CEO 最高経営責任者
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CEO 最高経営責任者 (2002)
首席執行官 (原題) / C.E.O. (英題)
 映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 (原題) / C.E.O. (英題) 』を紹介します。

 映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の主なキャスト
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のロケーション
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のあらすじ
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』は中国映画
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のスタッフとキャスト
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 CEO 最高経営責任者 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のエッセイ
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のポスター、予告編および映画データ
CEO 最高経営責任者
CEO 最高経営責任者
http://www.uplink.co.jp/ceo/ より
引用・加工させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 調査中
製作国 Country: 中国
China
製作会社
Production Company:
Beijing Film Studio [cn]
Catmoon Productions [us]
Fourth Chinese Film Group [cn]
全米配給会社 Distributer:  -
全米初公開 Release Date:  -
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/12/11 予定
日本公開情報 : アップリンク
ジャンル Genre: 実話
True story
MPAA Rating 指定: Not Rated.
日本語公式サイト
http://www.uplink.co.jp/ceo/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の解説

 映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』は中国最大の総合家電企業ハイアール社(海爾集団公司)の、どん底から世界企業へと発展した実話に基づいた作品だ。その会社のトップ、つまり‘CEO 最高経営責任者’の張瑞敏(チャン・ルエミン)氏がモデルになっている。‘CEO 最高経営責任者’は中国語では‘首席執行官’、英語では‘ C.E.O. ’だ。2002 年の製作と言えば、『 HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題) 』と同期だけど、同じ映画でも、この『 CEO 最高経営責任者 』は非常に珍しい実話ドラマと言えよう。
 因みに、C.E.O.とは英語で Chief Executive Officer の略語。最高経営責任者を意味し、会社経営などのマネジメント序列の最高位に位置づけられる。「CEO(CEO)」について「シャイな幸の独り言」(画面切替)に「CEO最高経営責任者」というタイトルでエッセイも書いた。

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■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の主なキャスト
 映画『 CEO 最高経営責任者 』のスタッフは中国国内の作品を中心とした活動をしているらしく、知っている人はいなかった。キャストでは、馴染みの映画に出演している数人を見つけた。

●シ・リアン as CEO 最高経営責任者
オーギュスタンの恋々風塵 (1999) AUGUSTIN ROI DU KUNG-FU (原題) / AUGUSTIN KING OF KUNG FU (米題)

●パトリック・ボーショー as 業界の西洋人
ザ・セル (2000) THE CELL
シェイド (2003) SHADE
Ray/レイ (2004) RAY

●Frank Bruynbroek as 業界の西洋人
レッド・ドラゴン (2002) RED DRAGON

●スティーヴン・メンデル as 業界の西洋人
ターミナル (2004) THE TERMINAL

●リチャード・ジェニングズ as サウス・カロライナ州知事
レオポルド・ブルームへの手紙 (2002) LEOPOLD BLOOM / LEO

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■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のロケーション
 映画『 CEO 最高経営責任者 』は中国の映画だけれど、撮影は中国だけでない。国際的な進展を遂げるストーリー展開と共に、世界各地を回るようだ。

○北京(ペキン) Beijing, China
○青島(チンタオ) Qing Dao, China
○米国サウス・カロライナ州カムデン Camden, South Carolina, USA
○米国サウス・カロライナ州コロンビア Columbia, South Carolina, USA
○米国ニューヨーク市 New York City, New York, USA
○フランスのパリ Paris, France

○ドイツの北ラインのケルン Cologne, North Rhine - Westphalia, Germany
アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN
ブラウン夫人の秘めごと (仮題) (2002) 24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME (原題) / 24 HOURS IN THE LIFE OF A WOMAN (英題)
バナナ★トリップ (2002) BOAT TRIP
ベルンの奇跡 (2003) DAS WUNDER VON BERN (原題) / THE MIRACLE OF BERN (英題) 』
等でもロケが行われた所。

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■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』のあらすじ
 映画『 CEO 最高経営責任者 』のモデル張瑞敏(チャン・ルエミン Zhang Ruimin )氏の役は、シ・リアンという俳優がリン・ミンという名のCEO 最高経営責任者に扮して演じている。

 現在、総合家電企業ハイアール社( Haier 海爾集団公司)は中国で最大の家電メーカーであり、米国のジェネラル・エレクトリック社に因んで‘ GE of China (中国のGE)’と呼ばれるくらいだ。しかし、 1984 年には、青島(チンタオ)の小さな村の小さな冷蔵庫工場にすぎなかった。製品の質は悪いから売れないで、工場は倒産の危機に陥った。工員たちのボーナスのお金もやりくりできなくて、工場長は近隣の村長に借金を頼み込むような様であった。

 そんな荒廃とした冷蔵庫工場に、 1984 年 12 月 、新しい工場長が就任した。リン・ミン(=モデル張瑞敏のこと:シ・リアンが演じる)というその男は、さぼり放題・盗み放題の工員たちを徹底して教育し直した。そして海外にまで知られる最も有名なエピソードは、不良品の冷蔵庫を 76 台、ハンマーで叩き割って、品質がどれだけ大切かを知らしめた出来事だろう。リン・ミンは特別に高い教育を受けているわけでもない。しかし、独力で、西洋の産業理論を系統的に研究していった。西洋の経営理論と同時に、儒教・道教・兵法書「孫子」といった中国本来の哲学も勉強した。

 先ず実行したのは、旧体制の下で訓練されてきた中国人の労働者・技術者・事務職たちの意識改革である。そんな古いシステムでは、国際的競争という新時代では機能できないからだ。こうして製品が優良になると競争は激しくなり、先を行く外国企業からは屈辱も味わうこともあった。しかし、リン・ミンと工員たちは勤勉で、科学的な経営を実践し、西洋と東洋の両哲学を結合した方法で頑張り続ける。そして遂に、国際マーケットに躍り出た最初の中国の(私立の)企業になったのである。 2000 年 5 月、リン・ミンは総合家電企業ハイアール社( Haier 海爾集団公司)のCEO 最高経営責任者に任命された。

 CEO 最高経営責任者リン・ミンのもと、ハイアール社は中国第1の家電メーカーになった。そして 2002 年には、グローバル・レベルでの家電メーカーの第5位となる。現在では、世界中に三万人の従業員を抱える巨額収益を上げるコングロマリット(複合企業)になっている。ハイアールの製品は、米国ではウォルマート Wal-Mart, ベスト・バイ Best Buy, ホーム・デポ Home Depot, オフィス・デポ Office Depot, ターゲット Target 等の店舗で売られている。米国だけでなく、ヨーロッパ、アジア、中東に大規模な基点を置き、販売網は 160 ヶ国に渡る。

 青島の倒産間際の零細企業だったのが、こうして世界ブランドのハイアール Haier に昇り詰めたのだ。CEO 最高経営責任者リン・ミンが戦略として用いたのは三点だったそうだ。ブランドネームの徹底化・多様化・全世界指向。この三点で破壊的競争に生き残り、繁栄していくという戦略である。奇跡とも思えるハイアール社のこの偉業はCEO 最高経営責任者のずば抜けた経営方針にあると、海外からも驚異と尊敬の目で見られている。『 CEO 最高経営責任者 』は、こういう実話をドラマ形式にした映画である。

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■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』は中国映画
 映画『 CEO 最高経営責任者 』は家電メーカーの奇跡的な世界的躍進を描いた作品だから、エンターテインメントとはほど遠いものだけど、中国映画ではこういう‘娯楽’作品も「映画の森てんこ森」では解説やレヴューを書いています。(香港・台湾を含む・製作年順)

少林寺 (1982) 少林寺 / THE SHAOLIN TEMPLE
少林寺2 (1983) 少林小子 / SHAOLIN TEMPLE 2
阿羅漢(あらはん) (1986) 南北少林 / MARTIAL ARTS OF SHAOLIN
マスター・オブ・リアル・カンフー/大地無限 (1993) 太極張三豊 (原題) / THE TAI-CHI MASTER (英題)
ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ 烈火風雲(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雄覇)(1993) 黄飛鴻鐡雎門蜈蚣 (原題) / CRAWS OF STEEL / THE LAST HERO IN CHINA
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲 (1997) 黄飛鴻之西域雄獅 / ONCE UPON A TIME IN CHINA & AMERICA
宋家の三姉妹 (1997) 宋家皇朝 / THE SOONG SISTERS
グリーン・デスティニー (2000) 臥虎藏龍 (原題) / CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON
MUSA−武士− (2001) MUSA
天上の剣 The Legend of ZU (2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU
ハッピー・フューネラル (2001) BIG SHOT'S FUNERAL / THE FUNERAL OF THE FAMOUS STAR / 大腕 (原題)
ブラックマスク2 (2001) BLACK MASK 2: CITY OF MASKS (英題) / 黒侠II (原題)
少林サッカー (2001) SHAOLIN SOCCER / 少林足球 (原題)
再見 ツァイツェン また逢う日まで (2001) 我的兄弟姐妹 (原題) / ROOTS AND BRANCHES (英題)
藍宇(ランユー) 情熱の嵐 (2001) LAN YU 』
HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題)
クローサー (2002) SO CLOSE / 夕陽天使 (原題) 』 
レディ・ウェポン (2002) 赤裸特工 (原題) / NAKED WEAPON (英題)
インファナル・アフェア (2002) 無間道 (原題) / INFERNAL AFFAIRS (英題)
インファナル・アフェア 無間序曲 (2003) 無間道II (原題) / INFERNAL AFFAIRS II (英題)
インファナル・アフェア 終極無間 (2003) 無間道III (原題) / INFERNAL AFFAIRS III (英題)
ションヤンの酒家(みせ) (2003) 生活秀 (原題) LIFE SHOW (英題)
ターンレフト・ターンライト (2003) 向左走・向右走 (原題) / TURN LEFT, TURN RIGHT (英題)
ツインズ・エフェクト (2003) 千機變 (原題) /THE TWINS EFFECT (英題)
パープル・バタフライ (原題) (2003) 紫胡蝶 / PURPLE BUTTERFLY (英題)
ヘブン・アンド・アース (2003) WARRIORS OF HEAVEN AND EARTH
メダリオン (2003) 飛龍再生 (原題) / THE MEDALLION (英題)
2046 (2004) 2046
LOVERS (2004) 十面埋伏 (原題) / HOUSE OF FLYING DAGGERS (英題)
カンフーハッスル (2004) 功夫 (原題) / KUNG FU HUSTLE (英題)
シルバーホーク (2004) 飛鷹 (原題) / SILVER HAWK (英題)
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【『 CEO 最高経営責任者 』のスタッフとキャスト】
監督: ウー・ティエンミン 呉天明 Tian-Ming Wu (Directed by)
製作: Xue-Ying Luo (producer)
    Yan Wu (producer)
    Xiao-Chun Li (associate producer)
    クレイグ・メッツ Craig Metts (producer: USA)
    Wu-Gang Sheng (supervising producer)
脚本: Xue-Ying Luo (Writing credits)
    ウー・ティエンミン 呉天明 Tian-Ming Wu (Writing credits)
撮影: De-Guang Wen (Cinematography by)
    Weimin Zhang (Cinematography: USA)

出演: シ・リアン Shi Liang as CEO Ling Min
    パトリック・ボーショー Patrick Bauchau as Monsieur de Reaumur
    アーニャ・フレーゼ Anja Freese as Petra Hayse
    スティーヴン・メンデル Stephen Mendel as Louis Kline
    ミア・リヴァートン Mia Riverton as May Moore
    マックス・セイヤー Max Thayer as Wilhelm Stremann
    Frank Bruynbroek as Nikola Weber
    Zong-Hua Li as Haier Director & Engineer
    Yue Ma as Chang Li Xia
    Zi Juan as Yang Yang
    リチャード・ジェニングズ Richard Jennings as South Carolina Governor

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 (原題) / C.E.O. (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
■映画『 CEO 最高経営責任者 (2002) 首席執行官 / C.E.O. 』の更新記録
2004/11/12新規: ファイル作成
2004/12/05更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/07/29更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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