ポビーとディンガン＠映画の森てんこ森

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ポビーとディンガン　(2005)

POBBY AND DINGAN / OPAL DREAMS

幸の観たい度：８つ星　

■映画『ポビーとディンガン　POBBY AND DINGAN 』のポスター、予告編および映画データ

ポビーとディンガン

ポスターは公式サイト
より引用させて頂きました。

Links:	Official Web Site
Trailers:

上映時間 Runtime：	1:30
製作国 Country：	オーストラリア／イギリス Australia / UK
製作会社 Production Company：	Academy Features Ltd. BBC Films Sherman Pictures (Pobby and Dingan) Pty. Ltd. South Australian Film Corporation UK Film Council
英米配給会社 Distributer：	Renaissance Films
全仏初公開 Release Date：	2005/12/21　予定
日本初公開 R. D. in Japan：	2005/11/26　予定
日本公開情報：	ギャガ・コミュニケーションズ
ジャンル Genre：	コメディ／ドラマ Comedy / Drama
MPAA Rating 指定：	調査中
日本語公式サイト
http://c.gyao.jp/pobbydingan/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN 』の解説

　『ポビーとディンガン』は、ベン・ライスというまだ若い英国人作家が書いた同名の物語「 Pobby and Dingan （邦題：ポビーとディンガン）」（アーティストハウス / [訳]雨海弘美）の映画化である。「ポビーとディンガン」というのは、姿の見えない友達の名前。ある少女にだけ見える親友ポビーとディンガンが突然見えなくなり、少女は病気にさえなってしまう。「ポビーとディンガン」なんて妄想だと思っていた人達はだんだん「ポビーとディンガン」探しに協力して夢中になってくれる。『ポビーとディンガン』は、目には見えないものを信じるという大切さを教えてくれているのだ。

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■映画『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN 』の原作者

　『ポビーとディンガン』の原作者ベン・ライス（1972- ）は、イングランド南西部デボン州のティバートン Tiverton, Devon, England というところの生まれ。教師と薬剤師の両親のもとで、子供時代から詩をたくさん書いていた。ニューカッスル大学 Newcastle University で英文学を学び、その後オックスフォード Oxford では、大学教員であり詩人であり編集者であるクレイグ・レイン Craig Raine に推奨されて著作活動に入る。
　ベン・ライスは執筆関係の奨学金でオーストラリアに旅行し、オパール鉱山の地ライトニング・リッジ Lightning Ridge を訪れた。後にパートナーとなって子供をもうけることになった運命の女性とここで出会う。このオパール鉱山の町での体験が、この映画『ポビーとディンガン』の原作「ポビーとディンガン」となったのだ。ベン・ライスは帰国してからロンドンで「ポビーとディンガン」を執筆し、世界中の数多くの言語で出版されている。

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■映画『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN 』のトリビア

　映画『ポビーとディンガン』の英語原題は「 POBBY AND DINGAN 」の他に「 OPAL DREAMS （オパールの夢）」とも呼ばれる。英国人の若い原作者ベン・ライスのオーストラリアのオパール鉱山の町での体験から、そういうタイトルになっているのだ。

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■映画『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN 』の主なスタッフ

○『ポビーとディンガン』の監督・脚本：ピーター・カッタネオ
『フル・モンティ　(1997) THE FULL MONTY 』

○『ポビーとディンガン』の製作：マイケル・ソリンジャー
『ブラザーズ・グリム　(2005) THE BROTHERS GRIMM 』
『ウォレスとグルミット／大いなる野菜畑の陰謀　(2005) THE WALLACE & GROMIT MOVIE: CURSE OF THE WERERABBIT 』
『銀河ヒッチハイク・ガイド　(2005) THE HITCHHIKER'S GUIDE TO THE GALAXY 』
『バース　(2004) BIRTH 』
『五線譜のラブレター De-Lovely　(2004) DE-LOVELY 』
『トゥームレイダー２　(2003) LARA CROFT TOMB RAIDER: THE CRADLE OF LIFE 』
『００７／ダイ・アナザー・デイ　(2002) DIE ANOTHER DAY 』
『エリザベス　(1998) ELIZABETH 』
『Ｇ.Ｉ.ジェーン　(1997) G.I. JANE 』

○『ポビーとディンガン』の製作：リジー・ガワーとニック・モリスとケイト・マイヤーズも
『バース　(2004) BIRTH 』に携わっている

○『ポビーとディンガン』の製作総指揮：アンガス・フィニー
『 Dear フランキー　(2004) DEAR FRANKIE 』

○『ポビーとディンガン』の製作総指揮：ロバート・ジョーンズ
『ナイロビの蜂　(2005) THE CONSTANT GARDENER 』
『ヴェニスの商人　(2004) THE MERCHANT OF VENICE 』
『０：３４　レイジ３４フン　(2004) CREEP 』
『ラヴェンダーの咲く庭で　(2004) LADIES IN LAVENDER 』
『シルヴィア　(2003) SYLVIA 』
『 CODE46　(2003) CODE 46 』
『猟人日記　(2003) YOUNG ADAM 』
『ゴスフォード・パーク　(2001) GOSFORD PARK 』
『ユージュアル・サスペクツ　(1995) THE USUAL SUSPECTS 』

○『ポビーとディンガン』の編集：ジム・クラーク
『ヴェラ・ドレイク　(2004) VERA DRAKE 』
『００７／ワールド・イズ・ノット・イナフ　(1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』

○『ポビーとディンガン』の音楽：クリスチャン・ヘンソン
『 MAXX!!!　鳥人死闘篇　(2004) LES FILS DU VENT (原題) / SONS OF THE WIND (英題) / THE GREAT CHALLENGE (米題) 』
『ホテル・ルワンダ　(2004) HOTEL RWANDA 』
『ブルドッグ　(2003) A MAN APART 』
『堕天使のパスポート　(2002) DIRTY PRETTY THINGS 』
『ギャザリング　(2002) THE GATHERING 』
『スパイ・ゲーム　(2001) SPY GAME 』

○『ポビーとディンガン』の音楽：ダリオ・マリアネッリ
『プライドと偏見　(2005) PRIDE & PREJUDICE 』
『イン・ディス・ワールド　(2002) IN THIS WORLD 』

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■映画『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN 』の主なキャスト

　『ポビーとディンガン』はオーストラリアの俳優・女優が殆どで、あまり知っている人はいなかった。

●ジャクリーン・マッケンジー as アニー・ウィリアムソン＠ポビーとディンガン
『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密　(2002) DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD 』

●ピーター・コーラン as ダン・ダンクレイ＠ポビーとディンガン
『ゴーストライダー　(2007) GHOST RIDER 』
『マスク２　(2005) SON OF THE MASK 』

●デニーズ・ロバーツ as ヴェラ＠ポビーとディンガン
『カンガルー・ジャック　(2003) KANGAROO JACK 』

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■映画『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN 』のあらすじ
※本作『ポビーとディンガン』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　映画『ポビーとディンガン』のストーリーは。ポビーとディンガンは姿は見えない存在。でも、オーストラリアのオパールの原産地ライトニング・リッジの厳しい自然に住んでいるという。ポビーとディンガンを想像上の親友として慕っているは、９歳の少女ケリーアン・ウィリアムソン（サファイア・ボイス）だ。ケリーアンの家族はライトニング・リッジという小さな町に住み、父親レックス・ウィリアムソン（ヴィンス・コロシモ）と母親アニー（ジャクリーン・マッケンジー）と、１１歳の兄アシュモール（クリスチャン・バイヤーズ）がいる。映画『ポビーとディンガン』は、この兄の目を通して語られていく。

　兄アシュモールはいたずらっ子で、妹ケリーアンが想像上の友達ポビーとディンガンをこしらえているのを子供じみていると思っている。早く大きくなってそんなものから卒業すればいいとさえ思っていた。ここオパール鉱山の地では、父親レックスも、兄アシュモールも、オパールをひとやま当てることにだけ執着していた。この地では皆がそうなのだ。オパールをひとやま当てて大金持ちになるのが皆の夢なのである。だから原題が「 OPAL DREAMS （オパールの夢）」。

　父も母も常にオパール探しのことに夢中になっていたので、幼い娘ケリーアンがどんなに孤独でもろい心の持ち主か、殆ど気づいていなかった。ある朝、父レックスは、娘ケリーアンがいつも一緒にいる想像上の友達ポビーとディンガンなしでパーティに出席できるようにと、ポビーとディンガンをオパール鉱山に連れて行くと言い出す。ケリーアンはやめてと言ったのに、結局父は実行し、帰宅すると父は独りである。これまでケリーアンはポビーとディンガンのことでくよくよしたことは一度もなかった。それが、今回は、ポビーとディンガンは消えてしまったのだ。

　ケリーアンはポビーとディンガン探しをしてくれとせがむ。困った父親は、近隣のオパール鉱山を探し回り、挙げ句の果てはオパール泥棒と間違われて逮捕される始末。ポビーとディンガンが見つからないこういう状態で、ケリーアンは謎の病気にかかって進行していく。流石、兄アシュモールは黙って見ていられず、手助けをする気に駆り立てられた。今までは妹ケリーアンの想像上の友達ポビーとディンガンを馬鹿にしてイラついていたが、今や、兄として妹への愛情は大きい。

　兄アシュモールは、‘行方不明’のポビーとディンガン探しを地元の人達に乞う。しかし、悲しいかな、誰一人として手伝ってくれる人はいなかった。そこで、アシュモールは‘尋ね人’のビラを貼っていった。それにはポビーとディンガンそれぞれの特徴も記してある。「ポビー（男の子）は右脚が木なので脚を引きずっています。ディンガン（女の子）はおへそに綺麗なオパールを嵌めています。」

　妹ケリーアンはポビーとディンガンが見つからないので死んでしまったと嘆き悲しみ、どんどん衰えていく。兄アシュモールは、自分もポビーとディンガンの存在を信じることだけが事態をよくすることが出来るのだとここで悟る。つまり、ポビーとディンガンが見つかるのも、妹の命を救うのも、父親の評判を回復するのも、ポビーとディンガンが見えると信じることだけが唯一の手段なのだと。すると、町の人達もポビーとディンガン探しに協力してくれるように変化した。こうして、彼らは一丸となって、信じるには見えるということは必要だとは限らないのだと発見するのだ。

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■『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN 』の受賞

　『ポビーとディンガン』の原作「ポビーとディンガン」は、 2001 年にサマーセット・モーム賞 Somerset Maugham Award という 35 歳以下の作家に授与される文学賞に輝いた。

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【『ポビーとディンガン』のスタッフとキャスト】

監督：ピーター・カッタネオ　Peter Cattaneo　(Directed by)
製作：リジー・ガワー　Lizie Gower　(producer)
　　　　ニック・モリス　Nick Morris　(producer)
　　　　エミール・シャーマン　Emile Sherman　(producer)
　　　　ケイト・マイヤーズ　Kate Myers　(associate producer)
　　　　マイケル・ソリンジャー　Michael Solinger　(associate producer)
　　　　Elisa Argenzio　(line producer)
製作総指揮：フィノラ・ドワイヤー　Finola Dwyer　(executive producer)
　　　　アンガス・フィニー　Angus Finney　(executive producer)
　　　　ロバート・ジョーンズ　Robert Jones　(executive producer)
　　　　ベン・ライス　Ben Rice　(executive producer)
　　　　デヴィッド・トンプソン　David Thompson　(executive producer)
原作：ベン・ライス　Ben Rice　(novella 'Pobby and Dingan')
脚本：ピーター・カッタネオ　Peter Cattaneo　(Writing credits)
　　　　フィル・トレイル　Phil Traill　(Writing credits)
撮影：ロバート・ハンフリーズ　Robert Humphreys　(Cinematography by)
編集：ジム・クラーク　Jim Clark　(Film Editing by)
音楽：クリスチャン・ヘンソン　Christian Henson　(Original Music by)
　　　　ダリオ・マリアネッリ　Dario Marianelli　(Original Music by)

出演：ヴィンス・コロシモ　Vince Colosimo as Rex Williamson
　　　　ジャクリーン・マッケンジー　Jacqueline McKenzie as Annie Williamson
　　　　クリスチャン・バイヤーズ　Christian Byers as Ashmol Williamson
　　　　サファイア・ボイス　Sapphire Boyce as Kellyanne Williamson
　　　　アビゲイル・ガジョン　Abigail Gudgeon as Kathyanne
　　　　ピーター・コーラン　Peter Callan as Dan Dunkley
　　　　ロバート・メンジーズ　Robert Menzies as Humph
　　　　アダム・モーガン　Adam Morgan as Donny
　　　　ラスティ・ポッター　Rusty Potter as Lyndon Dunkley
　　　　デニーズ・ロバーツ　Denise Roberts as Vera

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『ポビーとディンガン　(2005) POBBY AND DINGAN / OPAL DREAMS 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　Up4U
　　　　　　　http://www.up4u.net/mov/go/Movie/OpalDreams
　　　　　　BBC Films
　　　　　　　http://www.bbc.co.uk/bbcfilms/comingsoon/pobbyanddingan.shtml
　　　　　　Granta: Ben Rice
　　　　　　　http://www.granta.com/authors/140
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　　http://www.renaissance-films.com/index.asp?page=films/
pobbyanddingan.html&nav=02

■映画『ポビーとディンガン』の更新記録
2005/10/07新規：ファイル作成
2005/10/29更新： ◆データ追加
2007/02/05更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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