トゥルーへの手紙＠映画の森てんこ森

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トゥルーへの手紙　(2004)

A LETTER TO TRUE

幸の観たい度：８つ星　

■映画『トゥルーへの手紙　A LETTER TO TRUE 』のポスター、予告編および映画データ

トゥルーへの手紙

Links:	Official Web Site
Trailers:	ここで観られます。

上映時間 Runtime：	1:18
製作国 Country：	アメリカ　USA
製作会社 Production Company：	Just Blue Films Inc. [us] Little Bear Productions [us]
全米配給会社 Distributer：	Zeitgeist Films [us]
全米初公開 Release Date：	2004/05/05 (Tribeca Film Festival)
日本初公開 R. D. in Japan：	2005/10/01　予定
日本公開情報：	キネティック
ジャンル Genre：	ドキュメンタリー　Documentary
MPAA Rating 指定：	Not rated.
日本語公式サイト
http://www.alettertotrue.com/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『トゥルーへの手紙　(2004) A LETTER TO TRUE 』の解説

　『トゥルーへの手紙』の「トゥルー」は犬の名前。『トゥルーへの手紙』は、監督・脚本のブルース・ウェバーが自分の愛犬に手紙をしたためながら犬への愛情を詠うというドキュメンタリー映画である。『トゥルーへの手紙』には動物を愛する各界の名士らが登場して、各々がペット、いやライフコンパニオンへの敬愛の情を語る。そして平和と犬との関係に進展させてもいる。俳優ではダーク・ボガードやエリザベス・テイラーが記録画像で登場。

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■映画『トゥルーへの手紙　(2004) A LETTER TO TRUE 』の主なスタッフ

○『トゥルーへの手紙』の監督・脚本：ブルース・ウェバー
『くたばれ！ハリウッド　(2003) THE KID STAYS IN THE PICTURE 』に記録画像

○『トゥルーへの手紙』の撮影：ピート・ツッカリーニら
『デンジャラス・ビューティー２　(2005) MISS CONGENIALITY: ARMED AND FABULOUS 』
『 AFTER THE SUNSET (2004) 』
『モーターサイクル・ダイアリーズ　(2004) THE MOTORCYCLE DIARIES 』
『パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち　(2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』等で水中撮影

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■映画『トゥルーへの手紙　(2004) A LETTER TO TRUE 』の裏方さん

○『トゥルーへの手紙』の音響： Maurice Schell
『シカゴ　(2002) CHICAGO 』
『サイン　(2002) SIGNS 』
『ミッション・トゥ・マーズ　(2000) MISSION TO MARS 』
『サイダーハウス・ルール　(1999) THE CIDER HOUSE RULES 』

○『トゥルーへの手紙』の音響： Tom Fleischman
『シンデレラマン　(2005) CINDERELLA MAN 』
『アビエイター　(2004) THE AVIATOR 』
『トゥー・ウィークス・ノーティス　(2002) TWO WEEKS NOTICE 』
『ギャング・オブ・ニューヨーク　(2001) GANGS OF NEW YORK 』
『ジョンＱ－最後の決断－　(2002) JOHN Q 』
『ショコラ　(2000) CHOCOLAT 』

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■映画『トゥルーへの手紙　(2004) A LETTER TO TRUE 』の主なキャスト

●ジュリー・クリスティ as ナレーター＠トゥルーへの手紙
『ネバーランド　(2004) FINDING NEVERLAND 』
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人　(2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN 』
『トロイ　(2004) TROY 』

●マリアンヌ・フェイスフル as ナレーター＠トゥルーへの手紙
『ソン・フレール ―兄との約束―　(2003) SON FRERE (原題) / HIS BROTHER (英題) 』
『橋の上の娘　(1999) LA FILLE SUR LE PONT 』等で作詞と歌手

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■映画『トゥルーへの手紙　(2004) A LETTER TO TRUE 』のあらすじ
※本作『トゥルーへの手紙』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　映画『トゥルーへの手紙』では監督・脚本のブルース・ウェバーが自分の愛犬「トゥルー」に手紙を書く。『トゥルーへの手紙』の原題「 A Letter to True 」で単数形になっているが、手紙は実際には複数だ。その手紙を三人のナレーターが読んでいって映画は犬達を映し出す。ナレーターは、ジュリー・クリスティとマリアンヌ・フェイスフルという女優二人と、ブルース・ウェバー自身だ。「トゥルー」とはブルース・ウェバーの飼育している数匹のゴールデン‐レトリーバー（ゴールデン・リトリーバー Golden Retriever ）のうちの一番年下のワンちゃんの名である。

　犬は日の出に海に跳びこんで行って、後で針治療を施されたり、芝生を駆け回ったり、海でしぶきを上げ小型ヨットで身を乗り出したり、ソファーで満足げに眠り込んだり。犬がどんなに可愛いものであるかを見せる。

　『名犬リンチンチン<TV>　(1954) RIN-TIN-TIN 』や『名犬ラッシー　(1946) COURAGE OF LASSIE 』という往年の人気ＴＶ番組・人気映画のシーンも出てくる。リンチンチンは騎兵隊所属のシェパード German Shepherd 。映画『名犬ラッシー』では、まだ 14 歳だったエリザベス・テイラーが主演している。少女の親友はコリー Collie のラッシーだ。また、俳優では、ブルース・ウェバーの友人であるダーク・ボガードとボガードの男性の恋人（ボガードはゲイだったそうで）の自作映画も映る。ダーク・ボガードは犬でも特に短脚長身のウェルシュ・コーギー Welsh Corgi マニアだった。ボガードの足元を犬がくるくる回っている。

　ケリー・アマンという動物のブリーダーと息子達のインタヴューもある。ケリー・アマンは既婚男性としか付き合わない女性で、家には息子達の他に、馬やラバや犬がいる。そして彼女が語るには、 9/11の米国同時多発テロの反応として、農場に飼っている動物達は備わった特殊感覚で沈黙してしまったという。この話から、ニューヨークの犬達の白黒のモンタージュ（小画面の急速な連続）に展開する。 9/11でブルース・ウェバーは友人を亡くしているので、マンハッタン Manhattan を映して、犬がカフェでアイスクリームを舐めているシーンに繋げてしんみりさせる。

　ブルース・ウェバーの進路を影響づけたベトナム戦争のライフ誌報道写真家ラリー・バローズ Larry Burroughs に関する話も出てくる。兵士が抱いて犬が登場。ハイチ Haiti 人の難民のアメリカ入国の際の拘留問題も。オーストラリアのサーフィン・クラブ（ゴールデン・リトリーバーがサーフィンしている！）も出てくる。黒人差別問題と地位向上に非暴力で取り組んだ牧師マーティン・ルーサー・キングＪｒ Martin Luther King, Jr. の興味深いスピーチもある。そこでは"Dogs for Peace （直訳：平和には犬を）"というスローガンを身につけたワンちゃんも出て、こういう色々な場面で、犬を登場させるのだ。

　マリアンヌ・フェイスフルのナレーションは、スティーヴン・スペンダー Stephen Spender の詩「 I Think Continually of Those Who Were Truly Great （直訳：私は真に偉大だった者たちのことを絶えず考える）」を朗読する。そしてその内容は水中を戯れている二匹のゴールデン・リトリーバーの姿とかぶる。カメラは最高に美しい。一つの‘スケッチ’から次の‘スケッチ’へはスムースに進み、有名歌手達の曲が絶え間なく流れる。例えば、ドリス・デイ Doris Day 、ブレンダ・リー Brenda Lee 、レイ・チャールズ Ray Charles （『 Ray／レイ　(2004) RAY 』参照）、タルーラ・バンクヘッド Tallulah Bankhead 、ジミー・デュランテ Jimmy Durante らといったアーティスト達だ。最後には、動物愛護家エリザベス・テイラーの感動的な逸話に戻る。

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■映画『トゥルーへの手紙　(2004) A LETTER TO TRUE 』のトリビア

【トゥルーへの手紙のトリビア　その１】　　犬がテーマの映画は近年では『いぬのえいが　(2004) 』や
『わが家の犬は世界一　(2002) CALA, MY DOG! 』等が、
　また「～への手紙」では
『 Dear フランキー　(2004) DEAR FRANKIE 』
『レオポルド・ブルームへの手紙　(2002) LEOPOLD BLOOM / LEO 』
『雲　息子への手紙　(2001) NUAGES: LETTRES A MON FILS (仏題) / CLOUDS: LETTERS TO MY SON (英題) 』等があるけど、ワンちゃんへの手紙というのは『トゥルーへの手紙』しかないかな。

【トゥルーへの手紙のトリビア　その２】　　『トゥルーへの手紙』のロケはニューヨーク州南東部のロング・アイランド Long Island, New York で行われた。ここが使われた映画は『トゥルーへの手紙』以外にも：
『ダーク・ウォーター　(2004) DARK WATER 』
『エターナル・サンシャイン　(2004) ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』
『クライシス・オブ・アメリカ　(2004) THE MANCHURIAN CANDIDATE 』
『バース　(2004) BIRTH 』
『スクール・オブ・ロック　(2003) THE SCHOOL OF ROCK 』
『隣のリッチマン　(2003) ENVY 』
『恋愛適齢期　(2003) SOMETHING'S GOTTA GIVE 』
『プール　(2002) SWIMFAN / SWIMF@N 』等がある。

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【『トゥルーへの手紙』のスタッフとキャスト】

監督：ブルース・ウェバー　Bruce Weber　(Directed by)
製作：ナン・ブッシュ　Nan Bush　(producer)
　　　　エヴァ・リンドマン　Eva Lindemann　(line producer)
脚本：ブルース・ウェバー　Bruce Weber　(Writing credits)
撮影： Evan Estern　(Cinematography by)
　　　　ジム・フィーリイ　Jim Fealy　(Cinematography by)
　　　　Shane Sigler　(Cinematography by)
　　　　Theo Stanley　(Cinematography by)
　　　　ピート・ツッカリーニ　Pete Zuccarini　(Cinematography by)
編集： Chad Sipkin　(Film Editing by)
美術： Dimitri Levas　(Art Direction by)
音楽：ジョン・レフトウィッチ　John Leftwich　(Original Music by)

出演：ジュリー・クリスティ　Julie Christie as Narrator
　　　　マリアンヌ・フェイスフル　Marianne Faithfull as Narrator
　　　　ブルース・ウェバー　Bruce Weber as Narrator
　　　　Dr. Thomas Sessa as Himself
　　　　ジェラルド・ジョンソン　Dr. Gerald Johnson as Himself
　　　　Marleine Bastein as Herself
　　　　アリス・タリー・ジェンセン　Alicia Tully Jensen as Herself
　　　　ウィル・タント　Will Tant as Himself
　　　　ジョン・マーティン　John Martin as Himself
　　　　Reinaldo Posada as Himself
　　　　Iedo Ivo Lins Lima as Himself
　　　　ケリー・アマン　Kelly Ammann as Herself
　　　　Anthony Auello as Himself
　　　　ビル・ケイシー　Bill Casey as Himself
　　　　チャールズ・ビンヤン　Charles Binyan as Himself
　　　　ロバート・コート　Robert Cote as Himself
　　　　Shannon Defricke as Herself
　　　　Garrett Griffin as Himself
　　　　マシュー・ランカスター　Matthew Lancaster as Himself
　　　　ルーク・ランカスター　Luke Lancaster as Himself
　　　　Justin Paoletti as Himself
　　　　ポール・スミス　Paul Smith as Himself
　　　　ダーク・ボガード　Dirk Bogarde as Himself (archive footage)
　　　　エリザベス・テイラー　Elizabeth Taylor as Herself (archive footage)

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『トゥルーへの手紙　(2004) A LETTER TO TRUE 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　　http://bruceweber.com/

■映画『トゥルーへの手紙』の更新記録
2005/06/12新規：ファイル作成
2005/09/25更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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