オールド・ボーイ
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オールド・ボーイ (2003)
OLDBOY
 映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』を紹介します。

 映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の主なスタッフ
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の音楽
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の受賞
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の配給会社
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』のあらすじ
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』のスタッフとキャスト
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 オールド・ボーイ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』のポスター、予告編および映画データ
オールド・ボーイ
オールド・ボーイ
ポスターはhttp://www.moviemeter.nl/より
引用させて頂きました。ハングルですね
Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 2:00
製作国 Country: 韓国
South Korea
製作会社
Production Company:
Show East [kr]
各国配給会社 Distributer: 3L Filmverleih [de]
Bright Angel Distribution [nl]
Show East [kr]
韓国初公開 Release Date: 2003/11/21
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/11/06 予定
日本公開情報 : 東芝エンタテインメント
ジャンル Genre: アクション/ミステリー/サスペンス/犯罪
Action / Mystery / Thriller / Crime
MPAA Rating 指定: South Korea:18
日本語公式サイト
http://www.oldboy-movie.jp/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の解説

 『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』は日本の同名コミックの映画化。突然理由も分からずに拉致され 15 年間監禁されて、復讐するお話だ。『 オールド・ボーイ 』の監督・脚本のパク・チャヌク氏が 2004 年カンヌ国際映画祭で審査員特別グランプリに輝いたので取り上げてみよう。出演は『 シュリ (1999) SHURI 』のチェ・ミンシク や『 春夏秋冬そして春 (2003) SPRING, SUMMER, FALL, WINTER... AND SPRING 』のチ・デハンら。

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■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の主なスタッフ

 映画『 オールド・ボーイ 』の監督・脚本のパク・チャヌクは『 JSA (2000) JSA: JOINT SECURITY AREA 』で名を轟かせた人物。編集は、『 猟奇的な彼女 (2001) MY SASSY GIRL / BIZARRE GIRL 』のキム・サンポン。映画『 オールド・ボーイ 』の原作となっている日本の同名コミック「オールド・ボーイ」は、土屋ガロン原作、嶺岸信明作画で、コミックの好きな方の間では有名なのだろう。

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■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の音楽

 映画『 オールド・ボーイ 』では、イタリア・ヴェネチアの大作曲家アントニオ・ヴィヴァルディの美しい旋律が、
リプリー (1999) THE TALENTED MR. RIPLEY
ホワット・ライズ・ビニース (2000) WHAT LIES BENEATH
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS
マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE
バンガー・シスターズ (2002) THE BANGER SISTERS
ドッグヴィル (2003) DOGVILLE
ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション (2003) LOONEY TUNES: BACK IN ACTION
と同様に聞かれる。

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■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の受賞

 映画『 オールド・ボーイ 』は 2004 年カンヌ国際映画祭 Cannes Film Festival で、パク・チャヌク監督が審査員特別グランプリ Grand Prize of the Jury に輝いた。『 誰も知らない (2004) NOBODY KNOWS 』の柳楽優弥くんがカンヌで男優賞をとった時だ。
 また、同カンヌ映画祭で『 オールド・ボーイ 』は
2046 (2004) 2046
シュレック2 (2004) SHREK 2
等と並んで、パルム・ドール Golden Palm にノミネートさえされた優れもの。その時は
華氏911 (2004) FAHRENHEIT 9/11 』にパルム・ドールを浚われたが。カンヌの他の賞は
みんな誰かの愛しい人 (2004) COMME UNE IMAGE (原題) / LOOK AT ME (英題)
モーターサイクル・ダイアリーズ (2004) THE MOTORCYCLE DIARIES
レディ・キラーズ (2004) THE LADYKILLERS 』等が獲得した。

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■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の配給会社

 映画『 オールド・ボーイ 』のドイツの配給会社3L社は
モンスター (2003) MONSTER 』を、

オランダの配給会社ブライト・エンジェル社は
イン・ディス・ワールド (2002) IN THIS WORLD
インファナル・アフェア (2002) 無間道 (原題) / INFERNAL AFFAIRS (英題)
Mの物語 (2003) HISTOIRE DE MARIE ET JULIEN (原題) / THE STORY OF MARIE AND JULIEN (英題)
ベルヴィル・ランデブー (2003) LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE (原題) / THE TRIPLETS OF BELLEVILLE (英題) 』
マッハ! (2003) ONG-BAK / ONG BAK: MUAY THAI WARRIOR 』等を扱っているところ。

 日本では、
スパン (2002) SPUN
堕天使のパスポート (2002) DIRTY PRETTY THINGS
アメリカン・スプレンダー (2003) AMERICAN SPLENDOR
テッセラクト (2003) THE TESSERACT
バレットモンク (2003) BULLETPROOF MONK
リディック (2004) THE CHRONICLES OF RIDDICK
天国の青い蝶 (2004) THE BLUE BUTTERFLY
等の東芝エンタテインメントが当たっている。『 オールド・ボーイ 』日本公開は今年の秋の予定。

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■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』のあらすじ
※本作『 オールド・ボーイ 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 オールド・ボーイ 』のストーリー。
 映画『 オールド・ボーイ 』の主人公オ・デス(チェ・ミンシク)は、美しい妻とよちよち歩きの娘がいる、いたって一般的なサラリーマンだった。タイトル『 オールド・ボーイ  Oldboy 』とは、英語で「年輩の男性」という意味がある。オ・デスはある晩、お酒に酔いつぶれて警官に咎められ、帰宅の車のことで妻に電話をかけている間に突然神隠しにあう。気付いたときには、ホテルのような一室の中だった。あるものはテレビだけ。ごくありふれたホテルのような部屋の造りである。しかしここはホテルではなく、どこか知らない場所に私的に作られた一種の監獄なのだった。オ・デスを一体何の理由で監禁するのか、そしていつまで監禁するのか、オ・デスは全然分からないし、知らされない。

 部屋のTVのニュースで、オ・デスの妻が殺害されたと報じられている。更に悪いことには、夫であるオ・デスが第一容疑者にされているではないか。オ・デスは頭にくる。気が狂いそうになる。皮膚からアリの大群が這い出てくるような幻覚に取り付かれもする。幼い娘はどうしているのだろうか。こうして彼は何と十五年間もの長期間、この狭い部屋で監禁されてしまうのだ。こんなことをした犯人の中心人物は、天文学的数字の金額をオ・デスの留置費用として支払っている。オ・デスが騒がしく暴れると、部屋にガスを注入してオ・デスの意識をなくすという周到さ。

 十五年間、食事はたった一種類だけだった。小麦粉を練った揚げ団子。そしてあるのはTVだけ。TVは彼の生活の全てだった。話し相手であり、恋人であり、気を紛らわせてくれるものであり、情報源であった。オ・デスは監禁されている間、身体を鍛えることを怠らない。これもTVからの情報で肉体トレーニングを続けることが出来たのだ。彼は部屋の壁に拳を打ち続けて、たこが出来るほど鍛錬する。主役のチェ・ミンシクは、この監禁される役柄に合わせて、一ヵ月半トレーニングをして、 20 ポンド(約 9 kg )減量したそうだ。オ・デスは外界へ出られるように、箸で穴を掘ることもする。そして、まさに脱出直前という時、ガスで気を失わされ、ある建物の屋上に放って置かれた。やっと自由になったのである。拉致から十五年後のことだった。

 彼はお金の入った財布とケータイを持たされている。ここから寿司屋に行くらしい。そこで店員の若い女性ミド(カン・ヘジョン)と知り合い、犯人探しの手助けをしてもらうことになる。カン・ヘジョンは大変セクシーで美しく、この映画『 オールド・ボーイ 』出演のお蔭でスターの仲間入りを果たすだろうと評されている。この寿司屋でだろうか。生のヤリイカを主人公オ・デスが丸かじりして食べるシーンがあるそうだ。欧米ではこれが大ショックらしく、非難と、青少年に見せるべきでない暴力的な要素として本気で挙げているみたい。パク・チャヌク監督は、カンヌで審査員特別グランプリ受賞の際、「出演者達とスタッフと同様、ヤリイカにも感謝します」と述べたから帳消しに出来たかな。それに、そんな生のものを欲しがったのは、監禁中、毎日だんごばかりだったから、その反動で、というシナリオらしいから。

 オ・デスのケータイに知らぬ男から電話がかかってきた。これこそ、十五年前にオ・デスを拉致してこんなにも長期間にわたり自由を奪ってきた張本人である。イ・ウジン(ユ・ジテ)というその男が言うには、何故監禁されたのか、五日間で理由を探し出せ、さもなければ自分は自殺するか、その女性ミドを殺す、という旨だった。さあ、ここからオ・デスの復讐は開始する。揚げ団子の包み紙から監禁された建物を見つけようとしたりして。寿司屋の女性ミドとオ・デスはきっと愛し合い、彼女はずっと協力していくのだろう。そして遂に場所を見つけ出し、犯人グループとの壮絶な戦いとなる。十五年間の恨みと執念は並大抵のものではないから、ペンチで歯を抜いて拷問したり、そりゃ派手な復讐劇が繰り広げられると予想される。

 果たして、どんな理由で拉致されたのか? 原作の日本のコミック「オールド・ボーイ」とは多少、内容を変えてあるそうだ。映画『 オールド・ボーイ 』は、北野武(『 BROTHER (2000) Brother 』『 座頭市 (2003) Zatoichi 』等)のタッチとも似ているとか、海外では大フィーバーである。

 「韓流」とか、裴勇俊(ペ・ヨンジュン)・張東健(チャン・ドンゴン)・元斌(ウォン・ビン)・李炳憲(イ・ビョンホン)という「韓国四天王」とかが流行っている最近の日本。「映画の森てんこ森」では、
MUSA−武士− (2001) MUSA
イエスタデイ 沈黙の刻印 (2002) YESTERDAY
復讐者に憐れみを (2002) SYMPATHY FOR MR. VENGEANCE
TUBE (2003) TYUBEU (原題) / TUBE (英題)
酔画仙 (2002) CHIHWASEON (原題) / STROKES OF FIRE (英題)
箪笥 (2003) 薔花、紅蓮 (原題) / A TALE OF TWO SISTERS (英題)
春夏秋冬そして春 (2003) SPRING, SUMMER, FALL, WINTER... AND SPRING
僕の彼女を紹介します。 (2004) WINDSTRUCK
等の韓国映画の解説もしていますので、どうぞ。
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【『 オールド・ボーイ 』のスタッフとキャスト】
監督: パク・チャヌク Chan-wook Park (Directed by)
製作: イム・セイヤンSeung-yong Lim (producer)
製作総指揮: キム・ドンチュ Dong-ju Kim (executive producer)
原作: 土屋ガロン Garon Tsuchiya (story:『オールド・ボーイ』双葉社・アクションコミックス刊)
    嶺岸信明 Minegishi Nobuaki (作画)
脚本: ファン・チョユン Jo-yun Hwang (Writing credits)
    イム・チョンヒョン Chun-hyeong Lim (Writing credits)
    パク・チャヌク Chan-wook Park (Writing credits)
撮影: チョン・ジョンフン Jeong-hun Jeong (Cinematography by)
編集: キム・サンポン Sang-Beom Kim (Film Editing by)
音楽: チョ・ヨンウク Yeong-wook Jo (Original Music by)
    アントニオ・ヴィヴァルディ Antonio Vivaldi (from "Winter" from "The Four Seasons")

出演: チェ・ミンシク Min-sik Choi as Dae-su Oh
    ユ・ジテ Ji-tae Yu as Woo-jin Lee
    カン・ヘジョン Hye-jeong Kang as Mi-do
    チ・デハン Dae-han Ji
    オ・ダルス Dal-su Oh
    キム・ビョンオク Byeong-ok Kim
    キム・スヒョン Su-hyeon Kim
    イ・スンジン Seung-jin Lee
    ユン・スギョン Su-kyeong Yun
    パク・ミョンシン Myeong-shin Park
    ユン・ジンソ Jin-seo Yun as Su-a/Girl In Hairshop

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(海外版)
       http://www.oldboy.ru/
■映画『 オールド・ボーイ (2003) OLDBOY 』の更新記録
2004/07/27新規: ファイル作成
2004/10/21更新: ◆データ
2004/12/09更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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