
  夫が急逝して10年、ずっと家族のために生きてきた。「愛されたい・・・」
・「スニーカーを履く女・アニータ 25歳 知的障害者」
  ハンサムな看護士のホアキンに密かに恋している。叶うはずもないけれど、得意の絵で想いを表現するが・・・
・「小さな靴を履く女・イサベル 45歳 高級官僚の妻」
  夫婦仲はとうに冷え切っている。高級靴を買いあさることで孤独を埋める。本当は、子供がほしい!

王子様のいない5人のシンデレラたち。
みんな、いまの生活をリセットして、真実の恋、仕事、家庭、夢にチャレンジしたいと思っているが、果たして・・・マドリッドからリスボンへ

<解説>
スペイン・マドリッドを舞台に、恋に、結婚に、仕事に迷う女性達の靴をめぐる5つのラブストーリー。
シャルル・ジョルダン、グッチ、プラダなど、最高級の超ゴージャスな靴が300足あまり、鮮やかな彩りを添える。いつもの「靴」に履き替え、"人生を変える”ことができるのか?スペイン版『SEX&THE CITY』のようなこの作品、不器用だけどひたむきな彼女たちの姿は、全世界の女性たちの共感を呼んだ。『オール・アバウト・マイ・マザー』を生んだスペインから、新鋭ラモン・サラサールが放つ、あたたかい気持ちに包まれる涙と感動の愛の賛歌。『靴の数だけ、人生がある』

 エレファント・ピクチャーは、
『 快盗ブラック・タイガー (2000) TEARS OF THE BLACK TIGER / FA TALAI JONE 』
『 彼女たちの時間 (2001) LA REPETITION 』
ポーリーヌ (2001) PAULINE & PAULETTE (原題) / PAULINE AND PAULETTE (英題)
真実のマレーネ・ディートリッヒ (2001) MARLENE DIETRICH: HER OWN SONG
ジェリー (2002) GERRY
デブラ・ウィンガーを探して (2002) SEARCHING FOR DEBRA WINGER
イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE
エレファント (2003) ELEPHANT
等で活躍している。
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【『 靴に恋して 』のスタッフとキャスト】
監督: ラモン・サラサール Ramon Salazar (Directed by)
助監督: カルロス・サンタナ Carlos Santana (Assistant Director)
製作: フランシスコ・ラモス Francisco Ramos (producer)
    リカルド・ガルシア・アロッホ Ricardo Garcia Arrojo (associate producer)
脚本: ラモン・サラサール Ramon Salazar (Writing credits)
撮影: ダヴィド・カレテーロ David Carretero (Cinematography by)
編集: テレサ・フォン Teresa Font (Film Editing by)
    イレーネ・ブレキュア Irene Blecua (assistant editor)
音楽: パスカル・ゲーニュ Pascal Gaigne (Original Music by)
音響: ダヴィド・カレハ David Calleja (Sound Department)

出演: アントニア・サン・フアン Antonia San Juan as Adela アデラ
    ナイワ・ニムリ Najwa Nimri as Leire レイレ
    ヴィクトリア・ペーニャ Victoria Pena as Maricarmen マリカルメン
    モニカ・セルヴェラ Monica Cervera as Anita アニータ
    アンヘラ・モリーナ Angela Molina as Isabel イサベル
    ローラ・デニャス Lola Duenas as Daniela ダニエラ
    マリア・カザール Maria Casal as Martina マルティナ
    ダニエリ・リオッティ Daniele Liotti as Kun クン
    ルドルフォ・デ・ソーザ Rodolfo De Souza as Leonardo レオナルド
    エンリケ・アルキデス Enrique Alcides as Joaquin ホアキ
    ナッチョ・デュアト Nacho Duato as Podologo 足の専門医
    アンドレス・ゲルトルディックス Andres Gertrudix as Javier ハビエル
    サンチアゴ・クレスポ Santiago Crespo as Victor ヴィクトル
    ラモン・サラサール Ramon Salazar as Medico 医師

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。
 ヒロインは五人いて、五人のドラマがある訳だが、五人は非常に複雑に繋がりがある。映画では話がその五人を行ったり来たりして目まぐるしく展開するので、そのまま記述したら文字では収拾がつかなくなりそうだ。ここではある程度、登場順に主人公一人ずつに整理して書いてみよう。

≪登場人物≫
★『 靴に恋して 』の「スニーカーを履く女」:【アニータ】

【靴に恋して 第01段落】  アニータ(モニカ・セルヴェラ)は知的障害のある 28 歳の女性。チワワ犬のアルビノを散歩に連れてマドリッドの街の決まったコースを歩くのが日課である。毎日、決まった街角で、空か建物かを見上げているのだが、何を見ているのか誰も知らない。店の人が「アニータ、お早う」と声をかけても、‘街の女’がからかっても、反応しない。ワンちゃんは半ば引きずられて歩いている。でも、現在のアニータの好きなものはこのチワワのアルビノであり、得意な絵では、自分が犬と一緒に散歩している姿をいつも描いている。

【靴に恋して 第02段落】  アニータの母親は勤めに出ているので、アニータの身の回りの世話や介護を若い男性のホアキン(エンリケ・アルキデス)に依頼することになった。ホアキンは看護士見習いの学生なので、プロよりも費用が安く済むからだ。母は、アニータがコーヒーが大好きなので全部飲んで豆まで食べてしまうから決して出さないよう、そして散歩以外は外出させないように注意事項を伝える。ホアキンは爽やかな感じのいい優しい青年。アニータは7歳くらいの知的レベルだが、やはりそこはお年頃の女性なのだ。毎日現れるホアキンに憧れるようになる。TVの画面を見ていて、途中から、その横の奥のキッチンにいるホアキンの方に視線が変わるという描写は、恋を知り始めた若い女性の心理を上手に描いていた。

【靴に恋して 第03段落】  散歩に行きたくないと駄々をこねていたのが、ホアキンが来ると、パッと散歩する気になる。横に付いてもらって犬の散歩に出かけると、いつも立っている‘街の女’達は、いい男が出来たのねと一層からかう。ホアキンの存在はアニータを生き生きとさせ、アニータは恋心を抱いて、絵にまで彼を自分と並んで描いた。その頃はワンちゃんは絵から消えている。ヘッドフォンで“♪The Shadow Of Your Smile ”の英語の歌を聴いて彼のことを想う。ある日、いつもと違うコースにホアキンは連れて行ってあげた。怖がる彼女の手を繋ぎ、いたわって腕を回して一緒に歩いていく。行った先は、ショーウィンドーに飛行機のプラモデルが陳列されていて、アニータは大喜び。それを見て、ホアキンは空港にまで連れて行ってあげる。実物の飛行機を何機も目にし、ひいては、頭上をかすめる迫力ある本物の飛行機を見て彼女は狂喜する。毎日、街角で見上げて嬉しそうな顔をしていたのは、実は空を飛ぶ飛行機を見ていたのだった。

【靴に恋して 第04段落】  アパートの自室の壁の絵はホアキンと自分の絵でいっぱいになった。母は絵をよく見ると、手を繋いでいる。そして、娘の部屋を覗くと、彼女は一人で‘悶えて’いた。それを見て母親は、看護士ホアキンが娘に手を出したものと思い、もう彼を来させないようにした。来ないと知ってアニータは絶望して、ワンちゃんを殺そうとまでして自暴自棄になった。そこに現れたホアキンはアニータを慰める・・・。

★『 靴に恋して 』の「小さな靴を履く女」:【イサベル】

【靴に恋して 第05段落】  イサベル(アンヘラ・モリーナ)は高級官僚の夫のいる 45 歳のスリムでお洒落な女性。夫とは家庭内離婚みたいなもので、今もイサベルはブラジルで遊んで帰国したところだ。空港で電話したのは親友のマルティナ(マリア・カザール)。マルティナはテレビ番組で司会する女優であるが、夫の家庭内暴力に耐えては、イサベルに慰めてもらっている。イサベルは子供も出来なかったし、生き甲斐は靴のコレクションだ。主にハイヒールで、シャルル・ジョルダン、グッチ、プラダ等の超高級品をどんどん 300 足も買ったくらいのリッチさである。

【靴に恋して 第06段落】  それも、サイズ 38 なのに靴を買うときは一回り小さいサイズを買って、足をわざわざ痛みつけている。そうして足の専門医(ナッチョ・デュアト)に診てもらいに行くのだ。足のお医者さんなんて、『 セイブ・ザ・ワールド (2003) THE IN-LAWS 』に登場したけど、欧米では流石、靴文化なのだなぁ。この医者には診察・治療だけに通うのではなく、夫と全然上手くいっていないので、女性として男性に構ってもらいたくて行っているのだ。医師との会話もちょっとH的なものもあり、上流階級の夫人の精神的に満たされない空洞を埋める贅沢遊びのようなものだろう。

【靴に恋して 第07段落】  夫のお客を数人呼んでパーティを開いても、肝心の夫は不在。そこに客の男性と洗面室で慌ただしい関係を持ったり。遂に足の医師とも自室でベッドを共にした。たまたま帰宅した夫が知らずにベッドルームを開けて二人を目撃しても、叱るどころか、「Pardon. (失礼)」で終えてしまう。その医師とレストランに行って偶然鉢合わせた夫は女性連れだった。お互いこういう荒(すさ)んだ異性関係をしていても、離婚はまだ決意できずにずるずる日が過ぎていく。しかし、親友のマルティナがテレビ番組で力強く言動しているのを見て遂に決意する。明日、離婚します、と。

★『 靴に恋して 』の「偏平足の女」:【アデラ】

【靴に恋して 第08段落】  アデラ(アントニア・サン・フアン)は 49 歳の逞しく自活しているシングルマザーだ。マドリッド郊外に娼婦のクラブを経営している。アデラの娘が、「スニーカーを履く女」アニータなのである。毎日、知的障害の娘の世話で精神的にゆとりがない。それに、お店まで 50 km もスクーターで通うという大変な毎日だ。だからこそ、娘に看護士ホアキンを雇ったのだ。それにしても、アデラ役のアントニア・サン・フアンは往年の映画女優を連想させるブロンドのカールした髪に、水商売らしい真っ赤な口紅。顔つきが男の人みたいだなぁ、と思ったら、女装のゲイボーイの役をしたこともあったと知って、やっぱり、と妙に納得。

【靴に恋して 第09段落】  娘と二人だけの乾ききった暮らしをしているある日、売春クラブに数人の客がまとめて入った。その若者達を引率してきた中年の渋い男性レオナルド(ルドルフォ・デ・ソーザ)は、女主人のアデラに関心を持つ。言葉巧みに近づいて、客とは付き合わない主義だと言う彼女を、暗くなるまで車の外で待っているという一途さ。結婚はしていないと言う。どう見ても紳士だ。アデラは根負けして、レオナルドにアルゼンチン・タンゴのレストランに招待された。タンゴが初めてだという彼女をレオナルドは優しくリードする。タンゴは、女性のハイヒールの底が床を擦る強烈な音がする。それは刺激的で、肉体を愛撫する音なのだと彼から説明を受けて、アデラは久方の甘いロマンス気分に浸り始めた。クラブの雇っている女性にも、彼との甘い体験を嬉しそうに話す。アデラは彼を愛してしまった。

【靴に恋して 第10段落】  レオナルドはアデラの自宅のアパートまで訪ねてきた。相当、彼女に夢中である。アデラが成人した娘アニータを同伴しているのを見て、7歳の娘がいると嘘を言ったじゃないか、と責める。アニータは 2 月 29 日が誕生日だから、閏年で7回誕生日で 28 歳でも7歳。それに、精神年齢が7歳なのだと語ると、レオナルドは理解して謝った。アニータにも優しく接してくれる。アデラは自分は偏平足なのだと話し、何年もかかって小説を書いているのだと語る。レストランにもアニータも一緒に三人で行く。そこで鉢合わせたのが、レオナルドの妻のアデラであった。そう、アデラと冷え切っている関係の夫とは、このレオナルドだったのだ。洗練されたアデラと挨拶したが、まさが彼の奥さんだとは気付かず、後日、真相を知る。未婚の筈だったレオナルドの嘘にショックを受けるアデラ。

★『 靴に恋して 』の「盗んだ靴を履く女」:【レイレ】

【靴に恋して 第11段落】  コカインを吸っては、盗んだ靴を履いてお立ち台でダンサーをしている 23 歳の女性レイレ(ナイワ・ニムリ)。彼女は画家のクン(ダニエリ・リオッティ)という男性と同棲している。レイレは自室のトイレを清潔に磨くのが大好きで、同棲の恋人クンを愛しているのだが、彼女があまりうるさく接するためか、クンはキレてしまった。出て行かないで、と必死に追いすがる彼女を捨てて彼は去っていく。レイレ役のナイワ・ニムリがこの映画『靴に恋して 』で一番綺麗。数日後、本格的にクンは荷物をまとめて引越ししていった。その引越し先は、若い男性ホアキン。あの看護士である。このホアキンとクンはホモなのだ!クンはホアキンの裸体のデッサンをする。

【靴に恋して 第12段落】  レイレの本業は、ブランド靴店の店員。レイレは美しい靴のデッサンを自宅で幾枚も描いてためている。靴デザイナー志望であり、靴が好きだからこそ靴店勤務なのだろう。レイレがダンサーをしている時に履いている赤いハイヒールは、実は勤務している靴店の商品なのだ。彼女は汚れないように裏に幅広いテープを貼って履いては、店の倉庫の棚に戻すということを繰り返している。それを同僚ハビエル(アンドレス・ゲルトルディックス)は知っているが、きつく意見することはしない。ハビエルはゲイなので、彼女は気軽に、率直に悩み事の相談をしたりしている。だから、レイレがクンに去られて悲嘆に暮れ、コカインで幻覚を見てダンス中に倒れると、病院まで運んであげるのもハビエル。病院で医師(監督のラモン・サラサールだ!)に、恋人ですか、と尋ねられると、僕は男性を愛するのですと堂々と答える。

【靴に恋して 第13段落】  レイレはその幻覚症状の際、履いていた店の商品の赤いハイヒールを折ってしまった。普段なら商品棚に戻してバレないで済んでいたが、今回は客が来て、商品がないことを店主に知られてしまう。そしてとうとう、店をクビになった。その際、その靴を買いたがった客が、高級官僚の妻でブランド靴のコレクターであるイサベルなのだ。こういう風に堂々巡りの関係が網の目のように張り巡らされる。恋人に去られ仕事もクビになったレイレは、五年ぶりに自宅に戻ることにした。

★『 靴に恋して 』の「スリッパを履く女」:【マリカルメン】

【靴に恋して 第14段落】  マリカルメン(ヴィクトリア・ペーニャ)は 43 歳のタクシー運転手。生活苦の出ているやつれた顔ながら、バイタリティに富んで仕事に明け暮れる毎日である。マリカルメンは外反母趾なので、運転中もスリッパのままだ。小学校低学年くらいの大人しい可愛い男の子ヴィクトル(サンチアゴ・クレスポ)がいるが、「ママ」「お母さん」と呼ばないで「マリカルメン」と呼んでいるなぁと不思議だった。そしてハイティーンの女の子ダニエラ(ローラ・デニャス)はコカインか何かドラッグに嵌(はま)り、働きもせず半病人だ。

【靴に恋して 第15段落】  マリカルメンの家庭背景が判明した。マリカルメンが大好きになって結婚した男性は、ポルトガルのリスボン Lisbon, Portugal まで一緒に旅行しようと言った矢先に事故で亡くなった。彼は白タクの運転手をしていたので、マリカルメンは亡き夫の形見の自動車を引き継いで乗っているわけだ。彼の残したのが、先妻との子供三人。それで、血は繋がっていないが‘家族’を養うために、体を張って毎日タクシーの仕事をしているのである。男の子ヴィクトルは本当によく世話をして可愛がっているが、一緒にお風呂に入っていると、「お母さんに会いたい」と言われてしまってショックを受ける。次女ダニエラは反抗的態度がひどく、ほとほと扱いに手を焼いている。一生懸命‘家族’の為にやっているのに、誰も自分のことを認めてくれないし、愛してくれない。

【靴に恋して 第16段落】  そこにヒョンと五年ぶりに姿を見せたのが亡き夫の長女だった。それが、「盗んだ靴を履く女」レイレだったのだ!父親が死亡したのも知らなかったレイレに、骨壷(こつつぼ:スペインでも埋葬でなく荼毘にふし、その遺骨を骨壷に入れるのだと初めて知った)を指差して教えるマリカルメン。恋人と仕事を失って傷心のレイレは、この‘家庭’での自分の存在感に失望していたマリカルメンと案外気が合った。そしてマリカルメンは自分のタクシーにレイレを乗せて、夫と行きたかった思い出の地リスボンへと車を走らせる。リスボンは明るく美しかった。二人で骨壷の遺灰を海に散骨し、このチグハグとも思える二人は一緒に感動し、抱き合って別れる。リスボンを気に入ったレイレはリスボンに残ると言う。・・・

◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say !


★『 靴に恋して 』の結末
【靴に恋して 第17段落】  マリカルメンがマドリッドに帰宅すると、男の子ヴィクトルは姉ダニエラに抱かれて二人スヤスヤ眠っていた。弟の面倒すら見なかったダニエラも改心したようだ。サッカーが好きでベッカムのヘアスタイルをしたがったヴィクトル、サッカー・シューズを買ってもらえなくて常に赤いゴムの長靴を履いていたヴィクトル。それが、姉ダニエラが買ってあげたらしい新品のサッカー・シューズを履いて幸せそうだ。この一家にもやっと平和が訪れたようだ。マリカルメンの顔が穏やかに微笑む。

【靴に恋して 第18段落】  高級官僚レオナルドの妻イサベルは、親友マルティナ(結局、ドメスティック・バイオレンスで夫に殺された)のことも力となって、離婚を強行した。「戻って欲しい」と切なく発する夫レオナルドに愛想をつかせて、大雨の中、本当に出て行った。「あなたは何でも遅いのよ」と。一方独り身となるレオナルドは、娼婦クラブの経営者アデラに再度、求愛しに行く。しかし、妻のいることを隠していたレオナルドをアデラは許すことは出来ない。「アニータの援助でもさせて欲しい」と申し出る彼を、断固として跳ねのける。アデラは心では泣いていたのだと思う。一時は甘いロマンスの夢に溺れたアデラであるが、もうこれからは娘アニータの世話に没頭しようと決心したのだ。娼婦のクラブ経営にももう顔を出すことはしない。それを寂しく知らされるのは、長年アデラの下で事務や運営手伝いをしていた初老の雇い人ラモンだった。ラモンはアデラを思慕していたに違いない。

【靴に恋して 第19段落】  そこへ、アニータがいなくなったという知らせが入る。恋してしまった看護士ホアキンとも引き離されて情緒不安定になったらしい。大雨の中を街に出て行ってしまった。母親アデラは雨合羽でスクーターで戻っていたが、途中でタクシーを無理やり止めて乗る。そのタクシーは、白タクのマリカルメンのものだった。娘の一大事だと告げて街まで急いでもらう。そして連絡した看護士ホアキンも途中でタクシーに合流する。すると、一緒に乗り込んできたのが、ホアキンのホモ同棲者、画家のクンである。マリカルメンは、夫の長女レイレの彼氏がクンだったのを覚えていてお互い挨拶する。登場人物は、どこまで繋がってんだろう!ホアキンは、アニータがプラモデルの飛行機のショーウィンドーにアニータは行っているのだろうと推測して急行する。案の定、アニータが無事見つかった。抱いて彼女を慰めるホアキン。

【靴に恋して 第20段落】  アデラとアニータの母子は、その後、海辺の家に引越しして穏やかな暮らしをしている。アニータは、ホアキンと嫌な別れ方をしなくて済んだので、女性として幸福な恋の思い出と共に生きていけそうだ。この映画のテーマ曲“♪The Shadow Of Your Smile ”を何度も聴いて丸覚えした歌を、知的障害のアニータは英語で全部ホアキンに聞かせたもの。地下鉄でその歌を歌って聞かせるシーンも感動的だ。母アデラは、好きな小説執筆をタイプでしながら、海辺で遊ぶ無邪気な娘アニータの姿を見守っている。

【靴に恋して 第21段落】  リスボンに残ったレイレは、リスボンの空気が性に合ったようで、生まれ変わった元気さで暮らしている。靴のデザイナーの仕事もはかどっているし、恋人も出来た。そういうことを、マドリッドのゲイの元同僚で親切だったハビエルに手紙を書いているという形で映画は終わる。「悲しい出来事に振り回されずに、もう一度やり直ししたい。夢を捨ててはいけない。・・・」その手紙を受け取って読むハビエルとキスし合うのは、ハビエルと同棲し始めたホモの相手。誰だと思いますか?病院で、僕は男性を愛するのです、とハビエルが言う時、じっと見つめていたあの医師、ラモン・サラサール監督デス!

【靴に恋して あとがき】  最後の最後まで登場人物間の関係が複雑に絡み合っているのには脱帽。ラモン・サラサール監督はこの作品『靴に恋して 』が長編映画の初仕事だったそうなので、物凄く頑張っちゃった、というところでしょうか。なお、あまりに複雑に話が絡まって展開するので、このレヴューを読んだだけでは頭が混乱して把握できにくいでしょうが、映画本物を観ればよく分かるのでご安心を。女優も俳優も出来事もブランド靴も、いっぱい詰まった贅沢なスペイン映画でした!邦題「靴に恋して」もシャレた巧みなタイトルだと思います。

以上。
<もっと詳しく>からスペースを含まず7028文字/文責:幸田幸


いつも参考にしておりますallcinema ONLINE さんには、2004年08月01日の時点で[ 解説 ]は出ていませんので、これをアップしました。Thanks to allcinema ONLINE.

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      「靴に恋して」資料(エレファント・ピクチャー)
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
■映画『 靴に恋して (2002) PIEDRAS / STONES 』の更新記録
2004/07/22新規: ファイル作成
2004/08/01更新: ◆<もっと詳しく>更新
2004/09/25更新: ◆エッセイ「『靴に恋して』を観て」を追加リンク
2004/12/09更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/12/04更新: ◆データ追加
2006/01/09更新: ◆データ追加
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幸田 幸
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