カンフーハッスル＠映画の森てんこ森

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カンフーハッスル　(2004)

功夫 (原題) / KUNG FU HUSTLE (英題)

幸の観たい度：８つ星　

■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』のポスター、予告編および映画データ

カンフーハッスル

ポスターはhttp://image2.sina.com.cn/
より引用させて頂きました。

Links:	Official Web Site
Trailers:

上映時間 Runtime：	1:35
製作国 Country：	中国／香港 Hong Kong / China
製作会社 Production Company：	Columbia Pictures Film Production Asia The Star Overseas Limited
全米配給会社 Distributer：	Columbia Pictures
全米初公開 Release Date：	2005/03/25　予定
日本初公開 R. D. in Japan：	2005/01/01　予定
日本公開情報：	ＳＰＥ
ジャンル Genre：	アクション／コメディ Action / Comedy
MPAA Rating 指定：	Not Rated.
日本語公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/kungfuhustle/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』の解説

　映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』は『少林サッカー　(2001) SHAOLIN SOCCER / 少林足球 (原題) 』のチャウ・シンチーが監督・脚本・製作・主演して、共演者も『少林サッカー』の面々が多い、カンフーのコメディ。『少林サッカー』で自信をつけたシンチーがますます見せてくれるこの功夫（カンフー・クンフー）映画は、世界でも期待されているようだ。

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■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』の主なスタッフ

○『カンフーハッスル』の監督・脚本・製作・主演は、
『少林サッカー　(2001) SHAOLIN SOCCER / 少林足球 (原題) 』を驚異的ヒットに成功させたチャウ・シンチー。

○『カンフーハッスル』の製作：ポ・チュチュイら
『グリーン・デスティニー　(2000) 臥虎藏龍 (原題) / CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON 』
『クローサー　(2002) SO CLOSE / 夕陽天使 (原題) 』

○『カンフーハッスル』の製作総指揮：ビル・ボーデンら。
『メダリオン　(2003) 飛龍再生 (原題) / THE MEDALLION (英題) 』（ジャッキーのドタバタ）

○『カンフーハッスル』の撮影：プーン・ハンサン
『天上の剣　The Legend of ZU　(2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU 』
『ケミカル５１　(2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題) 』（英米の犯罪ものだよ）

○『カンフーハッスル』の編集：アンジー・ラム
『マスター・オブ・リアル・カンフー／大地無限　(1993) 太極張三豊 (原題) / THE TAI-CHI MASTER (英題) 』（最高に面白かった）
『ＨＥＲＯ　(2002) HERO (英題) / 英雄 (原題) 』（幻想的で美しい）
『ブラックマスク２　(2001) BLACK MASK 2: CITY OF MASKS (英題) / 黒侠ＩＩ (原題) 』

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■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』のアクション監督変更について

　映画『カンフーハッスル』のアクション監督は最初はサモ・ハン・キンポー洪金寶 Sammo Hung Kam-Bo だった。サモ・ハン・キンポーは
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ＆アメリカ／天地風雲　(1997) 黄飛鴻之西域雄獅 / ONCE UPON A TIME IN CHINA & AMERICA 』の監督したり、
『ハッピー・フライト　(2003) VIEW FROM THE TOP 』
『メダリオン　(2003) 飛龍再生 (原題) / THE MEDALLION (英題) 』のアクション監督したり、
『天上の剣　The Legend of ZU　(2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU 』
『８０デイズ　(2004) AROUND THE WORLD IN 80 DAYS 』に出演したりという偉大な映画人。しかし、途中で降板することになった。

　上海ロケが異常な高温だったことと、セットに‘蚊’がいたこと等の理由である。上海はあまりに暑いので、昼間のシーンでも夜間に撮ることになったりと、大変だったようだ。チャウ・シンチーは残念がったが、サモ・ハン・キンポーは米国での新作に向けて集中すると言って去った。チャウ・シンチーはサモ・ハン・キンポーのこれまでの貢献を賞賛し、健康第一を願うので仕方ないという考え。

　それで、アクション監督は途中からユエン・ウーピンに替わったわけだ。ユエン・ウーピンも
『ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ烈火風雲（ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ／天地雄覇）(1993) 黄飛鴻鐡雎門蜈蚣 (原題) / CRAWS OF STEEL / THE LAST HERO IN CHINA 』
『マスター・オブ・リアル・カンフー／大地無限　(1993) 太極張三豊 (原題) / THE TAI-CHI MASTER (英題) 』
『マトリックス　(1999) THE MATRIX 』
『グリーン・デスティニー　(2000) 臥虎藏龍 (原題) / CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON 』
『天上の剣　The Legend of ZU　(2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU 』
『ブラックマスク２　(2001) BLACK MASK 2: CITY OF MASKS (英題) / 黒侠ＩＩ (原題) 』
『マトリックス　リローデッド　(2003) THE MATRIX RELOADED 』
『キル・ビル　(2003) KILL BILL: VOLUME 1 』
『マトリックス　レボリューションズ　(2003) THE MATRIX REVOLUTIONS 』
『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』
『ダニー・ザ・ドッグ (仮題) (2005) UNLEASHED / DANNY THE DOG 』等、目を見張る活躍ぶりである。

　なお、噂によると、サモ・ハン・キンポーとユエン・ウーピンはセットで意見の衝突をしていたとのことだが、二人は否定しているという。ユエン・ウーピンに替わってから、これまでに撮ったファイトシーンは随分手直ししたらしい。サモ・ハン・キンポーの時よりも、もっと高く、荒々しく。

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■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』のロケ

　映画『カンフーハッスル』の撮影は、セットを使うのは全て上海 Shanghai でロケをした。上海は
『宋家の三姉妹　(1997) 宋家皇朝 / THE SOONG SISTERS 』
『 CODE46　(2003) CODE 46 』
『フォッグ・オブ・ウォー　マクナマラ元米国防長官の告白　(2003) THE FOG OF WAR: ELEVEN LESSONS FROM THE LIFE OF ROBERT S. MCNAMARA 』
『２０４６　(2004) 2046 』等の撮影でも使われた地。上海の Chedun という町のスタジオは近年では『パープル・バタフライ (原題) (2003) 紫胡蝶 / PURPLE BUTTERFLY (英題) 』も撮った所だとか。

　この映画は本物のカンフーだけでなく、ワイヤーアクションも、ＣＧも多く使われる。ＣＧ効果は海外でするそうだ。

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■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』のあらすじ
※本作『カンフーハッスル』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　映画『カンフーハッスル』の舞台は中国は広東 Guangzhou / Canton, China 、 1940 年代のこと。『カンフーハッスル』の主人公は、ア・シン（チャウ・シンチー）という男だ。ア・シンは「シン」という名に、シンちゃんとかシンどんとかの「ア」をつけているのかなと思われる。ア・シンは話術は抜け目なく、事実を曲げて喋ることは天才で、無責任に能弁で人々を圧倒していた。けれど、実は彼は意志が弱く、職業もない、駄目男なのだ。こんな口だけ達者で意志薄弱というごろつきでも、夢がある。大物になりたいということだ。具体的に言えば、カンフーマスターになりたい、と。

　それで、ア・シンはアックス･ギャングという、無慈悲で悪名高い組織に入れてもらった。「アックス･ギャング Axe Gang 」は英語情報からなので訳し方は不明だし、漢字でどう書くのか不明だけど、「アックス axe 」は「斧（おの）・なた」という意味があるので、漢字だとそんな風に書く一味なのかも。そのアックス･ギャングで目立った存在になることが、先ずはア・シンの理想だった。この一味には圧制的で太った女親分がいたし、その逆に弱虫に見えるガリガリに痩せた夫がいた。夫婦はマーシャルアーツを駆使する一団を抱えており、その者たちは、ボスの夫婦の力を隠していた。実は二人とも、驚くべき武術の使い手なのだった。

　アックス･ギャングは縄張りをたくさん持っていたけど、あと一地区、まだ手を出せていない所がある。そこはア・シンが住む場所でもある。彼の住まいは 1940 年代の古いアパートの中。この辺りは、撮影の劇中で破壊するか、または撮影が済んでから爆破してしまうとか。そこはかつて香港にあった九龍寨城公園（九龍城砦 Kowloon Walled City ）をモデルにしているかもしれないとのこと。それで何か一悶着あるらしく、ア・シンはアックス･ギャングの者に捕まって、大男と一緒に拷問されたりする。こういうシーンは上海の北東部に位置する古い工場の中でロケされ、空中にワイヤで浮かぶ‘アックス＝斧（おの）’が出てきたりするのから、‘アックス･ギャング’という名とやはり関係あるのかな。ここで捕まって、後で救出されるらしい。

　これ以上の詳細は現時点 2004/08/28 で未発表なので、楽しみに待つしかない。共演者は、収集した諸情報（ http://www.monkeypeaches.com/kungfu.html 参照）を整理すると下記データのようになっている（現時点 2004/08/28 で調べたものなので、変更あると思います）。やはり『少林サッカー』出演のメンバーが名を連ねている。ヴィッキー・チャオ（
『少林サッカー　(2001) SHAOLIN SOCCER / 少林足球 (原題) 』
『クローサー　(2002) SO CLOSE / 夕陽天使 (原題) 』
『ヘブン・アンド・アース　(2003) WARRIORS OF HEAVEN AND EARTH 』）も登場するらしい。また、チャウ・シンチーの友人で監督（この作品では監督ではない）のフォン・シャオガン（
『ハッピー・フューネラル　(2001) BIG SHOT'S FUNERAL / THE FUNERAL OF THE FAMOUS STAR / 大腕 (原題) 』）が地下組織のボスの役で顔を見せる。チャウ・シンチーとしたらフォン・シャオガンに大役をしてほしかったのだけど、数日しか時間がとれないということで、ちょっとだけカメオ出演だ。

　映画『カンフーハッスル』の内容は簡略に言えば、コメディの要素に加え、マーシャルアーツとＣＧを入れて、小柄の男が夢を実現するというもの。彼はカンフーマスターになりたい。そして色々な所に行って多くのマスターと出会い、結果として自分自身マスターになる。ということらしいデス。因みに、ホアン・シェンジイという女優さんはこの作品の主演女優として発掘した新人だそうだ。だからウェブサイトで漢字を探しても見つからなかった！

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■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』の配給

　映画『カンフーハッスル』の米国配給は果たしてどうなるのか？ご安心ください。今回はちゃんと立派に扱われますから。『少林サッカー』の時は、米国配給のミラマックスは編集し直して小規模の映画館行きにしたので（『天上の剣　The Legend of ZU　(2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU 』参照）、アジアの大スター、チャウ・シンチーとしたら面白くない。怒ってしまった。そこで、今回の『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』はミラマックスでなくてコロンビア社が配給をする。コロンビア社はチャウ・シンチーを‘買って’いて、海外でもファンがますます増えるだろうと期待しているそうだ。

　プロダクション会社のスター・オーヴァーシーズ社というのはチャウ・シンチーの会社だ。だから、『カンフーハッスル』はコロンビア社とスター・オーヴァーシーズ社の合同製作となる。『カンフーハッスル』配給は、製作のコロンビア社が一緒に権利を手に入れたものだ。日本では、大手ソニー・ピクチャーズエンターテインメントの配給で成人式の辺りに封切られる。

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【『カンフーハッスル』のスタッフとキャスト】

監督：チャウ・シンチー　周星馳　Stephen Chow　(Directed by)
アクション監督：ユエン・ウーピン　袁和平　Woo-ping Yuen　(Action director)
製作：チャウ・シンチー　周星馳　Stephen Chow　(producer)
　　　　ポ・チュチュイ　Po Chu Chui　(producer)
　　　　ジェフリー・ラウ　Jeffrey Lau　(producer)
　　　　リタ・ファン　Rita Fung　(associate producer)
　　　　コニー・ウォン　Connie Wong　(line producer)
製作総指揮：ビル・ボーデン　Bill Borden　(executive producer)
　　　　デヴィッド・ハン　David Hung　(executive producer)
脚本：ツァン・カンチョン　曾謹昌　Tsang Kan Cheong　(Writing credits)
　　　　チャウ・シンチー　周星馳　Stephen Chow　(Writing credits)
　　　　チェン・メンクェン　陳文強　Chan Man Keung　(Writing credits)
撮影：プーン・ハンサン　潘恒生　Hang-Sang Poon　(Cinematography by)
編集：アンジー・ラム　林安兒　Angie Lam　(Film Editing by)
音楽：レイモンド・ウォン　黄英華　Raymond Wong　(Original Music by)

出演：チャウ・シンチー　周星馳　Stephen Chow as Ah Sing (A Xing)
　　　　ン・マンタ　呉孟達　Ng Man-Tat
　　　　ヴィッキー・チャオ　逍薇　Zhao Wei
　　　　ユン・ワー　元華　Wah Yuen
　　　　ブルース・リャン　梁小龍　Leung Siu-Lung
　　　　ティン・カイマン　田啓文　Tin Kai-man
　　　　リン・ゾーソォン　林子聡　Lam Ji-chung
　　　　チェン・グォクン　陳国　Chan Gwok-kwan
　　　　ラウ・チェンウェイ　劉鎮偉　Lau Chun-Wai
　　　　ホアン・シェンジイ　Huang Shengyi
　　　　フォン・シャオガン　馮小剛　Feng Xiaogang (Cameo) as a gang leader

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 (原題) / KUNG FU HUSTLE (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（海外版）
　　　　　　　http://www.kungfuhustle.com/

■映画『カンフーハッスル　(2004) 功夫 / KUNG FU HUSTLE 』の更新記録
2004/08/28新規：ファイル作成
2004/11/11更新： ◆データ一部
2004/12/08更新： ◆一部テキスト追記と書式変更

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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