あるいは裏切りという名の犬
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あるいは裏切りという名の犬 (2004)
36 QUAI DES ORFÈVRES
 映画『 あるいは裏切りという名の犬 (2004) 36 QUAI DES ORFÈVRES 』を紹介します。映画『 あるいは裏切りという名の犬 (2004) 36 QUAI DES ORFÈVRES 』は 2005/02/11 の時点で邦題が分からなかったので「パリ警視庁:オルフェーヴル河岸36番 (仮題)」としておいたら『 あるいは裏切りという名の犬 』に決定した。

 映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 (2004) 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』の主なスタッフ
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』の音響
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』の主なキャスト
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』のあらすじ
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』の受賞
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』のトリビア
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』のスタッフとキャスト
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 あるいは裏切りという名の犬 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 あるいは裏切りという名の犬 (2004) 36 QUAI DES ORFÈVRES 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFEVRES 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 (2004) 』のポスター、予告編および映画データ
あるいは裏切りという名の犬
あるいは裏切りという名の犬
http://www.soundtrackcollector.com/
よりポスター引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers: ここで観られます。
上映時間 Runtime: 1:50
製作国 Country: フランス France
製作会社
Production Company:
LGM Productions [fr]
Gaumont [fr]
海外配給会社 Distributer: Bioscop [cz] (2005) (Czech Republic)
全仏初公開 Release Date: 2004/11/24
日本初公開 R. D. in Japan: 2006/12/16 予定
日本公開情報 : アスミック・エース
ジャンル Genre: ドラマ/犯罪
Drama / Crime
MPAA Rating 指定: Sweden:11 / Taiwan:R-12 / Germany:16 / Finland:K-15 / UK:15 / Argentina:16 / Czech Republic:15 / Hong Kong:IIB / Switzerland:16 / Australia:MA / Singapore:NC-16
日本語公式サイト 調査中
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』の解説

 『 あるいは裏切りという名の犬 』のフランス語原題は「 36 Quai des Orfèvres 」と、コンマのある「 36, Quai des Orfèvres 」の二種類見つかったのだが、 IMDb に従っておいた。いずれにしても、『 あるいは裏切りという名の犬 』原題は「 Quai des Orfèvres (オルフェーヴル河岸とかオルフェーヴル岸)」の36番地ということ。そこは実はパリ警察本部の住所なのだ。 '50 年代のジャン・ギャバン Jean Gabin の映画の時代から、「 36 Quai des Orfèvres オルフェーヴル河岸36番地」はパリ警視庁の代名詞になっているという。というわけで、『 あるいは裏切りという名の犬 』は「パリ警視庁:オルフェーヴル河岸36番 (仮題)」としてアップしておいたわけ。
 この映画『 あるいは裏切りという名の犬 』はダニエル・オートゥイユ、ジェラール・ドパルデュー、アンドレ・デュソリエ、ミレーヌ・ドモンジョらの豪華出演で、しかも 2005 年セザール賞で現時点 2005/02/11 で八部門もノミネートされているので調べてみた。

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■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』の主なスタッフ

○『 あるいは裏切りという名の犬 』の監督・脚本・出演: オリヴィエ・マーシャル
セザール賞の監督賞と脚本賞の二部門でノミネートされている。『 あるいは裏切りという名の犬 』では端役で登場もする。

○『 あるいは裏切りという名の犬 』の脚本: ジュリアン・ラプノー
ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE

○『 あるいは裏切りという名の犬 』の撮影: ドゥニ・ルーダン
マルセイユ・ヴァイス (2003) GOMEZ & TAVARES (原題) / PAYOFF (英題)

○『 あるいは裏切りという名の犬 』の配役: オリヴィエ・カルボン
女はみんな生きている (2001) CHAOS
トランスポーター (2002) THE TRANSPORTER
天使の肌 (2002) PEAU D'ANGE (原題) / ONCE UPON AN ANGEL (米題)
いつか、きっと (2002) LA VIE PROMISE (原題) / GHOST RIVER (英題)
スパイ・バウンド (2004) AGENTS SECRETS (原題) / SECRET AGENTS / SPY BOUND

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■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』の音響

○『 あるいは裏切りという名の犬 』の音響: フランソワ・モーレル François Maurel
ハリー、見知らぬ友人 (2000) WITH A FRIEND LIKE HARRY (米題) / HARRY IS HERE TO HELP (米題) / HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (仏題)
イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003) MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN

○『 あるいは裏切りという名の犬 』の音響: ピエール・メルテン Pierre Mertens
世界でいちばん不運で幸せな私 (2003) JEUX D'ENFANTS (原題) / LOVE ME IF YOU DARE (英題)

○『 あるいは裏切りという名の犬 』の音響: ジョエル・ランゴン Joël Rangon
女はみんな生きている (2001) CHAOS
ザ・レース (2002) LE RAID (原題) / THE RACE (英題)
ブランシュ (2002) BLANCHE

及びシルヴァン・ラスール Sylvain Lasseur とで、『 あるいは裏切りという名の犬 』は音響が素晴らしいそうだ。

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■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』の主なキャスト

●ダニエル・オートゥイユ as レオ・ヴリンクス@あるいは裏切りという名の犬
橋の上の娘 (1999) LA FILLE SUR LE PONT
メルシィ!人生 (2000) LE PLACARD (仏題) / THE CLOSET (英題)
隠された記憶 (2005) CACHE (原題) / HIDDEN (英題) 』等に出演。
 ダニエル・オートゥイユは、エマニュエル・ベアール Emmanuelle Béart (
8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題)
恍惚 (2003) NATHALIE... 』
Mの物語 (2003) HISTOIRE DE MARIE ET JULIEN (原題) / THE STORY OF MARIE AND JULIEN (英題)
かげろう (2003) LES EGARES (原題) / STRAYED (英題)
恋は足手まとい (2005) UN FIL A LA PATTE 』等)との間に娘がいる。

●ジェラール・ドパルデュー as ドゥニ・クライン@あるいは裏切りという名の犬
1492・コロンブス (1992) 1492 CONQUEST OF PARADISE
仮面の男 (1998) THE MAN IN THE IRON MASK
ヴィドック (2001) VIDOCQ
微笑みに出逢う街角 (2002) BETWEEN STRANGERS
シティ・オブ・ゴースト (2002) CITY OF GHOSTS
ブランシュ (2002) BLANCHE
ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE
恍惚 (2003) NATHALIE... 』
ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題)

●アンドレ・デュソリエ as ロベール・マンシーニ@あるいは裏切りという名の犬
犯罪の風景 (2000) SCENE DE CRIMES (原題) / CRIME SCENES (英題)
アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN
ヴィドック (2001) VIDOCQ
ピエロの赤い鼻 (2003) EFFROYABLES JARDINS (原題) / STRANGE GARDENS (英題)
ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題)
巴里の恋愛協奏曲(コンチェルト) (2003) PAS SUR LA BOUCHE (仏題) / NOT ON THE LIPS (英題)
スパイ・バウンド (2004) AGENTS SECRETS (原題) / SECRET AGENTS / SPY BOUND
ロング・エンゲージメント (2004) UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES (原題) / A VERY LONG ENGAGEMENT (英題)

●ロシュディ・ゼム as ユーゴ・シリアン@あるいは裏切りという名の犬
ザ・レース (2002) LE RAID (原題) / THE RACE (英題)
ブランシュ (2002) BLANCHE
サンサーラ (2003) SANSA 』の主役

●ヴァレリア・ゴリノ as カミーユ・ヴリンクス@あるいは裏切りという名の犬
レインマン (1988) RAIN MAN
HOTEL (2001) HOTEL
フリーダ (2002) FRIDA

●ダニエル・デュヴァル as エディ・ヴァランス@あるいは裏切りという名の犬
マルセイユ・ヴァイス (2003) GOMEZ & TAVARES (原題) / PAYOFF (英題)

●フランシス・ルノー@あるいは裏切りという名の犬
ザ・コード (2002) LA MENTALE (原題) / THE CODE (英題) 』=
ザ・ルール (原題) (2002) THE RULES (英題) / LA MENTALE (仏題)
心の羽根 (2003) DES PLUMES DANS LA TETE (原題) / FEATHERS IN MY HEAD (英題)
クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE

●アラン・フィグラーツ@あるいは裏切りという名の犬
ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題)
ボーン・アイデンティティー (2002) THE BOURNE IDENTITY 』等でスタント
ファム・ファタール (2002) FEMME FATALE 』等で俳優

●オロール・オートゥイユ as ローラ・ヴリンクス (17歳)@あるいは裏切りという名の犬
恍惚 (2003) NATHALIE... 』
レ・スール・ファッシェ (原題) (2004) LES SOEURS FACHEES (仏題) / ME AND MY SISTER (英題)

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■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』のあらすじ
※本作『 あるいは裏切りという名の犬 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』はフランスの警察の犯罪ドラマ。原題「パリ警視庁:オルフェーヴル河岸36番 (仮題)」のように、東洋では近年では『 香港国際警察/NEW POLICE STORY (2004) 新警察故事 (原題) / NEW POLICE STORY (英題) 』がある。ジャッキー・チェンはそこでは深刻な顔で演技する映画だが、このフランスの警察映画『 あるいは裏切りという名の犬 』も渋くて大人っぽい感じ。番地なしで同じ「 QUAI DES ORFÈVRES 」という原題のずっと昔の映画『 犯罪河岸 (1947) QUAI DES ORFÈVRES 』も『 あるいは裏切りという名の犬 (2004) 36 QUAI DES ORFÈVRES 』と同様にパリ警視庁を扱っていた。

 パリ警視庁が立地しているのは、パリのセーヌ川 la Seine, Paris のポン・ヌフ橋 Pont Neuf を渡ったシテ島 Ile de la Cité の南河岸「 Quai des Orfèvres (オルフェーヴル河岸とかオルフェーヴル岸)」の36番地。「 36 Quai des Orfèvres 」と言えばフランス人なら瞬時に「パリ警察庁」だと分かるのだ。イギリスのロンドン警視庁のことをスコットランドヤード Scotland Yard と表すようなもの。因みに、‘ Quai des Orfèvres ’というのは英語なら‘ Quay of the Goldsmiths ’で「金細工師たちの波止場」「彫金師たちの埠頭(ふとう)・岸壁」という意味になる。きっと昔はシテ島のその辺りは金細工師たちのかたまっていた所なのだろう。

 『 あるいは裏切りという名の犬 』の舞台は 1980 年代、パリ警察の二つの部門の対抗という実話を描いたものである。この映画『 あるいは裏切りという名の犬 』の監督・脚本・出演の三役を務めるオリヴィエ・マーシャルは昔は警察官だったし、『 あるいは裏切りという名の犬 』共同脚本の一人ドミニク・ロワゾーは 1980 年代の中盤に BRI ( Brigade de Recherche et d'Intervention = Search and Action Squad :『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』参照)という特殊捜査部隊のメンバーだった。 BRI は一言で表すならギャングを捜査して逮捕する隊であろうか。 BRI でのドミニク・ロワゾーの実際の経験からの事実に基づいた映画なのである。

 パリ警視庁の二つの部門の二人の中年のライバル刑事。一人はレオ・ヴリンクス(発音不明?:ダニエル・オートゥイユ)、もう一人はドゥニ・クライン(発音不明?:ジェラール・ドパルデュー)。

 レオ・ヴリンクスは正義漢で、どんな犠牲を払ってもどんな手段を用いても犯人を捕まえる。家族や自分の命や自分のキャリアにリスクが大きくても、 BRI のトップとして暗黒街の犯罪者たちに向かって危険を冒して行動を起こし、自分の理想を実現しようとする。ダーティ・ハリー Dirty Harry のタイプで、悪人よりも‘汚い’ことをしても結局は悪人を逮捕しているというような。ただし、美しい妻カミーユ(ヴァレリア・ゴリノ)がいるので、彼は生活を二つに切り離して考えている。仕事は仕事。家庭では仕事のことは一切語らない。もし語れば妻は出て行ってしまうだろうからだ。それに、ローラ(オロール・オートゥイユ)という年頃の娘もいる。

 もう一人、ドゥニ・クラインは BRB ( Brigade de Repression du Banditisme = Crime Repression Squad )という犯罪の鎮静に当たる隊の頭である。 BRB は例えば大きな強盗等を扱っている。ドゥニ・クラインは野心的で気難しいタイプ。権力だけに固執している。このドゥニ・クラインとレオ・ヴリンクスは以前は友人同士だったが、今は緊張が走っている。今はヴリンクスの妻となっているカミーユを挟んで、遠い昔、三角関係となる問題が生じたのだ。元はクラインの恋人だったカミーユをヴリンクスが奪った形になってしまい、それが原因で友達関係は破綻して現在に至っているのだ。

 彼らの上司ロベール・マンシーニ(アンドレ・デュソリエ)が間もなく引退することを二人に話すと、二人の緊張関係は余計に悪化した。どうしてかと言うと、その上司が抜けたポストを巡って二人が競争する立場になるから。現在では二人の資格・適格とも同じくらいなので、手柄を先に立てた方がパリ警視庁:オルフェーヴル河岸36番の長官に昇進するというわけだ。昇進は、最近事件を起こしている非常に凶悪な強盗団をどちらが先に逮捕できるかということにかかってきた。これは長官の椅子に就任する暗黙の条件となった。

 このところパリでは凶暴な強盗が住民達を脅かしていた。 BRI の方のメンバー、エディ・ヴァランス(ダニエル・デュヴァル)が同僚やチーフのレオ・ヴリンクスに喝采されて転任か何かの祝賀パーティをしていた時、その凶暴な強盗事件が勃発する。情報屋などのパイプのあるヴリンクスはクラインの隊よりも先に現場検証に行くことができた。しかし、逮捕に BRI のヴリンクスと BRB のクラインの両者が絡むと、二人の決裂は決定的になる・・・。

 黒いレザーコートの刑事達、暗い画面、アクションシーン、派手な音楽、ラストは信じられないような偶然性。人生も手段も装備も異なる二人、そして二人を巡る一人の女性。こういう刑事ものスリラーを得意とする監督・脚本のオリヴィエ・マーシャルは、いつもの作品のようにこれで十分で、これも‘B級映画’に甘んじていいつもりだったのが、制作費と出演俳優たちがよすぎてちょっとびっくりしているらしい。だってセザール賞に幾つも名が挙がるのだから。

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■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』の受賞

 『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』は、2005年2月11日現時点で、セザール賞 2005 Cesar Awards (Les César du Cinéma) , France に八部門もノミネートされている。
・ダニエル・オートゥイユが男優賞 Best Actor (Meilleur acteur)

・オリヴィエ・マーシャルが監督賞 Best Director (Meilleur réalisateur)

・最優秀作品賞 Best Film (Meilleur film)

・アンドレ・デュソリエが助演男優賞 Best Supporting Actor (Meilleur second role masculin)

・ミレーヌ・ドモンジョが助演女優賞 Best Supporting Actress (Meilleur second role féminin)

・オリヴィエ・マーシャルとフランク・マンクーソとジュリアン・ラプノーが脚本賞 Best Writing - Original or Adaptation (Meilleur scénario, original ou adaptation)

・フランソワ・モーレルとシルヴァン・ラスールとピエール・メルテンとジョエル・ランゴンが音響賞 Best Sound (Meilleur son)

・Achdé が編集賞 Best Editing (Meilleur montage)

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■映画『 あるいは裏切りという名の犬 36 QUAI DES ORFÈVRES 』のトリビア

・『 あるいは裏切りという名の犬 』監督・脚本・出演の三役をこなしているオリヴィエ・マーシャルは昔は警察官だった。警察官の当時から演劇の授業を受けて、刑事もののテレビの台本を書いたり脇役として出演したりし始める。彼の書くスリラーは定評があるらしい。そして 2000 年からは、やはり以前は警察官だったユーグ・パガン Hugues Pagan 著の小説に基づいたTVシリーズ「 Police District 」で刑事として主役を張っている。生涯ずっと警察関係なんだ。

・『 あるいは裏切りという名の犬 』の配給はチェコの会社 Bioscop [cz] (2005) (Czech Republic) で、こういう作品を扱っている。
ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE
砂と霧の家 (2003) HOUSE OF SAND AND FOG
THE JUON/呪怨 (2004) THE GRUDGE
アビエイター (2004) THE AVIATOR
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー (2004) SKY CAPTAIN AND THE WORLD OF TOMORROW
サウンド・オブ・サンダー (2004) A SOUND OF THUNDER
ホステージ (2005) HOSTAGE 』等。
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【『 あるいは裏切りという名の犬 』のスタッフとキャスト】
監督: オリヴィエ・マーシャル Olivier Marchal (Directed by)
製作: フランク・コロー Franck Chorot (producer)
    シリル・コルボー=ジュスタン Cyril Colbeau-Justin (producer)
    ジャン=バプティスト・デュポン Jean-Baptiste Dupont (producer)
製作総指揮: ユーグ・ダルモワ Hugues Darmois (executive producer)
脚本: ドミニク・ロワゾー Dominique Loiseau (Writing credits)
    フランク・マンクーソ Frank Mancuso (Writing credits)
    オリヴィエ・マーシャル Olivier Marchal (Writing credits)
    ジュリアン・ラプノー Julien Rappeneau (Writing credits)
撮影: ドゥニ・ルーダン Denis Rouden (Cinematography by)
編集: Achdé (Film Editing by)
配役: オリヴィエ・カルボン Olivier Carbone (Casting by)
音楽: Erwann Kermorvant (Original Music by)
    アクセル・ルノワール Axelle Renoir (Original Music by)

出演: ダニエル・オートゥイユ Daniel Auteuil as Léo Vrinks
    ジェラール・ドパルデュー Gérard Depardieu as Denis Klein
    アンドレ・デュソリエ André Dussollier as Robert Mancini
    ミレーヌ・ドモンジョ Mylène Demongeot as Manou Berliner
    ロシュディ・ゼム Roschdy Zem as Hugo Silien
    ヴァレリア・ゴリノ Valeria Golino as Camille Vrinks
    ダニエル・デュヴァル Daniel Duval as Eddy Valence
    フランシス・ルノー Francis Renaud as Titi Brasseur
    アラン・フィグラーツ Alain Figlarz as Francis Horn
    ソレーヌ・ビアシュ Solène Biasch as Lola Vrinks (11 ans)
    オロール・オートゥイユ Aurore Auteuil as Lola Vrinks (17 ans)
    オリヴィエ・マーシャル Olivier Marchal as Christo

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ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 あるいは裏切りという名の犬 (2004) 36 QUAI DES ORFÈVRES 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      AlloCiné : Cinéma
      Yahoo! Cinema: "36, quai des orfèvres": la guerre des polices et des truands
       http://fr.movies.yahoo.com/041122/5/45hlg.html
      Mcm.net - Cinema - 36, Quai Des Orfèvres
       http://www.commeaucinema.com/mcm/news.php3?newsid=24863
      公式サイト(仏語版)
       http://www.36lefilm.com/
■映画『 あるいは裏切りという名の犬 』の更新記録
2005/02/11新規: ファイル作成
2006/09/13更新: ◆タイトル変更
2006/11/12更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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