ジョニー・イングリッシュ | |||||||||||||||||||||||||||||
|表紙|目次|読む映画試写会|レヴュー|観たい度映画|予告編|エッセイ|日誌|試写会情報|リンク集| | 映画人 |解説・レヴュー一覧表 |映画ゲーム |思い出映画|ブロードバンド(B)版|旅行の森てんこ森| |
|||||||||||||||||||||||||||||
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画レヴュー | |||||||||||||||||||||||||||||
ジョニー・イングリッシュ (2003) | |||||||||||||||||||||||||||||
JOHNNY ENGLISH | |||||||||||||||||||||||||||||
映画『 ジョニー・イングリッシュ (2003)
JOHNNY ENGLISH 』をレヴュー紹介します。 映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の主なスタッフ ■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』のスタッフとキャスト ■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の結末 ■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
|||||||||||||||||||||||||||||
幸の鑑賞評価: 7つ星 | |||||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||||
ジョニー・イングリッシュ
|
|
||||||||||||||||||||||||||||
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
|||||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY
ENGLISH 』の解説 映画『 ジョニー・イングリッシュ (2003) JOHNNY ENGLISH 』は、『 ミスター・ビーン (1989〜1991) MR. BEAN 』で超有名なローワン・アトキンソンが、イギリスの諜報部員ジョニー・イングリッシュに扮してコミカルに見せる007のパロディ。キャッチコピーが「 He Knows No Fear. He Knows No Danger. He Knows Nothing. (恐れを知らない。危険を知らない。そして、な〜んにも解っちゃいない。)」というだけあって、彼以外の諜報部員は死滅してしまったので、ひ弱な彼が立ち上がるしかないのだ。英国王室の家宝である王冠を盗まれ、果てはフランス人(ジョン・マルコヴィッチ)に王座まで狙われてしまう英国の危機を救うため、ジョニー・イングリッシュは奔走するのだ。 『 ジョニー・イングリッシュ (2003) JOHNNY ENGLISH 』はアメリカ封切り前に、製作国イギリスを始めヨーロッパで大ヒットとなった作品。 ▲TOPへ 『 ジョニー・イングリッシュ JOHNNY ENGLISH 』の主なスタッフ ○『 ジョニー・イングリッシュ 』の製作は 『 ファーゴ (1996) FARGO 』 『 ハイ・フィデリティ (2000) HIGH FIDELITY 』 『 アバウト・ア・ボーイ (2002) ABOUT A BOY 』のティム・ビーヴァンとエリック・フェルナーと、 『 ハムナプトラ2/黄金のピラミッド (2001) THE MUMMY RETURNS 』 『 めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS 』のジョー・バーンと、 『 ブリジット・ジョーンズの日記 (2001) BRIDGET JONES'S DIARY 』のデブラ・ヘイワード。 ○『 ジョニー・イングリッシュ 』の脚本は“本家” 『 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』 『 007/ダイ・アナザー・デイ (2002) DIE ANOTHER DAY 』を書いたニール・パーヴィスとロバート・ウェイドら。 ○『 ジョニー・イングリッシュ 』の撮影は 『 イングリッシュ・ペイシェント (1996) THE ENGLISH PATIENT 』 『 エリザベス (1998) ELIZABETH 』のレミ・アデファラシン。 ○『 ジョニー・イングリッシュ 』の配役のプリシラ・ジョンは 『 1492・コロンブス (1992) 1492: CONQUEST OF PARADISE 』 『 ブラス! (1996) BRASSED OFF 』 『 セブン・イヤーズ・イン・チベット (1997) SEVEN YEARS IN TIBET 』 『 エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』 『 リトル・ヴォイス (1998) LITTLE VOICE 』 『 アンナと王様 (1999) ANNA AND THE KING 』 『 サラマンダー (2002) REIGN OF FIRE 』 『 シャンハイ・ナイツ (2003) SHANGHAI KNIGHTS 』で実力を発揮している人。この映画でも思い切った配役だなぁと思った。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||||
【『 ジョニー・イングリッシュ 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||||
監督: ピーター・ハウイット Peter Howitt (Directed
by) 製作: ティム・ビーヴァン Tim Bevan (producer) エリック・フェルナー Eric Fellner (producer) マーク・ハッファム Mark Huffam (producer) ジョー・バーン Jo Burn (co-producer) リザ・チェイジン Liza Chasin (co-producer) デブラ・ヘイワード Debra Hayward (co-producer) クリス・クラーク Chris Clark (associate producer) 脚本: ウィリアム・デイヴィス William Davies(written by) ニール・パーヴィス Neal Purvis(written by) ロバート・ウェイド Robert Wade(written by) 撮影: レミ・アデファラシン Remi Adefarasin (Cinematography by) 配役: プリシラ・ジョン Priscilla John (Casting by) 音楽: エド・シェアマー Ed Shearmur (Original Music by) ボンド Bond (theme song) ハワード・グドール Howard Goodall (theme) 出演: ローワン・アトキンソン Rowan Atkinson ジョニー・イングリッシュ Johnny English ジョン・マルコヴィッチ John Malkovich パスカル・サーヴァージュ Pascal Sauvage ナタリー・インブルーリア Natalie Imbruglia ローナ・キャンベル Lorna Campbell ベン・ミラー Ben Miller バフ Bough ダグラス・マクフェラン Douglas McFerran ヴェンデッタ Vendetta ティム・ピゴット=スミス Tim Pigott-Smith ペガサス Pegasus オリヴァー・フォード・デイヴィス Oliver Ford Davies カンタベリー大主教 Archbishop of Canterbury スティーヴ・ニコルソン Steve Nicolson ディーター・クライン Dieter Klein ニナ・ヤング Nina Young ペガサスの秘書 Pegasus's Secretary ネヴィル・フィリップス Neville Phillips 牧師 Priest ジェームズ・グリーン James Greene スコットランド主教 Scottish bishop クライヴ・グラハム Clive Graham ウェールズ主教 Welsh bishop ▲TOPへ |
|||||||||||||||||||||||||||||
<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
|||||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ジョニー・イングリッシュ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー 私は日本公開前に字幕スーパーなしの英語で観たので、わかる範囲でレヴューします。映画データについては調査した時点と公開される時点で異なる場合があります。本作の内容については、語学力と経験・常識不足のため、間違いや勘違いや適切でない表現があるかもしれません。どうかご理解賜りますようお願いいたします。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。 ▲TOPへ 【ジョニー・イングリッシュ 第01段落】 スパイ・アクションらしきBGMは 『 チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS 』 『 デンジャラス・ビューティー (2001) MISS CONGENIALITY 』 『 光の旅人 K−PAX (2001) K-PAX 』 『 モンテ・クリスト伯 (2002) THE COUNT OF MONTE CRISTO 』 『 クリスティーナの好きなコト (2002) THE SWEETEST THING 』 『 チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル (2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE 』のエド・シェアマーの音楽。007でも始まるかと思う冒頭のサスペンス的映像。そこに現れるのは、ローワン・アトキンソン( 『 スクービー・ドゥー (2002) SCOOBY-DOO 』等に出演)のあの独特の風貌である。 【ジョニー・イングリッシュ 第02段落】 大真面目な顔で手にピストルを握っていても、番犬に吠えられれば、ゴムボールをキュッキュッと鳴らして犬を錯乱させるという、いかにも古典的な笑いから始まる映画。そして美女とのキスの夢から覚まされると、そこは白昼のとあるオフィス。 MI7 という、英国諜報部の召使い的存在のデスクワークの部署であるらしい。ローワン・アトキンソン扮するジョニー・イングリッシュという MI7 所属の男は、その助手バフ(ベン・ミラー: 『 リトル・ストライカー (2000) THERE'S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE 』等に出演)と共に、このようにのんびりした勤務をしている。 【ジョニー・イングリッシュ 第03段落】 そこに、彼が書類を渡したエージェント1が、潜水艦のハッチが開かずにビアリッツでスパイ活動中に死亡という緊急の知らせが届く。<ビアリッツ Biarritz とはフランス南西部スペイン国境近くの Biscay 湾に臨む保養都市(EXCEED英和辞典より)> MI7 というのは、このコメディの作りものだと思うが、英国の諜報部( Secret Intelligence Services 略して SIS )には、 MI5 と MI6 の二つの部署がある( 『 オースティン・パワーズ (1997) AUSTIN POWERS: INTERNATIONAL MAN OF MYSTERY 』参照)。 MI とは、軍事諜報局 Military Intelligence の略。 MI5は英国国内で行動する外国のスパイの摘発やテロ組織の情報収集や取り締まりを任務とする機関。片や MI6 は、ジェームズ・ボンド James Bond で代表される、海外での情報収集と諜報活動を任務とする機関。 【ジョニー・イングリッシュ 第04段落】 エージェント1の葬儀が厳かに行われ、喪服に身を包んだ全エージェント達が教会に集合している。そこに爆発が起こり、ジョニー・イングリッシュ以外のエージェント達は全員が死んでしまった。こうなったら、生き残った唯一のエージェント、ジョニー・イングリッシュを、 MI5 に格上げして諜報活動を行わせるしか方法がない。こうして彼は、上司ペガサス(ティム・ピゴット=スミス)に、以前から夢にまで見ていた諜報部員を命じられる。有頂天になったジョニー・イングリッシュは身体を鍛え、車はアストン・マーチン Aston Martin を与えられる。 【ジョニー・イングリッシュ 第05段落】 上司ペガサスのオフィスに出向くと、その秘書(ニナ・ヤング: 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』等に出演)から新しい身分証明書 ID を受け取る。007映画と同じく、スパイ活動の為の小道具はボールペンやら腕時計やら出てきて、にわか諜報員のジョニーは使用法を間違って笑わせる。勇気と熱意だけは持ち合わせているけど、本当にスパイ活動に関しては無知の彼が、ズッコケた言動をして笑わせていくわけだ。 【ジョニー・イングリッシュ 第06段落】 エージェント1は、ある計画を嗅ぎついて殺された模様だ。それは、フランス人の事業家パスカル・サーヴァージュ(ジョン・マルコヴィッチ:『 仮面の男 (1998) THE MAN IN THE IRON MASK 』『 ジャンヌ・ダルク (1999) THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC 』 『 アダプテーション (2002) ADAPTATION. 』等に出演)が、英国王室の宝玉である王冠を盗もうとしているということ。それをモニターで見せられて説明を受けたジョニー・イングリッシュは、今夜ロンドン塔 the Tower of London に赴いて、その王冠が盗まれないように監視する役目を言い渡された。 【ジョニー・イングリッシュ 第07段落】 ロンドン塔では上流階級の人々が招かれて、ホール中央の特別ガラス製のケースに飾られた王冠を囲んで和やかにパーティをしている。そのケースはちょっとの振動でもガラスの外側を鋼鉄のケースが堅く覆ってしまうという、厳重な警備のシロモノだ。ジョニー・イングリッシュは自信たっぷりの顔でその場に来ている。ここでは正体不明の美女を目撃するが、実は彼女はローナ・キャンベル(ナタリー・インブルーリア)という国際刑事警察機構 International Criminal Police Organization つまりインターポル Interpol の人物である。007でならボンド・ガールという立場の女性なのだ。 【ジョニー・イングリッシュ 第08段落】 ここで、フランス人のパスカル・サーヴァージュが挨拶するので、ジョニー・イングリッシュは注意深く観察する。すると突然の停電が起こって、そのドサクサに紛れて王冠は消えてしまった。パスカル役のジョン・マルコヴィッチは普段からしてユニークな芸風と風貌であるが、この映画でも役にはまりきっていて実に滑稽である。話す英語が、よくまあ、と感心するようなフランス語なまりなのが巧い。 【ジョニー・イングリッシュ 第09段落】 こんな厳重な筈の警備をすり抜けて、どうやって泥棒は盗んでいったのか? ジョニー・イングリッシュと助手のバフは下から穴が掘られているのを発見し、降りてみる。そこから地下道が続いていて、顔を出すと、そこは王冠を持った二人の男がいた。ここからはロンドンの街が写り、アストン・マーチンと犯人の車のカーチェイスが始まる。でもスピードのある華麗なカーチェイスではなくて、ここではコメディだから、レッカー移動されたアストン・マーチンがレッカー車から吊り上げられたり下げられたり、揺られたり。そうして追いついた車は墓地へ。墓地では牧師(ネヴィル・フィリップス: 『 ロイヤル・セブンティーン (2003) WHAT A GIRL WANTS 』等に出演)が仕切って埋葬の真っ最中。そういう悲しみの遺族達を犯人と間違えたり、というドジが続く。 【ジョニー・イングリッシュ 第10段落】 盗んだ王冠を手にして、パスカル・サーヴァージュは更なる野望を抱いてほくそ笑む。 200 年前にパスカルの先祖が英国の王座を継承すべきだった。だから王座は自分に戻るべきだ、とパスカルは主張している。しかし、英国王になるには、カンタベリー大主教(オリヴァー・フォード・デイヴィス: 『 いつか晴れた日に (1995) SENSE AND SENSIBILITY 』 『 理想の結婚 (1999) AN IDEAL HUSBAND 』等に出演)による戴冠が必要である。イギリス国教会のカンタベリー大主教は、 国王の戴冠式、王族の洗礼、結婚式、送葬式を司る役を担っているからだ。そこで、カンタベリー大主教の頭部を極秘にデジタル測定して、そっくりのマスクを作って、偽物を創り出す。 【ジョニー・イングリッシュ 第11段落】 ジョニー・イングリッシュの諜報部員としての無能ぶりはそりゃヒドイ。駐車場での犯人との撃ち合いでもいくらでもヘマをするしで、諜報部員としての「いろは」を全然知らないのだ。武器の扱いも失敗ばかり。この後のシーンは、あの怪しい女性ローナ・キャンベルをつけて寿司屋へ。ここはロンドンのウォータールー駅 Waterloo 付近の回転寿司チェーン「 Yo! Sushi 」という実際の店だという。寿司を「東洋の神秘 mystery of the Orient 」だと言い、へんな箸のこすり方をし、へんな日本語を使って、ローナ・キャンベルと並んで腰掛けたジョニー・イングリッシュ。ネクタイを回転ベルトに挟まれたドタバタの間に女性には逃げられる。 【ジョニー・イングリッシュ 第12段落】 次は空から。ジョニー・イングリッシュと助手のバフは真っ暗な夜の空から、パラシュートでパスカル・サーヴァージュの会社のあるビルに降下することになった。先ずバフが飛び降りて、該当の階まで窓の外を滑り降りることに成功。今度はジョニー・イングリッシュが降下すると、横にあるそっくりのビルだった。拳銃を突きつける相手が医師や患者や看護士でも気付かないお馬鹿さん。窓の向こうにサーヴァージュの会社があると気付いた時には、病院の防犯訓練だったと嘘をついてその場を離れる。ジョニー・イングリッシュは失敗ばかりして、上司のペガサスに怒られ、この事件から離れるように命じられてしまった。 【ジョニー・イングリッシュ 第13段落】 イングランド東部、ノーフォーク Norfolk にあるサンドリガム宮殿 Sandringham House は女王の御用邸。ここに押し入ったサーヴァージュの部下達は、王座を渡す書類に著名させようと女王に迫る。女王が拒否すると、ピストルを当てて脅かすが、それが人間でない。女王の有名な愛犬ウェルシュコルギー Welsh Corgy であるところが笑わせてくれた。それに加えて、女王はそれを見てすぐに著名してしまうところも、犬好きとして微笑ましかった。 【ジョニー・イングリッシュ 第14段落】 こうしてパスカル・サーヴァージュは英国の新国王となる準備が進められていく。祝いの行事が行われ、エリザベス女王に替わってパスカル・サーヴァージュのジョン・マルコヴィッチの顔がお札に印刷されていく。街は新王誕生の興奮で渦巻く。しかし、よその国の男に英国の王になってもらってはならない。ジョニー・イングリッシュは国際刑事警察機構のローナ・キャンベルに勇気付けられて、再度行動を開始した。イングランド南東部ケント Kent 州のドーバー港 Port of Dover のフェリーターミナルから北フランスへ、二人を乗せたアストン・マーチンは突っ走る。 【ジョニー・イングリッシュ 第15段落】 この地の城(シャトー Chateau )に到着し、サーヴァージュがいる筈の内部を探りに侵入する。ここでも集団トイレの落下物のキチャナイ洗礼を浴びても屈せず、ジョニー・イングリッシュは危険を知らないが故に果敢に進む。すると、パスカル・サーヴァージュが招待客たちに自分の構想を聞かせているのに遭遇した。それは英国全刑務所計画だった。世界中の二十万人もの囚人達を英国に移動して、英国全体を世界最大の刑務所にしようという壮大な最悪の計画なのだ。ジョニー・イングリッシュはそのディスクを奪うつもりだったが、別のディスクを拾ってしまった。・・・ ▲TOPへ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 【ジョニー・イングリッシュ 第16段落】 ロンドンはフランス国歌がBGMに流れ、新王の戴冠式を迎えてお祭り騒ぎになっている。ウェストミンスター寺院 Westminster Abbey では、パスカル・サーヴァージュが王冠を頭に載せてもらう瞬間を余裕の表情で待っている。そして、戴冠式を行うカンタベリー大主教が、三人の選ばれた主教 bishop に同意を確認していく。イングランド England と、スコットランド Scotland と、ウェールズ Wales の三人の主教たちだ。スコットランド主教役は 『 フロム・ヘル (2001) FROM HELL 』のジェームズ・グリーン。すると、変装していたイングランド主教こそジョニー・イングリッシュだった。 【ジョニー・イングリッシュ 第17段落】 彼は、パスカル・サーヴァージュが王冠を盗んだ犯人であり、王座まで奪おうとしていると、暴く。生憎、にせものだと思ったカンタベリー大主教は本物で、英国全刑務所計画のディスクは、ジョニー・イングリッシュ自身のオバカなヴィデオだったが。ジョニー・イングリッシュは捕らわれそうになって必死に動いている間に、自分が王座に座り、そのタイミングで戴冠されてしまった。即ち国王となってしまったジョニー・イングリッシュは自分でもびっくりするが、落ち着いた声で、パスカル・サーヴァージュを閉じ込めろ、と命令する。それと同時に、臨席していた人達の間では、英国の無事を喜ぶ歓声が轟く。 【ジョニー・イングリッシュ 第18段落】 バッキンガム宮殿 Buckingham Palace で女王に感謝されているのはジョニー・イングリッシュ。彼は"恐れを知らない。危険を知らない。そして、な〜んにも解っちゃいない。"のに、国家の最大の危機を救ったのだ。こんなジェームズ・ボンドのパロディは、本家イギリスでは大受けしている。でも、あまりにも古風なドジの連続は、面白いと思う人もいれば陳腐だと感じる人もいて、二分されるかもしれない…。 以上。 <もっと詳しく>からスペースを含まず5563文字/文責:幸田幸 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト(英語版) http://www.johnny-english.com/ 『ジョニー・イングリッシュ』Johnny English (2003) http://britannia.cool.ne.jp/cinema/title/johnny_english.html 英国秘密情報部 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ohgai/1356/sis.htm 英国国教会 http://www.christian.jp/history/index8.htm いつも参考にしておりますallcinema ONLINE さんには、2003年07月30日の時点で[ 解説 ]は出ていませんので、これをアップしました。Thanks to allcinema ONLINE. |
|||||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ジョニー・イングリッシュ 』の更新記録 2003/07/30新規: ファイル作成 2004/12/25更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 2005/10/06更新: ◆追記 |
|||||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||||
幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
「映画の森てんこ森」へ | 「旅行の森てんこ森」へ | |||||||
映画解説・レヴュータイトル一覧表
|
幸のイタリア各都市情報へ 136x70 |
|||||||
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。 貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。 |
||||||||
© 2003-2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved. |