ブロークン・フラワーズ
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ブロークン・フラワーズ (2005)
BROKEN FLOWERS
 映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』を紹介します。

 映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』の主なスタッフ
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』の主なキャスト
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』のあらすじ
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』の受賞
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』のトリビア
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』のスタッフとキャスト
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ブロークン・フラワーズ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 ブロークン・フラワーズ BROKEN FLOWERS 』のポスター、予告編および映画データ
ブロークン・フラワーズ
ブロークン・フラワーズ
Links:  Official Web Site
Trailers:

Quick Time:
300k
  500k
Windows Media:
300k
  500k

上映時間 Runtime: 1:46
製作国 Country: アメリカ
USA
製作会社
Production Company:
Bac Films
Focus Features
全米配給会社 Distributer: Focus Features
全米初公開 Release Date: 2005/08/05
日本初公開 R. D. in Japan: 2006/GW 予定
日本公開情報 : キネティック
ジャンル Genre: コメディ/ドラマ
Comedy / Drama
MPAA Rating 指定: Rated R for language, some graphic nudity and brief drug use.
日本語公式サイト
http://www.brokenflowers.jp/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』の解説

 『 ブロークン・フラワーズ 』は、個性派のジム・ジャームッシュが監督・脚本を兼任する大人のドラマ。『 ブロークン・フラワーズ 』の主役は味のある俳優ビル・マーレイだ。
 『 ブロークン・フラワーズ 』では、ビル・マーレイは独身で女性好きの中年男性。その彼に息子がいるという匿名の手紙が届き、昔の恋人たちと再会して手掛かりを見つけようとする顛末を、コミカルに、また同時にペーソス溢れて展開する。結局、各女性には新しい人生があって、何もないのは自分だと気づく彼。『 ブロークン・フラワーズ 』の昔の恋人たちには、シャロン・ストーン、フランセス・コンロイ、ジェシカ・ラング、『 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 』白い魔女のティルダ・スウィントン。

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■映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』の主なスタッフ

○『 ブロークン・フラワーズ 』の監督・脚本: ジム・ジャームッシュ
コーヒー&シガレッツ (2003) COFFEE AND CIGARETTES

○『 ブロークン・フラワーズ 』の製作: ジョン・キリク
アレキサンダー (2004) ALEXANDER
25時 (2002) 25TH HOUR 』
ポロック・2人だけのアトリエ (2000) POLLOCK

○『 ブロークン・フラワーズ 』の製作: アン・ルアーク
ダーティ・シェイム (2004) A DIRTY SHAME
フリーダ (2002) FRIDA
クレア・ドーラン (1998) CLAIRE DOLAN

○『 ブロークン・フラワーズ 』の撮影: フレデリック・エルムズ
愛についてのキンゼイ・レポート (2004) KINSEY
ハルク (2003) THE HULK
コール (2002) TRAPPED

○『 ブロークン・フラワーズ 』の編集: ジェイ・ラビノウィッツ
ステップフォード・ワイフ (2004) THE STEPFORD WIVES
8 Mile (2002) 8 MILE

○『 ブロークン・フラワーズ 』の美術: マーク・フリードバーグ
プロデューサーズ (2005) THE PRODUCERS
“アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』
エデンより彼方に (2002) FAR FROM HEAVEN
プリティ・ブライド (1999) RUNAWAY BRIDE

○『 ブロークン・フラワーズ 』の美術: リディア・マークス
10日間で男を上手にフル方法 (2003) HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS

○『 ブロークン・フラワーズ 』の衣装: ジョン・A・ダン
バイバイ、ママ (2005) LOVERBOY
バース (2004) BIRTH
キャメロット・ガーデンの少女 (1997) LAWN DOGS

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■映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』の主なキャスト

●ビル・マーレイ as ドン・ジョンソン@ブロークン・フラワーズ
ライフ・アクアティック (2004) THE LIFE AQUATIC WITH STEVE ZISSOU
ガーフィールド (2004) GARFIELD: THE MOVIE 』声優
コーヒー&シガレッツ (2003) COFFEE AND CIGARETTES 』 (segment "Delirium")
ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS
チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS
恋に落ちたら… (1993) MAD DOG AND GLORY
ゴーストバスターズ (1984) GHOSTBUSTERS 』シリーズ

●ジェフリー・ライト as ウィンストン@ブロークン・フラワーズ
シリアナ (2005) SYRIANA
クライシス・オブ・アメリカ (2004) THE MANCHURIAN CANDIDATE
アリ (2002) ALI
ショコラーデ (1998) MESCHUGGE (原題) / THE GIRAFFE (英題)

●フランセス・コンロイ as ドーラ・アンダーソン@ブロークン・フラワーズ
アビエイター (2004) THE AVIATOR
キャットウーマン (2004) CATWOMAN
メイド・イン・マンハッタン (2002) MAID IN MANHATTAN
セント・オブ・ウーマン/夢の香り (1992) SCENT OF A WOMAN

●クリストファー・マクドナルド as ロン・アンダーソン@ブロークン・フラワーズ
バーバー (2001) THE MAN WHO WASN'T THERE
ベティ・サイズモア (2000) NURSE BETTY
キャメロット・ガーデンの少女 (1997) LAWN DOGS

●ジェシカ・ラング as カルメン・マルコフスキー博士@ブロークン・フラワーズ
アメリカ,家族のいる風景 (2005) DON'T COME KNOCKING
ビッグ・フィッシュ (2003) BIG FISH
ボブ・ディランの頭のなか (2003) MASKED AND ANONYMOUS
私は「うつ依存症」の女 (2001) PROZAC NATION

●クロエ・セヴィニー as カルメンの助手@ブロークン・フラワーズ
マンダレイ (2005) MANDERLAY
メリンダとメリンダ (2004) MELINDA AND MELINDA
ニュースの天才 (2003) SHATTERED GLASS
ブラウン・バニー (2003) THE BROWN BUNNY
ドッグヴィル (2003) DOGVILLE
パーティ★モンスター (2003) PARTY MONSTER
DEMONLOVER (2002) DEMONLOVER

●シャロン・ストーン as ローラ・ダニエルズ・ミラー@ブロークン・フラワーズ
キャットウーマン (2004) CATWOMAN
コールド・クリーク 過去を持つ家 (2003) COLD CREEK MANOR
デブラ・ウィンガーを探して (2002) SEARCHING FOR DEBRA WINGER
氷の微笑 (1992) BASIC INSTINCT

●アレクシス・ジーナ as ロリータ・ミラー@ブロークン・フラワーズ
ワンダーランド (2003) WONDERLAND

●ティルダ・スウィントン as ペニー@ブロークン・フラワーズ
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女 (2005) THE CHRONICLES OF NARNIA: THE LION, THE WITCH AND THE WARDROBE 』白い魔女(ホワイトウィッチ White Witch )役
コンスタンティン (2004) CONSTANTINE
猟人日記 (2003) YOUNG ADAM
アダプテーション (2002) ADAPTATION.

●ジュリー・デルピー as シェリー@ブロークン・フラワーズ
ビフォア・サンセット (2004) BEFORE SUNSET
GO!GO!L.A. (1998) L.A. WITHOUT A MAP 』
『 恋人までの距離(ディスタンス) (1995) BEFORE SUNRISE 』

●マーク・ウェバー as ザ・キッド@ブロークン・フラワーズ
DEAR WENDY ディア・ウェンディ (2005) DEAR WENDY
ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM
さよなら、さよならハリウッド (2002) HOLLYWOOD ENDING

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■映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』のあらすじ
※本作『 ブロークン・フラワーズ 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 ブロークン・フラワーズ 』のストーリー。
 ドン・ジョンソン(ビル・マーレイ)は五十代くらいの中年男。贅沢で粋で美しい家に住んでいるが、独身である。ドンファン< Don Juan 女たらし>を文字ってか、配役名はドン・ジョンソンだ。彼と全く同じ名の俳優がいるので、彼はよくからかわれている。ドンは昔から女性と何人も付き合っては別れるということを繰り返してきた。今日は、この家で一緒に暮らしていた‘最後の恋人’シェリー(ジュリー・デルピー)が出て行ってしまう。でも、ドンはもう何の欲もなくて、独りで暮らすのだって別に構わない、という人生に全然前向きでない男である。

 ドン・ジョンソンはコンピュータ関係の事業で大儲けしたので、もう働く必要はないのだ。家族もいないし恋人もいなくなった。仕事はないし、興味のあることもない。それが、シェリーが出て行く時、ポストに丁度ピンクの封筒が届いて、ドンに渡された。それは匿名の手紙で、消印の部分も薄くなって判別できない。便箋にサインもない。でも、それはドンが二十年ほど前に付き合っていた女性ということで、その女性はドンの子を産んで、その男の子は19歳になっており、近々父親である貴方のもとを訪れるかもしれないという内容である。

 ドンは読んだはいいが、そんなに驚くこともなく、でも、どの女性なのだろうと思う。淡々として喜怒哀楽は控えめ、何事にも無感動、といったところ。それで、何となく、隣に住む家族持ちのウィンストン(ジェフリー・ライト)にその手紙を見せに行った。パソコンで情報が得られるかもしれないから。ドンはコンピュータのビジネスで大儲けしたというのに、自宅にはパソコンは所有していないからだ。ウィンストンというのはエチオピア系で五人の子供の父親。職を三つも持って精力的に暮らしている人のいい男である。実はウィンストンは私立探偵になる願望の持ち主なので、ドンの持ち込んだ手紙に大変な興味を示す。

 ウィンストンは、これはあたかも一大事というようにドンに言い聞かせ、色々調べ上げた。ドンは大勢の女性と付き合ったけれど、何とか四人に絞り込んだ。本当はそれらしき女性は五人なのだが、一人はもう亡くなっていた。ウィンストンは、女性達の居所を追跡調査して探し出し、旅行日程まで組み立ててくれる。そして、ドンに昔の女性たちを探して再会して、誰がその息子の母親なのか見つけてくるんだ、と発破をかける。ドン自身はそんな気力も行動力も持ち合わせておらず躊躇しているのに、ウィンストンが全てお膳立てしてくれるのである。

 おまけに、これからの長い旅の道連れにと、手製のCDまで手渡してくれる。このCDが、映画『 ブロークン・フラワーズ 』のBGMとなる。この音楽は、実際にはムラトゥ・アスタトゥケというマルチ楽器奏者のもので、ムラトゥ・アスタトゥケも劇中のウィンストンと同様にエチオピア人だ。

 さあ、本来は行動派でないドンは渋々米国をまたに掛けて壮大な旅に発つ。だから『 ブロークン・フラワーズ 』は一種のロードムービー(ロードムーヴィー)だ。それぞれの昔の女性はみんな米国の広い範囲に散らばって住んでいることが分かったから、彼は飛行機を乗り継いで、レンタカーを運転しながら地図を広げて場所を探すわけだ。この訪問には鉄則が二つあった。全く事前連絡はしないで突然会いに行くこと。それと、ウィンストンがアドバイスしてくれた、訪問の際はピンクの花束を必ず贈ること。だからポスターでビル・マーレイはピンクの花束を持っているんだ。それに、あの匿名の手紙はピンクだったから。

 先ずドンが訪れたのは、美貌の未亡人ローラ・ダニエルズ・ミラー(シャロン・ストーン)。ローラのカー・レイサーだった夫はサーキットで炎上して死亡したばかりだ。ローラはドンの訪問を喜ぶ。ローラにはティーンエージャーの娘ロリータ(アレクシス・ジーナ)がいて、ロリータという名の文字通り、中年男性のロリコンを刺激して裸体になって挑発したりする。また、母親ローラも魅惑的かつ男好きなタイプで、ドンをディナーに誘ってベッドインまで進む。こういうシチュエーションになれば、もし二人の間に出来た息子がいるならそれが話題に乗る筈だけど、そういうことは彼女の口から出なかった。

 そこからは車で割合に近くに住む、次の訪問先ドーラ・アンダーソン(フランセス・コンロイ)へ。ドーラはロン(クリストファー・マクドナルド)と結婚していて、二人で不動産屋をしている。夫ロンは、ドン・ジョンソンの突然の訪問に驚く。ドーラはどうも幸せな結婚生活はしていないようだ。さっきのローラと同様、ドーラもドンをディナーに招待してくれた。でも、それは試験的でとりすまして内面からくる絶望感がひしひしと感じられるディナーだった。ドンが、お子さんは?と尋ねると、悪いことを訊いてしまったような感じで、それ以上、話は途切れてしまう。

 三人目の訪問はコミカルだ。カルメン・マルコフスキー博士(ジェシカ・ラング)という女性で、動物のペットで問題を抱えている人を診るクリニックをしている<アニマル・コミュニケーター animal communicator というそうだ>。カルメンは高学歴で、集中力があり、過去を振り返ったりドンの調べようとしていることに対して自分の人生を開いて見せようとしたりしない。ドンの昔の恋人たちの中で最も恐ろしく手に負えない存在だ。それに、カルメンの助手(クロエ・セヴィニー)はドンのことを知らないのに、毛嫌いする。

 最後、四人目の訪問先は、遠隔地の農家に住んでいるペニー(ティルダ・スウィントン)だ。本来はライトブラウンか赤毛のティルダ・スウィントンが、映画『 ブロークン・フラワーズ 』では黒い長髪で誰だか分からないくらい。ペニーは貧しい暮らしをしていて、昔の恋人ドンの突然の来訪に立腹する。そんな彼女の応対を、男たちが増長した。

 ドンの旅が進むにつれ、息子の母親を探すということはそんなに重大な目的ではなくなった。彼は気づいたのだ。昔の恋人達はみんな人間的に成長して、予測できない道を進んでそれぞれの人生を歩んできたのに、自分はよどんでいて、真の愛の機会を逃してきたのだと。ドンは現在を生きているだけであって、自然で常に進行していく人生の旅というものの意義を全て失っている。人生を共有する者はほとんど誰もいない。かつて人生を一時でも一緒に過ごした恋人達は、彼女たちの人生からドンを投げ捨ててしまっている。この映画『 ブロークン・フラワーズ 』で最も苦痛の真実はこの点なのだ。いとも容易く置き換えられ忘れ去られるということ・・・。

 『 ブロークン・フラワーズ 』のラストで、主人公を演ずるビル・マーレイの目が潤む。それは、ラストまでずっと淡々と飄々とした演技だったので、この感情の高ぶりはそれだけで高い効果を生み出している。ただし、ジム・ジャームッシュ監督は、涙がこぼれ落ちるのを見せる前にシーンを故意に終えてしまう。お涙頂戴というただの感傷的なエンディングにはしたくなかったのだ。

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■映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』の受賞

◎『 ブロークン・フラワーズ 』は、カンヌ国際映画祭 2005 Cannes Film Festival で、ジム・ジャームッシュ監督が審査員特別グランプリ Grand Prize of the Jury に輝いた。
○また、ジム・ジャームッシュ監督はカンヌ国際映画祭のパルム・ドール Golden Palm / Palme d'Or にもノミネートされた。

 この時、
ある子供 (2005) L'ENFANT (原題) / THE CHILD (英題) 』がパルム・ドール受賞。

『 ブロークン・フラワーズ 』の他にパルム・ドールのノミネートは、
アメリカ,家族のいる風景 (2005) DON'T COME KNOCKING 』・・・これもまだ見ぬ息子を探す
ヒストリー・オブ・バイオレンス (2005) A HISTORY OF VIOLENCE
ラストデイズ (2005) LAST DAYS
マンダレイ (2005) MANDERLAY
シン・シティ (2005) SIN CITY
メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 (2005) THE THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA
秘密のかけら (2005) WHERE THE TRUTH LIES 』等だった。

 『 ブロークン・フラワーズ 』は、
○英国インディペンデント映画賞 2005 British Independent Film Awards
○ヨーロッパ映画賞 2005 European Film Awards
○サテライト賞 2005 Satellite Awards
○スペイン映画脚本家協会賞 2006 Cinema Writers Circle Awards, Spain
○インディペンデント・スピリット賞 2006 CIndependent Spirit Awards
○オンライン映画批評家協会賞 2006 Online Film Critics Society Awards
○デンマークの Robert Festival 2006
という各映画祭でもノミネートされた。

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■映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』のトリビア

【ブロークン・フラワーズのトリビア その1】  『 ブロークン・フラワーズ 』の監督・脚本を兼任するジム・ジャームッシュは、当初から主人公にビル・マーレイを念頭に入れて脚本を書いたそうだ。ビル・マーレイの大ファンだそうで。

【ブロークン・フラワーズのトリビア その2】  ジム・ジャームッシュは、『 ブロークン・フラワーズ 』の脚本をたったの二週間半で仕上げた。

【ブロークン・フラワーズのトリビア その3】  『 アップタウン・ガールズ (2003) UPTOWN GIRLS 』等に出演のペル・ジェームズ Pell James 扮する、『 ブロークン・フラワーズ 』のサン・グリーン Sun Green という配役名は、ニール・ヤング Neil Young のアルバム"グリーンデイル Greendale"(『 グリーンデイル (2003) GREENDALE 』参照)に出てくる若い女性の名でもある。ジム・ジャームッシュ監督はニール・ヤングの大ファンだそうなので。

【ブロークン・フラワーズのトリビア その4】  『 ブロークン・フラワーズ 』のロケーションは米国東部のサバービアの美しい街並が多い:

ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ (2005) HIDE AND SEEK 』のロケ地でもある
☆ニューヨーク州オッシニング Ossining, New York, USA

ロボッツ (2005) ROBOTS 』や
運命の女 (2002) UNFAITHFUL 』のロケ地でもある
☆ニューヨーク州ホワイト・プレインズ White Plains, New York, USA

エターナル・サンシャイン (2004) ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND
クライシス・オブ・アメリカ (2004) THE MANCHURIAN CANDIDATE
モナリザ・スマイル (2003) MONA LISA SMILE
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) CATCH ME IF YOU CAN
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS
ズーランダー (2001) ZOOLANDER
ニューヨークの恋人 (2001) KATE & LEOPOLD
ビューティフル・マインド (2001) A BEAUTIFUL MIND 』のロケ地でもある
☆ニューヨーク州ヤンカース(ヨンカーズ) Yonkers, New York, USA

トゥー・ウィークス・ノーティス (2002) TWO WEEKS NOTICE 』のロケ地でもある
☆ニュージャージー州ウェイン Wayne, New Jersey, USA

☆ニュージャージー州モーウォー Mahwah, New Jersey, USA 等である。
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【『 ブロークン・フラワーズ 』のスタッフとキャスト】
製作: ジョン・キリク Jon Kilik (producer)
    ステイシー・E・スミス Stacey E. Smith (producer)
    アン・ルアーク Ann Ruark (co-producer)
脚本: ジム・ジャームッシュ Jim Jarmusch (Writing credits)
撮影: フレデリック・エルムズ Frederick Elmes (Cinematography by)
編集: ジェイ・ラビノウィッツ Jay Rabinowitz (Film Editing by)
美術: マーク・フリードバーグ Mark Friedberg (Production Design by)
    リディア・マークス Lydia Marks (Set Decoration by)
衣装: ジョン・A・ダン John A. Dunn (Costume Design by)
音楽: ムラトゥ・アスタトゥケ Mulatu Astatke (songs, Non-Original Music by)

出演: ビル・マーレイ Bill Murray as Don Johnston
    ジェフリー・ライト Jeffrey Wright as Winston
    フランセス・コンロイ Frances Conroy as Dora Anderson
    クリストファー・マクドナルド Christopher McDonald as Ron Anderson
    ジェシカ・ラング Jessica Lange as Dr. Carmen Markowski
    クロエ・セヴィニー Chloe Sevigny as Carmen's Assistant
    シャロン・ストーン Sharon Stone as Laura Daniels Miller
    アレクシス・ジーナ Alexis Dziena as Lolita Miller
    ティルダ・スウィントン Tilda Swinton as Penny
    ジュリー・デルピー Julie Delpy as Sherry
    マーク・ウェバー Mark Webber as The Kid

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 ブロークン・フラワーズ (2005) BROKEN FLOWERS 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://brokenflowersmovie.com/
■映画『 ブロークン・フラワーズ 』の更新記録
2006/02/28新規: ファイル作成
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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