ジョルジュ・バタイユ ママン | |||||||||||||||||||||||||||
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ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) | |||||||||||||||||||||||||||
MA MERE (原題) / MY MOTHER (英題) | |||||||||||||||||||||||||||
映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA
MERE (原題) / MY MOTHER (英題) 』を紹介します。 映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』の原作 ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』の主なスタッフ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』の主なキャスト ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』のあらすじ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』の受賞 ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』のトリビア ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』のスタッフとキャスト ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE / MY MOTHER 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン MA MERE 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
ジョルジュ・バタイユ ママン ポスターはus.imdb.com/ より引用させて頂きました。
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』の解説 『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』は文学的に超エロティックな母と息子のドラマだ。『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』はタイトルの文字通りジョルジュ・バタイユの小説の映画化である。『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』で美しく官能的で不道徳な母親(=ママン)に『 8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題) 』等のイザベル・ユペール、17歳の息子ピエールに『 ドリーマーズ (2003) THE DREAMERS 』のルイ・ガレルが扮し、スペインのカナリア諸島を舞台に母子のドラマが妖しく魅力的に展開される。 ▲TOPへ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』の原作 『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』は、「死」と「エロス」を根源的なテーマとしたフランスの思想家・作家のジョルジュ・バタイユ(1897/09/10 - 1962/07/08)による未完成の遺作の映画化。それは、「 Divinus Deus (邦題:聖なる神)」(二見書房 / [訳]生田耕作)三部作「 Madame Edwarda (邦題:マダム・エドワルダ)」「 Ma Mére (My Mother) (邦題:わが母)」「 Charlotte D'Ingerville (邦題:シャルロット・ダンジェルヴィル)」のうちの「わが母」を原作としている。 ▲TOPへ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』の主なスタッフ ○『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』の監督・脚本: クリストフ・オノレ フランスの小説家・劇作家・児童書作家 ○『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』の製作: ステファヌ・ソラら 『 ヤマカシ2 (仮題) (2004) LES FILS DU VENT (原題) / THE GREAT CHALLENGE (英題) 』 ○『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』の配役: リシャール・ルソー 『 真夜中のピアニスト (2005) DE BATTRE MON COEUR S'EST ARRETE (原題) / THE BEAT THAT MY HEART SKIPPED (英題) 』 『 アワーミュージック (2004) NOTRE MUSIQUE (原題) / OUR MUSIC (英題) 』 『 恍惚 (2003) NATHALIE... 』 『 リード・マイ・リップス (2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』 ○『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』の美術: ローラン・アレール 『 ブルー・レクイエム (2004) LE CONVOYEUR (原題) / CASH TRUCK (英題) 』 ▲TOPへ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』の主なキャスト ●イザベル・ユペール as 母エレーヌ@ジョルジュ・バタイユ ママン 『 レ・スール・ファッシェ (原題) (2004) LES SOEURS FACHEES (仏題) / ME AND MY SISTER (英題) 』 『 ハッカビーズ (2004) I HEART HUCKABEES / I LOVE HUCKABEES 』 『 いつか、きっと (2002) LA VIE PROMISE (原題) / GHOST RIVER (英題) 』 『 8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題) 』 『 ピアニスト (2001) LA PIANISTE (原題) / THE PIANO TEACHER (英題) 』 ●ルイ・ガレル as 息子ピエール@ジョルジュ・バタイユ ママン 『 ドリーマーズ (2003) THE DREAMERS 』 ●エマ・ドゥ・コーヌ as アンシ@ジョルジュ・バタイユ ママン 『 ミッション・クレオパトラ (2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題) 』 ●ジョアンナ・プレイス as レア@ジョルジュ・バタイユ ママン 『 CLEAN (2004) 』 ●ドミニク・レイモン as マルト@ジョルジュ・バタイユ ママン 『 美しき運命の傷痕 (2005) L'ENFER (原題) / HELL (英題) 』 『 イン・マイ・スキン 人には言えない、私が本当にしたいこと (2002) DANS MA PEAU (原題) / IN MY SKIN (英題) 』 『 DEMONLOVER (2002) DEMONLOVER 』 ●オリヴィエ・ラブルダン as ロベール@ジョルジュ・バタイユ ママン 『 キングス&クイーン (2004) ROIS ET REINE (仏題) / KINGS AND QUEEN (英題) 』 『 ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC 』 ●フィリップ・デュクロ as 父@ジョルジュ・バタイユ ママン ▲TOPへ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』のあらすじ ※本作『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』のストーリー。 ピエール(ルイ・ガレル)は17歳の敬虔なカトリック信者だ。ピエールは寄宿制の高校から、夏休みをビーチで過ごすために、スペインのカナリア諸島のグラン・カナリア Gran Canaria, Canary Islands, Spain に父親(フィリップ・デュクロ)に連れられてやって来た。そこで母親エレーヌ(イザベル・ユペール)と合流することになるのだが、母親はピエールの成長期には不在だったので、ピエールにとっては他人も同然。以降、母親エレーヌのことは、タイトル『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』に従って‘ママン’と表記しよう。 父親は商用で出かけていった。すると、自動車事故で急死した。これは映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』の始まりからほんの15分程度でのこと。‘ママン’は、息子ピエールに父の死を慰める代わりに、夫のこれまでの不貞さや‘ママン’がピエールを生む前の夫の野放図な暮らしのことをピエールに語って聞かせるのだ。そして、森を裸馬に乗っていった時にあなたのお父さんと結ばれたのよ、とまで語る。 そしてママンはワイルドパーティに明け暮れる。ママンはパーティ三昧で、お酒とセックスばかりの凄まじい快楽主義に堕落している。母の仲間というか友人・‘恋人’は、レア(ジョアンナ・プレイス)とアンシ(エマ・ドゥ・コーヌ )という女性である。 退廃ムードいっぱいの‘ママン’が息子ピエールに発する言葉はこんな感じ: “I’m happy to be here alone with you. I have you all to myself. They’ll think you’re my lover. Would you be ashamed?” (直訳: あなたと二人だけでここにいられて嬉しいわ。あなたの全ては私のもの。 あなたは私の恋人だとみんな思うでしょう。そう思われたら恥ずかしい?) “Have you met my friend, Réa? We make out and stuff.” (直訳: 友達のレアには会ったことある?私達は抱き合う仲なのよ。) “She says she can’t wait to eat your ‘filthy little ass’ and clean your ‘adorably shitty hole.’” (直訳: レアはあなたの‘卑わいカワイイお尻’を食べて‘可愛くひどいアナ’を綺麗にするのが待ちきれないって言ってるわ。)・・・云々。<『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』はフランス語のセリフだけど、英語版 eFilmCritic Reviews を引用しました。直訳は幸の勝手な訳です。> レアはこうしてエレーヌの承諾を得て、17歳の初心なピエールにちょっかいを出す。女たちはピエールを一種の玩具にしているのだ。そうしてピエールにいい想いを覚えさせて、最後の瞬間に突き放す。レアはようやくピエールを満足させるのをOKした。すると、その後からは、ピエールはどうゆうわけか、ママンに対してかなり不健全な感情を抱くようになる。 すると、ママンは謎めいて、急にいなくなった。その間、やはり友人・恋人のアンシに、息子ピエールに性の手ほどきを続けるように仕向けた。アンシは、レアとは異なって、ピエールに対して真の愛情を示すようなのだが、二人の間にはまだ距離感があるみたい。レアとアンシは青年ピエールに、このようにして‘退廃・堕落’の味を教え込んだ。でも、これはほんの序の口だった。 それからは、エディプス・コンプレックス(=息子が母を慕う傾向)がこの映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』のメインである。青年ピエールは、自分の性的関心の深遠で心を乱す面と大いにもがく。『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』はポルノと文学の間(はざま)とも評されている。著名なフランスの思想家・作家ジョルジュ・バタイユの小説の映画化は奥深いんだろう。ふんだんに出てくる際どいセリフやシーンに大分赤面しそう。 ▲TOPへ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』の受賞 ○『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』は、ヨーロッパ映画賞 2004 European Film Awards で、イザベル・ユペールが受賞こそ逃したが観客賞最優秀女優 Audience Award Best Actress にノミネートされた。 ○『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』は、スペインのギヨン国際映画祭 2004 Gijón International Film Festival で、クリストフ・オノレ監督がグランプリ・オーストリア最優秀作品賞 Grand Prix Asturias Best Feature にノミネートされた。 ▲TOPへ ■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE / MY MOTHER 』のトリビア 【ジョルジュ・バタイユ ママンのトリビア その1】 フィリップ・デュクロ扮するピエールの父親は、アメリカの画家・芸術家・ポップアートの旗手・ロック世代のカリスマであるアンディー・ウォーホル Andy Warhol (或いはウォーホール)にそっくりだといわれている。 【ジョルジュ・バタイユ ママンのトリビア その2】 『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』のプロット・キーワードは: Whipping (むち打ち) Nude Beach (ヌードビーチ) Bondage (束縛) Topless Women (トップレスの女性達) Swimming Pool (プール) Widow (未亡人) Blindfold (目隠し) Beach (ビーチ) Sunbathing (日光浴) Femdom (フィメール・ドミナンス Female dominance の略/女性が支配的な役割を果たすこと) Female Frontal Nudity (女性の正面裸体) Gag (さるぐつわ・言論の抑圧・開口器・だじゃれ) S&M (サドマゾ) Based On Novel (小説に基づく) Incest (近親相姦) Masturbation Scene (自慰シーン) Mother Son Relationship (母・息子関係) Suicide (自殺) Male Frontal Nudity (男性の正面裸体) |
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【『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: クリストフ・オノレ Christophe Honoré (Directed
by) 製作: パウロ・ブランコ Paulo Branco (producer) ベルナール=アンリ・レヴィ Bernard-Henri Lévy (producer) ステファヌ・ソラ Stéphane Sorlat (associate producer) ディミトリ・ドゥ・クレルク Dimitri de Clercq (associate producer) Alexander Dumreicher-Ivanceanu (co-producer) Gabriele Kranzelbinder (co-producer) 原作: ジョルジュ・バタイユ Georges Bataille (novel) 脚本: クリストフ・オノレ Christophe Honoré (Writing credits) 撮影: エレーヌ・ルバール Hélène Louvart (Cinematography by) 編集: Chantal Hymans (Film Editing by) 配役: リシャール・ルソー Richard Rousseau (Casting by) 美術: ローラン・アレール Laurent Allaire (Production Design by) 出演: イザベル・ユペール Isabelle Huppert as Hélène, the Mother ルイ・ガレル Louis Garrel as Pierre, the Son エマ・ドゥ・コーヌ Emma de Caunes as Hansi ジョアンナ・プレイス Joana Preiss as Réa ジャン=バティスト・モンタギュ Jean-Baptiste Montagut as Loulou ドミニク・レイモン Dominique Reymond as Marthe オリヴィエ・ラブルダン Olivier Rabourdin as Robert フィリップ・デュクロ Philippe Duclos as The Father ▲TOPへ |
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<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン (2004) MA MERE (原題) / MY MOTHER (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com AlloCiné : Cinéma 公式サイト(英語版) http://www.mamerethemovie.com/ Georges Bataille - From Wikipedia, the free encyclopedia http://en.wikipedia.org/wiki/Georges_Bataille Shadows on the Wall [Rich Cline] http://www.shadowsonthewall.co.uk/04/art-t.htm#mymo Haro Online http://www.haro-online.com/movies/ma_mere.html eFilmCritic Reviews http://efilmcritic.com/review.php?movie=10566 |
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■映画『 ジョルジュ・バタイユ ママン 』の更新記録 2006/06/24新規: ファイル作成 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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