美しき運命の傷痕 | |||||||||||||||||||||||||||
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美しき運命の傷痕 (2005) | |||||||||||||||||||||||||||
L'ENFER (原題) / HELL (英題) | |||||||||||||||||||||||||||
映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER
(原題) / HELL (英題) 』を紹介します。 映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』の原作 ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』の主なスタッフ ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』の主なキャスト ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』のあらすじ ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』のトリビア ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』のスタッフとキャスト ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 美しき運命の傷痕 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER / HELL 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 美しき運命の傷痕 L'ENFER / HELL 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
美しき運命の傷痕 ポスターはwww.diaphana.fr/ より引用させて頂きました。
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER / HELL 』の解説 『 美しき運命の傷痕 』の主人公は三人姉妹。『 美しき運命の傷痕 』の三姉妹は離れて暮らし、結婚生活や不倫や親の介護など、お互い無干渉で生きてきた。それが、ある日、ある男性の出現で、姉妹は自分達の過去の事件や運命について考えざると得なくなる。 『 美しき運命の傷痕 』では、エマニュエル・ベアールとカリン・ヴィアールとマリー・ジランが三姉妹を、そして現れたハンサムな見知らぬ男性をギョーム・カネが演じる。『 美しき運命の傷痕 』は、家族、裏切り、罪、自信喪失を題材に展開する、ヨーロッパテイストの映画だ。 ▲TOPへ ■映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER / HELL 』の原作 『 美しき運命の傷痕 』は、ポーランドの巨匠クシシュトフ・キエシロフスキー監督(1941-1996)が執筆パートナーのクシシュトフ・ピエシェヴィッチと共著で死ぬ直前に遺した三部作 "Heaven (天国)" - "Hell (地獄)" - "Purgatory (煉獄)" の第二作 "Hell (地獄)<フランス語でL'Enfer>" を、ダニス・タノヴィッチ監督が脚色して映画化した作品である。第一作は『 ヘヴン (2002) HEAVEN 』参照どうぞ。天国-地獄-煉獄に関しては『 アワーミュージック (2004) NOTRE MUSIQUE (原題) / OUR MUSIC (英題) 』でも触れている。 ▲TOPへ ■映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER / HELL 』の主なスタッフ ○『 美しき運命の傷痕 』の監督・脚色: ダニス・タノヴィッチ 『 ノー・マンズ・ランド (2001) NO MAN'S LAND 』 ○『 美しき運命の傷痕 』の製作: マリオン・ハンセル 『 雲 息子への手紙 (2001) NUAGES: LETTRES A MON FILS (仏題) / CLOUDS: LETTERS TO MY SON (英題) 』 ○『 美しき運命の傷痕 』の製作: Yuji Sadai 『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』 ○『 美しき運命の傷痕 』の原案・脚本: クシシュトフ・キエシロフスキーとクシシュトフ・ピエシェヴィッチ 『 ヘヴン (2002) HEAVEN 』 ○『 美しき運命の傷痕 』の撮影: ローラン・ダイヤン 『 ミッション・クレオパトラ (2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題) 』 ○『 美しき運命の傷痕 』の美術: アリーヌ・ボネット 『 ロング・エンゲージメント (2004) UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES (原題) / A VERY LONG ENGAGEMENT (英題) 』 『 アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN 』 ○『 美しき運命の傷痕 』の配役: ピエール=ジャック・ベニシュ 『 スターは俺だ! (2004) PODIUM 』 『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』 ○『 美しき運命の傷痕 』の製作マネージメント: オードリー・マルテル 『 マダムと奇人と殺人と (2004) MADAME EDOUARD (原題) / MADAME EDWARD & INSPECTOR LEON (英題) 』 ▲TOPへ ■映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER / HELL 』の主なキャスト ●エマニュエル・ベアール as ソフィー@美しき運命の傷痕 『 恍惚 (2003) NATHALIE... 』 『 Mの物語 (2003) HISTOIRE DE MARIE ET JULIEN (原題) / THE STORY OF MARIE AND JULIEN (英題) 』 『 かげろう (2003) LES EGARES (原題) / STRAYED (英題) 』 『 8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題) 』 ●カリン・ヴィアール as セリーヌ@美しき運命の傷痕 『 彼女の人生の役割 (仮題) (2004) LE ROLE DE SA VIE 』 ●マリー・ジラン as アンヌ@美しき運命の傷痕 『 星降る夜のリストランテ (1998) LA CENA 』 ●ギョーム・カネ as セバスチャン@美しき運命の傷痕 『 世界でいちばん不運で幸せな私 (2003) JEUX D'ENFANTS (原題) / LOVE ME IF YOU DARE (英題) 』 『 ヴィドック (2001) VIDOCQ 』 ●ジャック・ガンブラン as ピエール@美しき運命の傷痕 ●ジャック・ペラン as フレデリック@美しき運命の傷痕 『 コーラス (2004) LES CHORISTES / CHORISTS 』 『 ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題) 』 『 犯罪の風景 (2000) SCENE DE CRIMES (原題) / CRIME SCENES (英題) 』 ●キャロル・ブーケ as 母親@美しき運命の傷痕 『 ブランシュ (2002) BLANCHE 』 ●ミキ・マノイロヴィッチ as 父親@美しき運命の傷痕 『 青い夢の女 (2000) MORTEL TRANSFERT (原題) / MORTAL TRANSFER (英題) 』 ●ドミニク・レイモン as ミシェール@美しき運命の傷痕 『 イン・マイ・スキン 人には言えない、私が本当にしたいこと (2002) DANS MA PEAU (原題) / IN MY SKIN (英題) 』 『 DEMONLOVER (2002) DEMONLOVER 』 ▲TOPへ ■映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER / HELL 』のあらすじ ※本作『 美しき運命の傷痕 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 美しき運命の傷痕 』のストーリー。 生まれたばかりの雛が、まだ孵っていない幾つかの卵を巣から押し出そうとしている。そして映画は三人の姉妹を紹介していく・・・。 ソフィーとセリーヌとアンヌの三姉妹は、子供時代の悲劇的な出来事がトラウマとなって以来、別々の人生を歩んできた。1980 年頃のパリ。刑期を終えた父親(ミキ・マノイロヴィッチ)は妻つまり三姉妹の母親(キャロル・ブーケ)に拒絶されて、二人は激しい口論となり、三人の幼い娘の目の前で暴力沙汰になる。その事件の為に、父親は自殺し、母親は口がきけなくなって車椅子の身となっているのだ。 この三人姉妹はずっと離れて成長してきたので、お互いの様子を知りすらしない。家族関係という意識もない。現在、長女ソフィー(エマニュエル・ベアール)は成功した写真家ピエール(ジャック・ガンブラン)と結婚して二人の子がいるが、夫は浮気しているのではないかという疑惑を抱えている。三女アンヌ(マリー・ジラン)は建築学の学生であり、大学教授で既婚のフレデリック(ジャック・ペラン)と不倫関係だ。次女セリーヌ(カリン・ヴィアール)は未婚で、身体の自由の利かない母親の世話に追われて家に閉じこもっている。恋愛なんてできそうにない。 このセリーヌが、若くて魅力的な男性セバスチャン(ギョーム・カネ)と知り合い、誘惑される。そしてある秘密から、離れていた三人の姉妹は次第に引き寄せられる。セバスチャンは三人のそれぞれの人生に食い込んできて、三姉妹は共有する過去へ戻っていく。そのセバスチャンという男性は一体誰なのか、そして二十年前の出来事とどういう繋がりがあるのか。それは、『 美しき運命の傷痕 』の終盤まで秘密にされること。それまでの過程で、一連の逆転や意外な新事実の暴露が駆使されて、観る者を最後までドキドキさせる。 『 美しき運命の傷痕 』つまり、三部作の中の「地獄 L'Enfer / Hell 」は、一種のパズルボックスのように構成されている。そこには偶然の遭遇なんてことは存在しないし、歴史は永遠に繰り返されるし、一羽の鳥の翼の羽ばたきでさえも予想できない波紋を及ぼす。不貞や不信や邪(よこ)しまさといったよからぬ要素は、関わっている二者を悪く染めるのみならず、その子供たちに悪影響を及ぼす。三姉妹の深く暗い秘密、成長してからの男性関係、その奥にあるものは?映画『 美しき運命の傷痕 』は時折過去に戻っては、徐々に知らない同士の登場人物たちの関係が明らかにされていくのだ。 ▲TOPへ ■映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER / HELL 』のトリビア 【美しき運命の傷痕のトリビア その1】 ダニス・タノヴィッチ監督は 2003 年カンヌ映画祭 Cannes Film Festival の審査員を務めたという背景から、『 美しき運命の傷痕 』は 2005 年カンヌ映画祭でプレミアされることを目標にされたそうだ。 【美しき運命の傷痕のトリビア その2】 『 美しき運命の傷痕 』の他の言語での紹介では、「天国-地獄-煉獄」三部作は: フランス語では☆ Trilogie Le paradis - L'enfer - Le purgatoire スペイン語では☆ Trilogía Paraíso - Infierno - Purgatorio ドイツ語では☆ Trilogie Himmel - Hölle - Fegefeuer |
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【『 美しき運命の傷痕 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: ダニス・タノヴィッチ Danis Tanovic (Directed
by) 製作: マルク・バシェ Marc Baschet (producer) マリオン・ハンセル Marion Hänsel (producer) セドミール・コラール Cédomir Kolar (producer) Yuji Sadai (producer) Rosanna Seregni (producer) 原案: クシシュトフ・キエシロフスキー Krzysztof Kieslowski (trilogy) クシシュトフ・ピエシェヴィッチ Krzysztof Piesiewicz (trilogy) 脚本: クシシュトフ・キエシロフスキー Krzysztof Kieslowski (scenario) 脚色: ダニス・タノヴィッチ Danis Tanovic (adaptation) 撮影: ローラン・ダイヤン Laurent Dailland (Cinematography by) 編集: フランチェスカ・カルヴェッリ Francesca Calvelli (Film Editing by) 美術: アリーヌ・ボネット Aline Bonetto (Production Design by) 配役: ピエール=ジャック・ベニシュ Pierre-Jacques Bénichou (Casting by) 音楽: Dusko Segvic (Original Music by) 出演: エマニュエル・ベアール Emmanuelle Beart as Sophie カリン・ヴィアール Karin Viard as Céline マリー・ジラン Marie Gillain as Anne ギョーム・カネ Guillaume Canet as Sébastien ジャック・ガンブラン Jacques Gamblin as Pierre ジャック・ペラン Jacques Perrin as Frédéric キャロル・ブーケ Carole Bouquet as La mère (The mother) ミキ・マノイロヴィッチ Miki Manojlovic as Le père (The Father) ジャン・ロシュフォール Jean Rochefort as Louis マリアム・ダボ Maryam D'Abo as Julie ドミニク・レイモン Dominique Reymond as Michelle ▲TOPへ |
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ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER (原題) / HELL (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com AlloCiné : Cinéma |
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■映画『 美しき運命の傷痕 』の更新記録 2005/12/17新規: ファイル作成 2006/02/24更新: ◆データ追加 2006/04/06更新: ◆データ追加 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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