| -less ［レス］ | |||||||||||||||||||||||||||
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 -less ［レス］ (2003) |
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| DEAD END | |||||||||||||||||||||||||||
| 映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』を紹介します。 映画『 -less ［レス］ DEAD END 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』の主なスタッフ ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』の主なキャスト ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』のあらすじ（ご注意！ ネタバレあり） ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』の結末（ご注意！ ネタバレあり） ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』の受賞 ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』のトリビア ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』のスタッフとキャスト ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』の＜もっと詳しく＞ ＜もっと詳しく＞は映画『 -less ［レス］ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー（あらすじとネタバレ）です。※ご注意：映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 -less ［レス］ DEAD END 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ（画面の切り替え） |
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幸の観たい度： ８つ星   |
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| ■映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
-less ［レス］ ポスターはhttp://membres.lycos.fr/ より引用させて頂きました。
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| ●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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| ■映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』の解説 映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』は、フランスはカンヌで生まれ育った生粋の映画っ子ジャン＝バティスト・アンドレアとファブリス・カネパという新鋭フランス人コンビの監督・脚本による仏米合作の作品。俳優たちはアメリカ人だ。『 -less ［レス］ 』は『 クライモリ (2003) WRONG TURN 』のように、いつもと違う道路を車で走って恐怖の目に遭うホラー･サスペンスでありながら、『 -less ［レス］ 』が普通のホラーやスリラーと異なる点は、コミカルなブラックユーモアが加味されているところだろう。 邦題『 -less ［レス］ 』というのは、クロックワークスＨＰによると、＜ endless, hopeless, sleepless, roadless, helpless ＞という無い無い尽くしだからみたい。でも『 -less ［レス］ 』というのは『 1.0【ワン・ポイント・オー】 (2004) ONE POINT O / PARANOIA 1.0 』や『 ０：３４ レイジ３４フン (2004) CREEP 』と同様、ネット検索するにはヒジョーに厄介なタイトルなんだけどなぁ・・・。 ▲TOPへ ■映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』の主なスタッフ ○『 -less ［レス］ 』の監督・脚本： ジャン＝バティスト・アンドレアとファブリス・カネパ ○『 -less ［レス］ 』の製作総指揮： イヴ・シェヴァリエ 『 スパン (2002) SPUN 』 ○『 -less ［レス］ 』の配役： アマンダ・コブリン 『 ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK 』 『 バーバー (2001) THE MAN WHO WASN'T THERE 』 『 ホワット・ライズ・ビニース (2000) WHAT LIES BENEATH 』 あとは、知っている映画に携わっているメンバーは見つからなかった。 ▲TOPへ ■映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』の主なキャスト ●レイ・ワイズ as フランク・ハリントン 『 ヒューマン・キャッチャー (2003) JEEPERS CREEPERS 2 』 ●リン・シェイ as ローラ・ハリントン セルラー (2004) CELLULAR 』 『 シンデレラ・ストーリー (2004) A CINDERELLA STORY 』 『 ふたりにクギづけ (2003) STUCK ON YOU 』 『 バナナ★トリップ (2002) BOAT TRIP 』 ●アレクサンドラ・ホールデン as マリオン・ハリントン 『 ラブ・スクール (2003) HOW TO DEAL 』 『 ホット・チック (2002) THE HOT CHICK 』 『 わたしが美しくなった１００の秘密 (1999) DROP DEAD GORGEOUS 』 ●アンバー・スミス as 白い服の女 『 アメリカン・ビューティー (1999) AMERICAN BEAUTY 』 ●スティーヴ・ヴァレンタイン as 黒い服の男 『 マーズ・アタック！ (1996) MARS ATTACKS! 』 ●ジミー・Ｆ・スキャッグス as 労働者１ 『 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) CATCH ME IF YOU CAN 』 『 インビジブル (2000) HOLLOW MAN 』 ●クレメント・ブレイク as 労働者２ 『 キューティ・ブロンド／ハッピーＭＡＸ (2003) LEGALLY BLONDE 2: RED, WHITE & BLONDE 』 『 マイノリティ・リポート (2002) MINORITY REPORT 』 『 ザ・ワン (2001) THE ONE 』 『 マグノリア (1999) MAGNOLIA 』 ▲TOPへ ■映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』のあらすじ ※本作『 -less ［レス］ 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 -less ［レス］ 』のストーリーは。 ◆ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。 『 -less ［レス］ 』の時節はクリスマス･イヴ、フランクは妻の実家にクリスマス休暇をしに長距離ドライブをしている。車に乗っているのは： フランク・ハリントン（レイ・ワイズ）：短気な中年男性で、この一家の主。 ローラ・ハリントン（リン・シェイ）：妻で、長いこと病気にかかっている。 リチャード・ハリントン（ミック・ケイン）：十代の息子で、オバカなことばかり言う。 マリオン・ハリントン（アレクサンドラ・ホールデン）：二十代の娘で、心理学の実習生。 ブラッド・ミラー（ビリー・アッシャー）：マリオンの婚約者。ハリントン一家の旅に同行している。 五人乗りの車に、家族四人と娘のカレシで五人満員。それにクリスマスプレゼントもいっぱい詰め込んでいる。フランクはこの道中がちっとも面白くない。毎年恒例の妻の実家でクリスマスを過ごすというのは、日本流で言えばお正月を奥さんの実家に過ごしにいくようなもの。もう二十年も同じ事を繰り返している。姑はフランクのことをちっとも認めないし、ガンマニアの気に食わない義理兄もいる。妻はクリスマスを他で過ごすことなんて考えもしない。フランクは気が進まないけど、これがハリントン一家の毎年の行事なのである。 長いドライブだから、皆、好きなことを口論し合っている。フランクはブツブツ不平不満を口にするし、息子リチャードはオバカなこと言って愚弄して粗野な言動をするし、妻は長いドライブを快適にしようと必死だし。そんな皆の不協和音を、娘マリオンと恋人ブラッドは宥（なだ）めるのに一生懸命だ。道路は慣れすぎて単調だし、うつらうつらしてきたので、フランクは二十年間繰り返してきた同じルートを進むのをやめて、景色のよいわき道を初めて運転することに決めた。この決断が間違いだったのだ…。 寂しい道で、別の車と正面衝突しそうになった。それはどうにかかわしたが、妻ローラはこの道がどこに行くのか分かっているのかと質問し始める。なにしろ、分岐点も店も家並みもなくて、ただただまっすぐな道路で、どこにも行き先がないのだ。地図にも載っていない町の名の標識が立っているので町がもうすぐあるのかと期待しても、そんなのない。同じ標識を何度も何度も通り過ぎる。夜の闇が近づき、道路は暗い森の中に入っている。 フランクは妻と口論していると、急ブレーキをかけた。道路脇に白い服を着た若い女性（アンバー・スミス）を見かけたのだと言う。車は停まったが、その女性の姿は消えて、突然、車の横に立って窓ガラスから覗き込んでいる。赤ん坊を抱いているし、負傷していて何か事故にでもあったのだろうと、フランクは車の後部座席にその女性を乗せてあげた。でも五人乗りだから、娘マリオンを車から降ろして。 911 番（日本の 110 や119 に当たる）に電話するために、道路に何か店とか小屋とかあるまで娘には歩かせることにしたわけだ。 その後、娘のカレシのブラッドと白い服のその女性だけを残して、あとの者は小屋の電話を探しに車から降りて歩いてみる。すると、ブラッドの悲鳴が聞こえて、車に戻るとブラッドとあの女性はいなくなっていた。マリオンは小屋から少しだけ離れた所でタバコを吸おうとして、マッチがないのに気付く。そして、遠くの方にヘッドライトが見えた。それは黒い霊柩車で、ゆっくりと近づいてくる。窓ガラスは暗く、運転手は見えない。霊柩車がマリオンのそばを通ると、霊柩車の後部からカレシのブラッドが助けを求めて叫んでいるのがマリオンは見える。マリオンは悲鳴を上げて、家族に知らせようと小屋に駆け寄る。 フランクは霊柩車に追いつこうとしてスピードを出して運転する。でも、路上で何かにぶつかった。そこには、手足を切断されたブラッドの惨い死体が横たわっていた。白い服の死人のようなあの女性は出没を繰り返し、出現するたびに次のひどい事を予告する。一人また一人と、フランクの家族は狂気に陥るが、その恐怖のヒステリーから生まれる言動は大変コミカルで、本人たちは怖くてたまらないのに、観ている方はおかしくてたまらないという。 マリオンはショック状態、妻ローラは現実の恐怖に対処できなくて子供の振る舞いに退化してしまっている。一刻もこんな怖い所から立ち去りたい思いでいっぱいだ。息子リチャードもおかしなことを言い出している。フランクは車をもう何マイルもこの道路を走らせているから、今更Ｕターンして戻ろうとは考えない。まっすぐに続く果てしないこの道も、まもなく行き止まりに達するだろうと思っている。けれど、道は終わらないし、歩いていこうとしても自分の車の所に戻ってきてしまうのだ。あの霊柩車は気味悪く静かにあとをつけてきて、次は家族の誰がそれに乗ることになるのかという怯えは極度に達する。 ▲TOPへ ◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say ! 父も母も弟も無残な犠牲者になった。最後に残ったのは娘マリオン。唯一の生存者マリオンにあの霊柩車が近づいてくるのが見える。恐怖のマリオンに、赤ん坊を抱いた白い服の女性はこう言った。「 Don't worry. It isn't here for you. （直訳：心配しないで大丈夫。あなたを迎えに来たのじゃないから。）」 そう言った白い服の女性は霊柩車に乗り込んでいった。 ・・・マリオンは病院のベッドで目覚める。交通事故に遭って、あの時、マリオン以外の四人全員が死んでしまったのだった。赤ん坊のいる美しい女性が運転していた車と正面衝突したのだった。だから女性も死んでいるわけだ。映画『 -less ［レス］ 』では、その事故の前までのことは全て現実で、後のことは、マリオンの精神の中だったのである。こういう意外な結末がラストで待っている。そう言えばマリオンは心理学者だったっけ！ ▲TOPへ ■映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』の受賞 ◎『 -less ［レス］ 』はブリュッセル国際ファンタジー映画祭 2003 Brussels International Festival of Fantasy Film で、ペガサス観客賞 Pegasus Audience Award および最優秀ヨーロッパファンタジー映画賞 Grand Prize of European Fantasy Film in Silver の二冠に輝いた。 ◎『 -less ［レス］ 』はファンタジア映画祭 2003 Fant-Asia Film Festival で審査員賞最優秀国際映画賞 Jury Prize を獲得。 ◎『 -less ［レス］ 』はペニスコラ・コメディ映画祭 2004 Peñiscola Comedy Film Festival で、リン・シェイが最優秀女優賞 Best Actress と二人の監督が最優秀新人監督賞 Best First Work の二冠に輝いた。 ◎『 -less ［レス］ 』はサンセバスチャン ホラー&ファンタジー映画祭 2003 San Sebastián Horror and Fantasy Film Festival で観客賞 Audience Award 受賞。 ▲TOPへ ■映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』のトリビア 【-less ［レス］ のトリビア その１】 白い服の女性を演じたアンバー・スミスは後姿のヌードがある。 【-less ［レス］ のトリビア その２】 『 -less ［レス］ 』は非常に低予算の映画である。キャストもこじんまりと、ＣＧＩ も必要なく、ロケもロサンゼルス Los Angeles だけ。それなのにこんな面白い映画が作れるのかと賞賛の声が上がっているのは『 “アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』と同様だ。 |
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| 【『 -less ［レス］ 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
| 監督： ジャン＝バティスト・アンドレア Jean-Baptiste
Andrea (Directed by) ファブリス・カネパ Fabrice Canepa (Directed by) 製作： ジェームズ・ユット James Huth (producer) ガブリエラ・ストーレンウェルク Gabriella Stollenwerck (producer) アルベール・ハッソン Albert Hasson (line producer) 製作総指揮： イヴ・シェヴァリエ Yves Chevalier (executive producer) ジェームズ・ユット James Huth (executive producer) 脚本： ジャン＝バティスト・アンドレア Jean-Baptiste Andrea (Writing credits) ファブリス・カネパ Fabrice Canepa (Writing credits) 撮影： アレクサンダー・ブーノ Alexander Buono (Cinematography by) 編集： アントワン・ヴァレイユ Antoine Vareille (Film Editing by) 配役： アマンダ・コブリン Amanda Koblin (Casting by) 音楽： グレッグ・ドゥ・ベル Greg De Belles (Original Music by) 出演： レイ・ワイズ Ray Wise as Frank Harrington リン・シェイ Lin Shaye as Laura Harrington ミック・ケイン Mick Cain as Richard Harrington アレクサンドラ・ホールデン Alexandra Holden as Marion Harrington ビリー・アッシャー Billy Asher as Brad Miller アンバー・スミス Amber Smith as The Lady in White カレン・Ｓ・グレガン Karen S. Gregan as Dr Helen Marcott スティーヴ・ヴァレンタイン Steve Valentine as The Man in Black ジミー・Ｆ・スキャッグス Jimmie F. Skaggs as 1st Worker クレメント・ブレイク Clement Blake as 2nd Worker ▲TOPへ |
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| ＜もっと詳しく＞ | |||||||||||||||||||||||||||
 ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 -less ［レス］ (2003) DEAD END 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト（英語版） http://www.pentagonpictures.com.my/main_film/deadend/ |
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| ■映画『 -less ［レス］ 』の更新記録 2005/04/23新規： ファイル作成 |
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| 幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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映画解説・レヴュータイトル一覧表
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