ハッスル! | |||||||||||||||||||||||||
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ハッスル! (2003) | |||||||||||||||||||||||||
LOS DEBUTANTES (原題) / THE DEBUTANTES (英題) | |||||||||||||||||||||||||
映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES
(原題) / THE DEBUTANTES (英題) 』を紹介します。 映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の解説 ネタバレをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の概要 ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』のタイトルの意味 ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』のあらすじ ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の他の南米映画 ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』のスタッフとキャスト ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 ハッスル! 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||
■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||
ハッスル!
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES
/ THE DEBUTANTES 』の解説 映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES (原題) / THE DEBUTANTES (英題) 』はチリの犯罪・スリラーの絡んだドラマで、邦題『 ハッスル! 』とちょっとイメージが違うような。『 ハッスル! 』は若々しく健康的なタイトルだけど、『 ハッスル! 』の内容は非常にエロティックな要素が大きい。チリのストリップ嬢をめぐる、 『 MUSA−武士− (2001) MUSA 』や 『 パープル・バタフライ (原題) (2003) 紫胡蝶 / PURPLE BUTTERFLY (英題) 』 のような‘四角関係’のお話である。 ▲TOPへ ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の概要 映画『 ハッスル! 』は、チリの首都サンティアゴ Santiago, Chile が舞台。チリの映画は滅多にお目にかからないので調べたら、サンティアゴがロケで使われたのが、ブラピの 『 セブン・イヤーズ・イン・チベット (1997) SEVEN YEARS IN TIBET 』だと分かった。『 ハッスル! 』のチリの配給会社の名は‘アンデス映画社’。いかにも南米だ! アンデスと言えば、アンデス氷壁での落下を巡る 『 運命を分けたザイル (2003) TOUCHING THE VOID 』やアンデス山脈近くの砂漠地帯サルタもロケに使われた 『 ジェリー (2002) GERRY 』等が少しは関係ある。 『 ハッスル! 』の日本の配給会社ハピネット・ピクチャーズは 『 ハッピー・フライト (2003) VIEW FROM THE TOP 』 『 ピエロの赤い鼻 (2003) EFFROYABLES JARDINS (原題) / STRANGE GARDENS (英題) 』等を扱っている。 ▲TOPへ ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』のタイトルの意味 映画『 ハッスル! 』は邦題の意味と原題の意味の二つ、解釈できよう。先ず邦題では、主人公の一人の男の子が 18 歳で初めて女性を知り、夢中になって「ハッスル!」というちょっとHでコミカルな捉え方。スペイン語と英語のタイトルは同じ意味で「初登場する人・初めて社交界に出た娘・初舞台の女優」という意味の複数形だ。綴り通りに訳せば「デビューする人達」ということなのだが、女性だとしたら誰がどうデビューするのか分からないなぁ。その男の子なら、‘大人’の世界へのデビューととれないこともない。また、正式タイトルでないかもしれないが、「 THE NEWCOMERS 」と英訳していた海外のサイトもある。これだと「新しく来た人・新参者」という意味だから、きっと「あらすじ」内の兄弟を指していると考えられる。 ‘デビュー’ということで、「映画の森てんこ森」の中で様々な分野のデビューを拾ってみよう。 『 ウォルター少年と、夏の休日 (2003) SECONDHAND LIONS 』…『 フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994) FORREST GUMP 』で映画デビューしたハーレイ・ジョエル・オスメント君も青年になった。 『 オールド・ルーキー (2002) THE ROOKIE 』…主人公の高校の先生はメジャー・リーグ・デビュー。 『 シカゴ (2002) CHICAGO 』…「初めての罪人コンビ」として脚光を浴びてステージ・デビューの二人のヒロイン。 『 シザーハンズ (1990) EDWARD SCISSORHANDS 』…ニコラス・ケイジのお蔭で映画デビューしたジョニー・デップ。 『 ブルース・オールマイティ (2003) BRUCE ALMIGHTY 』…TV局の同僚を蹴落として生放送にデビューするが。 『 ベッカムに恋して (2002) BEND IT LIKE BECKHAM 』…デヴィッド・ベッカム選手は 19 歳でサッカー・デビュー。 『 ムーンライト・マイル (2002) MOONLIGHT MILE 』…ダスティン・ホフマンの衝撃のデビュー作『 卒業 (1967) THE GRADUATE 』に匹敵。 『 モンテ・クリスト伯 (2002) THE COUNT OF MONTE CRISTO 』…身を隠していた主人公は‘モンテ・クリスト伯’という名で社交界デビュー。 『 ロイヤル・セブンティーン (2003) WHAT A GIRL WANTS 』…若い女性が社交界デビュー。 『 娼婦ベロニカ (1998) DANGEROUS BEAUTY / A DESTINY OF HER OWN 』…高級娼婦としてデビューする賢く美しいヒロイン。 『 少林寺 (1982) 少林寺 / THE SHAOLIN TEMPLE 』…ジェット・リーが李連杰(リー・リンチェイ)の本名で若き修行僧の姿で凛々しく銀幕デビュー。 ‘デビュー’でも、監督デビューとか俳優デビューとかは無数に見つかったので割愛します。 ▲TOPへ ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』のあらすじ ※本作『 ハッスル! 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 ハッスル! 』のストーリー。 映画『 ハッスル! 』は、チリの犯罪ドラマであり、クエンティン・タランティーノ Quentin Tarantino 『 フェティッシュ (1996) CURDLED 』 『 リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』 『 HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題) 』 『 キル・ビル (2003) KILL BILL: VOLUME 1 』 『 キル・ビル Vol.2 (2004) KILL BILL: VOL. 2 』等で監督・脚本・製作・出演等 の初期の時代の作風に似ているそうだ。フラッシュバックの手法もとられる。 『 ハッスル! 』の主人公は四人いるが、先ず二人の兄弟から。シルヴィオ(ネストール・カンティラーナ)とヴィクトール(フアン・パブロ・ミランダ)の兄弟は、チリのテムコ Temuco から大都会サンティアゴ(サンチアゴ)に出てきている。両親は故郷テムコに残っているらしく、ここでは兄シルヴィオが弟にとって父親のような役割をしている。兄は二十歳過ぎくらいだろうか、弟は今日が 18 歳( 17 歳という情報もあり)の誕生日だ。お年頃の誕生日ということで、兄シルヴィオは弟ヴィクトールをナイトクラブに連れてきてやった。ここはストリップクラブでもある。女性の体験のない弟を、兄はお金を出してそういう体験をさせてやる。 弟が裏の部屋に女性と篭っている間に、酔いつぶれた客がクラブの用心棒に銃を発砲する騒ぎが起こる。すると、兄シルヴィオはその場をうまく鎮圧した。それを目撃していたクラブのオーナーであり暗黒街の名高いボスでもあるドン・パスカル(アレハンドロ・トレホ)は、シルヴィオの力量を買って、即座に彼を運転手・雑用係として雇い入れた。兄がドンと雇用に関して話している時、裏の部屋から出てきた弟ヴィクトールは女性に目覚めてしまったようだ。お立ち台でヌードダンスをしている美しいストリッパー、グラシア(アントネッラ・リオス)に目が釘付けになる。ヴィクトールは執念深くその女性の後をつけて、彼女を誘い出す。ここまでで、四人の主人公全員が登場済み。シルヴィオとヴィクトールの兄弟、暗黒街の帝王ドン・パスカル、そして、この女性グラシアである。 グラシアは、実は暗黒街の帝王ドン・パスカルの‘女’であった。それを知らず、また、彼女も知らせないのだろう、ハイティーンの男の子ヴィクトールは彼女に夢中になる。勿論、関係すると思われる。と同時に、グラシアは、ヴィクトールの兄シルヴィオをも誘惑する。ドン・パスカルが町を離れた週に、なんとまぁ、ドン・パスカルの家でグラシアはシルヴィオとベッドを共にして快楽の日々を過ごすのだ。帰ってきたドン・パスカルは、自分の女グラシアに他の男の影を嗅ぎ付けて怪しむ。すぐに、相手は自分の雇い人、若いシルヴィオだと感づくらしい。 グラシアは‘主人’ドン・パスカルと関係する時、コカインを吸ってしないと耐えられない。お金の面では十分に恵んでもらっているが、やはり年老いたオジサンなんて嫌なんだ。でも、そんなことされると、ドン・パスカルは男の意地が許さない。また、若い彼女であるが、劇中で隠し子がいる。グラシアの幼い息子は孤児院にいて、ドン・パスカルの子らしく、それを隠している。でもドンは決して彼女を離さないから、妊娠して出産したのがどうしてドンに分からなかったのかという点が不思議だとか。 さて、こういうややこしい関係になって、当然ドン・パスカルと若いシルヴィオの対立が生まれる。また、同時に、ヴィクトールは兄がグラシアといるところを見てしまい、兄弟間で嫉妬と怒りが生まれる。三角関係どころか、まさに‘四角関係’の構図となり、どんな修羅場が待ち受けているのか。この男性三人の立場は生存のためのお金がキーポイントになっているのだ。先ず、弟は未だに学生であり、それは兄に経済的に支えてもらっている。兄は、ドン・パスカルの取り巻きになったのでドンに手当てをもらっている身だ。そしてドンは、ドラッグ売買で巨額な収入を手にしているのは商売相手の英米人のお蔭なのである。 この映画『 ハッスル! 』のハイライトは何と言っても紅一点グラシア役のアントネッラ・リオスの魅力だそうだ。すごく綺麗で、裸身を惜しみなく出すそうで。 10 分ごとに裸体のシーンがあるそうだからよっぽど監督さんは彼女を前面に出したいのだろう。この女性、‘魔性の女’‘官能の女性’といった人物像で、男性陣は四角関係を巡って危機に陥るというのに、彼女だけは捉えどころがなく、うまく逃げてしまうようだ。ラストは悲劇。銃撃戦になって、男性陣の大半は死んでしまう? 彼女を最後に手に入れる男性は誰なのだろう? こういうラブ・サスペンスのようで、ポスターも過激なもの。 ▲TOPへ ■映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の他の南米映画 映画『 ハッスル! 』は大変に珍しいチリの作品。因みに、南米関連映画は「映画の森てんこ森」では以下のような解説やレヴューがあります。 ◆ブラジル Brazil 『 私の小さな楽園 (2000) ME YOU THEM (英題) / EU TU ELES (原題) 』 『 ビハインド・ザ・サン (2001) ABRIL DESPEDACADO (原題) / AVRIL BRISE (仏題) / BEHIND THE SUN (英題) 』』 『 シティ・オブ・ゴッド (2002) CIDADE DE DEUS / CITY OF GOD / GOD'S TOWN 』 『 アサンプション (原題) (2004) THE ASSUMPTION 』 ◆アルゼンチン Argentina 『 ブエノスアイレスの夜 (2001) VIDAS PRIVADAS (原題) / PRIVATE LIVES (英題) 』 『 ある日、突然。 (2002) TAN DE REPENTE (原題) / SUDDENLY (英題) 』 『 ジャスティス 闇の迷宮 (2003) IMAGINING ARGENTINA 』 ◆パナマ Panama 『 山猫は眠らない2 狙撃手の掟 (2002) SNIPER 2 』 『 閉ざされた森 (2003) BASIC 』 ◆コロンビア Colombia 『 フェティッシュ (1996) CURDLED 』 『 暗殺者の聖母 (仮題) (2000) LA VIRGEN DE LOS SICARIOS (原題) / OUR LADY OF THE ASSASSINS (英題) 』 『 コーリング (2002) DRAGONFLY 』 『 ブルドッグ (2003) A MAN APART 』 ◆コスタリカ Costa Rica 『 天国の青い蝶 (2004) THE BLUE BUTTERFLY 』等、参照どうぞ。 |
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【『 ハッスル! 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||
監督: Andres Waissbluth (Directed by) 製作総指揮: Sebastian Freund (executive producer) 脚本: Julio Rojas (Writing credits) Andres Waissbluth (Writing credits) 撮影: Arnaldo Rodriguez (Cinematography by) 編集: Galut Alarcon (Film Editing by) 音楽: Christian Heyne (Original Music by) 出演: アントネッラ・リオス Antonella Rios as Gracia ネストール・カンティラーナ Nestor Cantillana as Silvio フアン・パブロ・ミランダ Juan Pablo Miranda as Victor アレハンドロ・トレホ Alejandro Trejo as Don Pascual エドゥアルド・バリル Eduardo Barril as Don Marco ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 ハッスル! (2003) LOS DEBUTANTES / THE DEBUTANTES 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト(海外版) http://www.losdebutantes.com/ |
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■映画『 ハッスル! LOS DEBUTANTES / THE
DEBUTANTES 』の更新記録 2004/07/25新規: ファイル作成 2004/12/09更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 2005/10/13更新: ◆追記 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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