ラ・ラ・ランドのネタバレ@映画の森てんこ森

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映画『 ラ・ラ・ランド 』の解説
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ラ・ラ・ランド/映画『 ラ・ラ・ランド LA LA LAND 』あらすじ・ストーリーのネタバレ/結末まで完全ネタバレ

by ネタバレンタイン犬@映画の森てんこ森 ラ・ラ・ランドのネタバレ
ラ・ラ・ランドのネタバレ
 今日のタイトルは「ラ・ラ・ランドのネタバレ」です。
 そしてYouTube動画映像版は映画『ラ・ラ・ランド』の予告編です。
 映画『 ラ・ラ・ランド (2016) LA LA LAND 』の映画解説はこちらから。
 このページは、幸田幸@映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やDVDで鑑賞して作文したり、『 ラ・ラ・ランド (2016) LA LA LAND 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報(あらすじ・ストーリー・ネタバレ等)を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。

映画『ラ・ラ・ランド』の劇場公開
 2017年2月24日(金)より、全国ロードショー!!
 ※日本配給情報:劇場公開(ギャガ=ポニーキャニオン)

ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『 ラ・ラ・ランド (2016) LA LA LAND 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
 Warning!The items below here contain information that may give away important plot points. You may not want to read any further if you've not already seen this title.

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
 映画『 ラ・ラ・ランド (2016) LA LA LAND 』の始まりは、米国はカリフォルニア州ロサンゼルスの渋滞した105/110インターチェンジ付近。どの車内でも音楽をかけている。その中の一台から若い女性が下りて“Another Day of Sun”を歌い出した。この105/110インターでは暑い最中に二日間の撮影。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
 映画『ラ・ラ・ランド』のヒロインとなるミア・ドーラン(エマ・ストーン:『 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014) BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 』等)だ。カリフォルニアの快晴の素晴らしさをミュージカル風に歌い上げるミア。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
 ミアに続いて、他の車からも皆おりてきて(高速道路のダンサー:『 シンデレラ・ストーリー (2004) A CINDERELLA STORY 』のレシュマ・ガジャール、『 ロック・オブ・エイジズ (2012) ROCK OF AGES 』のネイサン・プレヴォーら)、車の上でシンクロでダンスしたりジャンプしたり声を張り上げたりする。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
 今は冬。でも舞台となるLAでは目映い陽気だ。タイトルの「LA LA LAND」の「LA」とは、ロサンゼルス Los Angeles の略称LAであり、「LA LA LAND」はロサンゼルス、主にハリウッド地域の愛称であるし、陶酔しハイになる状態も表すし、夢の国・現実離れした世界・おとぎの国の意味もある。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
 渋滞が収まりミアは愛車プリウスにまた乗り込む。そして止まったまま誰かに電話で話している様子。別の旧式車1982年型ビュイック・リヴィエラ・コンバーチブルの男が「進めよ」とクラクションを鳴らした。すると、ミアは実は電話しているのでなくて、オーディションの稽古をしているのだと分かる。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
 その男、セバスチャン・ワイルダー愛称セブ(ライアン・ゴズリング:『 ロスト・リバー (2014) LOST RIVER 』等)はミアの車を回り込んで睨み、ミアはやっと自分が交通の妨げになっているのだと気づいた始末だ。これがセブとミアの出会いの第一歩。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
 ミアはワーナーブラザースの映画スタジオのカフェで働いている女優志望の若い女性バリスタだ。今日も女優(アミー・コン)やスタジオ従業員に日々コーヒーを出して働きながら、いつかは私も、と虎視眈々である。映画スターは「無料で結構です」と言われ、その代わりにチップを優雅に置いていき、ゴルフカートに乗って付き添われていくというセレブな姿。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
 因みにこのコーヒーショップは実在のものでない。ロサンゼルスタイムズによると、ここは壁をルシル・ボールやスペンサー・トレイシーといった俳優の古い写真を配して塗り込み、『 カサブランカ (1942) CASABLANCA 』で使用された“歴史的に名高い窓”の通りの向かいの敷地に偽物カフェを設えたのだそうだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
 夢追い人の街ラ・ラ・ランド、夢を叶えたい人々が集まる街ラ・ラ・ランド。オーディションに出られるようついていこうと必死のミアを、店長(テリー・ウォルターズ)は厳重に止める。でもミアは急いだ挙げ句に客(トム・シェルトン)とぶつかってコーヒーをこぼし、ブラウスが茶色に染まってしまった。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
 赤いジャケットを羽織ってミアはオーディションにやっと臨む。感情を込めて台詞を披露するのに、オーディションのキャスティングディレクター(シンダ・アダムズ)は用事ができると、慇懃無礼にミアを帰らせた。こんな風にミアは何度オーディションを受けても落ちてばかり。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
 主人公のセバスチャン・ワイルダー愛称セブはその後、ジャズクラブの店がたたまれるのを目にする。有名なジャズミュージシャン達が演奏していたジャズクラブである。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
 寂れたアパートに帰宅すると、ジャズクラブが閉鎖して通りから拾ってきたスツールに姉ローラ(ローズマリー・デウィット:『 シンデレラマン (2005) CINDERELLA MAN 』等)が両足を乗せるのを見て怒る。大好きなジャズミュージシャン達が腰を掛けていたスツールだからだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
 このことからも分かるように、セブはジャズが大好きなのだ。セブは売れないジャズピアニストで、お気に入りのクラブが閉鎖してサンバとタパスの店に変わるのを嘆く。そんな弟に、姉ローラは、請求書がたまっているからお金を稼ぎなさいと発破をかける。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
 一方、ミアは三人の女優の卵たち、アレクシス(ジェシカ・ローテ)、ケイトリン(ソノヤ・ミズノ)、トレイシー(キャリー・ヘルナンデス)と暮らしている。スタッコ仕上げのピンクの壁のこのアパート、LAロングビーチ界隈の風情を醸し出すスペイン風コロニアル様式のこの建物に白羽の矢が立ったそうだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
 家に戻ると、彼女らにオーディションのことを訊かれ、答えたくもない。すると、ハリウッド・ヒルズ(『 マルホランド・ドライブ (2001) MULHOLLAND DR. / MULHOLLAND DRIVE 』参照)の映画界実力者の邸宅でパーティーがあるから、と誘われる。ミアは行き気がしない。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
 でも、“Someone in the Crowd”の歌で、誰かに見出されるかも、と言われて、出席することに。ハリウッドパーティーは派手で、ダンス(スコット・ヒスロップら:『 L.A. ギャング ストーリー (2012) GANGSTER SQUAD 』等)やシャンペンで溢れかえり、年長者がミアを口説いたり。でも特に収穫はなかった。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
 帰り、ミアは愛車が駐車違反で牽引されるという不運に見舞われて、ローレル・キャニオン(『 しあわせの法則 (2002) LAUREL CANYON 』参照)をヒール姿で歩いて帰る羽目になる。これが運命だった。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
 その頃、リプトンズというレストランでは、セバスチャンがレストランの経営者ビル(J・K・シモンズ:『 ターミネーター:新起動/ジェニシス (2015) TERMINATOR: GENISYS 』等)にピアノ演奏の曲目で一悶着している。ロケは実際はスモークハウス・レストランで。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
 客のリクエスト曲だけ弾け、と命じる経営者ビルの意向を無視して、セバスチャンはクリスマス曲を数曲弾いてから、自らのオリジナル曲を演奏するのだ。幻想的なシーン。ほの暗い照明の中、スポットライトを浴びて“Mia and Sebastian's Theme”のピアノ演奏するセバスチャン。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
 ライアン・ゴズリングは3ヶ月間かけてピアノを習得し、全編吹き替え無しでピアノ演奏している。凄い!偉い!リプトンズからその美しいジャズナンバーのピアノ演奏が正に聞こえてきて、ミアは吸い込まれるように店に一歩踏み入れる。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
 セバスチャンが弾き終えると、経営者ビルは、クリスマスだから、というセブの哀願も聞き入れずにクビにした。このやり取りの一部始終をミアは見ていて、セブが通り過ぎたとき、凄く感動しましたと口にしようとするけれど、セブは嫌な顔をして出て行った。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
 舞台は春に変わる。あるプールパーティーで、ミアが自称・脚本家カルロ(ジェイソン・フュークス)を紹介されると、カルロは長々と自慢話をするので、ミアは80年代の歌のカバーバンド(D・A・ウォーラックら)の方に逃げて行った。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
 そのバンドはアーハ<ノルウェーのバンド>の“Take On Me”のカバー曲を歌っている。よく見ると、バンドのキーボード奏者が何とセバスチャン。身なりも80年代風にしたセバスチャン。リクエスト曲を訊かれたので、ミアは“I Ran”と叫ぶ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
 ア・フロック・オブ・シーガルズ<イギリスのニューウェーブ、 ニューロマンティック・バンド>の“I Ran”を“I never thought I’d meet a girl like you… and I ran, I ran so far away.(君みたいな女の子と会えるなんて思っていなかった・・・僕は遠く遠くへ走った)”という意味ありげな歌詞をつけて演奏する80年代カバーバンド。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
 セブもミアの顔を覚えていたようで、その後、二人はお喋りを交わす。僕は“厳粛な音楽家”だから、“I Ran”なんて曲はリクエストしないでよ、とか、私は今週“厳粛な音楽家”の役のオーディションにその服、借りていこうかしら、と茶化したり。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
 ミアは訊かれてワーナーブラザースの映画スタジオのカフェで働いていることを話すと、役者になりたいならバリスタをしていたら駄目だとセブは非難するけれど、ミアは勝ち気な性格だから、偉そうにしている。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
 このイベントが終わっても脚本家はミアにまた長話ししようとするから、帰ろうとしているセブを呼び止めて、駐車している山ほどの車からミアのプリウスを探す。こうして何度も偶然に出会うって不思議ね、と言うミアに、セブは、そんなこと全く普通だとポーカーフェース。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
 そうしているうちに二人は峡谷の頂上に来ていた。眼下はロサンゼルスの街がピンク色の夕焼けに染まって夢のよう。ここはマウント・ハリウッド・ドライブのキャシーズコーナーという、地元で有名な夜景の名所で、街灯とベンチを撮影用に設置したそうだ。この“マジックアワー<日没後に数十分程体験できる薄明の時間帯を指す撮影用語>”のシーンはワンテイク<長回し>で撮影された。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
 セブは“A Lovely Night”を歌い始める。ライアン・ゴズリングはピアノ演奏を全部こなすだけでなく繊細で甘い歌声も披露する。ミアはヒール靴から途中でテニスシューズに履き替えて歌に加わった。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
 二人はフレッド・アステア(「パリの映画館」参照)&ジンジャー・ロジャース的なタップダンスをし始める。このシーンは大層美しく、映画史上に残る傑作シーンだと評されているくらいだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
 その直後に、ミアの彼氏グレッグ・アーネスト(フィン・ウィットロック:『 ノア 約束の舟 (2014) NOAH 』等)から電話。デートしたのはほんの数か月。グレッグとの仲はあまり上手くいっていない。この後、ミアは自分の車で走り去り、セブとは何の連絡方法もないまま別れた。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
 ミアの次のオーディション。最初は医師の役で、専門用語が分からないまま台詞を言う。次は警察官の役で、やはり専門用語は空回り。次は高校生を教える白人教師の役で、下手さに配役助手のサラ(アンナ・チャゼル。デイミアン・チャゼル監督の妹)も呆れ顔。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
 またオーディションが上手くいかず、コーヒーショップに戻って働くミアは、何度も挫折しては傷つくピュアな心の持ち主だ。この日も横柄な客の対応や店長から指示の出勤日がオーディションと重なること等に困り果てていた。すると、セバスチャンが来ていた!

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
 お互い何の連絡方法も教えていなかったけれど、このカフェのことだけは話していたから来れたのだ。セブは映画スタジオの敷地に忍び込んだことをおどけて話し、10分後のミアの仕事帰りに一緒に店を出た。外では映画撮影。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
 ミアがどうして女優になりたいのかをセブが尋ねると、ネバダ州の伯母が女優だったので、遊びに行ってはよく、家の向かいの図書館で昔の映画を調べたのだと話す。芝居の脚本を書いて上演もしたし、ずっと女優になりたいと思っているのだと語るミア。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
 この前のオーディションが“Dangerous Minds” meets “The OC”というショーのものだとミアが話すと、それならオーディションで辛い目に遭わないよう自分で題材は書けばいい、とセブ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
 因に、“Dangerous Minds(デンジャラス・マインド/卒業の日まで)”は1995年のアメリカ合衆国の映画。そして“The OC(ジ・オーシー)”とはアメリカ合衆国のFOXネットワークで2003年から放送された、オレンジ・カウンティ(オレンジ郡)の高級住宅街ニューポートビーチが舞台の大ヒットのTVドラマ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
 セブが自分で題材は書けばいい、と言った時に、ジャズミュージシャン、ルイ・アームストロングみたいに、とも言ったので、ミアは実はジャズは好きではないので、と仕方なく明かした。そこでセブは、ジャズクラブにミアを連れて行ってあげよう、という気になった。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
 ライトハウス<灯台>という名のジャズクラブでは、セブはバンドと共にステージ上でジャズピアニストとして“City of Stars”を演奏する。それを身近に見て聞いて、ミアは自然と身体がスイングしてきた。本当はジャズが好きなんだ、とミアは悟る。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
 そこへ電話が。先日の“Dangerous Minds” meets “The OC”のオーディションの結果の件だ。ジェームズ・ディーン主演の『 理由なき反抗 (1955) 』を引用してそんな感じの作品だとセブが教えてあげるが、ミアは分からないようだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
 ミアが『理由なき反抗』を観ていないのだと気付いたセブは、リアルト劇場で上演中だから今週末に一緒に観に行こうと誘い、この日は別れた。後日、ミアに電話がまたかかってきて、あの役につけたと思って嬉しがる。しかし今回も失敗に終わる。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
 ミアが帰宅してリアルト劇場へ行く支度をしていると、彼氏グレッグが迎えに来た。友人とのディナーにお呼ばれしていたのをミアは忘れていたのだ。セブへの連絡方法がなく、仕方なくそちらへ行くことになった。リアルト劇場ではセブが待ち続けているのだが。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
 ディナーでは、ジョシュ(ジョシュ・ペンス:『 ダークナイト ライジング (2012) THE DARK KNIGHT RISES 』等)とジョシュのフィアンセ(ニコール・クロン)とグレッグの話にミアはうんざりし、スピーカーからジャズの曲が流れているのに触発されたミアはレストランを飛び出す。ロケはジャー・ レストラン。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
 ミアが映画館に到着した頃には『理由なき反抗』は開演し、セブは入館していて真っ暗でどこに座っているのか分からない。ミアは大胆にもステージに上がってセブに見つけてもらう。隣り合って座り、スクリーンは『理由なき反抗』のグリフィス天文台の夜景のシーン。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
 ロマンチックに美しいそのシーンの最中、二人の手はそっとそっと近づき、触れ合い、キスへ、という瞬間、場内が明るくなってしまった。だからその後、セブはそのグリフィス天文台<ロサンゼルスのグリフィス公園内にある天文台>の映画と同じ場所にミアを連れ出して座る。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
 “City of Stars”をセブが歌って二人は踊り、プラネタリウムの中では空中遊泳のように浮かんで、満天の星と同じ空間にいる。“Planetarium”の曲。幻想的で実に美しいシーンだ。ここで遂に二人はキスを交わす。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
 夏になった。ミアとセブは付き合っている。ミアはあれからも幾つものオーディションに落ち、セブが提案したように自分で作品を執筆している。それは一人芝居になるそうだ。セブはジャズクラブ、ライトハウスで定期的な“Summer Montage”ピアノ演奏の仕事に就いている。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
 二人は同居を始める。ミアがセブの究極の目標を尋ねると、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいのだ、それも、今はサンバとタパスの店に変わってしまった所を取り戻してジャズクラブを開店したいのだ、と語る。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
 セブの高校の同級生で以前はバンドを一緒にやっていたキース(ジョン・レジェンド:本映画『ラ・ラ・ランド』製作総指揮でもあり、『 ジャンゴ 繋がれざる者 (2012) DJANGO UNCHAINED 』等のサントラも担当 )が仕事の話を持ってきた。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
 一回一回の契約に基づいて行なうジャズ演奏の仕事で、ジャズバンドでキーボード奏者になれば週給1000ドル(現換算で約12万円)の収入は固いという。自分の志すジャズピアノではないし、そのバンドがポップス指向なのに狼狽えて、セブは断る。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
 所で、ミアの書いた台本を読んだセブはその秀逸さに目を見張り、実行するようミアの背中を押す。ミアは劇場を借り上げて一人芝居(『 満ち潮の時 (2004) QUAND LA MER MONTE... 』参照)を実現しようと進める。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第52段落】
 夜、ミアが母親(ミーガン・フェイ:『 フル・フロンタル (2002) FULL FRONTAL 』等)と電話で話しているのを聞いてしまったセブ。母親がセバスチャンのことを聞くので、言い訳がましく、彼はジャズクラブを開店する計画だ、でも資金はまだ無い、でも、貯めているから、とミアが嘘の貯金話をしてでも母を説得しようとしている。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第53段落】
 それを聞いたセブは頭が混乱し、キースの誘いの仕事を受けることに決めた。しかしセブの演奏法がジャズそのものであって現代風にしないから、困られる。ミアの方では一人芝居用の劇場を借りる手配をしている。そしてミアはセブのバンドのコンサートに行ってみた。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第54段落】
 ジャズ風に始まったその曲“START A FIRE”は若者に受けるようにモダンな曲風に途中から変わり、キーボード演奏しているセブの顔は楽しんでいるふうには到底見えない。夢を諦めたのか、とミアは驚き、心を痛める。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第55段落】
 秋だ。ミアは自分の一人芝居の上演を大勢にEメールで知らせている。セブは演奏ツアーから久しぶりに帰宅した。ミアはセブがバンドを嫌々しているのが分かっているから、将来の目標を再確認する。セブは、一定の職に就くのを君が欲したのだろ、その為にしているんだ、と言い張る。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第56段落】
 ミアは、自分の嫌いなことはしないで、以前のようにピアノ演奏していたクラブに集中すればいいのに、と言う。自分が女優になれなくて、バンドにいて君と同じレベルに僕が落ち込んでほしくないのだろ、と言い返すセブ。人生の目標を巡って二人は言い争い、久しぶりのディナーは決裂という結果に終わった。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第57段落】
 ミアの一人芝居の上演初日。セブは勿論観に行く約束をしていた。しかし、キースから今夜はバンドのスチール写真の撮影があると念を押される。まさか今夜が撮影日とは忘れていたセブ。どうしても抜けられず、ミアの芝居を観に行けない。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第58段落】
 セブの撮影はアリスタ(マイルズ・アンダーソン)という気に障る写真家によってなされ、変なポーズを注文をされたり。その頃ミアは一人芝居をしているが、観客はほんの十人ほど。当然、セブが客席にいないのは丸わかりである。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第59段落】
 客の少なさに幻滅し、更にそれに追い打ちをかけるように、舞台裏に行くと、ミアの女優としての資質と芝居への酷評が聞こえてしまう。セブが劇場に到着したのは芝居がとうに終わりミアが出ていく時だった。セブは観に来れなかったことを謝る。ミアは完全に自信を失っていた。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第60段落】
 この六年間は何だったんでしょう、女優になるなんて無い物ねだりだったんだわ、と嘆くミア。チケットが売れていないから劇場の借り賃すら払えない。あぁ〜、人生やり直し。帰るわ。この「帰る」とは二人のLAの住まいの意味でなく、ネバダ(『 ハッピー・フライト (2003) VIEW FROM THE TOP 』参照)の実家のことであった。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第61段落】
 ミアは生まれ育ったネバダ州ボルダーシティ<『 ラスト・ベガス (2013) LAST VEGAS 』等のラスベガスから22マイル/約35kmの小さな町>へ飛行機で去っていった。それからはセブはLAのアパートで独り暮らし。暫くしてセブのアパートに、ミアはいますか、と電話がかかる。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第62段落】
 実はミアのあの一人芝居の観客十人の中に、キャスティングディレクターがいて、ミアの実力を買ったのだった。明日の晩の映画のオーディションに是非いらっしゃい、ということだ。セブはボルダーシティまで車で飛ばす<LAからも約250マイル/約400km>。車で4時間余りで深夜に着いた。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第63段落】
 家は、伯母の話の中で「向かいが図書館」だと聞いていたのが唯一の情報で、無事に見つけられた。キャスティングディレクターの目に留まって招かれ、オーディションは明日の午後5時からであることを教えるが、ミアは再度落ちて嫌な思いをするのが怖くてなかなか決心できない。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第64段落】
 じゃ、朝6時に迎えに来るから、出てきていれば車に乗せてLAに帰ろう、出ていなければ僕独りで帰る、ということにしてその夜は別れる。果たして早朝6時。二人分のコーヒーの用意をしていたミアは少し遅れて、一瞬、出てこないかと思われ、車は出発した。でも大丈夫、乗せられた。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第65段落】
 一路カリフォルニアへと車を飛ばす。オーディション会場。キャスティングディレクターのエイミー・ブラント(ヴァレリー・レイ・ミラー)のその助手(ニコール・ウルフ)は、ミアを客席から見ていたから初対面でなく、優しく扱ってくれる。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第66段落】
 映画はリハーサルが3ヵ月、撮影がパリ(『 ミッドナイト・イン・パリ (2011) MIDNIGHT IN PARIS 』参照)で4ヵ月。昔のフランス映画風に脚本は無い。だからこのオーディションでは、あなた自身の話を聞かせてください、ということだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第67段落】
 ミアはちょっと考えてから、伯母が嘗てパリに住んでいた話をし始めた。このモノローグは歌“Audition/The Fools Who Dream”に変わり、パリが夢見る人達の場所(『 ドリーマーズ (2003) THE DREAMERS 』参照)であること、自分が伯母の影響で女優になる夢を持ったことを歌い上げる。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第68段落】
 ミアとセブは別離期間の穴埋めをするように、グリフィス天文台に向かった。二人の関係については確立はしていないけれど、僕が君の脚を引っ張るようにはなりたくない、と言うセブ。オーディションの結果を怖がるミアにセブは、きっと受かるから、この好機を見逃さずに全身全霊で突き進むよう勇気づける。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第69段落】
 あれから五年後の冬。ミアはあの時代に勤めていたワーナーブラザーススタジオのカフェに入ってきた。現在の店長(キフ・ヴァンデンヒューヴェル:『 バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 (2016) BATMAN v SUPERMAN: DAWN OF JUSTICE 』等)や従業員は大スターが入ってきたので高揚する。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第70段落】
 あの昔に目にした大女優への接し方と同じく、「無料で結構です」と言われ、チップを置いていき、ゴルフカートに乗って付き添われていくミア。今やミアは大女優として成功したのだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第71段落】
 一方、セブは車から下りるとジャズクラブへ入っていく。手にしているのは、ミアの最近の映画の宣伝ポスターだ。ジャズクラブの側壁にポスターを貼る。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第72段落】
 ミアは広々した屋敷に帰ると、夫を迎える。その夫は、セバスチャンではなくて、デヴィッド(トム・エヴェレット・スコット:『 マネー・ゲーム (2000) 』等)という別の男性だった。幼い娘(カムリン・レイ・キャヴァリエロ)も生まれている。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第73段落】
 娘をベビーシッターのチェルシー(ゾーイ・ホール)に預け、夫妻は用事で出かける。しかし大渋滞なので、フリーウェイから下りて食事にした。食後に車に乗ろうとして、ジャズが聞こえてきたので、夫デヴィッドに様子を見に行ってもらい、店が分かったのでミアは覗きに行った。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第74段落】
 店内は大賑わいで、このジャズクラブが大成功しているのは明らかだ。ジャズクラブのオーナーが大勢の客に挨拶。何とセバスチャンであった。驚嘆したミアが見つめると、セブの方でも分かって一瞬、表情を変える。セブはスポットライトを浴びてピアノに向かい“City of Stars”を演奏する。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第75段落】
 ここから二人の決定的な出会いとなったシーンに戻る。経営者に歯向かってセブが自分の曲を演奏して解雇されたシーンだ。あの時、ミアが褒めようとするのをセブは払いのけて出て行った。それが、このシーンではセブはミアを固く抱き寄せてキスするのだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第76段落】
 二人の愛のテーマ“Epilogue”を弾くセブ。二人の脳裏には、もし二人が結婚していたなら、という幻想が映し出される。結婚していたらお互いどうなっていただろう。・・・と、突然、現実に戻った。ミアは今は夫デヴィッドといるのであって、ステージにいるのがセバスチャンなのだ。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第77段落】
 演奏を客は喝采し、ミアもウットリ聴く。歌が終わり、「もっといようか」と訊く夫デヴィッドに、「いいえ」と答えて現実を受け入れるミアである。店を出る時、ミアとセブは最後の視線を合わせ、お互い全てを分かり合えた顔で微笑み合う。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第78段落】
 二人の過去の関係は認め、お互い夢を実現することができたのは幸福なこと。あの頃、二人は挫折しながらも相手の夢が実るように励まし合った。そして各々別の道を進んで本当に夢を叶えたのだから、そういう若い頃があったっていい。だから普通のハッピーエンドとは趣が異なる。

【ラ・ラ・ランド/あらすじ結末までネタバレ満開 第79段落】
 ミアが店を出る時に気付いたこと。店名「SEB'S (セブの店)」のアポストロフィの代わりに音符が使われているのは、あの頃ミアがデザインしたのにセブが使わなかったので「使ってよ」とせがんだ、あのミアのロゴになっているのだ。

以上
※<ラ・ラ・ランド>のテキストは、<『LA LA LAND』-Wikipedia英語版、『LA LA LAND』-IMDb、『LA LA LAND』関連サイト英語版の翻訳、映画『ラ・ラ・ランド』-Wikipedia、『ラ・ラ・ランド』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<ラ・ラ・ランド>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。

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