バッドアス!
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バッドアス! (2003)
BAADASSSSS! / HOW TO GET THE MAN'S FOOT OUTTA YOUR ASS
 映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! / HOW TO GET THE MAN'S FOOT OUTTA YOUR ASS 』を紹介します。

 映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』の主なスタッフ
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』の主なキャスト
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』のあらすじ
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』の受賞
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』のトリビア
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』のスタッフとキャスト
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 バッドアス! 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! / HOW TO GET THE MAN'S FOOT OUTTA YOUR ASS 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 バッドアス! BAADASSSSS! 』の更新記録

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■映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! 』のポスター、予告編および映画データ
バッドアス!
バッドアス!
Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 1:48
製作国 Country: アメリカ USA
製作会社
Production Company:
Bad Aaas Cinema
Showtime Networks Inc.
全米配給会社 Distributer: Sony Pictures Classics (2004) (USA)
全米初公開 Release Date: 2004/05/28 (limited)
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/10/01 予定
日本公開情報 : ミラクルヴォイス
ジャンル Genre: ドラマ Drama
MPAA Rating 指定: Rated R for pervasive language and some strong sexuality/nudity.
日本語公式サイト
http://www.miraclevoice.co.jp/badass/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! 』の解説

 『 バッドアス! 』は、メルヴィン・ヴァン・ピーブルズというアフリカ系アメリカ人(以下、黒人と表記します)が本を書いて監督した『 スウィート・スウィートバック (1971) SWEET SWEETBACK'S BAADASSSSS SONG 』を、今度はその息子マリオ・ヴァン・ピーブルズが監督・製作・出演して発展させた映画である。『 バッドアス! 』のオリジナル『 スウィート・スウィートバック (1971) 』は、黒人内容の映画監督を黒人がしたという画期的な作品で、ブラックの『 イージー・ライダー (1969) EASY RIDER 』版と称せられる大ヒットだった。『 バッドアス! 』もオリジナルと同様、人種差別や警察のブラック社会への偏見等、あますところなく描いている。
 『 バッドアス! 』米国キャッチコピーは「A father. A son. A revolution.(父と息子と革命)」である。『 バッドアス! 』はドキュメンタリー風でありながらアクションものでもあるようだが、いたってドラマなのである。

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■映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! 』の主なスタッフ

○『 バッドアス! 』の監督・製作・出演: マリオ・ヴァン・ピーブルズ
原案のメルヴィン・ヴァン・ピーブルズの息子である

○『 バッドアス! 』の製作: G・マーク・ロズウェル
ワイルド・タウン/英雄伝説 (2004) WALKING TALL
ドーン・オブ・ザ・デッド (2004) DAWN OF THE DEAD
ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター (2002) AUTO FOCUS
スパイ・ゲーム (2001) SPY GAME 』等で音楽監督

○『 バッドアス! 』の製作総指揮: マイケル・マン
アビエイター (2004) THE AVIATOR
コラテラル (2004) COLLATERAL
アリ (2002) ALI 』等でプロデューサー
二重誘拐 (2004) THE CLEARING 』で何らかの貢献 (special thanks)

○『 バッドアス! 』の配役: アンヤ・コロフ
コントロール (2004) CONTROL
クライモリ (2003) WRONG TURN
エアフォース・ワン (1997) AIR FORCE ONE
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (1997) THE LOST WORLD: JURASSIC PARK

○『 バッドアス! 』の音楽: タイラー・ベイツ
デンジャラス・ビューティー2 (2005) MISS CONGENIALITY: ARMED AND FABULOUS
ユー・ガット・サーブド (2004) YOU GOT SERVED
奪還 DAKKAN アルカトラズ (2002) HALF PAST DEAD
シティ・オブ・ゴースト (2002) CITY OF GHOSTS

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■映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! 』の主なキャスト

●マリオ・ヴァン・ピーブルズ as メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ@バッドアス!
アリ (2002) ALI 』に出演
原案のメルヴィン・ヴァン・ピーブルズの息子であり、この映画『 バッドアス! 』では父親に扮している。『 バッドアス! 』では監督・製作・出演の三役を務めた。

●ジョイ・ブライアント as プリシラ@バッドアス!
スパイダーマン2 (2002) SPIDER-MAN 2
ダンス・レボリューション (2003) HONEY
きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー (2002) ANTWONE FISHER

●テリー・クルーズ as ビッグT@バッドアス!
スタスキー&ハッチ (2004) STARSKY & HUTCH
エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画 (2002) SERVING SARA

●デヴィッド・アラン・グリア as クライド・ヒューストン@バッドアス!
奥さまは魔女 (2005) BEWITCHED

●ニア・ロング as サンドラ@バッドアス!
アルフィー (2004) ALFIE

●ポール・ロドリゲス as ホセ・ガルシア@バッドアス!
シンデレラ・ストーリー (2004) A CINDERELLA STORY
ブラッド・ワーク (2002) BLOOD WORK

●クレオ・トーマス as マリオ@バッドアス!
ワイルド・タウン/英雄伝説 (2004) WALKING TALL
穴/HOLES (2003) HOLES

●レイン・ウィルソン as ビル・ハリス@バッドアス!
サハラ 死の砂漠を脱出せよ (2005) SAHARA
マーダー・ライド・ショー (2003) HOUSE OF 1000 CORPSES
フル・フロンタル (2002) FULL FRONTAL
アメリカン・スウィートハート (2001) AMERICA'S SWEETHEARTS

●アダム・ウェスト as バート@バッドアス!
チキン・リトル (2005) CHICKEN LITTLE

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■映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! 』のあらすじ
※本作『 バッドアス! 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 バッドアス! 』では、実父メルヴィン・ヴァン・ピーブルズに扮したマリオ・ヴァン・ピーブルズが映画の第2作を作ろうとしている。時は 1971 年。今度の映画は「 Watermelon Man (直訳・スイカ男)」という。「ウォーターメロン・マン Watermelon Man 」はコメディではなく、気概に富むアクション・スリラーで、堕落した人種差別的な警察の不公平さに仕返しする黒人男の話だ。

 映画スタジオ側は前作と同じようなイヤラシイ作品を作らせようと必死だった。でも、メルヴィンはエージェントのハワード・カウフマン(ソウル・ルビネック)の望みと正反対の映画を作ろうと決心する。これは白人や映画会社の幹部達を寄せ付けないような映画になるけれど、そういう映画を自分が作らねばならないのだとメルヴィンは覚悟するのだ。

 しかし、その映画は内容の性質上、俳優組合の探りを避けるために極秘で製作せねばならない。だから、黒人ポルノのふりをした。これはインディ系の政治映画作りの冒険の始まりに過ぎなかった。メルヴィンと家族は、黒人がヒーローの革命的映画に全てを賭けたのである。オシー・デイヴィスはメルヴィンの父親役。13歳の息子マリオ役(つまり『 バッドアス! 』監督・製作・出演のマリオ・ヴァン・ピーブルズ本人の子供時代の役)にはクレオ・トーマスが扮して絶賛されている。マリオは父親メルヴィンとは手に負えない関係にあり、父がマリオに母親役の女性とヌードのHシーンを強要すると嫌がる。

 メルヴィンはアダルトムービーを作っているのだと皆に信じ込ませて自然に彼から避けるように仕向けた。メルヴィンはその映画を作りたくでも資金がない。すると自分の貯金をはたいてまでする彼に、相棒のビル・ハリス(レイン・ウィルソン)は気がおかしいのじゃないかと思う。ビルはヒッピーなプロダクションアシスタントだ。メルヴィンはどんなことがあってもその映画を作り遂げようとする思いに駆られた男なのだ。

 メルヴィンは白人主体の黒人排斥の組合ではなくて、人種は雑多な製作クルーが欲しかった。クルーには、ホセ・ガルシア(ポール・ロドリゲス)らが加わる。主役には適当な俳優が見つからないので、彼は自分がスターになることにした。そして、観客に映画作りの全ての局面を見せる。脚本作り、配役、撮影、編集といった流れだ。クルーは当初はちっとも気を許せるような素振りを見せないが、断固とした主張を持つ監督メルヴィン・ヴァン・ピーブルズの映画作りを見ているうちに、結束は固まった。なお、メルヴィンには恋人サンドラ(ニア・ロング)がいる。プリシア(ジョイ・ブライアント)はアシスタントである。

 ビル・コスビー(T・K・カーター)が $50,000 (当時$1=¥ 360 換算として 1800万円)の現金を出してくれた。それに加えて‘アース・ウィンド・アンド・ファイヤー Earth, Wind, & Fire ’という音楽のグループがいい曲を提供してくれた。こういうことが重なって、この映画は 1971 年の収益断トツの興行成績を収められた。この映画には色々な側面がある。インタヴュー形式の偽造ドキュメンタリーもあるし、本物のインタヴューもある。奔放の面白さはずっと続く。出演者は新人とベテランがほどよく交ざり、カメオ出演もいる。

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■映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! 』の受賞

◎『 バッドアス! 』は、フィラデルフィア映画祭 2004 Philadelphia Film Festival で観客賞最優秀作品賞 Audience Award Best Feature Film に輝いた。

◎『 バッドアス! 』は、ブラック・リール賞 2005 Black Reel Awards でマリオ・ヴァン・ピーブルズ監督が最優秀監督賞 Black Reel Best Director にも輝いた。

 ブラック・リール賞というのは、2000 年から始まったアフリカ系アメリカ人(黒人)を対象にした映画賞のこと。この時、他部門で受賞したのは:
Ray/レイ (2004) RAY
HOTEL RWANDA (2004)
レディ・キラーズ (2004) THE LADYKILLERS
コラテラル (2004) COLLATERAL

 ノミネートには:
アイ,ロボット (2004) I, ROBOT
クライシス・オブ・アメリカ (2004) THE MANCHURIAN CANDIDATE
ミリオンダラー・ベイビー (2004) MILLION DOLLAR BABY
アルフィー (2004) ALFIE
ネバー・ダイ・アローン (2004) NEVER DIE ALONE
プリティ・プリンセス2/ロイヤル・ウェディング (2004) THE PRINCESS DIARIES 2: ROYAL ENGAGEMENT
キル・ビル Vol.2 (2004) KILL BILL: VOL. 2 』等があった。どれも、キャストかスタッフにアフリカ系アメリカ人がいる作品である。

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■映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! 』のトリビア

 『 バッドアス! 』の原題は、
「 Badass 」
「 Baadasssss! 」
「 How to Get the Man's Foot Outta Your Ass 」
「 Gettin' the Man's Foot Outta Your Baadasssss! 」がある。
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【『 バッドアス! 』のスタッフとキャスト】
監督: マリオ・ヴァン・ピーブルズ Mario Van Peebles (Directed by)
製作: マリオ・ヴァン・ピーブルズ Mario Van Peebles (producer)
    デニス・ハガティ Dennis Haggerty (associate producer)
    トビー・ハガティ Tobie Haggerty (associate producer)
    G・マーク・ロズウェル G. Marq Roswell (co-producer)
    Tal Vigderson (co-producer)
    ブルース・ウェイン・ギリーズ Bruce Wayne Gillies (line producer)
製作総指揮: マイケル・マン Michael Mann (executive producer)
    ジェリー・オフセイ Jerry Offsay (executive producer)
    トビー・ハガティ Tobie Haggerty (co-executive producer)
原案: メルヴィン・ヴァン・ピーブルズ Melvin Van Peebles (book Sweet Sweetback's Baadasssss Song)
脚本: マリオ・ヴァン・ピーブルズ Mario Van Peebles (screenplay)
    デニス・ハガティ Dennis Haggerty (screenplay)
撮影: ロバート・プライムス Robert Primes (Cinematography by)
配役: アンヤ・コロフ Anya Colloff (Casting by)
    エイミー・マッキンタイア・ブリット Amy McIntyre Britt (Casting by)
音楽: タイラー・ベイツ Tyler Bates (Original Music by)
    トゥリー・アダムス Tree Adams (additional music)

出演: マリオ・ヴァン・ピーブルズ Mario Van Peebles as Melvin Van Peebles
    ジョイ・ブライアント Joy Bryant as Priscilla
    T・K・カーター T.K. Carter as Bill Cosby
    テリー・クルーズ Terry Crews as Big T
    オシー・デイヴィス Ossie Davis as Granddad
    デヴィッド・アラン・グリア David Alan Grier as Clyde Houston
    ニア・ロング Nia Long as Sandra
    ポール・ロドリゲス Paul Rodriguez as Jose Garcia
    ソウル・ルビネック Saul Rubinek as Howard 'Howie' Kaufman
    ヴィンセント・スキャヴェリ Vincent Schiavelli as Jerry
    クレオ・トーマス Khleo Thomas as Mario
    レイン・ウィルソン Rainn Wilson as Bill Harris
    アダム・ウェスト Adam West as Bert
    ミーガン・ヴァン・ピーブルズ Megan Van Peebles as Herself (also archive footage)

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 バッドアス! (2003) BAADASSSSS! / HOW TO GET THE MAN'S FOOT OUTTA YOUR ASS 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.sonyclassics.com/badass/
■映画『 バッドアス! 』の更新記録
2005/06/22新規: ファイル作成
2005/09/24更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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