恋に落ちる確率
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恋に落ちる確率 (2003)
RECONSTRUCTION
 映画『 恋に落ちる確率 (2003) RECONSTRUCTION 』を紹介します。映画『 恋に落ちる確率 (2003) RECONSTRUCTION 』は 2004/06/26 の時点では邦題が分からなかったので「 リコンストラクション」としておいたら、洒落た邦題『 恋に落ちる確率 』がついた。

 映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の配給会社
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』のあらすじ
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の受賞
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』のスタッフとキャスト
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 恋に落ちる確率 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 恋に落ちる確率 (2003) RECONSTRUCTION 』のポスター、予告編および映画データ
恋に落ちる確率
恋に落ちる確率
Links:  Official Web Site
上映時間 Runtime: 1:32
製作国 Country: デンマーク
Denmark
製作会社
Production Company:
Director's Cut [dk]
HR. Boe & Co. [dk]
Nordisk Film [dk]
TV2 Danmark [dk]
全米配給会社 Distributer: Palm Pictures [us]
全米初公開 Release Date: 2003/08/29 (Telluride Film Festival)
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/12/11 予定
日本公開情報 : アーティストフィルム=ビターズ・エンド
ジャンル Genre: ドラマ/ロマンス
Drama / Romance
MPAA Rating 指定: Switzerland:10 (canton of Vaud) / UK:12A / Argentina:13 / Finland:K-18
日本語公式サイト
http://www.koi-kakuritsu.jp/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の解説

 恋に落ちる確率 』はデンマークの新人監督による不倫にのめり込んでその後が大変な青年の話。『 恋に落ちる確率 』の原題の「 リコンストラクション(再建・復元)」とは、その後の人生設計を指すのだろうか。

 映画『 恋に落ちる確率 』のカンヌ国際映画祭でのカメラドール(新人監督賞)受賞で、新人監督のクリストファー・ボーは一躍これからの活躍を全世界に期待されるようになった。『 恋に落ちる確率 』では、恵まれた幸福に生き続けるか、それとも浮気に走って自業自得で惨めな孤独に陥るか。そういう目に遭う一人の移り気で無情な青年の「 リコンストラクション(再建・復元)」がありうるのかと問いかける映画のようである。

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■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の配給会社

『 恋に落ちる確率 』の米国配給会社のパーム社
フルタイムキラー 全職殺手 (2001) FULLTIME KILLER
DEMONLOVER (2002) DEMONLOVER

デンマーク本国の配給会社のノルディック社
ワンダーランド (2003) WONDERLAND

日本の配給会社のファントム・フィルム
デビルズ・バックボーン (2001) EL ESPINAZO DEL DIABLO (原題) / THE DEVIL'S BACKBONE (英題)
テッセラクト (2003) THE TESSERACT
ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION
スーパーサイズ・ミー (2004) SUPER SIZE ME 』等、話題作を手がけている。

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■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』のあらすじ
※本作『 恋に落ちる確率 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 恋に落ちる確率 』のストーリー。
 映画『 恋に落ちる確率 』の主人公アレックス(ニコライ・リー・カース)は、いかつくてハンサムなデンマーク人の若者だ。彼にはスウェーデン人でシモーヌ(マリア・ボネヴィ:『 アイ・アム・デビッド (2004) I AM DAVID 』)というれっきとした綺麗な恋人がいる。アレックスはデンマーク語、シモーヌはスウェーデン語で会話を進めるそうで、北欧の人達は字幕なんかなくても通じるのかもしれない。二人は成る程、お互い好き同士なのだが、燃えるような情熱がないように少なくともアレックスは感じている。

 ある時、アレックスは既婚女性のエイミー(マリア・ボネヴィの二役)と出会い、一目惚れする。現在のカノジョであるシモーヌも美人であるのに、どちらかと言うと家庭的で気取りのないタイプ。それに対して、このエイミーは進歩的で情熱的で、信じられないくらい魅力的にアレックスは感じるのだ。エイミーはオーガスト・ホーム(クリスタル・ヘンリクソン:『 キャビン・フィーバー (2002) CABIN FEVER 』)という著名な作家の妻の身であるにも拘わらず、恋人のいるアレックスと、あっという間にベッドを共にしてしまう。

 画面はそれまではグレー調で粒子が粗い撮影方式なのが、このラブシーンになると、黄色と赤の写真のコラージュ画法をとって、その美しさと官能度は格別だそうだ。映画史のラブシーンの中で最もセクシーなシーンだとも評されているくらい。

 さて、恋人シモーヌを捨てて一目惚れした人妻と一線を越えてしまったアレックスの身に不可解な現象が起こる。アレックスのアパートの部屋は消えてなくなる。友人もシモーヌも、アレックスを忘れてしまったかのように認識しない。完全に孤独状態だ。更に、一度‘寝た’人妻エイミーは、二回目に会うと、彼のことを覚えていないようなのだ。一体どうなっているのだろう。アレックスがシモーヌとの幸せな毎日を捨てて、情熱の突っ走るままに新しい魅力的な対象に心も体も移してしまったことが、色々彼の精神に影響を与え、強迫観念として現れているのかもしれない。そういう映画なのかなぁ。

 一方、妻エイミーの不倫を感じ取った夫オーガスト・ホームは、妻といる時間をもっと欲しいと思い、妻の外出を減らさせるか止めさせる。そして、小説家であるから、自分と妻と浮気相手の若い男の三人をいい題材にして物語を書いている。まるであやつり人形の紐を操っているかのごとくに。また、夫オーガスト・ホームを演じるクリスタル・ヘンリクソンはナレーションも担当している。若い妻を持った年配の夫という設定で、人生経験も豊か、海千山千であろうこの小説家は、きっとアレックスという‘青二才’を泳がせて鳥瞰(ちょうかん)していると思ってもいいのではないかな。

 全てを失って、ゼロからスタートしなくてはならなくなったアレックスということで、原題「 リコンストラクション(再建・復元)」なのだと思っておこう。だから、『 恋に落ちる確率 』のジャンルが一応はドラマ・ロマンスであっても、決して甘い色で終わることなく、最後まで確固たる結論は出ない。心の問題は理性では完全に説明できるものではないから、敢えてそのように問題提起で終わるそうだ。

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■映画『 恋に落ちる確率 RECONSTRUCTION 』の受賞

◎『 恋に落ちる確率 』は 2003 年カンヌ国際映画祭 Festival de Cannes / Cannes Film Festival で批評家週間 Semaine de la critique / Critic's Week に上映され、監督・脚本兼任のクリストファー・ボーは見事、カメラドール(新人監督賞) Camera d'Or / Golden Camera を獲得した。

 この時は最高賞パルムドール Palme d'Or / Golden Palm に
エレファント (2003) ELEPHANT 』、そして諸々の賞には
アメリカン・スプレンダー (2003) AMERICAN SPLENDOR
ミスティック・リバー (2003) MYSTIC RIVER
みなさん、さようなら (2003) LES INVASIONS BARBARES (原題) / THE BARBARIAN INVASIONS (英題) 』らが輝いている。

スイミング・プール (2003) SWIMMING POOL
デュラス 愛の最終章 (2001) CET AMOUR-LA
ドッグヴィル (2003) DOGVILLE
ブラウン・バニー (2003) THE BROWN BUNNY 』らはパルムドールにノミネートされていた。

◎『 恋に落ちる確率 』撮影のマニュエル・アルベルト・クラロは 2003 年シカゴ国際映画祭 Chicago International Film Festival で撮影部門金賞 Golden Plaque に輝いた。この時は
イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003) MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN
エイプリルの七面鳥 (2004) PIECES OF APRIL 』も別の部門で受賞している。

◎『 恋に落ちる確率 』はまた、2004 年に、コペンハーゲン Copenhagen で開催されデンマークで最も権威のある映画祭、ロバート祭 Robert Festival で編集賞 Robert Best Editing と音響賞 Best Sound を獲得。この際の外国映画では、
めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS
グッバイ、レーニン! (2003) GOOD BYE, LENIN! 』が受賞し、

HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題)
アバウト・シュミット (2002) ABOUT SCHMIDT
ボウリング・フォー・コロンバイン (2002) BOWLING FOR COLUMBINE
マグダレンの祈り (2002) THE MAGDALENE SISTERS
ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 (2003) THE LORD OF THE RINGS: THE RETURN OF THE KING 』らがノミネートされた。
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【『 恋に落ちる確率 』のスタッフとキャスト】
監督: クリストファー・ボー Christoffer Boe (Directed by)
製作: Tine Grew Pfeiffer (producer)
    Lars Kjeldgard (co-producer)
    Ake Sandgren (co-producer)
脚本: クリストファー・ボー Christoffer Boe (Writing credits)
    モーウンス・ルコー Mogens Rukov (Writing credits)
撮影: マニュエル・アルベルト・クラロ Manuel Alberto Claro (Cinematography by)
音楽: トーマス・クナックThomas Knak (Original Music by)

出演: ニコライ・リー・カース Nikolaj Lie Kaas as Alex
    マリア・ボネヴィ Maria Bonnevie as Simone/Aimee
    クリスタル・ヘンリクソン Krister Henriksson as August Holm
    ニコラス・ブロ Nicolas Bro as Leo
    Helle Fagralid as Nan Sand
    Peter Steen as Mel David
    Malene Schwartz as Fru Banum
    Ida Dwinger as Monica
    (スタッフや出演者の氏名はデンマーク語で発音が不明なものはそのままにしてあります。)

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 恋に落ちる確率 (2003) RECONSTRUCTION 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.reconstruction-lefilm.com/rn.html
■映画『 恋に落ちる確率 (2003) RECONSTRUCTION 』の更新記録
2004/06/26新規: ファイル作成
2004/09/10更新: ◆タイトル変更
2004/11/11更新: ◆データ一部
2004/12/10更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/04/02更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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