カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜
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カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 (2003)
CASA DE LOS BABYS
 映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 (2003) CASA DE LOS BABYS 』を紹介します。

 映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 CASA DE LOS BABYS 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の解説
 ネタバレをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の主なスタッフ
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』のあらすじ
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性1
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性2
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性3
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性4
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性5
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性6
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』のスタッフとキャスト
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 (2003) CASA DE LOS BABYS 』のポスター、予告編および映画データ
カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜
カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜
Links:  Official Web Site
Trailers: QuickTime
Windows Media Player
上映時間 Runtime: 1:35
製作国 Country: アメリカ/メキシコ
USA / Mexico
製作会社
Production Company:
Blue Magic Pictures [us]
Springall Pictures [mx]
全米配給会社 Distributer: IFC Films [us]
全米初公開 Release Date: 2003/09/19 (LA)
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/07/31 予定
日本公開情報 : ギャガ・コミュニケーションズ
ジャンル Genre: ドラマ
Drama
MPAA Rating 指定: Rated R for some language and brief drug use.
日本語公式サイト 調査中
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の解説

 映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 (2003) CASA DE LOS BABYS 』はスペイン語の原題をカタカナにすれば「カーサ・デ・ロス・ベイビーズ」なのだけれど、「希望の家」という意味の「カーサ・エスペランサ Casa Esperanza 」という語句と「カーサ・デ・ロス・ベイビーズ」の日本語訳「赤ちゃんたちの家」を併せた邦題になっている。日本では「カーサ・エスペランサ」は老人とか病人の施設の名に使われたりマンションの名になったりしているを目にするが、この映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』では原題「カーサ・デ・ロス・ベイビーズ Casa de Los Babys 」は舞台となるホテルの名前なのである。映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』は、このカーサ・デ・ロス・ベイビーズ・ホテルに滞在して赤ん坊の養子縁組の手続きをじっと待つ6人の女性たちの人間模様を描いたものだ。

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■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の主なスタッフ

○『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の製作: ハント・ロウリー
ドニー・ダーコ (2001) DONNIE DARKO
ウォーク・トゥ・リメンバー (2002) A WALK TO REMEMBER
ウェルカム トゥ コリンウッド (2002) WELCOME TO COLLINWOOD
ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 (2002) DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD
ロイヤル・セブンティーン (2003) WHAT A GIRL WANTS

○『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の製作: アレハンドロ・スプリンゴール
フリーダ (2002) FRIDA

○『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の製作: ジョナサン・セリング
エイプリルの七面鳥 (2004) PIECES OF APRIL

○『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の配役: シンディ・トーラン
アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS
サイン (2002) SIGNS

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■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』のあらすじ
※本作『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』で「赤ちゃんたちの家」という意味のカーサ・デ・ロス・ベイビーズ Casa de Los Babys ・ホテルは、ラテンアメリカ或いは南米のある場所のホテルで、米国から養子をもらうために来ている女性たちが滞在する所。だから「赤ちゃんたちの家」という名がついているのだろうか。そして、邦題が「カーサ・エスペランサ(希望の家)」とつけられたのは、諸事情で自分の赤ん坊を生めない女性たちに養子という希望をもたらす所だからだろうか。

 「赤ちゃんたちの家」カーサ・デ・ロス・ベイビーズ・ホテルは、セニョーラ・ムーニョス(リタ・モレノ:
ウエスト・サイド物語 (1961) WEST SIDE STORY 』)と弟(兄)のエルネスト(ペドロ・アルメンダリス・Jr :
アマロ神父の罪 (2002) EL CRIMEN DEL PADRE AMARO / THE CRIME OF FATHER AMARO / LE CRIME DU PERE AMARO
レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード (2003) ONCE UPON A TIME IN MEXICO 』)
が経営している。実際のロケはメキシコのアカプルコ Acapulco, Mexico だそうだ。

 このホテルにに滞在して赤ん坊の養子縁組の手続きをじっと待つ6人の女性たちの人間模様を描いているから、
マグノリア (1999) MAGNOLIA
ゴスフォード・パーク (2001) GOSFORD PARK
8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題)
スパニッシュ・アパートメント (2002) L'AUBERGE ESPAGNOLE (原題) / SPANISH APARTMENT (英題)
フル・フロンタル (2002) FULL FRONTAL
ラブ・アクチュアリー (2003) LOVE ACTUALLY
のような一種の群像劇だと思われる。では、養子・養女を欲しているのはどんな女性なのか、一人ずつ見てみよう。

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■『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性1

 船長・機長・主将・マネージャーという意味もあるスキッパー(ダリル・ハンナ:
ウォーク・トゥ・リメンバー (2002) A WALK TO REMEMBER
キル・ビル (2003) KILL BILL: VOLUME 1
キル・ビル Vol.2 (2004) KILL BILL: VOL. 2 』)
は、コロラド州 Colorado から来た。流産三回という辛い経験をしたので養子が欲しい。自分を圧倒する内なる痛みと悲しみを紛らわすために、スキッパーは一日の大半をフィットネスと厳しい食餌法に費やしている健康法マニアである。だから他の人達と雑談するよりむしろ浜辺でランニングに勤しみ、他人には物笑いされたり軽蔑されたりする。

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■『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性2
 レズリー(リリ・テイラー:
ハイ・フィデリティ (2000) HIGH FIDELITY 』)
はニューヨーク New York の出版業者で、 30 歳過ぎの冷淡な感じの独身女性。子供を生もうとすれば生めるのだが、生んだら相手の男性との相続権問題が起こるので、それを避けたくてここにやって来た。でも、他の人達からはレズビアンだと推測される。その例として、地元のイケメン男性レイナルド(ギジェルモ・イワン)が近づいても遠ざける。因みに、このレイナルドは、セリア(マルタ・ヒガレーダ)という 15 歳の少女の産んだ赤ん坊の父親であるが、それは当事者は知らない。セリアの赤ん坊は養子に出すように強要される。

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■『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性3
 ジェニファー(マギー・ギレンホール:
ドニー・ダーコ (2001) DONNIE DARKO
アダプテーション (2002) ADAPTATION
コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND
モナリザ・スマイル (2003) MONA LISA SMILE 』)
はニューイングランド New England からの 24 歳の既婚女性で、6人の中で一番若い。そして一番裕福だ。不妊のため医療にお金をつぎ込んだが、その甲斐なく不妊が治らない。その苦しさに打ちひしがれ、米国に残っている夫に頻繁にケータイをかけるが、すぐに口論となる。赤ん坊さえ授かれば、自信も取り戻せるし夫との仲も良くなると信じて、養子をもらいに来たのだ。

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■『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性4
 ナン(マーシャ・ゲイ・ハーデン:
スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS
ポロック・2人だけのアトリエ (2000) POLLOCK
ミスティック・リバー (2003) MYSTIC RIVER
モナリザ・スマイル (2003) MONA LISA SMILE
ムースポート (2004) WELCOME TO MOOSEPORT 』)
はアメリカ中西部 Midwest から来て、結構金持ちなくせに窃盗狂という変わった女性だ。いつも機嫌が悪く、イライラして絶望感を漂わせている。何か重大な問題を抱えたけたはずれに複雑そうな女性である。

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■『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性5
 ゲイル(メアリー・スティーンバージェン:
エルフ 〜サンタの国からやってきた〜 (2003) ELF 』)
は6人の中で一番性質の良いキャラクターとして描かれる。熱心なクリスチャンで、アルコール中毒から立ち直りつつある。母親としての責任に対処できるようになったと感じ、人生の節目に到達した今、この地で養子をもらおうと決心したようだ。

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■『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の女性6
 アイリーン(スーザン・リンチ:
フロム・ヘル (2001) FROM HELL 』)
はボストン Boston に住むアイルランド人で、汚く貧乏な若い女。赤ん坊がほしくてたまらないので、その熱烈な願望を叶えるためにここまでやって来た。渡航や養子縁組の手続きをする費用は貧しい生活の中から捻出してきたのだ。彼女は読み書きできない子に本を買ってやって、その子を強奪しようとする。そして母親になる夢を、ホテルのメイドのアスンシオン(ヴァネッサ・マルティネス)に語る。メイドのアスンシオンは、自分の娘を養子に出したことがあったのだ。アイリーンとアスンシオンはお互いの言語を理解できないけれども、母親となることの意義についての考えを分かち合う。このシーンは『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』のハイライトらしい。

 『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』は、以上の6人の女性が養子の手続きが済むのを待ち焦がれて滞在している間の様子を描くので、特に筋はない。南米の貧しいストリート・チルドレンが日々の糧を得るため、生き残るため、盗みを働く姿も映し出される。こうした子供たちには、養子となることを選択することなどできない。カーサ・デ・ロス・ベイビーズ Casa de Los Babys ・ホテルの経営者セニョーラ・ムーニョスは、養子システムの下部構造を操る女性で、弟のエルネストは養子関係の法律家でもあるのだ。『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』は、養子の需要・供給の両方の側からの意義を考えさせる感動的な映画だと評されている。
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『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』のスタッフとキャスト】
監督: ジョン・セイルズ John Sayles (Directed by)
製作: ハント・ロウリー Hunt Lowry (producer)
    アレハンドロ・スプリンゴール Alejandro Springall (producer)
    レモア・シヴァン Lemore Syvan (producer)
    メリッサ・マー Melissa Marr (associate producer)
製作総指揮: キャロライン・カプラン Caroline Kaplan (executive producer)
    ジョナサン・セリング Jonathan Sehring (executive producer)
    A・スプリンゴール A. Springall (executive producer)
脚本: ジョン・セイルズ John Sayles (written by)
撮影: マウリシオ・ルビンスタイン Mauricio Rubinstein (Cinematography by)
編集: ジョン・セイルズ John Sayles (Film Editing by)
配役: シンディ・トーラン Cindy Tolan (Casting by)
音楽: メイソン・ダーリング Mason Daring (Original Music by)
    ビリー・ノヴィック Billy Novick (song "The Juggler")

出演: ダリル・ハンナ Daryl Hannah as Skipper
    リリ・テイラー Lili Taylor as Leslie
    マギー・ギレンホール Maggie Gyllenhaal as Jennifer
    マーシャ・ゲイ・ハーデン Marcia Gay Harden as Nan
    メアリー・スティーンバージェン Mary Steenburgen as Gayle
    スーザン・リンチ Susan Lynch as Eileen
    リタ・モレノ Rita Moreno as Senora Munoz
    ペドロ・アルメンダリス・Jr Pedro Armendariz Jr. as Ernesto
    ヴァネッサ・マルティネス Vanessa Martinez as Asuncion
    ギジェルモ・イワン Guillermo Ivan as Reynaldo
    マルタ・ヒガレーダ Martha Higareda as Celia

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ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(海外版)
       http://www.ifcfilms.com/ifcfilms
■映画『 カーサ・エスペランサ 〜赤ちゃんたちの家〜 』の更新記録
2004/03/14新規: ファイル作成
2004/07/10更新: ◆テキスト一部とリンクおよびファイル書式
2004/12/14更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/12/04更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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