彼女の人生の役割 (LE ROLE DE SA VIE)＠映画の森てんこ森

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彼女の人生の役割 (仮題) (2004)

LE ROLE DE SA VIE

幸の観たい度：８つ星　

■映画『彼女の人生の役割 (仮題) LE ROLE DE SA VIE 』のポスター、予告編および映画データ

彼女の人生の役割　LE ROLE DE SA VIE

ポスターはhttp://www.europeanfilms.net/
より引用させて頂きました。

Links:	Official Web Site
Trailers:

上映時間 Runtime：	1:40
製作国 Country：	フランス　France
製作会社 Production Company：	Les Films du Kiosque [fr] Studio Canal [fr] France 2 Cinéma [fr] Canal+ [fr] / Gimages 6 [fr] Ciné Cinémas [fr] Cofimage 13 [fr] Sogécinéma 2 [fr] Natexis Banques Populaires Images 3 [fr] Région Ile-de-France [fr] Centre National de la Cinématographie (CNC) [fr]
全仏配給会社 Distributer：	Mars Distribution [fr]
全仏初公開 Release Date：	2004/06/16
日本初公開 R. D. in Japan：	調査中
日本公開情報：	調査中
ジャンル Genre：	ドラマ　Drama
MPAA Rating 指定：	Switzerland:7
日本語公式サイト	調査中

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』の解説

　映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』は日本で公開されるか未定だが、 2005 年セザール賞で現時点 2005/02/13 でカリン・ヴィアールが主演女優賞にノミネートを始め、諸々の受賞等をしているので調べてみた。仮邦題『彼女の人生の役割』とはフランス語の原題「 Le rôle de sa vie 」の直訳で、ユニフランスＨＰに従っておく。
　ストーリーはアニエス・ジャウィ扮する派手な女優と、ひょんなことから付き人となったカリン・ヴィアール扮する地味な正反対のタイプの女性の二人の心の葛藤やロマンスの行方を追う。

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■映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』の主なスタッフ

○『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』脚本：ロジェ・ボーボ
『陽のあたる場所から　(2003) STORMY WEATHER 』
『やさしい嘘　(2003) DEPUIS QU'OTAR EST PARTI (原題) / SINCE OTAR LEFT (英題) 』
『キングス＆クイーン　(2004) ROIS ET REINE (仏題) / KINGS AND QUEEN (英題) 』

○『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』編集：リュック・バルニエ
『オーギュスタンの恋々風塵　(1999) AUGUSTIN ROI DU KUNG-FU (原題) / AUGUSTIN KING OF KUNG FU (米題) 』
『 DEMONLOVER　(2002) DEMONLOVER 』
『イザベル・アジャーニの惑い　(2002) ADOLPHE 』
『クリーン (原題) (2004) CLEAN 』

○『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』配役：リシャール・ルソー
『リード・マイ・リップス　(2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』
『恍惚　(2003) NATHALIE... 』

○『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』音楽：フィリップ・ロンビ
『スイミング・プール (2003) SWIMMING POOL 』
『世界でいちばん不運で幸せな私　(2003) JEUX D'ENFANTS (原題) / LOVE ME IF YOU DARE (英題) 』
『みんな誰かの愛しい人　(2004) COMME UNE IMAGE (原題) / LOOK AT ME (英題) 』
『ふたりの５つの分かれ路　(2004) 5X2 』

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■映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』の主なキャスト

●アニエス・ジャウィ as エリザベート・ベッケル
『ブラウン夫人の秘めごと (仮題) (2002) 24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME (原題) / 24 HOURS IN THE LIFE OF A WOMAN (英題) 』
『みんな誰かの愛しい人　(2004) COMME UNE IMAGE (原題) / LOOK AT ME (英題) 』

●カリン・ヴィアール as クレール・ロシェ

●エドゥアール・ベール as 本人
『ミッション・クレオパトラ　(2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題) 』

●ホセ・ガルシア as 本人
『ブランシュ　(2002) BLANCHE 』

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■映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』のあらすじ
※本作『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　映画『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』の「彼女」というのは、先に結末から言ってしまえば二人のヒロインのどちらにも当てはまること。一人は、エリザベート・ベッケル（アニエス・ジャウィ）という有名な映画女優。葉巻の火も自分で点けずコートも自分で着ないという‘女王さま’。もう一人は、「エル ELLE 」誌に勤める地味な暮らしのＯＬ、クレール・ロシェ（カリン・ヴィアール）。クレールはジャーナリストとは言え、タイピストをしている目立たない存在の大人しい女性だ。クレールは大女優エリザベート・ベッケルの大ファンである。雑誌の表紙を頻繁に飾るエリザベート・ベッケルは憧れの的だ。

　そんなクレールが、ある晩、編集長からその女優エリザベート・ベッケルを車で送る役目を言い渡された。エリザベートはアポのあるイヴェントに行かねばならないのに、自由になる車がなく、もう遅れそうになっているので急遽そうなった次第。クレールとしたら、憧れの大女優とそんなに身近に接する機会を与えられて大感激だ。けれども、車がパリ Paris の大通りで大渋滞に巻き込まれて二進も三進もいかなくなると、エリザベートはさんざん悪態をついて下車してしまった。後味の悪い幕切れであった。クレールはセレブを車に乗せられて喜んだのも束の間、次の瞬間には渋滞という不可抗力なのにセレブに邪険にされてしまうという事実に人生暗くなる。

　翌日、出勤すると、クレールは女優エリザベート・ベッケルとばったり再会した。エリザベートは昨晩のことを謝る。そしてお喋りしているうちに仲良くなって、仕事絡みでなくて時たま会うようになった。エリザベートは自分のアパルトマンから一歩でも外に出れば‘女優’の顔をしなければならないのが常だ。でもクレールとはお喋りとかを楽しめると感じた様子。一方、クレールは内気で物静かで誰にでもよき相談相手となるような大人しい女性で、そんなクレールにエリザベートは心を許したのだろう。

　さて、そこに現れるのがステキな男性。クレールのオフィスの中庭の庭師をしているのがマチアス・キュルヴァル（ジョナサン・ザッカイ）。クレールは彼にときめいて、声をかけてみたくとも、生来のシャイな性質でそんな大胆なことはできない。ある時、クレールが女優エリザベートとその脇を通ると、エリザベートも同様にマチアスに魅せられた様子で話しかける。しかし、エリザベートが声をかけているのに、マチアスはそんなセレブには一向に見向きもせず、素人女性のクレールと会話したのだ。

　女優エリザベートが撮影でスペイン Spain に行くことになると、クレールに公式の付き人になるように依頼してきた。二人は先ずフランス南東部の地中海に臨むマルセイユ Marseilles （
『ＴＡＸｉ　(1997) TAXI 』
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン　(2002) CATCH ME IF YOU CAN 』
『ボーン・アイデンティティー　(2002) THE BOURNE IDENTITY 』
『モンテ・クリスト伯　(2002) THE COUNT OF MONTE CRISTO 』
『マルセイユ・ヴァイス　(2003) GOMEZ & TAVARES (原題) / PAYOFF (英題) 』
『永遠の語らい　(2003) A TALKING PICTURE 』
『レクイエム　(2004) WAKE OF DEATH / AFTER DEATH 』等、参照）に向かい、そこで撮影の一部をこなす予定。ただし、実際のこの映画『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』のロケは全てパリである。

　すると、マルセイユの鉄道の駅に‘ある友人’を迎えに行ってほしいとエリザベートは付き人クレールに頼んだ。誰だろう…。それは、何と、あのオフィスの庭師マチアスだったのだ。セレブにはあんな無視の態度をとっていたのに、いつの間にかそんな仲に？何と言っても大スターにはマイっちゃったのか？・・・こういうストーリーの展開で、結論は、冒頭に述べたように「彼女の人生の役割」というのは二人のヒロインどちらにも当てはまる「役割」ということ。女優は女優としての名声とオーラと支配欲で、付き人でありファンである地味なフツーの女性はそれなりで、どちらにもいいものがあり、どちらにも果たす役割がある、という映画のようだ。だから、マチアスとの恋の行方も察しがつきそう。

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■映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』の受賞

★『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』は、2005年2月13日現時点で、セザール賞 2005 Cesar Awards (Les César du Cinéma) , France にノミネートされている。
・カリン・ヴィアールが女優賞 Best Actress (Meilleure actrice) ノミネート

★『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』は、カナダのモントリオール世界映画祭 2004 Montréal World Film Festival で二部門の受賞と一つノミネートに輝く。
・カリン・ヴィアールが女優賞 Best Actress 受賞

・ジェローム・ボージュールとロジェ・ボーボとフランソワ・ファヴラとジュリー・ロペス＝キュルヴァルが脚本賞 Best Screenplay 受賞

・監督・脚本のフランソワ・ファヴラが、南北アメリカ大賞？ Grand Prix des Amériques ノミネート

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■映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』のトリビア

　因みに、『彼女の人生の役割 (仮題) Le Rôle De Sa Vie 』の二人の各役割ということで、クリント・イーストウッド Clint Eastwood 主演の映画『続・夕陽のガンマン／地獄の決斗　(1966) THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY 』での台詞“ You see in this world there's two kinds of people my friend, those with loaded guns, and those who dig... ”というのを言及しているフランスのサイトもある。幸の直訳：「なぁお前、世の中には二種類の人間がいる。弾丸を込めた拳銃を持った奴と、（自分の墓穴を）掘る奴だ。」クリント・イーストウッドは近年は：
『マディソン郡の橋　(1995) THE BRIDGES OF MADISON COUNTY 』
『スペースカウボーイ　(2000) SPACE COWBOYS 』
『ブラッド・ワーク　(2002) BLOOD WORK 』
『ミリオンダラー・ベイビー　(2004) MILLION DOLLAR BABY 』等に出演など、
『ミスティック・リバー　(2003) MYSTIC RIVER 』等に監督・製作など。こういう台詞が「二人の役割」で引き合いに出されるくらいの映画の大御所なんだ。

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【『彼女の人生の役割 (仮題) LE ROLE DE SA VIE 』のスタッフとキャスト】

監督：フランソワ・ファヴラ　François Favrat　(Directed by)
製作：フランソワ・クラウス　François Kraus　(producer)
　　　　ドゥニ・ピノ―＝ヴァランシェンヌ　Denis Pineau-Valencienne　(producer)
脚本：ジェローム・ボージュール　Jérôme Beaujour　(Writing credits)
　　　　ロジェ・ボーボ　Roger Bohbot　(Writing credits)
　　　　フランソワ・ファヴラ　François Favrat　(Writing credits)
　　　　ジュリー・ロペス＝キュルヴァル　Julie Lopes-Curval　(Writing credits)
撮影：パスカル・マルティ　Pascal Marti　(Cinematography by)
編集：リュック・バルニエ　Luc Barnier　(Film Editing by)
　　　　ヴァンサン・レヴィ　Vincent Lévy　(Film Editing by)
配役：ナタニエル・エステル　Nathaniele Esther　(Casting by)
　　　　リシャール・ルソー　Richard Rousseau　(Casting by)
音楽：フィリップ・ロンビ　Philippe Rombi　(Original Music by)

出演：アニエス・ジャウィ　Agnès Jaoui as Elisabeth Becker
　　　　カリン・ヴィアール　Karin Viard as Claire Rocher
　　　　ジョナサン・ザッカイ　Jonathan Zaccaï as Mathias Curval
　　　　マルシアル・ディフォンゾ・ボ　Marcial Di Fonzo Bo as Luis
　　　　クロード・クレチアン　Claude Crétient as Laurent Bompard
　　　　ローラン・ラフィット　Laurent Lafitte as Arnaud
　　　　ドゥニ・セバ　Denis Sebbah as Franck
　　　　フランシス・ユステール　Francis Huster as Un comédien à la soirée
　　　　エドゥアール・ベール　Edouard Baer as Himself
　　　　ホセ・ガルシア　José Garcia as Himself

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　AlloCine : Cinema
　　　　　　Cinopsis (Le Role De Sa Vie)
　　　　　　　http://www.cinopsis.be/rev_main.cfm?lang=fr&ID=3696&rr=1
　　　　　　european-films.net
　　　　　　　http://www.europeanfilms.net/reviews/2004/rolede.html

■映画『彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』の更新記録
2005/02/13新規：ファイル作成
2005/03/11更新： ◆リンク追記
2005/04/29更新： ◆データ追加
2006/06/06更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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