皇帝ペンギン
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皇帝ペンギン (2005)
LA MARCHE DE L'EMPEREUR (仏題) / THE EMPEROR'S JOURNEY (英題)
 映画『 皇帝ペンギン (2005) LA MARCHE DE L'EMPEREUR (仏題) / THE EMPEROR'S JOURNEY (英題) 』を紹介します。映画『 皇帝ペンギン (2005) LA MARCHE DE L'EMPEREUR / THE EMPEROR'S JOURNEY 』は 2005/02/21 の時点で邦題は不確定だったが「皇帝ペンギン」としておいたらそのまま『 皇帝ペンギン 』に確定した。

 映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の主なスタッフ
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の主なキャスト
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』のあらすじ
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』のトリビア
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』のスタッフとキャスト
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 皇帝ペンギン 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 皇帝ペンギン (2005) LA MARCHE DE L'EMPEREUR / THE EMPEROR'S JOURNEY 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』のポスター、予告編および映画データ
皇帝ペンギン
皇帝ペンギン
ポスターはhttp://europeanfilms.net/
より引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers: ここで観られます。
上映時間 Runtime: 1:26
製作国 Country: フランス France
製作会社
Production Company:
Bonne Pioche [fr]
Buena Vista International Film Production France [fr]
APC [fr]
Institut Paul-Emile Victor [fr]
全仏配給会社 Distributer: Buena Vista International [fr]
全仏初公開 Release Date: 2005/01/26
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/07/16 予定
日本公開情報 : ギャガ・コミュニケーションズ
ジャンル Genre: ドキュメンタリー Documentary
MPAA Rating 指定: Switzerland:7
日本語公式サイト
http://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の解説

 『 皇帝ペンギン (2005) LA MARCHE DE L'EMPEREUR / THE EMPEROR'S JOURNEY 』の邦題は未定だけれど、ギャガHPで「皇帝ペンギン」となっていたので従っておいた。(追記:『 皇帝ペンギン 』に確定してホッとした。) 『 皇帝ペンギン 』は、皇帝ペンギンの子育てを含む過酷な厳寒の中での生態を描いた素晴らしいドキュメンタリー映画だ。『 皇帝ペンギン 』は実際に南極で撮影された。動物好きの人、自然愛好家、真っ青な海や真っ白な氷原の好きな人、きっと『 皇帝ペンギン 』の虜になるだろう。

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■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の主なスタッフ

 フランス映画のドキュメンタリーということで、知っている映画に関与しているのはこれだけ見つかった。
○『 皇帝ペンギン 』の音響: パスカル・ドゥデイ
ピアニスト (2001) LA PIANISTE (原題) / THE PIANO TEACHER (英題)
Mの物語 (2003) HISTOIRE DE MARIE ET JULIEN (原題) / THE STORY OF MARIE AND JULIEN (英題)
灯台守の恋 (2004) L'EQUIPIER (仏題) / THE LIGHT (英題)

○『 皇帝ペンギン 』の音響: ジェラール・ラン
犯罪の風景 (2000) SCENE DE CRIMES (原題) / CRIME SCENES (英題)
ハリー、見知らぬ友人 (2000) WITH A FRIEND LIKE HARRY (米題) / HARRY IS HERE TO HELP (米題) / HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (仏題)
イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003) MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN
ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題)
ゴッド・ディーバ (2004) IMMORTEL AD VITAM
スパイ・バウンド (2004) AGENTS SECRETS (原題) / SECRET AGENTS / SPY BOUND
みんな誰かの愛しい人 (2004) COMME UNE IMAGE (原題) / LOOK AT ME (英題)

○『 皇帝ペンギン 』の音響: ローラン・カリオ
ナインスゲート (1999) THE NINTH GATE
ファム・ファタール (2002) FEMME FATALE
ベルヴィル・ランデブー (2003) LES TRIPLETTES DE BELLEVILLE (原題) / THE TRIPLETS OF BELLEVILLE (英題) 』

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■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の主なキャスト

 ‘出演者’は皇帝ペンギン達なわけなので、ナレーションだけが人間だ。こういう作品に出演している俳優・女優でもある。

●シャルル・ベルラン as ナレーター及び声の出演@皇帝ペンギン
犯罪の風景 (2000) SCENE DE CRIMES (原題) / CRIME SCENES (英題)
DEMONLOVER (2002) DEMONLOVER
スパイ・バウンド (2004) AGENTS SECRETS (原題) / SECRET AGENTS / SPY BOUND

●ロマーヌ・ボーランジェ as ナレーター及び声の出演@皇帝ペンギン
リトル・トム (2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題)

●ジュール・シュトリュク as ナレーター及び声の出演@皇帝ペンギン
ぼくセザール10歳半1m39cm (2003) MOI CESAR, 10 ANS 1/2, 1M39 (原題) / I, CESAR (英題)

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■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』のあらすじ
※本作『 皇帝ペンギン 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 皇帝ペンギン 』のストーリー。
 先ず「皇帝ペンギン」「エンペラー-ペンギン」とは、<ペンギン目の海鳥。ペンギン科の最大種で全長約1.2メートル、体重約30キログラム。頭は黒く、背は暗灰色、腹は白い。南極大陸の内陸部で、営巣せずに産卵し、雄が二か月間直立姿勢のまま絶食して卵を抱く。(大辞林国語辞典より)>

 こういう皇帝ペンギンは、南極 Antarctica / the Antarctic Continent のアデリーランド Adelie Land とも、フランス語でテール・アデリー Terre Adélie (直訳:アデリーの地)とも呼ばれる海岸付近の地域に冬に多く見られるそうで、ここで撮影された。アデリーとはこの地を発見したフランス人の奥さんの名だそうだ。それがペンギンの種類のアデリー・ペンギン(南極大陸にいる小型のペンギン)という名にもなったという。テール・アデリーにはフランスの南極基地がある。

 この映画はちっちゃいアデリー・ペンギンではなく、ペンギンの中で最大サイズの堂々とした皇帝ペンギンを追う。皇帝ペンギンは海の中では鳥とは思えぬ敏捷さで泳いで、まるでイルカのようだ。魚雷のように物凄い速度で海中を突進し、氷の陸に上がる時は弾丸の如くお腹から滑ってジャンプする。そして今度はちょこちょこと愛嬌ある二足歩行で氷原を行く。ホント、絵になるのだ。冬季は南極大陸の周囲の 100〜200km の幅の海が凍ってしまったり流氷で覆われてしまう。そこで、皇帝ペンギンは南極大陸の北部と南部の間の数百キロメートルをとぼとぼと歩いて壮大な旅をする。

 その距離を歩いて進むのは危険がいっぱいだし、冬の気候はブリザード等で激しいから困難な旅である。しかし、種の保存のため、皇帝ペンギンは頑張る。海岸線から大陸内部の高地の方へ進み、そこで卵を産み育てる。餌のたくさんいる海から離れて、マイナス40℃という厳寒の中を、皇帝ペンギンの夫婦はたった一個の卵を孵(かえ)すまで、数ヶ月間もその内陸に居座って卵を温め続けるのだ。生命か冬か、どっちが勝つか、というくらいの命をかけた越冬なのだ。

 雌(メス)の皇帝ペンギンは氷の真上に卵を一つ産む。夫である雄(オス)ペンギンはその卵を両脚の間、両足を揃えた先の上に置いて、二ヶ月間も温め続ける。卵が孵(かえ)るまでじっとそのまま。雄は卵を温める役につく前に十分に食べて脂肪をつけ、その間、何も食べないで過ごすそうだ。吹雪が吹こうがじっと耐える。雌はその間は餌をとってくる心配から解放され、卵が孵ったら子育てをする準備期間としてゆったりと過ごす。

 南極の美しい景色は勿論映し出される。そして皇帝ペンギンの威厳、優雅さ、可愛さもあますところなく見ることが出来る。しかし、そこは自然。人間から見たら可哀想だとかショックだとか思うシーンも当然ある。空腹のアシカがペンギンを狙って食べるとか、卵の中身が凍ってしまって殻が割れていたり。或いは赤ちゃんペンギンを失くした皇帝ペンギン夫婦は、別のカップルの子を盗もうとしたり。これは、どんな動物もののドキュメンタリーでも見る自然界の必至の出来事であろう。弱肉強食、食物連鎖。

 映画『 皇帝ペンギン 』のキーワードはこういうものがある。antarctic (南極)、aurora-borealis (北極光)、baby (赤ん坊)、bird (鳥)、blizzard (ブリザード・大吹雪)、brother (兄弟)、cold (寒さ)、death (死)、egg (卵)、hunger (飢餓)、ice (氷)、mother (母親)、penguin (ペンギン)、sea-lion (アシカ・トド)、snow (雪)、south (南)、travel (移動・旅)、aerial-photography (航空機による撮影)、flight (飛行)、migration (渡り・渡り鳥などの群れ)、nature (自然)、wildlife (野生動物)。こんな内容を、フランスのスタッフが寒い中、美しい映画に仕上げたのだ。

 映画『 皇帝ペンギン 』のナレーターの三人であるが、実は、解説風なナレーションというのではないらしい。三人がペンギンの台詞を話すという情報である。台詞だから、ちゃんとした俳優・女優なのか! 彼らの語る言葉は優美で、詩的で、生き物の尊厳をしっかりと維持していると大変好評だ。ペンギンが美しいフランス語を話すって、想像しただけでもハイソな気分。だから、この映画『 皇帝ペンギン 』は子供だけでなく大人が観ても十分楽しめて感性を研ぎ澄ませてくれそうな作品だ。

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■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』のトリビア

・フランス語の原題「 La Marche de l'empereur 」は「皇帝の行進・行程」
・英語の原題「 The Emperor's Journey 」は「皇帝の旅・旅程」
・‘皇帝ペンギン’はフランス語では‘Pingouin Empereur’、英語では‘Emperor Penguin’という。
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【『 皇帝ペンギン 』のスタッフとキャスト】
監督: リュック・ジャケー Luc Jacquet (Directed by)
製作: イヴ・ダロンドー Yves Darondeau (producer)
    クリストフ・リウー Christophe Lioud (producer)
    ジャン=フランソワ・カミレッリ Jean-François Camilleri (co-producer)
脚本: ミシェル・フェスレール Michel Fessler (adaptation)
    リュック・ジャケー Luc Jacquet (Writing credits)
撮影: ローラン・シャレ Laurent Chalet (Cinematography by)
    ジェローム・メゾン Jérôme Maison (Cinematography by)
編集: ヴァランティン・デュレイ Valentine Duley (Film Editing by)
    サビーヌ・エミリアーニ Sabine Emiliani (Film Editing by)
    エマニュエル・ゼレス Emmanuelle Zelez (Film Editing by)
音楽: エミリー・シモン Emilie Simon (Original Music by)
音響: パスカル・ドゥデイ Pascal Dedeye (Sound Department)
    ジェラール・ラン Gérard Lamps (Sound Department)
    ローラン・カリオ Laurent Quaglio (Sound Department)

出演: シャルル・ベルラン Charles Berling as Narrator (voice)
    ロマーヌ・ボーランジェ Romane Bohringer as Narrator (voice)
    ジュール・シュトリュク Jules Sitruk as Narrator (voice)

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ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 皇帝ペンギン (2005) LA MARCHE DE L'EMPEREUR / THE EMPEROR'S JOURNEY 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      AlloCine : Cinema
      アデリーランド
       http://homepage2.nifty.com/hoiho/j/40/00142.html
      Emperor Penguin
       http://yahooligans.yahoo.com/content/animals/species/9804.html
      EMILIE SIMON - La Marche de l'empereur - Album en ecoute
       http://www.mcm.net/chroniques/index.php/52987/8
      La Marche De L'empereur
       http://www.commeaucinema.com/news.php3?nominfos=33220
      公式サイト(仏語版)
       http://www.luc-jacquet.com/index_no_flash.htm
■映画『 皇帝ペンギン THE EMPEROR'S JOURNEY 』の更新記録
2005/02/21新規: ファイル作成
2005/03/31更新: ◆データ追加
2005/05/10更新: ◆タイトル確定
2005/08/26更新: ◆データ追加
2005/10/13更新: ◆追記
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幸田 幸
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