レヴェナント:蘇えりし者のネタバレ@映画の森てんこ森

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映画『 レヴェナント:蘇えりし者 』の解説
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レヴェナント:蘇えりし者/映画『 レヴェナント:蘇えりし者 THE REVENANT 』あらすじ・ストーリーのネタバレ/結末まで完全ネタバレ

by ネタバレンタイン犬@映画の森てんこ森 レヴェナント:蘇えりし者のネタバレ
レヴェナント:蘇えりし者のネタバレ
 今日のタイトルは「レヴェナント:蘇えりし者のネタバレ」です。
 そしてYouTube動画映像版は映画『レヴェナント:蘇えりし者』の予告編です。
 映画『 レヴェナント:蘇えりし者 (2015) THE REVENANT 』の映画解説はこちらから。
 このページは、幸田幸@映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やDVDで鑑賞して作文したり、『 レヴェナント:蘇えりし者 (2015) THE REVENANT 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報(あらすじ・ストーリー・ネタバレ等)を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。

映画『レヴェナント:蘇えりし者』の劇場公開
 2016年4月22日(金)より、全国ロードショー!!
 ※日本配給情報:劇場公開(20世紀フォックス映画)

ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『 レヴェナント:蘇えりし者 (2015) THE REVENANT 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
 Warning!The items below here contain information that may give away important plot points. You may not want to read any further if you've not already seen this title.


【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
 映画『 レヴェナント:蘇えりし者 (2015) THE REVENANT 』はレオナルド・ディカプリオ(『 華麗なるギャツビー (2013) THE GREAT GATSBY 』等)が5度目のノミネートで初のオスカー像を手にアカデミー賞主演男優賞に輝いた記念すべき作品。レオナルド・ディカプリオ様、おめでとうございます!

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
 映画『レヴェナント:蘇えりし者』はアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督賞を獲得し、『 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014) BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 』に続いて2年連続アカデミー賞受賞の快挙を成し遂げた話題作でもある。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
 映画『レヴェナント:蘇えりし者』の舞台は1823年、アメリカ北部の広大な未開拓の荒野。『レヴェナント:蘇えりし者』の始まりは、ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)がインディアンの言葉で息子ホーク(フォレスト・グッドラック)に語っているシーンから。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
 「怖くて困難から逃げたくても、息が続く限り戦うんだ」と。これこそが、映画『レヴェナント:蘇えりし者』のストーリーの伏線となっている。レオナルド・ディカプリオ演じるヒュー・グラスが復讐を果たすため生死を懸けた途轍もない壮絶サバイバルを実践することになるのだ。因みに、タイトルの「レヴェナント Revenant」とは「幽鬼、亡霊、死からよみがえった者」の意味。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
 ヒュー・グラスの声と共に、彼の背景が映し出されていく。ヒュー・グラスがネイティブインディアンの妻(グレース・ダヴ)とハーフの息子ホーク(幼年時代:Isaiah Tootoosis)を抱きしめている姿が。家には火が放たれて愛する妻は命を絶たれた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
 白人のヒュー・グラスはアメリカ大陸の先住民の女性と結婚して子供を授かっていたのだ。妻の役のグレース・ダヴは実際、ロッキー山脈と氷河が広がるカナダ最西部ブリティッシュ・コロンビア州にあるカナダ先住民シュスワップ地域の出身だ。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
 アメリカ中西部の広大な未開拓の荒野、米国グレートプレーンズにある、後のノースダコタ州(『 ファーゴ (1996) FARGO 』参照)とサウスダコタ州の辺りが、ヒュー・グラスの仕事場。白人の狩猟チームでハンターたちのガイドをして生計を立てている。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
 毛皮を取るために罠で獣を捕らえる猟師つまりファー・トラッパー達の集落に現在は息子と暮らしているヒュー・グラス。ファー・トラッパー達を率いるのが隊長のアンドリュー・ヘンリー(ドーナル・グリーソン:『 アンナ・カレーニナ (2012) ANNA KARENINA 』等)である。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
 ある日、彼らの集落が原住民に急襲された。背中や首に矢を命中されて大勢が命を落とす。アリカラ族というミズーリ川西のダコタに住んでいた先住民インディアンの襲撃だ。如何にも野蛮で凶悪そうに描かれるアリカラ族。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
 ファートラッパー達(アレックス・ビスピンら:『 大いなる休暇 (2003) LA GRANDE SEDUCTION / SEDUCING DOCTOR LEWIS 』等)はライフルで反撃する。ヒュー・グラスも襲われて首を絞められたが、危ういところを仲間に助けられた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
 アリカラ族(長老/チェスリー・ウィルソン:『 それでも夜は明ける (2013) 12 YEARS A SLAVE 』等)のこの襲撃の理由が判明した。実は酋長(アンソニー・スターライト)の娘ポワカ(Melaw Nakehk'o)が白人に連れ去られたと思い込んで、探し、奪い返しにきたのだ。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
 この恐怖の急襲から逃れるため、生存者たちは毛皮や備品を大慌てで積んでボートでミズーリ川を下る。一行はボートで逃亡中、経験豊かなガイド、ヒュー・グラスの進言でボートを捨てて陸路に変えた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
 『レヴェナント:蘇えりし者』のロケ地は、米国、カナダ、メキシコ、アルゼンチンの四カ国に亘る。米国では、モンタナ州リビー(『 激流 (1994) 』『 オールウェイズ (1989) 』)と、アリゾナ州(『 スパイダー パニック! (2002) EIGHT LEGGED FREAKS 』)のホワイト・マウンテンズとサンフランシスコ・ピークス。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
 『レヴェナント:蘇えりし者』のカナダのロケ地は、アルバータ州カナナスキス・カントリー(『 ボーン・レガシー (2012) THE BOURNE LEGACY 』『 インセプション (2010) INCEPTION 』『 ブロークバック・マウンテン (2005) BROKEBACK MOUNTAIN 』)やキャンモア(『 インターステラー (2014) INTERSTELLAR 』『 ジョンQ−最後の決断− (2002) JOHN Q 』)やカルガリー(『 ワイルド・レンジ 最後の銃撃 (2003) OPEN RANGE 』『 シャンハイ・ナイト (2003) SHANGHAI KNIGHTS 』『 シャンハイ・ヌーン (2000) SHANGHAI NOON 』)と、ブリティッシュ・コロンビア州バーナビー(『 マン・オブ・スティール (2013) MAN OF STEEL 』『 パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 (2013) PERCY JACKSON: SEA OF MONSTERS 』『 Black & White/ブラック & ホワイト (2012) THIS MEANS WAR 』『 アンダーワールド 覚醒 (2012) UNDERWORLD AWAKENING 』『 赤ずきん (2011) RED RIDING HOOD 』『 ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (2011) MISSION: IMPOSSIBLE - GHOST PROTOCOL 』『 猿の惑星:創世記(ジェネシス) (2011) RISE OF THE PLANET OF THE APES 』『 リディック (2004) THE CHRONICLES OF RIDDICK 』『 スパイ・ゲーム (2001) SPY GAME 』)。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
 メキシコでは、シエラ・マドレ・オクシデンタル(スペイン語で直訳:西部母山)とシエラ・マドレ・デル・スール(直訳:南の山脈地帯)でロケ敢行。「シエラ」とはのこぎり状の連山の意味だから、険しい山々が撮られたのだろう。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
 アルゼンチン(『 フォーカス (2015) FOCUS 』『 GERRY ジェリー (2002) GERRY 』『 セブン・イヤーズ・イン・チベット (1997) SEVEN YEARS IN TIBET 』『 マーズ・アタック! (1996) MARS ATTACKS! 』)では、ティエラ・デル・フエゴ州(直訳:火の土地)ウシュアイアがロケ地となった。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
 ここからは駐屯地キオワまでの山中の荒野を徒歩で進む旅となる。道中、ハンターの一人ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ:『 マッドマックス 怒りのデス・ロード (2015) MAD MAX: FURY ROAD 』等)が敵意を剥き出しに。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
 何年か前、フィッツジェラルドは先住民に頭の皮を部分的に剥がされたことがあったので、ヒュー・グラスと、インディアン女性との混血のその息子ホークが憎いからだ。父は息子に、フィッツジェラルドに逆らわないよう気をつけろと言い含む。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
 ヒュー・グラスが単独行動に出た際、子連れのハイイログマと遭遇。ハイイログマはヒュー・グラスに凶暴に襲い掛かり、ひどい怪我を負わせる。夢中で銃を撃つがまだ襲われ、やっとナイフで刺し殺せた。彼と熊は丘を転げ落ちる。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
 虫の息のヒュー・グラスは後に仲間に見つけられ、深手の傷の手当てを受ける。木の枝の急ごしらえの担架で行程を運んでもらっているが、一行にとってはお荷物になったにすぎない。雪も降り始めた急な山道を担架を提げて登るのは時間と労力の無駄になるだけだ、と。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
 どうせ間もなく死ぬのだからとっとと殺して痛みから解放させてやったらいい、とフィッツジェラルドが意見する。隊長ヘンリーはヒュー・グラスの両目を塞いで頭部を正に撃とうとするも、できない。そこで、少し残って死ぬまで面倒を見てやる者に支払うと提案した。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
 息子ホーク、若手のジム・ブリッジャー(ウィル・ポールター)が手を上げた。支払いに目が眩んだフィッツジェラルドも残ることに。隊長ヘンリーは、ヒュー・グラスの臨終まで付き添い埋葬もするよう、フィッツジェラルドに約束させた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
 インディアンはポワカを探し続けている。フランス人の毛皮商人(ヴァンサン・ルクレールら:『 ホワイトハウス・ダウン (2013) WHITE HOUSE DOWN 』等)に遭遇すると、フランス人の馬と毛皮のトレードを申し出たが、フランス人は断った。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
 ヒュー・グラスはこうしている間も、体中の噛み傷引っかき傷の苦痛に身悶える。家が焼き落とされた時(米兵/エイドリアン・グリン・マクモランら:『 50/50 フィフティ・フィフティ (2011) 50/50 』等)の妻の幻覚も見続けている。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
 そんな時、息子ホークと若手ジムが場を離れる機会があった。生き続けていても苦痛が長引くだけだし、一行の歩みを遅らせるだけだから、殺してやろう、と言うフィッツジェラルド。熊に喉を裂かれ言動を奪われている瀕死のヒュー・グラスは、“瞬き”して受け入れた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
 フィッツジェラルドが窒息死させていると、その時、息子ホークが戻ってきて激しく非難抗議し、ジムに助けを求めようとする。そしてホークはフィッツジェラルドと格闘して、腹部を遂に刺されてしまった。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
 瀕死の父親ヒュー・グラスはそれをなすすべもなく目撃しかできない。目の前で最愛の子を殺されたのだ。最大の悲しみと怒り。フィッツジェラルドはホークの遺体を隠して、戻ってきたジムには、どこへ行ったか分からないとほざく。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
 小川の辺りでリー族<アリカラ族の別名>を見たからヒュー・グラスを置いて先を急がねば、とフィッツジェラルドはジムに促して、まだ息のあるヒュー・グラスの体を予め掘っておいた浅い穴に埋めた。水筒だけを残して去っていく。ジム・ブリッジャーは従うしかなかった。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
 隊長ヘンリー率いる一行までフィッツジェラルドとジムが追いつこうとしている時、リー族を見たというのが嘘だとジムは見破って、フィッツジェラルドにライフルを向けた。フィッツジェラルドはそれを奪って反撃したら、銃弾は入っていないことが判明。二人は旅を続ける。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
 レオナルド・ディカプリオのヒュー・グラスは目を覚ました。衰弱して穴から出ると、雪深い森を這って彷徨い、食べるものと暖を求めていく。すると、愛息ホークの凍った無残な亡骸を発見するのだ。息子の傍にいてやろうと、と誓う父。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
 しかし、それは即ち、瀕死の自分を置き去りにして息子の命さえ奪った奴を見つけて復讐する、という誓い。厚い生皮を見つけて身に纏い、植物の根を食べたりして、厳寒の中、焚火をして力を少しずつ戻していく。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
 インディアンが近づいているので、ヒュー・グラスは雪の山地から急流へと逃げ道を選んだ。一方、フィッツジェラルドとジムが歩みを進めていると、焼け払われた集落にぶち当たる。地面には死体が横たわり、焼け落ちた小屋からは女性が一人出てきた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
 フィッツジェラルドとジムはやっと隊長ヘンリー率いる一行が到着した駐屯地キオワに追いついた。そしてフィッツジェラルドは、ヒュー・グラスとホークが亡くなったと報告して、報酬を受け取る。けれどもジムは後悔の念に苛まれる。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
 一方、ヒュー・グラスの体はますます冷え切って、極度の餓えに苦しむ。川に入って生の魚を口にしたりして丘を上がると、一人のポーニー族(カンザス北部のインディアン)の男がバイソンの肉を食べているのが見えた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
 ヒュー・グラスは注意深く近づいて、身振りで食べ物が欲しいと乞う。するとそのポーニー族の男は友好的で、内臓肉を放ってくれた。気持ち悪いが食べて栄養になった。ヒクック(アーサー・レッドクラウド)という優しいインディアン。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
 死にそうなところを仲間に見捨てられた挙句、息子まで殺害されたと話すと、ヒクックもスー族(北部中西部に先住するインディアン)に家族を殺されたのだと語る。けれども、復讐というのは神の手によるものだと言うのだ。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
 二人は馬の背に乗って進み、その夜は間に合わせのテントで過ごせた。ヒクックは暖をとるための物を集めてくれたり傷を介抱したりしてくれるのだ。熊による膿みかけているひどい傷を、インディアン伝授の蛆(うじ)療法で手当てしてくれる。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
 ヒュー・グラスにとって久しぶりの平穏な時間だった。二人の絆は深まった。座って、口を開けて雨水を飲む束の間の平和。ところが、朝、目を覚ますと、何とヒクックはフランス人の罠猟師たちに首を吊られて息絶えていた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
 ヒュー・グラスはフランス人の罠猟師たち(通訳/エマニュエル・ビロドー:『 テイキング・ライブス (2004) TAKING LIVES 』等)の露営地に潜入し、インディアン女性がフランス人のリーダーにレイプされているのを目撃。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
 アリカラ族が探している酋長の娘ポワカである。ヒュー・グラスはポワカを救ってやった。そしてフランス人たちの馬を放って、自分はヒクックの馬を奪い返して森へ入った。この時、ジムが残して行った水筒がそこに残った。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
 翌朝、ポワカを探しているアリカラ族(声/ジェイ・タヴァレ:『 ムカデ人間3 (2015) THE HUMAN CENTIPEDE III (FINAL SEQUENCE) 』等に活躍の実際にアメリカインディアン出身の俳優)が攻撃してきた。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
 ヒュー・グラスはライフルで反撃してから馬で逃げる。崖で追いつめられると馬ともども落下して馬は死んだ。ヒュー・グラスも更に重傷を負った上に厳寒が追い打ちをかける。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
 ヒュー・グラスは馬の死骸を切り裂いて内臓を取り出し、その胴体の中に入って寒さを防ぎ夜を凌いだ。ここは未開の雪の荒野だから、サバイバル方法が凄い。目覚めると馬の死体の中から洞窟へと移動して、「息子はフィッツジェラルドに殺された」と彫っておく。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
 その頃、キオワ駐屯地にフランス人ハンターがヒュー・グラスの水筒を携えて到着した。その水筒はフィッツジェラルドがヒュー・グラスを埋めた際に残してきたもの。隊長ヘンリーは、それがホークから奪ったものだと思い、捜査隊を率いて森へ入る。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
 そこで弱々しく地を這っているヒュー・グラスを発見して駐屯地まで保護した。フィッツジェラルドの嘘がバレた瞬間だ。その間にフィッツジェラルドは金庫内に保管されている給金をすっかり持ち逃げして姿を消していた。テキサスに向かったらしい。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
 激怒した隊長ヘンリーはジム・ブリッジャーに真相を迫り、ライフルで脅して殴り倒す。ジムは、フィッツジェラルドに嘘をつかれたのだと話す。瀕死で現場にいたわけであるヒュー・グラスはジムの無実を証明し、フィッツジェラルドの命令に逆らえなかっただけだと言ってやる。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
 そして、フィッツジェラルドが息子ホークを殺害までした事実を暴露するのだ。テキサスに向かったフィッツジェラルドを、ヒュー・グラスは独力で探したいと言い張り、隊長ヘンリーはどうにか了承する。ただし、ヘンリーは自分もついていくと決意した。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
 二人は追跡してフィッツジェラルドを発見。二手に分れて挟みうちにしようと決める。先ずヘンリーが見つけて、殺人罪で裁かれるよう連れて帰ろうと意図したが、フィッツジェラルドに射殺されてしまった。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
 死んで頭皮を剥がされたヘンリーの遺体を見つけたヒュー・グラスは馬に遺体を乗せてフィッツジェラルド探しを続ける。と、フィッツジェラルドが撃ってきた。フィッツジェラルドはヒュー・グラスに命中して殺せたと思ったが、弾はヘンリーの遺体に中ったのだ。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
 ここからは壮絶な殺し合い。両者は森の中で追い詰め合い、フィッツジェラルドの肩を撃ったりナイフでの死闘が繰り広げられる。ヒュー・グラスはフィッツジェラルドに手を刺されてしまうが力に勝って反撃、フィッツジェラルドの息の根をまさに止めようとした時、こう言われる。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
 俺を殺したってお前の息子は帰りはしない、と。小川の向こう岸にはインディアン達が追ってきている。ポワカも一緒だ。ヒュー・グラスは恩人ヒクックの言ったことを思い出した。復讐は神の手に委ねるべき。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第52段落】
 だから自分で手を下さず、(と言ってもちゃんと残酷だが)フィッツジェラルドを水中に押し入れて、向こう岸へ流れ着くように仕向けた。アリカラ族酋長はそんなフィッツジェラルドの頭皮を剥いで刺殺する。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第53段落】
 ヒュー・グラスの命はとられなかった。こうして復讐劇は終わったけれど、ヒュー・グラスの孤独な放浪は続く。厳寒の中、跪いて亡き妻の幻影を未だに見る。

【レヴェナント:蘇えりし者/あらすじ結末までネタバレ満開 第54段落】
 ラストシーン。レオナルド・ディカプリオが目にいっぱい涙をためて、大きな息をすると共に観客の方へじっと目を向けて映画は終わる。

以上。
※<レヴェナント:蘇えりし者>のテキストは、<『THE REVENANT』-Wikipedia英語版、『THE REVENANT』-IMDb、『THE REVENANT』関連サイト英語版の翻訳、映画『レヴェナント:蘇えりし者』-Wikipedia、『レヴェナント:蘇えりし者』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<レヴェナント:蘇えりし者>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。

テキスト:幸田幸


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