メラニーは行く！＠映画の森てんこ森

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メラニーは行く！　(2002)

SWEET HOME ALABAMA

幸の鑑賞評価：７つ星　

■映画『メラニーは行く！　SWEET HOME ALABAMA 』のポスター、予告編および映画データ

メラニーは行く！

Links:	Official Web Site
Trailers:

上映時間 Runtime：	1:48
製作国 Country：	アメリカ　USA
製作会社 Production Company：	D&D Film [de] Original Film Pigeon Creek Films [us] Touchstone Pictures [us]
全米配給会社 Distributer：	Buena Vista Pictures
全米初公開 Release Date：	2002/09/27
日本初公開 R. D. in Japan：	2003/06/14
日本公開情報：	ブエナ・ビスタ
ジャンル Genre：	コメディ／ロマンス Comedy / Romance
MPAA Rating 指定：	PG-13 for some language/sexual references
日本語公式サイト
http://www.movies.co.jp/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』の解説

　映画『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』のアメリカでのキャッチコピーは＜Sometimes What You're Looking For Is Right Where You Left It.「えてして探しものは残してきたところにこそあり（幸の勝手な訳）」）＞だ。
　映画『メラニーは行く！』の主役は、今はアメリカでは飛ぶ鳥を落とす勢いと言われるリース・ウィザースプーン（Reese Witherspoon）。映画『メラニーは行く！』でリース・ウィザースプーンは、自身の記録にもなる興収１億ドルを突破し、『キューティ・ブロンド　(2001) LEGALLY BLONDE 』の続編『キューティ・ブロンド／ハッピーＭＡＸ　(2003) LEGALLY BLONDE 2: RED, WHITE & BLONDE 』では1500万ドル($1=120円換算で約18億円)のギャラが支払われることも決まっているらしい。

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■映画『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』の主なスタッフ

○『メラニーは行く！』の監督：アンディ・テナント
『エバー・アフター　(1998) EVER AFTER 』
『アンナと王様 (1999) ANNA AND THE KING 』
『最後の恋のはじめ方　(2005) HITCH 』

○『メラニーは行く！』の製作：ストークリー・チャフィン
『フレディＶＳジェイソン　(2003) FREDDY VS. JASON 』
『タイムリミット　(2003) OUT OF TIME 』

○『メラニーは行く！』の製作：ニール・モリッツ
『ワイルド・スピードＸ２　(2003) 2 FAST 2 FURIOUS 』
『Ｓ.Ｗ.Ａ.Ｔ. (2003) S.W.A.T. 』
『トルク　(2004) TORQUE 』

○『メラニーは行く！』の製作総指揮：マイケル・フォトレル
『キャットウーマン　(2004) CATWOMAN 』

○『メラニーは行く！』の音楽：ライアン・アダムズ
『オールド・ルーキー　(2002) THE ROOKIE 』
『アダルト♂スクール　(2003) OLD SCHOOL 』

○『メラニーは行く！』の音楽：ジョージ・フェントン
『ディープ・ブルー　(2003) DEEP BLUE 』
『ジャスティス　闇の迷宮　(2003) IMAGINING ARGENTINA 』
『 STAGE BEAUTY (2004) 』
『最後の恋のはじめ方　(2005) HITCH 』
『奥さまは魔女　(2005) BEWITCHED 』

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■映画『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』の主なキャスト

　私は『リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』で初めてリース・ウィザースプーンのことを知った。脇役だけど、アダム・サンドラーの母親役の彼女は、アメリカのキャピキャピ女子高校生みたいな感じの天使で、いかにもなキャラがすごくよかった。でもよく考えると 24 歳だったのには驚き。

　そしてあの『キューティ・ブロンド　(2001) LEGALLY BLONDE 』だ。急にアメリカでブレイクしたらしいのだけど、やはりアメリカ人は、日本人が想像する以上に、美人のラブコメ映画が好きなのね。リース・ウィザースプーンが主人公を務めるブロンド美女エル・ウッズはハーヴァード大学法律学校に合格し、持ち前の陽気さと派手好きで、周囲の偏見にもめげず積極思考で目標に向かって突き進む。そのさまを描いたコメディで、幸も実はこの類は憧れて勇気が湧いてきて大好きだ。『キューティ・ブロンド２　(2003) LEGALLY BLONDE 2: RED, WHITE & BLONDE 』も観ました！

　ところで彼女の本名は「Laura Jeanne Reese Witherspoon（ローラ・ジーン・リース・ウィザースプーン）」といってちょっと長い。1976年3月22日、テネシー州ナッシュビル生まれの26歳。スタンフォード大学の英文学専攻。結婚していて一女児の母。７歳からＴＶコマーシャルに出演し、映画はチョイ役をこなしてしっかり下積みをしてきているのが演技に活かされている。彼女のコメディエンヌとしてのセンスは『カラー・オブ・ハート (1998) PLEASANTVILLE 』において、トビー・マグワイア（Tobey Maguire）氏と共演して発揮される。

　序だがトビー・マグワイアの
『サイダーハウス・ルール (1999) THE CIDER HOUSE RULES 』
『ワンダー・ボーイズ　(2000) WONDER BOYS 』
『スパイダーマン (2002) SPIDER-MAN 』
『シービスケット　(2003) SEABISCUIT 』等を幸は観た。
『スパイダーマン２　(2002) SPIDER-MAN 2 』もとっても楽しみ！

　リース・ウィザースプーンの俳優人生はこの映画『メラニーは行く！』とダブってアメリカで観客に訴えたのだろうか。わたし的に彼女は、『マレーナ (2000) MALENA 』でのモニカ・ベルッチ（Monica Bellucci）さんのような見る者を圧倒する美人とは思わないが、あの高いトーンで可愛く喋るテンポと間合いと身のこなしが彼女をよりキュートに魅せる。やはり売れる女優はすごい。以前観た『ニューヨークの恋人　(2001) KATE & LEOPOLD 』のメグ・ライアン（Meg Ryan）さんもお顔に少し年齢を感じるようになったし、『プリティ・ウーマン (1990) PRETTY WOMAN 』の時のジュリア・ロバーツ（Julia Roberts）さんのようなインパクトを与える女優が二十代でいない。この辺りで新鮮な感性がスクリーン上に欲しいかな？というのがアメリカのラブコメ界の流れなのかな？

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■映画『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』のトリビア

　日本語で「リース」と言うとクリスマス飾りの「リース（wreath）」。ウチの会社の複写機は買取じゃなく「リース（lease）」で経費削減という単語ではない。日本語の表記と音はそれぞれ同じでも英語のスペルは全く違う。いつものように、EXCEED英和辞典で調べると[ reese ] そのものの単語はなく、「Reese's」が前方一致検索結果で1件出てきた。＜━━ n. 【商標】リーシズ ((ピーナッツバターをチョコレートでくるんだ菓子；米国Hershey Foods社製)).＞とある。

　リーシズというチョコ菓子は食べたことがないが、キシィズ（HERSHEY’S KISSES）はホントに忘れた頃たまに母が買ってくる。女性の指の先ほどの大きさで、泡の先のホイップみたいな形で、その小さな一つ一つを赤、緑、銀色の紙で包んである可愛いチョコ。こんな事言うとメーカーさんに怒られるかもしれないけど、でもあんまりオイシクないんだ・・・。母は何か昔の舶来ものイメージで思い入れがあるみたいだけどね。HERSHEY’Sにはもっと美味しいチョコがあるのかも知れないけど他のは幸は知らない。どちらかと言うと幸は明治のマカダミアナッツチョコの方がずっとイイな。

　ハーシーのチョコレートはアメリカで有名なチョコなので、「Reese Witherspoon」の名前はきっとアメリカ人にはスウィートなチョコレートの香りがするのかも知れないな。でも「wither」は＜━━ vi. しぼむ, しおれる, 枯れる ((up)); （愛情が）弱まる, 衰える＞という意味で、結局「Witherspoon」は「しぼむスプーン」ってとこですか・・・。名前だけに、スプーン顔（ごめんなさい！）系だと私は思ったけど、彼女はクリクリとした綺麗な青い目がかわいくてチャーミングだ。　

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【『メラニーは行く！』のスタッフとキャスト】

監督：アンディ・テナント　Andy Tennant (Directed by)
製作：ストークリー・チャフィン　Stokely Chaffin (producer)
　　　　ニール・モリッツ　Neal Moritz (producer)
製作総指揮：マイケル・フォトレル Michael Fottrell (executive producer)
　　　　ジョン・ジャシュニ Jon J. Jashni (executive producer)
　　　　ウィンク・モードーント Wink Mordaunt (executive producer)
　　　　シャーリーズ・セロン　Charlize Theron (executive producer)
原作：ダグラス・Ｊ・エボック Douglas J. Eboch (story)
脚本：Ｃ・ジェイ・コックス C. Jay Cox (written by)
撮影：アンドリュー・ダン　Andrew Dunn (Cinematography by)
編集：トロイ・タカキ Troy Takaki (Film Editing by)
　　　　トレイシー・ワドモア＝スミス Tracey Wadmore-Smith (Film Editing by)
音楽：ライアン・アダムズ　Ryan Adams (Original Music by)
　　　　ジョージ・フェントン　George Fenton (Original Music by)
　　　　ロニー・ヴァン・ザント　Ronnie Van Zant (song "Sweet Home Alabama")

出演：リース・ウィザースプーン　Reese Witherspoon as Melanie Carmichael/Melanie Smooter
　　　　ジョシュ・ルーカス　Josh Lucas as Jake Perry
　　　　パトリック・デンプシー　Patrick Dempsey as Andrew Hennings
　　　　フレッド・ウォード　Fred Ward as Earl Smooter
　　　　メアリー・ケイ・プレイス　Mary Kay Place as Pearl Smooter
　　　　ジーン・スマート　Jean Smart as Stella Kay
　　　　キャンディス・バーゲン　Candice Bergen as Katherine 'Kate' Hennings
　　　　イーサン・エンブリー　Ethan Embry as Bobby Ray Carmichael
　　　　メラニー・リンスキー　Melanie Lynskey as Lurlynn
　　　　ダコタ・ファニング　Dakota Fanning as Young Melanie
　　　　トーマス・カーティス　Thomas Curtis as Young Jake

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

■映画『メラニーは行く！』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、詳しくは現在まだ書けておりませんが、簡単に載せておきます・・・。

【メラニーは行く！　第01段落】　　映画『メラニーは行く！』が始まると直ぐに、嵐が起こりそうな空の下、少女時代のメラニーがジェイクに手を引かれ走っている。メラニーが＜What do you want to marry me for anyhow?（どうしてそんなに私と結婚したがるの？）＞と訊くと、ジェイクは＜So I can kiss you anytime I want.（好きなときに君にキスできるからさ。）＞と答える。皆そうじゃないだろうけどアメリカ人は子供でも自信たっぷりに口説き落とすのだなって思ったりもする。

【メラニーは行く！　第02段落】　　余談だが少女メラニーはダコタ・ファニング（
『コール (2002) TRAPPED 』
『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』
『アップタウン・ガールズ　(2003) UPTOWN GIRLS 』
『ハットしてキャット　(2003) THE CAT IN THE HAT 』
『マイ・ボディガード　(2004) MAN ON FIRE 』
『ハイド・アンド・シーク／暗闇のかくれんぼ　(2005) HIDE AND SEEK 』）」が扮していて、なんかアメリカの女の子って感じでカワイイ。

【メラニーは行く！　第03段落】　　映画『メラニーは行く！』の主人公メラニーは、アラバマの田舎町出身だが、今はニューヨークで活躍するファッショントップデザイナーとして売れている。ニューヨーク女性市長のケイト・ヘニングス（キャンディス・バーゲン：
『デンジャラス・ビューティー　(2001) MISS CONGENIALITY 』
『メラニーは行く！　(2002) SWEET HOME ALABAMA 』
『ハッピー・フライト　(2003) VIEW FROM THE TOP 』
『セイブ・ザ・ワールド　(2003) THE IN-LAWS 』等）の一人息子アンドリュー(パトリック・デンプシー)に求婚され、あのティファニーを一晩借りきって甘くささやかれプレゼントされる。そんなのされてみたいって思うのは幸だけではなく、女性なら誰でもでだよね。

【メラニーは行く！　第04段落】　　でも今の彼女には彼のプロポーズを受けてアメリカンサクセスロードをまっしぐらに走れない。彼女には抹殺したい過去がある。アラバマの高校生時代にジェイク(ジョシュ・ルーカス)と結婚しているのだ。そして彼は離婚を拒んでいる。ジェイクに離婚届にサインをさせて、アンドリューとの新しい人生を手に入れるため、７年ぶりにアラバマに帰郷する。いわば三角関係の清算をしに。メラニーの父さんのセリフが気が利いている。流石南部アラバマだ。＜You can't ride two horses with one ass.（おまえ、尻（ケツ）一つで馬２頭は乗りこなせないよ。）＞だって。さてメラニーを待ち受けているものは？

【メラニーは行く！　第05段落】　　アメリカは移民の国だ。大志を抱いてアメリカに渡るといえば、誰でもＮＹかＬＡを目指す。ＮＹのアメリカ人だってＮＹで一発当てようと思って移り住んでいる人も多いだろう。メラニーは移民ではないが、彼女もそんな一人の女性だ。しかし、故郷に帰れば顔なじみのあの顔にこの顔。思わず後ろ髪を引かれる何かがある。

【メラニーは行く！　第06段落】　　映画『メラニーは行く！』のコメディ（脚本のユーモアがわからないためか、あまりコメディという気がしない）の中にはアメリカの地域格差をベースにした笑いがある。ＮＹのトップデザイナーがアラバマに戻って、徐々に田舎に馴染んで、言葉もアラバマ弁？になってくる。横浜に嫁いだ幸の友人が私と喋ると大阪弁になるのと同じ。いやもっとすごい訛りかなぁ～？そう丁度、「オンメーなあ...。」と、あき竹城さんばりに喋り出すってところかな。金髪とサングラスと黒で決めたオシャレなＮＹファッション？でカッコいいニューヨーカーのメラニーも、故郷の何かに逆に染まり始め、だんだんローカルガールに戻ってくる。

【メラニーは行く！　第07段落】　　映画『メラニーは行く！』のストーリーは特に興味を引くプロットはなく、結末は十分予想できるが、私のような独身女性が十分楽しめて憧れるムービーだ。ラブコメに興味のない映画ファンの方も、一度話の種として、アメリカで評判のリース・ウィザースプーンを是非ご覧になって下さい。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　　http://www.sweet-home-alabama.com/

■映画『メラニーは行く！』の更新記録
2002/12/10新規：ファイル作成
2005/03/14更新： ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/05/24更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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