イブラヒムおじさんとコーランの花たち | |||||||||||||||||||||||
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イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003) | |||||||||||||||||||||||
MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN | |||||||||||||||||||||||
映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003)
MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN 』を紹介します。 映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の主なスタッフ ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』のあらすじ ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の受賞 ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』のスタッフとキャスト ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||
■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち (2003) MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||
イブラヒムおじさんとコーランの花たち
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の解説 『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』はエリック・エマニュエル・シュミット著作のフランスのベストセラー小説が原作で、宗教の異なる老若二人の友情を描いハートウォーミングな映画だ。『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』は日本では 2005 年のお正月に封切りされる。 1960 年代初頭のパリを舞台に、薄幸のユダヤ人の 16 歳の少年とイスラム教徒のイブラヒムおじさん(オマー・シャリフ)が心を通わせていく。『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN 』のフランスのワーキングタイトルは『 MOMO 』という。これは主人公イブラヒムおじさんと共演の主役少年の配役名モモのこと。 ▲TOPへ ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の主なスタッフ ○『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の製作: ロラン・ペタンとミシェル・ペタン 『 TAXi (1997) TAXI 』 『 ロゼッタ (1999) ROSETTA 』 『 TAXi 2 (2000) TAXI 2 』 『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』 『 TAXi 3 (2003) TAXI 3 』 苗字が同じだから夫婦か兄妹だろうか? ○『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』配役: ブリジット・モアドン 『 ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題) 』 『 イン・マイ・スキン (2002) DANS MA PEAU (原題) / IN MY SKIN (英題) 』 ○『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』美術: カーチャ・ヴィシュコフ 『 オーギュスタンの恋々風塵 (1999) AUGUSTIN ROI DU KUNG-FU (原題) / AUGUSTIN KING OF KUNG FU (米題) 』 ○『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』音響: ジェラール・ラン 『 ニキータ (1990) NIKITA 』 『 レオン (1994) LEON / THE PROFESSIONAL 』 『 犯罪の風景 (2000) SCENE DE CRIMES (原題) / CRIME SCENES (英題) 』 『 ハリー、見知らぬ友人 (2000) WITH A FRIEND LIKE HARRY (米題) / HARRY IS HERE TO HELP (米題) / HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (仏題) 』 ▲TOPへ ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』のあらすじ ※本作 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ 映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち MONSIEUR IBRAHIM ET LES FLEURS DU CORAN 』のストーリーの舞台は 1960 年代初頭のパリ Paris 。 Moise (モーゼかモイーズと発音か?)というユダヤ人の 16 歳の少年の愛称がモモ(ピエール・ブーランジェ)。彼はパリの裏町のむさ苦しいアパートに、父親(ギルバート・メルキ)と暮らしている。母(イザベル・ルノー:『 ヴィドック (2001) VIDOCQ 』)は家を出て行ったらしく父子家庭となっている。 父は懸命に働く労働者で、家に帰れば息子モモが夕食の用意をしているものと決め付けていて、生活に疲れ果てた様子。モモは青春の真っ盛りで、近隣の女性たちと交流を楽しんでいる。ミリアム(ローラ・ナイマール)という隣人を嘲弄したりもすれば、付近の売春婦たちには愛情を持って可愛がられてもいる。モモはお金を貯めようとしており、そういう売春婦たちには年齢をサバ読んで伝え、注目してもらえるようにしているのだ。 モモは父親に乏しい家計をやりくりするように言われ、食事やら日常の生活の買い物も任せられている。その彼がしょっちゅう買い物に行く店が、イブラヒムおじさん(オマー・シャリフ:『 アラビアのロレンス (1962) LAWRENCE OF ARABIA 』『 オーシャン・オブ・ファイヤー (2004) HIDALGO 』)が営んでいる食料品店なのだ。モモは決して模範少年ではなく、ちょっとワルそうな少年だし、貧しい家計のこともあって、その店でも万引きは日常茶飯事だった。でも店のおやじイブラヒムは咎めるでもなく、見て見ぬ振りを続けていた。 ある日、例によってモモが万引きをしていると、盗みを働いている時は疑惑を取り去るように微笑むものだなんて店主のイブラヒムおじさんは言う。叱るどころかそんな事を言うので、それがきっかけでイブラヒムおじさんとモモ少年は仲良くなった。祖父と孫のような年齢差なのに友達になったのは、モモには真の友人と呼べる人はいなかったから。アラブ系でイスラム教徒のイブラヒムおじさんは、イスラム教経典であるコーラン(英語で Koran、フランス語では原題にある通り、Coran )から教訓を述べてモモに人生の色々を教えてやる。日曜日に二人で散策しながら、毎日の暮らしのほんのささやかな喜びでもかみ締めて感謝するようにと教えるのだ。 イスラム教のイブラヒムおじさんに対し、モモはユダヤ教である。「ユダヤ人であるというのはどういう意味なのだろう?」と自問するモモ。「父にとっては、一日中、ユダヤ人と言うことで窮屈な思いをすることだと言う。僕にとっては、何か他の存在になることを僕に妨げるもの。」 しかし、そんな事を言っていられるのも長くはなかった。モモの父親がモモを捨てたのだ。この頃からイブラヒムおじさんのコーランの教えがモモに影響してくる。このイスラム教とユダヤ教という問題は、イブラヒムおじさんの側のより優しくより寛容なイスラム教の中で溶解していくのだそうだ。そしてこの辺りまで観客をほろりとさせる展開となる模様。 それが一転するのは、チェリー・レッドのスポーツカーをイブラヒムおじさんが購入して、モモを乗せてトルコ Turkey までドライブしていくエピソードから。車の販売員を演じるのはギョーム・ガリエンヌ( 『 花咲ける騎士道 (2003) FANFAN LA TULIPE 』) だ。それに、古本屋には 『 ミッション・クレオパトラ (2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題) 』 のパスカル・ヴァンサンが扮して登場するらしい。更に驚くことは、フランスを代表する大女優イザベル・アジャーニ( 『 カミーユ・クローデル (1988) CAMILLE CLAUDEL 』 『 パパラッチ (1998) PAPARAZZI 』 『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』 『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』) が“スター”という配役で出演していることだ。一体どんな展開になるのかな。兎に角、後半は絢爛豪華な出し物になるらしい。 ▲TOPへ ■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の受賞 『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』は各映画祭で高い評価を得ている。 ・ 2003 年セザール賞 Cesar Awards 主演男優賞を獲得。 ・ 2003 年ヴェネチア国際映画祭 Venice Film Festival の功労賞を獲得。 ・ アメリカの 2003 年ゴールデン・グローブ Golden Globes では最優秀外国映画賞にノミネートされた。 |
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【『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||
監督: フランソワ・デュペイロン Francois
Dupeyron (Directed by) 製作: ロラン・ペタン Laurent Petin (producer) ミシェル・ペタン Michele Petin (producer) 原作: エリック・エマニュエル・シュミット Eric-Emmanuel Schmitt (novel Monsieur Ibrahim et les fleurs du Coran) 脚本: フランソワ・デュペイロン Francois Dupeyron (Writing credits) エリック・エマニュエル・シュミット Eric-Emmanuel Schmitt (screenplay Coran) 撮影: レミ・シェブラン Remy Chevrin (Cinematography by) 編集: ドミニク・ファイス Dominique Faysse (Film Editing by) 配役: ブリジット・モアドン Brigitte Moidon (Casting by) 美術: カーチャ・ヴィシュコフ Katia Wyszkop (Production Design by) 音響: ジェラール・ラン Gerard Lamps (Sound) 出演: オマー・シャリフ Omar Sharif as Monsieur Ibrahim ピエール・ブーランジェ Pierre Boulanger as Momo ギルバート・メルキ Gilbert Melki as Momo's Father イザベル・ルノー Isabelle Renauld as Momo's Mother ローラ・ナイマール Lola Naymark as Myriam アン・スアレス Anne Suarez as Sylvie マータ・ギャバン Mata Gabin as Fatou セリーヌ・サミー Celine Samie as Eva イザベル・アジャーニ Isabelle Adjani as The Star ギョーム・ガリエンヌ Guillaume Gallienne as The Car Salesman パスカル・ヴァンサン Pascal Vincent as The Secondhand Bookseller ▲TOPへ |
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ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト(英語版) http://www.sonyclassics.com/ibrahim/ AlloCine : Cinema |
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■映画『 イブラヒムおじさんとコーランの花たち 』の更新記録 2004/03/13新規: ファイル作成 2004/12/14更新: ◆一部テキスト追記と書式変更 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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