MUSA−武士−
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MUSA−武士− (2001)
MUSA
 映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』を紹介します。

 映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の主なキャスト
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の印象
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のあらすじ
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のトリビア
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のスタッフとキャスト
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 MUSA−武士− 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のポスター、予告編および映画データ
MUSA−武士−
MUSA−武士−
Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 2:13
製作国 Country: 韓国/中国
South Korea / China
製作会社
Production Company:
Beijing Film Studio [cn]
CJ Entertainment [kr]
China Film [cn]
Intz.com [kr]
KTB Network [kr]
Muhan Technology [kr]
Sidus
全豪配給会社 Distributer: Yellowtail Corporation [au]
全米初公開 Release Date: 2002/07/20 (New York Asian American International Film Festival)
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/正月 予定
日本公開情報 : ギャガ=ヒューマックス
ジャンル Genre: 歴史劇/アクション/戦争/ドラマ
Historical / Action / War / Drama
MPAA Rating 指定: Not Rated.
日本語公式サイト
http://www.musa-jp.com/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の解説

 映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』は、「ぶし」と発音しそうになるけど、「ムサ」なのだ。「MUSA−武士−」と日本語タイトルがいかにも洋画の感じがする。この映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』は、韓国と中国の合作で、韓国映画としては韓国史上最高の製作費をかけた歴史スペクタクルである。『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のアジア用の英語タイトルは『 Warrior 』、非公式英語タイトルは『 The Warriors 』、カナダ題は『 Musa the Warrior 』、中国語発音では『 Wu shi 』。因みに、映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の漢字では「武士」と書いて「MUSA むさ]とあるが、インフォシーク大辞林(国語辞典)辞書では「むさ」と読むのは「武者」である。

 今回の映画『 MUSA−武士− 』では、チャン・ツィイーが人質となったお姫様に扮して、その姫をめぐって武士たちの悲恋が起こるので、ワーキングタイトル「 The Warrior Princess (戦士・姫)」ということなのだろう。ただし
グリーン・デスティニー (2000) 臥虎藏龍 (原題) / CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON
HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題) 』等で見せた彼女のマーシャルアーツは、ここでは披露しないらしい。

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■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の主なキャスト

 映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』では、韓国のハンサムな男優が主役らしいのだが、幸の分かるのは中国のチャン・ツィイー(章子怡)だけだと思う!

初恋のきた道 (2000) THE ROAD HOME
グリーン・デスティニー (2000) 臥虎藏龍 (原題) / CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON
『 ラッシュアワー2 (2001) RUSH HOUR 2 』
天上の剣 The Legend of ZU (2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU
HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題)
パープル・バタフライ (原題) (2003) 紫胡蝶 / PURPLE BUTTERFLY (英題)
LOVERS (2004) 十面埋伏 (原題) / HOUSE OF FLYING DAGGERS (英題)
2046 (2004) 2046
SAYURI (2005) MEMOIRS OF A GEISHA
と、あっという間に世界的大スターに駆け上ったチャン・ツィイー。

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■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の印象

 『 The Warriors 』と聞くと、最近の映画で『 ヘブン・アンド・アース (2003) WARRIORS OF HEAVEN AND EARTH 』が頭に浮かんでくる。それは中国映画で、西域で撮影され、武士と盗賊の戦いが中心になる映画だ。この『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』は主に韓国映画で、ロケは中国の遼寧省 Liaoning Province, China で行なわれて、韓国の高麗使節団と中国の元(げん)の軍隊が戦いをする内容なので、西洋人から見たら両映画はあまり区別がつかないだろう。日本の着物と中国の古代の着物の違いだって、チョンマゲや辮髪(ぺんぱつ)の違いだって、彼らから見たら似たり寄ったりだろうから。日本が中国の一地方だと信じている外国人は実際多いのだもの、シュン…。

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■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のあらすじ
※本作『 MUSA−武士− 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 MUSA−武士− 』のストーリー。
 物語の舞台は 14 世紀、 1375 年のことである。中国では元(げん)と明(みん)の攻防は混沌としていて、遂に元つまりモンゴルは万里の長城 the Great Wall (
阿羅漢(あらはん) (1986) 南北少林 / MARTIAL ARTS OF SHAOLIN
80デイズ (2004) AROUND THE WORLD IN 80 DAYS 』参照)の彼方へ押しやられた。明朝の世となった中国に、韓国は、その新しい明朝と平和的関係を築こうと高麗から使節団を送った。使節団には、外交官たちと兵士達と、一人の無口な奴隷ヨソル(チョン・ウソン)がいた。しかし、明にスパイの容疑をかけられて平和使節は失敗する。捕らえられ、武器を捨てさせられ、灼熱の砂漠を行進させられる。

 そこへ、元(げん)の残留兵達が明の兵士達を襲ってきて、そのお蔭で高麗使節団は逃走する事が出来た。しかし、大勢が死に、生き残った者達も砂漠の灼熱地獄に苦しむ。外交官達は死んだので、生存者の中からチェ・ジョン将軍(チュ・ジンモ)が指揮をとることになり、故国高麗へと果てしない旅が始まった。目指すは中国東部の山東省 Shandong Province 、そこからは高麗への船が出ているからだ。チェ・ジョン将軍の指揮に異議を唱える者はいなかった。とりあえずチン・リブ軍曹(アン・ソンギ)も将軍に従っている。

 しかし、一人だけ、チェ・ジョン将軍に従わない者がいた。死亡した外交官の一人の奴隷ヨソルだ。ヨソルは、亡くなった主人の亡骸を砂漠に放置することは耐えがたくて、寡黙に亡骸を引きずっていくのだ。舞台挨拶でチョン・ウソンへのインタヴューによると、「主人の遺体を高麗に持って帰るのだという考えで、愚直な人物に見えるが、それは自分の全体性であろう。主人から解放されて自由になったが、彼の本当の自由は主人に仕えること、主人がいることによって自分の全体性を感じることだった。」と解釈したらいいそうだ。

 チェ・ジョン将軍の率いる高麗使節団の生存者たちと、奴隷だったヨソルはある村で合流した。その村には、元(げん)の分遣隊によって拉致され人質にされている若い美しい女性がいるのに彼らは気づく。その女性は明の朱元璋(シュゲンショウ)の末娘のブヨン姫(チャン・ツィイー)だった。ブヨン姫って発音がステキじゃないけど、英語サイトでは Furong フーロンという表示もあり、その方が綺麗に聞こえるナ。朱元璋は、元を追放して明を建国した英雄として知られている、後の洪武帝(在位 1368 - 1398 )のことである。

 チェ・ジョン将軍は、ブヨン姫を救って明に送り届ければ、韓国と明と良好な関係に持っていけると考え、救出を敢行する。それに対し、チン・リブ軍曹の考えは、危険を冒して姫を救出するよりも、これ以上犠牲者を出さない方がいいという立場だ。更に、もう奴隷から解放されたヨソルのことをいまだに奴隷扱いするチェ・ジョン将軍に、ヨソルは怒りを露わにする。こういう意見の対立に、更に姫をめぐる男達三人の確執が表面化するのだ。チェ・ジョン将軍とチン・リブ軍曹と、それにヨソル。三角関係、いや四角関係? チョン・ウソンへのインタヴューによると、「主人が死んだ後に姫が出てきた時、姫を守るという心が自分の全体性であるということを確認する、そういう人物だと思う。」そうだけど、簡単に言えば、姫を愛してしまったということ。そして、姫もヨソルのことを愛するらしい。

 男同士の熱い戦い、それに、悲恋。モンゴル軍との壮絶な戦い…。高麗への帰国を夢見る彼らの結末はどうなるのだろう。これだけの内容がいっぱい詰まっているのを、上映時間を短縮するのは監督は非常に残念がっている。映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の上映時間は、韓国本国では 158 分、カナダ版では 154 分と長いのだが、日本では 133 分になる。

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■映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』のトリビア

 ところで、『 ラッシュアワー2 』でチャン・ツィイーと共演で主役のジャッキー・チェン(成龍 Jackie Chan :
シャンハイ・ヌーン (2000) SHANGHAI NOON
タキシード (2002) THE TUXEDO
シャンハイ・ナイト (2003) SHANGHAI KNIGHTS
ツインズ・エフェクト (2003) 千機變 (原題) /THE TWINS EFFECT (英題)
メダリオン (2003) 飛龍再生 (原題) / THE MEDALLION (英題)
80デイズ (2004) AROUND THE WORLD IN 80 DAYS 』等)は、ハリウッドで製作中、英語の分からないチャン・ツィイーの為に全て通訳してあげたそうだ。
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【『 MUSA−武士− 』のスタッフとキャスト】
監督: キム・ソンス Sung-su Kim (Directed by)
製作: チャ・スンジェ Seoung-Jae Cha (producer)
    シァン・シァ Shang Xia (producer)
脚本: キム・ソンス Sung-su Kim (Writing credits)
撮影: キム・ヒョング Hyung-ku Kim (Cinematography by)
音楽: 鷺巣詩郎 Shiro Sagisu (Original Music by)
 
出演: チョン・ウソン  Woo-sung Jung as ヨソル Yeo-sol
    チュ・ジンモ Jin-mo Ju as チェ・ジョン将軍 Choi Jung
    アン・ソンギ Sung-kee Ahn as チン・リブ Jin-lib
    チャン・ツィイー 章子怡 Zhang Ziyi as ブヨン姫 Princess Bu-yong
    ユー・ロングァン Rongguang Yu as ユアン将軍 Rambulhua, Yuan General
    ユ・ヘジン Hye-jin Yu as トチュン Du-chung
    チョン・ソギョン Seok-yong Jeong as ハイル Ha-il

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ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(海外版)
       http://www.musa.co.kr/
■映画『 MUSA−武士− 』の更新記録
2003/09/28新規: ファイル作成
2004/04/29更新: ◆書式とテキスト一部手直し
2004/12/20更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/02/24更新: ◆リンク追記
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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