チャーリーと１４人のキッズ＠映画の森てんこ森

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チャーリーと１４人のキッズ　(2003)

DADDY DAY CARE

幸の鑑賞評価：８つ星　

■映画『チャーリーと１４人のキッズ　DADDY DAY CARE 』のポスター、予告編および映画データ

チャーリーと１４人のキッズ

http://joblo.com/upcomingmovies/より
ポスター引用させて頂きました。

Links:	Official Web Site
Trailers:	Quick Time

上映時間 Runtime：	1:32
製作国 Country：	アメリカ　USA
製作会社 Production Company：	Revolution Studios [us] Day Care Productions [us] Davis Entertainment [us] 20th Century Fox [us]
全米配給会社 Distributer：	Columbia Pictures [us] Revolution Studios [us] Sony Pictures Entertainment [us] The 20th Century Fox Film Corporation [us]
全米初公開 Release Date：	2003/05/09
日本初公開 R. D. in Japan：	2003/12/20　予定
日本公開情報：	ＵＩＰ
ジャンル Genre：	コメディ／ファミリー／アドヴェンチャー／ファンタジー Comedy / Family / Adventure / Fantasy
MPAA Rating 指定：	Rated PG for language.
日本語公式サイト
http://www.uipjapan.com/charlie/index.htm

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『チャーリーと１４人のキッズ　DADDY DAY CARE 』の解説

　映画『チャーリーと１４人のキッズ　(2003) DADDY DAY CARE 』は、『ブロンド・ライフ (2002) LIFE OR SOMETHING LIKE IT 』のジョン・デイヴィス製作のファミリー・コメディ。幼児が観たら笑うようにできているので子供連れに丁度いいと思う。
　『チャーリーと１４人のキッズ』のストーリー...チャーリー（エディ・マーフィー）は会社をクビになって、妻と幼い子供を抱え、途方に暮れる。そこで、時間つぶしとお金稼ぎを一挙両得にと、同僚と自宅で託児所を運営する話。だから、『チャーリーと１４人のキッズ』の原題「ダディ・デイ・ケア」は「お父ちゃんのデイ・ケア・センター」ということ。敵対する高級託児所の園長にアンジェリカ・ヒューストンが扮し、例の個性で嫌われ役をする。４歳くらいの幼児が十人ほど出て、どの子にも特性があり、その子達がこのデイケアに入ってやんちゃをしながら伸びる様子も語られる。エディ・マーフィーがここではいいパパになっているので、機関銃のように喋りまくって人気があった時と比べると、彼ってこんな穏やかな芸風なのか？と思ってしまう。映画『チャーリーと１４人のキッズ』は、映像や雰囲気がいかにもアメリカのコメディである。

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■映画『チャーリーと１４人のキッズ　DADDY DAY CARE 』の主なスタッフ

○『チャーリーと１４人のキッズ』の製作は
『ブロンド・ライフ (2002) LIFE OR SOMETHING LIKE IT 』等のジョン・デイヴィス

○『チャーリーと１４人のキッズ』の撮影は
『ミッション・トゥ・マーズ (2000) MISSION TO MARS 』
『アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE 』等のスティーヴ・Ｂ・ポスター

○『チャーリーと１４人のキッズ』の編集は
『アメリカン・ビューティー (1999) AMERICAN BEAUTY 』
『セレンディピティ　(2001) SERENDIPITY 』
『ハッピー・フライト　(2003) VIEW FROM THE TOP 』等のクリストファー・グリーンベリー

○『チャーリーと１４人のキッズ』の視覚効果は
『シカゴ (2002) CHICAGO 』
『シャンハイ・ナイト (2003) SHANGHAI KNIGHTS 』
『デアデビル (2003) DAREDEVIL 』等のロリ・Ｃ・ミラーである。

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■映画『チャーリーと１４人のキッズ　DADDY DAY CARE 』の音楽

○『チャーリーと１４人のキッズ』の音楽は
『２５年目のキス (1999) NEVER BEEN KISSED 』
『ギャラクシー・クエスト (1999) GALAXY QUEST 』
『デュエット (2000) DUETS 』
『悪いことしましョ！ (2000) BEDAZZLED 』
『マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE 』
『アイス・エイジ (2002) ICE AGE 』
『スクービー・ドゥー (2002) SCOOBY-DOO 』
『１０日間で男を上手にフル方法 (2003) HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS 』のデヴィッド・ニューマン

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【『チャーリーと１４人のキッズ』のスタッフとキャスト】

監督：スティーヴ・カー　Steve Carr　(Directed by)
製作：マット・ベレンソン　Matt Berenson　(producer)
　　　　ジョン・デイヴィス　John Davis　(producer)
　　　　ウィック・ゴドフリー　Wyck Godfrey　(producer)
　　　　ジャック・ブロスキー　Jack Brodsky　(co-producer)
　　　　ルーファス・ギフォード　Rufus Gifford　(associate producer)
製作総指揮：ダン・コルスラド　Dan Kolsrud　(executive producer)
　　　　ジョー・ロス　Joe Roth　(executive producer)
　　　　ハイディ・サンテリ　Heidi Santelli　(executive producer)
脚本：ジェフ・ロドキー　Geoff Rodkey　(written by)
撮影：スティーヴ・Ｂ・ポスター　Steven B. Poster　(Cinematography by)
音楽：デヴィッド・ニューマン　David Newman　(Original Music by)
編集：クリストファー・グリーンベリー　Christopher Greenbury　(Film Editing by)
視覚効果：ロリ・Ｃ・ミラー　Lori C. Miller　(visual effects)

出演：エディ・マーフィー　Eddie Murphy　チャーリー・ヒントン　Charlie Hinton
　　　　ジェフ・ガーリン　Jeff Garlin　フィル　Phil
　　　　スティーヴ・ザーン　Steve Zahn　マーヴィン　Marvin
　　　　アンジェリカ・ヒューストン　Anjelica Huston　ハリダン女史　Ms. Harridan
　　　　レジーナ・キング　Regina King　キム・ヒントン　Kim Hinton
　　　　カーマニ・グリフィン　Khamani Griffin　ベン・ヒントン　Ben Hinton
　　　　ケヴィン・ニーロン　Kevin Nealon　ブルース　Bruce
　　　　ジョナサン・カッツ　Jonathan Katz　ダン・クビッツ氏　Mr. Dan Kubitz
　　　　シオバン・ファロン　Siobhan Fallon　ペギー　Peggy
　　　　リサ・エデルスタイン　Lisa Edelstein　クリスピンの母　Crispin's Mom
　　　　レイシー・シャベール　Lacey Chabert　ジェニー　Jenny
　　　　ローラ・カイトリンガー　Laura Kightlinger　シーラ　Sheila
　　　　リーラ・アルチエリ　Leila Arcieri　ケリー　Kelli
　　　　ジョーン・M・ブレア　Joan M. Blair　ペットと子供のデイケア女性　Day Care Lady

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ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

■映画『チャーリーと１４人のキッズ』の「テキストによる映画の再現」レヴュー
　私は日本公開前に字幕スーパーなしの英語で観たので、わかる範囲でレヴューします。映画データについては調査した時点と公開される時点で異なる場合があります。本作の内容については、語学力と経験・常識不足のため、間違いや勘違いや適切でない表現があるかもしれません。どうかご理解賜りますようお願いいたします。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。
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【チャーリーと１４人のキッズ　第01段落】　　ウキウキするようなＢＧＭは、
『１０日間で男を上手にフル方法 (2003) HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS 』のデヴィッド・ニューマン。ロサンゼルス Los Angeles 近郊で結構リッチな暮らしをしているチャーリー・ヒントン（エディ・マーフィー）の明るく美しい自宅の朝の光景。幼い４歳の息子ベン（カーマニ・グリフィン）が起きてきた。非常に愛くるしい子だ。一階ではダディのチャーリーがもう背広姿でコンピュータに向かっている。ここでもアップル Apple のブック型のだ。アメリカ映画では、このマッキントッシュ Macintosh のパソコンがスクリーンに大写しになることが多い。これもスポンサーなのだろう。

【チャーリーと１４人のキッズ　第02段落】　　エディ・マーフィーは
『プルート・ナッシュ (2002) THE ADVENTURES OF PLUTO NASH 』
『アイ・スパイ (2002) I SPY 』等、家庭的な役はめったにしない俳優だった。この映画では一家の良きパパ。チャーリーは食料関係の会社の役員をしているから裕福なのだ。今日は彼の企画した野菜味のコーンフレイクスの社内試食発表会の行われる大切な日だからと、張り切って出勤して行く。送り出す妻キム（レジーナ・キング）は、今日は息子のこれまた大切な用事のある日だから遅れないで帰ってきてね、と送り出す。チャプマン・アカデミー Chapman Academy という、就学前の幼児用の予備学校の入園見学兼説明会に、午後に一家三人で行く予定なのだ。

【チャーリーと１４人のキッズ　第03段落】　　会社では、チャーリーの企画した野菜入りシリアル" Veggie-Os "という健康食品のお披露目の用意をしている。上司は、メジャーリーガーの長谷川滋利投手に感じが似ているなと思って観たブルース（ケヴィン・ニーロン：
『リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』
『Ｎ.Ｙ式ハッピー・セラピー　(2003) ANGER MANAGEMENT 』等に出演）、同僚は巨漢のフィル（ジェフ・ガーリン：
『フル・フロンタル (2002) FULL FRONTAL 』等に出演）らである。

【チャーリーと１４人のキッズ　第04段落】　　野菜入りシリアルのプロモーションで、社員二人ががプロッコリのぬいぐるみと人参のぬいぐるみを着て、アクションを子供たち数人の前で披露する。そして試食反応を見るために招いたその子供たちは、野菜味の新製品コーンフレイクスを食べるわけだが、みんなのブーイングを買ってしまった。子供と言うのは、朝から野菜ものは食べたくない習性だったのだ。成功を信じて疑わなかったチャーリーは大ショック。

【チャーリーと１４人のキッズ　第05段落】　　そんなことがあって、帰宅は遅れてしまった。でも約束のチャプマン・アカデミー見学に親子三人で向かった。そこは自宅のすぐ近隣にあり、オーナー兼園長のハリダン女史役は
『バッファロー'６６ (1998) BUFFALO '66 』
『エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS 』
『ブラッド・ワーク (2002) BLOOD WORK 』
『ケイナ　(2003) KAENA LA PROPHETIE (原題) / KAENA THE PROPHECY (米題) 』
『ライフ・アクアティック　(2004) THE LIFE AQUATIC WITH STEVE ZISSOU 』等で独特の雰囲気をかもし出すアンジェリカ・ヒューストン。

【チャーリーと１４人のキッズ　第06段落】　　教師はドイツのゲシュタポのようなユニフォームを着ている。ここは「託児所」というニュアンスではなくて、外観からして豪華な私立学校。４歳くらいの幼児たちが制服を着て、教室では心理学とか外国語とかの大人向けのような授業。広い芝生の庭では、カンフーウェアに身を包んだちっちゃな子達が太極拳（
『マスター・オブ・リアル・カンフー／大地無限 (1994) 太極張三豊（原題）, TAI-CHI / THE TAI-CHI MASTER （英題）』参照）を習っている。学費は高く、月額が一年の学費かと思うような学園である。ハリダン園長の高姿勢と同じに、プライドも月謝も教育理念も高すぎる所だ。

【チャーリーと１４人のキッズ　第07段落】　　息子のベンは一応そのチャプマン・アカデミーに入園して、通園一日目。父チャーリーは会社をクビになってしまった。方向を間違って開発したあのシリアルの失敗のせいだ。同僚のフィルもクビに。６週間が経ち、お金がないからベンは高額なチャプマン・アカデミーをやめざるを得なかった。そこで、夫婦で託児所巡り。広告を参考に、トレーラーハウスで営んでいる託児所を見学に行く。するとそこは犬も子供も同等に扱う怪しげな所で、みすぼらしい女性（ジョーン・M・ブレア：
『ドニー・ダーコ (2001) DONNIE DARKO 』
『キューティ・ブロンド (2001) LEGALLY BLONDE 』
『チャーリーズ・エンジェル／フルスロットル (2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE 』等に出演）が寂れた玄関に出てきたので、すぐに退散。次のジプシー女性が営んでいる託児所は、暗い地下室ということで、これにもまいる。一戸建てのキレイな施設に決めようとすると、パトカー到着で事件っぽいヤバイ所。

【チャーリーと１４人のキッズ　第08段落】　　いい託児所が見つからないので、夫婦は話し合って妻が仕事に戻ることになった。妻キムは、夫のベンツのスポーツタイプに乗って颯爽と出勤する。チャーリーと息子は手を振って送り出すが、息子は母親が留守になってしまうので悲しがる。一日中する事がない父と子。ため息が出るほど長い一日だ。同じくクビになった同僚フィルの家も、幼子を抱えてフィルの悲鳴が電話口から聞こえてくる。「つれづれなるままにひぐらし」近所の公園で子供たちを遊ばせていたフィルとチャーリーは、主婦ペギー（シオバン・ファロン：
『フォレスト・ガンプ／一期一会 (1994) FORREST GUMP 』
『交渉人 (1998) THE NEGOTIATOR 』
『ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』
『穴／HOLES　(2003) HOLES 』等に出演）の一声で、ある事をひらめく。子供を預かってくれる所があったら…。

【チャーリーと１４人のキッズ　第09段落】　　フィルとチャーリーは、チャーリーの自宅が随分広いので、自宅で託児所（デイ・ケア・センター／タイトルの由来）を二人で開くことに決めた。妻キムは、子供を預かると言うことは責任が伴うわよとアドヴァイスするが、任せることになった。暇で暇でたまらないのを解消できるのと、生活費を捻出する事ができるという両方の目的である。フィルとチャーリーは早速「ダディ・デイ・ケア」の広告チラシを作成して、主婦達のたむろしそうなスーパーマーケットや美容院でチラシを配って、宣伝活動に励む。しかし、いざ二人の男性が託児所の'先生'だと分かると、男ではつとまる筈がないという先入観の保護者が多い。入所者確保は難航するが、知り合いの主婦ペギーが気持ちよく申し込みをするのを見て、７名が入所した。それにチャーリーの子とフィルの子を入れて９名かな。

【チャーリーと１４人のキッズ　第10段落】　　さぁ、大変。託児所は並大抵の忍耐でできるものではない。４歳くらいの子はそれぞれが違う特徴を持っている。泣いて母親からしがみ付いて離れない子。その子には１ドル（約 120 円）を毎日上げて泣き止ますことになる。母親とそっくりなメガネをかけておしゃまだけれど字は読めない女の子。動物か宇宙もののぬいぐるみのジャンプスーツを決して脱がない男の子。「スター・トレック STAR TREK 」のクリンゴン語 Klingon しか話さない子。母親たちは庶民的な女性が多い中で、ツンとしているクリスピンの母役（リサ・エデルスタイン：
『ＧＯ！ＧＯ！Ｌ.Ａ. (1998) L.A. WITHOUT A MAP 』等に出演）、等々。チャーリー自身の息子ベンは人見知りをするタイプで、他の児童となかなか打ち解けない。

【チャーリーと１４人のキッズ　第11段落】　　統制を取ることも出来ずに、子供たちは物をめちゃめちゃにしたり、喚声をあげて家の中を走り回ったり、さんざんである。フィルは得意なギターで歌を聞かせて愉しませ、少し時間が稼げた。昼にはランチも男二人で調理して食べさせる。その後、子供たちは暴れ回って疲れて昼寝。スヤスヤしている頃には、シーラ（ローラ・カイトリンガー：
『愛しのローズマリー (2001) SHALLOW HAL 』等に出演）ら親たちが迎えに来て、喜ばれて帰る。こうして第一日が終わる。

【チャーリーと１４人のキッズ　第12段落】　　数日して、評判が良いらしくて２人増える。託児は屋内だけでなく、裏庭も使って活発に時間を過ごさせる。裏庭は日本の一般家庭ではムリなほど、ゆったりと広いから、フットボールごっこをさせたり。だんだん子供の扱いにも慣れてきたフィルとチャーリー。でも、トイレを失敗する子もいて、波乱万丈だ。こうして家庭託児所「ダディ・デイ・ケア」は小規模ながらうまく軌道に乗り始めた。しかし、ということは、高級幼児予備学校チャプマン・アカデミーの生徒がどんどん辞めて、「ダディ・デイ・ケア」に移ってきたということなのだ。チャプマン・アカデミーのハリダン女史は気が気でない。

【チャーリーと１４人のキッズ　第13段落】　　当初は見下して相手にもしていなかったのが、素人男性二人の「ダディ・デイ・ケア」は大評判で、自校の生徒が取られていくとなったら商売敵である。ハリダン女史は汚い手を使って、デイ・ケアを取り締まる役所にチクリを入れ、検査官を「ダディ・デイ・ケア」に向かわせる。チャーリーの家は検査されて、託児所としての不備を告げられ、書類を一杯置いていかれた。次の日に書類を受け取りに来ると、児童の人数に対して職員が不足だと告げられてしまう。すると、ちょうどその日に会社の同僚の独身男マーヴィン（スティーヴ・ザーン：
『ナショナル・セキュリティ (2003) NATIONAL SECURITY 』等に出演）が遊びに来ていたので、急遽、マーヴィンを新入職員だと紹介して切り抜けた。

【チャーリーと１４人のキッズ　第14段落】　　適切なデイ・ケア・センターを選ぶ基準は、米国家庭医学会 the American Academy of Family Physicians のＨＰによると次のようだそうである。（訳は幸田幸によります。）

▼デイ・ケア・センター探しでポイントは？
　営利的デイ・ケア・センターなのか、一般人の家庭での託児所なのかを注意して調べること。
　職員や入所者たちに尋ねたらよい。
　デイ・ケア・センターの他の親たちに話し掛けてみる。
　センターを気をつけて視察する。
　パンフレットをもらって、質問することを考える。

▼職員の人数の割合を訊きなさい。
　職員一人につきの児童の人数は何人か。
　一人の職員が面倒見られる人数が少なければ少ないほどいい。
　一人の職員につき年少児が６人から８人なら大丈夫。
　少し年長の子なら 10 人から 14 人の子を見られるだろう。
　年少と年長の子を分けているか？分けていれば、病気感染を減らせる。

▼センターの方針を尋ねなさい。
　躾（しつけ）と他の諸々の重要事項に関してセンターの方針はどうか。
　方針は書面に記載されているか。（コピーしてもらうこと。）

▼病気の子が出たらセンターはどう対処するのか尋ねなさい。
　薬の与え方は？
　児童間の病気について保護者たちはどのような説明を受けているのか。
　児童が病気で在宅しなければならないのはどんな時か。
　軽い病気の時に児童を寝かせる「保健室」はあるか。
　医療の助けとなる看護士や医師はいるのか。
　センターに入所する前に、児童は種痘を済ませておく必要はあるか。
　入所の前に身体検査は必要か。
　デイ・ケア・センターには健康状態の管理記録はしているのか━各児童の病気や怪我や事故の記録を。

▼職員の養成訓練について尋ねなさい。
　職員に要求される訓練はどのようなものか。
　全職員に基本的な応急手当の資格はあるか。
　全職員は児童の発育に関する訓練はされているか。
　全職員は児童虐待を見抜く訓練はされているか。
　全職員は病気や怪我を防ぐ訓練はされているか。
　手洗いの敢行をセンターでは規則で徹底しているか。これは児童間の病気伝染を減少する鍵である。
　全職員はオシメを換える度に、及び食事やおやつの準備をする前には手を洗うこと。

▼校舎と運動場の安全性を確認しなさい。
　緊急電話や救急車の電話番号は明示されているか。
　運動場は表面を衝撃を和らげるように加工されているか。例えばブランコや滑り台の下に木材のくずを敷くとか。
　年少児童は高い場所に届くか。
　児童たちは不審侵入者から守られているか。
　避難訓練は少なくとも毎月行われているか。
　校舎には至る所に煙探知機は設置されているか。
　センターには小型暖房具が使われているか。
　非常門は年少児童の区域にあるか。
　電気コンセントはカバーしてあるか。
　家具の尖った角は覆ってあるか。
　玩具は清潔に保たれているか。洗える玩具は毎日消毒液で洗わねばならない。
　デイ・ケア職員は全ての表面を規則的に消毒剤で清掃しているか。

▼自分の子にデイ・ケアを安全に受けさせるにはどうしたらいいのか。
　デイ・ケア・センターの職員と共に訪問しなさい。保護者の集いに参加して、職員や他の親たちの関心事を頭に入れておきなさい。
　職員や親たちの教育計画を提案しなさい。
　役に立つ話題には次の事が含まれる：児童の発育、応急手当、ムシ歯予防、皮膚癌予防、総合的安全性、虐待の発見。
　デイ・ケア・センターの清掃や修理に援助しなさい。運動場での監督をすると喜ばれるケースが多い。
　センターで起こったことを毎日自分の子に話させなさい。

▼どんな兆候で問題があると察知できるか。
　職員が親からの質問に答えられなかったり親の関心事に取り組めない場合。
　デイ・ケア・センターの行事に親が参加する機会を与えられない場合。
　自分の子が悩みを打ち明けたり、デイ・ケアでの体験を喜んでいない場合。
　二回以上予期せぬ事故が起こった場合。
　職員が定着せずに頻繁に変わる場合。
　デイ・ケア・センターの方針を書面で渡してもらえない場合。
　他の親からデイ・ケア・センターでの問題事や関心事を聞いた場合。

▼何らかの問題点が疑われる場合は、デイ・ケア・センターを管理しているお宅の州の関係者にご連絡下さい。
　このパンフレットはこの話題に関する見解を概して述べているので、誰にでも適用するというものではありません。このパンフレットのことがご自分に合っているか知りたければ、或いはこの件に関してもっと情報がお入用なら、かかりつけの家庭医にお話し下さい。この件や他の健康関連のご用件は、familydoctor.org をご訪問ください。・・・と、以上、 the American Academy of Family Physicians に明記してあったので参考になさって下さい。

【チャーリーと１４人のキッズ　第15段落】　　さて、映画に戻ろう。託児所の収入も確保でき、余裕も出てきた二人、いやマーヴィンを入れて三人は、子供達に希望を訊いてみる。お絵かきをもっとしたい。スター・トレックごっこをやりたい。望みは実現させてやる。ペット・デイ pet day も開催して、各児童の家からペットを持ってこさせて披露・発表させる。ウサギ、亀、オウム、大型犬のセントバーナード、巨大クモ。このころにはチャーリーの息子ベンも他の子達と遊べるようになってきた。そして、チャーリーの妻キムは、息子はいつのまにかママよりパパの方が好きになったのね、と微笑んでいる。それは一緒にいる時間の長さの関係だよとフォローする夫チャーリー。

【チャーリーと１４人のキッズ　第16段落】　　託児所の人数は 14 人になった。規則によると、 12 人以上の場合はこのような家庭では不可なのだと、大人しい検査官は仕方なく報告する。もっと広い施設が要る。もっと広い建物を購入しよう！こう考えた三人は、資金集めに「ダディ・デイ・ケア・ロック・フェスティヴァル Rock for Daddy Day Care 」を開催した。公園であろうか、恐らく借り切って、楽しい飾りつけで思い切り明るいムードの行事を入場料をとって開く。ステージでは、歌のシーンで、フィルと共に、チープ・トリック Cheap Trick　の本物の歌手達も出演していた。絵の好きな子は、似顔絵を描く。料理の好きな子は露店の手伝いをする。みんな楽しそうに生き生きと一日を過ごした。おまけに、独身のマーヴィンは、児童のシングルマザーのケリー（リーラ・アルチエリ：
『トリプルＸ (2002) XXX 』等に出演）とアツアツになった。

【チャーリーと１４人のキッズ　第17段落】　　商売敵とばかりやっかんでいるチャプマン・アカデミーのハリダン女史は、ダディ・デイ・ケア・ロック祭の会場に忍び込み、悪さを発揮。風船の空気は抜くは、ロバや羊の動物広場の扉を開放してしまうは、巨大ゴキブリを調理台や出来上がった食べ物に撒くは、ひどいことをする。だからと言っては失礼だが、この役はアンジェリカ・ヒューストンなのだ。この日のイヴェントの入場料収入でチャーリーたちは家を買おうとするが、そう簡単にはいかない。・・・

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◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
　ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say !

【チャーリーと１４人のキッズ　第18段落】　　大きな家屋は手に入らない。すると、チャプマン・アカデミーのハリダン女史は妥協案を持ってきて、チャーリーの託児所にいる生徒達を自分の学校に引き取った。そういう時、タイミングよく、チャーリーは会社に復職できることに決定した。しかし、新作品の食品をめぐる会議で、チャーリーは息子の描いた父と子が手を繋いでいる絵を見てハッとする。「最も大切なものは何だろう？子供だ。だから、会社は辞める。」さっぱりした顔つきでこう言い放ったチャーリーは、フィルにも辞めるように誘い、社を去った。帰りにはぬいぐるみの仕事現場にいるマーヴィンも誘って、一緒にやり直そう、とみんなで誓う。

【チャーリーと１４人のキッズ　第19段落】　　チャプマン・アカデミーの保護者参観日。チャーリー達のダディ・デイ・ケアであんなに生き生きしていた子達は、ここでは人形のようになっている。教える内容も、今度はポルトガル語を教える予定だとか、幼児には無意味にレベルの高いことばかり。ベンの保護者チャーリーは、ハリダン園長に、小規模な家庭的託児所の良さを歌い上げるのだ。そして、実際に子供達に託児所でできるようになったことを発表させる。親から離れられなかったのが離れられるようになった。泣いてばかりだったのが泣かなくなった。字が読めるようになった。ぬいぐるみのジャンプスーツに執着しないようになった。そして、息子ベンは、友達ができた、と。

【チャーリーと１４人のキッズ　第20段落】　　数ヵ月後、ハリダン女史は交通整理のガードマン？になっている。チャプマン・アカデミーはつぶれたと見える。最後の最後まで、アンジェリカ・ヒューストンには可哀想な役柄だったなぁ。蜂に追われてアタフタして。彼女に'救い'というものを与えていないので、アンジェリカ・ヒューストンを大女優と陰ながら尊敬している幸としてはちょっと後味が悪い。一方、エディ・マーフィーのチャーリー・ヒントンとフィルとマーヴィンは、成功して、大きな建物のダディ・デイ・ケアのリニューアルが順調にいっているのを映し出して映画は終わる。ぶったり、ひっくり返ったり、バタバタ逃げたり、といったドタバタアクションは実にコメディの典型を見せている。こういう映画なので、子供連れの家庭には向いているだろう。

以上。
＜もっと詳しく＞からスペースを含まず８２１３文字／文責：幸田幸

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　http://www.sonypictures.com/movies/daddydaycare/
　　　　　　Klingon Language Institute
　　　　　　http://www.kli.org/
　　　　　　Day Care: Choosing a Good Center
　　　　　　http://familydoctor.org/handouts/030.html
　　　　　　Ultimate Movies!
　　　　　　http://www.ultimate-movie.com/daddydaycare.html

いつも参考にしておりますallcinema ONLINE さんには、2003年06月09日の時点で[ データ ]及び [ 解説 ]は出ていませんので、これをアップしました。Thanks to allcinema ONLINE.

■映画『チャーリーと１４人のキッズ』の更新記録
2003/06/11新規：ファイル作成
2004/12/25更新： ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/10/06更新： ◆追記

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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