ディアー・フランキー DEAR FRANKIE
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Dear フランキー (2004)
DEAR FRANKIE
 映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』を紹介します。映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』は 2005/02/19 の時点で邦題が分からなかったので「ディアー・フランキー」としておいたら『 Dear フランキー 』と決まった。

 映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の主なスタッフ
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の主なキャスト
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』のあらすじ
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の受賞
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』のスタッフとキャスト
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 Dear フランキー 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の完全ストーリー
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』のポスター、予告編および映画データ
Dear フランキー
Dear フランキー
Links:  Official Web Site
Trailers: Quick Time:
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 300k  500k
上映時間 Runtime: 1:46
製作国 Country: イギリス
UK
製作会社
Production Company:
Pathé Pictures Ltd. [gb]
Scorpio Films Ltd. [gb]
Sigma Films Ltd. [gb]
Scottish Screen [gb]
全米配給会社 Distributer: Miramax Films [us]
全英初公開 Release Date: 2005/01/21 (limited)
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/初夏 予定
日本公開情報 : ワイズポリシー=シネカノン
ジャンル Genre: ドラマ
Drama
MPAA Rating 指定: Rated PG-13 for language.
日本語公式サイト
http://www.wisepolicy.com/dear_frankie/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』の解説

 『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』は『 DEAR WENDY ディア・ウェンディ (2005) DEAR WENDY 』と似たタイトル。
 『 Dear フランキー 』のフランキーとは9歳の耳の聞こえない男の子の名前。母親リジーに連れられ、父親から逃げて旅を続けている。息子には、父親は船員で航海していて不在なのだと嘘をついてきた。母親が父の振りをして手紙をフランキーに書くからタイトルが『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』なのだ。ある日、その船と同じ名の船が入港することが分かり、フランキーは父に会えると大喜び。母は真実を告げようか、それとも、父親の代役をしてくれる誰か知らない人に頼もうかと思案に暮れる・・・。イギリス映画だけあって、『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』に携わったスタッフや出演者が目立つ。しっとりとしたハートウォーミングなインディペンデント系作品。

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■映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』の主なスタッフ

○『 Dear フランキー 』の監督・撮影: ショーナ・アーバック
 短編映画が一作あるだけで、長編映画はこれが監督デビュー作となる。

○『 Dear フランキー 』の製作: ジリアン・ベリー
猟人日記 (2003) YOUNG ADAM
ドッグヴィル (2003) DOGVILLE
ディア・ウェンディ (2005) DEAR WENDY 』等の製作や
リトル・ストライカー (2000) THERE'S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE 』 (special thanks)

○『 Dear フランキー 』の製作: マシュー・T・ギャノン
真珠の耳飾りの少女 (2003) GIRL WITH A PEARL EARRING

○『 Dear フランキー 』の製作総指揮: スティーヴン・エヴァンス
コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND

○『 Dear フランキー 』の製作総指揮: フランソワ・イヴェルネル
アドルフの画集 (2002) MAX
真珠の耳飾りの少女 (2003) GIRL WITH A PEARL EARRING
イン・ザ・カット (2003) IN THE CUT

○『 Dear フランキー 』の製作総指揮: ダンカン・リード
真珠の耳飾りの少女 (2003) GIRL WITH A PEARL EARRING
ヴェラ・ドレイク (2004) VERA DRAKE

○『 Dear フランキー 』の音楽: アレックス・ヘッフェス
真夏の夜の夢 (1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
運命を分けたザイル (2003) TOUCHING THE VOID
ICHIGEKI 一撃 (2004) OUT OF REACH

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■映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』の主なキャスト

●エミリー・モーティマー as リジー・モリソン@Dear フランキー
エリザベス (1998) ELIZABETH 』
ケミカル51 (2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題)
猟人日記 (2003) YOUNG ADAM

●ジェラルド・バトラー as 見知らぬ人@Dear フランキー
サラマンダー (2002) REIGN OF FIRE
トゥームレイダー2 (2003) LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE
タイムライン (2003) TIMELINE
オペラ座の怪人 (2004) THE PHANTOM OF THE OPERA

●ジョン・ガツェク as アリー@Dear フランキー
猟人日記 (2003) YOUNG ADAM
バットマン ビギンズ (2005) BATMAN BEGINS 』

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■映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』のあらすじ
※本作『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の主人公は母子。リジー・モリソン(エミリー・モーティマー)という若くて美しい母親は、9歳の一人息子フランキー(ジャック・マケルホーン)を連れて絶え間なく住む場を移動している。夫がドメスティック・バイオレンス(家庭内暴力)がひどいので五年前から逃げているのだ。夫は二人の居場所を探るので、同じ地に長くはいられない。そんな父親の姿をフランキーは見たこともないか、幼かったから覚えていないかだ。二人には、フランキーの祖母ネル(メアリー・リガンス)も一緒で、タバコを吸ってばかりいる女性だ。

 三人が今回やって来て暫く落ち着くのはスコットランドの海沿いの町。フランキーは耳が聞こえないというハンディはあるものの、なかなか頭がよくて、読唇術も冴えている。だから、引越ししてきても、直ぐに学校にも慣れた。でもフットボール(英国ではサッカーのこと)は下手なので、地元のガキ大将リッキー・モンロー(ショーン・ブラウン)の苛めの対象になってしまう。そういうフランキーの楽しみは、父親から二週間ごとに届く手紙だ。

 母リジーは、夫の虐待のせいで逃げ回っているという事実は息子には伝えていない。パパは英海軍の艦艇アクラ号 HMS Accra の船乗りさんで世界の海をずっと航海しているのよ、という話をでっち上げているのだ。因みに、 HMS とは Her Majesty's Ship (女王陛下の船)のイニシャルで、英海軍の艦艇には船名の前にそれをつけるそうだ。息子フランキーは母が父親の振りをして書いているとは夢にも思わず、定期的に届く手紙を最大の楽しみにしている。手紙には世界各地の面白い様子が書かれている。‘父’から便りが届けば返事を書き、その返事をまた母が父のふりして書くということを繰り返してきたのだ。

 フランキーは賢い子で、地理に大変興味を持っている。届く手紙の船の位置を世界地図にマークして、父親の航海を想像しては楽しそう。そこへビッグニュース。本物の艦艇アクラ号が近々この地に寄港すると知ったのだ。二人の今いる町の最寄の港はスコットランド中部の港市グラスゴー Glasgow (『 トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING 』『 猟人日記 (2003) YOUNG ADAM 』『 ダニー・ザ・ドッグ (2005) UNLEASHED / DANNY THE DOG 』等のロケ地)だ。フランキーは父親に会えると分かって有頂天である。船がグラスゴーに入港しているのは二週間だ。

 さあ、母リジーは困った。艦艇アクラ号にフランキーの父親なんて乗っていないことを、息子に真実を告げられたものだろうか。「嘘も方便」ということがある。幼い純粋無垢な傷つきやすい心をそのまま平穏にしてあげる方が幸せなのではないだろうか、とリジーは悩む。リジーは、1日だけフランキーのパパを演じてくれそうな男を探そうとして酒場に出かけるが、彼女は娼婦と間違えられて、店から注意される。リジーは愛する息子フランキーのために思い悩んで取った行動が、ふしだらな女にみられてしまってショックを受ける。彼女は公園のベンチで泣き濡れながら夜を明かす。そこに偶然、マリー(シャロン・スモール)が男友だちと楽しい一夜を過ごしたらしく、リジーを見つける。リジーはマリーに“売春婦”と間違われた事や、そうなった訳を話す。マリーはリジーの秘密と彼女のフランキーへの愛情を知って、リジーが求めるような“過去も現在も未来もない男”を探してくれることを約束する。

 マリーは大柄のハンサムな男性(ジェラルド・バトラー)を見つけてきてくれた。そして履歴書不要、報酬は現金でという条件で決まった。

 父親の役をその男性は上手にやってくれる。ポスターを見れば一目瞭然。フランキーが‘父親’に甘えて貴重な一日をどんなに幸福に過ごせたかは言うに及ばない。そしてその男性は‘妻’であることになっているリジーにも当然関心がいった。リジーは初めは躊躇するが、やはり同じ想いを抱いて、ほんの短期間の二人の燃える関係が起こる。けれども、ここがハリウッド映画と違うところで、イギリス映画は大人しい。ハリウッド映画なら、その男性は、母子が逃げている実の夫の所に行ってパンチを食らわせてギブアップさせ、新しい三人家族として明るく幸せに暮らしましたとさ、となるのが常道だけど。もっと地味に、心に傷のある者同士がお互いに護り合いかばい合うという感動作である。・・・もっと詳しく結末まで知りたい方はこちらをクリック>>>

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■映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』の受賞

◎『 Dear フランキー 』は、ハートランド映画祭(米国インディアナポリス) 2004 Heartland Film Festival で
ショーナ・アーバック監督が「クリスタルハート賞 Crystal Heart Award 」に輝いた。
コーラス (2004) LES CHORISTES / CHORISTS 』も同じ賞。

 同映画祭の「ハートランド優秀賞 Heartland Award of Excellence 」は
トゥー・ブラザーズ (2004) TWO BROTHERS 』と
ネバーランド (2004) FINDING NEVERLAND 』が獲得した。

◎『 Dear フランキー 』は、シアトル国際映画祭 2004 Seattle International Film Festival で
ショーナ・アーバック監督が「映画の中の女性レナ・シャープ賞? Women in Cinema Lena Sharpe Award 」に輝いた。

 同映画祭の「女優賞 Best Actress 」は『 そして、ひと粒のひかり (2004) MARIA FULL OF GRACE 』のカタリーナ・サンディーノ・モレノ Catalina Sandino Moreno が受賞。

 同映画祭の「新人監督賞?New Director's Showcase 」は『 心の羽根 (2003) DES PLUMES DANS LA TETE (原題) / FEATHERS IN MY HEAD (英題) 』のトマ・ドゥティエール Thomas De Thier 監督が受賞。
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【『 Dear フランキー 』のスタッフとキャスト】
監督: ショーナ・アーバック Shona Auerbach (Directed by)
製作: キャロライン・ウッド Caroline Wood (producer)
    ジリアン・ベリー Gillian Berrie (co-producer)
    マシュー・T・ギャノン Matthew T. Gannon (co-producer)
    ブライアン・カジンスキー Brian Kaczynski (line producer)
製作総指揮: スティーヴン・エヴァンス Stephen Evans (executive producer)
    アンガス・フィネー Angus Finney (executive producer)
    フランソワ・イヴェルネル François Ivernel (executive producer)
    キャメロン・マクラッケン Cameron McCracken (executive producer)
    ダンカン・リード Duncan Reid (executive producer)
脚本: アンドレア・ギブ Andrea Gibb (Writing credits)
撮影: ショーナ・アーバック Shona Auerbach (Cinematography by)
編集: オラル・ノリー・オティ Oral Norrie Ottey (Film Editing by)
音楽: アレックス・ヘッフェス Alex Heffes (Original Music by)

出演: エミリー・モーティマー Emily Mortimer as Lizzie Morrison
    ジェラルド・バトラー Gerard Butler as The Stranger
    シャロン・スモール Sharon Small as Marie
    ジャック・マケルホーン Jack McElhone as Frankie Morrison
    メアリー・リガンス Mary Riggans as Nell Morrison
    ショーン・ブラウン Sean Brown as Ricky Munroe
    ジェイド・ジョンソン Jayd Johnson as Catriona Murray
    ジョン・ガツェク John Kazek as Ally
    ケイティ・マーフィー Katy Murphy as Miss MacKenzie
    アンナ・ヘプバーン Anna Hepburn as Mrs. Wallace

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 Dear フランキー (2004) DEAR FRANKIE 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.miramax.com/dearfrankie/
■映画『 Dear フランキー DEAR FRANKIE 』の更新記録
2005/02/19新規: ファイル作成
2005/04/02更新: ◆データ追加
2005/06/03更新: ◆タイトル変更
2005/08/03更新: ◆テキスト一部修正と追記
2005/11/26更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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