家族のかたち | |||||||||||||||||||||||||||
|表紙|目次|読む映画試写会|レヴュー|観たい度映画|予告編|エッセイ|日誌|試写会情報|リンク集| | 映画人 |解説・レヴュー一覧表 |映画ゲーム |思い出映画|ブロードバンド(B)版|旅行の森てんこ森| |
|||||||||||||||||||||||||||
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画解説 | |||||||||||||||||||||||||||
家族のかたち (2002) | |||||||||||||||||||||||||||
ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS | |||||||||||||||||||||||||||
映画『 家族のかたち (2002) ONCE UPON A
TIME IN THE MIDLANDS 』を紹介します。 映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』の主なスタッフ ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』のあらすじ ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』のトリビア ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』のスタッフとキャスト ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 家族のかたち 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
|||||||||||||||||||||||||||
幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 家族のかたち (2002) ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
家族のかたち
|
|
||||||||||||||||||||||||||
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
|||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN
THE MIDLANDS 』の解説 映画『 家族のかたち (2002) ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』は「家族のかたち」という言葉が示すように、英国ミッドランズ地方での出来事を通して家族のかたち、即ち家族の様々な存在意義が浮き彫りにされる話だ。『 家族のかたち (2002) ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』は 『 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地雄覇 (1993) THE LAST HERO IN CHINA / ラスト・ヒーロー・イン・チャイナ/烈火風雲 』 『 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲 (1997) 黄飛鴻之西域雄獅 / ONCE UPON A TIME IN CHINA & AMERICA 』 『 レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード (2003) ONCE UPON A TIME IN MEXICO 』 と同様、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン〜=昔々〜で」という原題だけど、現代のストーリー。それも、アクション・犯罪・ロマンス・ドラマに西部劇の要素まで入っているという珍しい映画のようだ。 ▲TOPへ ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』の主なスタッフ ○『 家族のかたち 』の製作: アンドレア・カルダーウッド 『 理想の結婚 (1999) AN IDEAL HUSBAND 』 『 リトル・ストライカー (2000) THERE'S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE 』 『 HOTEL (2001) HOTEL 』 ○『 家族のかたち 』の製作総指揮: ハンノ・ヒュース 『 エニグマ (2002) ENIGMA 』 『 コール (2002) TRAPPED 』 ○『 家族のかたち 』の製作総指揮: ポール・ウェブスター 『 リトル・ヴォイス (1998) LITTLE VOICE 』 『 恋におちたシェイクスピア (1998) SHAKESPEARE IN LOVE 』 ○『 家族のかたち 』の撮影: ブライアン・テュファーノ 『 トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING 』 『 リトル・ダンサー (2000) BILLY ELLIOT 』 ▲TOPへ ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』のあらすじ ※本作『 家族のかたち 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 家族のかたち 』のストーリー。 映画『 家族のかたち 』の舞台となるミッドランズ the Midlands とは、イングランド England の中部諸州のこと。この地方のノッティンガム Nottingham でタイヤ・ショップ「 the Clutch Hutch (ひなの小屋)」を経営しているデック(リス・エヴァンス: 『 リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』 『 HOTEL (2001) HOTEL 』 『 ケミカル51 (2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題) 』) は温厚で社会的地位もそこそこの常識人だ。よくユニークな役柄をしているリス・エヴァンスが、『 家族のかたち 』ではごくフツーの柔和な男性を演じているのが注目すべきところだろう。 デックはシャーリー(シャーリー・ヘンダーソン: 『 トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING 』 『 ブリジット・ジョーンズの日記 (2001) BRIDGET JONES'S DIARY 』 『 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE 』 『 ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12カ月 (2004) BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON 』) と同棲している。ある日デックは、米国の人気トーク番組ジェリー・スプリンガー・ショー Jerry Springer Show ( 『 オースティン・パワーズ ゴールドメンバー (2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER 』出演のセス・グリーン Seth Green も登場) の英国版とも言える視聴者参加番組にシャーリーと一緒に出演する。心からシャーリーを愛しているデックは、何の予告もなしに、全国ネットの番組の最中に「結婚してください」とシャーリーにプロポーズ。しかしシャーリーは動転したのか、断ってしまう。 それを見ていたのが、シャーリーの前夫のジミー(ロバート・カーライル: 『 トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING 』 『 フル・モンティ (1997) THE FULL MONTY 』 『 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』 『 アンジェラの灰 (1999) ANGELA'S ASHES 』 『 リトル・ストライカー (2000) THERE'S ONLY ONE JIMMY GRIMBLE 』 『 HOTEL (2001) HOTEL 』 『 ケミカル51 (2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題) 』)。 ジミーは何年も前にシャーリーの前から姿を消し、今はスコットランドのグラスゴー Glasgow, Scotland の荒野にいる。ジミーは泥棒や詐欺を生活の糧にしている言わばごろつきである。テレビで前妻シャーリーがよその男にプロポーズされているのを見ると、そんな軟弱な男には勿体無いイイ女だと再認識して、よりを戻そうと思うのだ。シャーリーとの間にできた娘マーリーン(フィン・アトキンス)も 12 歳に成長しているようだ。 前妻と娘を取り戻そう! こう決めたジミーは、グラスゴーからミッドランズの故郷ノッティンガムに急行することに。それに、直前の強盗も上手くいかなかったと見える。ジミーの仲間のビリー(ジェームズ・コスモ: 『 サハラに舞う羽根 (2002) THE FOUR FEATHERS 』 『 トロイ (2004) TROY 』) らは、分け前を求めてジミーのミッドランズ行きを追いかける。 何年がぶりに姿を再び現した前夫ジミー。ジミーは町の外から来た、セクシーでチンピラのピストル所持の悪漢。それに対し、デックはいたって真面目で優しく堅実な店舗経営者。この二人の間でシャーリーはどちらをとるか選択に迫られる。それはまるでウェスタン映画でヒロインが直面するプロットとそっくりだ。また、ひ弱なデックが、ごろつきジミーと決闘する場面を空想して、西部劇の銃撃戦のポーズをしたり。ただし、リボルバーでなく電動ドリルを握ってだ。セルジオ・レオーネ Sergio Leone のカラーで演出しているようだ。 デックがシャーリーと同棲している家には、シャーリーの(前夫ジミーとの)娘マーリーンも一緒だし、近隣には大家族のような親族が控えている。ジミーの姉(妹?)のキャロル(キャシー・バーク: 『 エリザベス (1998) ELIZABETH 』) は大声を出して行動の大胆な女性。キャロルの疎遠になった夫チャーリー(リッキー・トムリンソン: 『 ケミカル51 (2002) THE 51st STATE (原題) / FORMULA 51 (米題) 』) はカントリー・ウェスタンの歌手だ。この二人はシャーリーがジミーとよりを戻そうかと仮に決める際、さし当たっての意見をするらしい。また、チャーリーはジミーがノッティンガムに突然戻ってきたとき自分の家に泊まらせてあげる。 全国の視聴者が見守る中でプロポーズを断られたデックは、打ちのめされている。気弱で温和な性質の彼は、もうシャーリーをゲットするのは無理だと思う。なぜならシャーリーが断ったのは、自分を愛していないから。けれども、シャーリーの娘のマーリーンはデックのことが大好きだ。本当の父親のように感じている。更に加えて、大家族のようなメンバーはもっといる。チャーリーとキャロル夫妻に、その息子たちエマソン(ライアン・ブルース)とレイク(エリオット・オーティス・ブラウン・ウォルターズ)、キャロルの娘ドナ(ケリー・スレッシャー)とその恋人ドーナッツ(アンドリュー・シム)。こういう‘大家族’に応援されて、デックの心に何かが起こる。 『 家族のかたち 』という邦題は、だから名づけられたのか。何も優等生のような家庭でなくたっていいのだ。ハートがモノを言う。こういう「家族のかたち」に勇気付けられる弱虫デック。それに対し、こういう「家族のかたち」が障害物となるジミー。シャーリーを愛する傷心の弱気のデックは、最後の土壇場で思いも寄らぬチャレンジをジミーに向けるエンディングとなる模様。『 家族のかたち 』の舞台ミッドランズにはビンゴ・ホールもあるし、太りすぎの大衆、愛すべき労働者階級の人々が暮らしている。そこで愛、喪失、復讐、道化、それにナッシュビル・サウンズと西部劇が関わって展開していく映画だ。結局は、過激でない方、つまり穏やかな優しい者に軍配が上がるという、考え方も優しい作品であろう。 ▲TOPへ ■映画『 家族のかたち ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』のトリビア 映画『 家族のかたち 』は、流石イギリス・イギリスしているから、米国上映でイギリス英語の発音が観客に受け入れられるかと真剣に危惧されたそうだ。でも、台詞を音楽のように聞いて展開に注目していれば問題ないだろうという結論になったそうな。 |
|||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||
【『 家族のかたち 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: シェーン・メドウズ Shane Meadows (Directed
by) 製作: アンドレア・カルダーウッド Andrea Calderwood (producer) クレア・ハント Claire Hunt (line producer) ルイーズ・ナイト Louise Knight (co-producer) ジェームズ・ウィルソン James Wilson (co-producer) 製作総指揮: ハンノ・ヒュース Hanno Huth (executive producer) ポール・トリビッツ Paul Trijbits (executive producer) ポール・ウェブスター Paul Webster (executive producer) 脚本: ポール・フレイザー Paul Fraser (Writing credits) シェーン・メドウズ Shane Meadows (Writing credits) 撮影: ブライアン・テュファーノ Brian Tufano (Cinematography by) 編集: ピーター・ベストン Peter Beston (Film Editing by) トレヴァー・ウェイト Trevor Waite (Film Editing by) 音楽: ジョン・ラン John Lunn (Original Music by) 出演: ロバート・カーライル Robert Carlyle as Jimmy リス・エヴァンス(リス・アイファンズ) Rhys Ifans as Dek リッキー・トムリンソン Ricky Tomlinson as Charlie キャシー・バーク Kathy Burke as Carol シャーリー・ヘンダーソン Shirley Henderson as Shirley フィン・アトキンス Finn Atkins as Marlene ヴァネッサ・フェルツ Vanessa Feltz as Vanessa ケリー・スレッシャー Kelly Thresher as Donna アンドリュー・シム Andrew Shim as Donut ジェームズ・コスモ James Cosmo as Billy ヴィッキー・パターソン Vicki Patterson as Audience Guest ライアン・ブルース Ryan Bruce as Emerson エリオット・オーティス・ブラウン・ウォルターズ Eliot Otis Brown Walters as Lake ▲TOPへ |
|||||||||||||||||||||||||||
<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
|||||||||||||||||||||||||||
映画『 家族のかたち (2002) ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト(英語版) http://www.sonyclassics.com/onceupon/ |
|||||||||||||||||||||||||||
■映画『 家族のかたち 』の更新記録 2004/04/03新規: ファイル作成 2004/12/13更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 |
|||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||
幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
「映画の森てんこ森」へ | 「旅行の森てんこ森」へ | |||||||
映画解説・レヴュータイトル一覧表
|
幸のイタリア各都市情報へ 136x70 |
|||||||
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。 貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。 |
||||||||
© 2003-2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved. |