アサンプション THE ASSUMPTION | |||||||||||||||||||||
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アサンプション (原題) (2004) | |||||||||||||||||||||
THE ASSUMPTION | |||||||||||||||||||||
映画『 アサンプション (原題) (2004) THE
ASSUMPTION 』を紹介します。映画『 アサンプション
(原題) (2004) THE ASSUMPTION 』は現時点(2003/12/19)では邦題は分からないので「アサンプション」としておく。 映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の解説 ネタバレをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の主なスタッフ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の主なキャスト ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の背景 ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』のあらすじ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の絵 ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』のトリビア ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』のスタッフとキャスト ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 アサンプション (原題) 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||
■映画『 アサンプション (原題) (2004) THE ASSUMPTION 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||
アサンプション THE ASSUMPTION http://homepage3.nifty.com/ st_peter/cln/index7.html、 http://www.kfki.hu/~arthp/art/a/andrea /castagno/3_1450s/01assump.jpg、 http://www.geocities.co.jp/ SilkRoad-Oasis/8931/frari4.html より場像を引用、またポスターは movies.hsx.comより 引用・加工させて頂きました。 |
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の解説 『 アサンプション (原題) 』については、丁度『 真珠の耳飾りの少女 (仮題) (2003) GIRL WITH A PEARL EARRING 』の解説を書いたところなので、画家とモデルというモチーフが似ているなと思って取り組んだ。でも『 アサンプション (原題) 』は画家が修道僧でモデルが尼僧という、宗教が絡む、なかなか難解な作品かもしれない。『 眺めのいい部屋 (1986) A ROOM WITH A VIEW 』以来、幸の大好きなフィレンツェが舞台なのは嬉しい。 映画『 アサンプション (原題) 』はケイティ・キャンベル原作の「アサンプション・オブ・ザ・ヴァージン The Assumption of the Virgin 」という小説を基に映画化されたもの。その小説名“The Assumption of the Virgin”は、 15 世紀のイタリアはフィレンツェ Florence, Italy の画家フラ・フィリッポ・リッピ Fra Filippo Lippi の描いた最も有名な絵画の題名からつけられている。この映画『 アサンプション (原題) 』も、ワーキングタイトルは『 The Assumption of the Virgin 』という。 ▲TOPへ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の主なスタッフ ○『 アサンプション (原題) 』の監督リチャード・アール 『 アイリス (2001) IRIS 』 ○『 アサンプション (原題) 』の脚本・製作アンソニー・ミンゲラ 『 イングリッシュ・ペイシェント (1996) THE ENGLISH PATIENT 』 『 リプリー (1999) THE TALENTED MR. RIPLEY 』 『 マレーナ (2000) MALENA 』 ○『 アサンプション (原題) 』の製作総指揮シドニー・ポラック 『 いつか晴れた日に (1995) SENSE AND SENSIBILITY 』 『 愛の落日 (2002) THE QUIET AMERICAN 』製作や 『 チェンジング・レーン (2002) CHANGING LANES 』出演 ▲TOPへ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の主なキャスト ●リーアム・ニーソン as 画家フラ・フィリッポ・リッピ 『 ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK 』 『 キングダム・オブ・ヘブン (2005) KINGDOM OF HEAVEN 』 ●ジュリエット・ビノシュ as モデルになる尼僧 『 イングリッシュ・ペイシェント (1996) THE ENGLISH PATIENT 』 『 ショコラ (2000) CHOCOLAT 』 『 シェフと素顔と、おいしい時間 (2002) DECALAGE HORAIRE (原題) / JET LAG (英題) 』) あと出演者はほんの数人しか発表されていない(2003/12/19 現在)。 ●ヴァネッサ・レッドグレーヴ 『 17歳のカルテ (1999) GIRL, INTERRUPTED 』 ●クロエ・セヴィニー 『 パーティ・モンスター (2003) PARTY MONSTER 』 『 ドッグヴィル (2003) DOGVILLE 』 『 ブラウン・バニー (2003) THE BROWN BUNNY 』 ●イアン・マッケラン 『 X−メン (2000) X-MEN 』 『 X−MEN2 (2003) X-MEN 2 』 『 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003) THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING 』 ●ジェフリー・ラッシュ 『 エリザベス (1998) ELIZABETH 』 『 恋におちたシェイクスピア (1998) SHAKESPEARE IN LOVE 』 『 フリーダ (2002) FRIDA 』 『 バンガー・シスターズ (2002) THE BANGER SISTERS 』 『 ファインディング・ニモ (2003) FINDING NEMO 』 『 パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』 『 ディボース・ショウ (2003) INTOLERABLE CRUELTY 』 『 ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方 (2004) THE LIFE AND DEATH OF PETER SELLERS 』 らだ。もっと変わるかもしれない。 ▲TOPへ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の背景 では、「アサンプション・オブ・ザ・ヴァージン」とは何? これは、カトリックで「聖母被昇天」のことだそうだ。 キリストが十字架にはりつけにされて三日後に復活したのと同様、後日、聖母マリアも三日後に復活し、肉体もろとも天使たちの手で天上に運ばれたとされている。そのことを宗教の言葉で「聖母被昇天」というのだ。キリストが「昇天」したのは自らの力によるが、聖母マリアはキリストによって天に召されたので受動態の「被昇天」となるのだと知った。英語“Assumption”の語源のラテン語は“assumptio” といって、「受け入れること、迎え入れること」という意味なので日本語は「被昇天」としたのだそうだ。(http://www7.ocn.ne.jp/~elfindog/rota08.htm、http://homepage3.nifty.com/st_peter/cln/index7.html から勉強させてもらいました。) ▲TOPへ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』のあらすじ ※本作『 アサンプション (原題) 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 アサンプション (原題) 』のストーリー。 映画『 アサンプション (原題) 』は上記のような背景なので、その深遠であろう内容は見当もつかないが、一応はロマンスなので、そんなに構えなくてもいいかな。舞台は 15 世紀のルネッサンス真っ盛りのイタリア。フィレンツェ(イタリア語綴りでは Firenze )の画家フラ・フィリッポ・リッピ(リーアム・ニーソン)は、彼の作品の数多くのモデルを務めた女性(ジュリエット・ビノシュ:)と恋に落ちる。しかし、問題なのは、その女性が尼僧(修道女)だったこと…。 フラ・フィリッポ・リッピ( 1406 - 1469 )についてちょっと調べてみた。フィレンツェ生まれの有名な宗教画家。リッピは 1424 年、 18 歳の時にマザッチョ Masaccio という画家の門下生になった。マザッチョはブランカッチ礼拝堂 Brancacci Chapel / Cappella Brancacci でフレスコ画を描いていたので、リッピは修道僧となる誓約をした。そして偉大な宗教画を描いていくのだ。ミュンヘン Munich のアルテ・ピナコテーク Alte Pinakothek に所蔵の「受胎告知 The Annunciation 」、フィレンツェのピッティ宮殿 Palazzo Pitti に所蔵の「聖母子と聖アンナの生涯 Madonna and Child with Stories from the Life of St. Anne / Madonna col Bambino e storie di sant'Anna 」、フィレンツェのウッフィツィ美術館 Galleria degli Uffizi 所蔵の「聖母子と二天使 The Madonna and Child with Two Angels / Madonna col Bambino e due angeli 」等の偉大な作品を残している。 1464 年、リッピはルクレツィア・ブティ Lucrezia Buti という尼僧を誘惑し、当時の法王ピウス2世 Pope Pius II は、二人を結婚させるために、リッピの修道僧の禁欲の誓約を解いてやった。この女性こそ、リッピが聖母マリアのモデルとして何枚も描いた尼僧だったのだ。だから、この映画『 アサンプション (原題) 』は史実。フィリッポ・リッピはルクレツィア・ブティとの間に子供をもうけ、その息子フィリピーノ・リッピも画家として歴史に名を残している、親子アーティストである。私事で恐縮だが、フィレンツェのウッフィツィ美術館でリッピ父子の絵を実際に鑑賞もしたので、映画がとっても身近なものに感じてきた。 幸の「旅行の森てんこ森」に「フィレンツェの美術館」でもフラ・フィリッポ・リッピに触れています。 ▲TOPへ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』の絵 アサンプション・オブ・ザ・ヴァージン The Assumption of the Virgin つまり「聖母被昇天」の絵は、フラ・フィリッポ・リッピだけでなく他の偉大な画家たちも作品を残している。ピーター・ポール・ルーベンス Peter Paul Rubens の作品は米国ワシントンDCの国立美術館 National Gallery of Art, Washington, DC, USA に、アンドレア・デル・カスターニョ Andrea del Castagno の作品はベルリン国立美術館 National Gallery, Berlin に、ティツィアーノ Tiziano の作品はヴェネツィアのサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ教会 Basilica de Santa Maria Gloriosa dei Frari, Venezia に所蔵されている。どれも聖母マリアが天に昇る喜びと祝福が崇高なタッチで描かれている。宗教画なので畏れ多いけど、勉強としてポスターにしてみたのがこれデス。 ▲TOPへ ■映画『 アサンプション (原題) THE ASSUMPTION 』のトリビア 映画『 アサンプション (原題) 』のフラ・リッピの役は、当初は 『 ユージュアル・サスペクツ (1995) THE USUAL SUSPECTS 』 『 ハンテッド (2003) THE HUNTED 』 『 21グラム (2003) 21 GRAMS 』のベニチオ・デル・トロ Benicio Del Toro だった。そのデル・トロは『 ハンテッド 』撮影中に手首を骨折した為に降板せざるをえなくなり、 2002 年封切りの予定が大幅に崩れて 2004 年となった次第である。また、ハヴィエル・バルデム Javier Bardem というスペイン人の俳優やアル・パチーノ Al Pacino やレイフ・ファインズ Ralph Fiennes の名もこの主役に挙がっていた。 |
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【『 アサンプション (原題) 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||
監督: リチャード・アール Richard Eyre (Directed
by) 製作: キャロライン・チョア Carolyn Choa (producer) アンソニー・ミンゲラ Anthony Minghella (producer) 製作総指揮: シドニー・ポラック Sydney Pollack (executive producer) 原作: ケイティ・キャンベル Katie Campbell (novel 'The Assumption of the Virgin') 脚本: リー・ジャクソン Leigh Jackson (Writing credits) アンソニー・ミンゲラ Anthony Minghella (Writing credits) 製作顧問: ジャンカルロ・L・シーニ Giancarlo J. Sini (production consultant) 出演: リーアム・ニーソ Liam Neeson as Fra Lippi ジュリエット・ビノシュ Juliette Binoche ヴァネッサ・レッドグレーヴ Vanessa Redgrave クロエ・セヴィニー Chloe Sevigny イアン・マッケラン Sir Ian McKellen ジェフリー・ラッシュ Geoffrey Rush ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 アサンプション (原題) (2004) THE ASSUMPTION 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com |
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■映画『 アサンプション (原題) 』の更新記録 2003/12/19新規: ファイル作成 2004/10/23更新: ◆テキスト一部とリンクおよびファイル書式 2004/12/17更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 2005/10/13更新: ◆追記 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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映画解説・レヴュータイトル一覧表
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