ロバと王女 | |||||||||||||||||||||||||||
|表紙|目次|読む映画試写会|レヴュー|観たい度映画|予告編|エッセイ|日誌|試写会情報|リンク集| | 映画人 |解説・レヴュー一覧表 |映画ゲーム |思い出映画|ブロードバンド(B)版|旅行の森てんこ森| |
|||||||||||||||||||||||||||
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画解説 | |||||||||||||||||||||||||||
ロバと王女 (1970) | |||||||||||||||||||||||||||
PEAU D'ANE (原題) / DONKEY SKIN (英題) | |||||||||||||||||||||||||||
映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE (原題)
/ DONKEY SKIN (英題) 』を紹介します。 映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の主なスタッフ ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の主なキャスト ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』のあらすじ ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』のトリビア ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』のスタッフとキャスト ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 ロバと王女 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 ロバと王女 PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
|||||||||||||||||||||||||||
幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
ロバと王女 ポスターはus.imdb.com/gallery/ より引用させて頂きました。
|
|
||||||||||||||||||||||||||
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
|||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE /
DONKEY SKIN 』の解説 『 ロバと王女 』は、カトリーヌ・ドヌーヴの若い頃、今から35年も前のフランス映画。それが本国フランスでも近年に再リリースされ、日本でも再度公開の運びとなった。 『 ロバと王女 』はシャルル・ぺローの童話が基になっており、それをジャック・ドゥミの監督・脚本で実写映画化した美しいファンタジーである。『 ロバと王女 』では、カトリーヌ・ドヌーヴ扮する王女様はポスターのようにロバの頭と皮を被って身を隠している。『 ロバと王女 』のフランス語原題「 Peau d'âne 」は「ロバの皮」という意味だ。『 ロバと王女 』の英語タイトルは「 Donkey Skin 」と「 Once Upon a Time 」がある。今でも現役のカトリーヌ・ドヌーヴ、この映画『 ロバと王女 』の頃の美しさはこの上ない。 ▲TOPへ ■映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の主なスタッフ ○『 ロバと王女 』の監督・脚本: ジャック・ドゥミ 『 ロシュフォールの恋人たち (1966) LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT 』 『 シェルブールの雨傘 (1963) LES PARAPLUIES DE CHERBOURG 』 ○『 ロバと王女 』の原作: シャルル・ペロー 『 リトル・トム (2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題) 』 『 エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』 ○『 ロバと王女 』の撮影: ギスラン・クロケ ○『 ロバと王女 』の撮影助手: イヴ・アゴスティーニ 『 ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題) 』 『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』 『 ファム・ファタール (2002) FEMME FATALE 』 『 ミッション・クレオパトラ (2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題) 』 ○『 ロバと王女 』の音楽: ミシェル・ルグラン 『 コニー&カーラ (2004) CONNIE AND CARLA 』 『 セイブ・ザ・ワールド (2003) THE IN-LAWS 』 ▲TOPへ ■映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の主なキャスト ●カトリーヌ・ドヌーヴ as 王妃と王女 二役@ロバと王女 『 キングス&クイーン (2004) ROIS ET REINE (仏題) / KINGS AND QUEEN (英題) 』 『 永遠の語らい (2003) A TALKING PICTURE 』 『 8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題) 』 『 リトル・トム (2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題) 』 『 雲 息子への手紙 (2001) NUAGES: LETTRES A MON FILS (仏題) / CLOUDS: LETTERS TO MY SON (英題) 』 『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』 ●ジャン・マレー as 王様@ロバと王女 『 魅せられて (1996) STEALING BEAUTY 』 『 ファントマ/危機脱出 (1964) FANTOMAS 』 ●ジャック・ペラン as 王子@ロバと王女 『 コーラス (2004) LES CHORISTES / CHORISTS 』 『 ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題) 』 『 犯罪の風景 (2000) SCENE DE CRIMES (原題) / CRIME SCENES (英題) 』 ▲TOPへ ■映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』のあらすじ ※本作『 ロバと王女 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ 映画『 ロバと王女 』の始まりは、「Once upon a time... (昔々)」というナレーターの声(ジャン・セルヴェ)。でも、明るく楽しそうでなく、ぞっとするようなナレーション。それは、王妃(カトリーヌ・ドヌーヴ)が死にそうだからだ。王妃は王様(ジャン・マレー)に、自分が死んだら跡継ぎを産むために再婚なさって、と言って亡くなった。夫である王様は悲しみを象徴するような青、召使い達も青い皮膚になっている。王妃が跡継ぎ云々と言ったのは、王と王妃の間には息子はおらず、娘つまり王女(カトリーヌ・ドヌーヴ二役)しかいないからだ。 王は、亡き王妃よりも美しい女性としか結婚しないと付き人たちに宣言する。そこで、最も美しいプリンセスを見つけろと、肖像画を次から次へと持ってこさせては、満足する美しい王女はいなくて断り続ける。そして遂に妻よりも美しい女性の肖像画にぶち当たった。それが誰だが王様は知りたがる。そして何と、自分の娘、プリンセスだと判明した。娘の顔を毎日よく見ていなかったらしくて! 王はお抱えの魔法使いの所に娘でもいいのかと訊きにいく。すると、幼い女の子というのは、誰と結婚したい?と訊かれれば、お父さん、と答えるのが殆どだと言われた。 でも、問題は、王女は小さな女の子ではなくて、れっきとした成人女性だということ。王は娘つまり王女を自分の部屋に呼んで、求愛の詩を読む。そして愛しているから結婚して欲しいと求婚する。王女は、詩の為にお父様はお狂いになったとユーモアで言うけど、実の父親と結婚するなんて真っ平ごめんだ。そこで、お抱えの妖精(デルフィーヌ・セイリグ)に相談しに行く。すると、男の子というのは母親とは結婚しないものだし、女の子は父親とは結婚しない、と歌って聞かせる。 妖精は更に、こうもアドヴァイスしてくれた。時間稼ぎして難題を上手くそらすために、不可能なドレスを何着も作ってくれと王様に頼むようにと。カトリーヌ・ドヌーヴはだから豪華なドレスを何着も魅力的に着てみせる。そして、そうしても結局結婚させられそうになると、もっと奇妙なものをねだるようにと妖精は教えてくれる。それは、ロバの皮である。金の卵を産むガチョウの如く、金を排出するという王家の宝の大切なロバの皮をちょうだい、と言わせるのだ。 王女はロバの皮を手に入れると、妖精に手はずを整えられた通り、ロバの皮を被ってお城から逃亡した。森で家畜の世話の下働きとして身を隠すのだ。王女とは知らない村人たちは、そんな泥まみれの姿の彼女を「Peau d'âne (ロバの皮)」と呼んでからかう。ところで、王子(ジャック・ペラン)と出会って、王女も王子も一目惚れしたのだが、それは王女が煌びやかなドレスを身に纏っている時だった。だから、王子はその女性を探すのに、自分の王国の女性一人ひとりに「指輪」を嵌めさせて見つけようとする。ちょうど、シンデレラのガラスの靴と同じような感じだ。因みに、王子の国では何でも「赤」。王子も従者も赤い衣装で、赤い馬に乗っている。 『 ロバと王女 』は、こういう、父親が娘と結婚しようとするタブーを扱ったお話。コミカルで、綺麗で、面白い要素がいっぱい詰まっている。中世そのものの豪華な衣装、生きたカエルを吐き出す老女、青い皮膚の召使、お喋りする黄色いバラ、肉体離脱のデート、フロイト Freud の心理学、お城のインテリア、太陽の煌くフランス北部の林間の沼地、フランスの本物のお城。シャンボール城 Chateau de Chambord やプレシス・ブレ城 Chateau du Plessis-Bourre(『 花咲ける騎士道 (2003) FANFAN LA TULIPE 』でもロケ地)が美しく登場する。それに、何と言っても、カトリーヌ・ドヌーヴの際立った美しさが見ものだろう。 ▲TOPへ ■映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』のトリビア 『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の原作はシャルル・ペロー著の「ロバの皮(Peau d'Ane/Donkey's Hide)」である。ペロー(1628/01/12 - 1703/05/16)はパリの裕福な家庭に生まれた。リヨン大学 Université de Lyon で法学を学んで弁護士になり、並行してアカデミー・フランセーズ L'Académie Française の会員となって活躍。ペローは子どもを意識して書いた初めての児童文学者であるとも言われている。『韻文による物語』『寓意のある昔話、またはコント集〜がちょうおばさんの話』が1695年から1697年に発表された。今でも世界の老若男女に愛されている数々の有名な童話はペローによるのだ。 「赤ずきん(Le Perit Chaperon Rouge/Little Red Riding Hood)」 「長靴をはいた猫(Le Chat botté/Puss in Boots)」 「青ひげ(La Barbe Bleue/Bluebeard)」 「眠りの森の美女(La belle au bois dormant/The Sleeping Beauty)」 「親指小僧・親指太郎(Le Petit Poucet/Tom Thumb)」等。 映画でも 『 リトル・トム (2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題) 』や 『 エバー・アフター (1998) EVER AFTER 』等、シンデレラの映画は殊に数多く、シャルル・ペローの原作が使われている。。 |
|||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||
【『 ロバと王女 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: ジャック・ドゥミ Jacques Demy (Directed
by) 製作: マグ・ボダール Mag Bodard (producer) 原作: シャルル・ペロー Charles Perrault (story) 脚本: ジャック・ドゥミ Jacques Demy (Writing credits) 撮影: ギスラン・クロケ Ghislain Cloquet (Cinematography by) イヴ・アゴスティーニ Yves Agostini (assistant camera) 編集: アンヌ・マリー・コトレ Anne-Marie Cotret (Film Editing by) 美術: ジャック・デュギエ Jacques Dugied (Art Direction by) 音楽: ミシェル・ルグラン Michel Legrand (Original Music by) 出演: カトリーヌ・ドヌーヴ Catherine Deneuve as La première reine/Peau d'âne ジャン・マレー Jean Marais as Le premier roi/The King ジャック・ペラン Jacques Perrin as Le prince charmant/The Prince ミシュリーヌ・プレール Micheline Presle as La Reine Rouge, la seconde reine デルフィーヌ・セイリグ Delphine Seyrig as La fée des lilas/The Fairy フェルナン・ルドー Fernand Ledoux as Le Roi Rouge, le second roi アンリ・クレミュー Henri Crémieux as Le chef des médecins/The Doctor ジャン・セルヴェ Jean Servais as Récitant/Narrator (voice) ▲TOPへ |
|||||||||||||||||||||||||||
<もっと詳しく> | |||||||||||||||||||||||||||
ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
|||||||||||||||||||||||||||
映画『 ロバと王女 (1970) PEAU D'ANE / DONKEY SKIN 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 シャルル・ペロー http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83% AB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AD%E3%83%BC |
|||||||||||||||||||||||||||
■映画『 ロバと王女 』の更新記録 2005/07/16新規: ファイル作成 2005/09/25更新: ◆データ追加 2006/06/06更新: ◆リンク追加 |
|||||||||||||||||||||||||||
▲TOPへ | |||||||||||||||||||||||||||
幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
「映画の森てんこ森」へ | 「旅行の森てんこ森」へ | |||||||
映画解説・レヴュータイトル一覧表
|
幸のイタリア各都市情報へ 136x70 |
|||||||
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。 貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。 |
||||||||
© 2003-2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved. |